8/16(月)
ブレーク!
Spinners
The Spinners
1972
シリーズ「ブラック道」
ホール&オーツ・ニューシングル「アイル・ビー・アラウンド」もうすぐ発売記念、意地悪く元ヴァージョンを聴いてしまおう(^0^)。スピナーズがモータウンからアトランティックに移籍、リードヴォーカルでフィリッペ・ウエインさん登場、シグマ・サウンド・スタジオにてトム・ベル製作総監修ちゅうフィラデルフィア・サウンドど真ん中、これがフィリーだ盤です。件のH&Oがカバーした曲は5曲目なのだ。
彼らの簡単な歴史はベスト盤ご紹介の時に書かせていただきました。とにもかくにも思い切って立ち位置を変えて大成功、ロックには同一アルバムからヒット4曲とかフリートウッド・マックとか思い出すけどこれは5曲、なーんと収録曲の半分がシングルヒットだからこれはもう一人ベスト・アルバムです。アメリカだけなら納得もいたします。ところが英国でもですから圧倒的な歓迎ぶりで。一般の聴衆のみならずロックミュージシャンも大夢中、同期しかも同郷の先のH&O、トッド・ラングレンらが思い切り影響&ご愛好してカバーとかしちゃうのはもうただごとでは無しです。メンバーのお顔をずらずらっと見ますとこれが見事な親父大連合だー。お世辞にもかっこよくは無いわな。だから要は曲の力のみで大人気獲得。間違いない。実際凄いです。え、これシングルじゃなかったっけの1.の強烈なツカミに始まって、ちょっとじらししっとりバラード、ジャジイな3.でおろって思ってまたまたでっかいバラードの4.、うわもう待てないとなった時に「アイル・ビー・アラウンド」登場一気に爆発、LPだとひっくり返してのB面はもうあれよフィラデルフィア天国地獄となる訳です。メロディがだってもうどうやったらこんなスウィートな素敵なの書けるのかーって叫びたいほどだわ。まずポップチャート11位のワン・ノブ・ア・カインドでスタート、皆でくるりんくるりんパの踊りが目に浮かぶウイ・ビロング・トゥゲザー、そしてこれがとにかく私は大好きなんですゲットー・チャイルド、またくるりんパの9.、そしてラストは♪クドゥ・ビア・フォーリンニンラーブ♪。ああ、こればっかは書きようがありまへん。聴いて気に入っていただくしか。もう聴けば聴くほど虜になってしまいますだよ。それにしても何故本邦では人気が出なかったのだろう。割とアップ目な曲が多かったからかな。フィリーちゅうとスタイリスティックスのイメージが強かったようだし。踊るには強烈さがなあとか思われたのかいな。
で、ホール&オーツの今回の新曲でのカバー。彼らのサイトで試聴しましたところ・・・・。なぜジョン・オーツが歌わんのかー!!。ってやっぱホールさんなんだろうなあ。フィリーの曲をロック・ミュージシャンで聴いて楽しんじゃうのは、まず何と言っても親父でないこと(^0^)、そして黒の世界に留まらないロック的な鋭さとか勢いが気持ち良くてってことになると思いますが、さあ今の彼らにこの両方があるでしょうか?いまだあるのはジョン・オーツ氏だと思ったりして。これは贔屓目かもしれませんけどさあ。
曲目等詳細
試聴はここで。
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8/17(火)
ワンカップ・ロック
In Flame
Slade
1974
シリーズ「Glam'」
私が一番好きなスレイドのアルバム。がこれイン・フレームなんです。絶頂のブレーク盤これぞスレイドちゅうと「SLAYED?」にトドメを指しもちろん大好きなのは間違いなくそれとは別に何かってゆうと聴いてしまい涙ちょちょぎれるとゆう。同名映画のサントラってことでそれは未見なんで是非とも入手して大笑いせねばならないす。ただ日本版が出ないんでなあ。字幕は欲しいよう。
スレイドはご存知の通り音楽的にはちと外れたとこもあるけれど英国の70’s始めのグラムエラに大活躍したバンドです。74年と言うとそのグラムも少しづつ終焉に向かいあるものは忽然と消えボイちゃんとか大御所は次の段階に行きコックニーレベル、スパークスら第2世代も登場しの頃。スレイドは人気絶頂、おそらくピンクレディ並みの忙しさで英国芸能界をバッコしてたと思われます。の中、映画製作、中身は期待通りのモンキーズみたいなオバカムーヴィとのことですがこうしてサントラを聴くと印象がちと違ったりして。先の空気をやっぱ敏感に感じたのかなあ。夕日の雰囲気で。曲を作るモチベーションはもう最高です。前作を引き継いでメロディ絶好調。この必殺のメロディメイカー振りがグラムを超えて愛された理由しかり。ただそのピークの時期と先のシーン落日の時期が重なったとゆう。とても寂しく悲しいけどそこに強く惹かれます。元々彼らの曲にはどんながなってうるさくてもどこか哀愁有り、それが全面に出たとゆうことかもしれない。暑い日の仕事帰り、自販機でワンカップ大関をクイっと。あーうまい生きてて良かったアルバムなのだ。
それとでっかいのはビートルズだなあ。そりゃイギリス人ですから青春時代にザクっと聴いてたんでしょう。体に染み付いていたとみえる。そこかしこにフレーズ続出でもちろん好きな人間にはたまりません。特にコーラスはもろ。作り自体はそりゃもう(^0^)いつもの通り雑で。ちと出トチリしたギターとかもそのまま。デイブさん、エリク・アイドル顔でポカーンとしたまま「はいOKねー」とか言われたのね。ピンコレディ並みの過密スケジュールの上に映画だってことでなおいっそうの速仕事要求されたのが一番の原因でしょうが、まあいつもだからきっと根が大雑把なのは間違いない。ザッパさんと大違い。ははは。だけどあれです雑とは言えそれであかーんとならないのがロックの面白いとこでして、逆に曲の新鮮さが際立って築地から直送された鯛の尾頭付きみたいにピンピンしております。哀愁、いつもの豪快、哀愁と来てクライマックスは6のファー・ファー・アウェイで。やばいこれは。波打ち際をバカヤローって走ってしまう。空耳でハナクソとか歌ってるけど。走ってしまう。で50mで息切れして歳を感じてしまうとゆう。これではさらに哀愁だ。
気を取り直して。ビートルズと言えば”ラバーソウル”みたいな空気を強く感じます。ただあっちは新緑の季節だけどこれは秋の紅葉。けっこうデイブ氏のギターソロも聴けて音楽の巾広がったけどあくまでも大雑把なスレイド世界。こんな隙のある素敵な音楽は現在はけっして聴けません。ださいことだってひっくり返すことはできるのだ。
曲目等詳細
試聴はここでベスト盤。
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8/18(水)
明日無き暴走
Born to Run
Bruce Springsteen
1978/8/25
シリーズ「あんふぉーげった房」
