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今日の推薦盤一覧2003.9上

 

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9/1(月)
cover
Freak Out!
The Mothers of Invention
1966/7

シリーズ「PA!」

時は1965年、一緒に遊んでくれたLAのバンド、ソウル・ジャイアンツに加入したフランク・ザッパ大明神、あっとゆうまにリーダーに納まりバンド名をマザース・オブ・インヴェンションに変更、いよいよ爆進を開始します。ウイスキー・ア・ゴー・ゴーにジョニー・リバース!の代打で出演中、MGMレコードのトム・ウイルソンに見初められて出したのがこのデビュー作なのだ。まあ聴いてみて下さい。ザッパちゃんちゅうと難解が常套句なんで引いちゃう方も多いと思われますがここで繰り広げられるのはR&B+ばかロック。世間を驚かせてきゃははと喜ぶ永遠の中学生ザッパ・ワールド早くも全開です。なんせデビュー・アルバムから2枚組、しかもまー妙に堂々としておりましてやってるのは乱痴気騒ぎ、歌詞はぐさりぐさりそこはおかしいんじゃないかと社会の常識を刺しまくり、最後にはうきゃあうきゃあとレヴォーションNO.9しかも爆笑状態が続くからクラシックぽいことをやってるって言ってロックは大人にも聴けるようになったなあなんてゆう大人にはさっぱり理解できん代物です。おもろいわこれーちゅう理屈で聴かない人専用だなー。メロディだっていたって素直です。ラブリーでかわいい?のばっか。えに・ウエイ・ザ・ウインド・ブロウズなんてうっとりしちゃう。まず音楽に惚れてもらって何言いたいのかなあはその次で良いと思う次第であります。突っ込みどころ満載ですから死ぬまで愛してね。ちょっと臭いけど。
ビートルズもストーンズも他のロッカーのみなさんもこっそり聴いてああああやられたーと叫んだに相違無いほんとのロック精神溢れるアルバムなのでございます。

曲目等詳細

試聴はここで。

9/2(火)
cover
Life
The Cardigans
1995

シリーズ「女の道」

クランベリーズと並んで最近のピカイチな女性フューチャー・バンドと言えばこのカーディガンズなのだ。NW期にはシャーツとかシューズとかありましたがカーディガンとなるとお洒落だなあ。腹巻ズとかでなくて良かったね。この5人組、出身はスエーデンとゆうことでかの国と言いますとアバとかウガチャカのブルー・スエードみたいにポップ炸裂ながらちょっと田舎っぽい下世話さが身上のごとく思われますがこの人たちは全然違います。こりゃ聴いたこと無い感覚だわー、しいて言えばバート・バカラック風味ですがジャズぽく無いし。確か1.のカーニバルが紅茶のCMに使われたと思いますがまさにどんぴしゃ飲んで素敵な午後ねもうすぐレデース4ちゅう雰囲気です。そういった雰囲気抜群+さっきのカーニバルを筆頭に曲の良さもたいしたもんで御多分に盛れず長尺のこのCDも飽きないで楽しめちゃう。いたづらもたっぷり余裕あるからこちらもニコニコ、疲れ取れます。あとボーナス曲の前でCDが止まるように作ってあったりしてこれは素晴らしいアイデア。そしてそのボーナス、これがまた良い曲ばかり。ついでに入れちゃうようなのじゃボーナスじゃないもんなあ。その中で驚くべき選曲が「サバス・ブラッディ・サバス」。はいブラック・サバスです。まー言われなきゃわかんなかったわ。見事な変身でまあこの手があったかのはまり具合。これ聴くだけでもロック・ファンはこの盤買いかもなあ。見事な音楽に謹んで100点進呈いたします。

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9/3(水)
cover
Love Zombies
The Monochrome Set
1980

シリーズ「新波倶楽部」

英国無国籍音楽の雄モノクローム・セットの2ndはようやく漂着したモロッコを旅立ち、一路砂漠へと繰り出します。って言いたいくらいの音色の変化なのだ。もうからからに乾いた80’sサウンドにあるまじきもの。エンジニアは同じだからこれは完全に意図的なものだなあ。鈴木慶一氏をして英国のグレートフル・デッドと呼ばしめたなるほどよれよれのギター、ぽよんぽよんと虚空を漂うベースはデッドを想い起こさせます。ともあれ剥き出しの裸の音はよりこのバンドの特異性を際立たせることに。相変わらず曲作り絶好調であります。必殺曲は2曲目のAdeste Fideles。さっぱし訳のわからん題名ですがもうこれは完全に日本のグループサウンズ。こんなのあったようには思われないのですが何故か強烈なノスタルジアが。後はもうタイトルを見ただけでどんなんだろって心躍る代物ばかり。「黒髭の男」でしょ「カーマストラ」でしょ挙句の果ては「ビドのスペルはB.I.D」と来たもんだ。人を食ってます。もうバンドやる上で全然力が入ってなくてひょうひょうと自分の音楽をやってるさまが爽快爽快、縁が無ければとことん縁が無い音楽でしょうが、縁があっちゃったら心の砂漠に木が生えてオアシスがどわっと出現。パリ〜モロッコラインの1st、そしてこの砂漠の2nd、貴方はどちらがお好みでしょうか?私はそうねえ。一生迷うか。
最後にはまるで映画を見てるかのような仕掛けあり。やっぱこれはジャン・ギャバンのペペルモコの迷宮だわ。
現在発売中は1stと2ndの2in1ですがもちろん後半部分がこれ。お得なんてもんじゃありません。

