トップへ戻る

今日の推薦盤一覧2003.3下

 

8月 9月上 9月下 10月上 10月下 11月上 11月下 12月上 12月下 02.1月上 1月下
2月上 2月下 3月上 3月下 4月上 4月下 5月上 5月下 6月上

6月下

7月上
7月下 8月上 8月下 9月上 9月下 10月上 10月下 11月上 11月下 12月上 12月下
03.1月上 1月下 2月上 2月下 3月上

3/16(日)
cover
Atlantic Crossing/
Rod Stewart
1975

シリーズ「英国POP探検隊」

中古盤を買っていくうちにいつの間にかロッドのアルバムが揃ってしまいました。俺って実はロッド・ファン。
英国時代のロッドを改めて聴いていくと、いやー風味が良いねえと思いながらしょうも無い曲だなあと思ってしまう事もしばしばあったりして。で、アメリカについに渡りました。憧れの地にてこれしかないのトム・ダウド・プロデュース。1曲目からブッカーT&MG'Sのバックで嬉々として歌う姿が。何しろこのアルバム曲が良いです。演奏も今までとは明らかにクオリティが違う。凄いもんだ。さすらいのギタリスト、ピート・カーのプレイが全編さえ渡り惚れ惚れしちゃううちに聴き終わりますだ。

試聴はここで。

3/17(月)
cover
Gasoline Alley/
Rod Stewart
1970

シリーズ「英国POP探検隊」

祝ロン・ウッド来日記念だ。
2ndアルバムです。前作のマイケル・ダボの力を借りた試運転よりこれはもう本格始動、バックもすっかりフェイセス・モードでもうどっちのアルバムかわからない[(^o^)]。自分の資質を理解してカバーものに実力を発揮してます。初期の代表曲がいっぱい。曲のクオリティも抜群です。ロンさんのゆるゆるのスライドも聴けるし。ジャケもたまらんし。ちなみに2種類ありまして現在英盤はマンホール物なので日本盤が良いかと。「ガソリン・アレイ」などに強烈に感じる英国臭はトラッドが民謡だとするとこちらは演歌かいな。初期ならこの一枚。あえて言えばー。

試聴はここで。

3/18(火)
cover
フランプトン・カムズ・アライブ
/
ピーター・フランプトン
1976

シリーズ「ヒット王」

何おか言わんやの大ヒットアルバム。にもかかわらず聴くたびに嬉しくなっちゃう。一緒に歌えるし口でトーキング・モジュレーターやっちゃうしー。通常盤のプロデュースが今一はまらず苦戦していたピーターさん、全米中でライブを地道に展開、自分を聴いた事の無い聴衆を相手に練りに練ったステージを。それが評判になってライブはいつも大盛況、ええい、こうなったらそれを出しちまえてんで、そしたら大ヒット、ばんざい。録音が実に良いです。その場にいるかのよう。構成の見事さでアナログ2枚組があっとゆうまじゃ。アイドルなんだけどお顔じゃなく音楽でようやくブレークした稀有な例です。凄く力のある音楽。改めて聴いてみませんか。

試聴はここで。

3/19(水)
cover
Never a Dull Moment/
Rod Stewart
1972

シリーズ
「英国ロッド・スチュワート」

4作目。「ぜってぇダルくねえよ」つータイトル[(^o^)]。なんだかわからんが冒頭から掴みはOKの好印象。前作の「マギー・メイ」ブレークの余韻からかやけに余裕のでっかさを感じます。「マギー・メイ」後日談の「You Wear It Well 」がまたしみじみとしててねぇ。セットで聴きましょう。6のロンさんのインストからつながるのがまたナイス。オリジナルの出来も良いしカバーではジミヘンの「エンジェル」。ジミさんなら激怒しそうなコンガのポコポコもこの人たちなら許せるぞ。ジャケの泥酔してダウン寸前の絵から地味な感があるアルバムだけど全体の出来はピカイチ、しっくり聴ける点では一番を争うかもなぁ。ロンさんも絶好調期だったのだ。

