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今日の感謝盤一覧2006.05上

 

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1

5/1(月)
速い人
cover
Trilogy
Yngwie J. Malmsteen
1986

シリーズ「ヘビメタ虎の穴」

*すっかりハード&メタルづいてる昨今。俺が悪いんじゃ無いよ。レコ屋さん行きますと盤が待ってるんです。何しろ今まで本気で興味を持って見てなかったもんで、棚に行くとブツが一杯。しかも安い。あんたら何でこんなに安いんだ。この盤にしてもアマゾンの中古では。うわ。
ついに我が家に来てしまいました。噂の
イングウエイ・マルムスティーン君。
愛を込めてマルムシ君と呼ばせて貰おう。
何を知ってるって「速い」ってことしか知らんかったので、ライジング・フォースと2枚発見したのですけど、ジャケを見て「なるほどキングギドラとギターで対決するなら速くなきゃ戦えないわな。」と納得し、こちらをチョイス。裏ジャケがまたいいっす。「お父ちゃんしっかり稼いできてね。子ギドラがお腹を空かせてるの。」と送り出す母ギドラ。「おう、行ってくるぜ、任しとき。」と出掛けたがいいが、何だか足が長いか短いかわからんやつのギタアと戦うハメになるとは。とほほ。の巻。この人凄くわかってるわ(何をだ)、期待一杯で聴いたぞ。うひょー楽しいではないか。
もっともわたしゃ速いギタリストには憎悪を抱いて育ってしまいました。音楽を志してギターつう楽器を選択したものの、練習ってもんが嫌いなもんで、オマケに元々手が不自由不器用な天賦の才を親から貰ったんだなこれが。だもんで俺の師匠はロビー・ロバートソン王とポール・コゾフ姫と開き直る。師匠たちは世界一トレモロが速くてビブラートが速いんだぞ。凄いだろ。
しかし、速くてキチンとしてて速いの聴いて気持ちいいには間違いなし。もちろん音楽は違うし、勝負なんてえもんじゃねえけど。
理屈抜き、速いのはすげえと感嘆、爽快だ。
古今東西、速いギタリストと申しますとまず思い浮かべますのが
アルヴィン・リーさん。
歯を食いしばって、バリバリバリと・・の姿思い浮かべます。デジタル・ディストーションなんてもんは無かった時代だからもー、しっかり指板押さえないと音が出ないよの歯を食いしばり。
そして
アル・ディメオラさん
ジョン・マクローリンいやマクラフリンさん。枕不倫さんじゃないよ。
もちろん
リッチー・ブラックモアさんも。
「あなた、またろっくすで私のこと言ってるわよ。」
「え、お前じゃ無くて俺のことのような・・」
「今、何て言った?」
「いや、お前のことだよ。ビューチフルだもんなあほんとに。」
「わかってればよろしい。で、何の話してるのかしら。このレコードね。えーとあなた知ってる。」
「え?俺は読めない漢字のレコは聴かないことにしてるの。えーと何て読むんだこの漢字。いんぐうい・まるまるまる。ええいくそ。」
「あーあ、割っちゃったわ。」

考えると何故人は速く弾くのか。ことは音楽だけに疑問がふつふつと湧いてくるよ。一歩ゆづって速く弾く必要が有るとして、どこまで速く弾けるのか。考える。
えーとまず2ビートの速さ。づんたんづんたん。これはまー、紫の煙のイントロのとこぐらいしかやらないな。最初にギターを触ったよしても出来ます。これを売り物にしてるのはレスリー・ウエストちゃんしかいない(じょーだんだよー)
次に4ビートだな。がんがんがんがん。てか。これもレスリーちゃんしか。
で、8ビート。づづががづづがが。ブギのリフです。これが出来れば、極めれば天下のサイド・ギタリストになれる。
ソロを取らせて貰うには12ビートは会得せねば。テロルてろるテロルテロル。って3連系です。ちゃんと右手で出来なくてもハンマリングオン、プリングオフで出来ればOK。
16ビートとなりますと。タリルレ、コラルれ、ぽらるれ。ってやつ。レーナード・スキナードのフリーバードに様々な図鑑が載ってますんで参照のこと。リズムが出来れば立派なファンキー・バック・ギタリストに。ソロが出来れば、町内ですげーって言われます。
さて問題は次の段階だべ。
3連系で一歩進んで24ビート。テロルタロル、てろるたろる、とろりぱろり、からりくろり。と瞬発で出来てもえらいこっちゃ。長い時間となるとヒーロー。
その先、32ビート。とろりれぱらりれ、とろりれぱらりれ、とろりれぱらりれ、とろりれぱらりれ。ってか。
この段階になると左手小指が使えんと話にならぬ。
私の左手には小指がいなひ。
ドラマーでもフランキー堺氏にしかこれは叩けぬ。
48、64ビートとなると、もう人の耳では判別出来んのではないか。蚊の羽音みたいだったりして。犬が騒ぐ。
てこたあ、いくら気張っても24と32ビートの世界の戦いになる。
そこから先は曲のテンポを速くしての微妙な勝負に。
マルムシさん、その辺は熟知しておる様子です。
1曲目「お前は覚えて無いだろうが、俺はけっして忘れない」って、えろう可哀そうなタイトルの曲。でっかいノリでとうとうと歌います歌い上げ北欧メロディちょい遅めで迫り、ソロになると、グギョー、ドバドバドバドバア、へろふりょくろりん。
もしくは2曲目「嘘つきー」。づんたづんたのウエスタン2ビート高速ビートで、余裕ですビロビロビロビロ。
4曲目の「泣きます」ではアコ・ギターで、アコだと別ですからそんなに気張りません
の3種類で極める。
ギター芸人の道を全力疾走だぜ。嘘じゃないよ。このライブ風景をご覧下さい。まー大変。歌のバックではギターくるくる廻したり、引っくり返したり忙しいこと、ソロになるとギターに光当たってます。気の毒なのはベースさんで、自分だけのんびりしてる訳いかんと楽器タテにして左右に振る謎のアクション。
いや大変だ、この世界でメシを喰うのは。
とにかくギターが好きで練習に練習を重ねちゃったら、いつのまにか無声映画早回しみたいにギャグに近づいちゃいましたトホホ。てのをご自分でも自覚してらっしゃるらしく。もう遅くは弾けないんです。我慢してもこの手が手がああって悲哀も込みで。
この男なら身を任して「おおお」と歓声送り「やれやれー」ってエール贈りたい。
誰が始めたって、エドワード・ヴァン・ヘイレンさん、あんたが悪い。
で、
ライバルは”ザ・スタント・ギター”スティーブ・ヴァイちゃんかな。
ヴァイちゃんの師匠、ザッパ大神宮は64ビートを持ち込んだ一番悪い人かもしれません。

曲目等詳細

試聴はここで

5/2(火)
ゴジラとギドラ
cover
Bongo Fury
Frank Zappa & Captain Beefheart
1975/10/2

シリーズ「PA!」

*史上最強の同級生と言わば
稲中卓球部の前野と井沢、
東宝中学のゴジラとキングギドラ
そして
クモカンガ県立高等学校の
フランク・ザッパとキャプテン・ビーフハートこと
ドン・ヴァン・ヴリート両氏であります。
お互いふざけ合うにはまことに仲良し、元気で泥まみれだったのはいいけれど1970年キャプテンの2枚のアルバムでまともに仕事をしたのが運のつき、やれお前の口は臭い、お前のヒゲが気に喰わない、スパゲティを喰う時に音を立てるな、日本そばは飲めなどとゆう様々な理由でケンカ別れしちゃったの。仲良しなのに。4年の月日が流れました。キャプテンは遭難して牛心荘の家賃は払えないは牛肉は喰えないは、とても貧乏して、意を決してザッパ君にお電話を。
「元気かよー。俺か俺はもうバリバリだぜ。ぎゃはは。」
そのギャハハの声色に親友の危機を察したザッパ君、
「良かったらちょっと一緒にリハしないか。遊ぼうぜ。」
「忙しくてよー、うーん、困ったな。行けるかどうかわかんねえけど・・・電車賃貸して。現金書留で。」
飛んでやってきました船長、かつて一緒にやった曲「ヒモのウイリー」を歌ってみました。
まるで歌えません。忘れてしまっていたのです。
「こりゃダメだ。」といかりや長介さんの顔になったザッパさん。
その表情を見た船長、やばいと感じ、
「いやー、昨日冷凍庫のマクバーガー、凍ったまま喰っちゃってね。調子悪いんだ。また来るわ。今日はご苦労ご苦労。」
家に帰って猛練習。電話しました。
「いやー、忙しくて困ってるんだけど、また遊んでやってもいいよ。電車賃、送って。」
今度は上手く歌えたんだよ。
そうなるとザッパさん、覚悟を決めました。おそらくこれでコイツとは最後の共演、喰いの、いや悔いの残らぬものにせねば。
あの奇跡のようなメンツ大集合のロクシー・マザースは崩壊してました。ほうかい。
アイドル、打楽器鳴り物担当のルース・アンダーウッド嬢が辞めて夫君の元に帰っちゃったら、一緒に黒い弾丸ドラマー、チェスタ・トンプソン氏もどっか行っちゃった。
永遠の拷問男船長と演るには新メンバーを集めねば。
若きドラマーがやって来た。その名も
テリー・ボッジオ。
裸一貫ドラムと格闘する男。
キャプテンはスライド・ギターが好きよ、ってんで担当のデニー・ウォーリーちゃん。
そして辞めないでくれたナポレオン・マーフィー・ブロック、ジョージ・デューク、トム・ファウラー”倫悦のベース音男”、ラッパちゃんブルース・ファウラー氏ら怪獣総進撃。
音楽はアルバムのタイトル通り。
「でぶらかたぶら」で「キャロライナ・ハードコア・エクシタシー」で「角刈りのサム」で「ハリウッドのオカマ野郎」なやつ。
船長が体重100トンのヒキガエルがガマの油出してる時のような声でがなりポエムし
ザッパ大明神はSGで雷さんソロをイナズマ・レッグ・ラリアートし、いつもの低音で歌い、トムとジェリー主演の怪獣映画お楽しみ下さい。この二人の耳には音楽はこんな風に聴こえているんです。
そんでまあ、なんだこりゃ、うげ、苦しい、かなわん
と感じてしまった方も、32分59秒耐えてちょーだい。
そこで全ロック・ファン至福の瞬間訪れり。
「完璧なシングル」
”マフィン・マン”の登場だ。
”ダーティ・ラブ”と並ぶ、2大フラン・ザッパ・メタル・ソングだぜ。

「誰かさんはカップケーキが好きだって言うけど、俺はマフィンが好きだー」

ガアル、ちょっと君、思い返してご覧さい 彼は男でありました
しかしながらヤツはマフィン
まるで正体不明なくせに、あんたが見つけるまで周囲をうろつきます

ガアル、ちょっと君、思い返してご覧さい 彼は男でありました
しかしながらヤツはパフぃん

ヤツが深夜大活躍した結果の次第は、誰も大騒ぎなんかすることなくシーン


この後、これぞゴジラの吐く熱波アトミックのようなギター・ソロが鳴り渡ります。
聞かねばねばねばねばねばねば、ねばねばねばねば。
あまりにかっこよかったので、うちらのバンドでカバーさせてもろた。
リフは簡単だったけど、あっしのソロは屁にもならず。しかし、幸せでした。
頭の中では御大のSGの音が鳴っていたんだよ。

曲目等詳細

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5/3(水)
青春に捧げます
cover
Dedication
The Bay City Rollers
1976/9

