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今日の推薦盤一覧2004.3下

 

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3/16(火)
革命
cover
Mott
Mott The Hoople
1973/7

シリーズ「悪い仲間たち連合」

中学高校時代の一時期ブリティッシュ・ロックといやあバッド・カンパニー、そしてこのモットと言う時期がありました。アメリカではリトルフィートとオーリアンズ(^0^)。聴いて聴いて聴き倒した野郎ども3部作の中で一番愛着があったのがこの革命であります。衝撃度では若き野郎ども、お祭完成度では次の黄金時代に分があるものの、初のセルフプロデュースで何か掴んだぞうって喜びが溢れている気がいたしまして。えー、前作で崩壊危機にあったバンドをデビッド・ボウイ氏に救って貰ったモットさん、引き続きお付き合いをとオファーしたものの君たちこれからは自分の力で立ちたまえとの鬼の一徹ボウイさん、実際は飽きちゃったのかもしれませんが、はは、ともかく、わ、見捨てられたええい、見返してやるぞの一念発起、自分たちだけで製作、結果、彼の判断は正しく余計な事はしないでユーモア入れてとのボウイ・スタイルをすっかり吸収してた彼らは立派にこのアルバムを作ったのだ。えへん。ここから後のモット、ハンター節となるピアノ連打、”メンフィスへの道”で始まってアホなねずみ声コーラス、スペーシーなギター、どっか外れてるイアン歌の”ウイズ・キッド”、モットバラードの定番スタイル、やたら壮大、だけどハンターさんが壊れて行って泣いて悲しい”野郎どもの賛歌”、いやもうこれが入ってるからこの盤が一番好きかも知れないポップ大ポップな”ホナルーチ・ブギ”、いやほんと完璧!大好き。サビのところはギター、ローコードのDのアルペジオでよろしくの”ヴァイオレンス”、またもRCサクセション登場(ってもちろん逆ですが、はは)の”ドライビン・シスター”、いやもう大変なんですロックンロール稼業はの”モット・ザ・フープルのバラッド”、え、僕の曲やってくれるのじゃまたメドレーで少しでも長くとかわいい声がきゃわいいミックラルフスちあんの”俺はキャデラック組曲”、それに続くとやけに映える、団欒拒否かつ団欒渇望の”母になりたい”と完全無欠の全9曲、バンドの内情はハンターさん主役で他のメンバーの不満爆発、キーボードのアレンさんはもういなく、ミックさんもバドコになりたい状態だったけどレコード、音楽を作るにはそぎ落とさなければならなかったその結果じゃけん。涙を飲んで我慢してくだされい。って出来ませんか。となってしまいました。これからは最後の黄金道を転がり落ちるのみ、はかないのもロックンロールかもしれんなあ。

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日本盤

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3/17(水)
ファンキイホワイティ
cover
Person to Person
Average White Band
1977/1

シリーズ「FunX」

英国パブ・ファンク・シーンから正に一人勝ち状態で全米ヒット奔出、一躍スターダムにのし上がったAWB。その正に旬、絶頂期に残してくれたダブル・ライブ・アルバム、70’sを代表するライブ盤の一枚です。バンド・メンバーの気持ちも最高潮、それを迎え撃つ観客の期待、ノリもレッドゾーンで時間を超えても聴いてるこっちも思わず巻き込まれてアドレナリン、ぴゅんぴゅん出るぞ。初の本格ホワイト・ファンク・バンド、レコードであれだけぶりぶりファンクを聴かせてくれたけどライブだとどーなのかなあなんつう疑いのなまこ、いやまなこを吹き飛ばす快演だ。やっぱ英国バンド、基本は律儀、しっかりと自分のパートを演奏しつつ控えめに己を出しております。要は2代目ドラマーのスティーブ・フェローン氏でこれがまたパシパシ引き締まったドラミング、危ういとこで緩くなるやもしれんパブ出身者達をプロの身技できゅきゅきゅと引っ張りいや見事MVP、ベースはフロント二人で交代で担当、メインはヘイミッシュさんだと思うけどこれもまた見事、流行のチョッパーなど目もくれずベイエリアスタイルのももももベースでソロも取っちゃう、歌いながらのこれは脳と手が分離できんわしなんかもううっとりして見つめるだけだわん。ギターはもうカッティングの鬼です。ソロもカッティング。スレイブ・トゥ・リズムだ。どきどきしちゃうのはヒット曲、ピック・アップ・ザ・ピーシズのイントロね。このちゃらちゃらちゃらちゃら、うげ、トチりそう。こっちまで緊張です。これをキメてやるのは大変だぞ。カチとリフを吹いてるラッパ隊の実力もこの曲で思い知る。いやよくこれだけのメンバーが集ったもんだ。さらに英国にはまだまだいるのだから恐ろしい国です。やっぱあそこは。さてヒットはもっぱらインストのAWB、ここで白日の下にさらされる生での歌の魅力、憧れのソウル・ミュージック、しごく自然体で歌える出来ることを。声としてはけっして立っている声では無いけれどその真摯さがこっちにも直撃、そのベストが3曲目イフ・アイ・ルーズ・ジス・ヘブンとラストの悲しい噂だと思います。えー、めでたくこのたびエドセルより「ベニイと僕」との2イン1で23日に発売されるこの盤、アナログでは全体音質では今一ながらドラムがバシバシ立ってて素敵な音質、出ていたCDでは綺麗な音質ながら今一ぐんぐん来ない音質と、さあさて今回はどうだろう。アルティメットなやつになってるかな。もし購入なさった方がおられたら教えて欲しいす。そうだったらわしも行っちゃおうっと\(^o^)/。

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3/18(木)
豪腕ブレーメン
cover
Playing the Fool: The Official Live
Gentle Giant
1976

