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今日の感謝盤一覧2006.06下

 

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1

6/16(金)
プロぐれショー歌vol1
cover
Progressive Tune vol.1
/V.A
2006wish

シリーズ「拝啓レコード会社様」

*本日は「完璧なシングル」番外編と申しますか
昨夜思いついたら眠れなくなってしまったつう。
どうやら時折レコード会社の方も見に来てくれてるようですのでこんなコンピ盤作って出して欲しいとゆう「拝啓レコード会社様」始めます。
第一弾
「プロぐれショー歌 第一巻」
昨今トリビュートもの大流行りでそりゃもう色んなの出てますからー、こんなん出して下さい。CD付LPでかジャケ、もち全曲シングルカットで。
プログレといやあ日本が先進国。で、プログレといやあフォークですから、大物さんにカバーして貰って全12曲。42分。カセットにちあんと録音できるようにお願いしまっす。
まず最初は
1.あなたにここにいてほしいのです/吉田拓郎
・・・プログレといやあピンクちゃん。プログレでフォークといやあフロイドちゃんですから。さてこ名曲を歌っていただきたいのはこの方しかおらん。吉田拓郎氏。どうか思いっ切りやさぐれて、ですますで歌って下さい。ただしリズム、メロディともギリギリの線で外さずに。歌詞はもちろん日本語で、ちあんと時間かけて吟味して空耳するのだ。

ああ、あなたお願いです。ここーにい、いて欲しいのです。
ですからとても欲しいのです。いてほしいのです。

とかさ。

2.お金ちゃん/谷啓
・・・2曲目は派手にどばーっと。同じくピンクちゃんのシングルって言ったらこれやの「マネー」をお願いします。歌っていただくは、谷啓さん。オラーぐずらダド風に。この際「谷K」と改名して貰って。

お金ちゃん、欲しいよ
オラいつもお腹ペッコペエコ
お金ちゃん ガスだよ
がちょーん

てさ。

3.21世紀のキチガイは俺だ/泉谷しげる
・・・そりゃもプログレていやキンクリさん。クリさんていやあ「21世紀好き好きマン」。そしてこれを歌えるのは我が国ではこの方しかおりません。泉谷しげる氏。炸裂を期待します。バックはオーケストラで。夜のヒットスタジオ・バックバンド風の・・・名前が出てこん。ははは。

4.ムーンチャイルド/小松政夫
・・・そしてこの名曲をお願いするのは、小松の親分さんに是非。しらけ鳥音頭の哀愁でよろしくお願いします。最後にはイトーさんの励ましで立ち直るのも忘れないで下さい。

あれムーンチャイ 東の空に飛んでいくー
ほれムーンチャイ みじめになりますよー
お空のすずめもぴーひょろろー
かなしいねったらよー

てさ。

5.らっきー・まん/南こうせつ
・・・ラッキーマンって言っても「ラッキー、クッキー、ちょラッキー」のラッキーマンでは無くELPのであることは間違いありません。ですからこの歌を歌えるのは「黒い手ぬぐいマフラーにして。言ったのよ」の南さんしかおらぬ。どうか弾き語りで弾き語って下さい。気持ちぽかぽかになります。

6.伝承/小林旭
・・・えー、このアルバムのタイトル・チューン。日本の誇る高音ショー歌歌手さんといやあ小林のアキラ兄いしかおりません。で、歌うはもちろん、この伝承でんしょ。どーか一つトサカに来るど迫力ハイトーンで打ちのめして下さいまし。演奏は・・・困った。カンサスさんやってよ。

仮にも俺様ーは、船乗りと呼ばれた男おおおお
誰にも負ーけはしないんだぜっ
ちゃらららーちゃらららー

てね。

7.これが幸福さ/井上陽水
・・・ご存知ジェネシスちゃんの完璧シングル「愛のホワット愛ライク」。このめくるめく世界を歌えるのはこの方だけ。
そりゃそうでしょう。だって

こんにちわ。よーすいです。お元気ですか。
くうねるあそぶ。歌いますよ。ディダンディダン

って語りのとこがミソとなります。間違えて神奈月連れて来ないでね。

8.スターレス/八代亜紀
・・・あ、いかん。12曲の予定だったのに。プログレだし8曲になってしまいました。
ラストを飾るはこれしかありません。歌ってもらいましょう八代アキさん。すたーれす。


3年、時はこおりつく 人は誰もいない
すたーれす&ばいぶるぶらっく

道遠く振り返る そして人はいない
すたーれす&ばいぶるぶらっく

も少ししたら誰かがやってくるわ
も少ししたらひとりでにやってくるわ
も少ししたら
も少ししたら
も少ししたら

ただここにいて欲しい なのに人はいない
すたーれす&ばいぶるぶらっく


王様宮殿楽団の演奏はここで。

どうか一つ、各レコード会社の皆様、ご協力してこのコンピ盤の実現お願いします。
実売12万3千枚は確実です。

曲目等詳細

6/17(土)
蠍/鋼鉄演歌
cover
Scorpion Metal Japan
/V.A
2006wish

シリーズ「拝啓レコード会社様」

*本日は「完璧なシングルを讃える会」番外編と申しますか「拝啓レコード会社様」第2段、是非こんなコンピ盤を作って欲しいとゆう。
事は大真面目。ディレクターさん笑わずにどうかやって下さい。日本怨歌の浮沈に関わります。同時に今年の紅白歌合戦、あの国民の共同大行事の

生き死にに関わる。若いやつらはエロカワでもシブカワでもいいよ。勝手にやれば。爺さん婆さんもこれまで通り電飾大舞台やってくれればいいか

もしれん。が。その中間主婦親父軍団はどうすればいいのだ。せっかく家族揃って見よう見ようって年越し蕎麦を前にしても見の置き場が無く大あ

くびでは無いか。働く人民を楽しまさなければ何が野鳥の会ぞ。南極昭和基地Z号の方々のためにもこのコンピ作ってシングルでも大ヒットさせて

下さい。
その名は
さそり/鋼鉄怨歌
日本演歌を救うのは、メタルしかないっ。
それも世界一日本の心をわかるバンド、スコーピオンズの曲の数々を。
我が国の誇る演歌師達に歌って貰いやしょう。
それでは皆さんお願いします。
トップバッターは「さそり」と言えばこの方

1.私はさそり/美川憲一
・・・曲は「ハリケーン」。どんな結果になるか考えるだに恐ろしいだよ。

冷や、私はさそり
冷や、そうなのさそり
何見てんのよー

バックはもちろん。スコーピオンズの方々に来日してやって貰います。一緒に弟マイケル神さんも連れて来てーー。
日本勢からはマーティ・フリードマン氏、ローリー氏のフジヤマ漫才コンビが参加。それ以外はだめー。

2.ほんとうなの/田中星児
・・・2曲目はぐっと雰囲気を変えて永遠の体操のお兄さんがご登場。蠍団のアルバム「獣神サンダーライガー」じゃねえや「Animal Magnetism」

から「メイク・イット・リアル」のカバーを。大丈夫かって?聴けばわかります。お茶目で朝のラジオ体操にぴったし。
なおご試聴はこのボックス・セットから一挙にどうぞ。

3.スピード大ちゃん/天童よしみ
・・・ノリノリだぜ。3曲目はいなかっぺ大将、大ちゃん数え歌歌唱吉田よしみこと天童よしみ大さんに登場していただきます。曲は「電撃の蠍団

〜フライ・トゥ・ザ・レインボー」から「スピード・イズ・カミング」。このかっ飛ばしをキップ良く。

スピード大ちゃん〜
おろろろー
スピード大ちゃああん
走るぜーーー


4.脳天の源/山本ジョージ&鳥羽一郎
・・・ノーテンのゲンさんと読みます。さらに盛り上げるためでっかいスケールの海の男の歌を。演るは鳥羽山本の義兄弟コンビさん。
曲は93年アルバム「フェイス・ザ・ヒート」から「ノー・ペイン、ノー・ゲイン」。どーぞ。

よいしょ よいしょ よいしょ よいしょ

海に出る 俺は行く 荒波渦巻く大海に
網を出せ 大漁だ 潮風 ほんとに 目に染みる

帰る場所なんかーねえぜ これが男の死に場所だ

脳天の源〜
脳天の源〜


5.大都会の夜/クリスタルキング
・・・「大都会」といやあ、この方々を呼ばない訳には行きません。84年アルバム「Love At First Sting」から「BIG CITY NIGHTS」。
まんま。正にぴったしの曲です。前半、サビと歌い次いで貰いましょう。
ここでマイケルさんに参加して貰って、会場は大盛り上がりだ。バックの映像はもちろん「北斗の拳」。

