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今日の感謝盤一覧2005.11下

 

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10月上 10月下 11月上
1

11/16(水)
黒プログレる
cover
Roxy & Elsewhere
Frank Zappa & the Mothers
1974//9/10

シリーズ「PA!」

ザッパ大明神の感謝もついにここまで到達。ロクシー・ライブ、74年9月リリースです。全ザッパ・アルバム、つうても家にあるものの中で最も好きです。あんこがピッチピチの鯛焼きのごとく、ああ、買って良かったって。ケチですから。嬉しいのなんのって。いくら聴いても飽きること無いから、安心していつでもかけることが出来るぞ。飽きちゃった人がいたら凄いな。これだけのアルバムですから、ザッパ名盤としてその名も轟き二郎、最初の一枚として選択する人も多いと聞きます。それがいいのか悪いのか。元来プログレ好きの方が聞いて断念とゆう話も。そうかもな。ありえーると頷く。だって黒いもん。黒いのが駄目だからプログレ聞いてるってこと多いかもしれませんから。もちろんその逆も有りです。ポップス好きの人が聞いたら・・・。うーむ。こんな楽しいアルバムだからもし何の因果か入手しちまったらとことん楽しんで貰いたいとは思うものの、障壁は高いかも。演ってる人々だって奇跡的な蜜月でここに集うって感じもあるから。ザッパさんが見つけてしまった音楽世界がこれで、それを実現するにはやろうと思う気持ち+実現できる資質+鬼のような猛特訓がメンバー全員にかせられ、とゆうことは聴く方にもそこまで付いて行く耳の特訓が必要で、それだけに捕まえた時の喜びは大きく。部活動みたいだな(^0^)。しかしそんなに難しいかなとも一方では思い。先入観ってやつが一番の障壁かもしれませぬ。こっち側の希望をそうそう聞いてくれるザッパさんでは無し。対決だ。この時、状況は最高でした。客の暴行で大怪我した最悪の状況から一転、自らの歌主人公のアルバム2枚がチャートにも入る大ヒット、それを伴ってのツアーの模様です。でもそこから既に違うことを画策してるのがザッパ氏のザッパ氏たる所以。売れたからみんなで盛り上がろうなどとは毛とも思わず、逆にこれで好き勝手出来るぞーとファイト満々だ。ダブル・ドラム!ラルフ・ハンフリー氏白&チェスター・トンプソン氏黒連合軍。明らかなノリの違いが生み出すグルーヴ。直毛ロングと天然パーマ・ミジンコ鞭毛頭の絡み合いの様相。とくにチェスター氏のプレイは・・・どんなにややこしいことしてもタメが効いてる、こりゃやっぱ黒いドラマーならでは。ビートが硬直しないぞ生きてるぞでうっとりします。その命吹き込み人の手腕を買われて、この後プログレ・バーナード・パーディさんとして大もてに。ジェネシス「セカンズ・アウト」でのドカーン演奏を聴かれた方も多いかと。そのようなプログレ盤では逆にそんな風にファンキーだから嫌いって話もあるけど、それならそこで終わり。仕方無し。そしてベースのトム・ファウラー氏。ザッパ・バンド史上一番好きなベーシストです。件のヒット2作でも大活躍、ああふくよかな低音、腰があります、ベースならこうゆう音が出したいって理想な。それに痩身テコテコテコテコ木琴嬢、ルース嬢が加わってのリズム・セクション。合わせるのは当たり前、そこから先のズレを楽しんでダンスしてます。豪華ラッパ隊。彩り役目くらいじゃ納まるなずもの無し。ある時はリズムに同化しある時は俺が吹くのだと嵐の使者となりの。歌はすっかり自信たっぷりの御大自らと黒のダイノマイト、ナポレオンさんとデュークさんの3人。他・・・他なんていえねえけど、油断することなど決して許されない重要な役目をそれぞれ負ったメンバーどもが、「緊縛ペンギン・ボイ〜〜ン」から始める演奏、最もポップ(!)なヴィレッジ・オブ・ザ・サンからの雪崩落としをどうぞ。POPって言いましても全て3つほど外す魂胆ありだけんども。ほのぼのしてます。ほのぼのから突如始まるワーナー・ブラザース・アニメ・プレイ。先に難しいのかなと書いたのはこの辺で、リズム・チェンジやらキメやら突然のストップやら、こうゆうのはけっこう知らぬ内に楽しんでました子供の頃に。虚心坦懐に音に浸らば、あの爽快感がどわっと。実際に演るのはそりゃえらいことすが、耳で参加、演れる快感と来たらこれはもう。問題はラストのビーバップ・タンゴ。どこがタンゴやのこれは、果てしなきダンス・コンテストの中継を交えつつ、そんな耳の参加もなかなか許してくれない壁でそそり立つ。それがまた嬉しくて。って困ったもんだわ。見たいこの場面。見たいが見ないままで生きていきたい。とか、どうすりゃいいんだ。書くことなど出来ないから音楽だぞ。聴けばよろしい。聴きます。
大明神のギター・プレイ。両手を顔の前でクロスして・・・・変身の模様。

曲目等詳細

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11/17(木)
からし
cover
Mustard
Roy Wood
1975/11

シリーズ「英国SSW」

今年もまたクリスマスの季節がひたひたと近づいています。はえーなーこの前まで暑が夏かったのに。時間が怒涛のように流れてるような気がしてならぬ昨今、アマゾーンで駄目もとで検索したら有ったよこれが、90年の日本盤が。何がって歌うサンダース軍曹ロイ・ウッドちゃんの75年2ndアルバム「マスタード」が。新品入手可能って書いてあるでほんとかよ。90年つうたら15年前。これまた最近のような気がする。やっぱり時間は怒涛か。
とゆうより30周年記念盤が出たって不思議じゃないのがこのマスタード。稀代のポップ・マエストロの最後の幸せな時代の大名盤です。我が家でも人生盤なのだ。このどう見ても変なおじさん、70’S前半はイギリス本国で大スターでした。ムーブを皮切りにELO、脱退後結成のウイザード、そしてソロとことごとくヒット。それもまた決して世間に合わせたのでは無くて好き勝手自分のしたい音楽をやった結果てんだからこんな幸せなことはありません。逆に不幸だったのはそのヒットがほとんどシングルのみで有ったこととアメリカではちいとも売れなかったこと。そして最大ヒットが「毎日がクリスマスだったら」。これ以上クリスマスなクリスマス・ソングがあるでしょうかってくらいなワンダーな曲だったおかげで大体が年末にベスト・アルバムが出ましてそれが売れるんでまた次の年もって。オリジナル・アルバムは???今でもスーパーで流れる大メジャーなシングルとは裏腹にマニアックな立場でマニアックな人々の愛好ブツとなってしまったのかあ。どうしてこんなことになってしまったのかあ。ううむ。難しくてわからないのだ。お前考えろ。とバカボンのパパになる。シングルがワンダーならアルバムもワンダーではないのか?ぴんぽおん。超ワンダーだべし。最後のシングル・ヒット「オー・ワラ・シェイム」、最高位13位のでっかいポッピーで始まってもうそこでKO状態、間髪を入れずCDで聴いても針が飛んでますLPで聴いたら慌てます展開から、ブギウギ・ビューグル・ガールズ登場して時代は30年さかのぼり、そこで始まる「どんな昔でも大丈夫」。もう大好き。大好きを1500回二乗したいくらい大好き。「♪ここにいるよ。君とワインを飲んでるんだ今。わかるかい、Ok。わかってる。こんなにはっきりわかってることは無かった。君の手から滑り落ちて。僕の時間は残り少ない。あまりにもチャンスを逃しすぎたんだ。それがどんな昔だって大丈夫さ。」。数多消えていったポップ・ソングへのラブ・ソングです。そうですどんな昔だって大丈夫。人生の時は限られてるから、素敵な音楽を大切に。何かこうとてつもなく励まされてるような気がしてくる、最高の青春応援ソングだと。何回聴いても腕を振って街中大行進だ。ブラヴォー。と大喜びしてると次は「雨は万物に降り注ぎます」曲。直径3000mの大バラード。うーむ。大ファンなんだけどこの路線だけは・・・。困ってしまってわんわん。白状しますいつも飛ばしてしまいます、すまん。気を取り直して再びラジオ・デイズに。ブギウギ・ビューグル・ガールズがレッド・ツェッペリンをバックにびゅうぐるしてます。ブギウギ・ミーツ・ブギイ。やれやれー、うぉほほーいって大喜び。後半ペイジはんもプラントはんも乱入してえらいことに。全部お面を被ったロイさんです。マジZEPファンだったので。どかーんと爆発して場面展開6.「どうしてそんなかわゆい女の子が悲しい歌を歌うの?」。オハコのビーチ・ボーイズ・ラブ愛で。言葉を失うマジカルぶり。今からでもOK、是非共演して貰いたい、ブライアンさんと。21世紀最後の夢だな。そして次の「歌」は再び大バラード。飛ばすかー。ちょっと待て。次のためにじっと溜めましょう。と春の到来のように8.「オバカの目で見つめて」。妥協無き超POPいらっしゃい。「♪彼女は僕の彼女じゃないよ、帰っちゃったよ、僕ってひとりぼっちになっちゃった。おー、僕が君を見てるとき、バカな目付きしてたっけ」。ってまあ何と切ない。9.はビーチ・ボーイズとバグパイプを合体させるつうえらい荒業インスト、続く10.は再びZEPへのビッグ愛。巨大ボンゾ・ドラムはお面を付けたロイさんです。ラストはボートラで74年4月の最高位6位のウイザードのシングル「ロックンロール・ウインター」で〆。内ジャケ見開きで、この楽器みんな私が弾きましたと嬉しそうにポーズしてますロイさん。なんつうかトンパチで大変な音楽バカ。普通なら一緒にやろうとしない音楽の合体もこのおじさんの中では何ら不思議でなく存在してるとゆう。誰にも邪魔されずにやったのでこのテンションであります。元気とやる気はどんどん才能を掘り起こすぞ。再び立ち上がって貰う為にとことん応援したいんで、無駄かもしれぬが、叫びます。ロイ・ウッドさん、貴方は最高のミュージシャンです。