試聴はここで。

3/20(木)

cover
Sing It Again Rod/
1973
Smiler/
1974
Rod Stewart

シリーズ
「英国ロッド・スチュワート」

何故2枚まとめてなんでしょう[(^o^)]。
スマイラー。ジャケは最高なんだがなー。どうも急ぎ働きで作った感有りでございます。けっこう荒っぽい。勢い有ったんで無理も無いが。サム・クック・メドレーはやっぱロッドじゃーなんだが。これを聴くと何故アメリカへ渡ったかよくわかります。俺だけが感じてるのかもしれんが。
で、「もい一回歌っとくれ、ロッド」。マーキュリー時代のベストです。まずジャケが最高。これ見ると愛情を持って作られたベストであることがひしひしと。A面がSlow Side、B面がFast Side。この選曲、順番がたまりません。み、見事じゃ。取り合えずこれ買っちゃうのも手ですが。多分これ聴くとそれぞれのアルバム欲しくなっちゃいます。中古アナログが激安で出回ってるので変形ジャケ入手のためCDと一緒にいかが。

試聴はここで。

3/21(金)
cover
Night On The Town/
Rod Stewart
1976

シリーズ
「英国ロッド・スチュワート」

前作の大成功を受けてほぼ同じ陣容で作られましたアルバムです。ただギターのピート・カーさんは居らず、これがミソか。1位になった表題曲を始め2.4.の3曲がシングルカット。シングルのその素晴らしさは言うこと無しですが、B面Fast Sideのプリティ・フラミンゴ。マンフレッドマンの曲でこれがまた良いんですよう。よくぞやってくれたの万歳三唱です。それにしてもこれだけ沢山の個性だらけの面子で録音して同じ色彩で統一したトム・ダウドのプロデュースは本当に見事。凄くセンスがあって良い意味で品の良さが心地好いのだ。このメンバーで活動出来たらこんな幸せなことは無いんだけどさすがに無理だわなあ。前作と共に聴いとかないと何か損ではないですかー。是非。

試聴はここで。

3/22(土)
cover
Foot Loose & Fancy Free/
Rod Stewart
1977

シリーズ
「英国ロッド・スチュワート」

豪華面子での2作を終えてさぁツアーだぁてんでニュー・バンドをロッドさん組むことになりました。そのメンバーたるや驚き。何がって地味。ドラムこそ派手アピスさんですが、ベースにパブ・ファンク・バンドの祖ゴンザレスのフィル・チェン、ギターに元コックニーレベルのジム・クリーガン、誰ですかビリー・ピーク、後にニック・ロウのバンドに入ったりするゲイリー・グレンジャーさん。せっかくアメリカに渡ったのに英国人脈で固めてるのがこの人らしいなあ。これで行ってみよーのこのアルバムは前作のエレガント・ロッドさんから打って変わって1曲目「ホットレッグス」で始まります。フィルム覚えてますかー[(^o^)]。2曲目は初の本格ファンク。これはチェンさんがいるからかな。とゆうよりもやっぱストーンズだろうな。バンドにしてストーンズぽさが増しております。切れ抜群で素敵だけど。アピスさんのファンクはそっとやってるみたいでかわいい。シングルカットの3.と8.はオリジナル。今までのシングルのカバー曲に負けない良い曲です。やったね。で、キープ・ミー・ハンギン・オンですが...必殺で三田村君が歌いそうなアレンジでちとめげたりして。どうしましょう。さてロッドのアルバムを聴こうかなと思った時は、うーんやっぱ前2作を聴いてしまうかもしれませぬ。何か引っかかるものがあるぞ。離婚して寂しかったのかなー。

試聴はここで。

3/23(日)
cover
Blondes Have More Fun/
Rod Stewart
1978

シリーズ
「英国ロッド・スチュワート」

前作ではちと寂しかったロッドさん、ここではジャケを御覧の通り見事に立ち直ってます。そしたら中身も独身時代、英国時代を彷彿させる音に戻ってやんの。もうこの人ったら[(^o^)]。何と言っても1.のデスコ曲が有名ですが、ジョルジ・ベンの「タジ・マハール」をパクっちゃったとゆうことでやばいのでユニセフに印税を寄付しちゃいました。今回はカバー曲が少ない。オリジナルの充実度がさらに増して良い曲揃いです。こうゆう遊び人さんはお一人がやっぱ良いようで、やけに軽やかにリラックスして夜遊びソングを連発。最後は「うちひしがれて」で終わるオチまでついております。
この時期バンドを率いて来日、わしの2番目に行った外タレ・コンサート。楽しかったなー。
聴き心地の良さでは3本の指に入る作品だと思います。4本か。当時は友人に借りてさらっと聴いただけだったので忘れてたんだけど良いアルバムだったのね。本人が楽しそうにやってるが一番だわ、音楽は。