ビッグ・シティ、ビッグ・シティ・ナイト
俺は誰ーーー
ビッグ・シティ、ビッグ・シティ・ナイト
俺は誰ーーー
あたたたたたたたー


6.世は大工/和田アキ子&串田アキラ・フィーチャリング水木一郎
・・・アルバム「Love At First Sting」からの大ヒットのこの曲をお願いするのは、日本のR&Bクイーン和田アキ子さん。そして夢の共演、日本

のR&Bキング、富士サファリパーク串田アキラ氏。もうどっちがどっちだかわからなひ。
さらにサビで俺も出せと日本のアニメキング水木一郎氏が乱入。コッテコテにしてしまいます。
ギターで参加は日本のメガデスヘビメタさんマーティ・フリードマン氏。やたらニコニコしてちょっと油断したソロをヤプスちゃんとツイン・リー

ドで。

世は大工
俺は叩く 板を
釘を打つぞ 心で
でかいビルを作る
のだー

世は大工
ぶろろろろー(水木氏)


7.愛の虎/八代亜紀
・・・75年アルバム「イン・トランス」からのスコーピオンズで最も演歌なこの曲を歌唱するはこの人だけ。もちろん大ファンのマーティーさん

参加。ウリさんも特別参加で会場のメタル・ファンが随喜の涙を流す。

朝起きたら女は虎になるんです
シマウマじゃありません
その意味は虎の柄のワンピースを着るんです
獣の女よー
さらにーいい
かなりケバケバに

止めた(^0^)。これはひどい歌詞。絶対使わないで〜。使うか。
で、これで終わりじゃもったいない八代さん。続けて歌うは
アルバム「フェイス・ザ・ヒート」のボートラ、日本のファンのためにスコちゃんたちが作ったとゆう
「神を信じる」
原題もKami O Shin Jiru。そうですコーラス部日本語で歌ってます。「かーみーをしんじゅる」って。
八代さんは「愛を信じる」に変えて絶唱。「じゅる」じゃ無いのかと気付いてルドルフさん青くなる。

8.ホリデイ/森昌子
・・・いよいよ終盤が近づいてまいりました。しっとりとした生なこの曲を歌うは、この際話題作りのため、カムバック森昌子先生。
音程ふらふらながら、3ヶ月の特訓の末、何とか。とか書いたらやってくれねーよ。すんません。

9.男のラビング・ユーの女/北島三郎
・・・さて白組最後はもちろんこの方、親父さん北島さん。歌うはアルバム「Love At First Sting」から蠍団二大演歌の一つ、
「STILL LOVING YOU」
サブちゃん、付き人がメタルだってんで勘違いしたジューダスのロブ・ハルさんの衣装を着て登場。
トリにふさわしきどすこい男で歌い切ります。
ギターソロではルドルフちゃんと見つめあいながらエアギターもやってくれて、そりゃもう。
最後はマイネちゃんと二人で歌います。感動の渦がうず。

10.風は変わり時は移る/全員
・・・これで終わっては鋼鉄神及び演歌神に申し訳なし。全員で歌います。何時の間にか現れた五木ひろしさん、中条きよしさん、そして森進一さんがスキを狙って昌子さんの隣に。逃げる。
仲良くね。そうゆう歌だから。
1990年の「クレージー・ワールド」アルバムから東西の壁破る「Wind of Change」。

11.荒城の月/スコーピオンズ
・・・そして除夜の鐘が法隆寺大徳寺天竜寺からゴーンゴーンと流れ出す頃、東京渋谷のんHKホールでは蠍団の皆さんがお礼の意味を込めて荒城の月を歌います。
歌詞完璧です。会場に振るも、観客が歌えなかった年の瀬。

※なお画像は全部シャレなんですどうかご容赦。

曲目等詳細

試聴はこちらで

6/18(日)
僕の鳩は君の鳩
cover
Skyline Pigeon /
Your Song
Elton John

1969-1971


シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングル」は
スカイライン・ピジョン
僕の歌は君の歌
エルトン・ジョン、最初期のシングル2枚です。
えー、音楽ってやつぁリアルタイム30%増しってかねがね思ってるんですけど、これがさらに思い出ってやつが加わると、思い入れってもんになり30%どころか、200%増しになってしまう。こりゃもうどうしょもない。だから素敵です音楽って。
エルトン・ジョン、こないに長いこと音楽聴いててもファンクラブなるものに入ったのはこの人だけ(中学時代)。最初のLPもこん人だから冷静に・・・は無理だあ。特に初期のは。その最初のLPは「黄昏のレンガ路」だから後追いなんだけどどわっと追ったもんだから何が何だか。今から30年前以上渾然一体となってます。そんな2曲。

まずは
スカイライン・ピジョン。
デビュー・アルバム「エンプティ・スカイ」つうより「エルトン・ジョンの肖像」から。シングル・カットされてません。けど心のシングル。アルバム聴いた方はほぼそうなっておられるのじゃ無いでしょうか。後になってからライブで演奏される場合はピアノでまあやる。さすればこれ別物になってしまい。スカイライン・ピジョンはやっぱこの1stのこれだ。ってファンって勝手だな。
何が違うってハープシコード弾き語りです。ハープシコード。ピアノの元となった楽器つうことでこれがまたバロックな空気を畳4畳半にもたちどころに持って来てくれる。しかも後半はパイプ・オルガン入り。4畳半にバッハや。バッハ知らんかったけど。ああ欧州。中学生なんかいちころです。
なもんで、音楽のテストで縦笛の試験がありました。好きな曲を吹けばいいってんで、よしゃいいのにこれやったのだ。初の洋楽コピーは縦笛でエルトン。人に話せません。話しちゃった。楽譜なんて無かったんで耳コピ。始めてから後悔するのは今も昔も一緒だったりして。
聴く分にはスラっと入って来ますエルトンのメロディ。音を拾って見るとこれが。とんでもなく音が飛んでる。結果、コピーは遅れるは、うまくふ吹けないわで、音楽室で追試状態に。しかもつっかえつっかえ、何が何だかわかりません。今でも汗かきます。あはは。
それでもやっぱりいい曲だ。残るよ25世紀にも30世紀にも。

貴方の手から 私を自由にして下さい
私を遠くの地に飛ばして下さい
緑の丘、木々、山々を越えて
花々そして泉の湧き出る森
お空の道に寄り添う我が家

この暗く孤独な部屋で
暗闇の中、影となって写る
そして私の目は鏡 外の世界の
道のことを想い
風が吹くと一変する
そしてこの影達は紫からグレーに色を変える

ただの空の鳩のこと
放たれる その日を夢見て
彼は羽を広げることが出来る
そして再び飛び立つ
飛び立て お空の鳩 夢に向かって飛び立て
もう既に心は遠きところに

私をちょっとばかり朝には目覚めさせて下さい
新しく刈り取られた干草の臭いを嗅ぎたい
笑ったり 泣いたり 生きて そして 死んで
私の輝かしき日々に
鳴り響く鐘の音を聞きたい
遠き教会で鳴らされる
でも全ての喜びは自由になること
このボロボロの足輪から
そしてこの鳥かごをお日様に向かって開け放って下さい

ただの空の鳩のこと
放たれる その日を夢見て
彼は羽を広げることが出来る
そして再び飛び立つ
飛び立て お空の鳩 夢に向かって飛び立て
もう既に心は遠きところに

青いよー。バーニーさん。青くて恥ずかしいかも。今聴くとお二人も汗かくんじゃないかきっと。それなら、おんなじだこっちと。ははは。

そしてこちらは正真正銘のシングル・ヒット。
2枚目のアルバム「エルトン・ジョン」から
僕の歌は君の歌
今は「ユア・ソング」って邦題もなってるのかな。やっぱ「僕の歌は君の歌」。何とも恥ずかしくって理屈ぽくなってる様が表されてるこっちのほうが。
えー、これもコピーしました。どうゆう訳か家にエレクトーンがありまして。そんなん買えやしなかったはずで、どっかの家から貰ったものだと思うんだけど。それで。その時は楽譜を買ってたのでそれを参考に。これがまたとんでも無い音の飛び方。イントロからしてほどけなくなったあや取りみたい。どこからこのフレーズが湧いてくるんだか。エルトン兄さんやっぱ普通の人じゃねえ。音楽が違って聞こえてるに違いなし。
んで、相方のバーニー・トーピンさんもこれまた。曲を作る側を全く考えて無いとしか思えぬ作詞ぶり。作詞家じゃ無くて作詩家なんだなこれが。話聞くとこれに文句も言わず直さず一発で曲を付けちゃうってんだからエルトン兄さん。不思議な世のめぐり合わせで。この二人が会わなかったらどうなってたんだろ70’s。

ちょっとおかしいんだけど この感じる感じ
簡単には隠せないと思います どこの誰だって
お金なんかちっとも持ってないガキです もし持ってたら
でっかい家を買うよ 僕たち二人が住める

