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今日の推薦盤一覧2003.7上

 

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7/1(火)
cover
Hittin the Note
The Allman Brothers Band
2003/5/18

シリーズ「南部鉄道」

あのオールマンズの最新作です。フィルモアから32年か。脅威。まったく若々しく熟成した素敵なアルバムなのだ。まずジャケでOK。アームド・フォーセズじゃありません。はは。ディッキー・ベッツがこれまたびっくりの30年クスリ問題で脱退して若い二人のギタリストが加入、これがまた良いわ。実に落ち着いたツボをついた熱狂的プレイ、オールマンズ・ファンクラブにいたんじゃないか。グレッグ氏の歌もまるで衰え知らずあの枯れた喉をたっぷり聴かせてくれます。最近のライブをミュージック・エアで見ておお充実してるなあって思ってたんですがここまでのアルバムを出してくれるとは。嬉しくて涙ちょちょ切れだー。1時間超、昔なら2枚組のヴォリューム、充実の時間を。まったく知らなくて新人として聴いても最高のアルバム、自信を持ってお勧めします。
昔言ってみればフケた音楽をやっていた連中が本当に歳を取ってやったらさぞかしはまるだろうなとずっと夢想しておったものですが実際はあれは体力いるものだったのねえとあきらめかけていた今日この頃、ウインウッドさんと言い、やっぱりタフだったのね。これと言った主流が無い今の音楽状況が落ち着いて音楽を作る環境にやっとしてくれたとゆうことかも。これをザ・バンドに期待したんだど。残念じゃ。後はスティーブ・ミラー、ボブ・シーガーなどなど、期待しちゃう人は一杯いるぞ。ベテランさん達、待ってますぜ。

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7/2(水)
cover
そっくりモグラ
Matching Mole
1972

シリーズ「プログレ支部」

げ、これ廃盤だったのね。気付かなかった。中古ならけっこうあると思われますので、すまぬ。イギリスはカンタベリー地方に生息するモグラちゃんです。ソフト・マシーンにいたロバート・ワイアットさんのバンドです。プログレにはキンクリに代表される武闘派プログレ、ピン子フロイドに代表される呑気派プログレなどとあると存じますがこれは世にも稀なるかわいい系プログレでございます。ジャケ通りにほんとチャーミング。「そっくりモグちゃん春の一日」をモチーフにしたコンセプト・アルバムかのよう。1曲目の「おおキャロライン」はニール君の「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」と並ぶ世界一涙速攻ソングなのだよー。続く演奏はモグちゃん危機一髪のごとくの場面も有りの、へたしたら一瞬キンクリかーと思わせるスリリング、さらにイーノもかくやの美風景も有りのでプログレ2大派も内包してる大変なお徳版。ま、考えながら聴くと色々と難しいことも言うあれもあるとはございますが、そんなことはやめときましょう。身をぽかーんとまかせればこれほど楽しませてくれる盤も無し。私のこの分野でのベスト1を争うほど好きなアルバムなんです。

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7/3(木)
cover
No Contest
2001/2/13

シリーズ「パブロック部」

英国下町横丁音楽運動パブロックのコンピレーション。現在入手なのは極めて少なく貴重です。ロックのメインストリームは巨大になっちゃってヒット・チャートはグラムぎんぎらぎん、プログレはコネクションをがっちり組んでると。そこから外れちゃった垢抜けない連中がパブロックとなりました。愛してるのはアメリカ音楽、ニューオリンズとザ・バンドとチャック・ベリー。お酒を飲みながらだとさぞかしこう言ったのんびり味の音楽は格別であったろうと。いえーとか言いながら。グラムじゃ親父には騒がしすぎるか。とゆううことでぎちぎちに練られた音楽じゃ無くてお気楽娯楽大特集です。中で後にパンク・シーンで再生、大爆発したイアン・デューリー、ジョー・ストラマー、グラハム・パーカーなどは納まりきらない焦燥感ひりひり。なんか納得。そうです。ストラマー氏の101'ers入ってます。クラッシュがダイアストレーツをバックに演奏してるみたい。ははは。古株パブロッカーのビーズ・メイク・ハニーは初めて聴けてうれしかったよう。憧れ音楽への愛情満載のこの盤、とても愛らしくて手の届くとこにいつも置いてこれから一生愛聴しそうです。アメリカなんだけどどこを切ってもどうしょうもなくイギリスなんだよなあ、これが。試聴リンクで音がちと悪いけど全曲全部試聴出来るよ。

