NWの逆襲

ギャング・オブ・フォー Public Image Ltd. ホルガー・シューカイ フィーリーズ バズコックス
レジデンツ イアン・ゴム マガジン クラッシュ ジャム ワイアー アソシエイツ キュアー ジョー・ジャクソン
O.M.D XTC
**

これは決定版だ。
1234 - Punk and New Wave 1976-1979

v.a

”やばいよ、これ。凄すぎる。”

注)品切れの危険が常にありますのでリンク切れの時はご容赦を。

1. Complete control - Clash (1)
2. Anarchy in the UK - Sex Pistols
3. New rose - Damned
4. Blitzkreig bop - Ramones
5. Shadow - Lurkers
6. Thinking of the USA - Eater
7. Ain't bin to no music school - Ed Banger
8. Borstal breakout - Sham 69
9. I hate school - Suburban Studs
10. GLC - Menace (1)
11. One chord wonders - Adverts
12. Right to work - Chelsea
13. Johnny won't go to heaven - Killjoys
14. Bone idle - Drones (1)
15. Where have all the boot boys gone - Slaughter & The Dogs
16. CID - UK Subs
17. Can't wait 'til '78 - Wasps
18. Ambition - Subway Sect
19. I'm stranded - Saints (1)
20. Orgasm addict - Buzzcocks
21. In the city - Jam
22. Your generation - Generation X (1)
23. First time - Boys (1)
24. Get a grip (on yourself) - Stranglers
25. Don't dictate - Penetration (1)
26. In a rut - Ruts
27. Big time - Rudi
28. Don't ring me up - Protex
29. Just another teenage rebel - Outcasts (1)
30. Solitary confinement - Members
31. Emergency - 999
32. 19 and mad - Leyton Buzzards
33. I'm in love with Margaret Thatcher - Not Sensibles
34. Romford girls - Riff Raff
35. Sick of you - Users
36. Gabrielle - Nips
37. Where were you - Mekons (1)
38. Murder of Liddle towers - Angelic Upstarts
39. Oh bondage up yours - Angelic Upstarts
40. Sweet suburbia - Angelic Upstarts
41. Television screen - Radiators
42. Alternative Ulster - Stiff Little Fingers
43. Teenage kicks - Undertones
44. Teenage depression - Eddie & The Hot Rods
45. Rich kids - Rich Kids
46. Baby baby (I know you're a lady) - Vibrators
47. Suffice to say - Yachts
48. Roadrunner - Richman, Jonathan & Modern Lovers
49. Don't care - Klark Kent
50. Nervous wreck - Radio Stars
51. Up against the wall - Robinson, Tom Band
52. So it goes - Lowe, Nick
53. Police car - Wallis, Larry
54. Hard loving man - Moped, Johnny
55. Love and a molotov cocktail - Flys (1)
56. Where's Captain Kirk - Spizz Energi
57. Sonic reducer - Dead Boys
58. Search and destroy - Dictators
59. Born to lose - Heartbreakers (2)
60. Modern dance - Pere Ubu
61. If you don't want to fuck me fuck off - County, Wayne
62. California uber alles - Dead Kennedys
63. I belong to the Blank generation - Hell, Richard
64. 10.15 Saturday night - Cure
65. Rip her to shreds - Blondie
66. I can't stand my baby - Rezillos
67. All I want - Snatch (1)
68. Looking after no 1 - Boomtown Rats
69. Take me I'm yours - Squeeze
70. Sex and drugs and rock 'n' roll - Dury, Ian & The Blockheads
71. Spanish stroll - Mink DeVille
72. Is she really going out with him - Jackson, Joe
73. Whole wide world - Wreckless Eric
74. Part time punks - TV Personalities
75. Safety pin stuck in my heart - Fitzgerald, Patrick
76. You can't put your arms around a memory - Thunders, Johnny
77. Psycle sluts - Cooper Clarke, John
78. Jilted John - Jilted John
79. Kill - Alberto Y Los Trios Paranoias
80. Paranoid - Dickies
81. Public image - Public Image Ltd.
82. Warsaw - Joy Division
83. Staircase mystery - Siouxsie & The Banshees
84. Damaged goods - Gang Of Four
85. You - Au Pairs
86. How much longer - Au Pairs
87. Read about Seymour - Swell Maps
88. Young Parisians - Adam & The Ants
89. Monochrome set - Monochrome Set
90. We are all prostitutes - Pop Group
91. Typical girls - Slits
92. Mannequin - Wire
93. Shot by both sides - Magazine
94. Science fiction - XTC (1)
95. Do the standing still - Table
96. Another girl another planet - Only Ones
97. Young savage - Ultravox
98. Puppet life - Punishment Of Luxury
99. Jocko homo - Devo
100. Marquee moon - Television (1)