試聴はここで。

3/24(月)
cover
Live Stiffs
/V.A
1977/11

シリーズ「パブ・ロック部」

全てはここから始まったのです。パブロックの雄ブリンズレイ・シュワルツのマネージャー、デイブ・ロビンソンとDrフィールグッドのマネージャー、ジェイク・リビエラがフィールグッヅのリー・リブローから借金をしてこさえたレーベル、それがスティッフ。ニック・ロウをハウス・プロデューサーに迎えてどん詰まり芸能界&ビッグ・ビジネス化した音楽界に風穴を開けました。そしてこれは初期代表5芸人たちによる77年夏の「スティッフズ・グレーテスト・スティッフス」ツアーの記録です。音楽への熱意と魂だったら誰にも負けないパブ・ロッカーたち、しかしながら上に浮かび上がれない悲しさよでいかんせん少々覇気に欠けたところもあった彼らが同時発生のパンクの風に煽られてついに爆発しました。
 冒頭のニック・ロウズ・スープの中の最後のチキンからしておおびっくりの変身振り。人間受けるとこんなに変わるものなのね。2.の「さあ食おう」の馬鹿馬鹿しさが嬉しくなってしまいます。このジョーク&エナジーがスティッフの真骨頂じゃ。
 続いて登場のレックレス・エリック。新人なのですが、正にここでしか出て来れなかったパワーポップ・ノーティなキャラであります。何とイアン・デューリーさんがドラムで豪力POP曲を。「ラストダンスは私に」を巧妙にラットルズ。
 アナログですと最後になりますラリー・ウォレスさん。ピンク・フェアリーズ、初期モータヘッドに在籍した方。初期哀愁のお約束コード進行、ブルンブルンベース、蝿も引っかかるだみ声。
 ださい風貌と言うことで最初はソングライター契約だったちゅうエルビス・コステロさんがB面最初の登場。後の活動を彷彿とさせるようなバカラック・ナンバーと自身のことを歌いたかったか「奇跡の人」、新人だけに一番パンキッシュな空気を具現して当然目玉になってしまいました。
 ラスト登場はイアン・デューリー&岩石塊衆の皆さん。凄い身近な歌詞ととんでもパフォーマンス。ファンクに活路を見出し、最後は全員揃ってのわかってるけど言わねばなるまいのセックス・ドラッグス&ロックンロール。
 当時見ることが出来たこの時のフィルム。そりゃもう凄いもので冷やし中華の会と同じエナジーを感じた私はもうずるずるとこの世界にはまり込んでしまったのでありました。DVD発売を望む。

