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Have a Nice Decade: The 70s Pop Culture Box
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V.A

1998 june 16 Rhino 72919

"ディスコ&地道ブレーク"

ディスク7
7-1 Do You Feel Like We Do / Peter Frampton
*人生POP* 9/76 pop#10

→スティーブ・ミラーと並んで地道ブレークしたのがこの方ですね。ツアーにツアーを重ねて少しづつ支持を得て人気獲得とゆう演歌も真っ青な。アメリカの広さ考えるとこりゃ大変なことじゃ。この曲も初出は73年の「
フランプトンズ・キャメル」。わしのように「カムズ・アライブ」でしか聴いたこと無い人仰山いるだろうなあ。トーキング・モジュレーター被害者の会会長(爆)。今じゃすっかりぴかちゅうですけど健在で良いライブやってます。ザッパがからかったくらいだから年季の入ったアイドルさんです。(マスター)
*シンデレラ美青年ロッカー*
→たった一枚(2枚組みですが)のライブ・アルバムでこれほどブレイクするとは本人も予想だにしていなかったでしょう。けれどその楽曲の素晴らしさは「何故今まで売れなかったか?」という新たな疑問も浮かぶほどです。あえて「Show Me The Way」を持って来いとは言いませんが(笑)、「Baby, I Love Your Way」を持ってきても罰は当たらないと思いますがライノさん(爆)?それにしても次作「I'm In You」は一位になって欲しかったなあ。(ヘヴィ)
7-2 Free Bird [live] / Lynyrd Skynyrd
*サザン・ロック* 12/76 pop#38
→70年代中盤は素晴らしいライブアルバムが続出した時でもあります。リトルフィート「
ウエイティング・フォー・コロンブス」、ローリング・ストーンズ「ラブ・ユー・ライブ」、ジェントル・ジャイアント「プレイング・フール」、AWB「パーソン・トゥ・パーソン」などと並んで彼等の「ワン・モア・フロム・ザ・ロード」も。そこからカットのこの曲、シングルになって物凄いカット。あっとゆうまに最後のギター・バトルになだれ込みます。世界初ギター中心シングル(爆)。しかもそれすらあっとゆーまに終わるので、ダイジェスト版と化しておりまする。デュアン・オールマンに捧げて作られたそうでこれも初出は73年のデビュー・アルバム。腰が座っております。余談ですがロック・バンドのシングルは最高30位台に留まること多かったような。それがまた良い曲ばかりで、涙を飲んで悔しがったものでございます。(マスター)
*熱い南部魂(笑)*
→この曲はこんなショートカットで聴いてはいけません。(笑)というより「編集したのは誰だ?責任者出て来い!(爆)」30代以下の洋楽ファンがこの曲を知るきっかけになったのは、間違いなく映画「フォレスト・ガンプ」でしょう。それくらい実に効果的なシーンにバチッとはまってます。歴史で"ればたら"は不毛の考えと言いますが、飛行機事故がなかったらこのバンドはどうなっていたんでしょうね?(ヘヴィ)
7-3 Ridin' the Storm Out [live] / REO Speedwagon
*地道ロック* 5/77 pop#94

