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今日の推薦盤一覧2003.6上

 

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6/1(日)
cover
The Singles Collection
/The Specials
1991/9

シリーズ「新波倶楽部」

80’s初頭世間を席巻したスカ・リバイバルの大将格スペシャルズのシングルを集めたアルバムです。いやーその2TONE勢、滅茶苦茶好きでして勿論スペシャルズも。盤も買い漁りライブもいそいそと出かけ、思い出、いや現在進行形の曲が一杯です。人の良いチンピラ音楽とでもいいますか、傷だらけの天使の二人みたいな風情が魅力的でして。まんがの国のねずみ声と熊さん声を使い分けるテリー・ホールの何にも考えてない顔が目の前に浮かびます。ですからこの盤で言うと5.までが特に好き。あまりに好きだったために2作目のアルバムでは戸惑ってしまいました。おお向上心があったんだーって[(^o^)]。ここから先と以前とはもう海より深い溝が有るぞー。今は当時よりいくぶん冷静に聴けるので、折衷音楽を極めるここから先も充分楽しんでます。何よりみんな一緒に歌えるのが良いなあ。これ重要ですよね。「ナバロンの要塞」はピッグバッグに続いて甲子園応援団ブラスバンドに是非。さらに遠足の際の歌のしおりに全曲載せてバスの中で山賊の歌の変わりに歌いましょう。
今回データ少し調べてみたら曲目が違う2種類があるよう。私が持ってるのがアマゾーンさんで売ってるやつ。最初に出たのはそれと違うようでディランのマギーズ・ファームのカバーが入っております。くそー、聴いたこと無いよ。どこかに無いか探そう。

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6/2(月)
cover
Oil on Canvas/
Japan
1983

シリーズ「新波倶楽部」

最後のミュージック・ライフ・スター、ジャパンのラストにしてライブ・アルバムです。ギタリストに「すみれセプテンバー・ラブ」?の一風堂土屋氏が参加。ジャパン大好きです。初期も後期も。これは後期の集大成ちゅうことになるんですが、やっぱ良いわなー。ポコペコーン&あうー。どうしても真似しながら聴いてしまう。これは仕方がありません。真似したくなるキャラ、これも重要です。何にだ[(^o^)]。もうかなり芸術ぽくて、わたしゃそうゆうの普通駄目なんですが、嫌味に聴こえなくて楽しめちゃうのはそのギャグ満載キャラ(こっちが勝手にギャグ・キャラにしてるんですけどー)ともうほんとに真面目に音楽に向き合ってる姿勢からでしょう。Japanちゅう名前でJapanで人気が出て素直にJapanに興味を持ってそれがあれだ例によって中国と混ざりんこだけどこれもまたむかつかなくって架空の東洋の国眺めているような楽しさででもやっぱクワイエット・ライフはええなあ。その律儀な演奏から聴いてるうちにザ・バンドの「ロック・オブ・エイジス」を思い出してしまうのだ。あとバルビエリちゃんのシンセによるラッパが素敵。良いとこでウパパパパと。

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6/3(火)
cover
Outlandos D'amour
/The Police
1978/11

シリーズ「新波倶楽部」

ずっと見つめていたかったポリスの1stです。
大工の六さんの歌もそう論理もこれに入っているのだ。70年代を下積みで送っていた凄腕ミュージシャン、コープランド、サマーズ両氏がジャズ好き不良教師スティングを引きずりこんでどうしたら成功するか会議決行、さあこれだと当時尖がってた音楽を融合してぶちかましてみました。やってみたら己のフラストレーションも爆発、気合い入りまくりで素晴らしいアルバムに。当時はまったく謎で新人NWバンドだと信じておったけどフィルムで姿を見たら使用ギターとドラムのスティックの持ち方でこれはベテランさんだとばればれでございました。何より曲がPOPで素敵、スティングの野心丸出しが素敵、前半レゲでサビになると8ビートロックとゆうやりそうで誰もやらなかった所業がピッタリはまってしまった。考えてみるとそれまで色々な理由でくすぶっていたミュージシャンがここぞとばかり再生したのがもう一つのパンクNWの姿だった訳でその意味では彼らこそ出て来るべきして出てきたのだなあと。今でもこの1stが一番好きです。成功したこの後のアルバムとは根本的に違う何かがある唯一のものだと思う。もちろんこの後も素晴らしいのだけど。

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6/4(水)
cover
the Eagles
/the Eagles
1972/1/1