75年8月、英国ではグラム落日の後、そしてアメリカではずっと待っていた日々の中、登場しましたブルース・スプリングスティーンの3作目、明日無き暴走。とは言え火が付いたのは10月11日、シングル「明日なき暴走」が30位に50位からランクイン、TOP40局がこぞってかけ始めその存在をみんなが知ったその日でありました。かくゆう私もその初登場の時ぶッ飛んだ口、真夜中小さな音で鳴らしているラジカセの音でさえその音の塊にこれはいったい何なんだ。奔流のように流れてくるって正にこのこと。1回目は目をパチクリ、2回目はうおー、3回目にはLPを買って盤を擦り切らせる作業にせっせと従事し始めた次第であります。CBSの薄い埃の付きやすい盤が白くなりはじめた頃、テレキャスを買ってジャンカジャンカ始めて。似たような人間が世界に80万人はいたに違いないのう。とゆう訳で私にとってのブルース兄のレコードは一にも二にもこのボーン・トゥ・ラン、3,4,5が無くて8に闇に吠える街、12,13に1st,2ndでありまして後は知らん。別な人に違いない。ブルース兄本人があまりにもよく出来たこの盤の後遺症に悩んだと聞き及びますがその通りこれ作ってこっちは聴いちまったから仕方が無い堪忍しておくれ。ほんとはピアノも弾きたかった。1曲目サンダー・ロードのハーモニカと一緒に立ち上がってくる絨毯のようなピアノです。起承転結なんのその次から次へと出てくる言葉とメロディにぴったり寄り添うロイ・ビタン氏。カラカラとかき鳴らされるテレキャスに絡みつく。その夢はいまだに実現せず。そしてほんとはサックスも吹きたかった。10年後にアルトサックス買った時(金が無くてテナーは買えず)はまずこの音を出そうとした。でも出たのはかろうじてアンディ・マッケイに聴こえるか聴こえないかのチャルメラ音だけ。そのまま憧れながら動きだけはもだえながら音を出し続ける。テレキャスの方は引退し、違うギターで違う音を出そうとしてたけどいつも思っていたのはこのカラカラ音です。兄の「ボブ・ディランのように歌詞を書きフィル・スペクターのようなサウンドを作りロイ・オービソンのように歌う」夢はここでかないました。聞くところによりますとジェフ・バリー氏にスペクター・セッションの様子を聞き出しそれを元に悶え苦しんで作った音とゆうこと。決まった。ばっちり。実を結ぶとはこのことかと思います。1,2作目で探して探してここでも探して最後に出てきたこの音の最果てはサンダーロード、バックストリート、ジャングルランドそして「ボーン・トゥ・ラン」で明日無き暴走そのままで。兄にとっては出来た時が始まりになってしまい早くも次のものを探さねばならかったけど、すまん、私はずっとこれ聴いてます。エンドレスで。最初に出会った時のエネルギーを今でも感じて。
曲目等詳細
日本盤
試聴はここで。
グッヅ
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8/19(木)
全ては風の中に
The Best of Kansas
Kansas
1999/2/23
シリーズ「ぷろぐれ支部」
だいたいプログレってやつぁ冬それも厳冬が似合うもんでありますがこのカンサスは夏が似合います。そして海、「帰らざる航海」てなアルバムもあってそのまんまでやんすが(^0^)。実際航海プログレや。乗組員は全員江戸前の寿司職人でござい。デッキでみんなヘイヘイ言って仕事してまっせとアナゴ握りながら航海してる。出発地はボルチモアで目指すは南極。南極に行きますと全ての海水が滝のように下に落ちているbyポー。とゆうわけでキップが良い音楽です。世にも珍しいメリケン・プログレだ。他にメリケンでやってブレークした連中とゆうとLAのアンブロージアくらいしか思い出せん。スティックスとかボストンはちと違うような気もいたしますし。メリケンですから全体湿度がそもそも欧州産と違って格段に低いす。歌も演奏も。ケレン見が無いと言いますか無さ過ぎて本場のものファンには何だよープログレちゅうたら欧州空気、湿り気ぐだぐだしてくれなきゃつまらーんってな方もおられるのかもしれん。ま逆にカンサスでなきゃあかんって人もおるやもしれんのでこれはどっこいどっこいとゆうことで。ベスト盤ですが大ヒット曲は2曲。ご存知「伝承」と「ダスト・イン・ザ・ウインド」。当然冒頭を飾っているのも伝承でんしょ。これはもう完璧なロック・シングル・ベスト10に入ろうかってな代物。メロディ、仕掛け共にうおバンドでコピイしたらさぞかし気持ちが良かろうのう。もち聴いててもごっつ気持ちええのでたまに思い出して物凄く聴きたくなることありませんか?私は聴く度にリフの合間に入るヒャーってオルガンを一緒に押さえます。とりあえずCで(^0^)。このヒャー危険です。合間合間に律儀に入っててまた入っててくれてとても気持ち良いのですけど律儀に入れてるってことはダサイとも言えたりして。この紙一重さがカンサスの音楽の全体に言えてるかもしれぬ。小ヒットとは言え「帰らざる航海」もプログレシングルとして出色の一品だと確信いたします。これもオルガンの小気味良さが小鯵の押し寿司by大船軒のように美味しい。そして大ヒット「ダスト・イン・ザ全ては風の中に」。メリケン・バンド、売れちゃったバンドの宿命で常にレコード会社からヒット出せーヒット曲書けーと言われ続けて悩みに悩みぬいての所産と聴いております。結果ちょっと聴き西海岸なこの名曲が生まれたおぎゃあ。元々プログレはピン子フロイドさんのアコギな曲を聴いてもありゃイーグルスてな面がありますからこれを逆手に取ったプログレ風車の論理としてモノリスの上三行目に深く掘り込まれたボリボリ。いやあこれなら安心して聴けますプログレって優しいんですねって安心してますと油断大敵、まったく曲が覚えられないくんずほぐれつものも仰山入ってるだよ。イエスのリフの小気味よさ、ジェネシスの壮大さ、ジェントルジャイアントの上海雑技団アクロバチカル宮殿をいただいての真正面演奏。これはこれで感服しっぱなし、とても出来ないプロの技の数々に聴き惚れましょう。かと思えばいきなり涙粒連結の亡魂産業ロック風出て来たりしてしかし目がキラキラ、REOスピードワゴンと並んでのアメリカン良心正直バンドですからしゃあないなと好感を持ち、最後は物凄い曲、そして終わった後拍手喝さいが出て来てこりゃライブだったんだと驚き、次にライブアルバムが欲しくなります。あります。トゥ・フォー・ザ・ショーって飛びっきりのやつが。
曲目等詳細
日本盤
試聴はここで。
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8/20(金)
レッツ・ビブラート
The Amazing Kamikaze Syndrome
Slade
1983
シリーズ「Glam'」