曲目等詳細

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11/18(金)
来たれ週末ディスコ
cover
Dancing Queen
ABBA

1976/8

シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングルを讃える会」は
「ダンシング・クイーン」
スエーデンの誇るポップ・グループ、アバの76年の大ヒットです。76年ってのは英国での話でアメリカでは翌77年のお正月にエントリーして。アバに限ってはどうゆう訳か英米で時差有り。理由はなんだろな。多分最初からずれてたんで、ことごとくヒットしたものですから連続して出すのも勿体無く。特にアメリカはヒットのスパンが長いので少しづつ遅れがひどくなっていったってのが第一の理由と思われます。とのあれアメリカで念願の初1位獲得、てことは世界を制した文字通り代表曲だ。えー、実は「ちゃぶ通」の「チャートでロック」でも白状したんすが私この曲、苦手です。苦手な曲、好きじゃ無い曲、アルバム、人についてはやらないってのがここ、ろっくすの方針でして、とゆうのもろくなこと書かないから。魅力わかってねえのにさー。でもアバだもんなあ。呆れるほど好きなグループですし、この曲については耳タコになっちゃったんでてのもあるから。まあいつもにも増して与太話ってことで堪忍してつかあさい。
 ご存知の通り北欧はスエーデンのバンド、アバ。世界的ヒットの先輩と言ったら直近は「ウガチャカ」のブルー・スエードか。ウォータールーがユーロヴィジョン・コンテストで優勝したもののいきなし世界でって気持ちは無かったと思われます。まずはターゲットはイギリスで。時はグラム終焉期に差し掛かった頃。願い通り1位獲得の大ヒットで。それがその余勢をかってアメリカでも最高位6位となってしまった。それでもやっぱ本拠地はイギリスって感じがしばらく続いた模様です。ところが面白いもんでアメリカで受けちゃった。イギリスでシングルにしてないハネーハネーが最高位27位、SOSが15位、I Do I Do I Do I Do I Doも15位、ママ・ミアは32位、フェルナンド13位。こうなると話は別で本気になるはなあ。本気になったら今度はなんでイギリスで1位になったママ・ミアが32位、6位のSOSが15位なんだって(これは大差ないけど)ことになる。考えたアバさん。一策を講じた結果がこのダンシング・クイーンだと想像します。問題はテンポ。そして曲調。ヒット・チャート、特にアメリカは、ハードロックとかプログレつまりアップテンポの曲、リズムチェンジ多、刺激強過ぎ、切れが身上の曲は大ヒットしません。思うになんせ国土広く、音楽もやたら滅多ら多いと。流行歌はミュージシャンよりも曲単位で認知されてる。その代わり一旦火が付くととんでもないパワープレイでラジオでかけまくる状況になるってのはFEN聴いててもわかります。ですからそうゆうのはいくら良くても、早い話が飽きられちゃって、食い付きがはやくともチャートに登場したとたん落ちちゃうとゆうことに。日常で聴くのに疲れるってのもあると。ママ・ミアなんてそれだよな。あのとんでもない切れは最大の魅力と同時にハンデとなっちゃった。って切れのポップスが身上じゃないか、アバは。思い切ってテンポを落としました。ヒット・ソングの理想のテンポは人間の鼓動よりちと速いくらいと申します。疲れないくらいの高揚感を与えるもの。自分ではかない夢持って曲を作ってた時にそれは死ぬほど考えたのですけど、大体BPMで125くらいかな。BPMってのは「拍子/分」。わかってはいたものの私の場合は臨機応変の才能無くて、得意なテンポが130くらいで、そうなるとちと速い。せせこましくなっちゃう。例外はポップマンって曲で、一番何とか評判が良かったのもそれのせいかも。卑近な例で申し訳ない。ダンシング・クイーン、それまでの曲とはまるでアプローチが違います。当時ばりばりの旬でしたのは本格的にブームに差し掛かろうとしてたディスコ・ミュージック。これをネタに、しかしけっしてダンサブル&ファンキーにしなかった。ここが凄いぞ。ディスコっていやあブラックさんの専売特許ってのが当然だもんな。でも、踊るのは楽しいし白であろうが黄色であろうが踊りたい。難しいステップ覚えて、ひゅーなんてのは出来ない人がほとんどだってのは当たり前で、アバだって白い北の人達だから出来ないし、いえい、そのまま素直にやるぞ。たんたんと4つ踏みバスドラは維持して華麗さに重きを置いて、忘れないのは素敵なメロディ。曲を聴いて楽しんで体を左右に揺らすぐらいで踊れて。歌詞もこうです
「♪貴方は踊れる。のれる。日常の生活の中で。彼女をご覧。あの光景を。まるで踊り女王のよう。
金曜日の夜。灯りがともる。それで行く場所って言ったら。ナイスな音楽がかかるところ、スイングできるところ。貴方の王様を探しに。誰もがそうかもしれません。夜はぴっちぴちで、音楽は高らかに。ちょっとしたロック・ミュージック、全てが素敵。貴方はほら踊りたくなる。チャンスはすぐそこに。あなたはダンシング・クイーン。若くて、スイートで、たったの17歳なのよー。」
って、こりゃほとんど催眠療法(^0^)。歌詞に全て書いてありました。こうゆうことです。皆が歌えて踊れて夢をみれる。大ヒットして完璧なシングル。しっかし、それまでと同じ人がやってる訳ですから、ドラムさんは必死に抑えてるし、歌は無慈悲のまま、ってのがまた。ベタベタにならなくていいのかと。と書いて聴いてるうちに何だ俺好きじゃん結局。がはは。でも聴くのはウォータル〜。アバの魅力はやっぱ切れだと思い。これ以降は・・・テンポはミドルのまま、その切れを無理なく生かしてさらに快進撃。そしたら二度と1位は取れなかったよ。でもそれでいいのだ。

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11/19(土)
人々に愛を
cover
Shower the People
James Taylor

1976/8

シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングルを讃える会」は
「ダンシング・クイーン」
スエーデンの誇るポップ・グループ、アバの76年の大ヒットです。76年ってのは英国での話でアメリカでは翌77年のお正月にエントリーして。アバに限ってはどうゆう訳か英米で時差有り。理由はなんだろな。多分最初からずれてたんで、ことごとくヒットしたものですから連続して出すのも勿体無く。特にアメリカはヒットのスパンが長いので少しづつ遅れがひどくなっていったってのが第一の理由と思われます。とのあれアメリカで念願の初1位獲得、てことは世界を制した文字通り代表曲だ。えー、実は「ちゃぶ通」の「チャートでロック」でも白状したんすが私この曲、苦手です。苦手な曲、好きじゃ無い曲、アルバム、人についてはやらないってのがここ、ろっくすの方針でして、とゆうのもろくなこと書かないから。魅力わかってねえのにさー。でもアバだもんなあ。呆れるほど好きなグループですし、この曲については耳タコになっちゃったんでてのもあるから。まあいつもにも増して与太話ってことで堪忍してつかあさい。
 ご存知の通り北欧はスエーデンのバンド、アバ。世界的ヒットの先輩と言ったら直近は「ウガチャカ」のブルー・スエードか。ウォータールーがユーロヴィジョン・コンテストで優勝したもののいきなし世界でって気持ちは無かったと思われます。まずはターゲットはイギリスで。時はグラム終焉期に差し掛かった頃。願い通り1位獲得の大ヒットで。それがその余勢をかってアメリカでも最高位6位となってしまった。それでもやっぱ本拠地はイギリスって感じがしばらく続いた模様です。ところが面白いもんでアメリカで受けちゃった。イギリスでシングルにしてないハネーハネーが最高位27位、SOSが15位、I Do I Do I Do I Do I Doも15位、ママ・ミアは32位、フェルナンド13位。こうなると話は別で本気になるはなあ。本気になったら今度はなんでイギリスで1位になったママ・ミアが32位、6位のSOSが15位なんだって(これは大差ないけど)ことになる。考えたアバさん。一策を講じた結果がこのダンシング・クイーンだと想像します。問題はテンポ。そして曲調。ヒット・チャート、特にアメリカは、ハードロックとかプログレつまりアップテンポの曲、リズムチェンジ多、刺激強過ぎ、切れが身上の曲は大ヒットしません。思うになんせ国土広く、音楽もやたら滅多ら多いと。流行歌はミュージシャンよりも曲単位で認知されてる。その代わり一旦火が付くととんでもないパワープレイでラジオでかけまくる状況になるってのはFEN聴いててもわかります。ですからそうゆうのはいくら良くても、早い話が飽きられちゃって、食い付きがはやくともチャートに登場したとたん落ちちゃうとゆうことに。日常で聴くのに疲れるってのもあると。ママ・ミアなんてそれだよな。あのとんでもない切れは最大の魅力と同時にハンデとなっちゃった。って切れのポップスが身上じゃないか、アバは。思い切ってテンポを落としました。ヒット・ソングの理想のテンポは人間の鼓動よりちと速いくらいと申します。疲れないくらいの高揚感を与えるもの。自分ではかない夢持って曲を作ってた時にそれは死ぬほど考えたのですけど、大体BPMで125くらいかな。BPMってのは「拍子/分」。わかってはいたものの私の場合は臨機応変の才能無くて、得意なテンポが130くらいで、そうなるとちと速い。せせこましくなっちゃう。例外はポップマンって曲で、一番何とか評判が良かったのもそれのせいかも。卑近な例で申し訳ない。ダンシング・クイーン、それまでの曲とはまるでアプローチが違います。当時ばりばりの旬でしたのは本格的にブームに差し掛かろうとしてたディスコ・ミュージック。これをネタに、しかしけっしてダンサブル&ファンキーにしなかった。ここが凄いぞ。ディスコっていやあブラックさんの専売特許ってのが当然だもんな。でも、踊るのは楽しいし白であろうが黄色であろうが踊りたい。難しいステップ覚えて、ひゅーなんてのは出来ない人がほとんどだってのは当たり前で、アバだって白い北の人達だから出来ないし、いえい、そのまま素直にやるぞ。たんたんと4つ踏みバスドラは維持して華麗さに重きを置いて、忘れないのは素敵なメロディ。曲を聴いて楽しんで体を左右に揺らすぐらいで踊れて。歌詞もこうです
「♪貴方は踊れる。のれる。日常の生活の中で。彼女をご覧。あの光景を。まるで踊り女王のよう。
金曜日の夜。灯りがともる。それで行く場所って言ったら。ナイスな音楽がかかるところ、スイングできるところ。貴方の王様を探しに。誰もがそうかもしれません。夜はぴっちぴちで、音楽は高らかに。ちょっとしたロック・ミュージック、全てが素敵。貴方はほら踊りたくなる。チャンスはすぐそこに。あなたはダンシング・クイーン。若くて、スイートで、たったの17歳なのよー。」
って、こりゃほとんど催眠療法(^0^)。歌詞に全て書いてありました。こうゆうことです。皆が歌えて踊れて夢をみれる。大ヒットして完璧なシングル。しっかし、それまでと同じ人がやってる訳ですから、ドラムさんは必死に抑えてるし、歌は無慈悲のまま、ってのがまた。ベタベタにならなくていいのかと。と書いて聴いてるうちに何だ俺好きじゃん結局。がはは。でも聴くのはウォータル〜。アバの魅力はやっぱ切れだと思い。これ以降は・・・テンポはミドルのまま、その切れを無理なく生かしてさらに快進撃。そしたら二度と1位は取れなかったよ。でもそれでいいのだ。

