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Have a Nice Decade: The
70s Pop Culture Box
disk 6
V.A
1998 june 16 Rhino 72919
"熱狂そして熱狂"
ディスク6
6-1 Get
Down Tonight / KC & the Sunshine Band
*マイアミ産ばかロック会長* 7/75 pop#6
r&b#1
→いきなり意表をついた早廻しギターソロではじまりますスーパーばか。この16ビートはもー何にもゆうことありませぬ。ただただかっこいいし、これを創造したハリー・ウエイン・ケーシーさんとリチャード・フィンチさんは偉大です。
マイアミにTKレーベルちゅうのがあって、そこが発信地、一大旋風おこします。
6-2
Love Rollercoaster / Ohio Players
*どファンク*
11/75 pop#1 R&B#1
→続けてなんともダウナーなギターカッティングで始まってぽりんぽこりんと。天中を舞うストリングス・シンセ。ロクシー・ミュージックに負けないキャムプ感覚でござい。このあっちに行っちゃってル感じがたまらんのよ。この曲を録音中女の人がスタジオで殺されたとゆう噂がたったらしい。2ndバースの中に叫び声が入ってるとゆうことで。おー怖ーー。怪談ソングでもあるんね。レッド・チリ・ホット・ペッパーズが映画「ビーバス&バットヘッド・ドゥー・アメリカ」でカバーしております。。
6-3
December, 1963 (Oh, What a Night) / Four Seasons
*復活の日* 12/75 pop#1
→「フー・ラブス・ユー」で見事に復活したフォー・シーンズ。続けて放つは詩の内容を知ると思わず笑っちゃう曲でござい。この方は63年12月にチェリーボーイを卒業したのね。「as
I recall it ended much too soon.」だそうで(爆)。続けての活躍を期待したんだけどここで止まっちゃったのだ。しかしまあこれで全米中のホテルのナイト・ショーの仕事はいただきだぜ。
6-4
Saturday Night / Bay City Rollers
*英国pop王者*
10/75 pop#1
→75年に英国で一大ブームを巻き起こしたBCR、76年にわたってこの曲でアメリカをも征服いたします。冒頭からリズム乱れまくり後半どんどん走ってくさまが、実にアナログでいかしてるーーー。73年にはもう録音しとったそうで当時の英国のポップ嵐チャート状況を考えるとうなずけるものが。ギタリストのホームベース・エリック・フォークナーさんは歌の冒頭の掛け声でいつかはこの曲が全米ナンバー1になると確信しとったそうです。なるほどチアガールちゅう訳ですなー。。
6-5 The
Rockford Files / Mike Post
*探偵TVテーマ*
5/75 pop#10
→70年代はアメリカTVシーンで刑事もの探偵ものの傑作があった10年でもあります。この曲の番組は確かジェイムス・ガーナー主演で、「ロックフォード氏の事件メモ」ちゅう題でテレビ朝日で放送されておりました。マイク・ポストさんはアメリカTV音楽界の重鎮でござい。他にも「ハワイ5−O」でしょ「特攻野郎Aチーム」でしょ「グレーテスト・アメリカン・ヒーロー」でよ「ヒル・ストリート・ブルース」でしょ...