シリーズ「PA!」

*今日はこどもの日。
平和なリッチー家では。
「お、何か居間から音楽が流れてくるぞ。行ってみよう。」
「ウド・ワナビー♪るんるん。きゃあデレクー。」
「あ、キャンデス、何踊ってるんだ。」
「わ、あなた。いたの?」
「いたのって俺のウチだし。何だこりゃ。」
「やだあなた知らないの。ベイ・シティ・ローラーズじゃない。衣裳部屋を整理してたらLP出てきたの。」
「お前、ファンだったのか?」
「あったりまえじゃない。デレクーっ。」
「キーっ。ちょっと、ジャケ見せてみろ。お、これは、青春メロディ。レスリー(ぽっ)。いや違う。れすりー(ぽ)。」
「やだ。知ってんじゃない。じゃ一緒に聴きましょ。」
相変わらずアツアツな夫婦はほっといて
ベイ・シティ・ローラーズ、3枚目のアルバム、1976年9月発表の「青春に捧げるメロディ」であります。
極太オビにデレクが隠れてしまうつう無情な日本盤ジャケのこのアルバム、これがBCRだの絶頂期盤。
「完璧なシングル」の
「二人だけのデート」入りなのだ。
既に9曲ものUKベスト10ヒットを放ち(とはゆうても1位はめぐり合わせでバイバイベイビーとギブ・ア・リトル・ラブの2曲だけって不運な全く)、英国人気絶頂、旋風は遥か東洋ジパングにまで押し寄せて来てる昨今。次なる目標は「アメリカを制するものはアメリカを制す」のアメリカだ。敵は巨大だあなどれぬ。とベル・レコード・スタッフ総出で連日連夜の会議の末放った後半に行くほど超高速になって心鷲掴みにされちまうつう「サタデイ・ナイト」。この曲の恐ろしさはいづれまた讃えねば気が済まぬわ。で、見事全米ナンバー1獲得。
したらば、アルバムの時代、ヤンキーを屈服させねばならぬLPを製作せねばとまたもや連日連夜の会議。
よっしゃ
製作は、70’s米POPならこの方しかおらぬのジミー・イエナー氏。録音場所は、うーむ、もしやコケてしまうこともあるやもしれぬ、本国にも気を使って真ん中取ってカナダにしよ。あ、そうだ、兄やんは顔が兄やんだからクビ。クリクリ顔のイアン君に入ってもらってと。「そしたらベースがいません。」「そんなんつまみ枝豆にやらせりゃええがな。あの子器用だし。」
メンバーと言えば連日連夜「夜のヒットスタジオ」「輝け歌謡ベスト10」ら週20本のお仕事でふらふら、新しいメンバーがいつのまにか入っても気付いておりません。
「さー、てめえらカナダにいけ。カナダへの手紙。」
「わーい、レコーディングだ。休めるぞ。」
「えーと、今の時代アイドルでも曲を書けねば大馬鹿にされちゃうぞ。いつものように何曲かは作っておくように。」
「大丈夫です。それなら300曲はもう書いてます。」
「そんなにはいらん。アメリカ人の親方ジミーさんが待ってるからよくゆうことを聞く様に。」
「へーい。え?ジミーさんてあのラズベリーズの?わーい。」
トロントにあるカナダからの手紙スダジオに着いた一行。平尾マサアキ先生のお面を被ったジミー親方がニヤニヤ笑って待ってます。
「てめーらよーく聞け。俺のゆうことは絶対だ。神の言葉と思え。」
「へーい。」
「まずはこの曲を録音する。やれ。」
とばかりにアルバム1曲目となります曲を。
反則だ。ラズベリーズ、エリック・カルメン(かものはし似)作、レッツ・プリテンドではないか。
これにはエリック君たちより私がやられた。たまらん選曲。この名曲やられたらもう完全屈服でございます。
さて、ここで問題です。このアルバム中、BCRメンバーのオリジナルは何でしょう?
「カッコー鳥!」
ぶー。これはラス・バラードさんの曲。ベタ泣きメロ得意なラスおじさんにこんなファンキー曲作ってもらったってのは謎です。締め切り間際ちょちょいのちょいで作ったやつか。まさかなー。
正解は
「すてきな君」「ロックンローラー」「愛をこめたレター」の3曲。わかりません。質が高くて。他の曲、蒼々たるプロの作曲家先生の曲に混ざっていささかも引けを取らぬ。共通する味わいは・・・・・エルトン・ジョンだ。この時期当のエルトンちゃんが失いかけていたあのナイーヴ・エルトン節がこの若者達によって蘇る。その原型聴いてそれを読んだジミー親方も見事。ドラムのフィルインはナイジェル・オルソン氏風に。ギターのオブリはデイヴィー・ジョンストン氏のごとく。ラストのアルバム・タイトル曲はガイ・フレッチャー&ダグ・フレット先生の曲なれど、ポール・バックマスター氏彷彿ストリングス鳴り渡り、それは正しく青春のメロディ。
これまでもメンバー自作の曲は押しなべて素晴らしきものばかりでした。だがしかしアイドル人気の悲しさよ、無用に信用されずの悲しさよ。もしやここで全曲自作、そして、親方がガス・ダッジョン氏だったりしたら・・・この先歴史は変わっていたかもしれぬ。
それにしてもアルバムとして素晴らしいアルバムでございます。
誰なんだ「イエスタデイズ・ヒーロー」を探して歌わせたヤツは。元イージービーツのコンビ、ハリー・バンダ&ジョージ・ヤング氏の手によるこの曲、先の1月、ジョン・ポール・ヤング氏によって全米最高位42位と微妙なヒットとなったと聞く。ローラーズが丁度絶頂期頂点に至ったこの時期、ハマリ過ぎで・・・泣きながら歌ってしまうじゃないか。しかも嬌声入りで。イヂワルだなー。確実にそうなってしまう自爆ソングでこっちだって泣きながら楽しいじゃないか。
アメリカで成功、さらなる成功を目指しても、ローラーズを育て、共に成功したのは俺たちだの英国ベル・スタッフの意地が見える曲が2曲。もちろんメンバーも異論あるはずも無し。まずは
「ドント・ウォーリー・ベイビー」。
ビーチ・ボーイズといやあイングランド西海岸にあるぜよの表明。より南国にスティール・ドラム入りでヴァン・ダイク・パークスおじさんにも聴いてーって。米国民よお前らアホやのメッセージ隠されてたりして。
そしてキラーなシングル・カット「完璧なシングル」は

I Only Want to Be with You

イギリスのアリサ・フランクリンことダスティ・スプリングフィールド嬢のソロ・デビューヒット。1963年最高位4位。アメリカでも12位。最高のPOPは時代を超えるぜの証がBCRの存在。正にその証明にうってつけの曲です。
これで駄目でも悔いは残らじの覚悟ここに見たり。
くしくも同じく最高位12位となり。
アメリカ何するものぞ。世界の青春を目指すのがローラーズなのだ。
そして青春は一回、歳とともに終わっちゃう。
イエスタデイズ・ヒーローになっても、そこで時間は永遠に止まってます。

曲目等詳細

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5/4(木)
黒押出死
cover
Blackout
Scorpions
1982

シリーズ「ヘビメタ虎の穴」

*やられた。完全幸福&完全降伏。
メタルにまだすっかり心は許して無いぞえとか言ってたりして。ヘボなヤツがあったら許さんなどつうこの歳になってから聴き込みだしたんすから、耳も三段腹で肥えてます。でさ、スコーピオンズ。どうも予感がしたんだよな。この方たちに本格入城すると、とことんがっかりするかそれとも完全参ったするか。後者なら最高だけんど前者なら参ったなってんで。なかなかふんぎりつかなかったけど行っちゃったよ。
82年のアンタもうケガしてるのにさらに頭突っ込むのかーアルバム
「ブラックアウト」。
我が家命名邦題「黒押出死」
”黒押出死”とは子連れ狼登場裏柳生総帥柳生列道の妾腹の子出淵庄兵衛率いる柳生の別派出淵流の別名「黒押出死」。黒装束に身を固め明暗虚無僧の軍団、人はそれを「黒押出死」と呼ぶ。と次元大介小林さんがくどくナレーションしておった。この前再再再放送したばっか。
おかげでわたしゃメタル聴きの極意会得した気がいたす所存。
ヘヴィーメタルてば時代劇だったのだ。
何をいまさらーっていまさらスマイル気が付いた。
時代劇で有りますから様式美が美なのだ。まげちょんしてるとか袴みんな着てるとか時代劇に文句付ける輩はおるまい。そうなんだから。
そして技巧が尊ばれるのもこりゃ当然である。時代劇の命は殺陣に有り。エースで4番の主人公が大見栄を切って華麗に立ち回るその姿にこそカタルシス有り。ヘボだったらもう台無しJR。
しかるにスコーピオンズ。なかなか本格入城出来んかった訳と言えば
一つに、ジャケ。エロジャケが多いもんねえ。恥ずかしくて買いにくいもんねえ。で、ヴァージン・キラーつう、ありゃちと・・まいる。さすがにあかんのでは無いか。と思ってたら今は変わってるのだな。それはそれでそれでいいのかって気も。
全く知らんかった訳ではさすがに無い。大ヒット「冷やロッキュライカ・ハリケーン」はもちろん。首領がルドルフ・シェンカー兄だってことも。弟のマイケル・シェンカー弟は先日来我が家でブレークしたばっか。抜けたその後のスコーピオンズ、兄のバンドまでがそないワンダホなんてうまい話があってたまるものか。あってたまったのだ。
”黒押出死”で子連れ狼だから時代劇に例えればそれかと思わば、こちらは「必殺仕事人」だと思い候。
そしてこのアルバムは、中村主水(藤田まこと)、秀(三田村邦彦)、勇次(中条きよし)、加代(鮎川いずみ)、おりく(山田五十鈴)の黄金メンバーの「新・必殺仕事人」の趣。
チームワークによってあのラストへ集団なだれ込み。全てのシナリオはそこに向かっての為にありだぜ。
主水さんはもちろんルドルフ兄だろな。それにつけても、おりく役のボーカル、クラウス・マイネちゃん。日本盤LP解説は当然のごとくMASA伊藤氏でござりまするが、談によりますとこの盤製作前、ノドを痛めてしばし声を出すこと不能だったとのこと。
ようやっと解禁、放たれた野獣のその叫びたるや。ぶっち切れてるぜベイベ。
冒頭の”ブラックアウト”の最後、そして5曲目”NOW!”のオケツの咆哮はもう、あんたそんなことしてたらノドくらいぶっ壊れるわ、またやっちゃったんじゃないのってくらい。
ロック史上最強のシャウターはやっぱスティーブンのタイラーさんかと思っておりましたけど、ここでのマイネちゃんの瞬間風速はいやー肩を並べてルンルンものだ。
そしてわたしゃ野獣者が大好きなのである。
マイナーなメロが我ら和人の琴線をちくちくちくちくさせてからに、それでいてちいとも下衆でも嫌らしくも無くのジャーマン己律し音楽心、さらにそれを全てぶち壊すがごときこの暴れっぷり。
参りました。
ルドルフ兄やん、弟さんに続き、これから存分お世話になります。
どうかよろしゅう。

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試聴はここで

5/5(金)
虹プロ祭
cover
What? Heavy Metal Part 4
ヘビメタとは何だ
その四Monsters of Rock
Various Artists
1980/8