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9/4(木)
cover
Ry Cooder
1970

シリーズ「あんふぉげった房」

永遠のギター板前、ライ・クーダーの1stです。サイケの嵐の目が過ぎ去ったころアメリカLAの当時はサントラ専門の弱小レーベル、ワーナー・ブラザース・レコードを本拠地としたバーバンク・サウンドとゆう音楽が乾いた井戸からいきなり水が出た状態で登場いたしました。そこに所属の製作頭レニー・ワロンカーとラス・タイトルマンと社員のヴァン・ダイク・パークスによって目指された夢はまずランディ・ニューマンの1st、リトル・フィートの1st、そしてこのライさんの1stによって出発、そこにはザ・バンドなどによって示されたアメリカ音楽の再発見、あるじゃないか我々にも素敵な音楽がが見事に凝縮されておった。金も地位も無い物が誰にもじゃまされないで出来る唯一の娯楽が音楽、ノスタルジックを含めて本当に心の渇きを潤わしてくれるものをきっと求めたんだな、これが。この3枚はそうした希望を乗せて共通するパーソネルで製作されております。それぞれリトルフィートはLA郊外の砂漠おのぼりさんの野望、ランディ・ニューマンは夢のハリウッドを夢見る隣のふとっちょさん、そしてこのライ・クーダーはハリウッドにたどりついた怒りの葡萄。特にランディ氏とライ氏のアルバムに共通するのはヴァン・ダイク氏の強烈個性のストリングス導入。それぞれ個性にあっていないと批判されてるのを見かけますが、私はこれはバーバンク一派の旗揚げ共同宣言みたいに思っておりまして、ライ氏のアルバムでは何か悲喜劇性が際立ってまさに映画の一場面のように眼前に現れて大好きなのであります。ライさんお音楽、時に真面目さ故か音楽の輪郭だけが出てしまうことが有ったりしちゃうからなあ。そんなコラボが全面に出てるのが前半戦でワン・ミート・ボールなんか哀れでおかしくて情けなくてもう最高です。後半B面ではライさん己がもくもくと出て最後は彼のアイドルの盲目のブルース・ギタリスト、ブラインド・ウイリー・ジョンソンの「暗いは夜」で〆てこれがライ・クーダーだ、テーマソングとなりました。全面参加のリズム・セクションが当時のリトル・フィートの連中、リッチー氏、エストラーダちゃんであったりして、わしの好きな連中勢揃い怪獣大進撃で嫌いになれって言ったってなりようがないアルバムでございますだよ。

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9/5(木)
cover
Armed Forces
Elvis Costello
& the Attractions
1979

シリーズ「新波倶楽部」

怒涛の象さん軍団がびっくりのエルビス・コステロの3枚目アルバムです。前作ジス・イヤーズ・モデルがもう喰いついちゃうぞって丸ごとビートビートしたアルバムだったのですが今作はまたも変身、コステロちゃん胸きゅんポップに挑戦の巻なのだ。同じことを続けてはいけませんの硬い掟がありますニュウウエイブに正に忠誠を誓ったチャレンジであります。プロデューサーはもちろんニック・ロウ。胸きゅんならおまかせじゃい。流れるようなメロディ・ラインに乗せて歌われるは相変わらず尖がりまくった題材。問題になってしまったアルバム・タイトルと共にこのサウンド、もしかしたら洒落でわざと大ポップ大会にしたのかも。そしてこの盤を忘れなくさせてる曲、それはオリバーズ・アーミイなのだ。こいつのポップ・ドキドキ度はもう筆致に尽くせないもの。華麗なピアノの調べにツボ突きまくりのメロ、コーラス部分のハモリなんかひゃあひゃあ言っちゃうねこりゃ。これとアクシデント・ウイル・ハプンでもうこの盤は名盤入り決定です。うーんとあとここへ来てちょっと心配なことが。もう全曲捨てようが無い曲ばかりで来ていた全2作なんですが、この盤、残念なことに印象に残らない曲もあったりして。ちょっと飛ばしすぎたか。そしてコステロ本人のギターの含有率が落ちてるのも心配。そりゃうまくないけどあのガシャガシャしたギター大好きなんです。喜んだり心配したりのこの盤、そして次に控えるゲット・ハッピイではまだ有ったかその手が、で喜ばせてくれますが。
オリジナルLPにはライブが収録されたEPが付いておって大喜び。ただこれもキーボード大大会で心配の種がまた増えたりして。