シリーズ「プログレ支部」

70年代を代表するライブ盤の一枚だジェーントル・ジャイアントの演るお馬鹿さん。発表された76年と言えばプログレ世界も追い風はもう止んで先達さんたちも一息入れていた感でジェネシス、このGGも変革の時、もう一つ別な何かをと言う空気、その直前の絶頂期、なぜかイギリス本国では全然駄目、アメリカで熱狂的に迎えられたツアーの記録盤です。プログレと言えば御三家位しか知らなかった私がこれを手に入れたのは77年ころかしらん。ジェネシスと共に聴いたんですがいやそれはもうびっくりしました。あんた世の中にこんな芸当をやってのける人間がいたのねえつうくらいのしっちゃかめっちゃか演奏。えーと確かメンバーは5人だったよなって確認しちまいました。それほど1曲中に様々な楽器が入替え立ち替え登場いたします。全員速攻で持ち替え一斉にリコーダー持ったりいきなり全員アカペラとかいや実際に見たら楽しかったろうなあ。音楽はうーんキンクリやイエスに近いか。豪腕かつ辛口。日本ではジェネシスもそうだったけど当事は全然駄目、原因はやはりプログレファンにとって大事な要素、メロトロンどわーが無かったからかな。そして哀愁大仕掛けもありませんでひたすら音をくんずほぐれつよくもまあこんな曲を覚えられるよ。後年ザッパ・バンドを聴いた時も仰天したけどそれでもこのGGの光は失われず、あちらのスケベぶりおばかぶりない分ストイックで、まあこのくそまじめぶりは充分お馬鹿さんだけど、燦然と輝いております。聴き所はまあ全部。どうせ曲は当分覚えられませんからこの音のマジックにひたってああ幸せするのが吉かと。あらゆる所で飽きさせないようにおもちゃ色々これで遊ぶじゃあこれでと出してくれます。シングルカットは(^0^)一応9.のフリーハンド、アナログでは4面冒頭、これはもう曲で掴みはOK、GGの21世紀の精神異常者だなや。ぐわーっと盛り上がって次に登場するのが古いジャズ曲のスイート・ジョージア・ブラウンってのがイカスぞ。短いながら楽々とステファン・グラッペリみたいにヴァイオリンでやるこの瞬間、こいつらのファンに本当になってしまいました。そして最後はまたまた辛口のやつで〆ると。えーと一般的に巷で流れてる音楽とはだいぶ違いますがひねくれてるちゅうに取るのは何か違うような。多分メンバー達にとってはこれが普通の音楽なんだろうかと。世の中随分変てこな音楽が流行ってるなと思っていたことでしょう。ははは。それほど血肉化された音楽。もっと違うとこに努力すればお金持ちになれたろうに、こんなことに朝から晩まで立ち向かう演るお馬鹿さんたち、私は大好きです。他のプログレ勢と交流もせんで一から十までジェーントルジャイアントで苦闘、80’sに最後に爆沈したとこも星ひうまじゃ。心より信頼します。

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3/19(金)
走る連中

Another Music in a Different Kitchen
Buzzcocks
1978/3

シリーズ「新波倶楽部」

70’s後半の初期パンクで一番私がはまっちゃったバンドがバズコックス。どれくらいはまっちゃったかとゆうと家庭教師のアルバイトで英語の教材に使って無理やり生徒に教え込んだ位(^0^)。ピート・シェリー主導の最初の活動期の3枚はどれも我が家で聖典となっております。その中でこの1stアルバム、一番ソリッドで豪快、聴いてると体がパルスビートでうわんうわんいって来るのだ。なんせ速いでっせ。1曲目はファースト・カーズくらいですから。速く言っとかないと何か失われそうてな感じ。パンクにあるまじき愛嬌のあるデビッド・キャラダイン似の顔でディズニーのネズミみたいな声で人懐っこいPOPな曲を超高速で連打連打してくれます。ドラムは基本的には全部同じオカズ!はは。これがちと遅くするとヒップホップビートと同じになっちまう。16ビートかよと思うとベースのぐおんぐおんピック弾きによって完全8ビートでぶっとばします。ギターはもう速いっすからパルス状にぷりぷり痙攣、これはこれ以前には無かったスタイルだよ。発明です。どれもこれも頭にこびり付いてるナイス・チューンなんすが、冒頭はまず活動初期、まだマガジンのハワード・ディヴォートがいた頃のボアダムちゅう曲のリフで開始、あっとゆうまに駆け抜けて、ファーストカーズに。僕速い車は嫌いなのだって。2.のノー・リプライではいついかなる時でもかかってしまえばノーリプライ、リプライとレコに合わせて掛け合ってしまう私病気です。4.のゲロアワオウンがまた良い曲。おうおうおうおうちゅうとこ、そしてすっとことことこのドラムロール、起承転結こう来てこう来るのギターソロとバズコックスの魅力集結だ。最後のミアンユー、あうの終わり方も見事。5.僕のラブバッテリーは君に充電して欲しいんだよーんなんてまあ恥ずかしい。ってけっこう赤裸々に思ってるけどなかなか言い出せない恥ずかしがり屋さんの世界が彼らの歌詞です。次の16もそうだけど演奏はごっつう勇者なんだけどねえ。ここでLPだとひっくり返してB面1曲目7.は名曲アイ・ドント・マインド。超ポップ、メロディがこちょこちょくすぐってくれて幸せで幸せで。どんな目にあってもわたしゃ気にしないよって決意表明。気にしちゃうから言ってるのかもしれません。これもラストが決まりに決まるのだ。次は無茶苦茶タイトなフィクションロマンス、リフ作りの名人なのもバーズコックス。そして次のオートノミイも抜群のリフ曲。このサビのリフはギターでコピイして繰り返し弾くと気持ち良いっすよう。バンドでやればなお。全員ユニゾンの快感醍醐味です。ギターソロはグループサウンズ味ながらも未来都市。10.のアイ・ニード、こいつはこの盤で一番笑えます。空耳的には「兄、兄」って歌っておる。まあ兄の歌だ。兄セックス、兄ラブ、兄キャッシュ。そしてラスト、パルスビート。後年流行のブルンディドラム風ビートですが原始ちゅうよりこれはパルス、がーががががががが。ノコギリみたいなリズムギターにからみつく中近東かなんかわからぬ祈りソロギター。もしやPILの1stを45回転で再生するとこうなるかもなんて思ったりして。まあよくも集まったバンドメムバー一人一人が欠けてはこうはならぬ完全無欠のバズ世界。この独特の味にはまるともう毎食のごはんには必ずかけて食べねば気に入らない状態になります。しかも長期に渡る疾病ですんで死むまでこれは続く恐ろしきことだわ。バズさん一行、パンク無ければ生まれなかったのですが最早パンクとは別な独立音楽で既に立ってしまいこれからまい進することとなるのだ。