スレイドにはこれがあったではないかー。80年代に入っての世界復活作。英国内ではずっと人気爆発だったものの対外的にはグラムはすっかり遠くになりあの人は今みたいな感じになっておったその時に、あれだクワイエット・ライオットによるカマーン・フィール・ザ・ノイズのカバー大ヒットです。これがまたもうまんまでありまして元曲聴いてた人間はもうスレイド聴きたくなってしょうもなしに。そんな時登場がこの神風シンドロームじゃ。あまりのタイミングにすわこれはチャンスだと急ぎ働きしたのではあるまいのう。いや彼らならありえますが。実際はこっちが先立ったりして。この辺は印象記憶になってしもうてます。で、ヒット曲も出ただよ。それもスーパーな。ラン、ランナウエイとマイ・オーマイです。うわスレイドだのタイトルのそれのクリップをTVで見ていやー良いバンドだと改めて強烈にスレイド熱上昇してしまいました私も。ちょっと聴きテクノなラン、ランナウエイ。しっかしどこにもピコピコ無しでいつもの音。メロディはもうフォークダンスです。こんなシンプルで直撃メロ作れるのは世界で彼らだけだわい。しかも全然気取ってないもんね。マイ・オー・マイはあれだギターのデイブ・ヒルちゃんのビブラートの手の動きです。アゲハ蝶が超高速で羽ばたいてる。それでいて落ち着いて聴いてみるとそんなビブラートついてないじゃんかー。あれは見せ芸国宝級だったわけで。なんてたって久し振りにピンでドアップな見せ場ですからこれくらいさせてもらわなやあ。曲の方はエルトン+セイリングで。貰って逆転の大名曲。ランもマイもおおお英国だーの旋律でそこも嬉しかった。さてだいたいの彼らのベスト盤に入っているこの2曲なんでベスト買ってるしそれで良いじゃんとなると思いきや他の曲だって凄いんです。急いで書いたのなら驚異的、書き溜めて虎視眈々ならなるほどの素敵曲オンパレードなのだ。特にランとマイに挟まれたハイ・アンド・ドライ。これなんか80年代型ロックの大名曲。思わずサビ、コブシ振り上げて歌っちまう。アナログではB面冒頭の組曲ではこりゃ珍しいノルダー氏以外の人が歌ってる声が。これはもしやベースのリアちゃんではないか。まともな人だ。やっぱし。歌うまいし。この組曲80’sのキンクス臭がぷんぷんします。わははクイーンが出てきたぞーのセラヴィの楽しさも格別。こりゃステージで映えるだろうなあ。俺もこの曲でペンライトふりたいよう。持って無いから100円ライターだけど。熱くなっても我慢すっからさあ。
もう他の曲も含めてクオリティのレベルは相当なものです。ずっと人気者だった割りにあの性格(勝手に決めてます(^0^))だから全然消耗してなくてその時代時代の音で遊んでるさまが実に愉快。うん、これが一番好きかなあ。はは。これからもそれぞれの盤を聴く度にこの盤が一番好きですって言ってしまいそうです。
ジャケのお祈りおじさんはたけしではないらしい。
ばってん私が聴いたスレイドのレコはこれで最後。聴きたくても無かったのよう。これからこの後のも何とか探して聴きたいんだけどうーん難航しそう。中古でも新品でも出たら嬉しいだろうなあ。どうなってるんだろう。楽しみ。撃沈してても愛しそうだし。
曲目等詳細
試聴はここでベスト盤。
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8/21(土)
ロックの踏み絵
Extraterrestrial Live
Blue Oyster Cult
1982/4
シリーズ「直球野郎一本勝負」
ちょっと前アメリカでもラウンジ・ミュージック、マーティン・デニーなんかのエキゾチック・ミュージックが小流行した時、その原因の一つに「親父はハードロックを聴け聴けってうるさい。なら親父の嫌がるBGMみたいな音楽聴いてやろう」つうのがあったらしいです。今のアメリカのFM局はジャンルによる分化が激しくってハードロック流すとこはもう一日中そればっかかけてるとゆう。そうなるとどんな刺激的な音でももうみんな同じに聴こえてきちゃってBGM化してしまうとゆう皮肉なことに。で、反抗の象徴がスーパー・マーケットで流れてるような音楽になってしまうとゆう。そんな若者達の格好の標的となりそうなのがこのブルー・オイスター・カルト。いまやアメリカ東海岸の親父ハードロックの星となってしもうた。そりゃもう人の良さそうなおじさんたちが嬉々としてハードロックを。その良いとこもダサイとこも臆面も無くやってるライブがこれです。やたらロックンロールとか叫ぶしよう。ここで入るよなあってとこでちゃんとギターソロ入るし。3曲ある有名曲、ヒット曲ではもう嬉しそうに。客の夫婦達も大喝采。連れてきた子供たちは寝てたりして(^0^)。長いし。7.の曲、ロードハウス・ブルースは親父のカリスマ、ドアーズの曲。ご丁寧にメンバーのロビー・クリューガーさんも参加、皆で歌えよーとか言ったら客席全員でニコニコ掛け合いで歌ったりして。もう微笑ましくって天国のジム・モリソンちゃんも苦笑するしかありません。でも楽しいんだよなあ。俺も。ははは。ロック好きなんで。こうなりゃコンサバでも保守的でもダサダサでも構わんって開き直るしかありません。てめえら文句言うけどこれ以上のエキサイティングな音楽作ったかコノヤロー。気合だー。ビンタ注入。それでもってヒット&有名曲だってそりゃ楽しいんです。まずはナウな曲の方。バーニン・フォーユー。思い切り日和ってみました。米乗せて〜って歌ってるし。哀愁のトゥイン・リード・ギタア。ああ、初めてのデイトの時、カーステでこれ聴いたよなあお前。聴いたわあなた。踊りましょ。ばく。そして言わずと知れたゴジーラ。現在ヤンキーズ松井のテーマ曲として使用されておると聞いております。マジでメンバー、ゴジラ好きです。ちゃんとゴジラの説明も入れての。この演奏昔見たライブフィルムとまったく同じで。ありゃ凄かった。初代ゴジラの怖い場面をこれっきゃないカットで挿入して。外人ながらよくぞやったりと大喝采いたしました。そして問題の間奏部分のセリフ「臨ー時ニュースをお伝えします。ゴージラが銀座ほーめんにやってきます。みーなさん非難してくらさい。」つうやつもキチンとやっておくれで。もう500回くらい演奏しただろうに相変わらずカタコトでナイスじゃ。これは文句無し。文句言うやつは叩きのめします。延髄切り&椰子の実割りを御見舞いするぞ。次の曲「超能力戦争のベテランさん」では未知への遭遇のトタタタターって例のフレーズをリフに巧妙に織り込んで。曲知らない人にもあああ懐かしいと既視感を与えるつう。さすがライブ営業のベテランさん、持ってき方が一味違う。そして最後は最大のヒット「死神」だー。これなら知ってるでしょと。リフが流れただけでボクも大喜び、ああ、このCD買って良かったなあとそれまでの恥ずかしい行いは水に流してしまいました。このGS風味やっぱたまらんのう。えーこのBOC、ヘヴィメタルの元祖などとずーっと呼ばれておりました。どこがーって初めて聴いた方は思うかもしれませぬがやたらハクを付けたがるのも親父の習性です。日夜激務リポビタンな毎日ですので可哀想だと思ってそうだねそうだねって言ってやってくださいまし。化石は化石でも黄金の化石ですんで。
曲目等詳細
試聴はここで
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8/22(日)
地獄のさけび
Hotter Than Hell