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9/6(土)
cover
Abbey Road
The Beatles
1969/9/26

シリーズ「トルズを聴こう」

録音順で行けばビートルズ最後の1作となるアビイ・ロードです。思えばこの盤、私が13歳の時始めて買ったレコード、それはもう擦り切れるがごとく聴いたもんですが30年経った今聴き返してもいまだに新鮮で新発見が自分の中であることにびっくりです。スワンプの風の中、もう一度ライブ感覚を運動のゲット・バック・セッションが惨憺たる結果に終わってビートルズに終焉ムードが漂い、各メンバー口には出さぬものの(出したか)、自分たちでやって来たことは自分たちのやり方で最高の決着をつけねばならぬと覚悟の上で臨んだビートルズ結束アルバム。ホワイト・アルバムで展開した各自の方向を認めての協力が強力なのだ。
以下私の妄想。
カム・トゥゲザー。
ジョンちゃん、どブルース追求シリーズ。始めて聴いた時はこのリフ、どうやってやってるのかわからんかった。声とベースとドラム三位一体のリフだもんなあ凡人には思いも付かぬ。しかもアイデア倒れじゃありません。コーラスの野太いポールちゃんに強烈にビートルズを。
サムシング。
ジョージ君、練りに練った渾身の一作。あまりにもジョージちゃんだけどそれを超えたマスターピースにカバーするもの続出だ。ついにエバーグリーン曲を獲得したジョージ君の才能にポール氏素晴らしいベースで答えています。ここでのギター・ソロはもうこれっきゃないフレーズ。美しいぞ。
マックスウエルズ・シルバー・ハンマー。
英国伝統のトラッドを担った残酷話をまた英国人大好き伝統になったミュージック・ホールの音楽にのせてビートルズが歌うちゅう3代連結タイム・トラベル・ソング。私がポール氏で一番好きな鼻歌風歌唱。リンゴが歌ったヴァージョンってゆうのあったら聴きたくなる。ここで登場の最新兵器シンセサイザーが言われなきゃわからん素敵な溶け込み方。完全に楽器です。大好きなんだわ。
オー・ダーリン。
どうしたって思い出すファッツ・ドミノ、ブルーベリー・ヒル。シャウト名人ポール堪能。どんなにしたって名曲化しちゃうビートルズ時代のポールちゃん。
オクトパス・ガーデン。
もう大好き。海シリーズの主役になったリンゴ。ドリーミイでファンタースティックだよなあ。ビートルズでの彼の業は何一つ無駄なことはしていません。全てが魅力の塊です。コーラスのどうにもビートルズが泣かせる。終わっちゃうの。
アイ・ウォンチュウ(シーズ・ソー〜ヘびー)
これはですね。昔はさっぱしわからんかったジョンちゃんどブルース追求シリーズ。最後まで聴かずに飛ばしてたとゆう。今聴くとかっこよくて面白くて楽しくて。本場米国人には出来ようもないミクスチャー。ブルースもそのままやったってしょうもない己が聴いて何かを感じるだろうそれを表現せねばミュージシャンじゃあるまいしブルースでもあるまいちゅう声が。途中サンタナ風ラテンに変身しそう