曲目見て疲れましたか(笑)。疲れずにワクワクしちゃった人に強力おすすめ。またやばいの見つけちゃったなあ。こんなのが出てたのかあって叫びたいくらい、凄い選曲の5枚組ボックスセットです。あの当時でさえなかなか手に入らなくてイライラしたバンドがいっぱい。もちろん有名所もばっちり押えております。クラークケントなんて名前聞いただけで聴きたかったんだけどこれで聴けるんだあ。値段もこれだけのボリュームなら高く無いし、一月節約して買うしかありません。とわいえ勇気入りますけど。しかしこれは重ね重ね言うけど凄すぎる。先に紹介した「The Best Glam Rock Album in the World Ever」と続けて聴くと70年代に英国で何が起こったか一望出来ます。

アマゾンJPでは曲目表示が無いんで心配な方は、こちらで確認して安心しよう。

試聴は残念ながらできません。

過去の推薦盤

 

ぐっごー、ぎょーーー
エンターテイメント
ギャング・オブ・フォー

”ぎっっぎゃぎょー、がしがしがしがし、ぎょー”

おーいえ、いつのまにか再発されてる。値段が妙に高いのは見ないことにして(笑)。チャートに追加してくれた方ありがとう。79年の彼等のデビュー・アルバムですね。キリング・ジョーク、エコバニ、U2なんかと同様のNWの第2世代のホープ。えらくファンキーなアルバムです。ファンキーと言いましても、そこはそれ英国でしかもNW。硬質でピリピリとした緊張感な感じがまたたまらんわけです。アメリカのトーキング・ヘッズともまた違う味わいで、特にこのギタリストさんのカッティングには、まあほれぼれしちゃいますねー。さあ、こうなったらファンキーからファンクに移行する2枚目も再再発してもらってこのバンドのかっこ良さを世界中に轟かせちゃってくださいな。
あ、そうだ、この感じはレッチリのファンの人、好きかも。ディーボやスペシャルズの雰囲気もありますです。

試聴はここで←ベストアルバムはじめの方

マスター

 

どん、ど、どん、ど、どんどんぱっ
FLOWERS OF ROMANCE
Public Image Ltd.

”どん、ど、どん、ど、どんどんぱっ”

ドラムス庫でも可(笑)。前作「メタルボックス」で、あれだけ強力なベース・サウンドを作り上げたにもかかわらず、ベーシストやめちゃっいました。そんな状況にもたたじゃ転ばないのがこのころのライドン氏。ええい、それじゃとりあえずベース抜きでつくっちまえーー、てんで、こんなんできましたけど。お経じゃありません(爆)。冒頭から鳴り響くドラムの轟音。リズムボックス的にパターンで押しとおせどそこは出てくるぜ人間の業みたいな感じで生々しくも狂おしい世界の展開です。フリー・ジャズ的アプローチもあるのですが知らないものの強みか原始的パワーに溢れてインパクト充分。これはこれで立派なロックンロールって言えるんじゃないかな。私は支持します。名盤です。

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マスター

 

ぜひ試聴してみて
ムービーズ
ホルガー・シューカイ

”ペルシアン・ラブで今夜あなたは夢を見ます。”

1980年の作品です。ドイツ、カンってゆうんで前衛かと思いきや、これがまた実にかわいい音楽なのです。音色の一つ一つがなんともキュートでたまりません。素晴らしい構成にぐいぐい弾き込まれてしばし時間を忘れます。疲れた時はこれにかぎりますよ。予言します。「ペルシアン・ラブ」、これは絶対にそのうちにCMに使われて、ブレークします。そうなったら素敵だなあ。