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11/20(日)
LA闊歩
cover
Lowdown / It's Over
Boz Scaggs

1976

シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングルを讃える会」は
「ロウダウン&イッツ・オーバー」
1976年のボズ・スキャッグス氏のヒット・ナンバーです。両曲ともこれで私はブレークしましたアルバム「シルク・ディグリーズ」からのカット。最初のヒットは「イッツ・オーバー」、最高位38位でした。壁破りの始まりはいつもそっとしたものです。それで曲が大したことが無いかと言わばもちそんなことなし。アルバム内の他の曲と何ら遜色のない名曲です。フィラデルフィア・ソウル・マナーのピアノ&ドラムのイントロで始まる愛の終局の歌。ランニング・ベースがぐいぐい引っ張って切なく歌うボズ氏。もう終わってるのに何で気付かないのかーもう終わり♪って内容を悶えながらも軽快に。もうこのメロディ、極上です。コーラスと会話調に掛け合う様も、展開でぐっとためて落とす様も、最後は結
局堂々巡り、最初に戻っちゃうって構成も歌詞にぴったり。これはもうあまりに完璧なもんで逆にヒットしなかったと見え、それまでのボズさん音楽の総結集として最初に登場、曲名も「イッツ・オーバー」とは、何とまあ見事な。お披露目でも完璧です。このヒットが5月。ある程度プロモートが進んだ段階で、8月にリリースされたのが真打キラー・ナンバー「ロウダウン/真相」とはまた何と惹きのある。今度は新生ボズさん。いわゆる歌があってサビがあってつうヒット曲のマナーとは外れた冒険曲です。しかし自信は満点。もしかしてマービン・ゲイ氏の「アイ・ウォント・ユー」をヒントにして作られたのではないかと想像してるのですが、リフをバックにねっとり歌が絡みます。キモはそのリフ。誰でも一発で覚えちゃうインパクト。ぺおってチョッパーが効いてる。このすこんと落とすビート、ファンクとしていかにもありそうながら誰も聴いたことが無い。たとえ聴いててもお初だつう感覚これが肝心。いかにもLAだって空気が全体にみなぎってます。テンポは早足で歩くくらい。歩いているのは二人。左右でダブル・ドラムで表現。右の人はハイハットだけ、付いていってる感じかな。フルートのフレーズはウキウキした様を。歩いているのは繁華街だ。寂しげなストリングスはネオンの光。夜だな。ギターソロは歪みに歪んで、イーボウを当てながらピッキングしてるがごとく伸びに伸びてる。ロバート・フリップ博士が弾いてる・・訳では無し(^0^)。楽しいけど何かはかなげな様子を。とここまで音だけでわかります。それならばと歌詞を見ると・・・「♪ベイビーは小躍りして、群集の中に突入。その街並みが貴方の戦場、大声で会話しなければ。あれもこれも買ってあげようと彼女に言って。ああ、いったいいくら使うことになるのでしょう。何が起ころうとすっかり降参すると肝に銘じなければ。抵抗しようがひよこを説得する方がまだまし。これが悲しい、悲しい真実、困ってしまう真相なのだよ。(うー、何で、何何何、私は何様〜)」。わはは、やっぱり買い物の歌だ。しかもかなり恐怖入ってる。LAって言ったらそうゆうイメージあるもんな。アメリカ人なら経験してる人もあり、またいかにも経験しそうで。この新しい形式の曲で不安感を煽り、しかもすべて光景を含めてわかっちゃう、しかもリフ一発で耳タコ、飽きないって、こりゃもうヒットします。あらゆる意味で完璧なシングルだと思いますが、どうでしょうか。この後の歌詞は興味がお有りになりましたら是非ご自身で調査してみてください。さて、さらに悲しくなるか、一転幸せになるか。

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11/20(日)
星屑と波飛沫
cover
With Your Love / Miracles
Jefferson Starship

1975&76

シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングルを讃える会」は
「ミラクルズ & ウイズ・ユア・ラブ」、
奏でるはサンフランシシスコの星船、ジェファーソン・スターシップです。
ご存知の通り前進はジェファーソン・エアプレーン。60年代愛と平和と花とサイケデリアの世界を彩ったバンドです。そんな時代も去ってさあ田舎に帰ろう、のんびり暮らそうとならないのが音楽の飽くなき魅力。空を飛んだなら今度は宇宙だぜいとどっかーんと打ち上げたのが新生ジェファーソンのスターシップです。その初大ヒットが宇宙にいたのは赤いタコだったとゆうアルバム「レッド・オクトパス」からのマーティン・ベイリン氏作、歌唱の「ミラクルズ」。ジェファーソンってバンドはえらく民主的なバンドだと聞いてます。何をするにも話し合い。ですから言ってみれば方針が定まらずメンバー各自の音楽がごった煮のように入ってる。このミラクルズも最初はアルバムの中の1曲って感じで納まっているとバンドとしては思ってた節あり。ところがこれがとんでもなく魅力的、70’sベイリンさんの才能開花の端緒となってしまったお化けナンバーだったもので大ヒットしてしまいました。アルバムからはもう1曲、グレイス・スリックさん作、歌唱の「プレイ・オン・ラブ」とゆう曲もカット。それはもうとことん従来のジェファーソン節で、パパちゃんのバイオリンもばっちし、素敵なんだけど、最高位49位と。ミラクルズは3位だからこの時点で自然と勝負有り。エースで4番はベイリンさんとなることに。聴き手の選択は残酷で時代に正直です。ベイリン氏の(バリンさんが正しいのかな)音楽の魅力、それはめめしさ、いや(^0^)、切なさです。これでもかってくらい攻めてくるぞ。歌詞もくどい(^0^)、いや、熱情的。

「♪もし貴方が信じてるなら私も信じてる何とかやっていける、もし貴方が奇跡を信じるなら私も信じられる」

と、最高に魅力的な中途半端なイントロからのサビ連発。呪文のように催眠かけに。だらっとつなげて

「♪天地にかけて証明して見せます、私達は愛しはじめます、パワーを感じます、することなど何もありません。
ただ求めればいいのです。私達は星に実在してます。簡単なことです。
ちょっと信じさえすれば、色々な所で存在し、何かを得ることが出来ます。
私は知ってます。愛こそが真実です。共に世界を支えましょう。」

って、おいおい、こいつら懲りてないよ。愛と平和の使者を続けてます。しかも何やら宗教入って、どこぞの勧誘のように。優しく、いかにも目が澄んでそうに歌われては、こちらもボーっと。「愛は真実、愛は真実」って一緒に言ってしまいそう。まあ確かにそりゃそうなんだけど。それでも一緒に歌わない輩には後半恐ろしい罰が待ってます。おっかないお姉さん登場。グレース姉さん。有無をも言わさぬ

「♪ベイベ、ベイベ、ベイベ」攻め。

陥落した人多数。それで最高位3位です。ああ、あの曲は怖かったなあと人々が口々に噂して、それが納まった翌年の夏。今度はでっかい船に乗ってやってきました、またあの連中が。アルバム「スピットファイア」で。シングルカットは「ウイズ・ユア・ラブ」。手口は全く同じ。さらにイントロは短くなっちゃってまあ

「♪君と会ってから僕に何が起こったか知ってるかい?
君に出会ってどうやら恋に落ちたようです。

君との恋で僕に何が起こるか知ることになるのだ。
”君との恋で〜”
君との恋で僕に何が起こるか知ることになるのだ。
”君との恋で〜”