試聴はここで。

3/25(火)
cover
The Stiff Records Box Set/V.A
1992/8/4

シリーズ「パブ・ロック部」

70年代に颯爽と登場しましたSTIFFレコード。これはそこでリリースされたシングルを出来るだけ順番に収録してあるボックスです。一時は入手しづらくて私もかなり苦労して手に入れたんだけど現在はOK。今がチャンス。何しろこんなに楽しい音楽は滅多にありません。もしかするとわしが聴いてて一番幸せな気分になるのはこれかもしれんなー。値段も大変にお得。
で、出来るだけ正体を暴くべく一つ一つ攻略に挑戦。
DISC 1
1.2.は記念すべき第一弾シングルA,B面。ハウス・プロデューサーのニック・ロウのもの。ビートルズみたいだけどキンクスみたいだけど結局ロウさん以外の何者でない世界。「さあ行ってみよー」で裏が「街の心」、レコード番号が「BUY1」、コンセプトばっちりの見事な始まりです。
3.はライブ・スティッフでめちゃかっこよかったラリー・ウイリスさんのピンク・フェアリーズ。高速ロッケンロー+パンク・スピリット。行間を読めちゅうてんのか。凶暴&キャッチー。
4.は米国生まれのギタリスト、ダニー・アードラーが結成したパブ・ロック・バンド。彼は10CCのグレアム・グールドマンとデモ作った経歴があるそうです。いきなり謎のニューオリンズ・ファンク。イモイんだかスーパーメロウだかわからん世界がパブそのもの。彼の容貌はコステロそっくりらしいがまだ写真もみたことが無いぞ。この曲はシングルB面。
5.は裏グラハム・パーカーだと思ってたタイラ・ギャング。元ダックス・デラックスのギタリスト。かなりやくざっぽい。いんちき米国音楽みたいでグー。
6.にして登場記念すべきパンク1stシングル、ダムド。ニックさんはこれを冗談だと思って作ったらしいが、おちょっくった感じが出てて正にパンクだぜ。今聴くと音は2.と同じだ。ニックさんの音だ。
7.は6.と対をなすこれもパンクを象徴するやる気無し路線の大王、リチャード・ヘル。やさぐれてよれてるこの間隔はルー・リードがさらに脱力の進化。退化かな。退化しちゃうってのもキーか。そりゃもういかしてます。
音を無くしちゃったのかBUY8のプラメット・エアラインズは飛ばされて、これは権利の関係かBUY9のモーターヘッドの1stシングル「ホワイト・ライン・フィーバー」も飛ばされてます。これは「バンチ・オブ・スティッフ」に入ってたんだけど、太陽に吠えろみたいな何時の時代なんだの、どハードロック。ヴァージョン違いが彼らの1stアルバムで聴けるけど勢いはこれに勝るもの無しなのだ。
8.は再び登場ダムド。ニートニートニートとのカップリング曲。「背中を突き刺すぞー」。時間はきっかり1分。これはわざとだな。以上に短いのもパンク。
9.はここで登場のエルビス・コステロ。デビュー・シングルで何故この地味な曲にしたのかなーと昔から不思議。「0未満」ちゅうタイトルも。否なところがあえての精神か。只者じゃない雰囲気は最高に出てる。
10。はなんでなんだのイギリス大賛歌。英国はこんなに偉いんだぞー偉人がいっぱいいるぞの曲。曲調はもちろんおちょくり風。作はイアン・デューリーでなるほど納得。プロデュースはデイブ・エドマンズ。こうゆうの録音してる時ってたのしいだろうなあ。
続く。

