館長

バックマン・ターナー・オーバードライブ

新シリーズでございます。「ろっくす」の原点に立ち返って、「実力B級人気A級の人たち」を応援したいと思います。
第1弾は、BTO。あちらでは大スターなんですが、わが国ではさっぱし駄目です。何しろわが国は聴く機会の少ないとこですので、顔を見ないで曲だけちまたで流れれば見事に「おさかな天国」すると思うんですが。当時のロックのエッセンスを凝縮したとても楽しいバンドです。何よりも一般に捨て曲と言われてる曲のかわゆさが際立っているのが、特徴。おい、この曲で良いのかあ、もうちょっと何かするかあとか言ってるのが聞こえてきそう。ああだこおだやってるうちに5分くらい過ぎちゃったりして、結局そのまま、フェイドアウトで良いかあって、終わっちゃってる(爆)。でかいので抱きしめられないけどキョロちゃんくらいなら抱きしめてあげたいかわゆさでございます。反面あちらでヒットした曲は問答無用の素晴らしさ。どうだあ、いいだろーって感じがまた如実に出てます。2番せんじだって嬉しいもんね。

<原因>
*顔がでかい。フロントマンが風船。ロジャーみたいな人がいない。
*ジャンル不明。説明しにくい。
*バンド名が長すぎ。ELOと間違えられる。
*お笑い入ってる。
*正直者

<対処>
*もう、どーしょもできない。変える必要無し。
*あ、そうだ。日本盤出せとは贅沢言わないので、せめてベスト盤くらいはちゃんと手に入れられるようにしておくれ。

マスター記

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モット・ザ・フープル

北米チャンピオンがBTOなら英国ミドル級王座はこの人達でございます。聞くところによりますと本国よりもアメリカで人気があるそうで、自分の国よりよその国で人気があるとゆうパターンが正にこのコーナーにぴったり(笑)。バッド・カンパニーがアマチュア・バンドご用達化して人気を獲得したのに対し、まねのしようのない手ぐせボーカルで、ああ、ミック・ラルフスがいたバンドね、くらいしか認識度が無いのが悲しいぞ。音を聴けばポップでビッグでグラマラスな音にみんなびっくりして「ビューチフル・サンデー」すると思うのですがいかがなもんですかいのう。だめかのう。

<原因>
*ボーカルがミッシェル・ポルナレフと区別が付かない。
*ボーカルが音痴である。(音痴で悪いかっ)
*ギターがはやびき出来ない。スタンド・バイ・ミーに出てくる子供の顔をしている。
*とにかくロジャーのような人がいない。

<対処>
*ジャケットを薔薇の花の絵にして売る。
*ボーカルが実はボブ・ディランなんだよと噂を流す。
*アルバムを買うともれなくブリットニー・スピアーズ(←よくは知らんのだが)のポスターが付いてくる。みにもにでも化。
*魚売り場で流す。
*車のCMでねーちゃんがくつろいでるバックで流す。

試聴はここで

マスター記

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南部だけど南部でない
アトランタ・リズム・セクション

サザン・ロックのイメージが吹き飛ぶアトランタのスティーリー・ダン”

さてこの人たちを忘れる訳にはまいりません。地味度世界選手権1976年度優勝者(うそ)。いわゆるサザン・ロック・バンドとカテゴライズされる人たちですが、聴いてびっくり、都会的雰囲気(アトランタのですけど>^_^<)が充満しております。初めて聴く方はきっと、最初はピンとこないかもしれませぬが、買ってしまったもんなーもう少し聴くかなーって行って3回目くらいから「ううう、何か良いぞ。」、5回目くらいには「あー、もーたまらんよすぎるぞー」ってなること請け合い。お得意のしっとりまったりしたナンバーの魅力は夜の貴方を捕らえて離さないでしょう。アップ・テムポの曲も独特のグルーブがあって、唯一無比のこの味わいぜひともお食べー。

<原因>
*南部だけに太っていることは確かじゃ。やせてる人もいるよ。
*バンド名が長い。ださい。田舎っぽいかなー。
*バンド名を略すと日本のバンドになってしまう。
*限度を超えて地味。ムード歌謡と間違えられる。

<対処>
*地味なの取ったらこの人たちじゃなくなってしまうからなー
*この人たちこそ、CMに使うべきだぞ。繰り返しでファン大激増まちがいなし。

試聴はここで

マスター記

 

モータウンなあなたに←モータウンなあなたに
メロウなあなたに→
3+3
ファンクなあなたに→ヒート・イズ・オン

アイズレー・ブラザーズ

”もう一つのソウル大黒柱を忘れてはいけません。”