もし僕が彫刻家だったなら いやそれだってもちろん違うんだけど
旅から旅、魔法の薬を売る男でも無いし
そんなことは僕はよくわかってる でもそれが僕の出来るベストなんだ
僕の贈り物は僕の作る歌 そしてこれは君のために作りました

で、君はこれが自分の歌だってみんなに自慢できる
それは多分とってもバカみたいかもしれないけど してください
どうか気にしないでお願い
お願いだから気にしないで 僕が詞を綴っても
何て素敵な人生なんだ 君が世界にいるなんて

僕は屋根に座っていた 苔を蹴飛ばしながら
うんと 少しばかしフレーズを思い浮かべて うんと それらは僕の頭の中でぐるんぐるん
でもお日様はとっても優しくて 僕がこの歌を書いてる間は
それは君のような人のために 振り向かせるには充分だ

どうか忘れて下さい でもこの僕がしたことは
それらが緑とか青だとか僕が忘れちゃったのを君が見つけても
とにもかくにも事は僕にとって大切な訳で
君の 君みたいな素敵な目は 僕は見たことが無いんだ

で、君はこれが自分の歌だってみんなに自慢できる
それは多分とってもバカみたいかもしれないけど してください
どうか気にしないでお願い
お願いだから気にしないで 僕が詞を綴っても
何て素敵な人生なんだ 君が世界にいるなんて

何て素敵な人生なんだ 君が世界にいるなんて

ぐは。恥ずかしい。青いよー。自信たっぷりだったり自信まるでなかったり。勝手だったり弱気だったり。
十代の歌だよな。
ですから多分今のエルトンさんは歌っちゃいけないのです。お止め歌。
どうか忘れて下さい。この歌を作ったことは。
最近、ドラマかなんかで、また注目されたのですか?
どうか忘れて下さい。この歌があることは。
それぞれがどうゆう訳か見つけて、こっそり恥ずかしくなるためにある歌ですから。

それで  結局コピーして弾けたのかとゆうと・・・弾けたんです。確かに。ヤングな熱情とは恐ろしき。
今は 多分弾けない。忘れた。 悲しいかな10代の歌だった。
弾けたりして。少なくとも歌詞はソラで言えます。

試聴はここで

6/19(月)
オールスター1
cover
All-Starr Band
Ringo Starr
1990/10/8

シリーズ「ソロトルズ」

*毎度お世話になってるCSのミュージック・エア・チャンネルで「リンゴ・スター・オール・スター・バンドの軌跡」を見ました。うもー楽しくて楽しくて。改めてこんな夢を作ってくれたリンゴ父さんに感謝。最も幸福なビートルだったんじゃないかとつくづく思ってしまいました。
その最初のオール・スター・バンド(STARじゃ無くてSTARR、いえー)のCDがこれ
オール・スター・バンド
です。現在は廃盤。しかーし2003年バンド以外のラインナップと共にボックス格安で入手ばっちし可能、それに入ってない曲も収録の先の「軌跡」DVDと共にどーかお楽しみ下さい。
どうしてこのアイデアを思いついたか。インタビュー動画が有りましたけど、あっしの英語力で聞き取れるかー。否。要は楽しいと思ったから・・に相違無し。しかして只の懐かしのロックスター集ってノホホンと己ヒットを歌うなんかじゃありゃせまし。楽しい上にその上に練りに練られたド迫力モノだ。ロックが何を為したか。何を我々にくれたか。人選と選曲でつむぎだす。この第1期のメンツからして、これから10年、いや20年?後を見つめたものに、偶然(ばく)なってしまっているぞ。
考え過ぎたらこの方々たちでバンドやろうなんて思えません。大体来てくれない。それが可能になったのは何よりもバンマス棟梁がリンゴ父さんだったからに他ならず。
しかして、最初のメンバーはほれこの通り人格温厚ニコニコ顔が最高に似合うミュージシャン達と相成りました。
僭越ながらご紹介いたしやしょう。
まずは先だって突然アウター・スペースにツアーに旅立ってしまった
ビリー・プレストン氏。
5人目のビートルズ、もう一人のストーンズ、何よりビリーのプレストンさんです。でかい頭で70’sを突進。彼の白い歯を見たならばバンドのみんなも思わず微笑んじゃう。この方のピアノとオルガンと笑顔が無かったら、あれもあれもあれも生まれなかったよー。ここで開陳はこのメンツで一際光る己ヒット曲
Will It Go Round in Circles
ジョン先生がコロリンコロリン・ピアノかましてくれるから。

そして前で棟梁が歌う時のためにはせ参じてくれましたドラマーさんその壱は
ジム・ケルトナー氏。
一発でわかる独特のビート感、それでいてアンサンブルでどんな場面でもバッチリはめてくれる。これぞ人によって作られた70’sロックの名ドラマーさんです。持って来てくれる風景はバーバンクの青い空、椰子の実付き。

バンドの華、ギター弾きその壱さんには
ニルス・ロフグレン氏。
影のバンマスか。肩書きはfromEストリート・バンド也。しかしてその実は突貫ギター小僧。もしかして会場の人、誰?ってか。思いっきり見たことあるんだけど名前がー。そんな空気は慣れたもんとばかりに79年アルバム「Nils」から全くヒット曲で無い
Shine Silently
を。ああいい曲だとみんなをとろけさせ。終わったら3割の人がレコード店に直行したとゆう。

そしてもう一人、バンドの華、つうかバンドの鼻、ギタリストで
ジョー・ウォルシュさん。
もう人格温厚、まずは人のために何かして、自分は側でニッコニコ大好きって方。だよきっと。DVDでは自分ヒット
「ロッキー・マウンテン・ウエイ」
で、髪の毛ぶっ飛ぶ覚悟でトーキング・モジュレーターで大喝采。
CDでは、会場の皆さんみんなが喜ぶイーグルス「派手な高校生」の
Life in the Fast Lane
を。アルバムのプロデューサーもやってます。曲順とか決めたのかな。で、自分がラス前11曲目?じゃなくてー、凄く意味有りそうな並び。考えるだけで楽しい。

で、70’sロックで曲中ソロと申したらギターの次にサックスだぜ、サックスゆうたら
クラレンス・クレモンズ氏。
堂々とfromE・ストリート・バンド。ブルース兄貴のそばにいなきゃどうするのの方。吐く息全てがぶろろろろーと鳴く。ばっかと思ってたら歌もうまいんです。フロリダからやって来たNYのもう一人、ゲイリー”US”ボンズ氏の曲をやるなんざ。

そして何よりこの第一期の目玉はこの方々の参加だ。
リック・ダンコ氏。
リヴォン・ヘルム氏。
フロム・ザ・バンド。大英帝国にビートルズ有り。で、そのビートルズの最後にカウンター・パンチを喰らわせた全く対照的なバンド、ザ・バンドと共演する。マジかよ。今でも夢のようです。リンゴの曲をリヴォン氏が叩いて、この
ザ・ウエイト
をリンゴが叩くんだよ。リヴォンさんはこの曲じゃ叩かなければ歌えないので、混ざる。ビートが。史上に残る「ザ・ウエイト」の名演となりました。CDでは参加されて無いけど、DVDではお姿見えます人間鍵盤ゾウリムシ
ガース・ハドスン氏。
アコーディオンで参加。実に5人中お三方がザ・バンドより。むー。すげえ。
歌で混ざるはジョン・ドクター先生。むーーーーー。
お肉ベーシストのダンコちゃんはお得意の破壊歌唱を存分に披露。各曲で腰から下のパートも担当。根が生えてます。
自身ではバディ・ホリー氏の夢の曲
Raining in My Heart
を肉汁じゅうじゅうの声で。このアコはガースさんでしょ。だよなあ。

そしてCDインナーで最後に写真載ってますは
ドクター・ジョン先生
もちろんフロム・ろにおりニュー・オリンズ。やるは
Iko Iko
ああピアノ。こんなん弾けたら悪魔と取引してもええとか思っちゃうくらい(怖いからしないよー)。どこにいてもどこでいてもジョン先生はジョン先生。そうだ。リヴォン氏、ケルトナー氏、リンゴちゃん三人でセカンド・ライン・ビートを叩くのだ。きょきょ強烈。

最後にもちろん親方、リンゴ・スター登場。
1曲目は自作の最高ヒット曲
It Don't Come Easy

ノー・ノー・ソング

ハニ・ドント

ユアー・シックスティーン
最後に
想い出のフォトグラフ。
この選曲のその意味を各々方、うふふと楽しんで下さい。残ってる曲に託されたものとか。
何より親方が一番油断してるのが最高。理想の上司なのだ。

最後にドラマーには息子スターキー・ザックちゃんもおります。実に4ドラム。こっそりザックちゃん。
リンゴパパ、お前はまだまだだって。けっこう厳しかったりして。

曲目等詳細

試聴はここで

6/20(火)
リフ番長
cover
Am I Evil
Diamond Head
1987(1979)