Kiss
1974/11
シリーズ「直球野郎一本勝負」
まー何て素敵なジャケットなんでしょ。ジイン・シモンズ(^0^)。カはカサブランカ・レコードのカ。ヤマサのように商店名入り。74年の11月に発売されたKISSの2ndアルバムです。前作からたった9ヶ月あまり、ツアーに次ぐツアー敢行中に書き溜めてたった2週間で作ってしもうたってんだからほぼ1日1曲ペースで録音したのか。がっちり出来てなきゃこりゃ無理だ。作ったやつすぐライブでやって固めたとしか思えません。人間必死な時ノッてる時はとんでもないことも出来るのだ。
久し振りに聴いちゃうとおろ回転数間違えたかななどと狼狽するもすぐに立ち直りうご忘れていた宝箱発見したかのように喜びまくることになる。好きな曲ばかりじゃあ。一等賞は3.のゴーイン・ブラインド。アンプラグドで聴いてああ、何て良い曲だったんだと再認識、既にここでまんまの形で存在している。ジインさんのこうゆう曲聴くと実に含蓄あるお人柄と見受けられTVに出るとあの始末だけど安心してお友達になれる方だと確信いたします。なってくれるかどうかは別問題。アライブ・シリーズで再演されてる曲もここでの黒光りは別物です。スタジオ・ヴァージョンならではの腰の貯め方が抜群。最初に感じた回転数違うかなくらいのスロウなところがどんどん効いて来る。世間では時代を経るごとにどんどんスピードアップ、隙間が恐怖のように埋め尽くす余分サービスだらけになってしまうのが世の常だけど、だいたいそれが良いことかどうかは誰もわからぬ。進化と呼ぶ地獄かもしれんじゃないか。ディーヴォと言わなくともこの速度がベストなものはベストであります。続けてプロディジイ聴いてもけっして負けはせんぞ。驚くべきはKISSのこの音楽、まったく古くなってないこと。それはずっと彼らがこの音楽に息を吹きかけ命を与えてきた成果に他ならぬ。しばらくTVに出てないと目のあたりがピンボケになっている芸能人と訳が違うのだ。余計な小知恵を付加せず灘の生一本の曲は強力なのでござんす。もちろんそれはセンスがあるからでそれは世界中の人がずっと彼らを愛してきたことで証明されておるのだ。最初はゲテモノと呼ばれようと本物は本物だーつう当たり前のことを立派に成し遂げたKISS万歳。現在においても家にやって来たとたん100年の古木のようにレコード棚に巣食ってしまうのでもしまだご所有でありませなんだら行っちゃって下さい。レコード・ジャケを含め確実に名盤入りです。
曲目等詳細
日本盤
試聴はここで
グッヅ
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8/23(月)
メンフィス快男児
Tony Joe White
Tony Joe White
1971
シリーズ「あんふぉーげった房」
同郷のエルビス・プレスリーがその歌を愛し数々取り上げて歌ったトニー・ジョー・ホワイト。お顔も似てる(^0^)。英国での自らのヒットを引っさげてメジャー、ワーナー・ブラザースと契約、70年の12月に地元メンフィスにて2週間で録音したのがこの4枚目のトニジョー・アルバムです。プロデュースはあのピーター・アッシャー。ピーターさん偉いのはまるで何もしなかった。豪華ゲストも呼ばなけりゃサウンドもいぢらずひたすら好環境を作り出すことに専念したと思えます。その結果マッスルショールズのミュージシャン(前作とも違いわたしゃまったく名前知らん人たちばっか、あ、メンフィスホーンズは知ってます)をバックに自ら編み出した16ビートのスワンプ・ロックをのびのびと思いの丈ご披露。針を落として第一声、いえーーーーかっこいいぞー。また鳥肌立たせておくれだわ。前作も相当でしたけど。引き続いちゃってスワンプ熱も当時絶好調だもんなあ、バックのうねり具合も歌も熱いこと熱いこと。火傷するぜ。あっちっち。基本的にはCCRのビートとかなり共通してます。ただ違うのはトニイ氏のノリ。何か16ビートさらにそれが跳ねてシャッフルしてるんだよなあ。8ビートでこのリフ弾いてくださいて頼んでおきながら本人がこの有様なんでバックだって煽られて少しづつ跳ねていってこれがグルーブとゆうものよ。歌はさほど上手いとは思いません。プレスリーさんに無骨の素かけて角付けたみたいだ。ただこの歌歌うにはこれじゃなきゃならんのだわさ。曲だって先ほどの調子で言ってみりゃあ金太郎飴だけどミュージシャンたるもの自ら編み出したオリジナルなブツを気合入れてやることが出来りゃあそれが本望、聴く方も本望、こうなるとシングル・ヒットがあろうが無かろうが関係無し。まるごとトニジョー世界を堪能して天国です。それにしても彼の歌聴いてるとエルヴィスさんの顔が思い浮かんで。抑えて抑えて歌ってここぞとゆう時に爆発する。まるで力道山かアントニオ猪木ー。ヘッドバッキンご用達なんで聴く時は周囲に危険なモノ置かないように。
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8/24(火)
愚かなリ、我が恋
These Foolish Things
Bryan Ferry
1973/10
シリーズ「GLAM!」
ロクシー・ミュージックのヴォーカリスト、ブライアン・フェリー氏。バンドの1stアルバムそしてシングルの成功を受けて製作され2ndと3rdの間に発表された初のソロ・アルバムです。音楽的相棒はジョン・ポーター氏、2ndでゲストでベースを弾いておった方。ドラムはバンドのポール・トンプソンちゃん。マンザネラ氏は1曲だけマッケイ氏は参加しておりません。エノはもちろんいない。曲は全カバー。何ともワーカホリック。当時バンドイメージ作戦的中で大成功したのは良いけれど色々と風当たりも強くなってきたことが想像され一つは人気者イーノちゃんを追い出した疑惑で。ソロを出すことでロクシーは自分のやりたいこと100%ではない。つまりワンマンバンドじゃありゃあせんぜってメッセージを。も一つは歌と音楽ヘンテコですねえひどいやつになるとヘタクソだあなって。面と向かって言うやつはおらんだろがこの人気だけの成り上がりものがーって空気ビンビンだったのではないかと。そこで1stのわしらヘンテコ野郎です作戦と180度転換したけっこう皆と同じなんですってのがこの「こないアホなこと」アルバムです。