シリーズ「ヘビメタ虎の穴」

*またかよーと仰られませんで下さいマシーン1号。今まであまりやってませんでしたもんで祭になってしまいましたヘヴィーメタル。
祭と言えば思いだすのが
「モンスターズ・オブ・ロック」
俺だって知ってる超有名ロック・フェス。メタル界の「ラスト・ワルツ」だ。
その第1回1980年の模様を納めたアルバムがこれ。ところがぎっちょんちょん。CDになっておらん。どころかかのAMGでもデータ無し。歴史から抹殺かよ。何故CD化されんかって、多分収録バンド全部が当時所属レコード会社違うつう無茶な陣容だったからに違いなし。物凄い世間の要望がありゃライノが腰上げてくれそうだけどあそこはメタルにちと力入らんからなあ。通常そうゆう未CD化のものは、こころっくすでは感謝しないことにしております。聴くチャンスが平等になけりゃのう。所持自慢じゃ。最も忌み嫌うもん。しかしこのレコは全く珍なものでは有りません。
アナログなら多分どこの中古盤屋さんにも有るのでは無いか。実際、こうなったら「カリフォルニア・ジャム」か「モンスター・オブ・ロック」聴きたいなあと思ってレコ屋さん行ったらあったよ。400円で。ネットで通販だと5000円とか無茶な値段で出てるかもしれんが騙されてはいけん。300〜900円で行けると思う次第。ここは一つこのオーディオテクニカの極安レコード・プレーヤーと共にいかがすか。直接パソコンにつないで聴けちゃいます。音もロックだし便利この上無し。しかもうちでは買って以来針を交換しておらぬ。今の針の耐久時間は1万時間だって。音が悪くなったなと思ったら針を変える前に「針先クリーナー」ってのがあるんでそれでちょいちょいと掃除すると復活します。
もうどうしてもCD化できん可能性のレコが世界には有る訳で、ブートCD買うくらいならねえ。
でもさ、CDにしてくれんかなあ(^0^)。うちのやつ針飛び3箇所するんです。そこでいつもつんのめって腰悪くします。
ここに収録されておらぬジューダスとか含めてコンプリートで。

さてこのモンスター・フェス。主役はレインボー。陣容は第4期メンバー。毎回史上最強のメンツと呼ばれてます4回目のメンツ。
何よりも、両足にバスドラ強打養成ギブスを日常装着してるつう人間巨人の星、コージー・パウエル氏、レインボー最後のステージってのが最大の目玉だ。
1曲目「スターゲイザー」。リッチーさんはこの曲大嫌いだったそうで、逆にコージーちゃんは大好き。で、リッチー氏はああゆう人だから面と向かって「コージ君今までありがとう」なんて言えず、この曲を演るってことで心からの感謝示したっつう、何ともええ話や。
ご本人は気付いて無かったりして。ははは。
すげー演奏です。「ヘビメタとは何だ」って、「時代劇ロック」だと昨日宣言しちまったけど、言いかえれば「剣豪ロック」、「勇者騎士ロック」ってのいかがですか。正に勇壮、最強の騎士虹を渡るを体現した名曲だと思う次第。何故リッチー氏は嫌いなのか謎。みゃーみゃースライドしたくないのかな。
B面1曲目には「オール・ナイト・ロング」。聴けばメンバー・チェンジの理由がよーくわかる「ダウン・トゥ・アース」アルバムからのブレーク・シングル。その大成功のおかげでお金が入った虹プロがやれたのがこの祭なのだ(多分)。社長はダイバダッタ氏だったりして。死ね死ね団打倒の為のさらなる資金集めだったりして。それほど死ね死ね団は強力である。裏柳生クラスで。何と言っても団歌が凄い。

死ね死ね団のうた

死ね 死ね
死ね死ね死ね死ね死んじまえ

黄色いブタめをやっつけろ
金で心を汚してしまえ
死ねアー 死ねウー 死ね死ね
日本人は邪魔っけだ
黄色い日本ぶっつぶせ

死ね死ね死ね死ね死ね死ね

世界の地図から消しちまえ 死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね

死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね

いくらキラーズなアイアンメイデンでもこんな歌は歌わん。

その趣旨に賛同してくれたのがまずはジャーマン鋼鉄なバンド
スコーピオンズ
得意技はサソリ固め。
実は私、ここでの2曲で強烈にこの蠍団を思い出し、「黒押出死」アルバムを買ったのだ。クラウス・マイネ少尉最高。好物はタコのマリネ。喰らうすマリネ。ルドルフ軍曹おひげ素敵。

次に賛同はサムソンと仲が悪い
サクソン
実は死ね死ね団の差し向けた刺客つう説有り。その証拠に裏ジャケに写真無し。この年に2nd「暴走ドライヴィン」って、「え?房総ドライブイン?茶色なカレー780円」とゆうアルバムで凶暴頂点だったとゆう。あ、そうだほら1stのジャケがこれです。メタルは剣豪だで。実態はモーターヘッドとお友達な暴走族バンドって聞いております。確かに全身筋肉マシーンな演奏。

そして虹プロから「カナダへの手紙」頂いてやってきてくれたのが
エイプリル・ワイン
1970年からロッキンしてる大ベテランだ。日本では確か発売元がテイチクだったかと。ティーズと並んで最強のエースバンド。正直存在を忘れかけておったんすが、すまん。私は極悪人です。メタルだハードだって言う前に、魂がロックな演奏。正に
「アイ・ライク・トゥ・ロック」
「ラヴ」じゃ無いちょっと控え目なとこがベテランさんの意地よ。リフがトルズのあの曲です。ここでそれをやる勇気えらいこっちゃ。

そして虹プロが送り出す新人さんが登場。
その名も
タッチ
あんた「たっち」って。じゃないよ。「ママズ・ボーイズ」に匹敵するネーミングで、こりゃバンド名付けた段階で命運が決まってしまったじゃないか。殺陣始まって最初に斬られちゃうよ。
だがっしかし、演奏は侮りがたし。並み居るベテラン何するものぞの、若さ爆発メタルだ。ちょっと泣いてるけど。ちょっとママ入ってるけど。アメリカンで実は75年に前進バンドでデビューしてたと申す。このようなバンドが世界にはいくつあったのだろうか。それら全部の怨念を乗せて鬼神の如き突進。6万の聴衆の反応ものともせず。大観衆ロックフェスには「俺の音を聴きやがれ。こんちくしょー」って気概のハードでメタルなヤツらしかハマらずって証明をもしておるわ。
大部屋俳優ロックと愛をこめて。

そしてトリを飾るは、同じくアメリカ勢
ライオット
対岸する西のヴァン・ヘイレンとの抗争に破れ活路を本場英国に求めて、彼の地で立場を逆転させたつう。そうだったのか(^0^)。総合肉量では1、2を争う高速メタル。実際の出演順ではどうだったかは知らぬけんど、このアルバムのラストに入ったはエンディングで大納得。腹がよじれるほど大喜びしてしまいました。

「あなた、昔は元気だったのねえ。」



曲目等詳細

5/6(土)
鷲の爪
cover
Fly Like an Eagle
Steve Miller Band
1977/1/

シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングルを讃える会」は
Fly Like an Eagle/鷲の爪
スティーブ・ミラー・バンド
の1977年1月8日TOP40ランクインの曲です。同名タイトル・アルバムのタイトル曲。既に同盤からは前年6月に「Take the Money and Run」そして9月に「Rock'n Me」の2曲カット有り。2曲とも大ヒット特に後者は1位獲得つう。そしていよいよトリとして半年がかりで鷲が登場とゆう次第です。当然LPもブレークしてて、最高位3位獲得済み。もう皆さんざ聴いてるじゃんなのにそれでも大ヒット。特筆すべきはこの77年になってアルバムがブラック・チャートの最高位19位になってる。それはこの曲の存在を黒の人々が知ったためだ。シングルも最高位19位。
なことになっちまったのはこの曲がどファンクだからなのであります。それまで全くブラックのブラザーさんたちがアウトオブ眼中だったのも無理は無し。最初のチャート上のブレーク作「ザ・ジョーカー(あ、まだ讃えておらぬせねば)」と次の「Take〜」はカントリー風味、して「ロックン・ミー」は究極の3コードロールなヤツだった訳で。そんでもパっとラジオから聴いて「おーーーーイカしてるぞ」って食いつく兄さんたち、ほんとかっこええ。音楽は人種やら誰がやってるかとか全く無関係でグルーヴがすべてだぜ。
思い返せば「ジョーカー」もファンクだったのだ。すげースローファンク。
70’sPOP、この77年になって益々魅力的なものになってきました。益々って言うたら、各年ごとにそれぞれ違う魅力有ったんであれなんすが、極めて来たつうか。何しろ鑑が無かった。それぞれのミュージシャンが自分で見つけるしか無かった時代であります。最初はみんな正直、形としてはボロボロだったかもしれぬ。余計なものたっぷし尻尾に付けて。いわゆるダッサダサだったかも。それは当人達も思いっきり自覚しての前進。ある者は楽器のテクニックを研鑽することでそれを突破しようとし、ある者は音楽そのものを探した。ミラー親分は後者、とことんセンスを磨くことに精進した男です。センスの精進ほど難しいものは無いと思う。言葉にもならぬし、練習で獲得出来るとも限らず。何よりも8トラックから16トラックと音を重ねる可能性がガンガン出来始めたこの時に逆に音を絞り込み音色を極めの方向に向かったこの事実。驚嘆します。極めれば1本の線。思いっきり日本の発想では無いか。
さらに驚くことにこのシンプルな極めの発想は同期のフリートウッド・マック、スティーリー・ダンらと同時進行だったことです。
そして彼ら全員がファンク、POP、ブギ、もちろんロックを体内に。別に強烈にパクろうとか意識してたと思えぬ。求めるものの中で自然に音楽が呼んだとしか思えません。
カンラカンラに乾ききったファンキー・ギター・リフで曲は発進。遥か遠くから飛んで来るはヒャヒーのオルガン。アルバムでは冒頭でかますシンセ宇宙音。このシンセ、アナクロだと思いまっか。若い人たちはどうかな。そりゃアナログでっせ。アナログがアナクロなら人間てのはアナクロじゃないか。人がアナクロならアナクロでいいのだ。なんて無理やり(^0^)。はともかく、この音をスペース・カウボーイは求めたのだからこれで当然なのだ。楽器に振り回され使われてた訳じゃなーいテイジン(byカトリーヌ)。
リフが喰いまくってます。ドーナツじゃ無くてビートを。それがファンク。
新機軸はそのど真ん中にオルガンがいること。21世紀になって人が変わったようなようにもてはやされてますオルガンジャズの骨を既にこの時やっておった。のだから何故クラバーにモテナイのミラー親分。売れたから〜?その発想ダサイわ。いいけどテキトーに使われてたまるものか。むかつくから。
プログレでもあります。むろん。どこがどうだって。そりゃもう・・・知らんわ。聴けば一目プログレ。ピンクFさんのタイムへの返歌でもあるです。

チクタクトク ドゥッドゥドドゥ チクタクトク ドゥッドゥドドゥ

時は滑る 滑る 滑る 未来へ向かって
時は滑る 滑る 滑る 未来へ向かって

俺は鷲みたいに飛びたい 海へ向かって
鷲みたいに飛行 俺の魂を連れて行ってくれ
俺は鷲みたいに飛びたい 自由になるまで
革命のど真ん中を突っ切って

腹ペコの子供達に握りメシをやってくれ
裸足で駆け回るガキどもに靴を履かしてくれ
街でうろつく民に家を
おー、解決する策はあるはずだ

俺は鷲みたいに飛びたい 海へ向かって
鷲みたいに飛行 俺の魂を連れて行ってくれ
俺は鷲みたいに飛びたい 自由になるまで
革命のど真ん中を突っ切って

時は滑る 滑る 滑る 未来へ向かって
時は滑る 滑る 滑る 未来へ向かって

俺は鷲みたいに飛びたい 海へ向かって
鷲みたいに飛行 俺の魂を連れて行ってくれ
俺は鷲みたいに飛びたい 自由になるまで
革命のど真ん中を突っ切って

全くその通りで。例え無辜で有ってもまるで力無き自分に情けなく。でも思わざるを得ないよそのことを。
歌うしか無いじゃないか。歌を聴いて想うしか。
想っても何も変わらん。アホだって言われたらそうかもしれぬ。
が、思わなくもなったらこの世は闇だよ。際限無く無限地獄へ突入すると思う。
歌に力があるのか無いのかそんなこと誰にもわかんね。けど、歌わざるを得ないから歌うのが歌です。
そして参加してー。オルガンで。きゅわきゃクキャってキメてー。
ファンキーな意識を満面に抱えて。