シリーズ「ヘビメタ虎の穴」

*今週も週刊ヘビメタタイムス改め週刊リフ三昧の時間がやってまいりました。創刊号は定価1542万円のところ無料。特典でナマハゲTシャツは付いてません。編集長代理補佐の山です。
では記念すべき666号の特集は

アム・アイ・イヴィル
ダイアモンド・ヘッド

だ。誰だ。既に本誌223号特集「ヘビメタとは何だその2」と444号特集「何だヘヴィメタとはその6」でホワイト・スピリットと共にツバつけておいたバンドです。出やがった我が前に。ツイてるぜ。
とはいえ、何だこの盤は。いささか正体不明。唯一の情報源は先輩とあがめ曲をカバーしたメタリカの「ガレージ・インク」アルバム。そのライナーによりますとDHはウエスト・ミッドランドのストアブリッジ出身。

ああ、あそこか。・・・ってわかるか。

そこです。結成は1976年、バンド名はフィル・マンザネラ氏のソロ・アルバムから。NWOBHM新波英国重量鋼鉄のムーブメントで日の目を見たと思ったけど思っただけで今に至る。
メンバーは
Sean Harris - vocals, guitar
Brian Tatler - guitar
Colin Kimberly - bass
Duncan Scott - drums
の4人組。
さてこの「甘いイビリ」盤は何かつうと、世にホワイト・アルバムとして流通してるCDと同時期、デビュー・アルバムに備えてのデモ音源から8曲のものだと思われます。試聴の結果。デモだからつうて侮るなかれ。余計な手を加えてない裸の実力が呈されるのだ。
もちろん予算無さそうです。ほぼ一発録音の緊張感ばりばり。あと5分で終わっちゃうよ、そしたら追加料金だよ。そしたら今晩メシ抜きだよ。マルイでキャッシングだよ。80’s初頭のバンド野郎の嘆きが聞こえる。当時そんなヤツラに金を貸してくれたのはヤバイところ以外ではマルイさんしか無かったのだ。親に電話される。
1曲目はタイトル曲
アム・アイ・イヴィル?
「俺は悪いか?」マルイか?では無い。先のメタリカもやっておったつう代表曲である。いきなし水戸黄門リズムぼれーろで壮大なる大スペクタクルで始まる、しかし本物オケストラであるはずも無くシンセかはたまた何だこの音はの不思議なインチキ弦らっぱ音。呑気に「人生楽ありゃ楽太郎」なんて歌ってると、ライトハンド奏法及びハーモニクスとともに鬼のリフ鬼どもが襲い掛かる。そこにややか細い声のシーン氏の歌声。切々と。
メロディ無いのにメロディックとゆう。
このラインはパンク/NWだ。
ここに主張いたします。このバンドはキリング・ジョークの同僚です。前にも書いたか。あの1stアルバムでドカンとやられた方なら同様の動揺をこの音で受けるに違いなし。あちらはメタル感覚をあっちにひきづりこんだ。こっちはあっちの感覚をメタルにひきづりこんだ。
表裏一体弱肉強食得者勝利焼肉定食。
同じ時代に生きたんだから当然かもしれぬ。こちとらも同じ時代に生きたからびんびん来るわ。
と思わば
2曲目
ヒート・オブ・ザ・ナイト
ではいきなし、サヴァイバーの「アイ・オブ・ザ・タイガー」くりそつとなって別な意味で動揺する。しかしてこっちはロッキー102のテーマとなるはずもなし。
とにかく真面目です。これやること以外何も考えて無い。売れる以前にロックバンドやる連中はそうゆうものだ。
3.のドンチュ・リーブ・ミーは先の特集「何だヘヴィメタとはその6」の「フライデイ・ロック・ショー」アルバムで馴染んでた曲。全く同じヴァージョンに聞こえ。胸掻き毟るハード・ロック・バラード。エフェクターも満足に買えない貧乏鋼鉄さんだったと見え、アンプ頼みのナチュラル・ディストーションで親父はやられる。
これに限らず、楽器の音がここに聞こえるのだ。あるか今、こんな当たり前の楽器の音が聴ける盤が。
今は貧乏なバンドほどデジタル通過になってしまってるのでは無いか。
同じく極めてギリギリの状態の中で悶えリフ交錯するミドル曲のボロウド・タイムでA面は終了。

で、これは・・・これは・・・やばい・・マジでえらいバンドだってのは
B面ではっきりとしてくる。
1.の「地獄から天国へ」。ほんとに地獄に片足掛けてるかのような声が。シーンさん、フリーが好きだと思え。ライブではバドコのグッド・ラヴィンをカバーしてるし。この細い声であの情念ヴォーカルに取りつかれてる。後半は失敗許されぬハイテンポやややこしいリフで疾走。
2.は代表曲「デッド・レコニング」。
6分22秒。ピシと切り良く止めるべきNWOBHMの中でみんな長尺の曲ばっか。展開のなだれ込みはバズコックスと同様のスリルが。
これで燃えるはやっぱパンカーの血入りの方々です。ロッカーにはその血がみんな入ってるはずだ。
全速で走りきればいいものの、そりゃどうしょもない性(さが)か、わざわざややこしいリフかましギリギリ状態に己追い込んでやがる。
3.ライトニング・トゥ・ザ・ネーションズ
シャッフルです。高速の。と思えば超スローになったり、いきなりまた高速。づどどどどどどどどどってその快感たら。快感会館で水風呂でビールてえもんだ。熱いの冷たいの同時に。辛いのと甘いの交互に。
4.サッキング・マイ・ラブ
このラストで完全にやられる。まずはドラムの音。鬼千匹がお互いに張り手かましてるような。手製ゲート・ドラムだに。低予算でどうやってこれ出せたのか。音の神様が味方してくれたか。その激音に乗って総決算のリフ台風と嘆きヴォーカル。嘆くも湿り気まるで無し。嘆くは冷たい視線で無ければ。9分29秒。すげーすげーとわめいていたらその前半はでっかい前フリだった。PILの如き混沌中間部から怒涛のラストへ。

すいません。編集長代理また興奮してしまいました。
今なお現役で嘆いているとゆうダイアモンド・ヘッド。浮かばれぬパワーがその源なのでしょうか。

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6/21(水)
蠍の本能
cover
Pure Instinct
The Scorpions
1996/5/21

シリーズ「週刊スコーピオンズ」

*今週も週刊スコーピオンズの時間がやってまいりました。前回の特集ではファンの踏み絵72年1stを踏ませていただきましたが(踏んじゃいかん)、今週の特集はそれから実に24年後、1996年のアルバム
ピュア・インスティンクト〜蠍の本能
を。まずはバカジャケ復帰に拍手。
次に邦題に拍手ー。「蠍の本能」とは・・むー、ど真ん中直撃。担当者さんすげー。
蠍団の皆さんも齢50の声を聞いております。90’sは「ウインド・オブ・チェンジ」の大ヒットで2番目の大ブレーク。押しも押されぬスタアに。逆に日本での売上げは落ちてそのギャップで行きたくても来日出来なくなってしもうたとゆう。AC/DC状態。
そんな状態に駄目押しをする盤がこれです。
だいたい、もうメタルじゃない。蠍団=メタル親玉の図式がもろくも崩れる。
政則さんさぞ困ったことでしょう。メタル雑誌の人も。しかし・・・・・・
とんでもない大傑作であります。
メタルと聞くと鳥肌が変なところに立つ貴方も、もーにんぐ娘のファンの貴方も、あゆのファンあややモグタンリラックマタレパンダの貴方も、少しでも音楽好きな人全てに。
まいりました。90’s以降に録音、発表されたアルバムでナンバー1決定。他にこれから何が出ようとそれがどんなに凄かろうと全て行っても同一首位だ。
それほどツボに大はまり。何でか。

パワー・ポップだからです。

信じられぬと困るのでもう1回

パワー・ポップなのだど。

文で書く時はどうしても他のどなたかの音楽に例えなきゃドツボにはまりますんで、無理やり例えれば、
ニック・ロウ兄貴、
そしてビートルズ。しかもラバーソウル。
いかんトルズで鳥肌達人もおるから、えー若い衆には
オアシス。10曲目、マイネさん渾身の曲「ユー・アンド・アイ」は貸しレコード屋さんじゃなくて・・親父の「スタンド・バイ・ミー」だ。
まさか対抗したんじゃ。蠍の方が1年早いわ、えっへん。
なんせ生ギターでストロークしてます。じゃんかじゃんかルドルフ兄8ビートに、マイネさんの腹7分目の歌、ヤプス君のギターは変わらず。それではまってる。
CD時代にあわせ収録時間一杯なんてーこともうやらず。ちょっぴりお得な全50分。
メロディ不在の21世紀に向けての全名曲です。
これだけの長いキャリアを通してメロディ・バンドで生きていくって驚嘆の一語ジャムだよー。
ノリと個性で生き残らねばならぬ音楽世界で、その個性がメロディだから、深く思いつめればこれほど辛いことなし。
腹7分目だから出来るんだろうな。
実はこの直前、その境目、ギリギリの状態だったかと思われ。それでブランク3年余り。何もかも忘れて焼き鳥屋行ってレバーから塩焼きになって戻ってまいりました。もうメタルじゃなくても素敵な音楽ならばみんな好いてくれると信じて。
歌詞がまた素晴らしき。
全部一生もんだから機会をみて全部解釈したしよ。
まずは1曲目から。バグパイプの音に導かれてこれは必殺ドイツ・ケルト・ハードロック
ワイルド・チャイルド