な訳で収録曲はもう全部それまでのUKチャートを見る限り英国人が好みそうなやつばっか。もちろんフェリー氏のアイドル曲ばかりだと思うけど。それをロクシーとは違い音楽的口出し、選択権モロモロ、自分のやりたいようにやっただわ。大方の人は「話題のバンド、ロクシーの人の初ソロ?おお素敵な曲目。聴いてみよ」となって聴いてみたらあまりのすっとんきょーな歌いっぷりに大笑い、なんじゃこりゃうへえ失敗したもう聴かんてな人と面白れーぎゃははって何回も聴いたり人に聞かせてる内にいつのまにかそのヘンテコ歌いがマジ好きになっちゃって離れられなくなるの2種類に別れると思います。実際物凄い歌い。本人大真面目で稀代の名曲を歌い倒してるのがさらにおかしくって腹がヨジレマイオス3世に。ハードレインなど原曲の影とどめてません。は、は、はとか来た日にゃあ。ソロでワンマンバンドじゃないようって言いたいくせにノリはモロ、ロクシー以外の何ものでもないぞ。最初は私もこれ嫌いだった。それが今じゃ大好きに。いつそうなったんだ。この爆進ビートがとにかく心地良いっす。例の笑ってるんだか泣いてるんだかわからん顔で例のをどりが目に浮かぶリヴァー・オブ・ソルト挟んで、ゴフィン・キングの3.へ。ラブリーなオールディズを破壊して。正に一緒に歌えないカバー曲アルバム。歌いたいんだけどどっちがメロディ正しいんだかわからなくなってくる。ニック・ロウのバンド、ブリンズレイ・シュワルツもほぼ同じ感じでカバーしてて趣味が同じだってのが怖いぞ。次がジャニス・ジョップリンの名唱で有名な4.。よせば良いのにー。挑戦です。歌っている間は本人かなりイケテると確信してる模様。違う意味でイケてる。次はリーバー&ストーラーのロッケンロー。音程は独自だけどリズム感覚は抜群なのだ。とはいえけっこう必死で追いすがってるけど(^0^)。困ったのが次のイッツ・マイ・パーティ。いや嬉しくて困るん。スチュワート&ガスキンで80’sにカバーヒットしたやつ。完全に「俺は男だ」もしくは「サインはV」で。そのまま森田健作が歌ってもOKなサウンドなの。最後にパッパパッパって自分で歌って駄目押ししてるぞこの人。次は英国人のアイドル、ビーチボーイズ登場。ロクシーとBB。うわ。凄く楽しそう。アレンジも気合入ってるからに。間奏のギターはポーター氏ですが音色がマンザネラちゃんとほぼ同じ。8.は何とストーンズの悪魔を憐れむ歌。ミックちゃんに挑戦。夏の納涼祭に変身しとる。必殺謎の女性コーラス隊のアングレッツも大活躍。今晩何食べようかしらと考えながら歌ってるので無表情です。ブラボウ。ここでのギターももろロクシー色だから墓穴掘りまくり。次のトラック・オブ・マイ・ティアーズも最高で。スモーキイ・ロビンソンのモータウン・クラシックなんですが。ここはリンダ・ロンシタッドの熱唱を思い出して聴くとおかしさ、いや面白さ倍増。コーラスがまたアホ感煽ってます。まずこれは一緒に歌えない。ストーンズやったらビートルズもやらねばとユー・ヲント・シーミー。これだけマンザネラ氏参加。こうやっておくれと言われて素直に弾いてます。これが相当恥ずかしそうでかわゆい。最後にフォロム・ミー・トゥ・ユウとアイ・フィール・ファインのフレーズをちらっと。えー弾かなきゃ駄目ー?って。そっと。ははは。さてここから最後まで3曲はフェリー氏が女人を口説く時に使用するために録音したと思われ。まず11.。これはかなり良い線言ってるか。2番までは。2番から歌が破壊され始めます。女人飲んでたシャンパンぶっと吹き出す。さらにフェリーちゃん必死に。今度はスティーヴィ・ワンダーでどうだ。踊っちゃうぞ。あーまだ笑ってる。ではどうだ。タイトル曲をムーディに決めてやるぜ。スタンダード曲だぜ。これも2番までうっとりだったのに。2番からリズムをレゲにし出して夏の納涼祭が始まってしもうた。手拍子も指パッチンもサービスだ。あー完全に女人笑いすぎて泡吹いて倒れてる。
と可哀相な結末となってしまいます。がハードレインが大ヒット。けっこうボクの歌みんな好きじゃんと立ち直りこのソロ路線でも爆進していくこととなります。元々これらの曲やブラック・ミュージックが大好きで何とか彼らのように歌いたかったフェリー氏。んなこと言うてもどう逆さまにしてもあんなん歌えへんし、そりゃああの人たちはそのまま歌ってればかっこいいけどうちらはこない工夫せんととあの手この手で努力奮闘。でも後で自分で聴いてみるとあひゃあ膝を抱えて落ち込んだりして。でも俺はやるぞのどうしょうもない音楽野郎根性、これが私は大好き。彼が多分自分で嫌ってる部分のファンです。劣等感が自分独自の音楽を作る原動力なのだと思う。キング・クリムゾンのオーディションで何じゃこりゃと落としたフリップ氏と仲良くしてるイーノなんかとは遊んであげない。僕はこれでスタアになってやる。それにしても何であの娘笑ったんだろう?
曲目等詳細
試聴はここで
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8/25(水)
毎日が盆踊り
The Name of This Band Is Talking Heads
Talking Heads
1982/3/24
シリーズ「新波倶楽部」
長いこと未CD化だった唯一のトーキングヘッズのアルバム、82年発表のライブ盤がついにCDとなりました。もちろんリマスター、そしてボートラ仰山追加で。ヘッズのライブ盤ちゅうとこの後出たデカスーツジャケのストップ・メイキング・センスが映画共々インパクトデカ。こっちの盤の方は急ぎ働きの印象強く当時のレビューも散々、メンバー達も気に入ってなかったようで、で、来ない再登場に時間がかかった模様です。確かにリメイン・イン・ライトの祭の後に出ましたので時期が悪かった。けど後から聴いてみるとんーそんなに悪いかなあと思っておったので待望です。
まさに。
ボートラを加えて編集意図がさらに明確になりました。ディスク1が件のリメインインライト以前のファンキイ・ラジオ体操時代を。10,11はラジオ放送用レコード、プロモ用のワーナー・ブラザース・ミュージック・ショーから。これ私持ってたのよー。テープに録って赤貧の為売っちゃったんだけどテープどっかに行っちゃった。くーかなり内容エキサイティングだったのにー。ワン・ショー丸ごと(つうてもレコ1枚分だけど)だもんなあ。ここで足してくれるのも良いけど出来れば単体で出しておくれ。他のワーナー・ショーものも。良いの仰山あります。音質調整が良くて各音源の切り替わりちょっと聴きにはわからず自然な盛り上がり、この辺はさすがライノのお仕事です。ライノと言えば今回のジャケット、珍しくちいと地味。だけどデータはちゃんと載っております。で、この一枚目、最高です。大好きな時代のヘッズのライブがこんな聴けるなんて。しかし実にキチンとしたバンドだなあと再認識。英国パンクが杓子定規、型にはまったロックを破壊したろとワイルドな印象が強いのに比べてNYパンクはだら〜っとした享楽的なメリケンロック、これに鉄槌を食らわし、己を律し、緊張感の中でバシっと音楽をやるつう修行の中の喜び(^0^)なんて大げさですが、あるのだなあっと。確かに喜びだらけだわ。脳幹シナプスからアドレナリンぷちゅぷちゅ。とても毎日規則正しくお家はさぞ整理整頓されているであろうウエイマス・フランツ夫婦の鉄壁8ビート。無我の境地で黙々と夫はリズムを刻み妻はキャベツ千切り100個の様相で音を搾り出しております。これに絡むはこれまた律儀なサブ音楽家ジェリーさん。そして打ちっ放しカッティングの男バーン。笑わないアル・グリーン・ボーカルは必死の形相でキートン走り、ドイツまで行ってしまいました。ホワイト・ピープルの心の故郷はやっぱドイツなのであろうか。個人的クライマックスはファインド・ア・ジョブ〜マインドの流れ部分です。まーいんどっ。