ライブ・アルバム、地道と言えばこの人たちも。とにかく爽やかで目がきらきらしてる音楽ながら、ツアー、ツアーで支持を集めてきました。正に手売りの世界だわな。この曲も73年の3rdアルバムが初出。良いものは時間がかかっても認められるこの頃のアメリカは健全だと思います。(マスター)
*産業革命前夜(爆)*
→実は私にとって苦手なバンド(笑)。80年代に大ブレイクしたときはJourney、Styxと並んで渋谷陽一氏曰くの「産業ロック」の最先鋒にあったともいえます。
ミーハーでメロディアスなものって結構好きなんですけど、このバンドは何故か馴染めない(笑)
まあこの頃は、家内製少量生産(←そんな言葉あるのか?(爆))ですので、それなりに楽しめます。(ヘヴィ)
7-4 Star Wars Theme/Cantina Band / Meco
*映画* 8/77 pop#1 R&B#8
→ご存知「スター・ウォーズ」のテーマです。やるんじゃないと言ってもやってくれましたディスコ・ヴァージョン。r&bチャート8位とゆうのがどーしても解せん。(マスター)
*便乗商法(爆)*
→本家「Star Wars ( Main Title )」よりもヒットしてしまったというとんでもない曲(笑)。
まさかNo.1にまでなってしまうとは、アメリカ人の考えることは理解できません(笑)。ひょっとするとこの曲中で聴くことのできるR2D2の声(笑)が良かったのかぁ?(爆)。
ちなみにこの後も「E.T.」で同じことをやりますが、その時は本家には負けました(笑)。(ヘヴィ)
7-5 Disco Inferno / Trammps
*土曜の夜熱* 3/77 pop#11 R&B#9
→ついに登場、77年の顔「
サタデイナイトフィーバー」。そこからこのコンピで選んだのがトランプスとは。ビージーズさんが駄目出ししたのかもしれんけど(笑)、渋いぞ。あのサントラは素敵おぽんちな映画なんですけどけっこう渋いものがあったのだ。こうしてベテラン・ソウル・グループもまともなアプローチでヒット出せたし。かなり好きなアルバムなんです。(マスター)
*狂いだした土曜の夜*
→77年末から78年にかけて日本でも流行語になってしまうほどはじけちゃった「サタデー・ナイト・フィーバー」。ちなみにパチンコ(デジタル機)での大当たりを「フィーバー」と呼ぶようになったのは(三共さんですけど)ここから来ています。
ここからアメリカの音楽界は2年ほどディスコミュージックの荒波に飲まれていきます。しかし何故この曲なんでしょうね?(ヘヴィ)
7-6 Brick House / Commodores
*どどファンク* 8/77 pop#5 R&B#4

→まいてまいてー。80年代にはすっかりマンドリルしてしまいましたライネル・リッチーさんでありますが、この頃はどファンク、コモドアーズのラッパ隊の一員でした。このブリックハウス、とにかく最高のファンク。あおーって定番奇声入りだしー。バラードだけど「
イージー」も良かったなあ。しかだんしかだんだん。(マスター)
*ファーンク!(笑)*
→このグループも当時は苦手だったクチ。このノリがわからなかったですねえ。「Easy」みたいなバラードにはすぐさま反応しちゃいましたけど。で、その後「Three Times A Lady」もヒットしたりしてライオネルさんはソロに走っちゃいましたね(笑)。(ヘヴィ)
7-7 Got to Give It Up / Marvin Gaye
*浮遊ファンク* 4/77 pop#1 R&B#1

→これがまた最高な
ソウル・ファンク。日本人にはどう逆立ちしたって出来ない感覚でございます。ベース・ラインがもー、あっち行ってこっち行って。もーーーずううっと聴いていたい。長い手足をぶるんぶるん言わしてロイクがをどりまする。鳥肌。 (マスター)
*理解不能是感覚(笑)*
→77年といえば私が一番思い入れのある年なんですけど、その当時一番理解できなかったNo.1ソング。今から思えばそれ以前の音楽の流れさえ知っていればうなずける1位なんですけどね(笑)。
7-8 Feels Like the First Time / Foreigner
*スーパーバンド* 3/77 pop#4