6-6
Rhinestone Cowboy / Glen Campbell
*ラスベガス・カントリー* 5/75 pop#1
→確か「ウエインズ・ワールド2」でエアロの登場する前のステージでこれかかって観衆が「booo」って言ってましたね(笑)。そんなに悪く無いよーってわし言ってました。確かに典型的保守WASPの代表みたいな曲ですが。ヒットすべくしてヒットした曲じゃないかな。この曲にインスパイアされて84年にシルベスター・スタローン+ドリー・パートンでコメディ映画が作られました。どんなんかな。
6-7 Fly, Robin, Fly
/ Silver Convention
*欧州デスコ* 10/75 pop#1 R&B#1
→みなしごハッチみたいな題名ですが西ドイツデスコです。実に凄いルックスをした3人女性トリオでござい。オリジナルがあるそうで「ラン・ラビット・ラン」ちゅう(爆)。わしゃそのほうが好きじゃ。(探したけど流石に無いのう)。ほぼ同じ趣向の曲「ゲット・アップ・アンド・ブーーギー」ってヒットもあります。ぱっぱしゅびぢゅー。
6-8
Evil Woman / Electric Light Orchestra
*ELOのデスコ* 11/75 pop#10
←名曲&ヒットだらけのELO、その中で選ばれたのがこの曲だと知ったらさぞかしジェフ・リンさんは涙を流してうれし無きかあ(笑)。彼のキャリア中もっとも速く作ることができた曲だそうです。リフレインのカウベルが何ともまぬけで最高だあ。私はこうゆう曲をやってたころのELOが大好きです。もの凄い英国らしいその辺で呼んできたようなおねえちゃんコーラスもたまりません。
6-9 Theme
from Mahogany (Do You Know Where You're Going To) / Diana
Ross
*ムービー* 11/75 pop#1 r&b#14
→こうゆうバラードはちょい苦手な方なんですが、これは良いですよう。ゲリー・ゴフィン作だもんなあ。エルトンの「ブルームーブス」アルバムに通じる雰囲気有り。題名通り映画「マホガニー」のテーマでダイアナさん本人も大変お気に入りらしいです。
6-10 Happy Days /
Pratt & McClain / Brother Love
*TV* 4/75 pop#5
→テレビコメディの主題歌です。現在スカパー・スーパーチャンネルで放送中なんで興味ある方はぜひ。マイケル・オマーティアンがらみだそうで、それを微塵も感じさせない(笑)見事なお仕事。これぞアメリカだーーってゆう曲でございます。明るい人生だなあ。一週間全部幸せな日だそうです。
6-11 Making Our
Dreams Come True / Cyndi Grecco
*テレビ* 5/76 pop#25
→これもTVのテーマ。「ラヴァーン&シャーリー」ですな。悩みなどあるもかーてな感じでむかつく方もいらっしゃるかと思いますが、すぐジョイ・ディビジョンなんか聴かないで(爆)これはこれで楽しみませう。曲は良い曲なのだ。
6-12 Let Your Love
Flow / Bellamy Brothers
*明るい西海岸 1/76 pop#1
→こうして聴いて行くとこの頃はむやみに明るい曲多し。米社会が疲れていたことへの裏変えしか、それとも単に能天気、元気を取り戻したのか、難しいところですが。この曲もビールのCMにぴったりだなあ。
6-13
Tear the Roof off the Sucker (Give up the Funk) /
Parliament
*P-ファンク*
5/76 pop#15 R&B#5
→そうした明るいアメリカの裏でふつふつと湧いて来たP-ファンクの波でござい。EW&Fを表とするような活動ぶりで、同じ宇宙的な世界を描いてもこちらはブラックネスをより多く放出しております。それだけに臭いもきついけど慣れればおいしいくさやの干物。よりロック色を前面に出している同面子別バンド、ファンカデリックともども1stから聴けばPOP正史とはまったく違う歴史に遭遇いたします。
6-14 Right Back
Where We Started From / Maxine Nightingale
*ポップソウルポップ* 2/76 pop#2 r&b#46
→ソウル側からもむやみに明るい路線への参入が。モータウン・ベースですが、これはやはり元気を出そうやと鼓舞してる雰囲気有り。マキシンさんは、実はこの曲やりたくなかったそう。これで良いのかとゆう疑問もまた出て来た時期なのか。
6-15
Fooled Around and Fell in Love / Elvin Bishop
*さあギターソロだ。*
3/76 pop#3 R&B#82
→そんなことはお構いなしに我が道をひたすら歩むアーティストもおり、エルビンさんは地味ながら着々と自分の音楽を。ついに「ストラッティン・マイ・スタッフ」でブレーク。最高にファンキーな表題曲や世界一のオポンチ・バージョンの「マイ・ガール」などが収録の中でこの曲が大ヒットです。後にスターシップに加入してお目目化粧でキラキラしておったミッキー・トーマスさんがここでは素朴で爽やかな歌唱を。さあ、来るぞーとギター・ソロはこれしかないぞとゆうシンプルで絞りきったフレーズ。アルバム・バージョンではもっと長いのですが、シングルの方が引き締まってて良いのでR。R&Bチャートでもランクインしたのねー。
6-15