2枚目はリマイン・イン・ライト後、助っ人4番打者外人を加えての編成と。毎日が盆踊り時代です。ギュイーンマン、エイドリアン・ブリュウ、親指男バスタ・ジョーンズ、ピニュピニュ神父バニー・ウォレル、ケツから声ノナ・ヘンドリクス、ポコペン小僧スティーヴ・スケイルズら豪華怪獣勢揃い。最初は小編成、どんどん加わって最後には何人だのお馴染みの模様もそのまま味わえる。何と1〜3、7,8,10は81年の2/27日の日本公演中野サンプラザのライブから。わたしゃこの時のライブ、みみちんと見に行きました。会場は渋谷公会堂だったけど。前座がトムトムクラブでこの音は日本だけで当時出たプロモレコードに入ってるらしい。うーん聴きたい。会場では同時来日のジャパンの皆さんが見に来てると噂ひそひそ。何かが起こってるリズム革命だーって空気が充満してて熱気むんむんでした。そのライブはさすがにびっくりしたなもうの印象が強烈だったです。前回の来日の時と同じバンドなのかーって感じで。さてこのCDの方。なんせ祭ですから1枚目に比べてぐっとフットワーク軽く。ただしビル街で盆踊り敢行なんで皆が踊るためのど真ん中にある心のヤグラを作りながら徐々に進行。何とか出来上がってフルメンバーで全開ぶっ飛ばすのはワンス・インア・ライフタイムから。ところがこれがけっこう大変そうで。枠を取っ払ってリズム大解放したリメインの曲は一期一会の要素強く、毎回のライブ毎に何にも無い大都会にジャングルを作るのは厳しいのだ。極め付けのボーン・アンダー・パンチスでベースのリフを変えリフレッシュ図るも自分を上げて行くのが・・・。早くいやあ飽きちゃうんだろうかと。はい、同趣向でバンドやってたんで少しだけだけど気持ちわかります。この辺が当時の厳しいレビュー続出の原因かもしれませぬ。その金縛り苦しいが3枚目のアルバムからの曲、Life
During Wartimeではさあっと晴れてまた軽快さを取り戻し。形が自由を獲得することもあるのだなと。そしてオハコのサザン・ソウル・カバー・ヒット、テイク・ミー・トゥ・ザ・リバーへ。個人的にはコピーバンドでベースしてた時2番へ移る時トチった苦い思い出がどわっと。今でも汗が出るわ。間隔を置いて最後はリメイン曲、グレート・カーブで大団円。祭が終わります。終わった後にはああ、もうすぐ2学期だ。宿題やらねばの気分に。なったりして。
リマスターによる音質向上の効果は抜群。レコードはどっかへなって音だったから。これでこの時の大事件の顛末をキチンとした形でトーキング・ヘッズはカタを付けました。後は解散直前、己スワンプ時代のライブ盤が聴きたいです。これはまったく聴いたこと無いんで。欲張りだけど是非よろしくー。
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8/26(木)
ロック!!
Live: 30th Anniversary Edition
Mott the Hoople
1974/2004/5/31
シリーズ「GLAM!」
「破片がドラム・キットの頭上を飛び交い、エイリアル・ベンダーは演奏した、泣き叫んで、全身全霊をギターに叩きつけて、ステージを駆け回り、頭上にかかげ、背中に廻し、あるいは空気が彼をそうさせたとしても、それがインスピレーションとゆうものだ。
それはロックだった。生の手触り、享楽、怒り、壮麗の元に刻まれた。まったく予測不可能、普通じゃない。
全ては過ぎ去り、モット・ザ・フープルはあまりにも早く行ってしまった。しかし全てのライブは我々の記憶の中に。これらの録音の中にヒントがある、危険とワンダーに満ち溢れたあの日々の木霊が。
彼らにに栄光あれ。」 ブライアン・メイ 1998/2.
全く貴方の言うとおりです。ブライアンさん。モットの前座で一緒にツアーした人間の気持ちだけにリアル&ダーイレクト。あ、この文章は30周年を記念して発売されたライブCDの見開きに書かれた献辞。元のLPは文字通り30年前の74年に発表されました。当初2枚組またはEP付の仕様で出そうとしたのが諸所様々な理由で1枚に押し込まれ苦渋とモットもっとを背負わされた盤。30年の時を経てここに念願を成就して登場です。一旦死にかけてグラムの光の下復活した70’s英国のロックンロール・ロック・バンド、モット・ザ・フープル。最大級の光を放って3枚の後光LPを残して行ってしまいおった。元々そのライブは結成以来大評判でその名状しがたきアクトの秘密をいただくためにデビッド・ボウイ氏が接近、そして大復活といわく大有りのブツなのだ。
CD1枚目は74年の5月8日ニューヨーク、ユーリス・シアター、2日目の公演、ラジオ番組キング・ビスケット・フラワー・アワーのため録音されたもの。今まで様々なブートで登場するも音質極悪、こうして極上の音であのアメリカンパイが聴けるなんて。生きてて良かった。涙大粒しかも数珠繋ぎぶらぶらです。
2枚目は73年12月のロンドンはハマースミス・オデオンでのショー。いつものようにミック・ジャガー、ボウイさんご観戦かな。
ギターはミック・ラルフスでもミック・ロンソンでもなくエイリアル・ベンダーです。名前を変えてスプーキイ・トゥースからやってきたこの男の存在がこのライブの片キモ。ベンダーちゅうくらいですからもうベンドしまくりです。ぎゅわーんぎゅぎゅぎゅぎゅーって。素晴らしく弾けてなく弾けてるギタア。ぶっとくてラウド。このロック定番フレーズを幸福天国の中で弾けた時代に乾杯、幸せに聴ける貴方は万歳、ケなんて言うやつは地獄で血の池温泉しかも水道水で浸かってな。
そしてもう一つの片キモ、それはイアン・ハンター大将だ。とっても歌えて無くて歌える男。実際かっこいいとは言えん写真写りのこの人、ステージになると変身いたします。ソロアクトの映像しか見たことありませんが、あのくちょくちょの頭が揺れてシャウトする姿、バンドの同僚でさえ嫉妬してしまうのわかるような気がするぞ。音程が外れようが外れまいがいささかも気にいたさず出したいものを出す黒い笑いをしながら。
キモが入ってる体があった。バンドのみなさん。唯一無比な音を出しおる。フレーズも音色も。ちょっと聴いただけでバフィンはんやワッツさんや。人が見える音を全員が出しております。これがバンド、これがロックで、木霊かもしれないが今ここに姿登場、消えちゃいそうで怖いから何回も行かせていただきます。
さらに望むは映像版。DVDで各時代のライブをしっかり入れたやつ。ここまで来たらお願いします。一生懸命働きますから。
「土曜日の誘惑」でリンジー・ディ・ポール役やってるの誰だー。ワッツさんか?恥ずかしそう。気持ち悪くて金メダル進呈。
ゲットバックを「あ、げっばあああ」って歌うとこにも座布団1枚あげて山田君。
ヴァイオレンスのアルペジオとちるとこにも。
とにかくでっかいです。音も音の身長も体重も。この大きさが今どっかで味わえるもんなら教えてくれ。おりますかい?