←この年はロック界でスーパーバンド結成ちゅうのも続出した年でござる。デテクティブとかナチュラルガスとか。フォ−リナーもその一つとして登場した訳ですが今、考えると有名な人はイアン・マクドナルドfromキンクリだけだったりして(笑)。しかもここでは何やってたかよくわからない(爆)。ともかくドキドキいたしまして、この曲がチャ−ト・インした時は。はったり効いてるし、ボーカルはポール・ロジャースしてるしで嬉しかったのである。リーダーのミック・ジョーンズさんはゲイリー・ライトと同様
スプーキー・トゥース出身。(マスター)
*英米混血楽団(←当時本当にこのキャッチコピーが使われた。ちなみに楽団じゃなくて"ロックバンド"でしたけど)*
→まだその頃キンクリを知らなかった私はレコードの帯に書いてあった"スーパーバンド"の意味がわかりませんでした(^^ゞ。しかしこのアルバムは今聴いても傑作ですねえ。見事にアメリカ人のポップ感覚とロック魂の美味しいところを混ぜ合わせています。
イントロの派手なこの曲の後に続いた「Cold As Ice」もまた美味しい(笑)。
7-9 Don't Give up on Us / David Soul
*スタスキーかハッチ(笑)* 1/77 pop#1
→爽やかPOPもまだまだ健在です。警官TV番組「
スタスキー&ハッチ」でブレークしたデビッドさん。見かけはけっこう親父したたような気がしますが(笑)とにかくアイドルで、こうゆう良い曲をやられてはそりゃ1位になるわな。知らなくても楽曲だけで立って入るのだ。 (マスター)
*ハッチさん売れちゃった(笑)*
→関東地方では日曜日の22時半からやっていたんでしたっけ?(記憶が曖昧(笑))
名曲ですねえ。ちなみにその当時ハッチさんの「韻の踏み方」にいちゃもんつけていたのは私です。(音源ある方は確認してください。特に"Night""Light"の韻が気になったんですよ)(ヘヴィ)
7-10 Sometimes When We Touch / Dan Hill
*pop* 11/77 pop#3

→ずっとtop40聴いてますと、何故だかわからんがピンと来ない曲ってのもあるもんで、これはそれにあたるんですが、バリー・マンとの共作で良い曲なんですが、どうも***で***なんで、今一つ来なかったのです。(マスター)
*AORという言葉が登場*
→当時は聞き流していましたが、それから数年後に(80年代前半)に最も苦手だったジャンルです。(その当時の女子大生には無茶苦茶人気高かったですけど(笑))
いい曲なんですけどチャートに入ってきた時代が悪かった(笑)。ちょうどサタデーナイトフィーバーがブレイク中、さらにビリージョエルの「素顔のままで」も売れていたんですね。
ということで目立たない曲でした(爆)。(ヘヴィ)

"そして美しき10年が終わる。"

ろっくす開始当時からの企画「VIVA 70’S」。この度「オムニバスワールド」全面改修に伴いその驚愕のボックスセット「ハブ・ア・ナイス・ディケイド」を続けて攻略しようと思います。→ディスク6まではここ。

ディスク7
7-11 Sir Duke / Stevie Wonder
*POP* 4/77 pop#1 r&b#1

→さあ困ったなんてしゃれてる場合じゃないですが、うむむ、わしにとって評価はともかく、聴く気がおこらんアルバムなんです「キー・オブ・ライフ」。理由はどうしちゃったのブラックネス。すこっと抜けちゃってそこが好きな方も多いと思いますが納豆から粘りとったみたいでどうも。この曲もデューク・エリントン感じませんでした。
7-12 I Will Survive / Gloria Gaynor
*大映TV* 12/78 pop#1 r&b#4
→またまたさあ困った。どうにもこうにもこれ聴くと大映TV思い出して(笑)。何て番組でしたっけ、リンク貼りたいけど思いだせん。誰がカバーしてたかも。この曲は南アフリカで出したヒット・シングル「Substitude」のB面だったそうでございます。
7-13 I Love the Nightlife (Disco 'Round) / Alicia Bridges
*オン・ザ・ディスコ* 7/78 pop#5 r&b#31

→さあ困った第3弾。とわいえ少しは状況が。このボーカルはえぐいぞ。ジョン・ホールのようにコロコロ転がるギターと演奏が見事なので調べてみたんですが誰も知らなかったよー(笑)。何か夕陽のデスコって感じで寂しくなってしまう感あり。
7-14 Happy Anniversary / Little River Band
*豪州デスコ* 12/77 pop#16
→どないしよ第4弾。さて豪州ポップ・ロックバンド中央進出の口火を切ったのがこのバンドなんですが、「Reminiscing」はともかくこの曲はちょっとださださ(すまぬ)。ださださはけっして悪いことじゃなくてそれがばかロックの魅力爆発にもつながる可能性もあるんですが、ちょっとこれはださださで止まってしまったかいの。これで良いのかとゆう気がしたのを覚えています。
7-15 Baby Hold On / Eddie Money
*むさ(笑)* 2/78 pop#11
→この年デビューした新人さんなのですが、暑苦しいボーカルが特徴か。やはりださ系だと思ってしまうのですが、この人はかなりばか寄りで好感が持てちゃったりします。「天国行超特急」のビデオクリップは大笑いなので必見なのだ。
7-16 Werewolves of London / Warren Zevon
*おほー豪気SSW* 3/78 pop#21