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5/7(日)
2分ブギイ
cover
Tush
ZZ Top
1975/8/16

シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングル」は
タッシュ
ZZトップ
です。ベス/キスに匹敵する簡潔な響き。曲の長さも2分17秒。シングル買って時間を見たら「ああ、損した。」と涙しますか、いいえ、聴いてしもたらこれぞ世界で一番長く短い2分17秒です。何らかんらと説明するの野暮じゃないかしら。
アメリカのテキサスに3人の荒くれがおって、ロックバンドなのだZZトップとゆう。ヒゲはまだ一人しか生やして無いぞ。ブルースでブギな生活を朝から晩まで日夜送り今日が月曜だか日曜だか誰もわからぬ。メンバーの一人が実はサザエさんが好きで夕方ああ明日から仕事だ学校だと一人涙するなんてえこと無い羨ましいブギイ・ライフ。しかして夕刻になったら毎夜、例えじんわりしておっても己を奮い立たせブギせねばならんぞ。もう35年超やってますそれを。大乗ブギ教ブギ宗ブギ寺の僧侶のようです。ありがたや。
そんなエルロコな3人が75年に放った1stブレーク・ヒットがこのタッシュです。ほんとは16分くらい演りたかったのに、見事に2分17秒目に終わってしまい、これ以上何もいぢれず何も足せず引けず。「あはは出来た」。完璧とゆうしかありゃせん。
聴く方も気合入れて乗るぞ。

ずず、じゃんじゃじゃー、じゃんじゃじゃー
↑リフだ。この「ずず」が最重要。

いや
ずず、じゃんじゃじゃー、じゃんじゃじゃー、ずず、じゃんじゃじゃー、じゃんじゃじゃー

俺はノった 俺は落ちた
俺の言葉を受け止めろ 撒き散らしてやる
多くは頼みません望みません んんん
言うぞ
「神様、下町に連れて行ってくれ
俺はただいくらかの尻を捜したいんだ。」
俺はワルだった 俺は善人でもある
ダラス、テキサス、ハリウッド
多くは頼みません望みません んんん
言うぞ
「神様、下町に連れて行ってくれ
俺はただいくらかの尻を捜したいんだ。」

(スライドギタアああ)
ひゃおー、ふんふんふんふん、ふんふんふんふん、ふんふんふんふんふんふん
ふゃふぉお、ひゃひゃふぉー、ふんふん、ふゃふぉー

帰してくれ 俺をお家に
一人じゃいやだ 寂しいもん
俺は多くは頼みません望みません んんん
言うぞ
「神様、下町に連れて行ってくれ
俺はただいくらかの尻を捜したいんだ。」

(スライドギタアああ)
ぴゃっぴゃあぽ、ぴゃっぴゃあぽ、ぴゃっぴゃあぽ、ぽんぺんぽんぺん
ぽんぽんぺんぽこ、ぽんぽんぺんぽん、ぽんぽんぽんぺん、ぽんぺんぽんぽ
ぽんぽんぺこぽん、ぽんぽんぺんぽ
ぽこぷぺこすぽすっとこー

終わっちゃったよ

尻を求めて三千里。何と気高く美しい歌でありませうか。我がバンドでコピー、いやカバーしたことがあります。
これがまた難しいのなんの。お聴きの通りぐっごがっごぐっごがっごの完全三連シャッフルで、この速度でタメを効かせながら突進するのはそりゃもう至難の技でございます。マンガの肉をダラス、テキサス、ハリウッドで30年超食い続けでもせにゃ獲得出来ぬのかもしれぬ。
ありがたや。聴いて喰らうのは美味くて美味くて。
もう一杯。おかわり。

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5/7(日)
仕事にご用心
cover
Taking Care of Business
Bachman-Turner Overdrive
1974/6/29

シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングル」は
Taking Care of Business/仕事にご用心
バックマン−ターナー・オーバードライブ
です。カナダに生息する巨大生物バックマン兄弟とターナーさんが作ってオーバードライブしたバンドがバックマン−ターナー・オーバードライブ。パックマンが棚を作って、おばさんとドライブしたのでは多分無い。全員木こり。与作を歌って毎日とんとんとんしてたのがいつのまにかドンドンドンになりガンガンガンになりブンブンブンになって兄ランディ与作がゲス・フーとゆう「誰?」ってロックバンドに入ってしまった。「メリケン・ウーマン」でメリケンでも一躍有名に。さらに体重が増えたためバンド内では喰わすことが出来なくなったため、脱退。一時、鍵盤にナイフを立てて修理するとゆう楽器屋さん、キース・エマーソン氏と一緒にやろうとしたつう嘘みたいな話があるがほんとだろうか。
でさ
兄弟ならいくら喰っても文句は言われないだろと弟誘って、あと優しそうな顔をしたC.F.ターナーさんってゆうお兄さんを誘って作ったのがバックマン−ターナー・オーバードライブ。パックマンが棚を作って、おばさんとドライブしたのでは多分無い。
最初のヒットは
「バックマン−ターナー・オーバードライブ2枚目だよ」からの
「レット・イット・ライド」
こいつはもうひたすら「ふんふん」言ってる曲で、そうだよ俺らはどうぜxブだよ、喰って喰って喰いまくるよ、ミュージックライフではお笑いのコーナーでしか出ないよ、それか全員モルモン教徒だってことしか出ないよを全米中に知らしめた曲だからもう怖くねえや。
そして2曲目のシングルでそれは「完璧」の域に達する。
Taking Care of Business/仕事にご用心
何らかんらと説明するの野暮じゃないかしら。
昔から恐ろしい邦題だと思っておって、一度は歌詞を見なけりゃ一生後悔するような気がしてました。
本望です。

ずずっ、じゃ、ぞぞぞ ずずっ、じゃ、ぞぞぞ ずずっ、じゃ、ぞぞぞ ずずっ、じゃ、ぞぞぞ
↑リフだ。この「ずずっ」が最重要。

ちゃかちゃかちゃ、ぞろぞろー ちゃかちゃかちゃ、ぞろぞろー
↑2本目のギターです。世にも稀なる16ビート・ブギイの誕生。手がクセになってただけかも。

お前は毎朝起きる
目覚まし時計のギャンギャン鳴る音で
8時15分には街にご出勤
プープー警笛が頭上で鳴り響きの
人はもう押し合いへしあい
女子はそれでも何とかかわゆく見せようと努力なさる

で、もしアンタがうまいこと電車に乗れたら
9時には仕事を始められる訳だ
で、食い扶持を得るために、奴隷的労働を始める
もしアンタがずっとそれでイライラしてんなら
俺を見てごらんよ 俺は自営業だぜ
俺は仕事がもう大好き 一日中やりっぱなしだぜ

俺は
お仕事に勤しみ 毎日
お仕事に勤しみ どんなこっても
俺はずううっとお仕事に勤しみ それが俺の全て
お仕事に勤しみ 働きすぎ
働け!

ちゃかちゃかちゃ、ぞろぞろー ちゃかちゃかちゃ、ぞろぞろー
のねのねのねのねのね

もしそれが釣りみたいに簡単だったら
アンタは音楽屋になれるよ
もしアンタが、やかましいかメロウなサウンドを作れるなら
中古のギターをゲットしな
随分と遥か彼方にまで行けちゃうよきっと
アンタがバッチリの仲間と一緒にやれるなら

人はアンタがバッチリ楽しんでいるのがわかる
お日様の光の中で寝そべっているが如く
ヤツラに言ってやんな アンタがそれを演るのが大好きだって
そのお仕事は大体の連中がやりたがらないもの
で、うちらはみんな自営業
俺は仕事がもう大好き 一日中やりっぱなしだぜ

俺は
お仕事に勤しみ 毎日
お仕事に勤しみ どんなこっても
俺はずううっとお仕事に勤しみ それが俺の全て
お仕事に勤しみ 働きすぎ
働け!

ギター
どじゃかじゃか どじゃかじゃか どじゃかじゃか どじゃかじゃか
沢山お仕事ね 俺がどっかにいる時も 毎日 うー

お前は毎朝起きる
目覚まし時計のギャンギャン鳴る音で
8時15分には街にご出勤
プープー警笛が頭上で鳴り響きの
人はもう押し合いへしあい
女子はそれでも何とかかわゆく見せようと努力なさる

で、もしアンタがうまいこと電車に乗れたら
9時には仕事を始められる訳だ
で、食い扶持を得るために、奴隷的労働を始める
もしアンタがずっとそれでイライラしてんなら
俺を見てごらんよ 俺は自営業だぜ
俺は仕事がもう大好き 一日中やりっぱなしだぜ

俺は
お仕事に勤しみ 毎日
お仕事に勤しみ どんなこっても
俺はずううっとお仕事に勤しみ それが俺の全て
お仕事に勤しみ 働きすぎ
てか

お仕事に勤しみ 

お仕事に勤しみ  (はい皆さんで)

お仕事に勤しみ 毎日 お仕事に勤しみ 毎日 働きすぎ

お仕事に勤しみ お仕事に勤しみ
ごくろーさん

おー「仕事にご用心」で正しいんじゃん。いやー、やけくそつうか、身につまされるつうか。
歌うっしかないよ。はい皆さんで。
今日で楽しい5月連休は終わりです。
泣く。

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5/8(月)
マクギア兄弟
cover
McGear
Mike McGear
1974