Afternoon Delight / Starland Vocal Band
*不倫ソング?*
5/76 pop#1
→ジョン・デンバーとのチームで「カントリー・ロード」をヒットさせたビル・ダノフさんとその奥さんのバンドだそうなんですが、どうしてこの曲がこんなにヒットしたか当時は不思議だった感も。その秘密は歌詞にありかと。どーも不倫の唄だと思うんですが。そうだとするとこののほんとした中の異常なるエナジー感も頷けるものあり。最後は見事に締まってナンバー1ソングにふさわしいものあります。
6-17
Dream Weaver / Gary Wright
*夢のソング* 1/76 pop#2
→スプーキー・トゥース(←I Am the Walrusがええよー)では何かとっちらかっちゃってなかなか成功しなかったゲイリーさん。ソロになって自分のサウンド開眼、見事にブレーク。このシンセ・サウンドは後のハワード・ジョーンズの先輩ですな。絞りに絞った音で最高なのだ。そう言えばスプーキイには後にフォーリナーのミック・ジョーンズさんもおったのですなー。そのサウンドからは想像出来ない変身ぶりじゃ。
6-18
I'd Really Love to See You Tonight / England Dan &
John Ford Coley
*真性ポップ* 6/76 pop#2
→これもビールのCMにぴったりな爽やかソングです。しかしまた年季の入った曲でひたすらほれぼれ。イングランド・ダンのお兄ちゃんはシールズ&クロフツの人で爽やか兄弟な訳ですが兄ちゃんたちのちょっとくどいかなとゆう感じとは違い、すっと抜けていくようなところが爽快です。この曲、冒頭の「Hello, yeah, it's been a
while,Not much, how 'bout you」ちゅうのはええですなー。この次のアルバムでトッドの「ラブ・イズ・ジ・アンサー」をカバー、中ヒットさせるのですがこれがまた良いんですよ。ベストが出てますのでぜひ。
6-19
Disco Duck, Pt. 1 / Dees, Rick & His Cast Of Idiots
*お笑いデスコ* 8/76 pop#1 R&B#1
←この曲のライブを「サタデイナイト・ライブ」で見たんですが、これが大笑い。当然、ディスコダックの着ぐるみ登場でござる。コーラスの姉ちゃんがなぜか一番前に。もの凄いコステュームで(笑)。頭は直系1m。こうゆうショーを見れたら幸せです。
6-20 Turn the Beat
Around / Vicki Sue Robinson
*コンガ* 4/76 pop#10 r&b#73
→これは何と表現したら良いか(笑)。ぽこぺんぽこぺん言ってる曲です。あまりにぽこぺんぽこぺんしてるので後にマイアミ・サウンド・マシーンがカバーいたしました。これがまたそのまんま(爆)。しかしながら後半に行くにしたがって妙な高揚感が。おお笑いしてしまうかも。ぽこぽこ。
6-12 Car Wash /
Rose Royce
*一発ソウル*
10/76 pop#1 R&B#1
→エドウィン・スターのオーディションを受けてバックバンドに採用された人たちがモータウンのプロデューサー、ノーマン・ウイットフィールドに見出されて、映画「カー・ウォッシュ」のテーマを。後のシックに通じる軽快ファンクで良いんですが、聴いていて薄々感じたように(笑)、一発ヒットで終わってしまいました。。
6-22 More, More,
More, Pt. 1 / Andrea True Connection
*またまた一発ソウル* 3/76 pop#4 R&B#23
→成人用デスコでブレークいたしましたお色気ソングでござい。言ってみれば五月みどりか(笑)。ぽん、ぽん入るパーカッションに大笑い。このようにしてドナ・サマー登場の社会的基盤が出来上がって行ったのですなあ。
6-23
You Are the Woman / Firefall
*マナサスばんざい* 8/76 pop#9
←マナサス・ファン倶楽部会長(嘘)でありますリック・ロバーツさんがこれで目一杯マナサスできるぞーと作りましたファイアフォールの1stヒット。コロラドとゆうよりもどこかメキシコ風味でして、マナサスのメキシコ感を見事に引き継いでおります。このバンドもウエストコースト・バンドとして認知されておったわけですが、それは違うんじゃないかいと当時から突っ込んでおりました。この質の高さは再評価されるべきではないかい。あ、マナサスの「コロラド」はリックさんの曲です。
6-24
Fly Like an Eagle / Steven Miller
*ばかロック大将* 12/76 pop#2 R&B#20
←してみると76年はこつこつ自分の道を歩んで来たミュージシャンがようやく花開いた年でもありまして、この人なんかその象徴では。正確には「ジョーカー」でヒットさせているんですが、この表題曲入ったアルバムでついに大ブレーク。本人はここに来て別段変わったことしたわけじゃなくて、世間がそう言ったものを認める余裕ができたのか、とにかく嬉しいし、アメリカ人もさすがじゃ。変わったと言えばスペース・カウボーイになったとゆうことか。シンセのとんでも無くお気楽な使い方がとっても素敵です。r&bチャートで20位ちゅうのも不思議。シールが97年にカバーしてヒットさせておるのかー。
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