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7/4(金)
cover
The Best of
the Alan Parsons Project
1983

シリーズ「ヒット王」

83年に発表されたAPPのベストです。があれもっと後かと思った。これの他は1stと2nd、あとはベストヒットUSAでお目にかかっただけなんで時代感覚がわからん。とゆうのもアランさん、80’sに入って破竹の進撃の感があるのですが世はNWの嵐の真っ只中だちゅうのに時を経るごとにどんどん地味に、ゲートエコーなど無縁の世界だ。70’sの時のパイロットやアル・スチュアートのプロデュースの時はあんなにドラマティックな音で、まあ、ご自分の時はこんなに抑制しちゃって、稀なケースだなこれは。あの時はやり過ぎだったかなあとか反省してたりして。はははしなくて良いのに。とは言えこの英国ならではの楚々としたポップ、今だからこそちゅうか今後未来永劫、ちょっと古臭くノスタルジアをちくちくさせて生きていきます。個人的には1.のアイ・ロボットからのファンキイ・チューンが身もだえするほど大好き。正直申すと後ののほほんソング群は今回聴き直してすっかりやられた。当時は他が他だったからなあ。耳も曇るわ。寝かして復活するものもあるもんだ。苦言を一つ言うならば1stの「タール博士とフェザー教授」が入っていればなお良かったのになあと。
実に染みてくる素敵アルバムです。

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7/5(土)
cover
Beatles for Sale
1964/12/4

シリーズ「トルズを聴こう」

4作目、前作から5ヶ月の間隔を置いてかクリスマス商戦に合わせて急いで製作されたとゆうビートルズの中で2ndと合わせて地味コンビとゆわれている作品なのだ。タイトルも「フォー・セール」とは英国ギャグ炸裂。短い期間の間には狂騒的忙しさでさすがにカバー多くここでハンブルグ時代の苦労の底力が出たのだなあ。ジャケ写真と中身が不思議に一致してるのがこの人たち、超人的経験を通して大人の世界を見てしまった彼ら、ガムを噛みながらジョンがシャウトします。ポール君いよいよ出て来ましたねえ、声がどわっと聴こえるぞ。最も有名なのは「エイトデイズ・ア・ウイーク」かな。1週間に8日愛しますか。ストーカーが歌いながら張り込みしてたら怖いっす。いつ音楽を吸収してるのかとびっくりしますがフォークロック風味が登場してます。ジョン君のなげやり解き放ち歌唱が好きな人はここからもだえるでありましょう。ジョージ君のアブストラクト・ギターも大活躍、ロック史上最短のギター・ソロ、アイ・フォロー・ザ・サン最高じゃ。リンゴもこれしかないぜハニードントで炸裂、でノー・リプライと言えばバズコックス、エブリ・リトル・シングと言えばジェフ・リンを思い出すようになってしまった汚れた大人の私ですが今、心に染みるのはその「エヴリ・リトル〜」とやっぱ「俺は負け犬」。B面後半の地味なアルバムの地味な曲が心に来るアルバムです。

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7/6(日)
cover
Wild Cherry
1976