シリーズ「英国シンガーソングライター」

*何と書かせて貰ったらいいやら。
ずーーっと、欲しくて探しに探し回って、先日やっと発見しましたLPを。地元のユニオンさんで。値段を見たら3600円。目が飛び出るも、入っていたのが3割引の段ボール箱の中。意を決して買ったのだ。こんな値段で買うことはまずありません。そしたらCDで出てたよ。しかも日本盤。あのMSIから。最も入手可ぎりぎりの様子で現在アマゾンでちとやばい値段で中古が。貴方の地元のCD屋さんの片隅にそっとあるかもしれません。そは
マクギア
マイク・マクギアさん1974年の2ndアルバムです。マイクさんはかのポール・マッカートニー氏の弟。
何でそんなに欲しかったかとゆうと弟だからトルズ関係コンプリートを目指すなんちゅ寒イボの出る理由からなんぞじゃなく、
「完璧なシングル」
Leave It
入りだったからだ。英国チャート私のベスト10に入ります愛曲。かの島のチャートに本格興味を持って以来、目から鱗の曲に出会うことしばしば。ラビ・シフレ氏しかり、いまだアルバムに出会えぬハドソン=フォードしかり。このリーブ・イットもその一つ。こんなチャーミングな曲ありますかいな。1stは一足先に手に入れてました。「ウーマン」。エドセルのCDで。びっくりしたなもう。何とジョンのレノンちゃん味。リーブ・イットとまるで違う世界。だけんども紛れも無き名盤。60’sからメンバーだったスキャッフォルドってバンドのベストも。これまた全然違う、大正TV寄席お笑いPOP路線。そしてこの2ndは、初めて兄弟が真っ向四つを組んだとゆう。
曲は1曲を除いて、二人の共作。プロデュースは兄貴。バックにはリンダさんも、デニー・レインちゃんも、ジミー・マックローちゃんも。ウイングスだ。クレジットよく見ると下のほうにギズモオーケストラの字が。10ccのロルさんケヴィンさん。録音はストロベリー・スタジオ。ポールとリンダ夫婦はポール&リンダ・マクギアって名義になってたりして。ジャケはガリバー旅行記のガリバーになったマイクさん。ポールちゃんの弟ってことで名前ばっかでかくなった自分を笑っちゃった。で、ついにまみえる、その訳は、なんだったんでしょう。仲は昔から良かったのか悪かったのか。付き合いは有ったのか無かったのか。すっかり有名になっちゃって久しぶりに会ったら、ポールさんあーゆー方ですから、リンダさんあーゆー方ですから、構えていた己が腰抜けるほけほけした再会だったのかも。力すっきり抜けての製作開始か。で、1曲目に持ってきたのが、あのロクシー・ミュージックのブライアン・フェリー氏作「シー・ブリーズ」だっちゅうのも。いたづら心満載だよ。ポールさんロクシー聴いたことあったのかな。ほぼまんまのカバー。あの耽美世界をウイングス味でポカポカやってます。両者大好きな私はここでもうノックアウト。やられた。2.「僕達はマジで何をわかってるのかな?」って、周囲はさぞかし兄弟共演で期待してるだろなをすっかりスカす大馬鹿曲。超小作。3.ノートンでも同じく超小作。思いっきり英国訛りで、レジデンツみたいな曲を。モンティ・パイソンの国だし。同じ寄席仲間だし。あーって口開けてる周囲を想像しながら次に出て来ますのがキラー、
「リーブ・イット」だ。
兄やん作だったのかーーー。道理でモロだったよ。マイクさん、顔も微妙に似て無いけど声も微妙に似てて似てなくて、それこそこともあろうにジョンちゃんと兄やん混ざったような声。結果モロ一人ビートルズ、じゃないな。ウイングスでジョンちゃんが歌ってるようなミョーな魅力な曲に。超POPです。ポールさんじゃ無きゃ作れぬような。

僕はほんとに彼女のアーティチョーク料理が大好き
その大陸味で、僕は窒息
そのドレッシングで心から大満足であります
古い色あせて茶色になった写真のように
彼女の思い出は永遠なるポラロイドに色づいて
その日の光景は 彼女が僕のところにやってきた日
彼女はいたんだよな?

彼女はそれを残しておきたがらなかった
彼女はそれを残しておきたがらなかった
彼女はそれを残しておきたがらなかった
残しておいてベイビ どっかに行っちゃったよ

おいでベイビー、遅れないで
君のお祝いに参加させてよ
君のまるごと世界を残してちょーだい
残して 残して 残して 残して どっかに行っちゃった

彼女の下着を剥ぎ取ります
彼女は僕に何となくひな菊の花びらの冷っとした感じを思わせて

超音速自筆サイン
ジョニーが大笑いのアホなステージ・ドアの為の
彼女が泣かせた星への階段上に
だって、彼女は嘘付いたんだもん

彼女はそれを残しておきたがらなかった
彼女はそれを残しておきたがらなかった
彼女はそれを残しておきたがらなかった
残しておいてベイビ どっかに行っちゃったよ

おいでベイビー、遅れないで
君のお祝いに参加させてよ
君のまるごと世界を残してちょーだい
残して 残して 残して 残して


訳すと訳わかりません。全部韻を踏みまくりの実にエーカゲンな歌詞で。全く弟のためにすげー曲作ってやろうって気が無し。今日朝方鼻唄ふふんしてたら出来ちゃってさあって感じで。
とゆうことはポールさんの最高傑作なのだ。そうゆう時の曲が一番なのだから。
弟さん、大喜びでウキウキ歌って、世間ではそれを知ってか知らずか、唯一のソロ・ヒット。74年の10月に最高位36位。いえー。
最後には意味不明のリプライズもちゃああんとあるよ。

A面の最後は、ああああ、この二人兄弟なんだなって「君、何か問題有り?」。あのコーラスもたっぷり。

さてB面です。
イングランドがそびえ立ちます1.の「カスケット」。ポール兄もここでなら思い切り故郷に帰れる。後ろで鳴るはギズモちゃんとチーフテンズのパディさんのバグパイプ。
2.「レインボウ・レディ」。兄弟作の夢のPOP歌。ああああ、たまらん。ウイングス・ファンはここで腰砕けるす。
3.「シンプリー・ラブ・ユー」。ワルツなちっちゃいちっちゃい素敵曲。夫婦と弟が暖炉の前で。リンダさんの存在たるや、でっかいアップルパイみたいにでかい。
4.ギブン・グリース・ライド。兄やんが時々かます力技ロックンロール。それをジョンちゃんが歌ってるみたいな。で弟でしょ。ワンダーランドっす。
5.「月面上で神様を発見した人類」。
このラスト曲は・・・・もう。何も申したくありません。買って聴いた人だけの特典。二人で歌ってます。それどころかジョージちゃんの顔も見えます。あ、リンゴさんも、ジョンちゃんも。みんないるぞ。もちろんリンダさんもデニーさんも。ここで揃っちゃった。いるんですほんとに。
マイクさん、えらいことしちゃいました。
もちろん、今年のマイ・ベスト10入り。

曲目等詳細

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5/9(火)
限り無き戦い
cover
Built to Destroy
Michael Schenker Group
1983

シリーズ「ヘビメタ虎の穴」

*鉄と湯豆腐は熱い内に喰へ!。だど。丁度ええ按配に聴き込みましたMSG4枚目
「限りなき戦い」
だー。
「あんたそげなことして帰りどーすんの。後ろから風、入って来て寒くてたまらんべ。しかも帯で私隠れてるし。」
「ですとろーい。」
なジャケ(ご本人案だそうです)。
「何でバンドのメンバー落ち着かないんだー。」のお気持ちでしょうか。
戻ってまいりました、あんたしかおらん相方のヴォーカル、ゲイリー・バーデンさん。しかし何だってー。バージョン違いがあるのだとお。おら聞いて無いぞ、そないな話。違う歌の方がまたおるとな。何ででしょ。シェンカー氏口ベタでうまく気持ちを伝えられないのかな。うちのはレコードなんでこれがオリジナル・ヴァージョンなのかなと判断していいのブライアン。
完全後聴きであるのは申すまでもありませんですけんど、それはそれで面白いデストロイ発見がありまして楽しいわー。
えー、ここにはシンセも、打ち込みも無く完全人間だけの・・・だけの・・・・、シンセぎんぎんじゃないかーっの驚きの1曲目
「ロック・マイ・ナイツ・アウエイ」
当時、初見のメタル・ファンはさぞかし腰抜かしたでありましょう。神様あんたもかーって。日本盤LP解説はもちろんメタルゴッド、マサ斉藤、ぢゃ無しマサ・イトーさん。この褒め上手な方が戸惑っております。「勘弁してくれよー」って最初思ったって。最後には見事なる大褒め大会で〆てくれて、さすがだ。
我が家と言えば、さほど驚かなかったぞえ。何故だ。ロックなPOP権現さまはずーっとシェンカー氏の音楽で感じて来たからかもな。
それに
いい曲だし。
いい曲なら無敵なのだ。またしてもメロにやられる。歌にもギターにも。
ちょとびっくりはバーデン氏の歌声。何やらわからんうちにクビになって、酒場でトリスを煽り過ぎたか、声ががんらがんら。アメ横の歳末大売出し状態。
なもんで大POPを台無しJRにするバンカラ振りでええ按配だぜ。
2曲目
「メイク・ユー・マイン」、3曲目「戦争の犬たち」4曲目「システムス・フェイリング」と聴き進んで、さらにメタル・ファンは目を真ん丸になさったのではないか。もしかしてこれ、テクノ、デスコでテクノ??みたいな。
テンテンテンテンって8で刻むステディ・ビート。あはは、私もこれで曲作ったこと有ります。紛れも無くテクノだ。いいえ、テクノです。
「建設のための破壊だ。デストローイ」。と、そこまで力み返ってこうしたとは思わん。こうゆう風にしたかったからこうしたんだと思う次第でござる。製作は初めてエンジニア氏と共同で自ら行ったし、責任は全部おっかぶりそうろう。
だけんども、これまた驚くに当たらずと感じ入り。ほんと。
何故だ。
いい曲だから。
いい曲は無敵だ。メロにやられる。歌にもギターにも。歌うぞ一緒に。
私はテクノ好きだし。
そして、流行だからってんでやりましたんとか、アメリカン・マーケットで売りたいなとかではねえよって断言したい気持ちで一杯。
残響音、この80’sに席巻したデジタルなド派手リバーブが無いのだこの盤には。
まことに甘い蜜なあれ入れちゃうともう際限なき無間地獄になっちゃうからな。時代の徒花にも。
リバーブ無しで、永遠の音楽になることにへのもう一つの後押しが。
して
5曲目。おめでとうございます。ここでメタル・ファンもプロレス・ファンも、もう全部が大喝采の強インスト
「キャプテン・ネモ」登場。
なんでかー、インストになるとジェフ・ベックさん風味になります、あの帰ってきたイントゥ・ザ・アリーナ。
途中カントリー風味になったりして、そこはちょっとびっくり。
ラストは期待通りの大団円。これをやって臭くねえのは、もうシェンカー氏の人徳たたづまいとしか申せません。
さー裏返してB面。
「魔性の女」、「レッド・スカイ」とまたまたテノク味は続くよ勘弁しねえよ。
しかし喜びっぱなし。
いい曲だから。
いい曲は無敵だ。メロにやられる。歌にもギターにも。特にレッドスカイ。
「レーッスカイ、見つからない、永遠にムチなのねー♪」って歌えます。
通してでは8.の「タイム・ウェイツ(フォー・ノー・ワン)」。あの方々の曲を想起しますタイトルです。違います当然。
これまたサビがよ。歌います。もう歌ってばっか(^0^)。
ラストは大バラード
「ウォーク・ザ・ステージ」。現在は「ロック・ウィル・ネバー・ダイ」にタイトルが変わってる模様。???何でだ。
まー謎多き人たち。
多分
ここまでもう堪忍してくれ、とか、参ったとか、もし思っていたシェンカー・ファンも、この最後の1曲ですべてを水に流したでしょう。
この気持ちで臨み、この気持ちで音楽したのだと。
にも関わらずこの後、再びメンバー関係でぐっちょんぐっちょんになってしまったと聞きます。
図らずしも
「デストロイ・トゥ・ビルド」になってしまったか。
いつもギリギリの冥府魔道ギタリスト、マイケル・シェンカー氏。
この4枚目、いや次のライブまでのアルバムは全て抜けてます。どれをとってもどっかーんと天辺を。
それだけはわかる。30猶予年の音楽聴取人生を賭けて宣言するわ。

曲目等詳細

試聴はここで

5/10(水)
半ぱいの賛成なのだ
cover
Love at First Sting
Scorpions
1984

シリーズ「ヘビメタ虎の穴」

*ぴんぽおん♪
「あら誰かしら。あなた出てよ。」
「え、俺。今ギター磨いてるのに・・。はい。」
インタフォンに出ます。
「はい。」
「あ、あのスコのマイネとルドルフなんすけど。近くに来ましたのでご挨拶に寄らせて貰いました。」
「おー、久しぶりやんか。ちょと魔ってね。おい、スコの二人が来たぞ。」
「え、誰?わ、今駄目駄目。目の周り塗って無いから。入れちゃ駄目。」
「駄目って遥かゲルマンから来たんだぞ。」
「駄目って言ったら駄目。外で会ってちょーだい。」
「うもー仕方ないなあ。・・あ、今ちょっとやばいんで、外で飲もう。すぐ支度するから。」
ごそごそ
「駅前の鳥ギンで飲んでるよ。」
「あんまり遅くなっちゃ駄目よ。」
な訳でリチ・ブラックモア氏(仮名)とドイツは老舗ヘヴィメタ・バンド、スコーピオンズのくらうす・マイネ、るどるふ・シェンカー両氏