君がしてくれる事ベイベ、それはかつてないほど素敵、グッドああ
最初からそうだとはわかっておったけどさ
君は僕のハートをがっちり、そりゃもうどうしたらいいかわかんないくらい
君との愛で
天は合図を送った、君にも送った。
あなたがそんなことするから僕はもうめろめろやんけ」

ああ、恥ずかしい。もはや平和とか真実がどうたらとかどうでもよくなってます。ただの色ボケ親父。結局、ここまで到達したことを言いたかったのかと思い。それならその色ボケ振り聴いちゃおうとかゆう気分になるぞ。ぎゃははと笑いながら。人恋しい境遇の方にとってはこれほどムカムカする曲も無し。しかしながらああええなあと聴いちゃうのは、音楽として極上だからだな。これほどの哀愁攻撃にも関わらずいやらしさが無いのは作った歌詞に忠実な字余りメロディ、控え目なアレンジ、そして怖い、ほど開放的なお姉さん、お兄さん、お爺さんのメンバーがバックについているからこそかも。サンフランシスコ湾の大波のような演奏とコーラス。そして若きメンバー、クレイグ・チャキーソ君の星屑のような美ギター。ですからベイリンさんの曲はジャファーソン星船でこそ生きると確信。そして一番その星が光ってたのはこの2曲の連作だと思います。愛攻め。そんな人いたなたしか。

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11/21(月)
最高オーリアンズ
cover
Still the One
Orleans

1976/8

シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングルを讃える会」は
「スティル・ザ・ワン」
オーリアンズです。76年の8月に登場、最高位5位まで駆け上がった2曲目のキラー・ヒット。1曲目は前年8月の「ダンス・ウイズ・ミー」。それはまた改めてとゆうことで。不遇だったABCレーベルから今が旬のアサイラムに移籍しての2枚目のアルバム「夢のさまよい」からのシングル・カットだ。もうえらいこっちゃ。大好きなバンド、大好きな曲です。自分でも呆れるほど聴いてるのにいささかも飽きず。この飽きなさがベスト10入りの最大の秘密だな。オーリアンズ、それはもうスーパーなバンドなのだ。全員が歌を歌えて、超絶テクのギタリストが二人、そして作る曲はポップでキャッチー、言うこと無し。なのに何でこない人気が無いのか
。ひとーつ。オーリアンズつうバンド名。検索するとどどどとニュー・オリンズ関係が出て来て探せない。ってこれは今の話だけんど。ちなんで付けたんでしゃあないか。じゃボストンはどうなるのかって・・・うーむ。ふたーつ。世渡りが下手。世渡りと申しますか
前記のようにレコード会社と上手く行ってなかった。あまり認められてなかったとゆう。スティーリー・ダンに関してはあの慧眼振りを発揮したABC、なんでだかよくわかりませぬ。デビュー時にシングル・ヒット飛ばすかどうかでバンドの運命はやっぱり大きく変わってしまうようで。みーっつ。バンド・イメージが曖昧。出は東海岸、ウッドストックのバンドです。人肌の音楽と切れのソウル・ミュージックの合体。しかし歌は爽やかー。ブレーク後は西海岸。これがウエストコースト・サウンドと言われても何らおかしくない。だって歌が爽やかー。でもイーグルスみたいに無法者のイメージ無いし、メイン・ライターのホール夫妻ののろけ歌が多いてのもありましてカリスマ性なんてのは残念ながら無いな。そこが好きなんだけどよう。よっーつ。ジャケのセンス。これは移籍しても変わらず(^_^;)。「夢のさまよい」もやばいです。男裸。誰がいつも考えるんだか。で、移籍して一番変わったのが、レーベル側の後押しです。気合を入れたプロダクションてのはやる側の気合をも最高にさせる。これだけのバンドだからそこだけが変わっただけでも早速ヒットが出るんだからよう。音楽ってのは周りがいかに重要なことか。幸運だったのはバンドの勢い絶頂期に何とかその後押しが間に合ったこと、ディスコ&パンク登場前の時代の空気にばっちりはまったことだな。それでこのシングル「いまだにナンバー1」。勝因はまずテンポだ。BPM125くらい(アバウト)。全米でベスト10に入るためには、良い曲だってのはもう前提で、結局はテンポなのではないかって考えにとりつかれてます。早足で歩くくらいの。理由は山ほどあるかと。聴いてて疲れない。軽く踊れる。DJがかけて前後の曲とつながりがいい。1曲が3分程度に納まる。その時代の速度ってのもあるな。今はもっと速いかと思います。人はそれぞれ生まれと育ちの時間で心地良いテンポってのがあると思うんで、結局は70’sの音楽が好きってのはそこらへんにあるのかもしれない。だから他の時代に育った人にとってはもしかして音楽は音楽としていいとは思っても体にピタっとフィットするかはどうなんだろうかと思い始めている昨今。だから今の時代には駄目かと申すとそうとも言えず。要はもう一回、このテンポの空気になれば良いのだ。退化じゃないぞ。人間なんて100年やそこらでそうは変わらず。昨今インフレ的に加速してしまっただけかもしれませぬ。慣れてはまれば気持ちいいテンポは気持ち良いのだ。で、テンポが合ってればそれでたんたんと8ビートすれば良いかとゆうとそんなことだけでは皆聴いてくれません。ここでやったね、オーリアンズ。「スティル・ザ・ワン」はシャッフルだ。アクセント、食いのあまりないやつ。これは他のバンドはやってないぞ。難しいから。グルーヴの基礎体力が無いとこれをバンドでばっちり決めるのは至難の技です。コピーしてやるとその現実に唖然とするが必須。出だしからロックンロールの基本、ブギのリフでさらっと入って、コードもこれまた何の変哲も無いロックンロール進行(2フレットカポでDとGとA)。ところがメロは超POPのを編み出し、歌は抜けと立ちならこの方しかおるまいのラリー・ホッペンさん。ぐいぐい知らぬ間に惹き込まれて、サビに突入するとD,G,Bm、E,G,A,Dと技有り変化、メロとぴったし寄り添ったこの進行、試しにそこにあるウクレレで弾いてみておくんなまし。ああ、スティル・ザ・ワンだと涙が出て来ます。そしてオーリアンズだからみんな待ってるギター・ソロ。そりゃもうトゥイン・リードだ。緊張感皆無のたらりんこんと聴こえるやつ。ところがどっこい気が付けば細やかなりし技の数々。運指の一つ一つ、ビブラート、ハンマリングオンオフ、弾く為じゃないあくまで歌のために歌うギター匠さん。ソロの後も歌に巧妙に絡んで、ラストはアカペラで全員圧唱、決めて、どばーっとハードに〆る。拍手〜〜〜〜。この完璧な終わり方、1位になって「ジス・ウイーク、なんば1!」って言わせたかった。が、上が凄かったこの時。シカゴにディスコ・ダックに運命76にロウダウン。くー。まあ5位まで全部写真判定みたいなもんだから。最高位1位です。はい。歌詞は・・・夫婦の大ノロケ大会でして。何よりも幸せなのが一番。その幸せぶりもまた完璧なシングルなのだ。

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11/22(火)
どんどこどん
cover
What's THIS For...!
Killing Joke
1981/7

シリーズ「新波倶楽部」

踊るのが嫌いなわけじゃない。ただどこぞのでっかいレコード会社の社長やら重役連中のキャビアになってしまうような曲で踊らされるのが吐き気がするほどむかつくだけ。ってしごく当たり前だニュー・ウエイブはダンスだ。PILのキャリアリーングだってダンシング・クイーンを被せられるぞ。全く違う理由でノリを抹殺しているけど。自らとあらゆる血の気の多い人間を対象にリズム台風が一斉に巻き起こった80’s初頭。デビュー・アルバムでこれまたノリをぶち殺したノリを開発したキリング・ジョークが多くの期待の元、2ndを発表、みんなぶっとんだ。そして踊る、この自前の音楽で。こうしてくれるんじゃないかと予感は有った。でもここまでとは。いきなりもうどんどこどんの嵐、そしてずんだかだんの大波、で、最後まで、だんどこど。照明はまるで無し。真っ暗な中踊る。2曲目の「テンション」で皆思う。わ、ナックの「マイ・シャローナ」だって。さっきそれをボソっと言った太郎君は周りの連中にぼこぼこにされて追い出されました。入れてくれよーってドアを叩きながら嬉しそうに泣いてます。メロディ有りません。ギターソロも当然ありません。テクがようなどと言うヤツは仲間に入れてやらないだけ。あらゆるあがきをした上でふところはスッカラカン、もう踊るしかないけんねって連中だけが踊ってる。もうこれ以上伸びないってだけ背伸びして、パンパンに頭もでっかちになって生意気さここに極まる超若気の至り。それでもまるでしゃらくさく無いのはそれだけこうしなけりゃいけない理由が有り過ぎるほどあるからだな。そこまでになるなんてどんな殺風景な生活を普段しているかはこちとらにはわからぬ。いやこの音でわかるわ。少なくともマンガの肉は食べてない。お前はたまに食べてるだろうと言われて、ひるまずそのかわり何にも言わないから頼むから踊らせて下さい。
後先考えずに体力、気力続く限り全力でどんどこどんの神の為に曲を作って、演奏して、何も思い浮かばなくなったら、行っちゃった。アンコール無し。ステージには次のヤツラが登場。演奏始めたとたん、ぼこぼこにされて終了。また次のヤツらが。甘やかしてる余裕があったらこんな音楽登場しないし聴いてない。双方ともそれは了解済みです。バンド名、それは「冗談じゃない」。