シリーズ「うえす塔こうす塔」

何をかいわんやのイーグルス1stです。
田舎からLAに憧れて上京、先達の数限りなく、しかも失敗は許せない背水の陣、いかにして成功するか、「テイク・イット・イージー」は自分達へのメッセージでしょうか。非常に頭の良い人たちです。自分達の資質と実力を把握していました。器用とは言えないドラムを逆にロールしないロックで中心に置いてしかも英国録音、霧のサウンドをプロデューサー、グリン・ジョンズに託しました。ここに初めてロックなウエストコースト・サウンドが誕生、本場物では無いけれど。これを聴くほとんどの人は本場の人では無いのだから彼らの見た西海岸の風景に共感できます。そのコンプレックス故に青春のBGMに出来ます。それまでのカントリー・ロックとは違って圧倒的な支持を受けたのは、そこかもしれん。駄作を生むことが無かった彼ら。このアルバムもこの後の作品の習作などでは無く本当に素晴らしい作品です。私はと言いますと一番好きかもしれない。成功したバンドの1stはいつでも独特の魅力がありまして。

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6/5(木)
cover
My Aim Is True
/Elvis Costello
1977/8

シリーズ「新波倶楽部」

今や大御所さんになってしまったかエルビス・コステロのこれが1stアルバムです。パンク勃興期の英国スティッフ・レーベルで作曲家で雇われた男が起死回生の気合い盤を一発。妻帯者サラリーマンの怨念爆発でござい。君この飲み食い代は通せないなぁなんて嫌味の一つでも言いそうな風貌ながら5時過ぎると彼ったら凄いんです。ビートルズのプリーズ・プリーズ・ミーを意識したとゆうわざとアナクロな空気で録音された3分ソングの数々はどこかで聴いたようなでもけっして聴いたことがありませぬ。一見甘いメロディを塩辛い声、曲がったラブ・ソングがこれがパンクかと当時の若人に叩き込むには充分なもの。ああ、ミラクルマンの歌声アリソンなど歌詞まで訳しちゃったい。プロデュースは冴えに冴えてるニック・ロウ、バックにはまだアトラクションズは無く、後にヒューイ・ルイスとザ・ニュースを結成する面々が。ヒューイさんこのまま英国に残ってアーシー出来たら金銭的にはともかく音楽的は幸福だったかもなぁなどと夢想したり。もといコステロさん、これをひっさげ敢行のスティッフ・ツアーでイアン・デューリーと人気を分け合い日本で街頭ゲリラ・ライブなどオイタを一杯してついにやったぜ母ちゃん。成功だあ。

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6/6(金)
cover
Jesus of Cool
/Nick Lowe
1978

シリーズ「新波倶楽部」

最近はめっきり渋くなってしまいましたニックさんの1stソロです。生涯で最もいたづら坊主、英国式黒いジョーク・モードに入っていた時、苦節何年かようやく出したソロとはとても思えない軽快かつキュートな作品なのだ。いきなり「金の為の音楽」で始まってディスコをおちょくって「リトル・ヒットラー」と来たもんだ。タイトルが「クールなイエス」で問題になりましてアメリカでは「ナウな人々の為の純ポップ」で発売。これもなかなかいかしてるけどー。もうこれは人生アルバムです。聴き過ぎて針飛び各所だけどどんなに貧乏してもこれだけは売らなかった。彼が影響を受けた音楽家のエッセンスがぎゅっと詰まってる、が分析などどうでも良くなってああええなあと何回聴いてもまったく飽きなくて胸キュンです。ポップとジョークは相通じるキーワード。お笑い入るととたんに日本ではあきまへんがそんなーもったいない。「ナッテッド・バイ・リアリティ」の1曲内アビーロードなんてもう。昇天。そんで「ハート・オブ・ザ・シティ」ライブにつながるとこなんてもう。昇天。しかしベースイカシテルなあ。これで私の音楽寿命は300年増えました。

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6/7(土)
cover
Please Please Me
/the Beatles
1963/3/22