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日本盤

3/20(土)
土曜ビートルズ
cover
Wings Over America
Wings
1976/12/11

シリーズ「トルズを聴こう」

大ブレーク・アルバム”ヴィーナス&マース”発表の後、75年9月から76年10月まで途中、スピード・オブ・サウンドの製作を挟んで決行されたウイングス黄金ラインナップによる世界ワールド・ツアー。そりゃもう大成功でそうじゃライブ・アルバムを出すにはこの時しかありませんてんでポールさん自ら編集して出しました。オーヴァー・アメリカ。LP3枚組です。びっくりです。待望のライブだからもう中身を見ると納得なんすけどいやもう高かったなあで当時はなかなか手が出なかった。お金持ちの友達から借りるしか手は無し。ははは。今ならCD2枚に収まるけん、いくらか入手しやすくなってるもまだ高いし量の面もあってねえ。など言いたくなるも聴いてしまうと、ででで、まさか最近のポールちゃんのライブは行ったけどこれは持ってませんなんておっしゃるんじゃないでしょうねえの内容です。なんつったってソロになって初の本格ブレーク、ポール氏念願のバンドによる喜びの歌満載ですよ。他のCD2枚我慢すれば買えるので行っちゃいましょう。内容は保障いたします。責任は取ります。駄目だったら心の中で百叩きされます。あー痛い。この模様当時、フィルムがTVで流れたことがありましたので覚えてる方もおありかと。バスを連ねてポール軍団大驀進。さて冒頭は全世界ポールちゃんファンの120%が予想したヴィーナス・アンド・マース〜ロック・ショーのメドレー、わかっていてもワクワクしてしまうのにさらにこれにジェットまで続いちゃってまあどうするのさ。最初の方はバンドの噛み合わせ今一つ合ってなかったりして。段々とグルーブして行ってく様がもう実際のライブ聴いてるかのごとく感じられます。つうかどのテイクを探しても最初はこんなだったのかもしれませんが(^o^)___。計算だとしたら凄いぞ。ポールさん、やっぱ天然さん、長島さんキャラだとは思いますがその辺の体で感じる音楽快感本能はさすがだぜ。そう思わせてるんならなお偉い。さらに気付くのはベースの音量がでかい。バンドだって言いながらしっかり自分真ん中で目立ってるもんね。ピック弾き中心で時折でんでこどっどこっておポンチなフレーズ弾いちゃってるとこまでしっかりばれちゃって(^0^)。やっぱ天然さんだー。そう言った油断や誰が何を弾いてるかしっかりわかる装飾無しの70年代サウンド、これが私が終生求めてるものであります。人間がやってるのだから弾いてることが感じられなきゃ電気の奴隷だぜ。硬軟取り混ぜてぐんぐん進むライブ、最初のクライマックスは「死ぬのはやつらだ」で。いやその前にメイビー・アイム・アメイズドがあるな。1stアルバムの怨念をはらす気迫の名唱です。そして嬉しい「アイ・ジャス・シーンナフェイス」。私が好きなんすけど。はは。でやめてくれ卒倒するわいが、LPで言えば4面、「ユ・ゲイブミ・アンサー」と「チタン男」と「ゴー・ナウ」と一つ飛ばして(^0^)「あの娘におせっかい」でっせ。と言う事で私のフェイバリットは4面に決定。うーチタン男。まだまだ終わらぬシリー・ラブソングに出たバンド・オン・ザ・ラン、ハイハイハイとダウンした相手をフォールせずにまだまだまだと指を振りながらまたジャーマン・スープレックス、しかも起き上がりこぼし式で連発かのごとき様相に全部聴き終るとお腹一杯、いやまだお代わりで初めからなんつーことするの仕事しなさいになってしまう恐怖のエンターテイメント一大絵巻アルバムだからもしやどうしてもお金がありません、って時はポールさんのアルバム、これから行って味わいつくすってのも充分有りだとここに宣言してご挨拶に代えさせていただきます。お二人の未来に幸ありますように。

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外盤

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3/21(日)
日曜ボイ
cover
Young Americans
David Bowie
1975

シリーズ「glam!」

ジギイ−犬と変身、さらに前作ライブで白男爵と人間に戻ったボイちあん、そこで出会ったアール・スリックちゅう得がたいギタリストとアメリカ大陸に入米、自分が変身してた時にライバルだったフィリーソウルの総本山、シグマ・スタジオに殴り込み録音のヤング・アメリカンズ。既に全貌を表していたフィリーソウル転覆を画策したプラスティック全開のアルバムです。相棒は前記アールさん、後にバンドの要となる3兄弟の内の二人デニス・デイビスと豪腕リズムギタリスト、カルロス・アロマー、そしてこの二人がいればグルーブ台風風速40mのベーシスト、ウイリー・ウイークス、ドラマー、アンディ・ニューマーク、現地調達3人コーラスお姉ちゃん隊。さあソウルだ、やったるどと言っても完全ものまねで終わらないのがこの方の偉いところ。フィリーそのものでなくその時のソウル全体俯瞰したありそうでない音楽を想像してます。野球で言えば直球を投げてもくんにゃり曲がってしまうのがブラックさん、彼らにはそれが当たり前なのを白い人間がやろうとすると左に曲がればかっこいいのに右に曲がったり下に落ちちゃったりとええいじゃあ、わしで行ってしまえと結局出したのがボイちゃん低音部隊拡張大作戦。いつもより多くこねて見ました。無慈悲なお姉ちゃんコーラス隊との対比で効果抜群じゃないかもいやまあ濃くなりました。AORなんて優しいもんじゃありません。ねばねばねばしてます。A面のうちはまだそれほど効いて来ませんが5.のB面まで行くとと耳中ぐちょぐちょになるぞ。フィリーだからって言って裏声部門にしなかったのが味噌だわな。してさらなる助っ人要素は当時アメリカでやさぐれ遊び人だったジョン・レノンさん、1.ヤングメリケンでア・デイ・イン・ザ・ライフ登場、B面に至るはアクロス・ザ・ユニヴァース歌います。しかもそれまでに輪をかけてねばねばねば歌いで。レノンさんがらみでこれ聴いたビートルズファンのみなさまのお顔を見てみたい[(^o^)]。怒るか笑うか。そしてこの作戦最大の成果がレノンさんも参加のラストのフェイムだ。過剰にした意味がここで完全に白日の下に。アロマー氏発明の必殺リフに乗って悪友二人が徹底的にフェイムします。名声こそが人を過剰にするのだと。だからやり尽くすのだぞ。笑われてもかまわぬ。全ては名声のためだがはは。クライマックスでは二人でフェイフェイフェイフェイフェイねずみになって終了。どびりだでいどびりでい。この意味わからんチャントでノックアウトーです。

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日本盤

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3/22(月)
街角キンクス
cover
Sleepwalker
The Kinks
1977