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11/23(水)
近過去
cover
Classic Singles 88-93
Soul II Soul
1998

シリーズ「from 80's」

*近未来とゆうのがあるなら近過去とゆうのもあるかと思ったりして。時は80年代から90年代に差し掛かる頃。懐かしいって感じには近過ぎるしわー古いって丁度今が旬(^0^)。皆さんはその頃何をしてたでしょうか?ロックを聴いていたならニルバーナかな。ネバーマインドは91年か。その前、うむ、何があっただろうか。私はまだまだ儚い夢を持ってバンド活動してました。と言ってもそれまでのバンドはやるとこまでやっちゃって見事崩壊(T_T)、夫婦二人のユニットで見た目えれえ寂しいライブを月一で。何をやってたかというとこれがまたナウな音楽。二人だからいたしかたが無いしいわゆる打ち込みに夢中だったこともあって、機材もどんどん安くていいのが出た頃だ。4トラックカセットに同期信号を入れてシーケンサーとサンプラーを動かしてDATに落とすとか。機械漬け。当然海の向こうでもアマチュアはアマチュアなりにプロはそれの高い機械でもって同じようなことにいそしんでいたとゆう。打ち込みと言ってもテクノビコビコの時代はひと段落して、次は何しようかと皆さん画策。そこに出てきたのがグラウンド・ビート。同時にニュー・ジャック・スイング。その前にレゲエ界でスレンテンってブームがありました。ジグ・ジグ・スパトニックがナイスにパクって音楽雑誌各誌で見事0点やら30点やら好評で迎えられたやつ。それはカシオのカシオトーンってコンパクト・キーボードに入ってたリズムを彼の地のぶっ飛びブラックさんが誤解して出来たものであります。そしてアメリカ・ソウル界ではワシントーンのゴー・ゴーが脚光を。ヒップホップ、ラップを受けて今度は今再び人力だって大人数でやるお祭音楽。特徴は喰いのリズム。ジャストなビートはもう飽きたぞなってこと。その二つをうけて、手持ちのリズムボックスを見てみると「スイング」とゆう効果ボタンが付いている。%を数値で打ち込むとジャストなビートにタメと喰いが出るやつです。わはは面白れーとそれを思いっ切り効かせてカクカクぎったん大鶴とやったのがニュー・ジャック・スイングで、ほら、ジャネット・ジャクソンさんが肩幅大幅の衣装でうんたらこってやってる曲があったあったってあれです。それとは別に英国で生まれたのがその昨日を生かして生まれた新リズム、グラウンド・ビート、代表バンドがこのソウルUソウルなのだ。そこに至るにはぎゃおーっと目一杯爆発したニューウエイブ時代を過ぎて今度は正反対、とことんクールに迫る方向に向かってたブリストルの音楽、そこに至るにはエイドリアン・シャーウッド氏の英国ダブが有って、ロンドンでもヒップ・ホップ世代による新しいUKソウルの人材がどかどかと、目まぐるしくつながっている。わーすげえと付き合ってましたうちも。それはただ新しいからってだけじゃ無くて可能性と夢があったからなんですが。今こうして聴いてみると・・・やっぱし燃えたぞ。代表曲、「キーポン・ムーヴィン」&「ゲット・ア・ライフ」。曲は素敵だし、レゲエ、フィリー・ソウル、美味しいところを結集させたような。終着地点だったのかもしれん。何より♪どんったどんた、すってんどんたってグラウンド・ビート。これは麻薬です。こっ恥ずかしいとこもあり。だってまんまパクってやっちゃったから。ボンゾさんのドラム音をサンプリングしてこのリズムにしてたりしてたりして。がはは。あまりにも特徴有り過ぎて、一ネタだったこともあり、あっとゆうまにシーンを席巻してあっとゆうまに去っちゃった。新しいことがまだまだ絶対善だったこの頃、すぐ次のビープ・ハウスに皆さん向かい(今度はビコビコ復権!)、私もそこまでは入道したけど、あまりにも刹那な空気が充満し、戻りました人間の音の世界に。気が付けばレコード屋さんはクラブものだらけ、今度は過去のかっこいいビートを食い荒らしてる様子。そりゃもうかっこいいネタは無尽蔵にあるけど、都合良くてめえをかっこよく見せる為、言ってみれば楽に利用し続けてそれで委員会。空しくならないかい。やるなら生み出せ第2のグラウンド・ビートを。すぐに消えても本望では無いか。って自分にも言ってるんだけど。ああ、音楽の明日はどっちだ。人だなやっぱ結局は。

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11/24(木)
黒犬
cover
Led Zeppelin IV
Led Zeppelin
1971/11/8

シリーズ「蔵人児」

*♪じんじろじんじろじんじろじんじろ
へへい、レッド・ゼッペリーンの71年の4作目〜〜。
バンド:ブリティッシュ・エキストリーム・フォーク&ブルース・ヘヴィ・モンスター・ロックバンドから〜。
ははー、ブリティッシュ・シュープリーム・フォーク&フアンク・ブリリアント・ロック・バンドに入道した盤だよー。
バンド:それはおいら、その名もボンゾうが、ジェームス・ブラウン兄貴を聴き過ぎて〜〜。
へへい叩くビート全部がグルーヴィになってしまったからだよーん。
バンド:これでいいのこれでいいのだこれでいいのこれでいいのだいいのだ皆嫌いじゃ無いし、うちのバンド切れ抜群だし水を得た魚だ突貫リズム小僧になってやるー。(ここでリズム立て直し)。
おーいえおーいえおーおーおーX2。
だーからよー1曲目ーにはこーんなややこしい曲やってみました黒犬、面白れー。
・・とゆうロック界一変な声、もとい、個性的な声の歌い手、手先が不器用、失礼、ケチ、失礼、ソリッドでガッツなギタリスト、的確かつグルーヴィンなベーシストそして&爆音打撃ドラマーのバンド、の4シンボルズ(左から「トン、ナン、シャ、ーペー」又はトン吉、チンペイ、カンタ、よしこちゃんを示す)は始まって、2曲目はロックンロール。わははロックンロール。べりろんこれがロックンロール。論理論理論理大。友達を呼んできました。サンディ・デニーちゃん。ボンゾさんはちょっとビールを飲みに。一緒に歌うと楽しい。国の歌だし。それからは「天国への階段」。おいおいそこにある大正琴で弾き始めないで下さい。8小節目で終わってしまいます。そんでもって以下皆さんのご見解にお任せ。たたりがあるから何も書けません。B面1曲目、ミスティでマウンテンなホップ。これがもう大好きだよー。人間ゲート・ドラムがいよいよ松本炸裂。展開のバブルガムなリズムも最高。ミスティでマウンテンなポップです。「べいびーべいびべいび、ドゥ・ユー・ライク・イット?」。そりゃもう。ロックもファンクもリフ番長〜。さて。国ではずんどこな音楽の時代を迎えようとしているとゆうことじゃが、先んじてこれはいかが。フォア・スティックス。ふぉー。ところで先日、家内と子供を連れて解禁ボジョレーヌーヴォーを飲みながらアメリカのカリフォルニアに行きまして、そこで髪の毛に花を飾ってあげました。当然、みんな金髪さらさらヘアーです。羨ましい。ラストは「堤防が壊れる時」。えらいこっちゃ。このドラム部分、サンプリングするならここってもんです。まるまる使ってライブしてしまいました。すみません。そしたらよー。ドラムばっか目立ってよー。大負け。早く気付けよ当たり前じゃんかてなもんで。アホでした。でもとても嬉しかった。しかし凄い。バスドラのペダル踏み込んでさらに今一度ねじ込んで捏ねてるって作業を毎回こなしてますこの人。スネアなんか振り下ろしたら、打撃の瞬間スティックを逆さに持って皮に突き刺して破れちゃったら、そのたんびに屈強なローディに替えを装着させて、再び突き刺すって作業を毎回やってます。連打の時なんかもう大変。見たかったなあ。とまとめてなんかやんない、ぶっ放しチューリップ解放のまま終わる、これからが・・・。

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11/25(金)
密林挽歌
cover
War Child Featuring "Bungle in the Jungle"
Jethro Tull
1974/10

シリーズ「プログレ支部」

*本日の感謝盤は「完璧なシングル」の
「バングル・イン・ザ・ジャングル」入り
「ウォー・チャイルド」アルバムをば。演ずるは天上桟敷の吟遊おじさん、イアン・アンダーソン率いるジェスロ・タルご一行です。
ここまで全2作のアルバムが連続1位獲得とアメリカでは本国を凌ぐ人気、なーんでか。さぱしわからん。思い切りイギリスンなのに。歌詞もわかりやすいとは思えず音はくんずほぐれつ、曲の長さに至っては片面1曲当たり前だぞ。でも人気者なのだ。音楽の素晴らしさ、そりゃもうなので、これが当然といやあ当然か。で、みんなシングル・ヒットだって欲しがってる。でもなあ前述のように曲が長いんでそもそもカット出来ん。そんな中、73年の「リビング・イン・ザ・パースト/最高位11位」に続く70’s2大ヒットの一つが入ってるアルバムが登場。最初は映画のサントラで企画したものの、映画の方は頓挫いたしました。地上に降りてきた悪魔と神様が人間の白サザエさん、黒サザエさん物語を眺めるとゆうものだったらしく。多分訳わからんだろが見てみてー。ご存知の通り、親分イアン・アンダーソンは生まれた時からもう立派なタルさんで、電波星クエーサーのようにずうっと歌を歌って来ました。こんなん節の。24時間イアン状態の中、時々チャンスを伺って周囲のイアン党員がバックで参加、アルバムを作っております。党幹事長はギターのマーティン・バレさん。もうばればれ。政策製作責任者はテリー・エルスさん、今回もがっちりサポート。前作はアルバム内1曲、巨大マキシ・シングル状態でそうゆうのはやりつくしたと、今度の目玉は色んなジェスロをご覧あれ。録音もアメリカ仕様、AMラジオにぴったしの中音域ふくよか型、それを象徴するのがキラー・シングル「バングル・イン・ザ・ジャングル」だ。録音がそうであれいつもと変わらぬイアン節連続の中、突然現れるポップ・チューン。これもいつもと変わらぬけど突然それこそ神様のいたづらでそうなったのきっと。やったと廻りも大喜び、素敵なシングルにしてしまいました。曲に合わせて猛獣の効果音入れるは、豪華かつ厚ぼったく無いストリングス挿入するは、音の感触はそれこそ同時期のキャプテン&テニールさん、ニール・セダカさんと同じ。メロディがもう最高。こちとら日本チャイルドにとっては、謎のインド人歌手チャダがお送りする北国演歌かってなもんで、金曜夜の10時の東京12チャンネルで紫色のスーツ着て歌ってもらいたいですイアンさんに。全く違う方から作ったのに音楽ってほんと面白いもんだ。コブシ込みではまる。題名は「密林挽歌」。