もー、へたすりゃジミヘンがいたバンドとゆうことのほうが有名なこの人たち。実は60年代から傑作連発の素晴らしいソウル・グループなのです。あくまでも私の想像ですが、アメリカではもしかしてソウル・ミュージックの一つの柱としてとらえられているんじゃないか、そんな気さえします。まあ、アイスレイは聴いてもらえさえすればもうノックアウト。トロトロの魅力と、ファンク浮遊感と、曲の良さに納得していただけるものと確信いたします。

 

何回でも推薦します。
オーリアンズ

アメリカン・ロックの到達点。買って良かったと真底思うぞ。”

とても検索しにくいバンド、オーリアンズ。英語でやると、「ニュー・オリンズ」でドバーっと。「john hall」でやると「ホール&オーツ」でズラズラー(爆)。てなわけで97%の人がめんどくさーってそこで断念すると思われます。しかーし!素晴らしいバンドなのですよ。曲良し、歌良し、コーラス良し、ギター良し、演奏良し。ここまで見事な音楽をやる連中はそうはいません。個人的にはイーグルスがあそこまで人気が出るのならなぜ彼等がもっと評価されないんだあって20うん年ずーっと憤っているわけです。西海岸好き、ウッドストック好きの方々には特におすすめ。あとクラプトン・タイプの歌いあげるギターが好きな方にも。確実に買って損はしないバンドなのです。

<原因>
*レコード会社との契約トラブルでリリースが順調じゃなかった。
*バンド名が紛らわしい。日本では呼び名が色々変わってしまった。
*ジャケットが超悪趣味。特に最高傑作「夢のさまよい」なんて、とほほ。

<対処>
*すでに「ダンス・ウイズ・ミー」は何回かCMでやってるので、聴けばあああの曲かと思います。
*まあ、繰り返し「ろっくす」ではお奨めしていきます。微力だあ。

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これぞハードロック
エレクトリック
ザ・カルト

”これぞハードロック”

87年作品。元々はゴシックパンク(←よくわからないんですが(笑))のバンドだったサザン・デス・カルトが、ビースティ・ボーイズ「ライセンスト・トゥ・ビー・イル」で男を上げたリック・ルービンを迎え、華麗なるハードロック・バンドに大変身したアルバムです。わたしゃ誰かに、ハードロックってどうゆう音楽ですかって聞かれたら、このアルバムのことですって言いたいくらいピュア・ハードロックが詰まっています。何に似ているって訳じゃないんですが、全部に似ているラットルズのような世界。しいて言えばボーカルがエアロやクイーンにインディアンの血で燃え上がるって感じですか。聴いてるともー血湧き肉踊って、おうロックってこーゆーもんじゃったいって嬉しくなってしまいます。ツボ押えまくりの大名作。押え過ぎてこの後苦労したみたいですけど、プライマル・スクリームなんか明らかにこれに刺激を受けたような曲やってますね。15年登場が早かったらMLで大騒ぎだったろうに、大して話題にもなることなく、まあ15年とゆう月日があったからこその作品と言うべきものであるかもしれんのでしょうがないかなあとも思います。あ、「ボーン・トゥー・ビー・ワイルド」やってて、これが実にいかすんだなあ。

リンクはベスト盤です。3、7、13曲目が「エレクトリック」の曲です。他の曲もけっして悪くは無いバンドなんでこちらでまず変遷の様子を聴いてみるのも面白いかも。「エレクトリック」自体はCDで再発されてはおるんですが、アマゾンでは入手できないです。某所では出来るので町のお店に行けばあるかもしれません。本気でお勧め。

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変な音大集合
FUNKENTELECHY VS THE PLACEBO SYNDROME
パ−ラメント

シリーズ「人気B級実力A級の人たち」

”変な音世界選手権優勝”

77年作品。全米TOP40で忽然と現れた妙な曲、「フラッシュ・ライト」。当時青二才の私には何が何だかわからず数週間後もうチャートから落ちそうになった時やっとその魅力に夢中になり、絶対にカット盤有ると妙な確信を持ってレコード屋へ。有りました(爆)。今考えるとアメリカではベストセラーだったはずなのだけど有ったのが不思議。まあ、聴いてみると、凄い凄い妙な音世界選手権。ファンクを基調にジャズ、ソウル、ブルースなどが果汁120%で積めこまれてました。聴けば聴くほどその中身のおいしさにはまっていき最後のフラッシュライトはもう片時も制服のポケットに入れて手放せないほどに。この音楽が好きだよと言って人から変なやつと言われても私は一向にかまいません。

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チャーミングです。
ヴェリー・ベスト・オブ
ビー・バップ・デラックス

シリーズ「人気B級実力A級の人たち」

”きら星SF英国POP”