シリーズ「街角キンクス」

70’s全般RCA在籍時にはグラムの時代にちーともグラムせず石鹸して会社を怒らせていたキンクスさん、任期満了、新しいレーベル、アリスタとお付き合いするに至り、なんせクライブ・デイビスのアリスタだからなあと「世界で一番英国なバンドがいまさらアメリカで成功するのも面白かあ。」と思ったかどうかやる気ビンビンなのだ。時は77年、アメリカはと言えばディスコ全盛、ばっちりサウンドメイキングされた大人のロック全盛、一方英国ではパンクの嵐が吹き荒れ「パンクのおとっつあん」としてラブされ始めたとゆうのにこのアルバムの登場です。自分たちのスタジオ、コンクで初製作思いのたけ作られたこの盤はアメリカさん、あなたはこんな素敵な音楽を70’sに愛してきたじゃありませんか&ギター好きねえアルバム。さらにあーたばっちり作られた音楽ばかりじゃ息が詰まりませんか&踊るな!(^0^)、これで踊れ!。全編アメリカン・ヒットチャートの素敵な場面がぎしぎしに詰まっておるのだ。多分ここに納められた曲の元のヒット曲、マジでレイさん好きだったと確信いたします。それほど痛いほど突きまくるツボ、そして美味しい料理を食べて触発された素晴らしいメロディの数々、もうたまりません。それぞれの曲の元料理と思われるものはBBSで書いたやつを別項で。まあ勝手に私が思ってるだけかもしれませんが最初がアメリカン・パイなライフ・オン・ザ・ロードちゅうのが実ににくいすねえ。歌詞を見るとさらに大笑いでいやイングリッシュ・パイだ。ははは。スティーブ・ミラーなスリープウォーカーーにはサザンロックはこう聴こえますも詰まってますね。サタデイ・ナイト・ライブでアメリカ凱旋出演したのを見ました。この曲やってて兄弟だけでガンガン弾いて画面に大写しの二人、しかも物凄いワイルド&ラフ。ありゃ奇妙奇天烈変てこ映像だったなあ。あミスター・ビッグマンは何かエリック・クラプトンだ。ブラザーはELOかも。今わかったす。キャン・ゲロ・アウト・オブ・マイ・ヘッドだ。ちと中華風に。でこの盤のテーマはジュークボックス・ミュージックに。キンクス盤イッツ・オンリー・ロックンロール。救われないで突き放つランディ・ニューマン・ライク。音はエルトン節多数ながらからみでフーも入りのさらに何だろうドゥービーもかな。問題はストーミイ・スカイでこれ、実に75年の雰囲気。どこがどう言われてもあれなんすが。ああ、早く思い出したい[(^o^)]。いち早いのがライフ・ゴーズ・オンだなあ。マックを登場させるちゅうのは作ってる時に聴いていたのかもしれません。もちろんそれだけではないけど。込み込みシチュウでメロディ極上でたまらん曲だ。ギターソロではオーリアンズぽいし。あ、そう言えばサウンドもそうだな。ライフで始まりライフで終わるこの盤もCD時代にはまだ終わりません。これがボツなのですかーのボートラが。ホンキイエルトンなアーティフィシャル・ライトも最高、なんだいパンクス自虐ソングのパンク王子もわはは。しかもストーンズぽいし。サンタナな気取り屋さんももー爆笑。そして極め付けはオン・ジ・アウトサイド。これを隠しててはいけません。アレンジどっちにするか迷って間に合わなかったのかいな。全キンクス中フェイバリット欄に入っちゃうぞこれ。とゆう訳でキンクス・ファンなのはもとよりヒット・チャート・ファンである私にはもう特別なアルバム。美味しくて美味しくて。いやーもう良いなあ。楽しいだろうなこうゆう音楽作るのって。ニヤリ笑ってるレイさんの顔が見えるようです。

曲目等詳細

日本盤

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3/23(火)
黄金に一撃!
cover
Gold Plated
Climax Blues Band
1976

シリーズ「ブギー兄弟」

クライマックス・ブルース・バンド。69年にデビューの英国の名の通りブルース・バンドです。ちと遅れてしまったためブームがあっとゆうまに終わっちゃって後は70’sの荒波の中で時代に追いつこうと必死のバンド人生。この盤のジャケを見ておわかりのようにあまりセンス人間とは言えませぬ。デビュー当時は最先端でジャケもかっこよかったんだけどねえ。ずっとブルースをやればそれで良しなんだけどそれじゃ受けないし食っていけません。自分の好きな音楽と折り合いを付けて日々努力試行錯誤の結果、偶然(^0^)世間とシンクロして傑作にんってしまったのがこのアルバムなのだ。全米ヒットだって出たんだぞ。ライバルのフリートウッド・マックには綺麗な姉ちゃんが入って大ブレークだけどこっちにはそんな知り合いも無く、相変わらずむさいおいちゃんばかり。じゃあどうすんべと取った作戦はファンク&ブルース洗練作戦でござい。1曲目からそれは炸裂します。クラヴィ鳴り響きそのグルーブはアメリカのヴェンチュラ・ハイウエイかと思わせるナウさだ。思わせる程度で実際は街角アメリカなのですが、ええいそのなつっこさが良い。勘違いかもしれぬその挑戦がオリジナルなのだぞ。と思ったら2曲目はまたもろブルースだったりして。あ、やべ、これじゃいかんとアレンジで工夫を。スティーリー・ダンです。街角スティ−リーダンだけど(^0^)。いけてるぞ。3曲目はどうだミドル・ファンクだ。ブラックさんのようにえぐ味は無いけど歌はおやじえぐ味あるよ。間奏部ではまたもダンに迫る。4曲目では題名だけでもブルースさせていただきました。曲はシャッフル・ブギー兄弟です。さすがこの手はお手の物、リラックスして豪放にスライド鳴り響く。さあ5曲目。これが全米ヒット、クドゥント・ゲット・イット・ライトだ。突然感物凄く、いやもう滅茶苦茶クールでかっこいいファンク・ナンバー。私は当時もうこれに夢中でもちろん今でもフェイバリット。それがですね、これジャパンのアンコンベンショナルに似てるんですよ。あっちも大好きだけどこれは偶然か。見た目全然違うけど音楽が似てても駄目ですか。駄目ですね(T_T) 泣き。6曲目。ブルースです。ですけどイーグルスがやるブルース調。ロサンジェルスの夜なので勘弁してください。やりたいのよ。7曲目、スネアのプレート・リバーブが一番目立ってるかもしれぬスロー・ファンク・ブルース。ボコーダー使ってる。ナウだ。あったのかこのころボコーダー。最終曲。エクストラってタイトルだからおまけかと思ったらそれがタイトルです。いきなりピーター・フランプトンみたいなピアノ弾き語りで始まってびっくりします。間違えて他の人のが入ってるかと思うかも。展開してああやっぱりと安心の南部ブギー。安心は良いけどあのままだったら女の子うっとりしてたのに。いきなり裸踊りしてはいけません。でも男の子はそこで大喜びだよ。一緒に大喜びしてくれる女の子が男の子はきっと好きです。とまあ書いてるだけで涙ちょちょぎれる奮闘ぶり。それは努力だけじゃなくこの盤では中身もちゃんと結実してます。実を結んでキラリと輝いた瞬間を是非とも味わってみてください。さてクライマックスさん、この後もまたしても苦闘が続くのですが何と80年に2番目のヒットが登場。その名もアイラブユー。きゃあ恥ずかしい。曲もすっかり心を売ったアダコン調。でもなあヘビメタ・バンドがそうやるのもそうだけどこうゆう人達が心売ったシングルってけっこう良いんだよなあ。ははは。でもやっぱこっち。こっちです私は。

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3/24(水)
人喰い犬
cover
Hair of the Dog
Nazareth
1975