→おう、78年の良心登場。大傑作アルバム「
エキサイタブル・ボーイ」からのシングル・カット。元々エバリー・ブラザースのピアニストをしてた人なんですが、ソングライターとして頭角をあらわしてリンダ・ロンシタッドも取り上げた「プア・プア・ピティフル・ミー」など傑作を多く書いてます。この曲は元々フィル・エバリーのアルバム用に書かれたそう。マーティン・スコセシの映画「ハスラー2」でも登場。見かけはけっこうアメリカ兄ちゃんなんですが実に硬派でこの人だけの良い音楽を作るのです。この時期西海岸ロックの成熟とシンクロしてシンガーソングライターの傑作アルバムが続出します。この「エキサイタブル・ボーイ」、ジャクソン・ブラウン「プリテンダー」、ランディ・ニューマン「小さな犯罪者」はもーたまらん3作なのだ。
7-17 Kiss You All Over / Exile
*一発屋* 7/78 pop#1

→イギリスからアメリカに渡ったteenの神様チャップマン&チンがわしゃたち大人の曲も書けるんだぞーと放った大ヒットでござる。実に時代の空気を読むのがうまい人達ですから、この年なぜか続出する前半後半のメロディつながりがまったく無くてどうにもこうにも解決しなくてまた聴きたくなるぞ手法の曲を見事にものしております。チャップマンちんの通った後にはペンペン草も生えないなどと揶揄されてます通り(笑)、このエクザイルさんもやっぱり一発屋で終わり。呪われておるのかー。
7-18 I Want Your Love / Chic
*リズム・ギターでごー* 2/79 pop#7 r&b#5

←独特のメロディアス・リズム・ギターでここから80年代にかけて一世風靡いたしましたシック。ジョン・ホールが元祖だじょと言いたいのをぐっと我慢しまして、その切れの良さはやっぱり快感でござる。ここで登場するのがブレークした「おしゃれフリーク」ぢゃ無いのか謎ですが、どこかデビッド・ボウイ臭がするなこの曲。でレッツ・ダンスなのだろうか。
7-19 We Are Family / Sister Sledge
*シック一族加入* 7/79 pop#2 r&b#1
→さてシック一族全米制覇計画もちゃくちゃくと進行してスレッジ姉妹をも手下に、拝一刀を倒しに行くのだあ...じゃありません(笑)。こうして聴くとフィリーソウルを下敷きに16ビート風味の8ビートデスコで....なんてね。どうでも良いからをどりませう。
7-20 Ain't No Stoppin' Us Now / McFadden & Whitehead
*desco* 4/79 pop#13 r&b#1

→おいおい、サビしか憶えて無いじゃないか俺。何か妙に寂しくなっちゃって終わってしまうこのコンピ。78年以降はわざとそうゆう選曲をしてる感じが。実際はもっとわくわくするような曲があったのですが。関係が無いようでパンク/NWによる現状はこれで良いのかちゅう突き付けがじわりじわりと効いて来たような。70年代のスピリットの終焉を感じさせるような選曲にしたのだと思います。

それはともかく良い曲全部を集めるのは不可能なこのようなアルバムで大切なのは、他にも有るじゃ無いかと言うのを忘れさせてくれるような独自の流れだと思います。その点、これは一本しっかりとした芯が通っていてまったく納得の次第。値段以上の価値があるのだ。70年代はアナログ・ポップ・ミュージックの頂点を極めた10年でありました。

 
 
   購入参考(試聴可)


  

 

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