だ初期を思い出すのだ得意だぞ。魂が黒いです。ベースがうなります。最後はワルツでレッド・ツェッペリンです。無慈悲が快感。
ひっくりかえしてB面。CDでも一旦止めましょう。
ヒア・カムズ・ザ・サン
この盤でのもう一つのジョージ君マスターピース。これはもうどうしょうもなく彼。カバーしようがありません。無謀なスティ−ブ・ハーレイ氏は無謀に終わりました。またも登場シンセも手拍子も鳥肌連続の美しさだよなあ。聴いてることが嬉しくなりませんか。
ここから怒涛のメドレー開始。ポール君監督マーティン氏助監督で繰り広げられるビートルズ落とし前絵巻なのだ。嫌なやつかもしれんけど[(^o^)]底抜けの才能があるから皆さん一致団結。
コーラスがトルズだわいのビコーズから移る瞬間のギブヨアマネイの美しさ哀しさ、一転してのギャグ逞しさリンゴが引っ張りポールが踊る、虫の声フリートウッド・マックのアルバトロス、日が昇ったわい、声が溶けた、パラムーチョミアモーレ、パパラッチ、ミーンマスタード、かぶるハーモニイ、いきなりワルツ、ポリシーパン、シニカル・ガム噛みながらの素敵なジョンさん、ロビー・ロバートソンに負けない味とフレーズのギター、バスルーム窓を通って彼女がやって来た、元のスロウから華麗なる変身、エコーハンドクラップが決まる決まる、ディエニバディテルハー、オイエー...ゴールデン・スランバー、いよいよ大団円、ここっで聴いてたみみちんさんいつもほんとに泣きます、私は目頭、悲しいよう哀しいよう、どうか重荷は君たちが持っていってくれ、ザ・バンドへの回答か、ギブ・ユア・マネイ再び、ザッパ氏への回答か、炸裂ドラム、ビートルズはリンゴが支えてきた、ここで初のギターバトル、新しい時代へのオマジュ、終わります。へへ、マジにやっちゃったよと舌出して女王様。そうゆうとこが大好きなん。
この音楽にはこの音しかありようがありません。どんなに有名になってもこれだけ素晴らしくては逆らいようがありません。逆偏見は無用です。この男気満載の豪気なバンドのでっかい落とし前に乾杯。かけつけ三杯。感謝。これが最初の一枚で私は幸せ者でした。

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9/7(日)
cover
Still Life
The Rolling Stones
1982/6/1

シリーズ「石」

スタミナで最高のバカ決めてくれた後はライブ盤のリリースです。どんなんだろと当時ドキドキしたことを覚えてます。前回のラブ・ユー・ライブのテーマはファンクとレゲ、C面の黒でしたが今回のテーマはストーンズ。自分たちもけっこう良い曲やってたじゃん、なんて[(^o^)]。蘇れ現代に知ってるかいの会。でもう思いっきりストーンズ祭りで楽しむためにあるんじゃけのう。えー懐古趣味ーとか言いながらもA列車で行こうに続いてアンダー・マイ・サムのイントロ聴いちゃったらもう胸は躍らずにはいられないっす。続いて夜をぶっとばせだもんなあ、ファン心理ぐさ。クライマックスはゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴーとタアアアイム・イズ・オン・マイ・サイドの時にも来ます。エヴリバデー。イエス・イトイズ。最後は超高速サティスファクションと星条旗ソングでおいおい洒落かーってよくわかりませんがハナと〆めがガット・ライブ・欲しいならよと同じで聴き比べてみてもやっぱ楽しい。さらに褒め称えるならばやっぱリズムセクション、己を貫きつつ見事に時代とともにシェイブアップはこれはもう想像を絶する修練の賜物か。G馬場さんみたいにその努力のかけらも見せないとこが偉いっす。で、祭りしちゃったら祭りの後が来ます。充電してのさらなるやる気獲得でいったいどうなるか。気になることもないではない。
お、この時のライブにはイアン・マクレガン氏がキーボードに。なるほど。しかりだなあ。

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9/8(月)
cover
Absolutely Free
The Mothers of Invention
1967/5/26

シリーズ「PA!」

フランク・ザッパ率いるマザース・オブ・インヴェンションの2ndアルバムだ。1stの録音が終わったのが66年の1月、その後LAのクラブで細々とライブをして快進撃は1st発表後、フィルモア・イーストに出演したり全国をツアーTVにも出たぞ。このツアー後に恥かしがり屋さんのギター、エリオット・イングバーちゃんは脱退、そして凄腕ドラマーのビリー・マンデイ、アヴァンギャルド大好きドン・プレストン、ラッパ吹きのバンク・ガードナー加入でグレード・アップ、この陣容で2ndが66年11/24に録音開始です。録音はあっとゆうま編集も順調に終わったのですが歌詞カード添付でレコード会社と揉めて発売は67年5月と。そりゃそうだおよそ世間が眉をひそめることをわざわざ選んだかのような言葉を集めたような歌詞だもんなあ。それを闇鍋のような音楽ジャンル大集合にのせてモンキーズTVショーのように馬鹿騒ぎの限りを尽くして演奏しております。母体のR&Bのバンド、元ソウル・ジャイアンツ勢はもう必死、せっかく掴んだチャンス、この訳のわからん男に人生をかけて星雲高校野球部の連中のように千本ノックを受け続けているのだ。気迫と気迫がぶつかって凄いことに。くしくも同時期発表しようとしてたのがサージェント・ペパーズ、アイデアが似てるんじゃないかと発売を延ばしたちゅうから、ほんとかいな。聴いて事実を確認してね。えー、わかりやすいとは言いません。イエスのアルバムみたいに場面展開がやたらあるんですけどその一つ一つは妙に人なつっこいフレーズなんで慣れちゃうとやたらと聴き返しちゃう。で愛聴盤になっちゃったらもう後は大変だわ。
この盤の録音途中にニューヨークのギャリック・シアターでレギュラーの仕事を獲得した彼ら。ここではもうやりたいアホをやりたいだけやって、これを見て後にザッパ・アルバムのジャケ書き男となったカール・シェンケル、そして採譜も出来てマルチ・ミュージシャンでジャズや現代音楽が好きとゆうザッパ・バンドの初代ミュージック・マスター、イアン・アンダーウッドと知り合いになるのね。まったく類は友呼びまくり。