鳴っている電話の音が聞こえるかい
俺は熱狂がやってくるのがわかる
生きることがそれを導く それは神のみぞ知る
この日曜の朝(にちようのあさ)それは予告も無しに

お隣さんの叫びが聞こえるかい
彼は俺の家が火事だと思ってる
そう、人生は俺にとって最高
この日曜の朝(いえー)
(ご一緒に)
彼女は暴れん坊、あらら男を狂わせる
彼女は暴れん坊、恋があの娘をロックさせて俺は骨抜きだよー

裏口の扉がぶっ壊れる音が聞こえるかい
戻ってくる目玉のおまわりさんが見えるかい
そりゃもう俺のベッドで炎上中
この日曜の朝(いえー)

彼女は暴れん坊(彼女は暴れん坊)、あらら男を狂わせる
彼女は暴れん坊(彼女は暴れん坊)、恋があの娘をロックさせて俺は骨抜きだよー

彼女は炎上中
彼女は炎上中 やーーーーーーー
彼女は炎上中

ギタアソロー

彼女は暴れん坊、あらら男を狂わせる
彼女は暴れん坊、恋があの娘をロックさせて俺は骨抜きだよー
彼女は暴れん坊(彼女は暴れん坊)、あらら男を狂わせる
彼女は暴れん坊(彼女は暴れん坊)、恋があの娘をロックさせて俺は骨抜きだよー
彼女は暴れん坊
彼女は暴れん坊
いええええ
彼女は暴れん坊(彼女は暴れん坊)、あらら男を狂わせる
彼女は暴れん坊(彼女は暴れん坊)、恋があの娘をロックさせて俺は骨抜きだよー

2曲目は・・・XTCみたいで・・・・。

つづく何時の日か。

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6/25(日)
真夜中のオアシス
cover
Midnight at the Oasis
Maria Muldaur

1964/4/13


シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングル」は
真夜中のオアシス
マリア・マルダー
さん1974年の全米ヒットです。74年を代表するのみならず、70’s、いやもー20世紀を代表する砂天国ソング。
ソロ・デビュー・アルバム「マリア・マルダー」の2曲目に鎮座ましましましまして、最高位は6位。
作はデビッド・ブロムバーグ・バンドでギター、鍵盤を担当されていたデヴィッド・ニッチタームさん。他にこの方の曲を知らぬ。多分砂漠の神様が彼を通じて世に、マリアさんに歌わせるためつかわされたのでありましょう。

どんな曲かって・・・まー、うーむ、あーー、説明諦めた。こればっかはまだの方は聴いていただかねば無理だー。もしうっかり間違えて買ってしまったり、お祖父さんにプレゼントされても若者よ嘆くことなかれ。普段パンクやろうとヘヴィメタろうとラップろうとこの曲にだけはやられる。これだけは保障いたす所存。

もしかするとえらいナウな歌唱かもしれん。ヘロヘロかつ力強いぞ。
して、その歌と全く同様の威力をもって、ヘロヘロかつ力強い音を放つは、ギター。
エイモス・ギャレットとゆうおじさんが弾いてます。
曲中のオブリガードはすすり泣き、ギターソロと来たら
さわさわさわ、くるりんぱ、にょめにょめーんぴよー
どうやって弾いてるんだかまったくわからん。ジェフ・ベック氏を大リーグボール3号打倒のため4回裏から9回裏2アウトまで逆立ちさせたらこんなん弾いてくれるかも。
そしてパーフェクト破りのヒットを打つのだ。
しかもその後走れないつうことは無し。同じようにヘロヘロぴよーんギターを連発する。
ドクター・ジョン先生のティピティーナ同様、憧れの的です。弾けたら神様にキッスだぜよ。

歌詞だけは何とか訳せる。こんな歌です。


オアシスでの真夜中
あなたのラクダさんをベッドに送って
私達の顔に塗られてるのは影
私達の頭の中のロマンスをトレース
天国は半月を抱いています
私達のために輝いている
砂漠の砂丘に滑り込みましょう そう今すぐ
そして砂粒を蹴飛ばす
来て、サボテンは私達の友達
あの子は道を示してくれる
来て、この晩がすっかり終わるまで
この晩がすっかり終わるまで

貴方は答えを持ってなくてもかまわない
しゃべる必要なんかないから
私は貴方のベリー・ダンサーになりましょう、喜んで
で、貴方は私の酋長になるの

(ギターソロ)

私は貴方のパパがサルタン王様だってこと知ってる
その名を轟かせている偉大な遊牧民
50人の女性が彼に仕え 全てを彼に捧げる
彼がうなづくと飛び上がり そして呼び出す
でも貴方にはハーレムは要らないのよ、ハニー
私が貴方のそばにいるとき
ラクダなんか貴方には必要じゃない のーのー
私が貴方をからかう時には

来て、サボテンは私達の友達
あの子は道を示してくれる
来て、この晩がすっかり終わるまで
この晩がすっかり終わるまで
オアシスでの真夜中
あなたのラクダさんをベッドに送って
私達の顔に塗られてるのは影
私達の頭の中のロマンスをトレース
来て いえー 来てね わう 来て

音はジャケットのイメージで。

そこらの肩揉みマッサージ機よりよっぽど効果ありますんで、どーぞ、機会がありましたら。
揉まれて下さい。

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6/26(月)
苦虫太郎
cover
Youthanasia
Megadeth
1994/11/1

シリーズ「ヘビメタ虎の穴」

*メタルだ。2006年はメタル再元年だと騒ぐあっしも、メガデスだけは90’sから夢中でした。きっかけはMTVのビーバス&バットヘッドだったりしやすが、それだけにマーティン・フリードマン氏がニッコニコ顔で「ヘヴィメタさん」現在は「ロック・フジヤマ」に出てたのには仰天したよ。今でもピンと来てなかったりして。でもいたのだ。確かに。ほら。
そしてメガデスで一番好きなのは彼の氏が在籍した時期、特にこの前作「破滅へのカウントダウン」からこの「ユースアネイジア」。一番好きなのはこの時期の外道コンピ「ヒドン・トレジャーズ」であります。メロディアスならメロディアスなほどいい。あのメガデス節。サビでうねる。

デスでスラッシュなメガさんのファンとしてはそれこそ外道なのかどうかはわからぬが。

他のメタル・バンドを振り返り未来でおさらいしてる今再び聴くに20年の間にとんでも無いことになっただよ。蠍団もMSGもUFOもジュダスもやりたいなあと思ったら出来はともかく形だけは出来る気がするけど、メガのデスちゃんは無理。こんなん出来るかー。
超絶テクです。
ギターだけでなくバンド全体が。
容赦無い音の塊にただただ圧倒されるのみ。
それで何を歌っているかとゆうと
「助けて」
だと思う。
ロック界一の無愛想男、苦虫太郎のデイブ・ムステイン氏。前作で全世界規模のブレーク。全米だけで200万枚売れたつう。それでやたー嬉しいわーとなるかと思わば、ますます苦しみ増したのか。
成功すりゃあ当然のこと、すげー数のライブ・オファーが有ったそうです。仕切りマネージメント会社はさらなる儲けを当て込んでその上にさらに過密スケジュールを組みやがった。
不幸か幸いかわからんけどそんな目にあったことは無いけど、想像は出来る。成功の上でのライブは嬉しい。でも限度有るわなあ。次の日も次の日も何千何万もの聴き手がチケット買って待ってる。金持ちも、食費削って券買うような貧乏人も。真面目なら真面目なほど最高の演奏で全力を尽くす。で、やるはこのギリギリの演奏。辞めたくてもキャンセルして賠償出来るほどまだ金持ちでは無いだろうし。
ついにはデイブさん、声が出なくなってしまったそうです。
身につまされる話で。
しかも気の毒なことにその治療の為の薬物治療で再びドラッグに手を出して、さらには酒にも。
ぼろぼろ。
情け無いなんて言えないよ。弱いよあんたなんて言えない。
バンド内の関係もそれこそぐちゃぐちゃ、えらいことになったらしい。
それでもムステイン氏、這いずりあがろうとする。
ツアーに再挑戦。再び挫折。
意を決してリハビリ施設入り。ヤク抜き、酒抜き。
そして再び。
LAで倉庫のようなでっかい家を借り切り、そこをスタジオ化してこの盤の製作に臨んだと。
ザ・バンドのブラウン・アルバムのように。
その過程が全て音で吐き出てます。
だから聴いててかなりこちらも苦しい。正に息詰まる。それでも這い上がる男の執念。その執念に意を同じくした仲間の音に聴かいでか。
何が嬉しゅうて赤ん坊干すかのジャケット。
「若者安楽死」なるタイトル。
必殺の完璧シングル「ア・トゥー・ル・モンド」の歌詞は

