今日の推薦盤一覧2002.3上 |
待望のDVD化。これぞばかロック映画の決定版ですね。さすが歌謡曲がロックの国アメリカ。このギャグがみんなわかって大笑いするんだろうな。羨ましい。とにかく顔の表情が2人とも良いです。見てるだけで嬉しくなっちゃう。ベスト・シーンは「フォクシー・レイディのダンス」ともちろん「ボヘミアン・ラプソディ」です。このちょっとせこい作りが私は好きだなあ。 試聴はさすがにできません。 * |
3/2(土) なんともはや素晴らしいオムニバス・アルバム発見しました。アメリカントップ40のDJケーシー・ケイスンがセレクトした70’sの曲の数々。うーん、含蓄のある選曲だあ。70’sだけではなく50年代から90年代までの代表曲を網羅したボックスも出ています。これまた素晴らしい選曲であります。言うまでもなく物凄いお奨めアルバムでありますーーー。 びっくりしたなもう。 |
3/3(日) マカロニほうれん荘でおなじみフィル・リノット率いるシン・リジイのボックス・セットが出ます。シン・リジイ・シャッフルと言える独特のシャッフル・ハードロックが得意技。粘りつく熱きアイリッシュ・ボーカルとツイン・リードが堪能できるでしょう。ハードロック界のシンガー・ソング・ライター、フィル・リノットよ永遠に!。 試聴はまだできましぇん。 * |
3/4(月) 私レゲ好きでして、たまにダブが急に聴きたくなる時があります。ダブちゅうのは、ジャマイカのレゲのジャンルでして、その昔広場に人を集めてみんなを踊らす野外クラブみたいなことをジャメイカではやっておりまして、DJが曲をかけているうちにただ曲をかけているんじゃ面白く無いってんでエコーとかかけだしたのが、じゃ鼻から作っちゃおてんで、ボーカル抜きのカラオケトラックにあれやこれや恐ろしい味付けをした音楽です。ラーメンの麺を抜いてスイカやら生クリームとかをトッピングしたようなもんですね。違うか(笑)。独特の原始的暴力性があるのですが感触はいたってクール。ああ、この人たちとは食い物も育ちも違うんだなあ、なんて感じることも良し、頭のリフレッシングにも良し。一家に数枚有れば充分ですので(爆)富山の薬箱に常備しておきましょう。 |
3/5(火) 1978年作品。リトルフィートのローウエル・ジョージのプロデュース作品です。本人たちも自覚していたようなんですがデッドってレコード作りが苦手でどうもライブの良さを盤に写せないと。そこらへんが変わって来たのが「ブルース・フォー・アラー」あたりからなんじゃないかと思っています。アラーの味わいとは又違う完成度を見せてくれたのがこのアルバムです。なんでもフィートのライブ盤「ウエイティング・フォー・コロンブス」を聴いて手腕に惚れ込んでローウエルにプロデュースを依頼したそう。ローウエル曰くデッドも「レコーディングになるとフィート同様したいことがわからない」バンドだそうで、うんわかるなあその感じてんで実に見事なプロデュース。フィート「ダウン・オン・ザ・ファーム」のクールで洗練された音作りなんだけど暖かいとゆう素敵さをこのアルバムに与えております。私はデッドのスローな曲が大好きなんですが、ここではラストの「さしのべる愛 」。滅多に味わえない背中に鳥肌の良さ。これを聴いて誰かを思い出しませんか。そうポール・マッカートニーなのです。 |
フライ・ライク・アン・イーグル 1976年作品。アメリカではおそらく日本じゃ考えられないくらい人気があるスティーブ・ミラーさん。この飄々とした個性がたまりません。ブルースやっても凄くクール。言ってみれば白人版ジョニー・ギター・ワトソンかも。さらにはどうやっても滲み出て来る生来のポップ・センスとユーモアがこのアルバムの魅力となっております。余談ですが「ロックン・ミー」あたりの感触は「ジュニアズ・ファーム」などのポール・マッカートニーを思い起こさせるものがあり後で共演したりするのも実に納得で有ります。粋だねえ、とっつぁんって声をかけてあげましょう。 * |
アメリカの歴史 昨日のスティーブ・ミラーと並んである意味孤高のバンド、アメリカ。70年代は孤高のバンドが多いのです。それゆえに過ぎ去ると有るのは人々の心の片隅にそっと収まるのみで新しい人が出合う機会が極端に少なくなってしまいがち。でもこんなに良い曲を書く人達を収めて置くのはもったいない話。ひっそりとしたたたずまいながら確実に感動を運んでくれます。 * |
3/7(金) この人こそ人気B級実力A級の代表選手みたいな人です。とは言っても英国では国民的歌手らしいんですけど。えらく照れ屋さんのようなんですけどキッス真っ青のメークの写真のジャケの編集盤ばかりやけに多くて、しかもそのどれもが何か欠けているとゆう本当にファン泣かせの人です。このアルバムはそんな中でもムーブ時代からソロ、ウィザードと満遍なく代表作が入っててお奨めの一品。ビートルズ、ビーチボーイズ、フィル・スペクター、レッド・ゼッペリン、などなど色んな音楽良いメロディてんこもりの世界をぜひ楽しんで下さい。ブライアン・ウイルソンさんがお気に入りでまじに共演の話があったそう。でもロイさんめったにバーミンガム出ない人だから。飛行機嫌いなのかなあ。