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9/9(火)
cover
Houseparty: Anthology
J. Geils Band
1992

シリーズ「ブギー兄弟」

北米地区チンピラ・ロック・チャンピオン、J・ガイルズ・バンドだぜ。真っ黒な音を真っ白なやつらが渋いなんてこと鼻っから頭に無くひたすら楽しくやってくれてます。真っ黒を真っ白がちゅうとブルース・ブラザースを思い浮かべますが、そうですあの楽しさを最初にやってくれてたのがこの連中。だから好きな人はこっちも絶対OKなのだ。この素敵なベスト、まずジャケが最高、音の方もこのジャケ通りです。終わり。なんてね。出しているのはライノ。リミックスはビル・イングロットさん。だからもう音質最高、選曲こだわり最高、まず一枚だったら迷わずこれだー。ベストなチョイスのスタジオ曲に混ぜて必殺のライブを中盤にたっぷりとヴォーカル、ピーターちゃんの怒涛のしゃべくりもちゃんとあるよ。それに続いて曲が始まるとこの何とかっこいいことよ。前半は黒々魅力炸裂、北米王者だからモータウンもボビー・ウォマックもちあんと有ってさ、鉄壁のチームワークで誰がスーパーなミュージシャンなんちゅうことはありませんがこれぞロックだ文句あっか。ありません。熱狂のライブを挟んでの後半戦は、おいおいもしかしたら俺たちもう少しメロディとか哀愁つけたらもっと受けるんじゃないかーって誰が言い出したかやってみたら成功してしまいました。ゴリゴリ+かわいいメロディ+愛嬌+ベスト・ヒットUSAでお馴染みクリップの曲が聴こえてくるとやっぱ嬉しいね。そんで地道にロードしてたバンドが妙にヒットしてしまうとろくなことは起こらん訳でわしはスーパースターじゃとピーター・ウルフちゃんが脱退してしまいました。とちりまくりの哀しいバンドでライブやってる彼をこの前見ましたが、やっぱこいつらと一丸での俺だったんだと今感じてるんじゃないかな。あやまっちゃいなさい。そしてもう一回Jガイルズ・ロックンロール。待ってるぞ。

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9/10(水)
cover
Eligible Bachelors
The Monochrome Set
1982

シリーズ「新波倶楽部」

モノクローム・セットの3枚目はヴァージン傘下のディンディスク・レーベルを離れて再びインディーズ、チェリー・レッドへ。結局住み心地が良さそうなんですがネオアコ総本山に移ったことで生ほとんど使って無いのにネオアコ一派で以後とらえられることに。どっかに入れないと気持ち悪いのかな。違うんだけど。何はともあれレーベル移ろうとも激動の80’sであろうと微動だにしない白黒TV世界、マイペースであります。1stは花のパリ、2ndは砂漠のモロッコと旅をしてきた彼らですが今回はスペインでマカロニウエスタンを撮影することになりました。音でですけど。相変わらず悶えんばかりの良い曲ばかりでございます。その風景とともに脳裏に焼きつくものばかり。キラー曲は2.のアイル・スクライ・インステッドかな。しいて言えば。越地吹雪かいなちゅうメロディがあまりにも日本語に合いそうだったのでうちのバンドでやらしていただきました。「花ーのパリーで歌ーい〜」って。今回も相当な名盤ではてさて3枚でどれが一番かいなちゅうことになるのですけどそれはパリとモロッコとイタ公どれが好きってゆうものでまたも同率一位だな。わ、今ちょうどB面の3.マイダス・タッチにかかっているのですけどこのエンニョ・モリコーネ・ギターたまらん。フランコ・ネロ、ジュリアーノ・ジェンマ、牛飼いのチコ総出演だぜ。歌詞どっかでわからんかなあ。さて南欧を一周して来た彼ら、お次はどこを訪れることになるのか。ラストのジプシー踊りインストを聴きながら物思うのもまた楽しからけりなるなり。
うちのアナログの裏面には各国メディアの簡単なレビューが載っております。その中に我が国の音楽専科も。「5つ星進呈ー」ですって。さんきゅ。
あ、プロデュースはスティーライ・スパンのティム・ハートです。喜。