どこに俺がいたか 記憶にまるで無し
俺は人生がゲームだってとことんわかった
物事を真面目に考えようとすればするほど
どんどんルールに縛られていく
その代償が何かも考えられない
ただ人生が目の前を過ぎていくのだ
俺がやり遂げたことなど何も無いのに気付き愕然とする
やろうとすることは全て拒絶された

だから友よ これを読んでくれる
君達と共にいたい とても
どうか微笑んでくれ 俺のことを思う時
俺の体がぶっ飛んでしまっただけ ただそれだけのことだ

世界中のみなさん
僕らの友達
みなさんを愛してます
行かなきゃいけない時が来ました
これが最後の言葉です
言おう
そして俺は自由になるのだ

もし俺の心臓がまだ動いているとしても
それはじきにぶっ壊れるだろう
そして俺の記憶は君に残す
これ以上言うことは無い

先に進むは簡単なことだ
後に何かを残すは厳しい
眠りにつけば痛みが去ることは君にはわかっている
そして生きることは痛い

こりゃ遺言だ。
しかしそれでも生きるための遺言。
この先、この言葉通り、あっちへもがきこっちへもがきデイブ氏は進む。
聴くも苦しいけれど、本当の言葉を歌う歌は聴いてしまいます。

マーティさん、この時期の話を聞きたい。バンドマンの仁義として、話せない話さないのかもしれませんが。

うう、こっちもキツいのにキツいの聴いてしまった。
しかし、痛いけど生き残らねば。メガデスはメガ生きるなのだな。

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6/27(火)
玉入れソウル
cover
The Dells Vs. the Dramatics
The Dells / the Dramatics
1974

シリーズ「ブラック道」

*ガンガンゴンゴンぎゅわーんの音楽の威力たるや凄まじく。HでMやHでRなロックなんすが。たまに他の音楽聴こうかなあなんて、かけ始めても結局がんがんごんごん欲しくなって、かけ替えたりして。
人生ヘビメタさんになっても不思議じゃ無いな。
な中で、針を上げることがどうしても出来ず、しかも震えが走るほど・・・いいっ・・・いいっ・・・てのはこりゃ相当なもんです。はい。
それがこの
デルズ対ドラマティックス。
がんがんとは対極の音だわ。
まずはこのジャケット。ソウル棚で見つけたら、まほさんがこれは絶対買っていいって申してくれました。ジャケ絵担当山上たつひこ氏ではありません。この絵から想像するに音はオイニー炸裂、10人の黒い人がくんずほぐれつ油ぎっしゅなソウル展開と思わば・・・
よく見るとみんなニコニコしてます。
白い歯っていいな。スイートでハッピーでラブリーな歌がテンコ盛りなのだ。
いわゆるノーザン・ソウルってやつです。
アメリカ北の地方のソウル。その中でもモータウンやフィラデルフィア・ソウルとはまた別の。
おもろいことにメタル本場のイギリスで絶大な人気あります。秘密結社とかあるんじゃないかってくらい奥の曲がいきなしチャートインしちゃったりするとゆう。ただし両方のファンはけっして交わること無いだろうけど。
ここは日本なんで交わっちゃうこと可能。
洋楽の中でも最も洋楽な音楽かもしれませぬ。
そして、十代の頃だったら絶対聴かなかったろうな。
ソウル・トレインが放送されていたことがありました。ミッドナイト・スペシャルと交互にJUNとROPEの提供で。
ロック中心のMNSと比べてソウル列車は濃い濃い。黒味が。当たり前だ。エルトンやボイちゃん出て来ないかなーとかロック野郎は待ってたりして。そしたら良く出てくるのが黒いコーラス・グループの皆さん達。
5人とか6人とか大人数で、どう見てもおじさん、かっこわるう。歌ってる人を真ん中にバックでは微妙に揃って無い一緒のフリ付けでスローモーション気味にくるりんぱくるりんぱと踊りながら歌うのよ。かっこいー。
と今思い出して思えるのはこっちも親父になったからかいのう。嬉しいような悲しいような。
デルズはシカゴのグループ。結成は何と1952年。
ドラマチックスはデトロイトのグループ。結成は1962年。若手だ。
共に5人組。共にくるりんぱ。
只でさえ人数いるのによりによって共演させようとしたのは誰だ。ドン・デイビス氏とゆう北のソウルの正にドンなプロデューサーさんがおります。この盤でもほとんど仕切ってるそのご支配様が張本人か。
どうやって打ち合わせしたのか、その10人が誰が誰だかわからないほどごく自然に歌いコーラスする。
その音は皆さん既にきっと御馴染みです。
ホール&オーツやトッド・ラングレンちゃん達、ボイちゃんのヤング・アメリカンなどのホワイト・ソウル群でたっぷし聴いてるやつ。
だからご安心を。
ジャケ買いしましょう。
いかん。CDではジャケが差し替えられてる。何故だ。んならばかでかく貼りますんでそれ眺めながらどうぞ。
押しは強くありません。さわさわっと。柔らかく入って来て最後には、おおおお、となる。
「君が好きだったのは僕だったってことだったらなあ」なんてバラードなんか。これ1曲でご飯3杯いけます。
どんなに毎日が厳しく、貧乏どん底だったとしても、年一回一念発起、友達に服借りてバチっと決めて、恋人通し夫婦通しで行く憧れの街一番のクラブなレストラン。
そこでこんなん、やってたら。もう最高。
音楽って玉をみんなで入れる。好みを選ばず最初からラブなプロのソウルだ。
録音はデトロイトのユナイテッド・サウンド・システム、そして南のマッスル・シュールズ。
名も出さぬバック・ミュージシャン達のワンダホルな演奏にもおひねり出したい。

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6/28(水)
フアンク天国
cover
Pick Up The 3 Pieces
Average White Band

1974-1975


シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングル」は
アヴェレージ・ホワイト・バンドの
必殺3曲を。
6月25日に大アリフ・マーディン伯がヘブン・スタジオに天使のアルバム製作に出掛けられてしまいました。
中央アジア、トルコからはるばる黒と白の音楽の架け橋として大陸に遣わされ、見事にそれを成し遂げてくれた音楽心の大恩人。
心からありがとう。
そしてこれからも貴方が生み出した数々の宝を愛し続けます。
プロデューサーとはミュージシャンに新しい出会いのチャンスを与え、それは人でもあり、音楽でも有り、その刺激でやる気とノル気を。夢と希望を。励まし、助言し、諌め、決定する。自分の音楽の上にそれを乗せてやるタイプの人とけっして自分は表に出ずそれを成し遂げる人と2タイプいると思い。そのどちらかがいいとゆうことは有りません。アリフさんは後者の生き方を極めた方です。
スコットランドからやって来たとにかくソウル大好きな若者達AWB。腕も充分、曲だって最高なもの作れる。しかしそれを生かすも殺すもそれを作品として出してくれるレコード会社、製作担当者です。ロンドンに出ても何しろディスコ以前、まるっきしファンク苦手なイギリス国民ですからちいともいいことはなく、起死回生で本場アメリカに渡っても、本場だからなー、真っ黒い超強力なファンカーがずらり。とにかく不安だらけだったかと想像します。どんな縁があったのかアリフさんに出会ったてのはやっぱし音楽の神様の粋な計らいかな。何より自分達のやろうとしてることを肯定してくれる存在に出会ったってのが最高の幸福だったかと。それはアリフさんにとっても同じ。色んな意味で「あなたにソウルがわかるのか?」って疑問を口に出されることも有っただろうし、空気として感じたことも多かっただろうと。それを結果で残し、信頼されての名盤の数々。それでも自分自身で「自分はソウルがわかるのか?」って疑問が常に有ったのでは無いでしょうか。それを証明出来る存在がAWB。
志に基づいた愛情と修練でソウル&ファンクは出来る。
そしてみんなが聴いてくれる。
1stシングル「Pick Up the Pieces」の全米1位獲得はそりゃもう最高の贈り物だ。
1974年12月21日にTOP40登場以来10週目の出来事。
ブラック・アルバム・チャートでも1位、黒シングルチャートでも5位。
製作者としての戦略も怠りなく。ジャケにメンバーは載せず。音楽だけでどーだの勝負をば。白ながら黒の歌、名人二人もおるも、敢えてインストでの勝負。ミドル・テンポで踊れる。出来立てほっかほかのディスコをもど真ん中に見据えたぜ。
プロデューサーとして何をアドバイスしたのかな。
左右に分けたダブルハイハットか。左では16ビート刻み、右では開いて閉じてのアクセント。
後半掛け声の登場と共に登場するシチリキほっきょっきょーのカンコココンカンパーカッションの効いてることと言ったら。
湧き上がるドラムロールのオカズも後半から。
「そら、行け行けー。そこだ。そうだそう。行けー。」ってブース内で叫んだぜよ。
そしてラストのキメ。夢の全米第一位の資格を得る為に。
誰もが無理だよーって言ったって、志は・・・・やらねば、成らぬ、絶対に。

