フクロウの声とその声紋(サウンドスベクトラム「音声分析」)





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フクロウの名前をクリックして下さい。声を聞くこともできます。
けっこう重たい割にサンプリング8000HZ、モノラル8ビットですので、
まぁこんな風に啼いてるよ、って感じだけ判っていただければいいと思って入れました。
興味のない方はつらいかも知れません(^_^)


コノハズク


コノハズクの説明 へ                コノハズクの声(26k) 
Oriental Scope Owl

ブッ・ポー・ソー・(仏法僧)と鳴くことで知られています。3段になっているのは、倍音と言われるものです。これの出るものと出ないものがいます。3声鳴いていますが、どれも全く同じなのに驚きます。

  録音地・北海道







アオバズク

アオバズクの説明へ                あおばずくの声(42k)

ホーホーと二声啼きます。それも5秒間に9回という早さで続けて啼いています。
この声は夏の夜、きっと聞いたことがあると思いますが、なければ次の夏、二人で聞いてみては如何が?
フクロウの俳句を見て、思いを馳せるのもしゃれたものだと思いますが、どうでしょう?

   録音地・千葉






フクロウ

フクロウの説明                   フクロウの声(45k) 
Ural Owl

ゴロスケ・ホッホと鳴きます。
コノハズクと比べてみて下さい。
鳴く間隔が長いことと、周波数が500HZ中心で約、半分の高さ(低さ)です。
これがフクロウ鳴くと人が死ぬ。と言われる不気味さの由縁でしょう。

  録音地・埼玉県秩父


シマフクロウ

シマフクロウの説明へ                    シマフクロウの声(14k)

見て下さいこの低音。日本にいるフクロウの内で一番声の低いフクロウです。
「うぉうお・うおー」と啼いていますが、最初の0.7秒までは二つに分かれています。つまり正確には3声と云うことになります。
以前は、シマフクロウは二声啼くと云われていました。ところがステレオでモニターすると、0.7秒までの声と、それ以後の声が違うところから聞こえるのです。そこで♂♀が啼き交わしているのだと判りました。
最初の0.7秒までが♂、すかさず♀が啼いています。仲のいいこってす。

  録音地・北海道根室1982年





リュウキュウコノハズク

リュウキュウコノハズクの説明へ          リュウキュウコノハズクの声(52k)


.3秒間隔で啼き続けますが、音声の方は重くなりすぎるので3節だけにしました。
この鳥が啼く沖縄の夜の環境は、カエルなどがけたたましく啼いています。全体が赤くなっているのは、そんな他の生きものの声です。それらの声を全部取ってしまうと味気ないので、少しノイズリダクションしただけで残してあります。

  録音地・西表島






リュウキュウオオコノハズク

リュウキュウオオコノハズクの声(20k)   

これは大変珍しい鳥で、庵主も見たことがありません。
沖縄の慶田城健仁さんがヤンバルで怪我しているのを保護し、浴室で手当をしていたそうです。
 すっかり元気になると、風呂場だと気がついて、お礼に一声歌ったのを録音したのだそうてす。声の高さはコノハズクですが、鳴き方は全く異なります。





モリフクロウ

モリフクロウの声(9k)

ヨーロッパではお馴染みのフクロウで、イギリスに「フクロウ物語」の取材に行ったとき、モーリーさんのところで録音したものです。
 リュウキュウオオコノハズクが、ハッハッハッハッと鳴くのに比して、モリフクロウは、似たような高さながら、ハハハハハハハと速く区切って鳴きます。
 黄色に縦筋が入って、区切りが判ります。


 録音地・イギリス

裏門


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