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9/11(木)
cover
No Reason to Cry
Eric Clapton
1976/8

シリーズ"ギター屋"

クラプトンさん76年のアルバムです。なぜかろっくすにはあまり登場しない彼ですが、ま有名だからあたいが何か言うまでもなく皆様聴いてらっしゃるかなちゅうのと個人的にこの人にはあまり良い思い出が無いとゆう。ははは。あまりよく知らないうちにFMレコパルでジョージ・ハリソン妻を取ったひでぇやっちゃなあ漫画を見てしまい女にもてたくてギターを始めたのにこんなにうまくなりおってやら、神様と呼ばれるやら、そう昔バンドの友達でセッションした時もう彼のことをなんやかんや言える雰囲気ではなくて、スロウブルースなどみんなでイエーとか言いながらやってるのに寒イボが立ってしまったやらトホホだらけ。と言いつつレインボー・コンサートのやつは好きだったりして。えーともしやこの人、けっこうフットワーク軽い人で神様なんて勘弁ようと本人が一番思ってるのではないかと想像するのですがいかがでしょう。で神様と呼ぶ派の皆さんの期待を裏切るひょうひょう盤をけっこう作っちゃってくれちゃってる。けっこうミーハーちゃんですよねが全開なのがこの盤ですか、ノーリーズン・トゥ・クライです。かねてからザ・バンドに加入したいと熱望してた彼がやっと共演できたとゆうアルバム。私も加入したいので(ばく)けっこう聴いてますだ。エリックさんもうそれは喜んでます。ディランさんとも一緒に歌えたりして。憧れのロビー・ロバートソン全開、実はロビーちゃんの方がクラプトン氏に憧れてるような気もしますが、をうれちいようと目を細めてござる。嬉々としてる様はこっちも嬉しくなっちゃうぞ。曲ではダンコさん作曲の「All Our Past Times」がもう。ハロー・オールド・フレンドも素敵。ブラック・サマー・レインも。ここではリチャード・マニュエルさんになりきって気持ち良さそうに。羨ましい。スローブルースはうーん、前記の理由でここはやっぱあれだなあ。勘弁してや。人間は偏見の動物やけんに。それ以外はとっても好きなんではい。どっか南十字星の空気もわんだほです。

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9/12(金)
cover
Squeezing Out Sparks
Graham Parker & the Rumour
1979/3

シリーズ「パブロック部」

パーカーさん5枚目のアルバムは燃えに燃えたライブ盤の後、燃えに燃えた日本公演の後に発売されました。まさに時代とシンクロ、本人にも音楽の神様が降りてきて添い寝状態です。プロデューサーはジャック・ニッチェ氏、フィル・スペクター・サウンドのアレンジャーでニール・ヤングのハート・オブ・ゴールドの時のバンド・メンバーだった人。ロック・アルバムにかかわるとゴリゴリのバンド・サウンドを作る人です。彼の手がけたミンク・デビルの作品を聴いて依頼したらしいんですがこれがまたピタっとはまって豪快バンドサウンドが快感だー。バックのルーモアの面々も絶好調、今回はラッパ隊の参加は無くてよりソリッドになりました。お楽しみは歌詞にも。日本での体験が反映されておりましてそこここに出て来ております。どうやら日本の女の子にもてなかったようで[(^o^)]、えらくミーハーちゃんで描写されてる。アナログ盤の解説の中で日本の女の子はみんなリッチー・ブラックモアやジョン・トラボルタみたいなのに夢中でこっちが熱烈に思っているのに見向いてくれないのを凄くフラストレーション貯めてるんじゃないかと申しておりました。そうですねえ、パーカーさん、曲の良さの平均打率ではエルビス・コステロさんに勝っておると思うのですが、頭が鳥みたいだし、歌い方もちと粘着タイプなもんでかっこ悪いかもなあ。ファンとしてはそのかっこ悪さが赤裸々でロックでたまらんのですが。とにもかくにもこのアルバム、曲が最高です。全部もう名曲。どうしたって覚えちゃうものばかり。以前より歌詞量がシンプルになって噛み締めるように吟味されたメロディが突き刺さります。ウエイティン・フォー・UFO’Sってチャーミングなのもあるし。CDになっておまけはBBCのライブかな。ライブでは御馴染みのジャクソン5の曲有りの、マーキュリー・レコードくそやろーの内容でお蔵入りになったマーキュリー・ポイジングありので、うーん、わしもCD買おうかなア。
こんだけ渾身の作品なのにセールスが今一歩。そうなると状況は一挙に不利に。レコード会社の圧力や迷いが出てこの後彷徨ってしまうのが今考えても悔しい。ほんとに。音楽としてレベルが違う凄い人なのに。