そして肝心なのはシングル第2段であります。
前作1位で、正体はほぼバレてる。白い黒い集団だってことは。その衆目の中第2段アルバムのタイトル曲で勝負だ。
時は1975年4月26日TOP40エントリー。
Cut the Cake
再び黒アルバム・チャートで1位獲得、黒シングル・チャートで7位。ポップ・チャートでは10位。黒が先行だ。
突破したぜ。
憎いねこのー。前作と同じイントロ入り方。何だ柳の下どぜうかと思わせておいて・・・・歌が登場。
その真っ黒さに驚く。そして喜ぶ。

ケーキをカット
ちょっとちょうだい
クリームをペロリとさせて
ケーキをカット
ううちょっとちょうだい
ベイビー、僕のいう意味がわかるかい
ケーキをカット
ちょっとちょーだいよ
一緒にちょっとばっかしの愛も
ケーキをカット
ちょっとちょーだい
それこそど満足僕ちゃん

ちょーだいちょーだいちょーだいちょーだいちょーだいちょーだいちょーだいちょーだいケーキをカット
ああとっても美味しいやめることなんか出来ません
ちょーだいちょーだいちょーだいちょーだいちょーだいちょーだいちょーだいちょーだいケーキをカット
バッサリ斬って下さいな
つづく

最後がまた決まってるって。
ラッパがバシっと終わるや、「カザケーク・・・ぷりいいいいず」って。
資格はもう充分だったんだけどなあ。1位の。いや心の最高位1位決定。
歌詞の意味は・・・・わかりますね。粋なファンク伝統のあれです。

そしてシングル第3弾、世間は飽きるってことしやがる。それを承知で真正面地味歌モノで勝負だ。
1975年9月ポップ・チャート順位は最高位39位、黒シングルでは25位。しかしそれ以上の意味がある。
If I Ever Lose This Heaven
作はパム・ソイヤーそして「アイ・ウォント・ユー」な人リオン・ウエア両氏。真っ黒な曲のカバーに挑戦。

君がオバカさんだったら ただのオバカさんだったら
僕が効くことって言ったら「なぜ?」だけ
君がプレイするなら 僕は言うだけ
確かにあたってるって感じているかい
本当のことなんて言わないで そんなことしないで
君は僕を落とすことは出来ない だって僕は既に君の掌中の中
僕をすっかり奪ったあとなんだよ

おおおお
もしこの天国を失うことがあったら
もし もしこの天国を失うことがあったら
うわ、僕はもうどうにかなってしまいそうだ

おおおお
もしこの天国を失うことがあったら
もし もしこの天国を失うことがあったら
うわ、僕はもうどうにかなってしまいそうだ

もし君がとっても優しかったら とってもとても優しかったら
その時突然君と交わる
君はとってもムーディ 僕はやられた
止めることなんかできゃしない
君は魅惑の人 とっても魅惑な
月の裏側なんかよりずううっと
君はエキサイティング 何回でも書けるよ
「君」とゆう題名の本の中に

おおおお
もしこの天国を失うことがあったら
もし もしこの天国を失うことがあったら
うわ、僕はもうどうにかなってしまいそうだ

おおおお
もしこの天国を失うことがあったら
もし もしこの天国を失うことがあったら
うわ、僕はもうどうにかなってしまいそうだ

おおおお
もしこの天国を失うことがあったら

言うまでも無く。
この曲は貴方の音楽のことです。

試聴はここで

6/29(木)
大馬鹿三太郎
cover
Russian Roulette
Accept
1986

シリーズ「ヘビメタ虎の穴」

*今週も”週刊メタルキチガイEX”の時間がやってまいりました。担当は編集長代理補佐の山です。
今週号の特集はアクセプトの1986年度作品
「ロシアン・ルーレット」
あくせぷと働くのはやだなーと思った時にぴったし。
この「受け入れてちょーだい」つう名前のバンドは1978年に結成されたドイツのヘヴィヘヴィヘヴィ・メタルなバンドです。最初の出会いは、まだメタラーでは無かった頃、例によってビーバス&バットヘッドで。曲は「ボールズ・トゥ・ザ・ウォール」。あのバカやろうの二人が思わず絶句してたとゆう恐るべきビデオ・クリップだ。我がろっくすはバカロック東洋総本山を自負しておるけど、思わず手を出すには二の足を踏んでしまう、あのクリップの強烈さつうたら。目出度くこの度メタラーになりましたので手を出してしまいました。
オオウケ。早く突入すりゃあ良かった。
えー音楽的にオリジナリティってんですか、
無いと思います。
素敵メタルのエッセンスをあっちからパク、こっちからパク。
特徴は・・・・有り過ぎます。
まずはリーダーのヴォーカル、ウドー・ダークシュネーガーつうウドー事務所の社長さんじゃねえっすよ、ドイツ軍悪役将校じゃねえっすよの名前のおっさん子供。
恐るべきキャラぞ。
ドイツにもジャイアンがいた。歌がうまいジャイアン。ヴォーカル・スタイルはAC/DCのブライアンちゃん直系のぐしょぐしょイガラ声。
そして最大の売りは男子混声合唱団付きだってこと。いたるところで40人程の野太い声々がウドーちゃんと掛け合う様と申したら、もう馬鹿馬鹿しくって涙流して大喜びっす。
そんでもって曲がすべからく素敵。メタルなPOP味、リフ&サビ&コーラスの引きはばっちし。ほぼ一発目で曲を覚えられる。
ですからライブでは聴いているあなた方が混声合唱団で参加せねばならない。
いやーそりゃ楽しそうだ。
歌詞もさぞかしやっちゃってくれてるぞきっと

モンスターマン

代官様にお慈悲の叫び
あっしは化け物男じゃありません
知ってるだけでそりゃバチが当たるかもしれんけど
悪いところばっかしですけんど

すげえケンカを見ました
朝まで生テレビで
お抱えの殺し屋軍団呼ばなけりゃ
だってボク、ヤワなんです。

愛のために 私はこの人生をあなたに捧げましょう
愛のために 私はあなたにギブアップ

ボクは化け物じゃないすよ (罪と罰)
指名手配 生き死に無用
ボクは化け物じゃないすよ (罪と罰)
指名手配 生き死に無用

もうトラブル全般に遭遇
俺はまだあの夜また夜を覚えてるよ
何とか自由になろうと誓ってはみたが
人生は痛みばっかでした

愛のために 私はあなたにギブアップ

ボクは化け物じゃないすよ (罪と罰)
指名手配 生き死に無用
ボクは化け物じゃないすよ (罪と罰)
指名手配 生き死に無用

あんまり考えて無いでしょ。はは。語感のみで勝負てか。いや相当に深そうに・・・デドアライブデドアライブってとこ最高。

6曲目の「天国は地獄」

僕らはそれを聖書に誓いました
もしコーランにそれを求めるなら
それはいつだって揉め事には最高
聖なるお化けが味方だから

これはもう決定事項
必要なら許しもございます
でもこれはこの世のことではござらぬ
待って待って待たなければなりません

えーと 他には他には手はありません
欲するものをただもう信じることが出来ません
手は無いのよ のーのー
だって本に書いてあるから 良いんだか悪いんだかわからんけど

天国てのは地獄があるとこに有り
そんで地獄は地上にあるんです おーいえ

人類皆兄弟だから兄弟を殺しちゃあいけません
そいつが何が正しいか全くわかって無かった時以外は
もしヤツがあなたの天国を愛することが出来ないなら
おー、死んでもらいやしょう
救い無く生きるよりはよっぽどよろしい
全く簡単、そうすることは
どうやればいいかは書いてあるよ はは