シリーズ「直球野郎一本勝負」

英国のバンドだからって全部が全部センスばっつぐーんてなバンドばかりじゃございません。おおかっこいいジャケットじゃと思わず買ってしまうこの盤のナザレスさん、何を隠そうださださ族です。ブラックの人だって踊れない人がおるけんね。わしら不器用じゃけんこれで行くしかなかとですけんなこのバンドが研鑽と日々精進の末世界的成功を収めたのがこの「人喰い犬」でござる。ヴォーカルのマッカファーティさんはアゴ割れ族四角顔科ヒューイルイス親戚顔だしかっこいい人もおらず特にバカテクさんもおらずと不利な点多々有りに関わらずあらゆる歯車勘違い偶然実力総力総動員で名盤となったぞ。曲だってそれほどと思えないこの盤を私も大好きです。ただしカバーの曲は別で曲最高。全米ヒットがあります。それは3.の「ラブ・ハーツ」。エバリー・ブラザースで有名なこの曲を何の不思議も無く己流儀でカバー、何の不思議もなくああ、良い曲だなあ。でもエバリーズの聴いちゃうとえらい不思議でしょうないけど(^0^)。ギターソロが笑えます。思い切り前に出て来て華麗に...と思ったら思い切り曲のメロディを弾いてくれます。考えて見れば他に手は無いよな、これほどの曲だと。ああ75年をたまらく思い出してしまう。そして5.。どっかで聴いたことあるなあと思ったらクレージーホースの1stのあの曲。見事にブリティッシュさせて素敵。原曲を凌駕する瞬間あり。でカバーと言えば1曲目のタイトル曲をガンズンローゼスがカバーしてる。アクセルさんがナザレスの大ファンだそうで、聴けばおお納得の曲。テンポをちょっと速めただけでほぼ完コピなカバーでして。トーキング・モジュレーター部分まで(^0^)。それにしてもサノバビッチって連呼してるの、いいのか?。いいのか。いいんだなロックだし。他はもうレインボウのロニー・ジェイムス・デュオさんくりそつの真っ赤さんのヴォーカル鳴り響く、これぞブリティッシュ・ハード・ロックーちゅう品々勢ぞろい。けっしてヘビメタでは無いこの世界、意外と存在期間は短命でこれぞって言うのは他のバンドでも数多く聴ける訳じゃありません。えらい貴重です。速弾き耳に慣れてしまうと何じゃこの呑気な世界はって思われてしまうのは確実だけど似てるけどヘビメタとは全然違う部類のものです。農家と漁業くらい違います。屁理屈こねて薦めてますが(^o^)___。わけわからんでも聴けば聴くほど愛着出て来るこの盤。最近のライブを見てもえらいださくて目を覆いたくなる惨状ですがそれでも人気者なんはなぜでしょう。なぜだろうわかりません。わからんのが一番最強だな。

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日本盤

3/25(木)
マシンガーン
cover
Collection
The Commodores
2002

シリーズ「FunX」

一般的にはライオネル・リッチーのいたバンドって感じだとのコモドアーズ。実はあのおいちゃん最初はこのバンドの一介のラッパ奏者、織田信長のとこの豊臣秀吉みたいにずんずん頭角を現して最終的には天下を取ってしまったちゅう人です。このコンピはそのリッチー以前のモータウン・ファンク看板スタアだったころのさらによりによって塩辛いゴーリゴリ・ファンクばっかを集めた盤であります。まー嬉しい。とゆうのもあたしゃマンドリル顔リッチーさん、大嫌い。バンド在籍時には好きな曲もありますがソロになっちゃうとわたしって素敵でしょの自己陶酔キャラがおえで。すみません偏向しております。ですからリチ男のリの字も無いこいつはよくぞやったの大快挙だ。ファンク時代のコモドアーズ、日本では”バンプ”。あのお尻をぶつけるダンス。そのステップ先行で売り出されてバンドは二の次ですけん、曲がって紹介でぢくしょう。まコモドアーズちゅうても誰も買わないからねえ。仕方無いっていやあ仕方無いすが。後は”マシンガン”。何じゃマシンガンって言われる方も曲を聴けばああジャンボ鶴田だーと快哉を叫ばれる方もおられるかと。そうですジャンボです。臭いおいにーファンクと親しみやすさを合体させたキャッチー名作だぜ。これを目玉として他の曲に少しづつ馴染んでくるとこれがまた下半身直撃のグルーブ天国が現世に到来すること間違い無し。その中でも必殺ベスト5は1.のブリック・ハウス。巻いて巻いてーって何を巻くのかうなってあうっとどっから声を出してんだか(^0^)。ドラムのビートのタメはこれがファンクだ。そして4.ザ・バンプ。さっきは文句言ったけど、はは、やっぱこれは尻をぶつけたくなるわなあ。クラヴィぎこぎこはレッド・ゼッペリンでお馴染み。そしていや大好きなんす私の”5.スリパリー・ホエン・ウエット”。滑りやすいんですなあ。えっとファンクは98%はスケベ歌ですんで題名はそう思って想像して貰えばOKなんすがこれはもう訳せません。各自考えること。ウォー風のハーモニカ入り、ギターのカッティング、スットンキョーな歌、からみつくパーカッションと稀代の名作です。次は12.のトゥ・ホッタ・トラックもかなりだけんどここは13.のファンキイ・シチュエイションで。Pファンクもかくやのミディアムビート、鳴り響くラッパ、サビのキャッチーな連呼でアイズレー&ジミヘンなギタアソロで決定。最後は17.盤のラストを飾るマシンガーン。これだけ目立っちゃうくらい立ってます。コーナーポストで。おおおって。この5曲は毎日いや年がら年中流しても最高、うちのファンク使用頻度ではPやアースを抑えてオハイオ・プレーヤーズと共に2大巨頭のコモドアーズ、未来永劫古くならないし、いや古くなっては困るこのあまりにも人間臭い音楽、いかがでしょうか。はまるともうロックと二本立ての人生となってしまいます。なってしまっても全然困らない、しあわせ。

曲目等詳細

試聴はここで。

3/26(金)
ウーララな日々

Malt & Barley Blues
McGuinness Flint
2002

シリーズ「あんふぉーげった房」

私、アート・ガーファンクルがカバーしてヒットさせたブレーカウエイと言う曲の作者、ギャラガー&ライルとゆう英国コンビの大ファンでして、彼らが在籍していたこのマクギネス・フリントとゆうバンド、聴きたいなあとかねがね思っておりました。近所のレコード屋さんでたまに中古で出るのですがそれがまた5800円とかとんでもない値段。あかんわーとあきらめかけてたらCDが出てるのねー。買っちゃったぞ。やれ嬉や。元マンフレッドマンのトム・マクギネスとジョン・メイオールのとこにいたヒューイ・フリントが発起人で結成、それにギャラガー&ライルが参加して作られたこのバンド、英国土の臭い派です。60’s末の英国ダウン・トゥ・アース機運の中で、ザ・バンドを憧れとした音楽をやろうと。日本ではあろうことかデビューアルバムのタイトルがヒット曲の題名にあやかって「死」。いくらなんでもねえ。それじゃ売れないよう。このCDは70年から74年の間にBBCで録音したものをどわーっと収録、聴いた話だとレコードのミックス違い程度のものも多々入ってるらしいすが真偽のほどはいかに。まあ、どっちでもいやー良かったわ買って。最高ですこの人達。最初聴いた時はああ、ギャラガー&ライルだ、やっぱ地味だなあなんて思ったけど何回か聴いたら曲の良さ、独特の味にもう夢中であります。みみちんもはまって我が家ではもう大変だー(^0^)。えーアメリカ土の臭いカントリーとか言いましてもやっぱ英国人、ロッキーラクーンしてます。さらにキンクス、サニーアフタヌーン、ローラしてます。もちろんブリンズレイ、シルバーピストルしてます。飛んでアメリカではラビンスプーフルしてます。でびっくりは1曲目、出だしからCOOのCMソングかと思ってしまいました。つうことは高原にいらっしゃい(オリジナルですが)してます。そして何よりフェイセズのウーララしてロニー・レインさんのあの優しいお顔が。そうだギャラガーさんたちスリムチャンスにおったんだと見事につながり幸せなこのひとときを。いかん、これでは高値でオリジナル盤また発見したら買ってしまうかもしれん。その前にこの素敵盤味わいつくしてしまおうっと。名盤チャート入りは...もう当然です。