まあ、ニュー・ウエイブとゆうのにはちと違うかもしれませんが、この時期この流れの中で生まれた名盤とゆうことで。



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マスター

 

浮世離れ。
クレージー・リズムス
フィーリーズ

シリーズ「人にすすめ難いアルバム」

”あなたのお名前なんてーの”

80年作品。ラストワルツ購入まで待てなくて買ってしまったCDが昨日到着。レコードで持ってて、たまらなく好きなんですが、これはまさに他の方が聴いてどう思われるか見当も付かないのだ。英国のモノクロームセットとほぼ同時期に現れてライバルとされましたが、あっちがシャドウズや加山雄三の(笑)影響を感じさせられるのに対してこちらはさすがアメリカ、ベルベットアンダーグラウンドを思いきり軽くしてお調子ものにしてかっとばした感じです。私はこれを聴くとその辺にあるそろばんとかマラカスとか持ち出して思わずスカスカスカって振りたくなる。ビートルズの「Everybody's Got Something to Hide Except... 」やってるんですが、けっこうオリジナルに忠実なのが笑える。しかもまさしくフィーリーズ。最後のボーナス曲の「Paint It Black」のカバーのように2枚目からは全然違う感じになっちゃうんで(どうしたんだろう)このかっとんだ音楽はこのアルバムでしか聴けません。しょっちゅう聴いちゃうたまらないアルバムなのです。7の「モスクワの夜」たまらん。わたしゃモスクワものに弱くてVISAGEもそれで....。

ドラムはちなみに後にラウンジ・リザースやゴールデン・パロミノスで活躍するアントン・フィア。うまいんだかヘタなんだか(笑)。

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*これしかできません。

バズコックス

シリーズ「NWシーン名人録」

好きになるか嫌いになるか。

1976年にマンチェスターで結成されたバンドです。パンク・シーン3大へなちょこボーカル、ジョナサン・リッチマン、リチャード・ヘル、ピート・シェリーのうちのピートさん所属。パンクの新しさとしてロックはシャウトする熱血ボーカルだとゆう固定観念をぶち破ったへなちょことゆうものも重要だと思うんだけど、ブライアン・フェリーやニール・ヤングとゆう人たちもいたか(^o^)___。大体の場合、本人の地声と訓練無しにいきなり歌ってしまった結果なんだけどピートさんも例外ではありません。同様にドラムのオカズは1種類のみベースはピック弾きのドドドド、ギターはグガーのコード弾きかトタートターの単純シングルトーンのリフとなって、新しいことを様々に展開するつもりが、ある意味保守的なこれしかないバズコックスサウンドになっております。技術的制限が結果的に一つの音楽を純粋に極める結果となってまさしく稀有な存在に。はまるかはまらないかが全て。私ははまった。

(やふーパンクトピにも転載するぞ。)

試聴はこちら

 
かわいい。

ペッティング・ズー
ザ・レジデンツ

シリーズ「NWシーン名人録」

”目玉親父けんざん。”

どさくさに紛れてレジデンツの新譜です。ベスト?になってるようですがようわからん(^o^)___。とにかく正体不明な人たち。サンフランシスコのバンド?でノン・ミュージシャンで前衛つーことになってますか。このアルバムも輸入盤で637円、国内盤で900円代つうもの凄くも訳のわからない値段。10人中おそらく8.5人は「何じゃこりゃー」って怒る音楽ですが、私はよく聴いてます(^@^Y..hehe。なぜかつうと、かわいいから。何かこう愛嬌がありまして、このような音楽にかかわらず仕事中に聴くと仕事がはかどります。次は何の曲わくわくって聴き方は出来ないけど気になってついかけてしまう音楽になっております。

前衛って、なんだろな。リズムがビートじゃないとか、親しみのあるメロディが無いとか、不協和音とか、そうなるんでしょうけど。ピカソの絵とかみたいに感覚が剥き出しに出てくるもののことをゆうのかな。理屈言えないで気に入るか気にいらないかの一本勝負になりますがレジデンツは好きです。

試聴はここで

 

パワーポップ。
サマー・ホリデイ
イアン・ゴム

”欲はありません。”