シリーズ「トルズを聴こう」

ついにろっくすでも登場だぜ。
あんまりにも有名なばっかりにかえって遠い存在になっている人達がいるもんでビートルズもスペルの一個間違えただけで青筋立てて怒るような親父連合うんちく大会がかったしくてあっちへおいてる人がいるかと思いますが気持ちはよーくわかります。特にこの1stアルバムとなりますと私なんかもアビイロードから入った口なんで、今の人なら「1」かな、一番遠いアルバムかもしれません。でもねーたかがポップス(されどだけど)だから美味しいものは勝手に好きに聴いてしまいましょう。何たって全然古く無いし。登場の背景がピストルズに似ているかもしれんので「勝手にしあがれ」に味わいが似ているかもしれん。さすがにあれよりピュアな感じはするけれどー[(^o^)]。ライブで鍛えた演奏はカバー曲をも完全消化、バラエティ満点、逆に言えば既にオリジナルがそれらを凌駕してるのがびっくり。音質も良だし。あれですわビートルズが当時の他のバンドと決定的に違うのはその音質良と、リズム・セクションじゃ無いかと。リンゴちゃんの引き締まった8ビート、ポール君のセンスの良い無駄なしフレーズはそれだけで新時代の到来万歳だな。私が一番好きなのはミザリー。
ところでわしら70’s世代はビートルズの初期のアルバムがはっきり把握出来てなかったりして。東芝EMIの滅茶苦茶なリリースのおかげで。アメリカ盤、日本盤、曲順違いが入り乱れ、肝心な英国オリジナルだけ無かったりして。うちにあるのは「ステレオ!これがビートルズVOL.1」。立派なステレオです。ははは。けっこうそんなもんですわ。わしなんか最初の頃は誰が歌ってるか区別つかなかったし。俺だけか。ともあれほんとに新鮮ですよ。ビートルズを地上に戻しましょう。

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6/8(日)
cover
Singles Collection: The London Years
/The Rolling Stones
1989

シリーズ「石」

ぶぎゃあと産まれてまいりましたブラック・デビルの赤ちゃん、初めの頃こそじいさんの奇妙な子守唄をまねしてがなっておりましたがその内自分で節を付けてますます妖しい呪文を...。
ストーンズ初期中期のシングル盤A,B面をどわーと並べた驚異のCDでござい。まさしくストーンズは人生のようなバンド。最初は赤ちゃん渦だったものが女娘兄ちゃんじいちゃん悪魔天使ラーメンステーキブロック塀花畑などを次々に巻き込んで螺旋を描きながら巨大化する様がまるで大河ドラマのように展開される180分。あの彼らのB面ですからさながら栄光と挫折の繰り返しで中盤からの怒涛の展開には目がくらくらしてしまいます。長いからなーしょっちゅう聴くのは大変かもしれんがたまに浴びて瞳孔を開いておかないと。40リックスの絢爛豪華さも安土桃山時代でしたが、じっくりジャケを眺めながらのシングル探訪の味わいはまた格別なのだ。
人間で言えば産まれてから32,3歳までの歴史なのだろうけど、ところでこの続きはリリースされてるのでしょうか。

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6/9(月)
cover
Relics
/Pink Floyd
1971/5

シリーズ「プログレ支部」

初期ピンク・フロイド、プリティ・サイケ・ポップをやってた頃が大好きです。これはその初期ベスト盤。成層圏オーロラの中をダンスする仁義礼智忠心校庭の7つの玉の内の乱の玉が闊歩するゴビ砂漠の音。60’sのポップ・グループとでも言いたいオイタ満載です。白状いたしますとXTCのデュークス・オブ・ストラトフィア聴いて以来どうにもそれを意識せずに1stとこれを聴けなくなってしまったのだ。音のそこかしこにあるぞあるぞ。アンディ君、君がどう言おうと好きでしょこれ。とゆうわけでデュークス好きにはもう無条件でお勧め。しかしまあフロイドさん、シドちゃんがやめた後はジョイ・ディビジョンとニュー・オーダーくらい違うのう。これは別物として聴いた方が精神衛生上よろしいか。抜けた後はどっちかって言うとサイケ・フォークの味わいです。これも素敵。ちなみにこれの日本盤LPの帯コピー文からプログレシブ・ロックとゆう言葉が広まったとゆうお話を聞きました。幸か不幸か。レゲエなんかダブちゅうナイスな呼び名が有ってプログレシブ・レゲなんちゅう言葉にならなくてほんとに良かったと思うんですけど、プログレもシュール・ロックとかすっとんきょーな名前だったら今日の根強い人気は無かっただろうなあ。で、ダブが出たからあれなんですけどけっこう音像はダブ効果満点です。レゲ・ファンにお勧め!。は出来ないか。ははは。

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6/10(火)
cover
Live and Dangerous
/Thin Lizzy
1978