♪椰子の木荘立ち並ぶ密林を縫って歩く、
暗闇にいるお猿とご挨拶、きー。
水飲み場に降りていって、毎金曜には飲んだくれるぞ。
やつらのナッツを食って、レーズンは日曜のために取っておくのだ。
ライオンと虎が物陰に潜んでいやがる。
素早くて怠惰、緑の草原で眠っている。

さて、密林で失敗でもやらかそうかな。
わしのとってはそれが最高。
愛したい時にはわしは虎に変身。
うまくいかなかったら蛇に変身じゃ。

たった一言、ガキどもがそこにいると言ってくれ。
背中に凶悪な爪を立てたままぞっとする寒気を放出してる。
あんたの肩の上にわしが突っ立っているのは嫌ですかい。
雷さんとその光は別に珍しいものじゃ無し。
わしは墓石に「今夜の夜食をありがとう」ときっと書くだろうよ。
わしら動物がやってるこのゲームは天下無敵だわい。

と歌う内容は、わかるような、わからないような。とにかくジャングルで大暴れ、今夜の僕は森の4番バッターがおーって調子でオオウケの模様です。テンポもばっちり早歩きリズム、当然の最高位12位。ベスト10に入らなかったのはそりゃもうロックだから。私もこの曲でジェスロ・タルに入道しました。今でもお宝曲。これで存分にイアン歌に親しみ、アルバムに突入、するとまあ、目玉ごんぐるり。買ったからにはこんちくしょうと繰り返し、10回目にはタイトル曲にやられ、そうなったらしめたもの、残りも全勝、全勝したら全ジェスロ・アルバムもとなるは必定。おめでとう。

最後に「密林挽歌」のコードはとゆうと。2フレットにカポして貰って前段が Am Dm E7Am / E EG Am AmG / E EG Am GA /、サビリフレインがF FG C / FG G Aって感じです。マイナー責めで始まってサビではメジャーで解放と。でもマイナーの時は明るくメジャーな感じで、サビが逆に哀愁溢れちゃうてのがまた。不思議なおっさんイアンさん。

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11/27(土)
21世紀は今だ
cover
21st Century Schizoid Man
King Crimson

1969

シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングルを讃える会」は
「21世紀の精神異常者」/キング・クリムゾンです。
ロックのラジオ番組でかならずかけるエースで4番のシングルの一つ。キンクリつうたらこれや。と思っているが。実際にシングルになったかとゆうと見たことないで。なってないやんか(^0^)。勝手にシングルだと思い込んでます。ジャケはもちろんクリちゃんで。実際は宮殿がシングルになっておった。宮殿つうのも。また地味な。まあラジオでリクエスト、DJがかけるシングルってのも古今東西確かに有り。それで実際に盤になったものもありますからこれはありだ。B面はもちろんムーン・チャイルド。シングルとして有りなのはもちろん、何枚も出てておかしく無い。歴代のメンツで。クリちゃんのレアジャケ付。2枚目はアースバウンドから。B面はアースバウンド。両面とも「シングル収録時間の限界に挑戦」とか書いてある。ボズさんがとても嫌がっておって初版で回収されて、凄い高値!。だったりして。3枚目はそれはもちろんUSAライブからです。B面はイージー・マネー。もちろんいいところでフェイドアウト付。ジャケはクリちゃんの顔真似したジョン・ウエットン氏。「演奏:キング・クリムゾン・フューチャリング・ジョン・ウエットン」とか書いてある。そうです、これはウェットン氏来日記念。ロバフリ博士に気付かれて早期回収。これまたレア盤でえらい高値!だったりして。ジャケの隅に丸囲みで美少年エディ・ジョブソン君の写真が。これは販売促進アイテムね。エヂジョブ・ファンも見逃せないっす。何て・・・アホ書いてますとまたふざけるなと怖いメールが来ますので、一向に反省せずさらに書きます。生ギター弾き語りをなさる方の為にコードを載せようと思いましたがこれがどこにも載ってない。うちのバンドで昔、アホカバーした時にひろったんだけどアコーディオンでひろったんで参考にならないしなあ。歌詞は残ってます。歌いましょう。原曲の歌詞を訳さば
♪猫のお手手には鉄の爪鉄の爪アイアンクロウ
キチガイ外科医がしつこい苦情に耐え切れず悲鳴を上げるのだ
21世紀の精神異常者

血液飛び散る有刺鉄線
画策する対抗軍団の火葬用の薪にしてやるぜ
純真なヤカラはナパーム弾でひとまとめ
21世紀の精神異常者

死の種、盲人の欲望
詩人の腹ペコ子供の欲望
やつらが本当に必要としているものなどあるものかい
21世紀の精神異常者

と解釈した次第。デス・メタルだ。ですです。WWEのテーマにピタシ。墓堀人のあの人に。でもあの人が採用するならオジー・オズボーンちゃんのバージョンがあります。カバーするならこの人っきゃないわな。
ただし展開部分は改変してあるのが嬉しくもあり悲しくもあり。あのフリーキイなダン池田とニューブリードの演奏に乗って踊るオジーちゃんを見たい

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11/26(土)
蝶の様にMY
cover
Free Hand
Gentle Giant

1977

シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングルを讃える会」は
フリー・ハンド/ジェントル・ジャイアントです。
21世紀の精神異常者同様、これまたシングル化されておりません。にも関わらず心のシングルになっておる。ロックのラジオ番組では滅多にかかりませぬが、もし奇跡的に1年に2回くらいかかった場合、それは超絶ライブ盤「プレイイング・フール」からのヴァージョン。ジャケはもちろんジャイ子ちゃん。実際はこれアルバム「スリー・フレンズ」のジャケな訳で、でもインパクト強大なもんで、GGっていやあこの子だなや。B面は同じくライブのジャスト・ザ・セイムつう豪華版。ジャケットに「両面ともシングル収録時間の限界に挑戦!」って書いてあります。プロモーション・フィルムも作られました。メンバー登場のライブ画像が入手出来なかったのでトーシバエミの社員5人さんがジャイ子ちゃんのお面を被ってキャンディーズの春一番の振り付けで踊ってるやつ。それだけではいかにも申し訳ないので下に訳詞がテロップで流れる。

♪誰が信じてくれましょーか、私の手は今がら空きです、がら空きです、がら空きですってば。
そんなことになろうとは思ってもみなかったのです、なろうとは、ああ、なろうとは
いまや私の人生は私のものだとは思うのですが、ああ、行っちゃわないで、行かないでお願い。
私は気が変わるかもしれません、貴方によって、気が変わるかも気が変わるかも

ずっこけたりしませんぜ、あなたから逃走中逃走中
全部貴方がしてしまった後、はて、私は何をすることになってましたか、何をすることに。
ゲームをしてる最中にいいところで、貴方が私に取って代わってしまうのね、しまうのね。
誰が貴方の言うことなど今聴いてくれるってゆうのよ、ゆうのよー。

ぐは、かなり、鬱屈した生活を送られているようです。某国のジャイアンツもまた同じように鬱屈したシーズンオフを送られているとは思いますが、こちらはあちらのようにお金も、ど人気もありませんで、根は深い、パンキーだぜ。サウンドは優れたロックは優れたファンクであるとゆう証、切れに切れてるグルーヴィ、メンバー全員テクニックの限りを尽くして鬼神のように突進す。プログレど真ん中の頃のGGでは最もキャッチーな1曲です。35周年盤がこの夏発売されました。優しい巨人軍は永遠なり。

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11/27(日)
ワシら北米チャンプ
cover
We're an American Band & Loco-Motion
Grand Funk Railroad