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8/27(金)
ぺぺぺぺいしょん
The Rocky Horror Picture Show
Original Soundtrack
1975
シリーズ「GLAM!」
おおよそ子供が好きなもの。SF映画にホラー映画、怪獣映画にバカ騒ぎ、うんこちんちんにちょっとだけよと相場が決まっております。大人になってそれらに眉をひそめる側になってしまうのはそればっかやってると社会生活が確実に送っていけないから。しかし本当は今でもそれらが大好きなのは祭になると燃える者、飲み会で頭にネクタイ巻き、果ては捻じ曲がって階段で手鏡などとゆうけしからん輩などを見るに火を見た明らか。んならば大好きだと認めてしまおう。子供たちにはこんなん見ちゃ駄目って釘刺しておいて今夜も家庭内ライスシャワー、まずは左に跳びまして右にステップ、手を腰に、膝をピッタリ閉じてぐるんぐるん振るのよう。
若きミュージカル俳優、リチャード・オブライエンが1973年に生み出したこの世紀のロック絵巻。地球の一地域で確実に人をフランケンフルターに変身させております。当時の英国POPの面白さをぎゅぎゅぎゅっと凝縮、GLAM嫌いのアメリカ人をもこれにはKO。世界の人と貴方が出会って「ぺぺぺ、ぺいしょん」ってやりましたら「おーユーはトモダチねえ」と抱擁してくれたらそれはもう大親友。これ見た後戦争したくなるやつはまさかおるまい。劇団四季でアバはやってもまさかこれはやるまい。やってくれるな。CDは激安で世界に普及運動が展開されております。うちはVHS+アナログLPで持ってますがDVDで曲だけぽんぽんと再生出来るのならそっちも欲しいど。結局は最初からちゃんと見てしまう気もしちゃいますが。だって激烈にたまに聴いて生活の洗濯したくなるで。遠い昔映画館でTVで見た方は1曲目、深夜サイエンスフィクション豪華2本立を聴いただけで震えが走るので覚悟召されい。もしまだご覧になって無い方、貴方はラッキイです。まだこんな幸せが残ってました。どうかご堪能下さい。きっと5%の男性の方はフリーキイになって「おおこれが私の道だ」とクチビルに赤いリップを塗るようになりますがわしは知らん。聴く度に見るたびに新たな面白さ有り。どの登場人物を追いかけても良し。最近の我が家のMVPはかしましグルウピイ娘コロンビア。永遠のネズミ声に乾杯。リトル・ネルは今日も寝る。いや歌う。だいたい何故いきなりミートローフは登場するのだ。しかもバイクで。ので最後の哀しさ、寂しさに耐えられなくなってまた最初から聴いてしまうことになります。そして今も世界のどこかのこの屋敷で異型の外側生物たちが楽しそうに踊っております。愛情、嫉妬、妬み、友情、どんな外側でもそれらをやりあうことが出来る朋友有りますのん。もし今はいなくても嵐の晩、ふと訪ねた家には彼らがきっと待っておる。夜這いされては困るけど逃げるけど踊るだけならいつでもOK。今日も一緒に歌います。よろしくね。
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DVD
グッヅ
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8/28(土)
月影の騎士
Selling England by the Pound
Genesis
1973/11
シリーズ「ぷろぐれ支部」
ライブ盤を入れると6枚目のアルバムとなりますジェネシスの「月影の騎士」。原題の意味は「ポンド単位でイギリスを売ること」。訳わかりません(^0^)。前作もそりゃ凄かった次の「幻惑のブロードウエイ」もそりゃ凄い。けど根がコンパクト&POP好きな身としてはピー・ガブちゃん期のジェネシスで一番好きなのはこれになっちゃいま。しかももしかすると図抜けて好きかも。ピーちゃん本人はあまりお好きでないらしいけどすまぬ関係有りませぬ。何と言ってもシングルヒットだって出ちゃってます。74年4月2週29位で初登場。「アイ・ノウ・ワット・アイ・ライク」。純プログレで多分初の快挙ですからいかにキャッチーかわかっていただけるかと。出だしから穏やかで一味ちゃいます。木漏れ日の中スコーンと力が抜けた感じで。やべーなあぷろぐれ大作かよーって気苦労をすっかり忘れさせておくれだわ。して次の件の「アイ・ノウ〜」でずずいのずいと引き込まれて、して「フィフス・オブ・フィフス」だーよ。これだってヒットしたって全然おかしく無い一品。もう大好きではい。メロディを楽器の部分まで含めて全部歌えるぞきっと。やりましょうか?今。いいですか。はい。ライブでもこれと全く同じようにやってるように全てのパートが少しでも欠けたらこれじゃないつう完璧な曲です。アドリブ入れたらその場の全員凍りつくだ。そして初お目見えフィル・コリンズ禿爺ヴォーカルのモア・フール・ミー。初々しくってかわゆい。スタイルが既にピーちゃんとほぼ同じで、まあちとフィル氏の方がネズミ声です。いずれにしてもいきなり歌ってこない上手いとは。恐るべし英国ミュージシャン。天は二物を与えたり。その分無いところが顔の上の方にあるので人生公平か。B面に入るといつもの大作風味復帰だけどもうここまでくれば世界にずんと入ってるので大丈夫。大丈夫どころかずんずん盛り上がっておしまいになる。核はそりゃシネマショーです。今ではコリンズ坊やの歌で馴染んじゃってるとこもあるんで新鮮だったりして。でもやっぱピーちゃんの塩辛声は格別です。まあまさかシングル・カットって訳にはいかないでしょうがこれだって無理やり出したいキャッチーなメロディ。大好きです。まだ私、歌詞は追っかけておりません。ま、これからの人生長いしおいおいそれは楽しみに取っておこう。やっぱ月影の騎士の話じゃ無いのだろうなあ(^0^)。
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日本盤
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グッヅ
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8/29(日)
地獄への接吻
Dressed to Kill
Kiss
1975/4
シリーズ「直球野郎一本勝負」
キッス3枚目だー。この盤で日本デビューでござる。私も奇特なことに買った友達から借りて聴いてこれからキッスを知りました。この盤発売当時から所属するカサブランカ・レコードが完全独立、日本にも売り込みかけてきてサザンロックのキャプリコーンレコードとセットになった宣伝用小冊子を入手しておお派手だと喜んだ記憶があります。カサブランカってドナ・サマーでしょパーラメントでしょファニイでしょそしてこのキッスだからもう派手を基準に選んだとしか思えないメンツで。な中でも社長のニール・ボガードさん、若手のエースとしてキッスを買っていたようで前作から5ヶ月しか経ってないちゅうにこの期にブレークしておくれと自らプロデュース買って出て3枚目作れとな。2枚目も売れなかったんでそりゃ良いですよ作りますよとなるもさすがに持ち曲ありゃしない。前にポールはんとジーンはんが所属してたウィッキド・レスター時代の曲まで引っ張り出してのもう最終勝負。ジャケもアビイロード意識したそうでそりゃもう後が無いっす。ちなみにシーで共作者として名前連ねてるスティーヴン・コロネルって人、前作のあの名曲のゴーイン・ブラインドを一緒に作った人だけど、この人はそのウィッキド・レスターってバンドのメンバーだったとゆうことで。