、30年ぶりにもなるかの再会です。
お店に向かう道すがら
「お師匠様、久しぶりです。お元気ですか?何だかえろう若い奥さん貰ったそうでこのー憎いにくいねえ。」
「奥さんつうかまだよくわからんのだが、へへ、まあな。おまいらはどうだ、調子は。」
「私らですか。私らは相変わらず旅から旅の旅がらすで。頭もこんなになっちゃったのに。ははは。」
きっ。
「こらマイネ、頭の話はするな。えとえと、どの辺ですかお店は。ははは。」
「あ、ここだここだ。今日はもう嬉しいからぶっ倒れるまでのもー、飲もう。」


「親父、取りあえずビールね。あ、おまいらはハイネケンしか飲まんのだな。」
「はーい。ねけん」
「じゃ、それ大で三つ。それとテキトーに何か頼むわ。」
「へい。」
「しっかし久しぶりだなあ。この前、会ったのは・・・うーん、そうだおまいらが”禁断の刺青”出して、感想聞きに来た時だな。」
「そうですそうです。」
「あの時は説教たっぷししたっけな。ちょっと売れたからって何がデジタル録音だ、何がプロモビデオだ、何がバラードばっかじゃねえか。

とか。」
「はい、参りました、あの時は。」
「へーい、お待ち〜。」
「お、速いな。さすが俺が贔屓にする速弾き焼き鳥屋。よっしゃ取りあえず再会を祝して・・・かんぱあい。」
「かんぱあい。ダンケダンケ。」
ぷはーX3。
「おーーー、外で飲むビールは染みるねえ。」
「生きてて良かったっす。」
「いやー、あの時は悪かったなあ。なんせその前の”ブラックアウト”アルバムが好きだったんだで。ありゃあ良かった弾けてて。」
「僭越です。へえ、確かに。マイネ、お前弾けてたもんなあ。」
「ははは、あの時はずっと歌えなかったもんで。切れちゃいました。ははは。」
「その2年後だっけ?刺青アルバムは。何かよう、すげー期待してたんだけど、初めて聴いた時は、おめーらも随分余裕こいて、偉くなった

もんだなあって。それにおまいら、これやったろ?」
「これ・・ですか?」
「またまたー。とぼけちゃって。いくらタイトルがスティングだからって、ポリスからパクリまくってからに。」
ルドルフ兄さん苦笑して
「あはは、ばれちゃいました?いやーうちらも商売ですんで。時の音楽はやらねーと喰って行けません。恥ずかしながら。しかしお師匠様、

ポリスご存知だとは。さすがですね。」
「馬鹿言え。俺だって流行りものにはそりゃもう・・・。ごほん。それはいいとして、ほらあれ「ロッキュ・ライカ・張り手」、ありゃ何だ

っけ、ボン・ジョンジョビ、じゃなかったジョン・ジョビのパクリだろ。白状せい。」
「嫌だなあ。それだけは違いますわ。リビンノン・ザ・プレーヤーのことでしょ。ありゃうちらより2年後です。やつらがやりましたですけ

ん。ちょっと嬉しかったけど。あの曲は、ずっと前からネタ振りしてたパターンで、ようやっとあそこでキラー出来たんです。勘弁してくだ

せえ。」
「お、そうだったのか。わりーわりー。どうも歳取ると時代の前後がわからなくなってな。堪忍してくれや。
それはそうと、最近なあ、あの刺青アルバム、妙に好きになって来ちゃってなあ。ありゃ、いいわ。」
「そうなんですか!嬉しいなあ。全米で6位になったんすよあれ。」
「そんなこたあ俺には関係ねえけどよ。ありゃおめーらの何だ。ういっぷ。おわ、何か酔うのはえーな。歌謡メタルつうのか。ロスプリモス

・メタルつうのか、ムード歌謡メタルつうのか・・」
「お師匠様繰り返してます。」
「うるせー。そうだこのツクネみたいだ。ツクネ・メタルだ。砂肝メタルでもいいや。えーい、焼き鳥メタルだーーー。」
「お師匠様繰り返してます。」
「るせー。いいの、今日は気分がいいんだから。ありゃ最高。最近つくづく感じてねえ。いいよなメタルとかハードロックって。
すもおおく・おん・ざ・わほーたー♪てか。歌っちゃうよ。家で歌うと怒られるの。」
「そうなんすか。師匠もロック愛忘れてなかったすね。ようがす(ヤング)、今日は存分にメタル歌ってくだせえ。」
「よっしゃ、親父、預けてた俺のストラトあるか?」
「へい、もちろん。あそこに飾ってありやす。」
「よっしゃ、久しぶりに弾くかーーー。刺青アルバム弾くぞ。ルドルフおめーも弾け。マイネおめーは歌え。」
「わ、30年越しの夢の共演だ。やりますやります。」


じょじゃじゃ じゃじゃ じょぞざっじゃあ じょじゃじゃ じゃじゃ じょぞざっじゃあ
ツイン・リードー
お金持ち 三冠アウト
しらねえけど 最高だ
けつまづいて むこうずね
思い切り打って たまらねえ

光物大好きで 喰ったら当たってそりゃ大変 
そんならもうやけくそで 骨までしゃぶっていきやしょう

冷や ロッキュライカ・ハリケー
冷や ロッキュライカ・ハリケー
冷や ロッキュライカ・ハリケー
冷や ロッキュライカ・ハリケー
よーくみたら俺たちおじさんだーーっ

リチさん驚速ギターソロ

冷や ロッキュライカ・ハリケー
冷や ロッキュライカ・ハリケー
冷や ロッキュライカ・ハリケー
冷や ロッキュライカ・ハリケー
よーくみたら俺たちおじさんだーーっ

「いやー、楽しい楽しい。次イコ次。スティル・ラヴィング・ユーううううてか。」

ガラっ
「あなたっ。今何時だと思ってんの。あ、しかもエレキ弾いてるなんて・・・許さないわ。帰ったら・・・わかってるわね。あんたたちも調子に乗ってないで、とっとと帰りなさい。それにしてもあんたはまったく油断すると・・・(延々と)」
リチさんすまなそうに
「えー、そんな訳だ。きょうは楽しかったよ。また遊びに来てね。」
「へい、私らも感激っす。帰ってむせび泣きます。」
「うるさい。」
リチさん、可哀そうに耳たぶ引っ張られて帰って行きました。
「親父〜、勘定はツケねえ〜。」
「へーーーい。」
「お師匠さんも色々大変なんだなあ。」

スティル・ラヴィング・ユーううううてか。

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5/11(木)
ハマースミスで眠らず
cover
No Sleep 'Til Hammersmith
Motorhead
1981

シリーズ「ヘビメタ虎の穴」

*(昨日から続いている)
「あなたっ、もーこんなに酔っちゃって。しかもまたハーアドロックなんかやってもー許さん。しばいてやる。」
キャンデス夜(仮名)さんに耳を引っ張られて帰宅途中のリチ・ブラックモアさん(仮名)さんです。
「いてーよー痛ーよー堪忍してくれよー。」
そこに通りかかったのが二人のピラチン若者。

バンっ。

へろへろしてたリチさんの肩がぶつかりました。
「お、てめえ、肩ぶつかっといて何の挨拶も無しかよ。」
「おうおう、おじさんよう、俺たちを誰だと思ってるんでえ。今大人気のアイアイ明電団さまだぞ。」
「お、何でえ。何かいちゃいちゃしちゃってよー。詫びにそのネエチャン貸せよ。酌でも付き合って貰おうじぇねえか。」
「何、この人たち。またメタルな連中ね。だから嫌いよ、メタなんて。あんたっ、何か言ってやらっしゃい。」
「え、俺?・・お、おえーら、俺を誰だと思ってるんだ。鉄社会ではその名も知られた速弾きゴッド、リチ・ブラックモア様だぞ。今は非鉄金属だけど(爆)」
「リチ?しらねえなあ。お前知ってるか?」「しらね」
「え、なんてーこと言いやがるんだ。ディプ・パープルだぞ。」
「でぶぱーぽー。しらねえなあ。」
「ぢゃレインボーは?」
「しらね。」
「あああああ、この世は闇だあああ。」
「何だかしらねけど、早くしろよう。酌。しゃくおしゃく。」
「あなたっ、あなたーーーっ。」

そこへたまたまたま通りかかったのが巨大ハーレーダビッドソン排気量15000トンにまたがった一人の男。

ぶろろん、ぶろろん、ぶろろろーん

「おめーら、何やってんだ。見ればメタルな若い衆。堅気の町人さまに迷惑かけるんじゃあ・・・ねえぜ。」
「誰だてめえわ。ごちゃごちゃ横から口出すんじゃねえ。その忌々しいグラサン取って名乗りやがれ。」
「名乗っていいのかー。名乗ったらおまいらの体が震えが止まらなくなってヘッドバッキン連続しちゃうぞ。」
「何っ!!」
男はグラサンを取った。
「控えおろう、このドクロの曲目表が目に入らぬか。この方こそ先の鉄納言、水戸レミーさまなるぞ。」
男が背負っていたリッケンバッカー・ベースが言った。
「え?レミー?レミーさまってもしや・・・あの伝説の黒髑髏団の・・・。へへえええええええ。」
突然現れたこの黒ずくめの臭い男、レミーこそ80年代の鉄社会にその名を轟かすあの伝説の黒髑髏団の首領、レミーさまであった。
率いる大音量爆音ロック楽団、モーターヘッドは若いチンピラ鉄野郎達のアイドルだったのである。
その絶頂期の記録は、ここにある
”ハマースミスで眠らずの乱絵巻”
にあまつところなく記されている。

ぐおぐおぐお、がお、ぐおお、げご、がぐ、ネクストナンバー、エースの一番
ドンダドンダドンダドンダ、がーがーがーがーがー。
(訳:この忌々しいクソガキども、耳かっぽじってよーく聴け次の曲はエースの一番だ。)

2ndナンバー、ぐおぐおぐお、がお、ぐおお、げご、がぐ、ネクストナンバー、ステイ・クリーンっ。
ドンダドンダドンダドンダ、がーがーがーがーがー。
(訳:馬鹿クソxxxx野郎どもよーく聴け。次の曲は綺麗にしときなさい。)

3番ナンバー、ぐおぐおぐお、がお、ぐおお、げご、がぐ、ネクストナンバー、大都会パート4。
ドンダドンダドンダドンダ、がーがーがーがーがー。
(訳:xxxx、xxxx野郎どもよーく聴け。次の曲はメトロポリス。)
以下、14曲まで続く。

この地獄絵図。ただの地獄では無い。底抜け脱線な地獄絵図である。ここで、ふと、全部同じでは無いかと思った貴方。ぴんぽーん。
同じであって同じで無い。同じで無くって同じ。親父。
それがモーターヘッドなのだ。よく聴いてごらんしゃい。よく聴かなくてもわかりますねいい子ちゃんたちは。
曲がPOPです。良い曲です。鉄通知表で「よく出来ました、にじゅうまる」です。
しかしながら他の金属仲間達とは一線どころか12線画してます。曲構造及びそもそも最初から曲構造が違うのだ。
それは毎日マンガの肉を喰っていたからである。その体臭と来たらファブリーズでも除去不可能。布にだって有効なのに。
その男、レミーが現れたのである。60を越してなおカクシャク、眼光ギラリと輝いて皺の一本一本から鉛の汗出しておる。
「俺様がな、斜め上方32度で歌ったその姿に、馬鹿鉄野郎どもは、そりゃもう惚れ惚れとしてバッキンしたものだ。おめーらもその辺のとこ承知して、その町人様たち堪忍してやってくれねえか・・・・あ、誰もいない。」