1973/1974

シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングルを讃える会」は
「アメリカン・バンド」そして「ロコモーション」
/グランド・ファンクです。
粗野と汗と熱気ののヤングなハード・ロック・バンド、グランド・ファンク・レイルロード。およそ完璧などとゆうには程遠く、またそれがたまらん魅力でした。がんごんがんと3年間ぶっ飛ばし、さすがにそろそろと本人達も思い始めて来た矢先、にゅろーっと登場しましたのが長い顔の超人トッド・ラングレン氏であります。さあ完全にトッド・サウンドに乗っ取られるか、互角に戦って1+1=150となるか吉凶併せ持つ彼の製作で結果はいかに。何たって名前がグランドだからに、只のハード・ロック野郎達で無かった。あまりの汗の量にびっくりしてさらに顔が3cm長くなったトッドさん、本気で取り組み、バンドの中に発見したのは類稀なるポップ・センスだったのだー。のだー。一念発起、「鉄道」から下車してのど頭シングルでそれが最大爆発です。ワシらアメリカン・バンド。知ってるわい(^0^)。いいんやまだまだ本気で認識してもらわんとのタイトルからして「完璧なシングル」。高鳴るカウベル、ドラムロール、世界イントロ・ギター・フレーズ・もんど・セレクション受賞のギター。既にトッド印の音色でぐにょーっと。優れたイントロは未来のサビを予感するのホラー・ムービー・オルガンがバックで、ひひひひ。うおーおっと歓声が一段と高まったところで何と2発目イントロ。ロックはリフだリフ番長す。DddDdd、Ccc、どだでっどどど、と弾いてください。さー来るぞマークはんと誰もが思ったその時に、誰だこの歌?ドラマーのドン小西いやブリューワー氏だ。そもそもこの曲は彼の曲。ワシが歌います。その声がまた。プリティ・マークさんとは正反対の野猿声。天はロックをドンに与えた。
♪道路っぱたの40日間
昨日の夜はリトルロックで靄の中に突入
甘いあまーいコニーのアクト
完全一人舞台で、そりゃもう当然だぜ

フレディ・キング万歳、俺は言いたい、ポーカーってのは彼のことだ。
酒と女最高。今夜のショーで完全決行、そりゃけっこう。
/ G D / C D / G D / F G / ♪

プリティ・マーク氏コーラスに参加、ホラー・オルガン絶妙に再び
♪ワシら北米バンド、ワシら北米バンド
あんたの町に行き、とことん盛り上げる
ワシら北米バンド

オマハにいたのは4人の若いバナナちゃん
ショウから戻る俺らを待っている
とっても最高、とってもグーなのは土曜日の夜
探偵みたいに、がっちり張り込みしてやがる

さてこのファインなレディたち。計画を持っていたんだなこれが。
バンドのお目当ての男の子に向かって一直線
”カモーン、野郎ども。ゲリロンしましょ”
ワシらはゲリロンしてホテルが壊れるかと思っただよ。

ワシら北米バンド、ワシら北米バンド
あんたの町に行き、とことん盛り上げる
ワシら北米バンド

ギター・ソロ。どうするのかライブで。ツウィン・リードで録っちゃってよう。必殺のフレーズのみの16秒間。ライブでは・・・何とかなってた。不思議だ。

ワシら北米バンド、ワシら北米バンド
あんたの町に行き、とことん盛り上げる
ワシら北米バンド

ラスト大団円。半端なギター・フレーズがこれまた完璧。
70’sロック・バンドってのはこうではないかの図をいちぢるしく活写したこの歌詞ワンダホーです。しかもとんでもなプロモーション・フィルム(ビデオなんかであるものかい)がこの曲には有った。まあ汚い、泥んこダートの農場でぶおんぶおん超排気量バイクをただ乗り回してるだけ。正にぴったしの映像。両者あわせ技ですっかり脳裏に刻み込まれて、アメリカン・バンドって行ったらGFRってことに決定してしまったのです。しかし頭悪ー、この歌詞\(^o^)/。

アンド
いやもう最高ですトッドさん。大成功したし何よりもう楽しかった。またお願いします。いやあこちらこそあんたらアホやでー。とゆう会話がめぐらされたかどうかは定岡正二。いや定かではありませぬが、次のアルバム「社員おる」いや「シャイン・オン」どーん「輝くグランド・ファンク」でも連続プロデュースですトッドさん。これ、すごーく珍しい。大体はくんずほぐれつのケンカとなるか、トッドさんが飽きちゃってよその人に興味移すかで終わりなんだよほんと。よっぽど気があったのか、多分その度を超えたアホぶりがトッド氏の狂気とばっちシンクロしたのだと思う。それが証拠にほれ、この曲。
「ロコモーション」
大オールディーズのカバー。やろうと言い出したのはもちろんこの長い顔の人に決まってます。えー?!っとバンドの面々は思ったか。否、こいつらならぎゃははやろうやろうと言ったに違い無し。その反応見てやっぱしと喜ぶトッド氏。さあと始まりゃこれがズンタタゾンタタと普通にやる訳は無し。とんでも無い企み充満です。ハヤる猛獣をなだめるスタジオ内の様子から一転、大エコーの人口手拍子。今度の歌はプリテー・マークさん。出て来たサウンドはビッグ・ビイッグっ、モンスター・サウンド。そうです25世紀のスペクターやりたかったのです。スペクター・サウンド=クレージー・ワールドと認識だわい、ギター・ソロの音を聴いておくれ。蛇がのたくってます。ぎょぎょぎょぎょ。燃えながら。コーラスがキモ。特許獲得済みのトッド印。世界中の野郎の声が結集したかのような。3分直前で終わります。あっとゆうまに。しかしまあ濃い。やかましい。狂ってる。すなわちロック。すなわちGFR。既に耳タコで飽き飽きしてるかもしれんナンバーを再びチャート・トップまで押し上げる。さすがは北米の2大トンパチの共演だ。ただただ唖然口アングリー。そりゃもう完璧なシングルとしか言えん。やりきったぜ。

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11/28(月)
突貫小僧
cover
Live Johnny Winter And
Johnny Winter
1971

シリーズ「ギター屋」

ブルースはお好きですか?例うれば体中が高野豆腐化して、音楽のダシがひたひたになるようなうち震える感動を得るように。何てったって障壁が高し。何十年も前にヴィヴィッドだった音楽には間違いなく、黒い人がこちとらがとても想像が出来ないような環境の中で生まれた訳で、そりゃもう憧れちゃう風情、いえーかっこいいと言いたくも、それでいいのかなって感情も常に付きまとう存在かもしれぬ。演奏するには形だけならそりゃ簡単、ちょっと楽器出来ればすぐやれちゃうけど、それで出来てるかと言えばとんでもはっぷん、益々遠くなって行くよ。故に求道的になりもうし、ブルース聴くには演るにはブルース生活、パソコンで聴いちゃうには違うな、では真空管アンプでLPを、ギターだってオールド・ギターじゃ無くちゃ、でうん十万円出して買ってやったらあらこんなのブルース生活じゃ無いじゃんとなって、やっかいだわー。60’s後半から英米で巻き起こったホワイト・ブルース・ブーム。はまってしまった白い若い衆達もさぞかし悩んだに違いないかと思います。知れば知るほど遠くなるよって。ある者は年がら年中、ブルース漬、生活を真っ黒にしてとことん浸ることで突破しようとし、ある者は演奏技術を徹底的に習得、形をものにしてそこから掴もうと。そしてこのジョニー・ウインター氏は、んなこと言ったって白は白じゃん、俺は特に真っ白だしって、裸のまま、ロックンロール野郎のまま突入したんじゃないかと思います。ロックンロール!同じ3コードだし。自分が高野豆腐になってる好きの状態で行かねば。いちいち悩んでるヒマがあったら全て出します、弾きますのさらけ出し。だからよー、聴いてるこっちも同じ気持ちになれるよ、気持ちいいったらありゃしない。ジョニー・ミュージックにこちらも裸になって浸るぞ。よくまあ集まったもんだ、類は友を呼ぶのメンバー。ボビー氏の逆手持ちドラムは打撃音を引っ掻いてぐるんぐるん円形で竜巻、プリティ・リックさんは側で煽ってフーチークー、ランディ氏の指で弦をどうにかして剥がし取ってやるわいに執念ベース、で、ジョニー氏は見えないスイングみたいにフレーズ連射、がなりたくなったらがなるぞ。気が付けばえらいロック。ロックはわしらの生活の音楽。カバーばっか、ロックンロールにしてもクラシックばかりだとしても態度と気合が桁違いです。ジャンピング・ジャック・フラッシュ「♪バカだも〜ん」のバカの度合いがよ。技量習得も含めて。気楽に楽しもうと今始める親父バンド連中にはいかにも痛く眩しい憧れの演奏。人をも楽しませようとするにはどうしたって気楽じゃすまなくなるんだよな。しかも気楽に見せなけりゃ。音楽だから。違いを聴いて腰が抜けちゃうライブ・アルバムです。

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11/29(火)
ジャパン・カッアプ
cover
ロックギタリスト指数


シリーズ「ギター屋」

先日のジャパン・カップ(競馬です)で予想はほぼ当たったもののすっかり馬券は外してしまい、あまりのショックで

「ロック・ギタリスト指数」

っての作ったら面白かろうと思いつきました。競馬の「スピード指数」のパクリなんすけど。競馬では歳とか脚質とか異なる条件の馬の能力を同じ土俵で比べるて勝ち馬を予想するために作られたものでして、ギタリストに勝ち負けなんかあるわきゃ無いわな。ってのを前提にして遊びで考えてみようっと。
その方程式は

