今日の推薦盤一覧2002.2下 |
XTCのBBCのライブCDをお奨めしようと思ったんですけど残念ながら廃盤なのです。困ったと思ったらこんなん出てたんですねえ。先のCDの音源も入っているし他にも聴いたことが無い初期の音源や「イングリッシュ・セトルメンツ」の時のライブなど珍しいものが一杯。ご存知の通りXTCはライブをしないバンドになってしまったのですが、ここに聴かれるように一流のライブ・バンドなのです。10のうち10の力で目一杯演奏してたんで緊張感に耐えられなくなってしまったのでしょうか。最新作の「ワスプ・スター」が素敵なバンド・サウンドだけにまたライブ是非やって欲しいものです。 |
2/17(日) なんとボブ・クリアマウンテンのリミックスのフリーのベスト盤です。これが意外、もの凄く良いんです。まるで期待の新人バンド・デビューかのように新鮮で。控えめながらもしっかりとボブクリしてるんですが音は良いし、これからフリーを聴く方はこれが良いかもしれない。昔からのファンの方も「えーーー」って言わないでまあ一つ聴いてみてください。「おおおお」ってびっくりいたしますよ。リマスター盤が出た現在廃盤寸前なので名盤入りとゆーわけにはいかないのですが日本盤のみ生き残っているようなので今のうちにゲットしてぜひドライブのお供で泣いちゃって下さい。 試聴はご自身で * |
2/18(月) 1972年作品。すかしたおぢさん(笑)マイルス・デイビス。一部のジャズ・ファンの彼を神格化した態度にはうんざりだけどそんなことには関係なく作品はかっこいいのばかりなのです。特にこのアルバムは、スライ・ストーン+カーティス・メイフィールド+ブライアン・イーノみたいで最高。音のぶっとびかたが尋常じゃあーりません。ぜひご一聴を。
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2/19(火) 1978年作品。なんの変哲も無い4ピースのギター・バンド、バズコックス。しかしながらとてつもなくオリジナルで彼らしか出来ない魅力に溢れてます。伝統をまともに聴いて無い強みと言いますかだからこそこのオリジナリティが存在するのではないでしょうか。ギターもベースもドラムも歌もいつのまにか愛しちゃってしまいます。メロディも胸キュンで素敵なポップ・ミュージックでもあります。あんまり好きだとうまく書けないよう。
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2/20(水) ではバズからボズつながりで。サンフランシスコの高田純二、ボズ・スキャグス1977年の作品です。個人的には発表当時はあの「シルク・ディグリーズ」の後でもあり、パンク真っ只中のことでもあり、完全に割を食ってしまった作品。とわゆーものの来日公演横浜文体には行きました。思っていたとおりおしゃれとゆーよりも南部の伊達男といった感じで田舎ぽさを残したところがあり逆にそれが嬉しかったりして。で、このアルバム、今聴き直してみると実に良いアルバムです。シルクよりむしろ辛口になりパシっとしまったサウンドが気持ち良くて、「ハード・タイムズ」、「ハリウッド」なんか良いなあ。余談ですがハードタイムズでのボズ本人のギターソロが良くてスティ−ブ・ウインウッドさんのそれのように私好みなのでありますが、ジェフ・ポーカロのドラムがどーしてもスティーリーダンを彷彿とさせるように「AJA」の後の「ガウチョ」を思いださせてくれるアルバムだなあ。時代の波で際立たせてくれる作品もあるけど逆に割を食っちゃう場合もあるわけで、時間がたってこうやって聴き直すと実に良かったりするからろっくすやってて良かったなあ。って今日は妙に乱文で失礼。 |
ギルティ:30イヤーズ・オブ バーバンク・サウンド総本家ランディさんのWB時代の音楽を総括したアルバムです。一言ではとても言えないほどの音世界がここにはあります。アメリカ音楽の歴史がギュっと凝縮された音で、哀れだけどかわいい人間の歌を彼は歌います。どんなに辛らつな歌詞でも、でも好きなんだよなあこいつみたいな愛を感じることが出来るでしょう。オリジナル・アルバムにはさらに広がる世界がありますのでまずはこのアルバムを聴いてランディ・ニューマンの世界に旅立ちましょう。