シリーズ「FUNX」

何とも店頭で買うのが恥ずかしい史上最大の唇ジャケ。最近MDウォークマンのCMで起用されて密かなブレークのワイルド・チェリーです。その曲「プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック」で有名な彼ら、白い人達だとは知ってたのですが、さぞかしむさい親父であろうと思っていました。ところがどっこいBCRとまでは言えないまでもイーグルス級の爽やか4人組。当時20代前半だったそうな。びっくりです。オハイオ出身でそれまではロック・バンドやってたそう。それがいかにファンクをやるようになったか、そして一生をファンクに捧げてやるちゅうマニフェストが先のヒット曲で。大変だったのね。ギターなどはハードロックぽかったりするのはジェフ・ベックが好きだったりするそうで、そうですハードなギターと言えばP-FUNK、偶然P-FuNKになってるぞう。若くしてファンクの白い人たちと言えば英国のザ・ポップ・グループ。あちらはかの国らしく見事にひしゃげてましたがこちらはさすが本場、手本のオハイオ・プレーヤーズを間近に見て立派に臭いまで吸収してしまいました。あまりに本格的に吸収してしまったため、際物扱いで同期のAWBみたいにブレークしなかったか。臭過ぎてアイドルでも売れないもんなあ。しかし他の曲も良い曲揃いの最高のアルバム、身近にこんな素敵なホワイト・ファンク・バンドがあったとは。一発屋扱いしてごめんね。ライブ映像がみたい。

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7/7(月)
cover
Real Life
Magazine
1978/4

シリーズ「新波倶楽部」

袂を分けて良かったよの人たちにはメガデスとメタリカがおりますが、このマガジンもバズコックスと分裂してくれて本当に良かったの人たちであります。ヴォーカルのハワード・ピカチュウ・デヴォート氏がバズコックスにおったのですがピート・ぴかちゅう・シェリー氏とさすがにバンドに二人のピカチューはいかんだろうと独立、このマガジンを作りました。一見ストレートなパンク・フォーマットのバズコックスと違ってこちらが目指したものはよりサウンドの広がりがあるもの、この1stでそれは確実に爆発、ヨーロッパ・デカダンスの香り漂い、プログレ、グラム、NWを網羅したそれでいて唯一無比、それはもう英国好きにはたまらん世界。1stにおける弱点は非力なドラム氏ですがそれを加味しても充分にノックアウトの私にとっての名盤です。よくぞ集まったの強力メンバー、ほとんどこのバンドでデビューした人たち、ベースのバリーさんは黒い人でこれが効いてる、ファンクの粘りがボトムでうねりまくってます。キーボードのデイブさんは一人で操られるだけのキーボードを駆使、音色センス、どこでピアノを弾くかシンセを絡ませるかが実に絶妙、欧州空気を絶え間なく送って。ギターのジョン・マクガフ氏は同じくデカダンス派のウルトラヴォックス、ロビン・サイモン氏と並んで2大NWギタリストとでも言いたいガッガッガッのリズム・ギターとそこから湧き上がりうねりまくるフレーズぎゅん。マガジン後はバンシーズで活躍の御仁です。そしてヴォーカルのデヴォートちゃん、うまいとはけっして言えぬ、しかしこれしかないぞ己の文学世界を歌うには。のメンバーが醸し出す音を聴取後のこの何とも言えぬ味わい。あなたも経験してみませんか。時間を経るごとにシーンにおいてこの存在はでかくなるぞ。どのシーンだ、ははは。

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7/8(火)
cover
You Got My Mind Messed Up
James Carr
1966

シリーズ「ソウル道」

アメリカの南の方ちゅうのは凄いところらしくて歩くおばちゃんは皆和田アキコ、おいちゃんは北島三郎でそこかしこで会話してる様なんざ響いちゃってもう地響きさ。そんな連中の中でも四天王って呼ばれてたのがオーティス・レディング、OVライト、ジェイムス・カー、オーティス・クレイってゆうおういちゃんで、これはそのカーさんです。一昔前まで入手が困難で10万えんくらいでアナログが取引されてたらしくて現在こうしてCDで聴けるのは何て幸せ。良いものは評価される時が絶対来るもんだねぇ。カーおいちゃん、相当頑固らしくておまけに人相悪いし付き合いも悪いと来てるもんでレコードを出せる状況になかなか無くて現在はどうしてるか。音楽では飯食えずに相当ひどい状態らしい。おお神よ。こうゆうの聴くと実力と人気は比例せぬ世の無常をつくづく感じるなぁ。とにもかくにも私なんざがコメント差し挟む余地が無いほどの壮絶な歌唱なのです。お金出してCDやLPを買ってわあ良かったなあ、重さが重いぞこの盤って感じるものです。好き嫌いは別にしてこれがあると何か人生で得がたいもの得たなと感じるのは必定であろうと思われとにかく聴いてごらんみそ。怖くてもそのうち慣れます。ははは。