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3/27(土)
土曜ビートルズ
cover
London Town
Wings
1978/3/31

シリーズ「トルズを聴こう」

でっかいアメリカツアー敢行、でっかいライブアルバム発表の後、ウイングスの皆さん各人ちょびっとのんびり。ほんとちょびっと音楽大好き人間ポールさんはじっとしておりません。76年10月にロンドンで公演を終えたばっかしだとゆうのに翌年2月にはもうみんなをアビイロードに呼び出してレコーディングを開始いたします。しっかしよくそんな曲かけるよなあと私ら同様メンバーも思ったことでありましょう。3月一杯まで録音が続けられるもなんせロンドンの冬、行ったことないけど(^0^)、曇天雨天荒馬場でもーいやとデニー雨、いやレインさんの船上レコーディングちゅうグッドなアイデアに飛びつきます。準備とゆうものがありますので5月になってアメリカは西インド諸島洋上にて録音再開、ああ何て素敵なので一挙に9曲も録音、その後謎の2ヶ月休みを挟んで8月にマル・オブ・キンタイアで再開、なんだけどありゃりゃジミイさんとジョーさんがいきなりやめてしまいました。なんでじゃ。付き合いきれんてか。お金出来たからか。忙しいからかの謎の中、今度は9月にリンダさんがお産だってことでウイングスはポールとデニイさんと二人になるとゆう史上最低人数。まあお産なんだから休めばいいのにやりたいんだねえこの人(^o^)___、二人で残りの録音、ミックスダウンと根性でやりとげてしまいました。1年かかってるよ。ポールさんのキャリア中最長じゃないのかな。違ったらごめん。で、その苦闘の甲斐有り、マル・オブ・キンタ、いやキンタイヤはイギリスで大ヒット。166万枚超ちゅう英国シングルヒットチャート史上最高売り上げでシー・ラブズ・ユー抜いて自分で更新してしまいおった。とゆうど派手な展開の中、ロンドンタウンついに登場だ。地味だ、そしたら。がはは。いきなり表題曲のこの感じだから。天然ポールさんの自分バランス機能が働いたか、己は英国人モードに突入しました。穏やかな、てゆうよりたおやかなって感じでありましょうか。せっかく買ったからって何回も聴いた人には絶対宝物になっているアルバムだと思います。世はパンクだって言うのになーんにも影響されずにあくまでも自分歴史を貫くとこがさすが大物だぜ。その象徴がシングルのウイズ・ア・リトル・ラックだなあ。けっこうシャウトしてたりするけどこの浮遊感と言ったら。前回のバンド・オン・ザ・ランの時のウイングス危機の時は元気百倍気合モードだったけど今回はバンドをやりとげた充実感からかな、腰の座った余裕がそこかしこに感じられて。パンクにはなーんにも影響されてないけどこの盤聴いて私がいつも思い出すのがXTCのママー、あれも喧騒の後の一服の清涼剤てなアルバムだったけど同じ味だ。で、そのママー同様このロンドンタウンも私大好き、ポールさんのアルバムの中でもかなり上位に来るくらい。どこがどう凄いって言う押し出しはないけど普段言わないけどけっこう聴いてて愛しているっていうタイプのアルバムだと思います。ポールさんのアレンジの才能にも改めて感服なのです。

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外盤

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3/28(日)
日曜ボイ
cover
Station to Station
David Bowie
1976

シリーズ「glam!」

「こんちわー。三河屋でーす。」とロケットに入って来たボウイさん。ジャケはこのアルバム録音直前に撮影した「地球に落ちて来た男」よりのものです。前作でアメリカ征服に乗り出した彼の第2段目、とは言うものの既にアメリカ幻滅モード、長いことサポートして来たマネージャーと決別してアメリカで輪をかかっちゃったクスリ耽溺を振り払うかのごとく音楽に没頭して出来上がったのがこの盤です。ボイ・ソウル続編かのような位置付けも前作とはかなり表情が変わってすっきりくっきり。第4のキャラ、痩せ白男爵に扮してどこに属したら良いのだの浮き草人生放浪一代記だ。音楽的にはですから正に狭間カンペイ。狭間ならではの魅力爆発です。アール・スリック、リードギターそしてリズムギター:カルロス・アロマー、ドラム:デニス・デイビス、ベース:ジョージ・マレイのボウイ史上2度目の鉄壁バック陣3兄弟が初お目見え、さらにブルース・スプリングスティーン「明日無き暴走」、ミート・ローフ「地獄のロックライダー」と並ぶこの時期の乗りに乗ったピアノ、ロイ・ビタン氏の名演アルバムとしても燦然と宇宙に輝いておるぞ。1曲目からもうステーション・トゥ・ステーション。音楽界には列車ものちゅうジャンルがありますがこれはその手のお約束、スライドで汽車の音、ぽわーぽわーも無い革命的ファンク・ナンバー。リズム隊のリフでがっこんがっこん言わせてる。目くるめく展開にめくりめいてしまう。ニュー・バンドの恐ろしさを天下にマニフェストしております。2曲目、シングルカット、ゴールデン・イヤーズふぁふぁふぁ。ヒットだけ聴いてると見事にフェイムの次だーと流れがつながってる。妖しいリフに続いてのポペポちゅうハーモニカが強烈。この盤の中では短めの曲もその中での展開がこれまたえぐいのう。シングルとしても完璧、ぶっ飛び方も極上でいやもうわたしゃ大好きです。歴代シングルでも上位入賞決定。3曲目は前記ロイ・ビタンさん大活躍、ワード・オンナ・ウイング。その独特の一筆書きピアノに乗って朗々と風言葉を歌うボウイさん。4曲目B面冒頭TVC15、地球に落ちて来た男も本来は音楽やりたかったボイちゃん、いややってたら10倍はすげえ映画になったろうに、マネージメントの不首尾でそれもかなわず、これはそのために書いた曲だと言います。火星人なのにニューオリンズしてる、まああの映画不思議とそうゆう雰囲気ありましたが。ボウイ流ぶっぱなしボーカルが冴えてるぞ。TV画面15個です。あの映画で火星で出稼ぎ父ちゃんの帰りを待ってる母子がとぼとぼ歩いてる場面泣けたなあ。思い出すだけで今も。さあ5曲目ステイだ。この盤の目玉。強力ファンクリフのまあかっこいいこと。スリックさんの鳴り響くフィードバックギタア。アロマーさんのリフ、ためて刻むリズムコンビ、気持ち良さそうにたゆたう歌、文句付けようも無い傑作です。至福の6分間を。ラストは57年の「野生の息吹き」とゆう映画の主題歌。オリジナルのジョニイ・マティスの曲もカバーして有名なニーナ・シモンさんの歌も素敵でしたがこれはそれらもろジャズ・アレンジのものとは異なる浮き草ボウイ・ヴァージョン。この盤のテーマにこれ以上無いはまりようでのぼりつめて幕を閉じます。外盤ではこの後強烈ワード・オンナ・ウイングとステイのライブ・ヴァージョンがボートラ。うちにある日本盤CDには入ってるのですがいつの間にか今の盤では無くなってるようで。とゆう訳で流れでいくつかの時期に分けられてるとは言うもののけっして同じような盤を作ったこたあないボウイさん。やっぱりこれはこれで燦然と輝く独自盤となってどれが一番だなんて言えない、はいこれも一番です。