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ロイヤル・アルバート・ホール 1966年油ののっているライブです。一枚目での弾き語りは多少きたじまるも、その卓越したギターと共に曲の良さを堪能出来ます。そして問題は2枚目。フォーク・シンガー、ディランが見事にロック・シンガーに変身したさまが目の当たりに。観客の「ユダ!」ちゅうヤジに「嘘付きっ」って言い返すところなんざあ正にパンク。そう言えば聴いてるとまるでボーカルがジョニー・ロットンのように聞こえて来るのです。そしてバックはあのザ・バンド。ヤジに嫌気がさしたリボン・ヘルム抜きですけど、ここでのドラマー、ミッキー・ジョーンズ(おう何て名前だあ)も正にロックンロールなストレート・ドラムでタイトで素敵なのだ。全編溢れる気迫を聴くだけでも買う価値があると思います。
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1975年です。恐るべき完全無欠の10曲。70年代ポップの第1到達地点がここにあります。甘さと鋭さの程良いブレンド具合がたまりません。収録時間が短いって?長けりゃ良いってもんでもありません。この曲順と統一感のとれた音質、当時の空気まで運んでくれるかのようです。私ももっと長かったら良いなとは思いますが、そこはここを出発点として旅に出るとゆうことで。これらの曲の後ろにはまだ眩暈がするほどの曲が目白押しなのです。
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2/24(日) 再編オーリアンズ1991年のライブ・アルバム。ドラムのウエルズ・ケリーがいないのは寂しいけど、この演奏は素晴らしいの一言です。ジョン・ホールの名人ギターが堪能できるのだ。この人実にうまくて、リズムの切れ、プリング・オン、ハンマリング・オフの使い方が実に色気があるのです。クラプトンが好きな方ならきっとわかるはず。曲の素晴らしさも文句無し。こちらはイーグルスやウエストコースト・ロックが聴きたくってたまらない方にはピッタリなのだ。さらには本来はウッドストック在住のバンドなので、アバンダンド・ランチョネットあたりのホール&オーツが好きな方にも。コーラスもうっとり。現在廃盤の危機にあるようなので、急いだ方が良いです。米盤は曲が少ないけどそちらとゆうてもある。 試聴はここで←LIVEじゃないけど曲を聴いてね。
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Atlantic Records: 50
Years 1998年に出たアトランティック・レコード50周年記念のコンピです。曲目は
はい、アーティストを当てて下さい。正解はこちら。11はラットルズじゃありません(笑)。 |
2/26(火) ついに日本盤が出ました。今回のコンサートに行けなかったので悲しくて聴かないようにしてたんですけど、ついに我慢できずにー。確かに歌とかはあれかもしれませんけど、このアルバムには本人もバンドもやれることが楽しくてしようがないとゆう素敵な高揚感があります。聴いてるこちらも嬉しくて楽しくなってしまいます。それになにしろこの選曲ですから。わたしゃ手に入れて聴いたとき感動しまして、はい。歳を取って音楽をやるってことはこれなんだなあと思いました。
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2/27(水) 70'sの「何から聴けば良いのだろう」で見つけたプログレ・コンピ。ライノ編集です。アメリカ人にとってどうゆうのがプログレかわかって楽しい。そうだよな、プログレだよなあってのに混ざってロクシー・ミュージックやフランク・ザッパはてはゴールデン・イヤリング(腰砕け(笑)好きだけど)までプログレに入るんですね。私が名前だけしか知らないようなバンドも多いんですけど、今一番欲しい一枚になってしまっているのです。曲目他詳細データはこちら。
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2/28(木) 私としたことがってゆうのは、九重祐美子の「アローンアゲイン」の日本語カバーの歌詞ですが(笑)見事に名盤入りを忘れておりました。目立たないながらひっそりと聴いた人誰もの記憶に心に残る歌を書くオサリバンさん。ワン・パターンが心地良いワン&オンリーの世界を持った人で有ります。 |