2016/06/19(日)タッチ・ザ・マッピー

ナムコのカタログIPオープン化プロジェクトによる、新作。
こうやって色々と過去ゲーの新しいゲームが出るのが楽しい。

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本作は、触れ込みがドット絵デザインをオリジナル版で手がけていた小野氏、サウンドを小沢純子(ZUNKO)氏が担当。小沢純子氏は俺にしてみればゲームミュージックにおける作曲者の中で神の1人*1であり、これは無条件にプレイせざるを得ない。

どんなゲームなのかを、マッピーを知ってる前提でざっくり説明すると、床の一部分をタッチすることで作り(一定時間で消える)、マッピーを誘導してアイテムを全部取りクリアする(ここはマッピー的)。マッピーは操作できず、床を作って誘導するのみ。この誘導はある程度自由度はあるが、クリア条件の1つにスコアがあり、高スコアを狙うと経路が限られてくるため、アクションというよりもリアルタイム進行(時間制限等に追われるタイプ)のパズルゲームだな。
まあやればわかる。

音楽はオリジナルの音色に似せてあり、当時の雰囲気を残した曲になっている。曲そのものも、かけ離れたオリジナルというよりは原曲をリスペクトした感じになっていて、フレーズの一部に聞き覚えがあったりして、原曲を知ってるとニヤリとする。なお原曲は大野木氏である。

課金スタイルは、スマホゲーにありがちな、時間回復ポイント消費型で、広告を見ることで解除するタイプなんだが、個人的にこれ嫌いなので、金払うから自由に遊ばせて欲しい。かといって1,000円とかは出さないけども。
広告を見ないとプレイ出来ないのがいちいちウザいのでテンポは悪い。観て楽しい広告ならいいんだけど、動画で出てくる広告って、半分以上は中国か韓国による既存ゲームのパクリゲーなので、広告されるゲームの存在自体に腹が立つパターンが多い。

ゲームとしての出来は、まあ、良く出来てるかな。スコア条件をクリアしようとすると割と難しく、試行錯誤しないといけない。が、広告を見ないとポイント回復しないので、これがまあウザくて仕方ない。この感じだけですごい評価下がると思うんだけど、みんな慣れてんのかね。
それと、パズルゲーに近いので、繰り返しプレイすることがまあないだろうな、という点。自分で目標を掲げてやり込む、といった要素が無い。クリアするまでのモチベーションはあるけど、クリアしてしまったら2度と遊ばない気がする。この手の続かない1本モノって辛いよね。素材が素材だからもったいない。
ゲーム中のUIは、洗練されてない感じが残る。改善の余地がだいぶ残ってる感じ。

そんなわけで、気軽に遊べるという点では割と楽しいが、底が浅くてクリアしたら終わりっぽい印象。このまま終わらせず、追加で拡張されたら嬉しいんだが。

*1 : ギャプラス,ドルアーガの塔,スカイキッド,トイポップ,イシター,ローリングサンダー等々を作曲

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