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日本盤

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3/29(月)
悪夢へようこそ
cover
Welcome to My Nightmare
Alice Cooper
1975

シリーズ「glam!」

70年代前半の米国グラムロックを全米の子供達と引っ張って来た男、アリスさん。グラム・エラも終焉してバンドも解散、心機一転、ソロキャリアの最初のアルバムがこの「悪夢へようこそ」です。パートナーは自分を発見してくれ共に闘って来たボブ・エズリン氏そしてスティーブ・ハンター、ディック・ワグナーの両ギタリスト。大蛇を首に巻きつけるはギロチンショーやるわでハードなギンギラギンサウンドで迫って来た彼も今回はタキシード着ちゃって優しそうにおいでおいでしてる(^0^)。安心して中に入っちゃうとこれがやっぱし恐怖の世界だったりして。あーだましたなあなんて怒るも楽しくてずっといちゃいます。音はこれが見事な75年対応。ソロだけあってハードな曲もボードビルな曲も様々な楽器で味付け悪夢でくすんだ総天然色映画です。いつも子供達もちゃんと登場、さらにアリスさんのアイドル、ヴィンセント・プライス!ロジャー・コーマン監督のエドガー・アラン・ポー映画でお馴染みの彼がブラック・ウイドウでああ素晴らしいそのナレーション。この盤、何が良いってそれは曲。すべからく名曲ばかり。冒頭のタイトル曲でもうお大変身だ、ああでも良い曲とぐっと引き込まれてしまいます。特にスローものが白眉でシングル・カットされてヒットの「オンリイ・ウイミン・ブリード」、これチャートで上ってた時はもう私のノートでは赤ばかでか字で大お気に入りマークでした。歌詞は恐ろしいんだけどねえ。やけに優しい。アルバムとしては全編トータルアルバムと言いますか「アリス・クーパーの悪夢へようこそ」ちゅう映画のサントラって感じな画面を見てないのに映像が目に浮かぶような世界満載、実際にTVショーも作られたそうで一生に一度はそれ見てみたいものだ。どっかで放送しないかな。最初から最後までアリスさんの術中にかかって楽しいこと楽しいこと。えーっとあとベースにトニイ・レヴィンが参加しております。えーっとあと最近アリスさんが開いた自分のレストランの名前は「アリスのナイトメイア」です。地獄料理か(^0^)。イメージゆえなかなか食いつきにくいとは思いますが、キッスの先輩としてウエインズ・ワールドでウエインもへへえと拝んでいることですし一回いかがでしょうか。ハードロック・ファンならどれでも楽しいと思いますし、ポップ・ファンならぜひこの盤を。素顔の優しさ通りイメージ一新イメージ通りかもしれまへんが\(^o^)/、いや只者で無し、最前線の才人だなあと思っていただけると。

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3/30(火)
青春

Crocodiles
Echo & the Bunnymen
1980/7/18

シリーズ「新波倶楽部」

78年にリバプールで結成の第2世代ニュー・ウエイブ・バンドがこのエコー&ザ・バニーメン。最初はドラマー不在でリズム・ボックスの名前がエコーとゆうのでこのバンド名になったと聞いたこと有り。その体制でインディーズ・レーベルのZOOからシングル、ピクチャーズ・オン・マイ・ウォール出した後、ドラマーのピート・デ・フレイタスさん加入、大変身してこの1stを出しました。ビートルズ以降どうもパッとしなかったリバプール・シーンがデフ・スクールちゅうバンド登場で縁が広がって巡り巡る人脈で盛り上がりついにはビートルズとすっぱり縁の切れた形でシーンが出来て熱かったよこのころは。その中でちゃきちゃきの若手がこのバニイズ。当時私頭髪形が同じだったもんで(^0^)、ジヤケで興味持ちまして買ったら、いやー聴いて興奮しました。ちなみに買った日はうちのみみちんさんと初めてバンドを組むべく渋谷ナイロン100%で会合を持った日。ちなみに私がメンバー募集出した雑誌もZOO。まあ奇遇なこと。他人とは思えません。もとい。興奮しましたその訳は。偶然でしょうかジョイ・ディビジョンと時を同じくして発生したドアーズ後継者バンド。1世代を経なければモリソンさんの強烈な磁場を振り切り新たに自分のものとして出すバンドが出得なかったのでしょうか。とにかくマカロックちゃんのヴォーカルはドアーズ思い出します。そしてギターのカッティング音。これもコンプレッサーが無ければあり得ないクリアかつシャープな音でその意味からもこの時点でしか生まれ得なかった音なのかも。歌うベース、さらに何より新加入でありながら一番目立ってるかもしれんピートはんのドラム(よくめっけたなあ)でやたら切れが良くスピード違反なバックでその重たい歌声でバランス抜群、コンパクトにポップな独特な音質にしたプロデュースもはまって最初から最後まで一気通巻の名盤だと今でもやっぱ思うす。エコーズの盤の中では一番曲もメロディアス、展開もドラマティックで自分の中では別格扱いになってるのですが皆さんはどうなのかなあ。プロデュースと言えばどうしても称えて置きたいのがバンドの基本音以外のちょっとした音の足し方。全部にベタっと敷き詰めないオルガンの音、ここぞって時に入る木琴音、エフェクトが決まりに決まってます。センスばっつぐーん(^0^)。さてすべからく称えに称えましたが24年経ったかこれが出てから、えー、今聴いてると実はちびっと恥ずかしいとこもあり。何ボーカルそんな悩んでるんだとか。ははは。多分これ夢中に聴いてたころの恥ずかしい青春、思い出すのもあるのかもなあ。青いなあ。なんてね。強烈に記憶のある部分突き刺されたりして。まったく初めてこれ聴く方はどう思われるのかな聞いてみたいぞ。2003年にめでたくライノよりリマスター再発されたこの盤。実はそれはまだ未入手なんすがボートラはアウトテイクと当時出たライブEPか。そのライブEPが得点高し。ドラムが大爆発!このバンドの牽引役はやっぱドラムのピートさんだったのかーとあの頃悶絶した思い出あり。そしてさらにやっぱしと思う2ndに続くのであります。