78年にいかしたパブ・ロック・バンド、ブリンズレイ・シュワルツの元ギター歌手の放ったロックンロール風味の効いたパワーポップ・アルバム。とまあ文章で説明しちゃうとこんなに簡単になっちゃうんですけど、実は中身はそのまんま(爆)。そのまんま何も変哲もない所が魅力なんです。当初は殆ど自主製作盤並で発売されたジャケットも家族で遊園地で遊ぶ姿を写したものとゆう欲の無いもので、本人も売る気が無かったからこんなにシンプルでさっぱりとしたサウンドになったのでは無いかとも思われます。そこはバズコックス等でまっすぐな音を作らせたらこの人じゃあと証明されているプロデューサー、マーティン・ラシェントさんの力も大きいとは思いますが。言いようの無いくすぐりポップの魅力満載です。

そしたらどーゆー訳かアメリカで「ホールド・オン」がヒットしてしまいました。発掘したアメリカ人は偉い。

ニュー・ウエイブと言うにはいささかこっ恥ずかしいですがこれぞパワー・ポップってゆうのを聴きたいのならこれでございまする。

試聴はでけんのです。

過去の推薦盤

 

鉄壁プレイ
マガジン

”立ち向かうファンク・ビート。”

の座った実力派NWバンド、マガジンが1980年に放ったライブ・アルバムです。オリジナル・メンバーのギター、ジョン・マクガフは脱退したけれど、彼に負けずとも劣らないもう一人の巨頭、元ウルトラボックスのロビン・サイモンが加入してこれはもう夢の組合せに。演奏もさらにまとまって、英国音楽のエッセンスを凝縮しファンクビートにのせたマガジン・ミュージックが鉄壁に。その一丸となるさまは鳥肌続出。これは絶対に風化するNWサウンドではござりません。ライブ見たかったなああああ。

スライ・ストーンの「サンキュー」やってます。

NWにマガジンあり

試聴はでけんけどオリジナル曲の一部はこれ。

 

ともに急成長。

Clash on Broadway
The Clash


シリーズ「NWの逆襲」

"この正直者。"

91年に発表されていたクラッシュの究極ベスト。とにかくパンク・バンドの中では日本でダントツの人気なのがこのクラッシュ。何でだろなーって考えるにとにかくバカが付くほど正直なとこかな。これを聴くとよーくわかります。最初のころの意欲だけは突出してながら曲作りがついていかない感じ。そのまんま録音してます。ははは。それだけに偶然はまった「ホワイト・ライオット」なんかの爆発力は凄いものあり。面白いのはリー・ペリーの「警官とコソ泥」。全然レゲエになってないんだけど雰囲気だけは見事に。わかってはいるんです。レゲエになってるが「ハマースミスパレスの白人」。メイタルズの「プレッシャー・ドロップ」は工夫しようとして失敗したところがかわいい。それで、あーこれだちゅうのを掴んで一挙に炸裂のアルバム2作目「暴動」のころですか。実はわしはこれが一番好きなんですが。特に「トミー・ガン」。イントロが良いねえ。あと「セット・ミー・フリー」。これはキース・リチャーズが歌う時をやっぱり思い出してしまう曲です。「アーマゲドン・タイム」は確かシングルのみのリリースだったか。EPシングルボックスを手に入れた時始めて聴いたんですが、これにはびっくり、こんなに短時間で見事に本格ダブをものにしました。隠れベスト曲ではないかと思います。この辺の時期がもしかして一番生きが良かったかも。
 さて「ロンドン・コーリング」の登場。これはもー単純に良い曲ですなー。ただ一聴してわかるように録音が変わっています。ざらざら感が無くなってすっきりした音に。このアルバムからもしかしてパンク・バンドでは無くなったのかもしれん。クラッシュとゆうロック・バンドのデビュー盤か。曲もガンガン浮かんでアレンジもしたいことがどんどん出てくる感じがよくわかります。「Lost in the Supermarket 」なんてブルース・スプリングスティーンだもんなー。くりそつなのなんだったっけ。「トレイン・イン・ヴェイン」は最高。これはクラッシュとゆう名前を超えた名曲です。これが入ってるのを見つけただけでアルバム買わせる力有り。
 「サンディニスタ」。3枚組だもんなー。ろっくすみたいに無料なら良いけれど(爆)。当時これはさすがに買えなかった。5000円くらいしたんじゃなかろうか。FMでやってくれてやっと聴けたと思います。「バンクロバー」で最高の英国レゲエ・バンドになったクラッシュがやりたい放題にやったアルバムとゆうイメージあり。ラップまであります。この中ではやっぱり「コール・アップ」かな。ぞくぞくします。ただこのアルバムに関してはやたら曲が多くて何が何だかわからなくなってるちゅうのも実感です。質は各曲相当高いんだけど。
 お、3−9「Every Little Bit Hurts 」とは。スモール・フェイセズがやってた曲では無いかー。良いぞー。これは。こうゆうのもやってだんだ。ほんとに音楽が好きになった感じが。「Midnight to Stevens」ちゅう未発表曲聴いてももうつっかっかるバンドじゃ無くなったことへの嬉しさとそう一抹の寂しさも感じます。大人になっちゃったのね。
 あさて、ここで解散すれば、見事に種牡馬としての価値も上がったのですが(すまんマニアネタ)もう一枚、「コンバット・ロック」。もージャケ見て、どーしたのしょーもなーと思いました。内容も「サンディニスタ」のアウトテイクかいなと思いましたが、「ロック・ザ・カスバ」は大好きです。これもクラッシュを知らなくてもOK曲。「Should I Stay or Should I Go」ですか。俺にこの曲のことを聞くな(笑)。皮肉なことにこのアルバムでアメリカで大成功したんだわな。ジャケで売れたか。はははは。

