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今日の推薦盤一覧2002.4下

 

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4/16(火)
ろばーと・しょー

007/ロシアより愛をこめて

シリーズ「すばる座」

”ボンドはやっぱりコネリーさん。てかってます。”

私にとって、ジェームス・ボンドはやっぱりショーン・コネリーさん&若山げんぞう。そしてこの作品では、ロバート・ショー。ほんと見ただけで悪そう。しかも強そう。列車内での乱闘はもー痛そうで、ゴリゴリ、コブができたでショー。筋立てとしては一直線でわかりやすいことこの上ないんだけど、もーぐいぐい惹きこまれて、見終わった後、ああ、面白かったなあと。映画はこれでなくっちゃいかんぞい。大推薦「ばか映画」かもしれん。

4/17(水)
君はこれを聴き通せるか。
ハート&ソウル
ジョイ・ディビジョン

シリーズ「暗黒レコード」

”君はこれを聴き通せるかっ。”

暗黒大王、ジョイ・ディビジョンの何とボックス・セットです。ファクトリー・レーベルの他の連中の冷遇さに比べて、ボックスが出るんだからやはりこの人たちは別格なのでしょう。確かにシングルのみのリリースが多くて、しかもシングルに良い曲が多いのでこうやってまとめてくれると助かるかもしれない。しかーし、はたしてこれを通しで聴ける人がいるのかあ(爆)。てのは冗談ですが、「素敵なベース」に推薦したい、最高傑作「トランスミッション」や「シーズ・ロスト・コントロール」などのポップなシングル群、抑制された切れが抜群のアルバム収録曲、パンクとジレンマに取り巻かれたライブなど聴き応えは充分。暗さはこの音楽を作るのに不可欠なものだから、それを超えた説得力を持っている以上しょーがないね。でも、わし買えたらきゃーきゃー良いながら全部あっとゆうまに聴いちゃうかもな。

昔バラで集めたんだけど、そりゃもう大変だったのよ。

試聴はここで

4/18(木)
何回でも推薦します。
オーリアンズ

シリーズ
「人気B級実力A級」

”アメリカン・ロックの到達点。買って良かったと真底思うぞ。”

とても検索しにくいバンド、オーリアンズ。英語でやると、「ニュー・オリンズ」でドバーっと。「john hall」でやると「ホール&オーツ」でズラズラー(爆)。てなわけで97%の人がめんどくさーってそこで断念すると思われます。しかーし!素晴らしいバンドなのですよ。曲良し、歌良し、コーラス良し、ギター良し、演奏良し。ここまで見事な音楽をやる連中はそうはいません。個人的にはイーグルスがあそこまで人気が出るのならなぜ彼等がもっと評価されないんだあって20うん年ずーっと憤っているわけです。西海岸好き、ウッドストック好きの方々には特におすすめ。あとクラプトン・タイプの歌いあげるギターが好きな方にも。確実に買って損はしないバンドなのです。

<原因>
*レコード会社との契約トラブルでリリースが順調じゃなかった。
*バンド名が紛らわしい。日本では呼び名が色々変わってしまった。
*ジャケットが超悪趣味。特に最高傑作「夢のさまよい」なんて、とほほ。

<対処>
*すでに「ダンス・ウイズ・ミー」は何回かCMでやってるので、聴けばあああの曲かと思います。
*まあ、繰り返し「ろっくす」ではお奨めしていきます。微力だあ。

試聴はここで

4/19(金)
一生聴けます。古くなりません。
ロック・オブ・エイジス
ザ・バンド

シリーズ「ライブアルバムはお好き?」

”音楽って深いなあ。ビートルズと並ぶ柱です。”

前述のリトルフィートのライブは、ニューオリンズ・ファンクに影響を受けたバンドが、ロスのファンク・バンド、タワー・オブ・パワーのホーン・セクションを加えてパワーアップしたアルバムですが、このザ・バンドのアルバムは、そのニュー・オリンズ・ファンクの生みの親、アラン・トゥーサンのアレンジのホーンセクションでサウンドに深みを増すとゆう。聴き比べると実に楽しいです。アランさん、さすがの人。これしかないぞってアレンジ。アメリカ南部の憂いを表現したかのような音選びは、音にも詩がちゃんとあるんだなーって感じさせてくれます。
ザ・バンドの演奏は、我々は自分たちの歌をただただ演奏して聴いて欲しいんだと欲求が真摯に感じられるすばらしいもの。熱狂を追い求めて来たロック界に何か違う一発を与えました。結局ロックとかジャズとか関係無しに有るのは音楽だけ、自分たちに染み付いた音楽だけってことが今更ながらに、しかし初めて無垢に提示されたのではないでしょうか。当時ミック・ジャガーが強烈に意識したのもわかるような気がします。


試聴はここで

4/20(土)
突然聴きたくなります。
ベスト
ボブ・ウエルチ

シリーズ「私は私」?