シリーズ「ヘヴィメタ虎の穴」

ヘビメタ方式のバンドとしてはモーターヘッドと共にマイ・フェーイバリットなシン・リジイ。これは黄金期メンバーによる必殺ライブ盤です。時々無性に聴きたくなって燃えます。通常盤ではやっちゃってる曲も多い彼らですがここぞとゆう時のキラー曲の爆発度はメガトン級、それを集めたような選曲のこれが悪かろうはずはごじゃりません。腰から下がビンビン来るような録音と共にチームワーク抜群の演奏、70年代を代表するライブ・アルバムの一枚だぞ。フィル・リノットちゅう人は元来、ヴァン・モリソンに共通する黒っぽい趣味の人だと思いますがなぜこうしたヘヴィメタ・ワールドでやって来たかがよーくわかってしまう。この独特の熱狂はロックでしかできないもんねぇ。あと、バンド・メンバーの性格が良いんだきっと。ははは。ギターのブライアンさんとゴーハムさんはきっとマックでポテトを分け合って食べる仲良しさんです。絶対です。これぞツイン・リードちゅう尾てい骨刺激ギターとぶぶぶぶぶゆうリノットさんのクール熱狂ヴォーカルをさあ一緒に聴きましょう。今なら日本盤は紙ジャケ、外盤は激安ですぞ。
あ、プロデューサーはあのトニー・ビスコンティ、ゲストでヒューイ・ルイスがハモニカ吹いてます。この我が道人選センスが素敵。

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6/11(水)
cover
The Ozzman Cometh: Greatest Hits
/Ozzy Osbourne
1997/11/11

シリーズ「ヘヴィメタ虎の穴」

近年キャラとして独立ブレークいたしましたオジーさん、ここに人生有り息子よ情けない顔してないでよーく聴けアルバムです。お寿司屋さんでマグロ尽くしお任せフルコースとろ部分のみ注文したかの如く、インド、メバチ、キハダ、黒と次々と握って頂いてその中でも本マグロ生一カン3000えんは「グッバイ・トゥー・ロマンス」でしたなんて言ったら軟弱なんでやっぱり「バカダモーン」と「暗闇にドッキリ」がとてもおいしうございました。最初のブラック・サバスも昭和のかほりして捨てがたくドン・レオ・ジョナサン想い出すのう。人間発電所、もち決まり手はベアハッグのみ。ソロになってからは鋼鉄界唯一のふにゃ歌手として家庭の幸福をうかがいしれる充実ぶりでございます。メタルポップな曲作りがうまいなあ。ある意味おら知らんよよのそっけないヴォーカルのおかげで聴いてて恥ずかしくありません。しかしまあやかましい。普段聴きつけてないので体力を必要とすることは確か。この長さだから多分聴き通すんじゃないんだな。おなか一杯になりました。あ、ギター軍団もそりゃもうみな素晴らしいです。なこと言ってもけっこう愛聴盤になっております[(^o^)]。

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6/12(木)
cover
Everything Must Go
/Steely Dan
2003/6/10

シリーズ「スティーリーダン探検」

なんつっても我が家で予約までしてアルバムを買ってしまう数少ないバンド、スティーリーダン(以下SD)、3年振りの新作です。いやー今回は良い。ガウチョより後はどうも個人的にピンと来ず納得でけんかったのですが今回は繰り返し聴きたくなる味わいです。どこが違うのか。相変わらずのヘイ・ナインティーン・リズムも有るけれど、やっとリズムに広がりとファンク・フィーリングが戻ってきおった。フレーズも一つ一つ歌っておるしハードボイルドなジャズ哀愁も復活、リラックスして明るく曲もキャッチーになってきたぞ。42分とゆう収録時間も良いねえ。最近のCDは長すぎるからなあ。ちょっと足りないくらいが美味しいし体にも心にも良し。万事行かねばならん。腹をくくって結果最高。SDファンに嬉しいプレゼントです。わしゃ本当に嬉しいよ。初めてSDを聴かれる人にはやっぱAJAを薦めるけど。ははは。
あ、そうだ。ウォルター・ベッカー氏がSDで初のリード・ヴォーカルを1曲とってます。回転を間違えたスティーブ・ハーリー又はお酒を抜いたトム・ウエイツでございます。つまり大好き。

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6/13(金)
cover
St. Anger
/Metallica
2003/6/10