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日本盤

3/31(水)
大鍋でぐつぐつ
cover
Dr. John's Gumbo
Dr. John
1972/4

シリーズ「FunX」

ジャズ発祥の地ニュー・オリンズ、アメリカン・ブラックの上陸地点、えーとルイ・アームストロングおいちゃんのほっぺでしょ、ちゃかちゃかディキシーランドでしょなんてイメージしか持ってなかったおいらたちにとんでもごじゃあません、こんな音楽が沢山なんだよと教えてくれたジョン先生の楽しい名盤です。ドクターにとってもデビュー以来グリグリしてたとこだから自分のいる場所の音楽を再発見した試みではなかったかと。アメリカにとってもちょうど自分の足元を見つめ直している時期ではまって一挙にブレーックだ。しかし不思議な土地、ニューオリンズ。南部突端にあって元フランス領、もっともアメリカンでもありながらまったく独自の音楽地図持ってて世間のソウル発展とはまったく別に自分たちのR&Bを皆で聴いていたのねー。何中華本中華それは麻薬的な音楽です。これ聴いちゃってそれに捕まったらもー大変、にょおりんずの虜よ。捕まったのはわしらだけでなく全世界のミュージシャンもご同様で、音楽性まですっかり変えちゃったリトルフィートしかり、そのフィート・ファンのロリー・ギャラガー、レッド・ツェッペリンしかり名前までそうなオーリアンズしかりロバート・パーマー、フランキー・ミラーと英国歌手はみなここで録音したがりポール・マッカートニーまでおいでくださり街はもー大賑わいだ。日本でも細野さんとか久保田さんとか、ラバーズホリデイさんとか。ははは。そんな大影響盤、ジョン先生のガンボは文字通りかの地の名曲を一同に大鍋に入れてグツグツしちゃったようなアルバムです。ガンボってやつはオクラ入れて山海の珍味入れてひたすら煮込むご当地料理で、わしも作ったことあるんすが、とんでもない味になっちゃって(^0^)、本物はとてもおいしかろうかと。
さてこの際だからうちにある分だけでもオリジナルと聴き比べてみようっと。
1.アイコ・アイコ
・・・山野あいこ美容室ではなし。オリジナルはジェイムズ・シュガーボーイ・クロフォードちゅう人の「ジャコモ」って曲。それはスマイリー小原さん登場しそうなお祭りソングだ。ジョン先生はボ・ディドリー・ビートでピアノをコロコロ転がしました。何とも愛嬌のある曲でこれでもう掴みはOK。カーっちゅうヤギの頭が良いぞ。演歌だけのものじゃありません。
2.ブロウ・ウインド・ブロウ
・・・オリジナルはニュオリンズ屈指のピアニスト、ヒューイ・スミスさん。これは聴いたことないす。ききてええ。ジョンさんはドラムのこの細かい刻み、これがセカンドライン・ビートちゅうて彼の地のドラム必殺技。これとロールピアノでえも言われぬ至福天国にレッツラゴー。
3.ビッグ・チーフ
・・・ニューオリンズを代表するピアニスト、プロフェッサー・ロングヘアさん(愛称フェス)のオハコ曲。フェスさんについてはまたWANTEDしようっと。ジョンさんは原曲のピアノ部分をオルガン名人ロニー・バロンさんにやってもらいました。ロニーさんはポール・バターフィールド・ベターデイズでの悶絶オルガンでロック・ファンにもお馴染みかと。ここでもやっぱ悶絶。この音質がー。
4.Somebody Changed the Lock
・・・マック・レベナックさんのがオリジナル。ってジョン先生の本名ですが。ああニュウオリンズだあとイメージ通りのラッパが楽しいす。こうやってディキシーとつながってからまってこうなったのかーと錯覚かもしれんけど納得。
5.メス・アラウンド
・・・レイ・チャールズさんのがオリジナル。微妙にイントロが違うのがミソでござい。始まるとほぼ同じノリ。あのチャールズさんのあのビートもここにおったのね。
6.Let the Good Times Roll
・・・彼の地のギタリスト、アール・キング大王がオリジナル。日本盤の解説にはシャーリー&リーのヒットと書いてあったような気がしますが、昔聴き比べて全然違うやんと思ってましたがやっぱ違うそうです。って言ってもアールさんのはまだ聴いたことないの。ききてええ。キングさんの曲のタイトルはカモンって言うそうです。
7.Junko Partner
・・・ニューオリンズのスタンダード曲だそうです。これがセカンドラインだぜちゅうドラムここで炸裂。2.よりこっちの方が正調かも。わしもちと出来るかなとやってみましたが難しー。養成ギブスつけなきゃ叩けませんきっと。ダーティ・ダズン・ブラス・バンドもほとんど同じアレンジでやっておる。
8.Stackalee
・・・これもトラディショナル・ソング。ジョン先生のコロコロ・ピアノ大爆発。もう大好きな曲です。ビッグ・ビル・ブルーンジイも同名の曲あるんすが同じ曲かな。きいてみてえ。
9.ティピティーナ
・・・フェスの代表曲でござい。教授のやつはどれ聴いてもアップビートなんすがこれはどうやら身内にだけ聴かせる特別ヴァージョンをほぼ再現したらしい。「もしもピアノが弾けたなら」って歌ありましたが、いや弾きたいすこれ。神様が世界一のモツアルトみたいなピアニストかとりあえず一通りこの曲が弾けるピアニストがどっちかにしてあげるって言ってくれたら迷わずわたしはこの曲を弾けるようになりたいよう。フェスさん、噂によると3コードしか絶対に弾かなかったそうで弾けなかったかもしれんのですが、だとしたら音階さぐっていけば弾けるかな。一生のうちに絶対何とかしてやる。楽しいよなあ弾けたら。
10.ゾーズ・ロンリー・ロンリー・ナイツ
・・・先ほどのアール・キングさんの曲。ほぼオリジナル通り再現。でもオリジナルはぶっとびギターソロだけど。なんか妙な音が入ってるし。スイートなスイートな夜でちいとも寂しそうじゃありません。
11.Huey Smith Medley: High Blood Pressure/Don't You Just Know It/Well I'
・・・タイトル通りヒューイ・スミスさんの曲を3曲続けて。最初の2曲は持っております。しかし古い曲なのに全然古く感じないちゅうのは。モダンってのははまるとこにピシっと音がはまってることだと思うのですがこれは既に完全にはまってるからだな、きっと。
12.Li'l Liza Jane
・・・これもヒューイさんの曲。これも聴いたことないす。ききてええ。最後を締め括るにふさわしきハッピイハッピイ。
とまあ知ってる範囲だとこんな感じだと思うのですけど、これを只のカバー集に終わらせていないのはやっぱジョンさんのこのダミ声。不良な親戚のおいちゃんみたいでお世話になりたい気持ちで一杯になっちゃうす。ちゃんと自分の目を通したヴァージョンにみんななってると思うし、まあクリソツであっても好きは変わらんのでどっちでもそれは良いのですが。ははは。で、問題はやっぱこれ聴いちゃうと後に控えるのが大群だってことだな。下手すりゃ人生狂わしかねない音楽の入り口です。これだけ持ってりゃいいじゃんて?あーたそれはあまりにも勿体無い話っすよー。

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日本盤

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