曲目等詳細

試聴はここで。

9/13(土)
cover
Compact Disc Singles Collection
The Beatles
1993

シリーズ「トルズを聴こう」

ビートルズのシングル22枚がどわーっとCD22枚になって入っているとゆう贅沢かつ生唾ものの一品です。彼らのシングル集と言いますと「1」が有名ですが全部網羅してないのとオリジナルモノで味わえるとゆうことでこちらはいかがかと。大人になったらこないなもの買って葉巻をくゆらせながらのーんびりとあー良いわいと聴いたり出来るのかなあと思いましたが現実はそう甘くありません。くそ宝くじ当ててやる。さてビートルズのシングル。そりゃもう強力です。有無を言わせず全世界の少年少女の心の隙間を鷲掴みにした曲ばかり。しかしまあ考えてみるに全世界ビートルズ人口の内イエスタデイ〜ヘイ・ジュード〜レット・イット・ビー・ラインの人々が8割、もうトルズしか聴かないトルズがあれば他はいらないの人が1割、残りの1割が他のバンドと同じように彼らの音楽を好きだようとゆう真っ当なファンだと想像するのですが、真っ当と言うと語弊があるな、あれです、ビートルズと言えども当たり前ですが彼らだけで音楽を作った訳で無く周囲の音楽に興味を持って同じ時代に生きた同志と共に刺激しあって音楽を作った訳で無用なカリスマ化、大人の鑑賞に堪えるロックが出て来たなどと矮小化するのは世界俗物野郎親父委員会の陰謀であって自分の次元にまで落とそうとするそうゆう輩にはユウ・ノウ・マイ・ネイムを投げつけてやる、まいったか。くやしかったら教科書に載せるのならこれにしたまえ。がはは。
 で、このブツは欲しいなのものですが曲は知っておりますので、こうやって自分で順番に聴いていきますと、しかしまあ骨のあるバンドだったな。これ聴いて癒される人なんぞいないんじゃないかとちゅうくらいエナジーの塊。シングルB面にはそのバンドの真実があると言われますがやりたいことがありすぎてこぼれ落ちてこっちも名曲だらけやんけ。
B面大賞は「レイン」に決定。
やっちゃった大賞は「オールド・ブラウン・シュー」に決定。
MVPは「ユ・ノウ・マイ・ネーム」に決定。ザッパの曲だよって言っても3人くらいは信じるであらう。
新人賞は「プリーズ・プリーズ・ミー」。
沢村賞は「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」じゃ。
真ん中のレインのとこからがらっと音の表情が変わるのに注目。チェリー・ボーイ卒業か。
それにしてもなんで最後のロング・アンド・ワインディング・ロードは入ってないのだろう。不思議だ。フォー・ユー・ブルーで〆たら痛快だったかも。なはは。
ビートルズのシングルを全部集めちゃろうと中学の時決意して挑戦したことあり。むろん途中で挫折。コレクターの道を断ってくれたのも彼らだったのだなあ。

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9/14(日)
cover
Undercover
The Rolling Stones
1983/11/7

シリーズ「石」

前作ライブ盤スティルライフでストーンズ祭を決行したしたローリンさんたち、さあ、心機一転やったるどとリリースしたのがこのアンダーカバー。元気です。もうやたらめったら。今回のテーマはファンキイ&レゲエ。とすると80’s版ブラック&ブルーか。レゲエと言ってもお得意のルーツ歌謡レゲエではなくてこの時期ブラック・ユフルーでブレーク、キースさんも夢中になっておったスライ&ロビーの現代レゲです。まずそれが出たのが冒頭のアンダーカバー夜で世界中の石ファンが驚いちゃったブレークビーツ導入。チョッパーやっとるちょとびっくりですがよく聴くとこのタイミングで入るのはロビー・シェイクスピアの得意技。んぺだけオーバーダブか。ブレークビーツもスラロビ流です。そしてもろなのがフィール・オン・ベイベ。ダブだよ。もろスラロビだよ。はまってるよー。かっこいいのう。ポコーンとお茶目打楽器がダンバーさんです。でこの2曲に留まらずベースが全体的にロビーさん風、B面冒頭のトゥー・マッチ・ブラッドではメロディアスかつボトムうにゅうにゅが実に決まっております。よほどこのサウンドに惚れてたんだなあ。関係ないけどここでのアルペジオ・ギターはルーモア・マック風。今回ピアノで初参加はオールマンズ、シーレベルのチャック・リーベル氏。けっこうメロウな味の人なんでギスギスしがちなとこをほろーんとさせて良い感じです。プロデュースはいつものトゥインズとこれまでエンジニアだったクリス・キムゼイ氏が初クレジットですが、これはこの時期ミックさんとキースさんがミックさんのソロ活動の件で仲悪くて大変だったらしく並々ならぬ労力を持って取りまとめたご苦労を称えたものでありましょうか。あっちへテープ持ってってよろしいでしょうか、こちらへ持ってってよろしいでしょうかと大変だったろうなあ。ま、多少仲悪いくらいが緊張感があって良いのかも。なんて無責任なこと言ってますが、最後の数曲ではいささか心配な面も。覚えられない曲だ[(^o^)]。ととととと結局このアルバム、私大好きです。スラロビ大好きなのもありますが、ギターがかっこいいす。シーンの活きの良い音楽に惚れてる時のストーンズは性器がいや精気がありますし。ミックさんの歌も怒ってて食いついてますし。問題はジュリアン・テンプルのクリップととことんまで喧嘩しちゃだみだよってゆうとこかな。あととろりんバラードほし。

