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2016年11月07日の記事

2016/11/07(月)オールドゲーの需要

先日、SSとMDを売りに出した(まだ正式に買取完了はしていないが)。これを機に、色々考えてみたので何となく書く。

今、オールドゲーの需要(市場)はそれなりにあって、扱っている店もあるし、若干ではあるが売れていると思う。売れているゲームってのは、黎明期からのものもあるが、基板やコンシューマ含めてだいたい30年程度前のものからであろう。SSなんかは20年程度だ。
ではその需要はどこにあるのかというと、若い人間よりも、当時遊んで懐かしいと思っている人、思い入れがあるゲームで買いたい、遊びたい、という人がほとんどだと思うんだよな。20代の若者がオールドゲーに何万も出すかというと出さない気がするし。
ここでふと思ったんだが、じゃああと10年、20年経って価値が上がるのかどうか。数的には増えるわけではないから、希少価値としては増加するかもしれない。しかし、需要があるのかな?と。

ざっと考えて3つの要素が思い浮かんだ。
精神的なもの
今オールドゲーを買おうという気合いと金があるのって、当時の思い入れがある世代だから、40歳以上なんだと思う。ではこの世代が50代、60代になったら、オールドゲーを買う気合いは残っているのだろうか、と。金はあるかもしれないが、もうゲームはいいや、ってことにならないだろうか。
という気合い、気持ち的な需要の面。
需要の飽和
本当に欲しいと思っている人は、おそらく今買い集めてるんだと思うんだよね。これからさらに時が経ったとき、あらためて欲しいと思う人がどれだけいるんだろう、という、需要そのものの縮小の面。一部のトップクラスのレアアイテムは需要あるんだろうけど、比較的下位レベルのものは飽和しちゃうんじゃなかろうか。
世代帯(バンド)
40~50歳代で比較的金があって、かつゲームへの情熱が続いている人がいるからこそ、成り立っている市場なんじゃないかと思うのよ。例えば情熱がある世代帯(バンド)があるとしたら、時が流れたも変わらないと思う。
今はFC/SFCなどの旧コンシューマに需要があるけど、それは需要がある世代が思い入れがあるものがFC/SFCなだけじゃないかと。10年後に需要があるとしたら、その世代が求めているもの、思い入れがあるものだろう。それはFC/SFCではなく、もっと後の世代機(SS/PS以降)になってしまってるのではないか。


とまあ、何となく考えてみた次第。
何が言いたいかというと、今、FC/SFCを大事に持っていても、これ以上価値は上がることはない気がするなと。本人が所持したい、と思っているうちはいいけど、もし興味がなくなったりして手放したいと思ったときは、今ほど高く売れないんじゃないかな、って。そう考えると、コンシューマのオールドゲーは今の時代に手放すのもアリじゃないかとちょっと思った。
特に自分で遊びたい、所持したいと思うレベル(価値)と、売れる金額との天秤で、売っても良いかなと思うもの、をね。まあ色々と押し入れの整理を兼ねていったん外に出してみようかなあ。
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