シリーズ「ヘヴィメタ虎の穴」

97年の「リロード」以来のニュー・アルバム。我が家では「ガレージ・インク」以来だな。
発売前にはストレートで行っていて欲しいなあなどと言っておりましたが、これがまたびっくり野茂のストレートぐらい真っ直ぐでストレートです。球質重いし星君君と違いますたい。タイトル通り何をそんなに怒ってるのおじいさんちゅうくらい怒ってる。ま、腹立つこと多いからなあ気持ちはよーくわかる。親父になればなるほど怒りは増すのだ。聴いてまず耳についたのかデンデン太鼓のようなスネアの音。カンカンて。そして何とギター・ゾロが無いじゃないですか。こんなことして良いんですかヘビメタで。しばかれませんか。かたはめられませんか。5億5千万の相撲取り軍団が全速でこちらに向かってくるようです。この質感誰かを思い出すなと思ったらキリング・ジョークだ。ウォー・ダンスをやってましたなガレージ・インクで。あのリフ・NWヘヴィメタがここで蘇るとは。相当な覚悟が有ると見た。WWEのレスラーがテーマにしたいと取り合いになる姿が想像されるも楽しい、しかし聴く方もそれ相当の肝の座り方を必要とされるヘヴィ・アルバムです。年寄りの冷や水零下890度。

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6/14(土)
cover
Y
the Pop Group
1979

シリーズ「新波倶楽部」

ピカソの絵はよく子供みたいだとか言われますが、子供がピカソの絵を見て描いてみたらピカソより凄いものが出来てしまったとゆうアルバム。もとより消化など到底してなく言ってみれば誤解だらけで出来ておりますから源流がどーのこーのとか言うのは面白いけど無意味かもしれん。ぐわーっと浴びてエナジーいただき。ファンク、フリージャズの真髄を直撃してしまいおった。パンクNW自体が大いなる誤解の産物の面があるかもしれんのでこれぞ代表作です。きっと。付けたラジオのチューニングが偶然合って凄い番組に行き当たったちゅう感じかも。したがってもっと良い物があるんじゃないかと他に併せてしまうともうわからなくなって元には戻せませぬ。この連中が知恵付けて技付けると穴にぽっかり落ちて再びこの境地に立ち戻れるのは通常より長いことかかるだろうなあ。ままあることとは言えパパになるころには戻って来て欲しい。ちゅうとそろそろか。凄い姿で復活期待するぞ。時代やらなんやらが偶然はまってどでかい作品が出来ちゃうことがあるのがポップ・ミュージックの面白いところ。でこのバンド名なのかー。でプロデュースのデニス・ボーベルさんとの共同作みたいになってますど、渡しちゃったらそいつのボコボコ頭でどですかでんなものになっちゃったてのもらしい話。全てをありのままに受け止めて今このどうしょうもなくロックな作品を能書きたれずに聴きやがれ。勝手にしやがれ。

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6/15(日)
cover
How the West Was Won
Led Zeppelin
2003/5/27

シリーズ「蔵人児」

30年の時を経て、タイムカプセルで埋めておいた音が発掘、鮮度いささかも衰えなくハトヤの鯛のようにピチピチしてました。いや、しかしでかい。何だかでっかいどう。最強競走馬がパドックで一際でかくみえるように、最盛期北の湖がとてつもなくでかく見えたようにでかいわ。そのでかさが批判されてパンクNWを生んだ訳ですがしゃあないわな地がでかいんだから。音質文句無し演奏文無しの最強盤です。また一つ70’sのベスト・ライブ盤が加えられたと。これは初めてZEPに接する人にもお勧めできるぞ。私にとっての最高の瞬間はDISC 2「幻惑されて」内「ああんああん」じゃなかった突然の「ザ・クランジ」乱入血まみれの瞬間&ハチロク・ビートに乗ってのインプロ部分。おおおおこのままどこまで一体行ってしまうのだー。最強のファンク・プレイド・ロックバンドの面目躍如、あまりのボンゾ・ドラムの切れの良さにペイジ氏が煽られてる様が楽しい楽しい。ハチロクではジョーンズ氏がみんなを煽っています。ケツからの地響き。プラント氏も思わず「イテエ」と。とは言え肝はやっぱペイジ氏のギターにあるかいの。弾くことに情熱たっぷりだわさ。ロバ君も一人で迎え撃って仁王立ちでござい。かかってきなさい。いやー「ダンシン・デイズ」もええ。

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