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7/9(水)
cover
The Association's
Greatest Hits
1968

シリーズ「おひさまPOP」

先日のNHK-BSの60’s特集でも登場したアソシエイションです。最近ソフトロックとゆう言葉で注目された一連のふにゃあっとした音楽の[(^o^)]代表格。何かそれじゃ訳わからんのでご当地で呼んでるらしい、おひさまPOPちゅう呼び方が好きだなあ。かあいいね。特徴は十重に八重に重なって攻撃してくるコーラス、当たりはあくまでも柔らかいくせにけっこうあくがあって個性的です。私のご贔屓のハーパース・ビザールと比べると音楽性はPOP一直線だな。一番好きなのは素直に有名なウインディとチェリッシュです。ウインディはちょっとラテン風味が粋でねぇ。この歴史のあるベストアルバムの最後を飾る「六人バンド」も好き。何故かサイケ調でわしらこんな訳でこんな風に歌っとるけんねと自分説明してるのにサイケ。説明になってない。もしかしてハードなやつがやりたかったりして。けっこうケンカっぱやい連中だったらしく組んだ人と恩人、偉い人関係なく喧嘩してその度に裏目に出たりして最終的にはちょっと悲惨なことに。パンクです。天使コーラスを阿鼻叫喚声に置換したらフラロマPILを凌駕する地獄音楽になるので表裏一体の世界かいな。なんて訳わから無いことを思ってしまう狂気在中。狂気はPOPのホームラン王です。

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7/10(木)
cover
The Very Best of
the Archies
1999/7/6

シリーズ「おひさまPOP」

ああ、いたなあと思い出しちゃったらもう大変のアーチーズです。え?と思われる方も多分シュガー・シュガーとゆう曲は聴いたことあると。モンキーズの仕掛け人ドン・カーシュナーが次に手掛けたのがこのアーチーズ。ゆうことを聴いてくれるアニメです[(^o^)]。曲の製作陣はジェフ・バリーとエリー・グリーンウイッチ、”ロック・ミー・ジェントリー”アンディ・キム。歌うはロン・ダンテさん他。アメリカ・ポップス界の強者揃い。何たって曲が素敵だぞー。歌もキュートだぞー。偉くないのが良いぞ。カーズの元ネタだーって叫ぶ曲もありでこれはもうパワーポップ好きの人は買うしかない。色々とグレーテスト・ヒッツが出てますが代表曲以外はいい具合に曲が散っていてみんな欲しくなるちゅう恐ろしい連中です。ジャケもみんなかわいいし。試聴リンクのロン・ダンテさんのサイトで動画が見れるので是非。もちろん曲も聴ける。日本でも放送してたらしくて日本語吹替えはうつみみどり、山本リンダ、藤村俊二他とゆう私は覚えて無いよー、署名運動したいくらい見たい。頼むよアニマックス。とにかく滅入ってる時に幸せにしてくれる音楽。キリっとしまったアレンジがいつまでたっても古くならない素敵音楽です。ばんしゃがらんばんしゃがらんばんばん。

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7/11(金)
cover
Billboard Top Hits:
1975-1979
1995/7/18