”なよっててもいいですかあ。”

フリートウッド・マックで軟弱担当として登場したボブ・ウエルチさん。脱退して何をやるかと思ったら何とレッド・ツェッペリンのオマージュ・バンド「パリス」を作っちゃいました。ひゃー、けっこうかっこ良いぞと思ったのもつかのま、解散して、ソロになった時にはさらに軟弱方面へ。そんな彼のキャリアを追ったベスト盤です。通して試聴してみると、あららけっこう知ってる知ってる。さらにはメロディライン、歌い方とも何と首尾一貫してること。たぶん本人の中では矛盾なくハードもソフトもやってるのでわ。それにしても最後の曲、完全に大映テレビの世界。名盤と言われれば「はい」と自信を持って言えませんが、時々すごく聴きたくなるであろうかわいいアルバムだと思います。

シリーズ「私は私」は独立化未定(爆)。

パリス再発希望。

試聴はここで

4/21(日)
かっこいいぞリズムセクション
サイレン
ロクシー・ミュージック

シリーズ「素敵なベース」?

”極上英国ポップにこちょこちょこちょ”

75年作品。プロデュースはクリス・トーマス。この人はコンパクトにぎゅっとポップを凝縮するのが得意な人で前作と一聴してわかるのが、ジョブちゃんのキーボードが引っ込んでぐっと整理されてリズムセクションが前に出てきたこと。しまってくすぐったいようなポップ感覚全開のアルバムになりました。そしてそのリズム・セクション。鉄壁のコンビ、グレート・P・トムプソン&ジョン・グフタフスン。器用とは言えなくてこれっしか無いとゆうフレーズ連発なんだけどこれがまたかっこいいのだあ。特にラブ・イズ・ドラッグ。このファンク感覚はいったい。一回聴けばいちころです。ホイール・ウインド。シー・セルズ。曲も良いしどがすがぐんてゆうキメがたまらん。そしてボス・エンズ・バーニング、このコード進行、わしをきっと泣かせようとしているに違いない。このアルバム、ずんどこ期ロクシーの集大成であることは間違いありませんです。

ちなみに出会った頃、みみちんはベースやっておりまして、グスタフスン・ベースが得意だったのであります。

試聴はここで

4/22(月)
物理学っていったい
10月1日では遅すぎる
OCTOBER THE FIRST IS TOO LATE

フレッド・ホイル / Fred Hoyle

シリーズ「シャドー本部」

”結局人間なんですね。”

「過去、現在、そして未来へと不断に流れゆくべき“時”が反逆を開始した。プレリュードに提示された日常はフーガの対位のなかに不吉な予兆を挿入され、ついには恐るべき相貌を顕在化して亀裂のうちに崩壊する。やがて地上に出現するのは異形の新世界――あらゆる時代が同時存在して地図上に描かれ、古代ギリシャへの船旅さえもが可能となったのだ!SFの古典的テーマのひとつである時間テーマに、世界的天文学者として、またをうける作者が、自己の野心的な時間・意識論をひっさげて挑戦する問題長篇!」

66年に初出とゆう、天文物理学者でもありますホイルさんが書いた小説です。
わたしゃ、物理ってのが全然駄目でテストちゅうと、良くて巨人のにうらの背番号か張本の背番号かちゅうくらいでよくもまあ卒業できたなちゅう。数学にいたっては高田でしたが(笑)。なんせ名前を書いただけちゅう(爆)。やれこの本も難しいのかなーと思ったらさにあらず、楽しく読めました。当時の最新の物理理論を元に書かれているのですが、これがまた凄い。「不確定なんたら」ちゅうんですか、どんなに立派な物理&宇宙理論を人間が考え出しても証明するのには、最終的に人間の目で見るとゆう行為が必要なんだから本当のところはわからんとか、時間は、うちのひめの日記の過去ログように同時に全て存在してて、ある外部の力によって過去から昔へと順番に見てるにすぎないとか、あらまあ過激ね。こーなってくるとわしの見てる赤とゆう色は他の人には青に見えてるかもとか、ビートルズはもしかしてストーンズのように聞こえてるかもとか、もー常識ががらがらと音を立てて崩れていきよるわあ。まあとにかく高校の 授業の前にこうゆう本を読んだらさぞかし物理に興味を持っただろうにと思うのであります。

