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2013年07月18日の記事

2013/07/18(木)旅行2日目

起きてひとっ風呂浴びてから朝食。
朝食は昨日と同じ囲炉裏で、今度は網で鮭を焼いて食べる。当たり前に美味い。
晩ご飯も美味しいが、朝食がちゃんと美味しいというのは非常に重要だと思う。大規模で安い温泉だと、いつ作ったかわからない料理が山盛りにしてあってバイキングだったり、適当な魚、漬物、温泉卵、納豆といった定番のやっつけ飯が多いんだが、ここのは美味しかった。米も美味い。いいね。
と飯を食ってゆっくりしてからチェックアウト。いい宿だった。

今日は天気が微妙なので、とにかく行けそうなところは行けるうちに行く、ということで、とりあえず鶴ヶ城に向かう。
あっという間に着く距離なので、10時過ぎにすぐ着いた。客はまばら。空いてて良い。適当に歩きながら天守まで行って、天守内部を見学。色々展示物やらいっぱいあるのを眺めながらのんびり見学していると、急に団体が押し寄せてきた。最初に10人くらいの団体が来たかと思ったら、今度は中高生が山ほど来た。多分修学旅行だと思うが、まあ程度の低そうな集団。だいたい茶髪と化粧が事実上許されているという時点で程度が知れる。ほぼ誰も展示物や掲示物を見たり読んだりせず、一番上を目指して足早に向かう。城の形をした展望台だと思ってんだろうな。
最上階に出たら晴れ間が出ていて、市内を一望できた。確かに展望台と言っても過言ではないな。まあ元々櫓のデカイ奴だしな。

昼になったので飯を食いに行く。ちょっと離れたところにあるラーメン屋に行ってみる。「古川農園」というところなんだが、どう見てもラーメン屋には見えない。営業中は暖簾がかかるのでわかるが、営業時間外だったら全然わからんと思う。
手打ちの麺を選び、肉そば(チャーシューメン)を食ってみた。ものすごくオーソドックスな醤油ラーメン。どちらかというと魚系が濃いダシだがよくわからんな。いりこかな?チャーシューは柔らかく、醤油の味がしっかりついている。砂糖的な甘さをあまり付けていないので、逆に豚肉の甘さを感じて良い。麺は手打ちにしてみたが、これがまた太縮れで厚い。麺というか何というか堅いし食感が重い。たまにはいいけど、常には食べなくて良いかな。普通の麺でいいかも。

そのあと、若松市内を散策。七日町近辺を一通り見たりとか。鶴乃江酒造があるので寄ってみる。「会津中将」が代表銘柄。福島市内でも取り扱っている酒店は多いので、ここでしか買えない、外に出していない奴はどれかというのを聞いて、明日買って帰ることにした。その他お土産も、明日あらためて寄ることにして、今日は何も買わず。雨も降ってたしな。

宿に行く前に、若松駅前の酒屋に行く。会津若松に来たら必ず寄る酒屋。色々話をしたり試飲をしたりして、明日また来ると伝える。明日帰り際に寄って買っていこう。


そして2泊目ということで今度は別の宿、「向滝」に行く。ここは大変歴史ある宿で、有形文化財に指定されている。ざっくり言うと中庭が斜面で日本庭園になっていて、中庭に向かった部屋が高級な部屋で、外側に向いた(川がある)側が格下になる。今回は平日の部屋お任せのプランにしたので、当然のように川向かいの部屋になった。
建物自体は古いが、非常に手入れが行き届いていて綺麗。木造にありがちな壊れそうな感じがまるで無い。部屋も相当に古い雰囲気。窓も古い窓のままだが、二重にしてあるので音も温度管理も特に問題無さそう。エアコンは一応ついていて、天井裏に設置され、ダクトから送風しているようだ。残念なのはこのダクトに趣がないこと。ビル等にありがちな四角いタイプ剥き出しなのはちょっとどうかと思う。それと畳がやや古いようで、若干沈みがち。まあ許容範囲。
あとは自販機が一切無い。酒もソフトドリンク類も別注で頼まないといけない。水だけはあるので別に構わないけど。

早速風呂に入る。3箇所あって、温度が高いところ、普通のところ、あとは貸し切りの小さいのが3つ連なっている。部屋数も少ないし古いので広くはないが充分。露天はない。シャワーも完備されているし、普通に入るには全く問題無い。

食事は部屋で。温泉の部屋飯は好きなので大歓迎だ。やっぱり部屋最高だろ。
で色々と食べる。どれもこれも美味しい。ただ、酒がダメだ。持ち込みはご遠慮くださいと言われたので持ち込んで飲みはしなかったが、だったらラインナップしとけと。一応日本酒はあるけど、コンビニでも売ってる300mlの小瓶がメインで、唯一ちゃんとしたのは宿オリジナルで作った酒。一応純米とか吟醸とかあるけど、酒の種類としてはこれしかない。せっかく日本酒が美味しい会津なのに、地酒が何一つ飲めないというのは残念極まりない。美味しい食事を、美味しい日本酒でいただきたかった。商売だから致し方ないにしても、他にもっと美味しい地酒があるのに、無理矢理宿オリジナルの酒を高い値段で提供されても残念感しか残らない。だったら持ち込みを公認して持ち込み料を払う方式にして欲しい。
食事の話に戻すと、昨日止まった芦名も、今日の向滝も、どっちの宿も地物をよく使い、この土地の料理を出しているのは良かった。内陸の山奥の宿なのにマグロと海老の刺身が出るところとかげんなりするので、こういったところはすごく良いと思う。

総じて良かったとは思う。酒だけは残念だが、酒を飲まない人とかこだわらない人はいいんじゃないかな。あとは黙って持ち込んで飲めなくはないと思うが、むしろ事前に確認せずに自然に持ち込んで、おもむろに飲み出せばいいと思う。次回からそうしよう。
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