重さ+速さ+(独創性X1.54)+顔+肉÷5。

各項目10を最大として、まず重さってのは、一音の重さです。基準ギタリストは・・そりゃポール・コゾフさん。もし彼を超えるものあらば10点以上になる。いるのかー。速さは速弾きです。基準はイングウエイ・丸虫さん。と言いたい所ですけんどあまり知りませんのでミスター・スタント・ギターのスティーブ・ヴァイさんでいかが。これは評価が一番紛糾するところかもしれん。「独創性」は言わずもがなで、基準は無し。各人のガチンコ勝負。一番重要だと思われるので、宇宙の万物の相対性理論法則に照らして1.54をかけるのだ。「顔」はキャラクターです。弾く時の顔の表情はもちろん、全体の風情もそりゃ重要。基準はまあもちろん沢山いらっしゃいますが、ミスター・ワウワウ顔、ロビン・トロワー氏とかカルロス・サンタナさんクラスですと10点超でござい。そして最後の「肉」。何じゃそりゃ。要はどれくらいギターが己の肉体と化しているか。基準はもちろんジミ・ヘンドリクス氏。10点です。「人気」はあえて加味せず。えらい偏りそうだから。加味して後でハンデキャップで引くつう手もあるけど。
で、これで今まで基準で上げさせていただいたギタリストの指数を出してみますと・・・全部10だと面白くないのでわざと勝手シビアに・・・
ポール・コゾフ氏=10+1+15.4+7+7÷5=8.08.
・・・速さは1(^0^)。うーむ、いかん。他の人で重さを厳しく見なければ不利だ。肉度は必死にギターに喰らい付いてるって感じが素敵なんで7でも武器なのだ。
スティーブ・ヴァイ氏=3+10+12.32+5+8÷5=7.66。
・・・調節してるだろお前(ばく)。重さもあるけどよー、3。顔もあるけどよー。
ロビン・トロワー氏=5+7+12.32+10+7=8.26。
・・・おわ、贔屓だ。各項目高得点獲得でレーティングトップに躍り出ました。
カルロス・サンタナ氏=5+5+12.32+10+6=7.66。
・・・言い訳はすまい。すまぬ。
ジミ・ヘンドリクス氏=8+8+15.4+10+10=10.28。
・・・トロワー氏師匠じゃけん。そりゃもう。初の10超えです。

私のフェイバリット&お師匠さんを出してみると
ジョン・ホール氏=5+7+12.32+5+10=7.86。
ローウェル・ジョージ氏=5+5+15.4+5+10=8.08。
ロビー・ロバートソン氏=9+1+15.4+6+3=6.88。いかん最下位だ。困った。
フランク・ザッパ氏=9+7+15.4+8+8=9.48。ひえ恐れ多し。全部10付けようとしてしもた。

何の意味があるのかわからなくなったぞ。まあいいか。
題して「GR指数」。これからの感謝盤に加えて載せることにしよう。
もちろん各々方で出されれば、それぞれ全く違ったものになるかと思います。どうですか。

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11/30(水)
俺のギター
cover
エア・ギターの世界


シリーズ「ギター屋」

「ヘビメタさん」無きあと、エア・メタルの魂は誰かが守らねばならぬ。って調べたら、うわ、エア・ギター協会なるものが存在して、しかも世界各地で展開と、まあ世の中凄いもんです。しかしそうなりますと協会員で無いものは、隠れエア・ギタリストとゆうことになって裏柳生ならぬ裏エア・ギタリストになってしまうのだろうか。とちょっと心配。ロックってのは恥ずかしいくらい己をさらけ出すことを真とし、ましてやほんとにギター弾いてないとなるとその恥ずかしさたるや想像を絶するもので、それを振り切り人前でやるのはこれこそロックなのかもしれん。皆でやれば怖くないと協会化もわからんでは無いがそれではロックの魂から一歩後退では無いかとか思う所存。孤独の旅路を目指せ心の若人よ。そんな家でこっそりエアる(結局恥ずかしい(^0^))貴方、私のためにエア・ギターのアルバムを探してみました。こうゆうのLP時代は無かったよなあ。たくさーん曲を入れられてのれるCD時代ならではのものでは無いでしょうか。

そのもそもの、うわろれつが、そもそもの発端は世界で最もメガで刹那なロック・オムニバスCDを出すレーベル、ヴァージンTVからの
Best Air Guitarシリーズ
からでは無いでしょうか。ブライアン・メイさんが中インナーで祝辞を述べられてるとゆう。今なら「T」と「U」が一緒になって4000円くらいの割と格安で入手可。さすが元祖、曲目を見て納得出来るもの大いにあり。とてもとても違うんじゃないかってのも入ってて、エアりながら困るってのもまた楽しかよ。ジャケを流用したみたいなWorld's Greatest Air Guitar Albumってのも有り。

しかーし、何やら老舗みたいになってるものじゃ我慢できーんとゆうロック精神爆発の貴方には
Rock School - 48 Original Air Guitar Anthems
とゆう一品有り。アマゾーンでは曲目がわからぬ。こうゆうのが入ってます。
1. Deep Purple: Smoke on the water
2. Billy Idol: Rebel yell
3. Power Station: Get it on
4. Saxon: Wheels of steel
5. UFO: Doctor doctor
6. Stranglers: Something better change
7. Alarm: 68 guns
8. Status Quo: Down in the dustpipe
9. Knack: My sharona
10. Huey Lewis & The News: The power of love
11. Quireboys: Hey you
12. Doobie Brothers: The doctor
13. Tom Robinson Band: 2-4-6-8 motorway
14. Thunder: Gimme some lovin'
15. Hawkwind: Silver machine
16. CCS: Whole lotta love
17. Thin Lizzy: Whiskey in the jar
18. Dave Edmunds: I hear you knockin'
19. Juicy Lucy: Who do you love
20. Deep Purple: Black night
21. Billy Idol: White wedding
22. Saxon: 747
23. Golden Earring: Radar love
24. Uriah Heep: Easy livin'
25. Girlschool: Race with the devil
26. Great White: Once bitten twice shy
27. Geordie: Can you do it
28. Status Quo: Mean girl
29. Stranglers: Go buddy go
30. Groundhogs: Cherry red
31. Jeff Beck: I ain't superstitious
32. Ten Years After: Love like a man
33. Blue Oyster Cult: Don't fear the reaper
34. Saxon: Ride like the wind
35. Motorhead: Motorhead
36. Climax Blues Band: Couldn't get it right
37. Thin Lizzy: The rocker
38. Be Bop Deluxe: Ships in the night
39. Broken English: Comin' on strong
40. Billy Squier: The stroke
41. Humble Pie: Natural born boogie
42. George Thorogood & The Destroyers: Bad to the bone
43. Michael Schenker Group: Armed and ready
44. Thunder: Dirty love
45. Poison: Your mama don't dance
46. Dr. Feelgood: Milk and alcohol
47. Chris Spedding: Motor bikin'
48. Love Sculpture: Sabre dance
パープルさんの定番1曲目にのりのり大納得で始まるものの次第に妖しくなるこの選曲。ジューディやらビ・バップ・デラックスやらCCSやら。何故かエア界で愛されてるストラングラースも。ラストは剣の舞。やりがいがありまっせ。

さてヴォリュームはたっぷしだけど値段がなーとゆう貴方には、値段が¥950円と空気並みのこれを

Air Guitar Heaven

これまた曲目がわからんのでご紹介いたすと
Ram Jam - Black Betty
Hold The Line - Toto
Let The Children Play - Santana
Dead Ringer For Love - Meat Loaf
Breaking The Law - Judas Priest
Surfing With The Alien - Satriani, Joe
More Than A Feeling - Boston
God Gave Rock 'n' Roll To You - Argent
Superstition - Vaughan, Stevie Ray
Love Rears Its Ugly Head - Living Color
Freeway Jam - Beck, Jeff
Cities On Flame With Rock 'n' Roll - Blue Oyster Cult
Where Have You Been All My Life - Nugent, Ted
Walkin' By Myself - Winter, Johnny
Shake Your Moneymaker - Fleetwood Mac
Good Clean Fun - Allman Brothers
Moon Tears - Lofgren, Nils & Grin
Little Miss Can't Be Wrong - Spin Doctors
Crying Machine - Vai, Steve
California Man - Cheap Trick

このような曲が。ラム・ジャム1曲目つうのが魂を感じさせます。ジューダスのブレイキナロウで大馬鹿を。ボストンで宇宙エアを。テッド兄貴も、ジョニーさんも、ベック氏のフリーウエイ・ジャムなんてエア道最難曲も入りなのだ。

エアっつうのは馬鹿がすべて、ジャケからノセてくれんと困りますとゆう諸氏にはこれがある

Air Guitar Anthems

これまた1000円を切る値段ロック魂。曲目は
Smoke On The Water - Deep Purple
White Wedding - Idol, Billy
Parisienne Walkways - Moore, Gary
Get It On - Powerstation
Hey You - Quireboys
Silver Machine - Hawkwind
Doctor Doctor - UFO
Go Buddy Go - Stranglers
Wheels Of Steel - Saxon
Whole Lotta Love - CCS
Motor Bikin' - Spedding, Chris
Roll Over Beethoven - ELO
On The Road Again - Canned Heat
Comin' On Strong - Broken English
I Hear You Knocking - Edmunds, Dave
Hanging On The Telephone - Blondie
Black Night - Deep Purple
747 (Strangers In The Night) - Saxon
Rock 'n' Roll Dreams Come Through - Meat Loaf
足上がってるぞー。これを無理にまねすると股関節が脱臼いたすので中年さんは要注意。それにしても曲目、
方針がさっぱしわかりません。1曲目でのせられるのは同じ。テク無用のホークウインド、ゲリロンはパワステなんでエア・ドラマーも大喜び。またも入ってるストラングラーズ、そしてCCS。なんだよーこれはーって言わせたいのかー。

何を出しても文句を言いたがるのがロック・ファンのサーガでして、ご勘弁願えば、何でエアるスミスが入って無いのか。バンド名からしてエアってるでは無いか。老舗さんのには入ってるので、考え無用で楽しみたいなら俺もそれにします。そしてどれにも入ってない模様なのがロイ・ブキャナン氏の「飯屋が再び」。クライマックスのてけてけてけてくきかこぷきぷきップコーンってとこ、ビジー・フォーftモト冬木氏なら絶対に大ギャグ化してくれると思うのだが。何人即座にわかってくれるかはまた別問題。

とゆうことで喜ぶマーティンさんとローリーちゃん。
負けてたまるか、冬のダイエットはエア・ギターで目標前走比較−5kg弦です。

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