今日の推薦盤一覧2002.1下 |
1/17(木) 1975年のオリジナル4人によるライブを納めたライブ・アルバムです。この人達はアルバムだけじゃなく極上のライブ・バンドだったんだなあってわかります。ギターの歪み方一つとっても10CCらしくてにっこり。ポップなんだけどどこかへんてこさ加減がスパイスになって飽きることなく最後までいっちゃいます。謎の楽器ギスモの音がライブで聴けるよ。音も良いんでご安心を。 試聴はここ |
1/18(金) バッファロー・スプリングフィールドからスティーブン・スティルスとの太陽への旅路までのベストです。サウンド傾向が変わっても根がしっかりしている人だからまるで一枚のオリジナル・アルバムを聴いているように私には聞こえます。ある意味彼にとって苦闘の時期だったこのころを乗り越えて今の良い歳の取り方をしている彼になったのではないでしょうか。私の宝物。 試聴はここ |
1/19(土) 1997年作品。珍しや新し人シリーズかあ。私嫌ーな頑固親父でして(爆)、新しい人にはひじょうに厳しい。若い目を潰してやる(笑)。何せ凄いの過去に沢山ありますからこれからの人は大変です。このバンドはMTVでクリップ見て気に入って買ったんですが聴いてみてびっくり今の人ってデビュー・アルバムからこんなに立派なのーって。演奏も歌もアレンジも達者で参りました。案の定その後やること無くて(そんあこたあないか)今じゃこれも米盤も廃盤で日本盤しか手に入りません。とはゆうもののこの作品はビーチ・ボーイズなど先達の遺産を見事に引き継いでいる見事な作品です。全体的にやや平板な印象があるのは欠点が無いのとギターの音が今のエフェクター特有のきれい過ぎるせいかな。もっとワイルドで良いんだよ、君達。←親父だあ。 試聴はどこですればいいのだ。 |
1/20(日) 1994年作品。東に汁婆さんあれば西にはウィザーありってんで、新し人第2段。この人達もギターどわー系なんだけどそこはそれプロデューサーがカーズのリック・オケイセック。見事にやらかしてくれます。やっぱりポップは狂おしいまでの胸キュンだよなあ。バカ度ほけほけ度も満点で非常に好きなアルバムであります。2枚目になってバカ度と曲のクオリティが落ちたのは残念。その後はどうなのかなあ。期待してんだから頑張って欲しいなあ。 試聴はここ |
1/21(月) シェイキング・ザ・トゥリー /ピーター・ガブリエル ベスト盤です。全てニュー・リミックスされているようです。素晴らしいです。これはもう聴くのみです。 試聴はここ |
1/22(火) キャバレー・モナーナ エスキヴァル モンド・ミュージックです。中村じゃありません。エスキヴァルって人は50年代から60年代にかけて活躍した人です。その音世界は例えてゆうなら昔のゴジラ映画に出てくる巨大キャバレーの音楽。妙なコーラスと異常な迫力のブラス。歯医者やスーパーのBGMにはえぐすぎるけど、我が家に1枚あるととっても楽しい気分になれるのです。ちなみにこのコンピはポール(ファントム)・ウイリアムス先生の選曲です。次のオースティン・パワーズではこの人にスポットが当たるかあ? 試聴はここ |
1/23(水) グレーテスト・ヒッツ カーズ たまーにたまらなく聴きたくなるバンド、カーズ。どこが良いってかわいくてお茶目なところ。曲中に入るキーボードの音やちょっとしたパーカッションの音がお間抜けで素敵なのです。それはもうのけぞったり拍手したり。マニア受けやコレクター受けのするようなバンドじゃないけど、地味な人達ばかりでアイドル受けもしないけど、そこはろっくすにぴったり。他の人が忘れても私はけっして忘れません。 試聴はここ |
1/24(木) In Yo Face!/V.A 70年代ファンクの超弩級オムニバス。思わず腰から動き出すナイスなナンバーが結集だあ。ライノさんは偉い。いつものように大向こうをうならせる素晴らしい選曲と音質で堪能させてくれます。様々な曲調はみなさんのファンクに対するイメージを払拭させてくれるでしょう。ここは私もしたように清水の舞台から飛び降りるつもりでVOL5まで揃えちゃって下さい。後悔はさせませんぜ。その中から一押しは浮遊感満点の「ファイト・ザ・パワー」が入ってるこれかな。元気出ます。 試聴はここ |