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3/9(土) エレクトリック・ライト・オーケストラの1stがレア・トラックを追加されて再発されました。一般に知られてるELOのイメージとはだいぶ異なるかもしれませんが、これはこれで名盤なのです。しかしながらある意味特異なアルバムであるためこれからELOに接する方は最初にこれを買うのはやめた方が良いかも。「ELO周辺」の「ハジキケ」もやりたいと思うのでその辺のお奨め順番はその時に。さてこのアルバムですがクラシックが別のルートで進化したらどうなるんだろうみたいなコンセプトでやったふしがあります。ライ・クーダーが「JAZZ」でやったアプローチに近いものがありますが、私はクラシックがわからんのでようわからん(笑)。後のELOの下世話な魅力に比べると凄く真面目なアプローチであることは確かです。このコンセプトはこの一枚で完遂したと思ったロイ・ウッドはこの後脱退して地上に降りてポップの道を進みます。ジェフ・リンもこの後ポップの道に進むのですから、ポップ名人二人が揃うとムーブの後期もそうですが意外と固めになってしまうのかもしれませんね。 |
3/10(日) ミスドーの音楽でおなじみエバリー兄弟。そりゃもう美しいんです。まさしく言葉いらず。まずは「All I Have To Dream」「Dvoted To YOU」を試聴して見て下さい。1年に一回はみそぎのように聴きたいものです。 * |
びっくり電話 10CCてのもまさしく1&オンリーです。他の英国バンドには無い雰囲気を持ってます。それと昔から思ってるんだけどセンス抜群なのにどこかやぼったくていもい感じがする。冷たいようで暖かいようで。本当に不思議。こーゆう二律相反する音楽はいつまでたっても飽きないものです。 試聴はこちら。←ベスト盤にて
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ノンサッチ 1992年作品。何せ時代の押し上げが無い時の作品だけに買った時はおお、例によってよくできてるなーなんて思って後は埋没してしまいましたが、いやー申し訳無い。時を経て聴き直すとこれが実に良い。彼ら側に立って考えればXTCちゅうバンドはモチベーションが無い時は作品作らないのだから悪いわきゃないんだよなー。パートリッジ氏の調子が非常に良くて自分の作品に厳しい本人もこれは気に入ってるんじゃないんだろうか。たっぷり楽しめますのでみなさんもぜひ聴き込んで下さい。
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3/13(水) 「田園のビートルズ」と呼ばれる素敵な英国バンド、スタックリッジ1974年の作品です。地味です。それはもう稀有なくらい(笑)。「でもおじゃまします」ってそっと演ってくれるこの音楽は心の中に刻み込まれて忘れることは無いでしょう。ジョージ・マーティンのプロデュースのもと、ビートルズの遺産をこの人たちにしか出来ない方法で展開してくれます。リンゴっぽい曲があるのも驚き。声が似てるんですけど他じゃちょっとお目にかかれません。素晴らしいジャケットと、題名にも注目。廃盤当落線上のアルバムなのであるうちに手に入れましょう。 |
ベスト 名盤チャートに何か足りないなーと思ってったらこの人が一枚もエントリーしてませんでした。地味な人なんですが実に良い曲を書く人なんでこのベストをまず聴いてもらってそれから旅に出ていただけたら。さらに素敵なのはギター・スタイル。独特の三連符の魅力じゃー。個人的にはチャート・インしてきた「ウイ・ジャスト・ディサグリー」が想い出深いです。最後がばっちりきまってます。
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アフターバーナー 1985年作品。おそらくライブで3人でごりごりやるのが辛くなったのでしょう(笑)。ベースの人がこんなんありますけどってシーケンサー持って来て、こりゃいいわ楽できるわいってんで導入したところ、これが大当たり。全米ヒット連発してしまいました。テクノ+ハードロック+テキサスなんて誰もやらないもんねえ。スロウな曲「ラフ・ボーイ」イーグルスみたいで良いねえ。さらにはMTVでも大活躍するようになります。定番おねーちゃん大量登場。
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