アルバム作ったけどお蔵入りらしく聴いてみたいよう。もとい。ジャケがナイスな派手派手でしかーし中身は重厚ヘヴィイロックだった前作に比べて今回はスーツでバシなのに軽ーく決めております。えーとあとやってないのはこれだーってことだったのかな。ロックンロール・キッス。リフもズズチャチャ・ズズチャチャ、チャック・ベリー・スタイル多し。これが成功してるかってゆうとさすがに時間が無かったもんねえ、いかに地獄の使者だからって言ってそんな名曲ばっか作れってのは無理な注文か何回も効いて30年経ってもいまだ覚えられない曲が多かったりして(^0^)。しかーし只では転ばないのがキッスであります。そんな苦しみの中でも2曲のキラー曲を生み出しおった。それがお馴染みの「カマーン・ラブ・ミー」と「ロックンロール・オールナイト」。いやまったく30年どころか100年でも200年でも飽きないロック・クラシック。初めて地元デトロイトでヒットしてバンドは首の皮一枚残してつながっただよ。機を見るにビン。急遽一切のツアーをキャンセルして人気出たデトロイトのコーボ・ホールでライブを敢行、その熱狂の模様を丸ごとパッケージした地獄の狂獣を録音、その結果は皆さんご存知の通りであります。私特にカマーンラブミー大好きで友達に借りて聴いた時もやっぱ何かなあと思った中でこれだけは夢中で聴かせていただきました。ロックンロールオールナイトももちろん行っちゃうだろうなと思いましたが。TOP40チャートで上がって来た時もよーく覚えてる。てな訳で重要だこのアルバム。結果的にその2曲をギーラギラ光らせているのでこの曲群で良かったかもしれぬ。
曲目等詳細
日本盤
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グッヅ
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8/30(月)
全名曲
Both of Us
Clifford T. Ward
1984
シリーズ
「英国シンガーソングライター」
これはまいりました。ジャケは只のポートレートだし、裏を返せばお子様の写真。ポリイちゃんなどと名前まで書いてあってまあよく肥えてからに。先日レコ屋さんプログレ棚(^0^)で見つけて狂喜したものの大丈夫かあ。ははは。大丈夫どころじゃ無かったです。これは稀代の名盤、もう10回くらい聴いてるけどやばい終わるのが哀しくてレコード盤見てるよ俺。基本的には全然ロックじゃないしそりゃもう軟弱だし天使だし美しいしだし似合わなくてあれなんだけどこれほどのものになっちゃうとやられざるを得ないわ。初めてこの人の盤で入手した{ホーム・ソウツ」も凄かった。あれほどのものはもうあるまいのうと思ったらこれはそれのさらに上を行きます。内容はもうただの歌ばかりそれも言ってみればみんな金太郎飴、たんたんとした大人しいやつ。あえて他の人に例えればカバーしてやってるアート・ガーファンクルそしてエリック・カルメン氏とかかな。とにかく超然としとる。70’s前半に自国英国でシングル・ヒット出したもののしばらくしたらまた英語教師に戻ったと聞いております。77年にアルバム出したあとずっと大人しく教師しとった訳で。まあ確かにこない個性じゃショービジネスは合わない。でもまたまた音楽への熱情捨てがたく7年ぶりのカムバックがこれちゅうことで。曲も貯まってるし気も入ってる。しかし84年にこの音とはねえ。時代など完全無視で。ゲートやらサンプリングなんか当然ありゃしません。だからただの歌で。歌詞も日常に感じたあれこれを歌ってるか。さだまさしか公務員POPか。うげえとしたいけど出来やしないよ。ここまで自分の音を通せばもうこれは感嘆以外の何物では無し。ろっくす上げて大推薦です。ミュージシャン・クレジット何にも無し。この控え目で的確なこればっかは英国魂全開のバックにも乾杯。アナログは霧のかかったレベルのちと低いカッティングでした。せっかくCD化されたことでもあり霞が取れたCD音でもこれは聴いてみたい。とにかく圧倒的全名曲盤です。
曲目等詳細
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凄いファンサイト
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8/31(火)
哀しきサルタン
Dire Straits
Dire Straits
1978/10
シリーズ「ギター屋」
1979年2月末日桃屋にて
ケ「ダイア・ストレイツ買っちゃった」-お「何だそりゃ」-ケ「イギリスの新人さん。昨日TOP40で聴いてあんまりかっこいいから。」-お「ふーん、かけてみなよ。」-ケ「おおそう来なくっちゃ。さてと」-♪-お「お、かっこいいじゃん。何だこれ新人なの?」-ケ「それがそうらしいんだ。」-お「このパンク、パンクのご時世にまた。」-ケ「まそこにこんなん出てきたからうけたんかも。本国じゃ全然駄目だったらしいよ。アメリカでうけたんだって。」-お「パンクについていけないじじいが飛びついたつう訳かいな。お、これあれじゃんJJケイルみたい。」-ケ「誰だその父帰るちゅうの。」-お「JJケイル。タルサの仙人ギタリスト。ほらクラプトンのコケインな人。」-ケ「そいやレイダウンサリーみたいだな。」-お「うん。これストラトだろ。指引きみたい。」-ケ「だもんでパキパキいってんだな。ほら指だと弦2本同時に弾けるじゃん。」-お「エレキだと弦に指が勝つからギター・チョッパーになっちゃう。ペコペコ。」-シ「こんちわ、先輩。何聴いてんですか?こりゃまた随分地味なのを。」-バコッ-ケ「地味でわるかったな。おめーにはこれの良さがわからぬか。」-シ「なこと言わないで混ぜてくださいよ」-ケ「駄目。」-シ「何てバンドなんすか?」-お「教えてあげない。この文の最初を読みなさい。」-シ「ぐげ」-イ「ちわ。ご機嫌いかがでっか?」-ケ「お前まで来たのか。」-イ「なんすかこれかっこいいやないすか。」-お「ははは、お前は良さがわかるか。えらいえらい」-ケ「しかしうまいなあこのギタリスト。わしづかみベロベロベロって。」-お「少なくともお前よりはうまい。」-ケ「あったりめえだろ。ブツブツ歌ってるけど曲もいいぞ。あ、これこれサルタン・オブ・スイング。ヒットしてるやつ」-シ「なんすか。次郎とか花子とか。」-ケ「ばか。そりゃ猿ちゃんだろ。サルタン。」-シ「ははあ。」-マコ、イットクを突付く-イ「なんだなんだ。え、マコがドラムもかっこいいって。」-ケ「うん、確かに」-お「あ、ギターソロだ。みんな拝聴せい。」-♪-イ「ひえ、トレレロトレレロタリラリタリラーン。」-ケ「ぐ。俺には出来ぬ」-イ「お、ドラム急に盛り上がって叩いてる」-ケ「おいショータ、このバンドの良さを3文字で表現せよ」-シ「3文字ですか。「す・て・き」」-ケ「じゃあ一文字では?」-シ「え、一文字?「ペ」」-お「ペってなんだよ。がはは。ケンお前は17文字で表現してみよ。」−ケ「17文字とはまた半端な。よし「英国で登場したこの新人バンド。そのサウンドには秘密があるそれは」」-お「何だよ17文字じゃないし。それはって。滅茶苦茶気になるじゃん。」−ケ「教えてあげない」-アッコ「あんたたち何油売ってるの。練習しないなら追い出すわよ。こら。」-ブギ兄弟一同「へーい」。
曲目等詳細
日本盤
試聴はここで
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