1/25(金) アーキテクチャー&モラリティ オーケストラル・マヌーバーズ ・イン・ザ・ダーク 1981年発表。捨て曲無しの掛け値無しの名盤ってのはいくらなんでもそうは多く無いけどこれは紛れも無くそれなんです。このなんとも言えない欧風味、無駄な音が無く侘び寂びの世界かな。飛行機怖いんでヨーロッパ行くことは無いと思うけどもし行けたらこれを聴きながらベルギーの海眺められたら最高だろうなって思えるそんなアルバム。ちなみにこの後この人達がブレークした「イフ・ユー・リーブ」とはまったく違う音世界です。 試聴はここ |
1/26(土) カミング・アップ スエード 1997年作品。何ースエード。スレイドじゃないのかーなんて言って聴いたら、まあ素敵だこと。まず声が良い。セサミストリートの鳥みたいな癖の有る声質と妙な歌い方、この人でしか聴けないものは貴重です。さらに曲が素晴らしい。ポップで英国で。最近これだけメロディアスで腰がある曲を書ける新しい人はいませんぞ。もうこれはスティーブ・ハーリーの後継者と呼んでしまおう。鳥肌物の推薦盤。 試聴はここ |
1/27(日) パークライフ ブラー 1994年作品。これはまあなんとゆーかこのいたずら坊主めって言いたくなるアルバムです。ははは。XTCの後継となるサウンドなんですけど、さらに引きずる物なく適当にやりたいことやっちゃいましたって感じが逆に若者らしくてよろしいって完全に親父じゃないかこれじゃ。でも良い曲揃ってます。アンディ・パートッリジ氏がプロデュース頼まれた時にあまりに生意気な態度で怒りを覚え断ったそうですが、そいつぁー凄いと変なところで感心。あ、土日は新し人特集でいってます。一応。 試聴はここ |
1/28(月) ウエルカム・トゥ・ザ・クラブ イアン・ハンター 1980年作品。永遠のばかロック・アイドル、イアン・ハンターのごきげんなライブ。もちろん僚友ミック・ロンソンも一緒。モット時代よりばか度はグレード・アップしてリラックスした演奏と共に炸裂する時放ちボーカルを楽しめます。絶対にやってくれると思った「クリーブランド・ロック」での全米ご当地めぐりもばっちり、日本公演実現したらきっと東京ロックや大阪ロック、松山ロックもやってくれるんだろうなあ。忘れては決していけない生きているロケンロール・ばかなのです。 試聴が無いのです。 |
1/29(火) ライブ AC/DC 1992年発表。現役最強のハード・ロック・バンドとあえて呼びたいAC/DC。新旧ボーカルどちらが好きかと議論が有りますが、私はここで唄っているブライアン・ジョンソンが好き。苦労人の風貌と塩辛い声が胸を打つから。アルペジオ・ハード・ロックとゆう新ジャンル(?)を開発したのも彼ら。ウォーキングのリズムでズンズン来ます。元気の無いときはこれを一発聴いて今日もがんばりましょう。何より曲が良いねえ。おばかな歌詞もだけど。ギターだってツボのみとらえたプレイで無駄な早弾きしないし。 試聴はこちら |
1/30(水) リック・デリンジャー &フレンズ /キング・ビスケット・フラワー・アワー 1997年発売だけど81年のライブだから晴れて名盤入りでーす。永遠のギター・アイドル、リック・デリンジャー。この人って本当にロック好き、ポップ好きなんだなあってわかるアルバムです。全編に漂う楽しさが聴いてるこちらも浮き浮きさせてくれます。そしてゲストがイアン・ハンターとドクター・ジョンもちろんエドガー・ウインターも。「すべての若き野郎ども」ではもしかしたらミック・ロンソンになりきって楽しんでるんじゃないでしょうかあ。ギター、歌、曲とトッド・ラングレンに共通する物を感じるのは東海岸派だからなのかなあ。どなたかこの味を解明してはくださらぬか。7曲目「JUMPJUMPJUMP」なんてもろトッドだし、どこかスティーリー・ダンだし。 試聴はこちら |
1/31(木) オーバーキル モーターヘッド 1979年作品。大好きなバンド、モーターヘッド。何が良いって余計な物、余計な理屈を取り除いてロックの芯だけを剥き出しにして迫ってくるところ。1stアルバムはブルース臭さを残した試行錯誤的なのもがありましたがこの2ndはまさに何かを掴んだアーティストの輝きに満ちています。パンク期に燦然と登場した訳ですが外形はHRでもスピリットがパンクそのものだったためにパンカーにも支持されたのも充分にうなづけます。聴いてると体の中からアドレナリンがびんびん湧き出して元気になること請け合い。心を真っ白にして聴けばカントリーに聞こえなくもないので(笑)その方面の方にもお奨め(爆)。 試聴はこちら |