「あなた、何だか知らないけど助かったわね。それにしてもあの汚い男誰?」
「知らね」

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5/12(金)
聖なる親方
cover
Houses of the Holy
Led Zeppelin
1973/3/28

シリーズ「蔵人児」

*「ぼくペイジ」
「ぼくロバート」
「ぼくデイビー、じゃなくてジョンポール」
「ぼくボン・・・・あ、ボンゾー」
「4人合わせて、レッード・ツェッペリン」


「なあペイジィ、そろそろアルバム作らなきゃいけねえんじゃないか。この前でっかいあの親父がやって来て嫌味言ってたぞ。」
「ぼくピータ」
(この男がそのでっかい親父である)
「そーなんであります。今日こうして聖なる館に集まって貰ったのはニュー・アルバム製作会議なのであります銭銭。」
「この前のヤツはさー、偶然うまいことすげー曲出来ちゃってからなあ。今度のは期待してるぞみんな。」
「むしゃむしゃ」(ボンゾは始終マンガの肉を喰ってる。美味そうだねえ。)
「むしゃむしゃ。ぐお。そんで、ぐお、今度のやつの、ぐお、テーマはぐおぐお、何なんだぐお。」
「今度のアルバムのテーマは・・・・・・・無い。」
「へ?無いの?」
「そー上手く名曲が次から次へと生まれるわけはありません銭銭。もうすっかりビッグになったことだし、今度はちょいとスカしてみようと思います銭銭。そしたら20年後に、”このアルバム意外と好きですわー”とかみんな言ってくれてけっこうずっと売れます銭銭。」
「むしゃむしゃ。ぐお。そりゃま俺たちが、ぐお、ただ演るだけで、がー、そんよそこらのイモバンドなんか、げほ、比べ物にならんくらいの、がお、ものが出来るけどさ、むしゃ。」
「そーです。ここでゼッペリンナのバンドの地力じつりょくを天下に知らしめればいーのです銭銭。それで今回はみんなに何がやりたいか、案を出して貰おうと思います銭。ではロバート君から。何がやりたいですか?百円。」
「ボク?ぼくはねー、カントリーがやりたいのイヨォーーー↑。ずっとイヨォーーー↑って声出すの辛いんですけっこう。ノンビリしてーや。」
「カントリーですか。また評判悪いぞそりゃペソ。」
「そこはまーペイちゃんの実力で何とかしてくれやキェーーー↑」
「ぢゃ、ジョーンズ君は?何がやりたい銭。」
「ぼ、ぼ、ぼくは、ぼくは、おむすびが食べたい。」
「食べ物じゃなくて音楽よ銭。」
「ぼ、ぼぼくは、鍵盤が弾けて、実質上レッド・ゼッペリンが支配できればそれでいい。あわせる。何でも。」
「あ、そうですかマルク。では、ボンゾ君は?わ、汁が飛んだ。きたねえなあ銭。」
「むしゃむしゃ。すまん、ぐお。俺か。俺はもちろんファンクだぐほ。JBまんまの。あとやりたいのはファンクだ。でっかい音の。それからやりたいのはファンクだ。喰いまくりの。むしゃむしゃ。べほ」
「はい、わかりました銭。では、今までウケが良いハードロックでカントリーでファンクですねドル。そんなんどうやってやりゃいいんだ財布。」
「何とかなるでよアタタタタタ。やれば。歌詞はいつもの通り、”したいやりたい隣のあの娘”でいいっすね。」
「OK!!」
(全員で即答してます。いいのかなあそれで。)
「あ、「ちょいとスカして」みるのなら、スカやったらどう?」
「あ、そりゃ面白いね銭。ゼップがスカなんて、みんな騒ぐぞ銭。まー今の時代は新しいレゲってのが出たからそれやってみよー円。」


(決まったから、スタジオ入りだね。さーどんなのが出来るか。みんなで楽しみに待とう。)


「出来た。」
「うにゃ。テキトーにセッションしたら出来たね銭。さすが俺たち。」
「むしゃむしゃ。てりめーよ、ぐほ。オーシャンなんか隣のおっしゃんも大喜びよ、ぐほ。次のアルバムはこの路線だな、がー。」
「ぼ、ぼく、支配出来た。」
「ちょっと気になるんだけど。キーーー↑」
「なんだい銭。」
「クランジで、俺やばいこと歌って無い?一発で録ったから。」
「でーじょーぶ銭。俺たちゃ天下の・・・」
「レッド・ツェッペリーーーーン」(全員)



「こんちわー、ヒノプシスです。ジャケットの御用はございませんかー。」
「おお、ジャケ屋さんのヒシノピスさんか。ちょーどいいところに来た銭。アルバムが出来た銭。」
「えーと、今度のはタイトルなんですかー。また訳のわからん文字いれますか。」
「うーんとアルバムタイトルか。まだ決めてないやドル。どうしよう。ジョーンズ君、意見あるか銭。」
「ぼ、ぼ、ぼくは”聖なる親方”がいい。俺、親方。」
「わかりましたー。”聖なる館”すね。それっぽく謎満載で描きますからー。期待して下さい。」
「料金は格安で頼むよ銭。余計な文字省いていいから。」
「えー、またギャラ減額っすかー。まいったなあ。じゃこれくらいで。パチパチ。」
(イギリスにもソロバンあるんだね)
「パチパチ。これくらいで。OK銭。」
「え?仕方ないなあ。クソ、頭来たからみんな尻出してやれ。」
「むしゃむしゃ。尻尻。肉の次に俺は尻が好きむしゃ。」

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5/13(土)
夜行便
cover
Night Moves
Bob Seger
1977/1/15

シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングルを讃える会」は
ナイト・ムーブス
ミスター・ボブ・シーガー
の1977年1月15日TOP40
ランクインの曲です。同名タイトル・アルバムのタイトル曲。北米の五木ひろし、又は中条きよしと呼ばれておるヒゲおじさんでござる。改名重ねて無いけど。全日本歌謡選手権10週突破で無いけど。顎に「苦労人」と書いてあるのをヒゲで隠しているよ。
生まれは北米ミシガン州デアボーンとゆうとこ。ミシガンといやあ名だたるハードなロックンロール地帯。ボブ少年も幼少の頃からこのヤクザな音楽にどっぷり漬かって、地域大都会デトロイトに夢を抱えて出て来ました。おん年16歳の時1961年。この激動の時代に高校なんて行ってらんねえよ。早速自分のバンド、デシベルズを結成。うまくいったか、いかなかったんだろなその後、近郊のこれまたロック町、アン・アーバーにお引越し、ビーチバムズってバンドで活動。うまくいったかうまくいかなかったんだろな、それでも見てる人は見てる。66年21歳にしてソロ・デビューです。最初のシングル「イースト・サイド・ストーリー」は地域で小ヒット、それからもいくつか小小ヒット飛ばした後にキャミオ・レコードってとこと契約。うまくいかなかった模様。それでも1968年に大手メジャー、キャピトルと契約できて、「ボブ・シーガー・システム」ってバンドを結成。これだけ難儀しながらも結局はここまで辿り着いたのはやっぱその百万ドルの声実力だからかもしれぬ。時は来たれり。デビュー・アルバム「ランブリン・ギャンブリン・マン」がついに全国ヒット。タイトル曲はチャートで17位まで上がる。そしたらさ、せっかく成功したのにボブさん音楽界を引退しちゃった。
ガキの時から音楽界にどっぷり漬かってその裏側の暗黒さを成功によって逆にまじまじ見てしまったか。
新生ボブ2号になるべく、大学に入学したのだ。いきなし向学心に目覚める。目覚めて出来ちゃうのがアメリカのすげーとこだな。
時は1969年、24歳の時。
ところが入った大学もつまらない。ああ、音楽やりてーとすぐさま復帰しちゃったよ。新バンドを結成して1970年に「モングレル」つう実にかわいらしいジャケのアルバムをリリース。アルバム・チャート最高位171位。次のアルバム「ブランド・ニュー・モーニング」。一転まったくかわゆくないジャケ。チャートに顔も出さず。
いかん。
そうなるとバンドも解散。ソロで72年にパラダイム・レコードから「スモーキン・O.P’S」発表。惨敗。73年に「バック・イン72」最高位188位、74年に「セブン」発表。2連敗。
にもかかわらず75年に古巣のキャピトル・レコードに復帰。「ビューティフル・ルーザー」アルバムを発表。最高位131位。
しかしまー、これだけコケにコケてるのによくまあ出せるなあ、レコードを。実際、音楽はもうこの時にはすっかりボブ・シーガーしてたのだ。もうちょっと何かが、それは何だろ。時代の要求かな。それは周囲も本人もわかっていたことなのかもしれぬ。
手ごたえはある、負けないぜとばかりに、その盤のレコーディング・メンバーでツアー・バンドを結成する。これぞ名だたる”シルバー・ブレット・バンド”。全米諸国を地獄のツアー行脚開始。その鬼神のライブが評判を呼び始め76年に地元デトロイトで録音したライブ・アルバム「ライブ・ブレット」が最高位34位の大ヒットす。
時は来たれり。
このパターン、どっかで聞いた様な気がするなあと思たら、同郷のキッスそっくりでは無いですかい。
ロックはライブだの時代。そしてそうして直に触れて実力を認めねば聴いてはくれぬ、厳しく耳の肥えた聴衆のいた時代。
楽には成功出来ません。
さー、後は何が必要か。
それはキラーなシングル・ヒットだ。
冥府魔道のロック道歩む男が選択した手は、次のアルバムのマッスル・ショールズ録音。一緒に歩んだメンバーにはキツかったろうな。
しかし音楽は非情のライセンスなのだ。
そこから出ました再デビュー以来、初のブレーク・シングルこそ
ナイト・ムーブス。
五木ひろしが「横浜たそがれ」、中条きよしが「うそ」、そしてボブ・がーしは「夜行便」。
さー、非力英語力を駆使して自力で調査したこのプロフィールを踏まえた上で聴いて下さい。ボブさんどーぞ。

俺はちょっとばっかし背がでかすぎた しかし痩せぎす
きついズボンぴっちり あそこもっこり まったく無名
アイツは黒髪の美人さん でかい黒い目をしている
どこであろうと100点満点ゲット出来るナオンだ

とうもろこし畑の先、森深くなったそこ
俺の60’sシボレーの後部座席を抜け出して
根拠無し自信で、ミステリーに挑戦
俺は夜にうごめく
ドライブ・イン・ニュースの表紙を飾るために
俺は夜行便で奔走
夏のことだ 甘い夏の季節のこと

俺たちはお互い恋してなんか無かった 程遠い話
俺たちは虚空に浮かぶパイみたいなものなんか探して無かった
ただただ若く、落ち着きなしで、退屈してただけ
刃と共に暮らすこと
逃げ出すことだけ考え あらゆるチャンスをうかがって
舞台裏に、路地に、マジな森に向かって
俺はアイツを利用し、アイツは俺を利用し どっちにしろ知らねえけど
確かに俺たちは何かを持ち合っていた

俺は夜にうごめく
やっかいな十代のブルースを喪失するために
俺は夜行便で奔走
夏のことだ 甘い夏の夏の季節のこと

そしておー 不思議だ 稲妻を感じた
俺たちは落雷を待つ
落雷を待っていた

俺は昨日の夜、落雷の音で目覚めた
どんなに遠く 俺は座っていた うろたえて
62年の曲をハミングし始め
おかしくは無いさ 夜の出来事がどんなだって
お前が損得同じくらいかかえてると思ってしまったとき
夜の出来事は奇妙
秋は日ごとに短くなる