試聴はここで。

3/26(水)
cover
The Stiff Records Box Set/V.A
1992/8/4

シリーズ「パブ・ロック部」

昨日に引き続いてDISK 1を攻略だ。
11.は思いっきりスペクター・サウンドでびっくりします。しかも超高音でパイロット並に切れているとゆう。あまりのことに大笑い。オリジナルは58年のChantelsとゆうグループのドゥーワップ曲。これがまたあまりにも完コピなのでがはは。
12.は燃える青春パンク。哀愁のコード進行でもだえてる。突っ込むだけ突っ込んで帰って来れない2分半。ワン・コードじゃないんだけどなぁ。どうゆう意味だ?
13.はおなじみ初期コステロの代表曲。パンクでは反則の恋愛物。ただチャート物の場合ひたすら女々しいのが多いんですがこれは捨てられた男がお前は間違っている俺の目的は正しいと決然と言いはなつとゆう。強がりに聞こえないではないとこが男の悲しさよ。後のリンダ・ロンシタッドのカバーの方が現実味帯びて恐かったりしたりて。とにかくこの曲でおおこいつは只者じゃないなと。コステロ恐るべし。
続くBUY15は同じくコステロさんのレッド・シューズ/ミステリー・ダンスなので飛ばされてます。
14.はデイブさんによるチャック・ベリーのカバー。ほぼオリジナル通りなんですが、アレンジがこりゃまた何かテクノ。といってもシンセ使ってる訳では無いのですが。スライドもぎゅんぎゅん行ってるのにSFでかっこいいぞ。
15.花粉症鼻づまりジョン・レノンことレックレス・エリックさん登場。新人ながら驚愕のメロディメイカーぶりはコステロさんにけっして劣らず。ばかキャラに設定されたのが痛かったか。そこが良いんだけどねー。この曲は「小さかったころママに言われた。」で始まって「カリブの海は青い」だの広い世界へ飛び出すんだちゅう内容だと思うんだけどこれまたなんともとぼけてて、はい。パンクの中での非パンクぶりが何ともパンク。
16.このボックス・セットのハイライト!嘘です。「キル」。バンド名はなんだろう、「3人の偏執狂のかもめ」かしら。とにかく「殺してやる。俺は殺してやるって言ってんだー」です。嬉しくなるでしょー。もちろん長さは1分半。企画物かと思ったら73年から活動してて4枚もアルバム出してるほんまもんのバンド。2ndは「外宇宙から来たイタリア人」だって。
17.初期スティッフを代表するファンク曲。内田裕也も真っ青のロックンロールの定番セリフをファンクでやっちゃってしかもこのお惚けぶり。自己パロディかますとこがパンキーなんだわ。そんなに力むなよなーちゅうとこが最高です。
18.は17のB面。「私のポケット中のどんちゃん騒ぎ」とゆうタイトル。うわー詞を詳しく知りたい。お聴きの通りこりゃB面じゃなきゃ出来ない世界です。
BUY18はダムドの「問題児」。既に出てるので飛ばされたのかな。
19.ヨッツとゆうNWでは御馴染みの身近なとてもバンド名にはしそうに無い単語をバンド名にするとゆうバンド。思いっきりの愛の告白でセリフ入り。加山雄三だぞ。下らないオルガン音が素敵。
20.EP「Screwed Up」より。60年代初めからのキャリアを持つこの後に登場のラリー・ウォリスさんとのピンク・フェアリーズで活動してた人です。「スーパーマーケットからかっぱらえ。」ちゅう曲ですが、これも歌詞を読んでみたい脳みそが耳から出てるファッキー・ソング。続く

*The Chantels
*Jo Jo Gunne

試聴はここで。

3/27(木)
cover
F.B.I/F.B.I
1976

シリーズ「パブ・ロック部」

スティッフ・ボックス攻略はちょっと休憩。
で、このバンド。70年代アヴェレージ・ホワイト・バンド、ココモ、ゴンザレスに続く英国ファンキー・バンド第4の刺客です。ルート・ジャクソンとボニー・ウイルキンソンを中心に74年に結成、当時ファンクに夢中だったテン・イヤーズ・アフターのアルビン・リーに見出されてプロデュース、このアルバムをリリースしました。悲惨なことに殆どプロモーションされず無理やり幻化されてしまいました。音の方はこれがまた極上。まだこんなバンドおったのかの驚きで一杯です。AWBにクールさとJAZZフリカケをかけて大盛りでいただいたって感じかな。アメリカ産ファンクと異なる冷っとっしたとこがたまりません。もー一聴しただけでわかるかっこ良さがありますのでこの手の音が少しでも好きな方には大推薦。これはDJはほっとかないだろなーと思ったらリーダーのルート・ジャクソンさんは現在JAZZFUNKレーベル、コンゴのディレクターをやってるそう。で、このアルバムも見事に復刻されてます。最後に勝ったのはあなたか。