曲目等詳細

試聴はここで。

9/15(日)
cover
The Rutles
1978

シリーズ「トルズを聴こう」

ビートルズを愛しすぎちゃってついに同化、オリジナルな存在になっちゃったのがこのラットルズです。メンバーはロン・ナスティ(ニール・イネス、ジョン役)、ダーク・マックイックリー(エリック・アイドル、ポールの顔)、スティッグ・オハラ(リッキー・ファター、ジョージ役)、バリー・ウォム(ジョン・ハルシー、リンゴ役)。イネスさんとアイドルさんが製作したラトランド・ウイークエンドって英国番組をサタデイ・ナイト・ライブのスタッフ協力の元、映画に発展させた「オール・ユー・ニード・イズ・キャッシュ」のサントラです。イネスさんは本家マンジカル・ミステリー・ツアーのストリップ場面でヘンテコ・ラウンジ・バンドで出演のボンゾ・ドッグ・バンド出身の人、アイドルさんは英国コメディアン、モンティパイソンの人、リッキーさんは70’sビーチボーイズの「カール&パッションズ」に参加してた、ジョンさんはニールさんのバンド仲間、アイドルさんが顔やってた間、楽器弾いてたのがオリー・ハルソールさん、ケビン・エアーズ、パトゥなどで活躍の知る人ぞ知る名ギタリストでござる。さてラットルス、音楽の親方はジョンちゃんもポールさんの声も出せちゃうイネスさん担当です。この人英国のキダ・タローと呼ばれるそれはもう才人、聴いていただければおわかりのようにもうビートルズをまるごと食べちゃって転じてイネス・ワールド満開花盛りの凄いことやっちゃいました。
野暮を承知で元歌を想像してみますと...
順番にキャバーン・クラブでのシルバービートルズ曲、ツイト・アンド・シャウト高速版、初期ごたまぜ、バックはオール・マイ・ラビング歌はありそで、ロルオーバベートオベン、バックはチケット・トゥ・ライド歌はありそで、イフ・アイ・フェル、アンド・アイ・ラブ・ハー、ドント・パス・ミ・バイ、ヘルプ、アイム・ルッキン・スルー・ユ、ペニ・レイン、ルーシー・イン・ザ・スカイ、ジョージのインド物合体、愛こそはすべて、アイアムザウォラス、マーサマイディア、イエローサブマリン中にあったに違いない、ゲットバック、ディア・プルーデンス。
と考えてみたもののこれが出そうでなかなか出て来ない。思い出すとラトルズの曲になってしまいます。おそろしや。ネタ思いついたからの一夜漬けで有り得なく20年漬けで細胞に染み付いて発酵して出てきたものばかりや。チーズ・アンド・オニオンなどジョンちゃん本人がやってると思われてたこともあったらしい。なわけで最初は笑って聴いてるのですがいつも後半ダブルバック・アレイあたりからマジに感動し始めちゃって現在もしかして本家より愛聴してるかもしれないのです。そりゃそうだービートルズ+愛情テンコ盛りだから、パワー倍増だわ。これを聴いた人はビートルズをもっともっと好きになってラットルズももっともっと好きになる。こうゆうのをほんとのトリビュートとゆうのではないでしょうか。なんだかんだ言ってもビートルズにおよばないぜなんちゅう聴き方の哀しい狭い心の人にはわかりっこないこの素晴らしさ。イネスさん、才能の割には認められてるとは言えないけどこれだけの作品を残せたら音楽家として最高の幸せと言えるんじゃないかなあ。
ああ、アンソロジイでのビートルズ新曲、この人プロデュースでやれば良かったのに。
ああ、ポールさん早くこの人と組めば良いのに。
待ってます。

曲目等詳細

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