夜のうごめき
夜のうごめき
夜のうごめき
俺は覚えている
夜のうごめき
夜のうごめき
おーおー、まいったこりゃ、うーうー、
俺は覚えている 覚えている 俺は

えー、わかりましたか?へい、わかりませーん。わかんなくていいんだよな。夜のうごめきだから。
めくるめく。
根拠ありありの声で放たれる単語の響きと言葉の意味の雷光。
そしてこの名人芸演奏。
ずうううっとツイて無かった男がハマりました。
マッスルショールズ。
同時にそこを目指したヤツがいた。
海を渡った島から来たロッド・スチュワート人。
同時に出会ったのがギターのミスタ・ピート・カー。
その甘い夏の音を出す。
俺はしっかり覚えている。

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5/14(日)
薄幸の女(ひと)
cover
Hard Luck Woman
Kiss
1977/1/15

シリーズ「完璧なシングル」

*本日の「完璧なシングル」は
ハード・ラック・ウーマン
キッスです。
1977年1月15日に米TOP40に5週目にして33位で初登場、さらに6週かけて最高位15位に到達、次の週に21位に落ちて消えちゃったつう疾風怒濤の早業シングルなる。これはいったい。この前の愛するベスキスが13週エントリーの直後だったからからかいな。そちらは最高位7位。あの奇抜承知のコスチュウム、メイク、本業ハードの第2段ブレークシングル「シャウト・イット・アウト・ラウド」があれほどの曲で最高位31位とやっぱPOPチャートではロックはあかんと出た逆転発想キラーな2発。ラジオ主流で顔知らずとも素敵曲なら誰でも聴いてくれた幸せな時代、何だよーこれつうキッス・ファンとへえキッスっていいじゃんつうハード無縁のピーポーの間の複雑なせめぎ愛が目に見えるようではありませぬか。あー今は昔。そんな動きはどーでもいいかのようにキッスにとって無くてはならぬ曲になっております。嫌いな人はおるのでしょうか。
さて、函館の女、みちのくの女、箱根のおんな、なごやの女、加賀の女、千代田の女、伊予の女、薩摩の女、横浜の女、伊豆の女、木曽の女、伊勢の女、尾道の女、博多の女、沖縄の女に続く女シリーズ第18弾「薄幸の女」、歌うはご存知百万ドルのしゃがれ声、ピーター・クリスさんだよ。あんたやったじゃ無い、次も頼むぜとポール・スタンレイちゃんが即効で作曲です。今が勝負とハード・ワーキンで製作のアルバム「ロックン・ロール・オーバー」から第一弾シングル。めちゃくちゃ頭ええで。全然ロックじゃ無い(見かけでは)曲2曲連続シングルでアルバムがそのタイトルだから、ファンは心配して即効で買っちゃうじゃ無いか。そうじゃ無い人はその世界を期待して買う。で、出てくるのはそりゃもド・ハードな「アイ・ワンヂュー(あうぉんちゅう)だから、ファンは安心喝采、そうじゃ無い人は腰抜かしてどうしようこんなん買っちゃったと思いながらいつのまにか虜に・・てか。恐るべきロック売人なり。がはは。
聴いてもらってなんぼのこの世界。努力と同時に頭も使わねば生き残ってはいけませぬわ。
とにかくキッスは偉いバンドです。当時のチャートをつらつら見るに、POP、ファンクの大充実時代、その中にあってロックはといやあ、クイーン、エアロ、そしてこのキッスと3バンドが気をはいた。それこそ「ハード・ロック・オーバー」な空気の中、3バンドがいなけりゃどうなっていたことか。で、しっかりと小難しいことしなく、誰でも受け継ぐことが出来るど真ん中エッセンスちゅうちゅうな魅力の曲を仰山作ってくれて。特にキッスは。今さらでございますが、ハマってます80’sメタルはこの方たちがいなければ全く違うものになっていたぞきっと。
ウエインとガースと共に「へへえ」と土下座トゥゲザーいたします。
「頭をあげい。」とありがたきお言葉をいただき、歌っていただきましょう。
モーター・シティ、デトロイトから生中継、キッスの「ハード・ラック・ウーマン」

(コードはC#m B C#m D#m E F# Bをご使用を。カポしないと辛いっす。)
もし僕が君に出会うことが無かったら(どだでんどん)
君が泣くのを見ることもなかっただろう(どだでどどん)
もし僕たちの最初の”ハロー”が無かったら
さよならを言わなければならないこともなかったよ(ぴろろろん)

どん

もし君を抱きしめることが無かったら(どだでんどん)
僕のこの気持ちを全開にすることも無かった(どだでどどん)
その時なんです、僕が歩き始めたのは
でも、君がけっして知りえない多くのことがそこに有ったんだよ(ぴろろろん)

僕は幸薄い女(ひと)である君に諭し続けなければ
君は幸薄くなんか無いんだよと
(ご一緒に)
うえー、ボロ切れみたいな船乗りの一人娘
水上の子供
女王になるにはあまりにもプライド持ち
うえー、僕は本当に君を愛してる
君を忘れることなんか出来やしない
君は薄幸のひと
べいびー、君が君の彼氏を見つけるまでは

僕が君にキスを貰いに行く前に(どだでんどん)
君の目にある涙をぬぐってあげる(どだでどどん)
僕は君を傷つけたくない、がある
君は僕が決して嘘をつかないってわかってるね(ぴろろろん)

僕は幸薄い女(ひと)である君に諭し続けなければ
君は幸薄くなんか無いんだよと
君は幸薄くなんかならない
べいびー、君が君の彼氏を見つけるまでは
(ご一緒に)
うえー、ボロ切れみたいな船乗りの一人娘
水上の子供
女王になるにはあまりにもプライド持ち
うえー、僕は本当に君を愛してる
君を忘れることなんか出来やしない
君は薄幸のひと
べいびー、君が君の彼氏を見つけるまでは
君は薄幸のひと
べいびー、君が君の彼氏を見つけるまでは
おーいえ、バイバイ、じゃあまた、泣かないで
僕は荷物を今まとめてる うー 君とお別れだ
バイバイバイバイバイバイ、べいびー、泣かないで
僕はさすらい続けなきゃいけない いえー、さすらいの男
ばいばい、マイベイビ
おー、泣かないで、レイディ、おー

あー、いい。「青春とはなんだ」とか「俺は男だ」とか、いずみたく先生の香りがするよ。歌詞は韻を気持ちよく踏んでさ。アレンジは小技効きまくり。何気な皆さんご一緒にのとこの手拍子入り、しびれます。
と同時に
ひでーやつだなあ。「言い訳しまくってからに、結局は私を捨てるのね。いいから、そんなら「答えてちょーだい(略してコタチョ)」とモノさんとこ電話しちゃうから。そしたら衣笠さんが「そんな男は忘れてあなたの人生を生きなさい」って言ってくれるわ。ミノの野郎が「あなたがしっかりしてないからそうゆうことになるんだよ。ちゃんと考えて生きなさい。なんてむかつくこと言うから切れてやろうかと思ったけどTVだからやめました。」
みたいな。けっこうこの歌詞にマジに怒って、しばらくして内容に気付いた頃、総すかん食ってチャートから落ちたんだったりして。ははは。女子怒らすと怖いぞ。
さらにはピーターさん、主演のこのヒット2連発。俺ってもしかしてスタア?状況巻き起こり、不穏な空気がちらほらと。
得るものあれば失うものあり。
演歌とは艶歌とも書き、怨歌とも書きます。
なんて。

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5/15(月)
己の人生生き
cover
Living My Life
Grace Jones
1982

シリーズ「女の道」

*グレース・ジョーンズ嬢登場。
1982年発表の「我、己の人生生き」アルバム。
芸能の世界においては「自分」を発明した人が最強と申しますが、この”優雅”ジョーンズさんこそ、正に唯一無比S、「ぐれーす・じょーんず」ちゅうジャンルを確立した恐ろしい方では無いでは無いでしょうか。こうなるともうこの世界で生きるしかなし。
大体こんな人がいきなしクラスに転校生で来たら怖い。
「今日から仲間になるジョーンズ君だ、みんな仲良くするんだよ。」って言われてもねえ。実は気さくだったりして。高校球児に混じって何気なく外野で守っていても怖い。国技館で相撲をとっていても怖い。だいたいマゲが無い。あるか。ともかく圧倒的な存在でございます。そしてその世界遺産キャラのみならず、とてつもなき音楽を残したことももうグレース極まり無き。
80’sの幕開けと共にアイランド・レコードからの3部作
「ウォーム・レザーレット」
「ナイトクラビング」
そしてこの
「リンビング・マイ・ライフ」
これぞハイパーでアクティヴでキャムプでドッカーンとしか言うしかないカッコ良さだよ。
現在CDではほとんど廃盤状態。リンクの中古盤値段見てぶっとんだかもしれませぬが、
「Private Life: The Compass Point Sessions」つうベスト盤に全7曲中、美味しいとこ4曲収録してますのでご安心を。この盤、他の収録曲もど強力、しかも別ヴァージョン多しなんで、後でオリジナル盤発見入手してもいささかも後悔無しつうワンダホものです。
さて、そのベスト盤のタイトルにもあるように、この3部作が作られたのは、バハマにあるコンパス・ポイント・スタジオ。
80’sにおけるアイランド・レコードの梁山泊だ。
そして売れようが売れまいが、この3枚こそ、その時代のアイランドの表看板なのである。
プロデュースは社長クリス・ブラックウェル氏、そしてチーフのアレックス・佐渡金山・サドキン氏。エンジニアも兼ね。
リズム・セクションには70’sレゲエを支え、この80’sには己サウンド押し出して時代の寵児となった
スライ・ダンバー&ロビー・シェイクスピア両氏。
グレースさんとの作曲相方、現場音楽親方にはバリー・レイノルズ氏。
ギターにミッキー・チャンちゃん。鳴り物にスティッキー・トンプソン氏。鍵盤師バリー・ワドロウ氏
そしてジャケットにジャン−ポール・ゴルチエさん。
不動のメンツ也。
スラロビ参加制作の盤は当時そりゃもう数有れど、ブラック・ユフルーと並んでこのジョーンズ氏のアルバムはちと別格、鬼のような結束、チームワークで尋常じゃない音次から次へと飛び出す。
「ウォーム」アルバムでその鬼世界に入城、「ナイトクラビング」で完全到達、この「マイ・ライフ」盤で駄目押し、そして祭が終わる哀しさを。
ベストにも入ってるA面の「完璧シングル」群はもう有無をも言わせません。
「マイ・ジャメイカン・ガイ」
どう聴いても「毎日姉ちゃんかい?」に聴こえるつう。
「ニップル・トゥ・ザ・ボトル」
”乳へ乳頭”ってタイトルだけももう。スネア一発一発の打撃と共に声で気合注入の模様です。
「アップル・ストレッチング」はブロードウエイ・ミュージカルが元ネタの模様。
「クライ・ナウ・ラフ・レイター」。「今泣け、後で笑え」てか。プリンスぷりちゃんの顔がニョミーンと。それをレゲ陣が誤解しまくりで炸裂。
いづれをも、一つ一つ何歌ってるんだか興味津々。「完璧〜」でじっくり訳してみたいすけど、恐いよー。
ただでさえ怒られてるみたいなのに。がはは。
何を好き好んでそんなしょちゅう怒られてるような音楽聴くのかと申されるか?
だってかっこいいんだもん。
いまだに超えてる存在はねえよ。
音を聴き、映像をご覧になっていただければ、好き嫌いはもちろん別にしてご賛同下さると思います。

曲目等詳細

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