3/28(金)
cover
The Stiff Records Box Set/V.A
1992/8/4

シリーズ「パブ・ロック部」

スティッフ・ボックス攻略続けても良い?。
21.はコステロのヘヴィ・レゲ曲。これを聴いた時こいつは本物じゃと思ったのだ。尖った山のような音の塊。爆音のようなドラム。マイナーなのに挑戦的。レゲがパンクであった最良の瞬間だな。演奏はアトラクションズ+ベースはアンドリュー・ボドナーとゆうことらしいのだが。
22.アルバム「ニュー・ブーツ&パンティーズ」より。この1stはほんとに不思議で深ーい音楽満載でした。どちらかとゆうと穏やかな曲ばかりなのですが、聴いていくうちに抜けられなく得体の知れない魅力が。初っ端からこんな渋い音楽やってしかも人気が出たのはやっぱ良いとこついてる歌詞があったからだろうな。
BUY21はニック・ロウのゴフィン・キングのカバー「ハーフウエイ・トゥ・パラダイス」。極上名演なんですがここではカットされてます。
23.ライブ・スティッフでやった曲のスタジオ・ヴァージョン。これはやっぱ悶える名曲ですよ。ドスはライブの方が効いてるけど、こちらは情けなさがグー。今もライブでやってるよきっと。って生きてますよね?。
BUY23はイアン・デューリーの「スイート・ジーン・ビンセント」、BUY24はダムドの「ドント・クライ・ウルフ」、BUY25はレックレス・エリックの「レコネ・シェリー」。カットされてます。とは言っても怪物曲ばかり。
24.スティッフの米国アクロン・コネクションの女性歌手。なぜスティッフとアクロンが出会うのか謎だし、アクロン周辺でなぜこのような異形の連中が多く存在するのかも謎。誰か教えてくれ。やっぱPERE UBUの存在が大きかったのかな。説明出来ない不可思議な魅力を持った曲です。
25.パーカーさんのコンピ「バンチ・オブ・スティッフ」でのA面最後の隠し曲。マーキュリーと契約してたのでクレジット無しで収録されてました。出てきた時は嬉しかったねー。音はリラックス・ムードのパブ音。だけどヴォーカルだけはやっぱ食いついてるがおー。
ディスク2に続く

試聴はここで。

3/29(土)
cover
Sneakin' Sally Through the Alley/
Robert Palmer
1974

シリーズ
「The Fun」

パーマーさんのソロ1作目。買ったの、そりゃ本当に良かったねぇと心から言えるアルバムはそんなにあるわけじゃないけどこれはそんなアルバムです。ニューオリンズとNY録音。パートナーはリトルフィートのローウェル・ジョージ。バックはニューオリンズ・超絶ファンクバンド、ミーターズの面々。NY録音ではグルーブ魔術師バーナード・バーティが参加。ローウェルは各曲にスライドで絡んでおります。そうなんです。このアルバム、ローウェルさんにとっても夢のアルバム、ミーターズをバックに弾くなんてねー。バーナードさんちゅうのも凄いが。パーマー氏との曲共作は「ブラックメイル」、不思議なことにローウェル色薄し。パーマーさんはあくまでもクールながら時に嬉しさで激情をほとばらして歌います。伝わってくるぞ。最後の大作「Through It All There's You」がおそらくNYセッション。一聴してわかるバーディ・シャッフル。ハイハットがもう見事で。まったく凄いドラマーじゃ。あ、これだけはローウェルさん、おそらく参加せずです。
歌、演奏、曲、全てが極上の一品。英国人ニュオリンズ詣盤の中でも最高の一枚だと言ってしまおう。なぜかトゥーサンさんが制作上絡んでないのが不思議です。

試聴はここで。

3/30(日)
cover
Bloody Tourists
/10CC
1978

シリーズ
「10CC」

5CCづつに分裂後の2作目です。前作大ヒットでほっと一安心の彼ら、グールドマン、スチュワートのコンビも絶好調でやっぱりのPOP連続技。大ヒットが無いんであれれと思われがちな本作ですが中身は大丈夫なのです。こちらが色眼鏡で見なければ全然違和感無し。こうして分裂後の2作聴いてみるとあの4人ってけっこう波長が似ていたのだなあと思うことしきり。ちょっとまとも寄りがこの二人でかなり変態寄りがあの二人であることは間違いないが。ともかくこの正調英国POPぶりはこの二人でやったからこそ出来たことは確か。これはこれで良かったのだなあと噛み締めてます。

3/31(月)
cover
Tonight's the Night/
Neil Young & Crazy Horse

1975/6

シリーズ
「tribute niel young」

今日はとてもしんどくて、でも何かを聴かずにはいられなくてニールくんを聴きました。ヘビーだと思ってたアルバムだけど、やけに優しく聴こえてきて。

勝気でやけに強かったあいつも聴いていてくれるかな。
音は大きくしないから大丈夫だよ。

今日で本当にお別れだけど精一杯生きた君を見習ってうちらもめいっぱい生きて行きます。

試聴はここで。