タイトルがかっこいいだす、ニャンコ先生!。

4/23(火)
うまいぞギター
デビュー!!
パリス

シリーズ「○○を感じる曲」

”レッド・ツェッペリン・ファン倶楽部会長補佐代理うえるち君演奏しなさい(爆)。”

76年作品。フリートウッド・マックで「センチメンタル・レディ」などやわらかー路線を爆進していましたボブ・ウエルチさんが、脱退後、びっくりの大変身をとげて帰った来たアルバム。この人がレッド・ツェッペリンの強烈なファンだったとは知らなかったです。ZEPファンなら思わず微笑んでしまうようなフレーズが次から次へと。ZEPのロック的要素を抽出したらこんなサウンドになるのではないでしょうか。確信を持った一糸乱れぬ演奏は感動の嵐でございます。2ndになりますと本来の姿(笑)を少し取り戻しになりますので、ゴリゴリのハードロックはここでしか聴けません。それにしてもこんなにギターうまかったとわ。聴くたびに感心しきりです。もちろんドラムもベースも良かー。

試聴はウエルチ氏のベスト・アルバムで(1曲目です。)

4/24(水)
cover
クイーン

シリーズ「アイドル天国」

”今更ですが今だからわかることも多いのです。”

日本の70年代洋楽を支えた最大の功労者かもしれぬ。そりゃもうML(ミュージックライフです。)の表紙を毎号毎号飾っておりまして、我が中学のお昼時間にも校内放送で「でけでけでん、でけでけでん」とかかったくらいでございます。きゃあ、ろじゃー、きゃあぶらいあん、きゃあじょんー、きゃあふ..(はあまりいなかったか)と騒がれた日にゃあ、何だこのやろーとか思いましたが実は「キラークイーン」は大好きだったりして。えらいのは、ばかロック王者であるとゆう、ハードロックに欠くべからざる要素を持っていたところでわ。大真面目にやっているところがもの凄くおかしいとゆう。時と場合によって感動したり笑えたりするところが実に愛嬌があってかわいくてロックの魅力満載で、しかるべく人気があったのでわないかと思うのですが。

私はこのバンドの英国ミュージックホールの雰囲気を持った曲が実に好きなのです。

マイ・ベスト・フレンド
キラー・クイーン
ボヘミアン・ラプソディ
なざ・わん・ばい・ざ・だす
この4曲は「完璧なシングル」だと思います。

試聴はこちらで

4/25(木)
cover
リターン・オブ・
スーパー・エイプ
リー・ペリー

シリーズ「暗黒レコード」

”ひゃー、あっちの世界へ行ってるう。”

暗黒と言えば、忘れてはいけないこのお人。レゲエの鬼才リー・ペリイでございます。デビュー前のボブ・マーリー&ウエイラーズをプロデュースしてたことで有名でございますが、いわゆるレゲエ正史とは別に己のダブ道を突き進んで行った方であります。この作品は70年代のピークと言ったもので、この後あと一作もの凄いの作って自分のスタジオを破壊、英国へ渡りました。表面的にはけっこうポップに聞こえるかもしれませんが、表面的には凄く恐い(笑)。確実に私達の方に向かって演奏されていない疎外感といいますか多分ジャマイカの人にも向かって無いのではじゃあ誰に演奏しているんだこの人はなんと感じてしまいますのでこの時期5月病の危険が有る方はけっして聴かぬように。それほどインパクトのある強烈なレコードです。恐ろしいけどえらく魅力的なので何回でもお奨めしてしまいそうだあ。

私の生涯ベスト5に入る作品です。

試聴はこちらで
DISC3の3、5曲目です。

4/26(金)
深く深く
エイジャ
スティーリー・ダン

シリーズ「ブレーク・アルバム」

”聴けば聴くほど異形のひと。”