で、このしっちゃかめっちゃかぶりがパンクだったかも。クラッシュ。去り際のしょーもなさも含めて。やっぱ正直なバンドです。二枚目「暴動」がやっぱ好きだな。

sandさんありがとう。

試聴はここで

 
青春だあ。ザ・サウンド・オブ・ザ・ジャム~25thアニヴァーサリー・ベスト

ザ・ジャム


シリーズ「NWの逆襲」

"世界一青い。"

パンク御三家+1の+1を占めるバンド、ジャムのベストです。セックス・ピストルズは詐欺師、クラッシュは正直、ストラングラーズは不良中年+文学青年とすれば、ジャムは「青い」であります。サウンド的には60’sを継承してグループサウンズの切れの良いやつって言ったら誤解もありますが、まあそうなんですが、何が違うってヴォーカル。パンクがパンクで有り得た最大の特徴はヴォーカル・スタイルにあったと思います。ピストルズは悪態、ストラングラーズは無愛想、そしてクラッシュとジャムはがなる。シャウトじゃなくてがなります。ちなみにバズコックスはへにゃる(笑)。だからなんだと言われても困るんですが、とにかく新鮮でした。こうした初期パンク・バンドの中で一番オールドな人間にも馴染めるのがジャムだと思うのです。ストレートに先達の音楽を吸収しとりますのでいかがなもんでしょうか。切れと爆発力は初期。曲の良さがぐんぐん増して頂点に達したのが「セッティング・サンズ」のころ。こうした流れがこのベスト・アルバムでは一発でわかります。歌の内容、バンドのありかた共にあまりに英国的であるがためにアメリカではほとんど廃盤状態なんでここは一つ日本盤で行ってみましょう。

「セッティング・サンズ」のころ、ライブを見ました。一番後ろで見たのにそのあと3日間は耳鳴りが取れないほどの大音響。これぞリッケンちゅう音がたまりませんでした。

あ、忘れてた。青くて青春の原因はベースのブルース・フォクストンさんのコーラスにあり。これが無いんで今のポール・ウエラーあまり聴かないのかもなー。

 

 てーるみーわどんちゅてーるみー。.
Pink Flag

ワイアー

シリーズ「NWの逆襲」

"孤高のニューウエイブ"

1977年の作品。例の「1234」コンピで17.「Mannequin」を聴いたらやけに気に入っちゃって、ありゃりゃワイアってこんなに良かったっけ。昔2枚目まで聴いたんだけどその時はいっこうにピンと来ず。そう言えばアルバムあったぞつーことでありました。みみちん所有。ジャケットが印象的な1stアルバムです。いやー良いじゃないですか。言ってみればピストルズがMC5、ストラングラーズがドアーズの子供たちだとすると、このワイアーはヴェルヴェットアンダーグラウンドの子供たちかいな。見事にやる気の無い(笑)曲が2分少々の連発でどわーっと。これが飽きないんです。地味って言えば地味なんだが。説明不能の魅力満載。意外なり哀愁も盛りこんで歌として現在でも十二分に通用するものあり。ベストトラックはやはり「Mannequin」か。これは良い曲だぞー。

もしかしてこれは
御勝手堂?