必要なのは聖なる精霊のみ
おー、彼は貴方を慰める
他に手は無し のーのー
そうやってヤツラはあんたを騙している
信じ込ませる 良いのか悪いのか

天国てのは地獄があるとこに有り
そんで地獄は地上にあるんです それは天国か地獄か
天国てのは地獄があるとこに有り
そんで地獄は地上にあるんです

そんで地獄は地上にあるんです、オーイエス そうだ
それは天国か地獄か

確かだ俺らは全部それを知ってる
堕落したもの いたるところにおるわ
むー、俺らはちゃんとその事実を見つめなければ
深く知らなければ そいつが好いのだか悪いのか
世界は悪臭を放ち 天国は下水のよう
やつらは金にツバを吐きかける
あなたは自分自身で得るものだけを信じなければならぬ

天国てのは地獄があるとこに有り
そんで地獄は地上にあるんです 
天国てのは地獄があるとこに有り
そんで地獄は地上にあるんです
天国てのは地獄があるとこに有り
天国には天国はけっしてありません

ははははははははははははは

天国てのは地獄があるとこに有り
そんで地獄は地上にあるんです 
天国てのは地獄があるとこに有り
そんで地獄は地上にあるんです
天国てのは地獄があるとこに有り

おー、あんたは天国てのは地獄があるところにあるって思わないかい?
俺に教えてくれ それが天国か地獄か

うーむ。思わず全部訳してしまった。これはかなり辛いと。
ある意味、命懸けでバカやってるな。

アクセプト。また出会ったら必ず家に来てもらいます。
いやご本人達で無くレコードかCDで。ははは。

曲目等詳細

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6/30(金)
電撃の蠍団
cover
Fly to the Rainbow
Scorpions
1974

シリーズ「週刊スコーピオンズ」

*今週も週刊蠍団通信バーニングの時間がやってまいり
ました。まいねました。特集は
1974年の2ndアルバム、その名も

電撃の蠍団/フライ・トゥ・ザ・レインボウ。

まずはその素晴らしいジャケットに惚れ惚れします。
何なんだこいつは。プロペラプロぺらプロペラ誰にも負けなーいー♪と歌いながら空中でアルバム宣伝するサンドイッチマン。額にはしっかりと蠍団団員マークだぜ。何よりも裏ジャケでずっこける。その男の後姿だもん。で、ケツにメンバーの名前が書いてあるとゆう。
これからしても
何かを吹っ切った様子がうかがい知れます。
あの暗黒1stを出した後、地獄のライブ・ロードに出発。ドイツ国内では有名になりーの、映画に曲を提供しーの。ところがばってん72年にイギリスの有名無名バンドUFOとツアーしたのが運のツキ、看板ギタリストの弟マイケル・シェンカー神をヘッドハンテングされちゃったやう。何つっても本場さんですから、兄も「弟よ行って来い。俺達は大丈夫だ。江戸に行って出世して帰って来いよ。」と送り出す涙涙の兄弟愛。
俺達は大丈夫だって全然大丈夫じゃ無いぞ。続けてベースのローザーさんとドラムスのウルフギャングさんも辞めちゃった。マイネ&ルドルフ二人でピンカラ兄弟するっきゃないじゃあありませんか。困る。
73年8月にオーディション敢行見事、ドラムスにはヨルゲン・ローゼンタル氏、ベースにはフランシス・ブッフホルツ氏決定。何よりも見つけた見つけた看板G、その名もウリ・ロート。目薬屋さんの瓜売りは売り売ります。
才能ぐんばつ、作曲も出来れば歌も歌う。つうか歌いたがる。
何故って彼はジミーヘン愛独逸支部会長名誉だからです。ほんとは3人組でさー、前に出てギュワーンぴろろろろろ、あうーて歌い弾きまくりたいのさ。
なので蠍団入団の折にはアルバム中出来るだけ多くオイラの曲、しかも歌うヤツ入れてねとの口約束密約が有ったに違い瓜。いや違い梨。
さー、それでファイト燃やしたのはルドルフ兄&マイネ友。ほっとけばウリだらけになっちまうってんで納得させるだけの曲を作らねばと頑張ったあげくがこれだと見て来たような想像をする。
1曲目
スピードが来たぜ
スピードつうよりついに蠍団が来たぜ。あのメロディアス且つスリリリング且つノンビリさん、ああ、体が治癒するって不可能可能な奇跡のハードロックが。
あまりの1stとの違いにみんなびっくりしたでしょう。最初からこれでやってたらマイケルさん行かなかったのに、くー。
どの時点でこれを獲得したのか知りたい。やはりウリ瓜効果か。
その瞬間天上から光が差し込み、ほら、ブルース・ブラーザースの映画であった、あれみたいなやつ、が有ったに違いないよ。

あんたはポスターを見る
あんたは壁を見る
あんたの生活する部屋の壁
あんたと共に生きるはあんたのスター達
彼のレコードを聴くのみ
今や彼の言うことを聞け
彼が言うには
「大好きだよ、子猫ちゃん。今日俺に逢いに来いよ。」

スピードが来たぜ
あんたは彼のハートで生きる
スピードが来たぜ
あんたは彼のハートで生きる

アリス・クーパーが大好き
リンゴ・スターが大好き
デビッド・ボウイが大好き
そしてロイヤル・アルバート・ホールの友たち
ブロマイドや映画やTVをチェックチェック
そして君に素敵なショーをあげるよ、子猫ちゃん
今日俺に逢いに来いよ

スピードが来たぜ
あんたは彼のハートで生きる
スピードが来たぜ
あんたは彼のハートで生きる
スピードが来たぜ
あんたは彼のハートで生きる
スピードが来たぜ
あんたは彼のハートで生きる

きゅわーんきゅーんぴゅーんぽーん、きゅわーん
どっかーん

すげー。かっこいー。あははははは。来た来たー。

2曲目は
ヤツラは大金が必要
もうメロディの神様が取りつきましたから、無敵です。やったぜ今度はフラメンコ・メタルの創造。
なんでかーフラメンコに強烈な影響を与えたとゆう。Mファンドとかの歌かいの。なーんでか。
ビート部に入ってからの言語は一体何だろう。普通で考えれば独逸語だよな。

3曲目は
ドリフティング・サン
ぐががががーんとクイたっぷしのイカしたイントロのこれぞハード・ロック。真髄さん。70’s前半の匂いたっぷし。ATG映画とかさ。
そいつは1stに通ずるが、何より違うのはスピードとメロが来たぜ。ウリが作ってウリが連れてきた。
渋谷氏による当時のライナーには既に「古いスタイル」とか書いてある。74年で古くされてはハード・ロックもたまらん。
それだけ妙な前進思考が有ったつうことか。
今となってはアホくさ。本物はどんなスタイルでも生き残るぞ。

4曲目は
フライ・ピープル・フライ
ああ、来た。蠍団の2大目玉。たゆたう大バラード。ワルツだよ。歌おう一緒に。会場全員で。


そして俺はあんたの目の涙を見る
雨は今夜降るだろう
今夜俺達は空に舞い上がる
何故なら俺達は飛ぶからだ

さあみんなで
空に飛ぼう
虹に向かって飛ぼう
飛ぼう人々よ飛ぼう
飛ぼう人々よ飛ぼう

そして俺は君の顔の微笑みを見る
君が虚空を見るとき
彼はとても光り輝き そして偉大だ
おいで それとも遅すぎるのだろうか

さあみんなで
空に飛ぼう
虹に向かって飛ぼう
飛ぼう人々よ飛ぼう
飛ぼう人々よ飛ぼう

雨を見よう太陽に向かう
その男は行きやしない
そしてくそ面白くも無い世界
急げ 人々よ 走れ

さあみんなで
空に飛ぼう
虹に向かって飛ぼう
飛ぼう人々よ飛ぼう
飛ぼう人々よ飛ぼう

さあみんなで
空に飛ぼう
虹に向かって飛ぼう
飛ぼう人々よ飛ぼう
飛ぼう人々よ飛ぼう


5曲目は
これが僕の歌
シンガー・ソング・ヘヴィ・メタル・ハード・ロックだ。だってエルトンの「僕の歌は君の歌」と友達だから。
青春です。いずみたく氏です。胸掻き毟って下さい。

6曲目は
ファー・アウエイ
たっぷしと74年のハード・ロック。このリフは・・・あれだ。思い出せないのは俺が45で少々脳細胞が飛び始めたからだ。
おかげでいつも新鮮に聴けるので、最高だぜ。がはははは。
あなたが聴いてそれを思い出しても教えないで下さい。
マイネ=ルドルフ=マイケル作とのクレジット。泣くぞ。

7曲目、オーラスです。
フライ・トゥ・ザ・レインボウ
スピードを連れて来てくれたウリちゃんに感謝を込めての大作。
マイケル=ウリのクレジットになってる。アイデアは弟が残し次なる男が継承するつう。泣くぞ。
とにかく蠍団はこれから空を飛ぶ。
虹に向かって。
そして後半は大爆発ジミーヘン度。
空には彼がおり、しっかり見ています。
「レインボウ」とは彼の別名。
もう一人見ている男がこの時、英国で準備中です。

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