音楽には「ああ、この感じ自分の好きな音楽と同じ音だあ」とゆう「あるある感」の魅力と、「なんじゃこりゃー、聴いたことないぞう」とゆう驚きの魅力「何じゃこりゃ感」とゆう2つの楽しみ方があると思います。ヒットするアルバムには「あるある感」が大きな要素を占めていると思いますが、スティーリー・ダンの大ヒット・アルバムのこれは、なかなか曲者で、一見、AOR・フュージョンの文法で語られているように見えて、実は別の方向から来た異形のものの仕業であることが聴き込むうちに判明してくるところがあります。「おしゃれだなー」なんてデートの最中車でかけて御覧なさい。そのうち言葉数が少なくなり、車内にみょーな緊張感が(笑)。その訳は前作までの彼等のアルバムを聴けばわかります。そこにはフュージョン・AOR正史とはまったく異なった格闘の痕がめんめんと。このアルバムで彼らはポピュラリティと異形との合体を見事に果たしました。お化けアルバムなのであります。

試聴はこちらで

4/27(土)
絶対買って損しません。
HAVE A NICE DAY vol.17
V.A

”鳥肌立つ瞬間”

75年を中心に組まれたライノ必殺のオムニバス。あんまり良いんで珍しく曲別に。
1.Dancing in the Moonlight/キング・ハーベスト
73年ヒット。不巧の名曲です。後にオーリアンズに参加するケリーさん作。言葉無しの胸キュン世界たまらん。

2.Rings/シマロン
71年。あー、良い曲だなあと思っても、聴いた後はすぐ忘れてしまうかもしれないタイプ。でもいいんだもんね。聴くたびにまた良い曲だなあって思うから(笑)。何せ清くあっとゆーまに終わってしまう。パンク並(爆)。

3.(I Don't Want to Love You But) You Got Me Anyway/サザーランド・ブラザース&クーバー
73年。これはもう隠れ名曲。知らない曲だったのですが、このグループ・サウンズを彷彿とさせる曲にもうめろめろ。鳥肌もんです。全世界の人に聴かせたいぞ。

4.Good Time Charlie's Got the Blues/ダニー・オキーフ
72年。カントリー風SSW風ポップ。これがまたしっとりと爽やかで。おだやかで。曲の向こうの風景が見えてきそう。空気がうまそうだなあ。

5.Painted Ladies/イアン・トーマス
74年。お茶目なイントロのリフに笑ってると、おお、サビになるとCSN&Yではないかあ。おまけにボーカルはニール・ヤングしてるぞう。もー嬉しくなってしまいます。これも鳥肌立ってしまいました。

6.Before the Next Teardrop Falls/フレディ・フェンダー
75年。元祖グレートテキサン・チカーノ・ヒット・シンガー。またこれが涙無しには聴け無い名曲。何歌ってるか全然わからないけど、スペイン語(だわな)になるとこ、特に「あみめ」のところがもー最高。とろとろとろってなってしまいました。

7.Rendezvous/ハドソン・ブラザース
75年。全米ヒット史上に残るばかロック。お座敷小唄のリズムで、もみ手をしながら歌うのが正しい姿勢です。さあ、みなさんもご一緒に。最後はもー抱腹絶倒。

8.Smokin' in the Boys' Room/ブラウンズビル・ステーション
74年。出だしでリンダ・ロンシュタッドと思わないように(笑)。元祖ジョージア・サテライツ。あ、逆か。タフな南部魂でトイレでタバコを吸う高校生のことを歌っているんだと勝手に思っております。

9.Dance With Me/オーリアンズ
75年。名バンド、オーリアンズのブレーク作品。ジョン・ホールがクロ−ズアップされるバンドですが、ホッペンさんのボーカルが伸びやかで気持ち良いのなんの。力と爽やかさを持ち得た凄い曲です。

10.The Rockford Files/マイク・ポスト
75年。同名のTVシリーズのテーマ曲。番組も面白かったけどこのテーマも魅力的です。あのころの空気まで運んできてくれそうだあ。

11.Love Hurts/ナザレス
76年。ロイ・オービソンのヒットを見事にカバーしました。これがまた良い味。英国B級バンドのど根性を感じさせてくれます。この曲が駄目なら明日のごはんがあ。抑えた迫力が逆に...。

