2015/10/07(水)デレアニ

アニメ アイドルマスター シンデレラガールズ、略してデレアニ。24話まで放送され最終話を残すのみとなっている。

アニメの感想って、映像(キャプ)込みで色々考察したりしてちゃんと書いてる人がたくさんいる。俺がここで適当なわかりづらい文章で書く意味はあんまり無いよなあ、と思うので、書いてなかった。しかし今回の24話だけは感動したし、思うところがあるので勢いで書いておく。自分向けのメモかもしれない。
ネタバレなので観てない人は以下は読まない方がいいかもです。


直近のストーリーとしては観てわかる通り、卯月が自分だけ輝ける何かを持っていないんじゃないかと葛藤し、悩み、怖くて先に踏み出せないでいたところから、ニュージェネの2人とか、その他いろんな周りの人の影響によって徐々に落ち着き、ようやく一歩踏み出した、という流れ。24話は、この一歩を踏み出す勇気を取り戻すまでの心情と、決意して踏み出すところ、踏み出して開放された、までが描かれている。

この重要な終盤の1本がどのように作られていったのか、スケジュール的なものはわからないが、少なくとも事実としてこの24話と、次の最終話は予定されていた放送日より1週ずつ遅れることになった。24話を観るまでは、終盤で作業量多そうだし、単に体力不足で間に合わなかっただけか、と思っていたが、この内容なら仕方ないな、と少し許せる気になった。放送後のラジオ「デレラジA」の中で、卯月の中の人が色々話していた内容も、納得した要素の1つだった。

ラジオでは、アフレコに対する裏話があり、まあ当たり前に大変だった雰囲気は伝わったが、根性論じゃないのでそれはいい。興味深かったのは2点あった。

1つは卯月が歌った「S(mile)ING!」について。これは観て(聴いて)いて録り直しだなとは思っていたが、話によれば録り直しはその通りだがハンドマイクで踊りながら歌ったとのこと。映像というか演出に合わせる形で、卯月の心情がいかなるものであるか、この歌を歌うことによってどういった心情の変化があり、あの表情となったのかをちゃんと考えながら歌われたそうだ。ちゃんと聴くと、歌い出しと中盤、サビ後半とで雰囲気を変えてあるのがわかる。歌でもセリフのように演技して歌ったというのが印象に残った。

もう1つは、映像が一部プレスコであるようなことを言っていたこと。場面は特定しなかったが、おそらくステージに上がる前の卯月の思いをぶつけるところだと思う。このシーンだけでどれだけ手間と気合いを込めたのか。最終話をまだ観ていないが、これまでの24話中では一番素晴らしいシーンだと思う。ストーリー上重要なシーン、という見方をすれば23話も重要だが、映像込みのワンシーンとして映像と声とがマッチした、こんなレベルのを久しく観てない*1。本当に素晴らしい。俺は絵が描けないが、人の顔で表情を描くって本当に難しいと思う。アイマス劇場版のとき、どのカットか忘れてしまったが、錦織監督が「このシーンは本当によく描けたと思ってる」のようなことを言っていたことを思い出した。表情を描くって大変なんだなと。

そんなわけで、実際の出来上がりと、ラジオの話と踏まえて見れば、1週間遅れたのも仕方ないなというかもう許した。

こういったアニメの感想は、せいぜい最終話を見終わってから書こうと思っていたが、終盤の流れと24話があまりにもすごかったので思わず書いた。
全体を通した感想は最終話を見てから書こうかな。

*1 : そもそもアニメをあまり見ないので、他にいっぱいあるだろ、という意見はあると思う。また声優の演技としてはいくらでもあると思うが、映像込みでここまで描かれ、グッと来るシーンはあまり見たことが無い。印象に残ってるのはトップをねらえ!の5話くらい。

OK キャンセル 確認 その他