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2016年11月29日の記事

2016/11/29(火)焼き鳥

焼き鳥を串から外さずに食べて欲しい、と焼き鳥を焼く側からのお願いというか思いというのが話題になっている。

これはすごく理解出来る一方で、そうしきれない事情も色々あると思う。個人的な意見を書いておきたい。

まず肯定的な話だが、これについては何の反論もない。焼き鳥は、串打ちが難しいからとかそういう感情論ではなくて、一口目に食べる肉の大きさとか、塩の振り方にも工夫があるので、そのまま串の先から順番に食べるべき。また焼きたてを速やかに食べるのが一番良いので、とにかく焼き上がったらすぐ食べるのが理想。このあたりは議論の余地はない。

一方、否定的な話としては、否定的、というか、串のまま食べられない事情があるだろうとは思う。
目の前に焼き台があり、焼き上がりをすぐ、1人で食べられる環境にある人は、わざわざ串から外して食ったりしない(女性とかで外す人はいるかもしれない)。また、複数人で食べる場合でも、同じ種類が人数分揃ってる場合も、わざわざ外したりしないと思う。
逆に言えば、串から外すケースとしては、以下の場合が考えられる。
  • 主に女性が、串のままでは食べづらいことを理由に外しているケース
  • 盛り合わせをシェアするのにいろんな種類を食いたくてバラす場合
  • 人数より串が少なく、均等に食えるようにバラす場合
まず食べづらいことを理由にした場合だが、食べづらいというのもあるし、口を汚さずに食べるのが難しいとか、見た目はしたなく見えるとか、色々と理由はあると思うので、そこは個人のポリシーであるからしょうがないと思う。店の主人でも、外すなと命令できる立場にない。好きに食えとか言いようがない。ただ、外さないで食うのが焼き鳥を食う上でのマナーだと思うので、それを知った上で食うべき。
と書くと、そんなマナーなど知ったことか、と言う向きもいると思うが、食事のマナーと同じだから、守る守らないはそういう意味で考えれば良いと思う。マナーってのは人を不快にしないためのものだから、守らないことによって誰かを不快にさせる可能性があるんだよね。人を不快にしても構わないという生き方の人はそうすればいい。

シェアのためにバラすことについては、そうしなくても良い場合もあるし、そうせざるを得ない場合もあるので、何とも言えない。バラすことが当たり前だと思ってる人、バラさないのが当たり前だと思う人、それぞれいるし、その人の立場や人間としての威力(権威)にもよる。体育会系とか、仕事の取引先とかで、トップがバラす派だったら文句言えないでしょ。逆も然り。


ということで纏めると、外さず食うのがマナーであるので、基本的には外さずに食うべきと俺も思ってるが、そう出来ない場合があるのも理解しているので、外してるのを見ても咎めたりはしないし、自ら外すこともあり得る。空気と状況を読んで対応するしかない。
いずれにしても、外さずに食うというマナー、知識が広く理解されていけばいいなあ、とは思っている。
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