12.フィーリングス/モリス・アルバート
75年。ハイファイセットでおなじみのあの曲です。ピアノがラスベガスしてて爆笑します。真面目に聞けば聴くほど面白いのでこれはもしかしてノベルティ・ソングなのではないですか(すまぬ)。

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4/28(日)
前向きに生きる
IN CONCERT: BEST OF
ジミー・クリフ

シリーズ「LIVEアルバムはお好き?」

”前向きに前向きに”

76年の作品です。レゲエとゆうのは世間の太陽と海とゆうイメージとは裏腹に、カリブ海の音楽の中で異端で、唯一暗さと重さを持っている音楽です。だがしかーし、このジミイさんだけは、ちょっと違って暗さを背負いながらも明るくやって行こうぜとゆうものがビンビン感じられる人なのです。その軽やかな歌を聴いていると生きる気力が湧いてくるとゆうもの。日本にレゲエが紹介された時はまずジミーさん、そしてボブ・マーリー氏とゆう順番だったのですが、これは素晴らしいことだったんじゃないかと思っております。数々の名曲をご賞味あれ。

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4/29(月)
おもしろいぞー
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
フィリップ・K・ディック

”原作だって面白い”

 「核戦争後の廃墟と化した地球では、一握りの残留者が危うく絶滅をまぬがれた動物を飼育することにわずかな慰めを見いだしつつ、過酷な生活を送っていた。
しかしそんな地球でさえ、植民惑星で奴隷として酷使されているアンドロイドにとっては天国にも思えたのだ!
自由を求めて、植民惑星から脱出した8人のアンドロイドたち
だが彼らを待ち受けていたのは、逃亡アンドロイドの首にかかった膨大な賞金をねらうバウンティ・ハンターの執拗な追跡であった!
現代アメリカSFの旗手ディックが、斬新な着想と華麗な筆致を用いて見事に書き上げためくるめく白昼夢の世界!」
〜文庫カバーより

ご存知映画「ブレードランナー」の原作です。長いこと映画のイメージが強すぎて原作の味が充分に味わえなかったんですがこの前読み返して、この作品こんなに面白かったのーって。映画はかなりサイバーな雰囲気でしたが、これはかなり人間臭い印象を持たれると思います。大きな違いは、主人公が妻帯者だってこと。いきなり夫婦ゲンカします(笑)。ディックが生涯を通じて作品中に表している「私は誰?ここはどこ?」「訳のわからない宗教」「孤独」が、この中にもふんだんに。映画とまったく異なる結末、あなたはどうお感じになるのでしょうか。

主演男優はハリソン・フォードとゆうよりもロバート・デ・ニーロとゆう感じ。他に適任者募集中(爆)。

映画の感想はまたまったく別になるので「すばる座」でやります。

4/30(火)
人格は音に出る
HITS
REO SPEEDWAGON

シリーズ「良い人」

”瞳が澄んでる音楽です。”

 くしくも本日がリマスター盤発売のREO SPEEDWAGON。やってる音楽は普通のポップなハードロックだし、バカテクな人がいる訳でも無し、しかも小太りだし(爆)。でもとってもかわいくて憎めなくて好きなバンドです。トト、ジャーニーとほぼ同時期にちょっとプログレ・ハードかいなと勘違いされて(笑)ブレークしたのですが、実は大違いでブレークまでには全米中を年中ライブ・サーキットしてやっと認知されたとゆう涙ぐましいお話が。「ライブ・アルバム」手売りでチャートインさせたのねー。このへんはピーター・フランプトンと同じ苦労人達なんです。それにもかかわらずヴォーカルの方(いまだに名前知らず、すまぬ)の瞳はいつでもキラキラ輝き、嬉しそうにキップの良い江戸っ子ボーカル聴かせてくれます。絶対良い人です。友達になりたい。人格が音に出るとはこうゆうことを言うのですね。

アマゾンで収録曲全部表示されていないので。前回の発売時のものですが。
1.I Don't Want to Lose You
2.Here With Me
3.Roll With the Changes
4.Keep on Loving You
5.That Ain't Love
6.Take It on the Run
7.In My Dreams
8.Don't Let Him Go
9.Can't Fight This Feeling
10.Keep Pushin'
11.Time for Me to Fly
12.One Lonely Night
13.Back on the Road Again
14.Ridin' the Storm Out

試聴はこちらで