2010/06/13(日)オカエリナサイ
はやぶさはカプセルを無事分離、最後に姿勢を変えて地球の映像を撮影し、その写真の通信で役目を終えた。その後大気圏に突入し、バラバラになって燃え尽きた。カプセルは無事地上へ到達した模様。
トップをねらえ!のあの曲を流しながら見たりした。まさに、はやぶさ本体がガンバスター、トップの2人がカプセルだ。
ネット上ではJAXAをはじめ、相模原大学、nicovideoとニコ動などで中継が行われた。さすがに視聴者が多かったせいか、ニコ動以外はマトモに見ることすらままならない状況だった。
ニコ動は公式の生放送がまず入口で争奪戦になってエラーになったりしたがどうにか入れた。入った時点で2万人。最終的に15万超えたくらいまで人数は見たがその後は忘れた。公式の生放送以外に、宇宙コミュでの生放送が別に行われていて、そっちでも現地と繋いで放送をしていた。これがnicovideoとの協力で行われていたので、結局現地映像は公式と同じという状況になっていた。
公式ではひろゆきが来たりして色々会話したり、コスプレイヤーがいたり、技術的な説明やら何やらがあったりとテレビ的ではあったが、正直つまらなかったし、臨場感なんてあったもんじゃなかった。途中で音声止めてユーザー生放送(宇宙コミュのね)をメインに見ていた。こちらでは喋りはプロじゃないし技術者もいないけど、知りたい情報を漏れなく伝えてくれるし、とにかく生放送なんだというのが実感できた。カプセルがパラシュートを開き、発するビーコン音も生放送で受信した音を流してくれた。感動した。
一方、テレビでは生放送は見ての通り一切なく、ニュース速報もなかった。夜中のニュースで一部でちょっと扱っただけ。NHKですら地上波で扱わなかった*1。この偉業は、世界初であるし、日本が誇れる素晴らしい技術であり、国民全てに届けて欲しいニュースなのに、どこの民報も、NHKすらも放置。ニュースのうちの1つの記事扱いって悲しすぎる。生中継までしなくとも、スタジオでのニュース速報くらいできなかったのかと。
Twitterでは、#hayabusaハッシュでこのテレビの扱いの少なさや、例の仕分けの件が相当な話題に上っていたし、RTもかなりされていた。少しはみんな疑問に持ったり憤りを感じたりすれば少しは変わるのかな・・・。
2010/06/12(土)徳利
伊賀焼、焼締めの一点物。素晴らしい。
早速日本酒を呑む。
日本酒は旨いよな。最高すぎる。
2010/06/11(金)水筒
同じようなものだが、一長一短というか特徴なんかがあるので書いておきたい。
文章で書くと面倒くさいので、表にしてみる。俺の独断と偏見による。
製品 | 特徴 | あたたか~い | つめた~い |
---|---|---|---|
マグ JMY-500 | 保温性は下のボトルと比較すると劣る。コップがないため直接飲むか別にコップが必要。 | △ ハッキリ言って無理。直接飲む写真があるが、熱くて飲めん。溜まり部というか一時的な場所があればいいのだが、ストレートに口に入るしかなく、いわゆる「すする」ということが出来ない。しかも構造的に一気に出てくるので、もの凄く怖い。これに熱湯ベースの飲み物を持ち歩いて直接飲める奴がいるとは思えないが、いるのかなあ。問題無く飲めるけど?という人がいたら尊敬する。 | ◎ |
この季節はコレを使っている。|
ボトル FEJ-500 | 保温性は上のより優秀。フタが取っ手付きのコップになっている | ◎ スペックで比較できるが、保温性は本当に差がある。朝、熱湯でお茶を入れたものが、夜に残っているものを飲んでもまだ熱い。 |
保冷性は上のマグとほぼ同じで問題はない。コップを使って飲みたい人はこれでいいと思うが、冷たいものを飲むのにわざわざコップを使う必要はないと思うので、逆にフタ(コップ)が煩わしく感じる。
フタ(コップ)の話であって、機能的な問題ではない。|
ざっとこんな感じ。
あと両者共通だが、ボトル自体の保温カバーが必要かというと必要な感じはしない。マグに温かいものを入れた場合、多少外に影響があるため何か保温性のあるものに入れた方が保温は効くと思うが、ボトルの方はほとんど外に影響しないので、必須ではない感じ。まあ無駄になるものではないので、邪魔じゃなければ入れた方がいいとは思うけども。