シリーズ「オムニバスワールド」

あらーこんなの出てたのねーのライノのボックスです。バラ売りで出ているトップ・ヒッツ・シリーズを5年分まとめたもの。お値段的には、5枚あわせたのとうーーーんほとんど同じ[(^o^)]。注文する手間とお部屋のスペースがお得です。ライノの70’sボックスセットと言えば「ハブ・ア・ナイス・ディケイド」とゆう怪物がありますがあれは高いしねぇ。それにあちらはあえて大物さんを退けてある感がありますので、こちらの如何にもトップ10ちゅうのは持っててうれしいです。で、大ヒット大物ばかりかと言えば、どうしても入れたかったんだろうなあの印象大ヒットもちゃんと入ってます。てゆうかそれらも実際大ヒットしてるんですが日本での感覚だと渋いねぇとなって。はい。とゆう訳で気付くとマックもストーンズもスパトラもソロトルズ、スティーブ・ミラーも入ってない、あら結局ライノだねぇのこれがあったのだの信念選曲、時代の空気が緩やかに変わって行く様が瞳孔開いて美味しいことは間違い無し。一家に一枚いかがですか。しつこいようだけどこの並びは本当に絶妙だなあ。

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7/12(土)
cover
Help!
the Beatles
1965/8/6

シリーズ「トルズを聴こう」

前期の最後を飾ると言いますか中期の最初を飾ると言いますか、前作から8ヶ月の間隔を空けてその間、2作目の映画を撮りのやっと取れましたの休暇を挟んでその映画の為の音楽を作りにかかりました。一息入れたことで何ともリフレッシュ、リラックスして自由奔放にいよいよ独自路線をひた走るぞ。独自と言いましてもトルズは音楽好き。ますます好きになったディランさんをばくっと食べて生ギター大フィーチャーの大変身だ。ヘルプの最後とかサンキュー・ガールのイントロとかどうしてそこへ行く展開がびつくり怖いものなし若さは最強。誰もやってないことやってばか売れだから好きなこと出来るもんね。あまりに良い曲揃いで超特急で過ぎていってしまうA面でのわさびはジョージのアイ・ニード・ユー。とつとつとした作風は既に何故かインド。なんでだろー。目立ってます。B面の始まりは林檎のB面ソング。映画主演だとゆうのになんともひょうひょう。そこに惚れるのだわ。で、一番好きなイッツ・オンリー・ラブ。得意のマリアッチ調でジョンちゃんの切ないだわ。で一番好きなユー・ライク・ミー・トゥ・マッチ。せつなイだわ。ハリソン君わさびで不思議な世界へ連れて行ってもらったあと、実は一番好きなのは「夢の人」。イントロからキュー。ごろ良いわあの節回し。ウエスタンスイング。これが好きだから大人になってダン・ヒックスにはまったのよ。で、イエスタデイですが、えー好きだかどうだかわからなくなってます。ストリングスはパロディです。最後はどパンクで終わってすげえやジョンちゃんシャウト、リンゴのヘヴィビート。かなわん才能。さからうより楽しもう。

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7/13(日)
cover
Mainstream
Quiet Sun
1976/4

シリーズ「プログレ支部」

ロクシー・ミュージックのフィル・マンザネラ氏がロクシー前に結成していたバンド、それがこのクワイエット・サンです。素晴らしいその音楽にも関らず商業性無しと判断されレコード会社と契約に至らずマンザネラ氏はロクシーに加入、成功して、サイレン発表後のソロ活動期に今しか無いのリヴェンジで当時メンバー再集結、このアルバムを製作しました。メンバーはフィル氏がギター、ドラムに後に80’s爆裂疾走バンド”ジス・ヒート”を結成するチャールズ・ヘイワード、ベースにマッチング・モールのビル・マコーミック、キーボードはザ・ピカチュウ・ブライアン・イーノ。冒頭から目から鱗のかっこよさで釘付けです。うおーうおーと連呼ディレイしなしがら聴いてしまった。マンザネラ氏の超絶カッッティング&ゴドレイ・クレーム、フリーズ・フレームで聴けるあの音色のパルス・ギターが切れでは世界有数そのスネアへの一振りで皮突き破り地底3600mマントルにまで到達したとゆうヘイワード氏のドラムと絡み合いのたうち回り、イーノのそんなにテク有ったとはつゆ知らずだよおとっつぁんの華麗なるキーボードが中空を舞い踊り、マコーミック氏のベースがぐおんぐおんと煽りますのだ。キング・クリムゾン太陽と戦慄に始まるプログレ武闘派が好きな方は言うに及ばずここらでどかーんと抜けの良い音楽を聴きたいぞとゆう方に激烈お勧め。いくらで買おうと満足間違い無しが予想される充実盤でございます。