試聴はこちら

*
Sulk

アソシエイツ

1982

シリーズ「NWの逆襲」

"耽美な世界。"

昨日がボニー・レイットで今日がこれではどーゆー精神構造してるのかと問われそうですが、トップ・オブ・ザ・ポップスのクリップ見て猛烈に聴きたくなりました。
 アソシエイツは76年に結成、最初はキュアーのベーシストも手伝っていたようでキュアーの所属していたフィクション・レーベルから簡素ながらいわばデビッド・ボウイ世界を独自に展開した「アフェクショネート・パンチ」でデビューしました。デビュー時はヴォーカルのビリー・マッケンジーとギターのアラン・ランキンの二人組みとなっております。この2作目ではプロデューサーにキュアやマーク・アーモンドを手がけたマイク・ヘッジスを迎えて完全にプロのレコードに。一作目のワビサビ感は捨てがたかったんだけど、これもまたきてます。このジャンルはヘビメタ同様はじっこに位置するものでありますからどれだけ境界線を超えてあっちの世界にいっているかが鍵か。その点彼らはもーなりきってます。意外と少ないボウイ・フォロワーの中でもピカイチ。バウハウス並みに人気が出なかったことが不思議でならん。それほどのレコードを作ってます。B面はもー、たまらなく耽美ー。

試聴とゆうか視見はここで。rmヴィデオ

*
Faith

Cure


1982

シリーズ「NWの逆襲」

"小太り以前"

平成のパンダちゃん、キュアであります。正直言いまして熱心に聴いていた訳ではありませんが、クリップのキャタピラーやパンダちゃん踊りの曲は大好き。このアルバムのフィクションレーベル時代のものも何曲かは聴いてましておおバズコックスみたいだと気にはなっておりました。この度めでたく音を入手。いや良いです。この曲だちゅう決め手はまだあらんですが、その空気感にやられたぞ。シンセの音が、そうそうこれって感じでたまりません。JJケイルみたいにそんなんで終わって良いのかあって終わるとこもまた良し。そのシンプルな音作りはこれもまた古くならないニューウエイブとして22世紀の人をノックアウトぢゃ。
B面1曲目のシンセ音だけで買う価値ありかも。

視聴はここで。

*cover 1. On Your Radio (Jackson) - 4:01
2. Geraldine and John (Jackson) - 3:14
3. Kinda Kute (Jackson) - 3:33
4. It's Different for Girls (Jackson) - 3:42
5. I'm the Man (Jackson) - 3:58
6. The Band Wore Blue Shirts (Jackson) - 5:07
7. Don't Wanna Be Like That (Jackson) - 3:41
8. Amateur Hour (Jackson) - 4:05
9. Get That Girl (Jackson) - 3:03
10. Friday (Jackson) - 3:36
アイム・ザ・マン
ジョー・ジャクソン
Joe Jackson - Harmonica, Piano, Arranger, Composer, Keyboards, Vocals, Melodica, Mandola, Concept
Aldo Bocca - Mixing
Bernie Grundman - Mastering
Dave Houghton - Drums, Vocals
David Kershenbaum - Producer
Graham Maby - Bass, Vocals
Gary Sanford - Guitar
Alan Winstanley - Engineer
Michael Ross - Art Direction
Neill King - Mixing Assistant
Sheila Rock - Photography
快速疾走

英国NY伊達男ジョーくん2ndアルバム。ビート&パワーポップです。軽妙で言葉がコロコロとメロディに乗っていく様が気持ち良いのなんのって。思わずリフレインで口づさみたくなる。これって重要。アレンジは裸の4ピース・バンドそのもの。最近音が薄いのにぐっと来ます。誰が何をやっているか一目瞭然。バンドの人の顔が見えてあんたはそこにいるぞと。コステロ・クローンみたいに言われましたが個性の違いは明らかに。人込みをひらひらかわしながら疾走してます

試聴はここで。

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