そんなわけで、いずれも定価は高いが実勢価格だとそんなにしないと思うので、オススメしておく。昔のステンレスボトルのイメージでいると、保温性/保冷性の性能にビックリすると思うよ。やっぱり空気があるのと真空では相当に差があるってことだな。
どうでもいいが、昔サーモスの製品で350ml
缶を保冷するマグがあったんだよね*1。これが1つ家にあるが、最高な製品だと思う。でも、今はもう売ってないんだよなー。
ないと思うけど、もし見かけたら即確保することをオススメしておく。特に缶ビール飲む人は絶対だ。というか売ってたら教えて欲しい。予備にもう1つ欲しい。
2010/06/08(火)モノへの愛情
ここ(→関係者からのメッセージ)を読むと、想いが伝わってくる。すごい。
ところで、前述の関係者メッセージとか、ネット上でのいろんな声とか聞いてると(読んでると)、日本人て本当に擬人化というかモノに人格を持たせるよね。あたかも生き物であるかのように感情を持って接したりするのって特に日本人は多いのかもしれない。他国の人がそうでない、ということじゃなくてね。
頑張ったことに対し労をねぎらい、大気圏で燃え尽きるのがわかっていることに際し涙する。単純に苦労して作ったモノを失う悲しさではない。
頑張ったのは技術者であって機械は設計された通りに動き、命令通りの動作をしただけに過ぎないが、なにか感情があり、命令というよりもお願いを聞いて頑張って動いてくれた、と受け取ってしまう。幾多の苦難を乗り越えて帰ってきたことの嬉しさと、帰還と同時に消えてしまう悲しさとの両方から生まれる感情であり、涙なんだと思う。
このあたりの考え方というか価値観というかは、八百万の神だったりとか、付喪神とか、昔から日本人に宿る精神なのかもしれない。
機械が思い通りに動かないと「言うことをきかない」って言うし、壊れたら「お亡くなりになった」とか言うのも、もしかしたらそういうことなのかもしれない、とか思った。
む、最近埃をかぶってるファミコンが寂しそうにしているな。たまに遊んでやるか。
2010/06/07(月)LZHの終焉
http://www.forest.impress.co.jp/docs/news/20100607_372729.html
http://www2.nsknet.or.jp/~micco/notes/ann.htm
関係者には長いことお疲れ様でした、と申し上げたい。
実際、LHarcからの流れで長いこと使用してきた。今でこそほぼ使わなくなったが、仕事上ではずいぶん使ってきた。日本語による便利なGUIなフリーソフトがあったせいで、よくわかってない人でも使えた。PKZIPがシェアだったこともあって、業務ではLZHがデファクトになっていた。俺個人としてはだいぶ前にZIPへ移行したが、PCに疎い人はLZHを延々と使っていた。WindowsでZIPが標準で扱えるようになっというのと、回線速度が上がったおかげで無圧縮の人が増えたのとで(これが良いとは言わないが)、LZHはうちの会社関係者からはほぼ姿を消した。
今回の開発停止は、上の記事を読めばわかるが、セキュリティ上の脆弱性をJPCERT/IPAが認めなかった(→結果的にはアンチウィルスソフトで対応項目として取り入れられない)ため。脆弱性が明らかに認められ、周知されれば開発元としては対応するし、同時にアンチウィルスソフトが対応してくれれば、本体の対策前で脆弱性が残っている状態の人を救ってあげられるのだが、この状況だと本体の対策がされる前と、バージョンが古い人は、脆弱性を抱えたままになってしまう。
で、ベンダーやIPA等が「LZH?そんなの知らんわ」という態度から変わらないだろうというので、開発を停止する運びとなったようだ。
業務用途として新規LZHファイルは作らないにしても、過去ファイルをどうするかは悩ましい。たくさんあるし、e-mailに添付されているものをバックアップから抜き出す場合もあるから。そんなわけで、いきなりUNLHA32.DLLを消去できるかというと難しいかもしれない。
まあ、脆弱性の危険性を認識した上で使用していくしかないね。