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7/14(月)
cover
Never Mind the Bollocks Here's
the Sex Pistols
1977/10

シリーズ「新波倶楽部」

どうしてこんな子になっちゃたのジョニー・ロットンちゃん率いるロンドン・パンク大王セックス・ピストルズの衝撃のアルバムがこれだー。いつまで経っても話題先行、当時音が来なかったポンニチでは安全ピン破れTシャツインチキ臭いアジテーションむやみにカリスマ・シド・ヴィシャスでありますが中身を伴っているからしょうがない。おまけに映像をみちゃうと理屈抜きにかっこいい。曲はポップだし、演奏うまいのです。タテのりではありません。もー粘ってます。その粘りを振り払うかのようにキップの良いロットンちゃんのヴォーカルが巻き舌江戸っ子でアジる訳だこれが。てめえらおもしれーかこらぁてな感じでいつも冷笑してるひねくれ江戸っ子つうのも訳わからん。音はロッケンロール踏襲だからどうしたでも感覚が新しくついに登場ブラックを振り払ったホワイト・ミュージック、売り方はまるでモンキーズばりに仕掛け満載、今まで全否定、ついでに自分達を否定してこのアルバムだけで爆沈。気持ち良く詐欺に引っ掛かってやろうじゃないの。どうしたものかパンクとゆうジャンルが出来ちゃったもののもしかしたらパンクはこいつらが作って勝手に破壊して帰っちゃったのかも。真面目に影響されたパンカーをも道化にしてしまう矛盾だらけに正当な後継者は佐賀のはにわなのか。も勝手にしやがれ。

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7/15(火)
cover
Catch a Fire
Bob Marley & The Wailers
1973/4/13

シリーズ「れげ」

レゲエ界においてそれはもうずば抜けて人気があると言いましたらボブ・マーリー、そしてこれは彼の世界進出第一歩アルバムです。ジャメイカ時代はリー・ペリーとゆう目が行っちゃってる狂気プロデューサーの元で暗黒してた彼らが一念発起、彼らを世界に売り出したいとたくらむアイランド・レーベル総帥クリス・ブラックウェルの口車に乗って[(^o^)]これを送り出しました。クリス氏はジャメイカで既に録音されていたトラックにこれでは暗黒度が高くていかんとフリーで有名なラビット氏、ストーンズでもしやロン・ウッドちゃんの代わりにメンバーになっておったかもしれんウエイン・パーキンス氏にオーバー・ダブ依頼、ラビット氏はきらめくシンセ、ウエイン氏は後にウエイラーズの特徴の一つとなるブルース調泣ギターを導入、デラックス・エディション後半で聴けるジャメイカ・ヴァージョンと聴き比べていただければ一目瞭然の素晴らしい仕事であります。しかしながらこれが発売直後は全然売れなかったそうでブレークしたのはエリック・クラプトン氏がアイ・ショット・ザ・シェリフを取り上げてから。うーん良いものもやっぱりきっかけからか。それとは別にしてもこのアルバムは他のアイランドの彼らのアルバムと比べても独特の光を持っておるような、ギラギラとした野心と優しさを兼ね備えた不思議な魅力盤です。なぜボブさんが飛び抜けて世界的に人気が出たのでしょうか。本場ルーツ系レゲエは隷属的立場におかれてきた自分達の事をあくまでも同胞に向かって歌っております。それを外側から勝手に聴いている我々にはどうしてもまとわりつくよそ者感、疎外感が。ボブさんのも歌詞の世界もそれに他ならないのですが彼の場合それをこちら側の人間にも聴かせようとゆう明確な意思が常にあります。弱者の連帯を共通の意識として歌ってる姿が我がことのように我々の心に入ってきたのではないかと。それが実際の社会でどれほどの力を持つかはわからんけど音楽としての力は心に入ってくることは確かだと感じるのでありますがみなさんにとって彼はいかなる存在でありましょうか。

曲目等詳細

試聴はここで。