2012/05/24(木)AH

Diablo3におけるオークションハウス。まあ競売ですな。現状、ゲーム内の通貨を使ってアイテムを競売に出品したり、落札したりできる。いずれはリアルマネーでも出来るようになるらしい。俺は現状ではあまり利用はしていないのだが、仕様がダメ過ぎる気がする。

まず、装備品が主になるんだが装備品自体、耐久性というものが一応はあるがこれはゲーム内での耐久性で、武器屋なんかで修理すれば全く元に戻せる。何度壊れても直せば元通り、という仕様。で、こういった装備品が出品できるわけです。
さて、この装備品を落札したとする。いずれレベルが上がったりして飽きると不要になったりする。どうするか。売るか捨てるかなんだが、また競売に出品できるんだなこれが。しかも前述の通り耐久性は減ったりしないので、落札した時と同じ性能のままで。

結局どうなるかというと、最終装備になるような超グッドなアイテムは所持したまま売られないからいいんだが、それ以下の中途で使うようなアイテムはいずれ最終装備を求めていく過程で必ず不要になる。全体的に見たらいったん人の手に渡るがまた出品され、グルグル回っていく。でこれが全体のサーバとして出現する数を管理されていて、一定数以上は出ないような仕組みがあるならともかく、そういうのはおそらくないだろうから、サーバ全体で見ると無限にアイテムが増えていく格好になる。
するとどうなるかというと、おそらくアイテムとしては価値がどんどん下がってゴミみたいな値段になる(あるいは無限に増える通貨のせいでインフラ化し、価格としては見た目上あがるかもしれない)。

んでこれを別方面で考える。
競売だけで見たら別に価値の下落はどうでもいいのだが、トレハンとしてアイテムを自分で探すような遊び方を考えたときに影響しそうだよなあ、と思うわけですよ。あるレジェンダリ(昔でいうユニーク)が欲しいと思って延々と潜って狩りを繰り返したとすると、頑張っても滅多に出ない。ふと競売に目をやると、同じアイテムが溢れて価格が下落、ゴミみたいな値段で売ってたりとかする状況が考えられる。
そうすると苦労して自力で発見することを取るか、簡単に一瞬で買えてしまう競売を取るかって話になってしまう。競売で落札されたものは基本再出品出来ない仕様にするとか、再出品出来る状態に加工することが必要でそれをやるとアイテム価値としての何かが落ちるとか、そういう仕様じゃないと自力でトレハンするモチベーションは生まれないと思うんだよな。何日も同じところをグルグル回って倒し続けて出たアイテムが競売で二束三文で売ってたらやる気出るのかと。

ただでさえキャラビルドに繰り返し遊ぶ要素がなく、突き詰めると装備品次第という状況になっているのに、競売がこういう仕様だとあまり長く遊べる気がしないんだよな。昔みたいに数年単位で遊ぼうと果たして思うかどうか。
今のところまだNMだし全キャラやってないから飽きる気がしないけど、年単位で遊ぶようなゲームでは無いような気がする。
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