74年デビューのNW以前に既に充分NWだったバンドです。紹介する手だてが無かったもんで当時ギタリスト、ビル・ネルソンのバンドとして紹介されたのが不幸の始まり、実態は10CCと同様のいかしたPOPをやってるのに誤解されて浮上できませんでした。そもSF感覚満載のブリティッシュポップは唯一無比。ボーカルがちと弱いので新時代のロリー・ギャラガーと呼んでしまおう。いかん、また誤解されてしまう[(^o^)]。他の人とのからみがあまり無い人なので知らないと永久に通り過ぎてしまう可能性あり。英国2番手ポップが好きな方は迷わずどうぞ。お勧めいたします。

佐藤がじろうさんがメンバーにいたとわ知らなかったぞ<[~O~]>hahaha。

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ロビンはロビン。

ブリッジ・オブ・サイズ
ロビン・トロワー

シリーズ「人気B級実力A級」

”ロビンはロビン。”

1974年発表のソロ2作目。私にとってロビン・トロワーは不思議な人だ。本人もジミ・ヘンドリックス大好きだと、ブルースを元に音楽を作っていると公言し、世間ももっぱらそのようにとらえているに関わらず、聴いてみると、どうもそうは聞えなくなってしまう。世の中うまくいかないようでジミヘン・ミュージックを作ろうとすればするほど、己個人の音楽になってしまってたりして。しかもどうもブルースロックにも異にしているようで、ライバルと呼ばれるのはロリー・ギャラガー、ジョニー・ウインターなどなのだろうが、彼らがストレートにブルースへの憧憬を音に出来るのに対してロビンは、むしろヨーロッパ的とでも言いたいような詩的風情が全編に漂う音楽を作る。それは代表作と言えるライブよりこのアルバムのようなスタジオ作に顕著に。地味だと思われてだいぶ損をしているかもしれぬ。

幸運なのはデビュー作より一貫してデビッド・カバーデイルと並んで数少ないポール・ロジャース直系のボーカリスト、ジミー・デュワーとコンビを組めたこと。哀愁を減らしたロジャースとも言いたい彼の堂々たる歌はトロワー・ミュージックには欠かせない要素になっている。余談だがライ・クーダーにもこのような相棒がいたらかなり違った展開になったのではと想像してしまう。

本道ブリティッシュ・ロックと言い切りたくなる音楽は実は少ない。ブルースを元にしながらも確固たる欧州人たる音楽のこうゆうアルバムは、それを求める人々の咽喉を潤す貴重な一枚と言えよう。

−ジョン・エントウイッスルさんの死去のニュースが届いた同じ日に、このアルバムのボーカル、ジミー・デュワーさんが死亡していたことを知りました。不世出のロック・ボーカルがまた一人....。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

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泣けます。
バット・シリアスリー・フォークス
ジョー・ウォルシュ

シリーズ「人気B級実力A級」

”逞しき才人。”

昨日久しぶりに聴いたらやっぱりもー鳥肌。代表曲は最後の「Life's Been Good」とゆうことになるのだけど、2.の「Second Hand Store」ね、これが良くて良くて。
泣いちゃうよ俺。

当時イーグルスにジョーさんが入ると聞いて「
えーーっ。」って思ったの俺だけやろか。なぜ、えーーかとゆうと、一つは「LIVE」でせっかく時を得たのに、ソロ・アルバムが出難くなってしまうんじゃないかちゅうのと、まあバーニー・リードンのファンでもあった訳ですが。ところがどっこい、イーグルスで得たことをたっぷり吸収してこんな形で出してくれるんだからやっぱり只者ぢゃありません。まあサウンドは変わってもスピリットは同じ。のーんびりしたなかにも芯のしっかりした、聴くたびに染みてくる音楽。頭ぴかちゅうだけのおぢさんじゃ無いんだよ。

良くて良くて。泣いちゃうよ俺。

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ミスター・マイペース
ペガサスの祈り

スティーブ・ミラー・バンド

シリーズ「人気B級実力A級」

”説明できないもどかしさ。”

1977年発表。大ヒット作「フライ・ライク・アン・イーグル」の次に出ました。この方、まさにミスター・マイペース。ヒットしようがしまいが不動の姿勢で己ミュージックをやってくれます。言葉で説明しちゃうと「ポップなブルース風味のロックンロール」ってなんともはやそっけなくなっちゃう上に、ルックスも見事な小太り仮面だし、ポップだからブルース・ファンにも見向きもされんし、どーしましょ。要はラジオでかかって気に入ってもらってなんぼですから、日本でかかることはまず有り得ないのでこの状態が続くのですが、なんちゅうか、この力の抜け具合は大変貴重な存在であります。実は声質や音楽感覚はポール・マッカートニーに近いものがあったりするんで、ここは是非ポール・ファンに聴いていただきたい。確か共演、共作もしてたんじゃないかな。派手なギター・ソロもテクニックも無いけど大好きでたまらない音楽。記事にもなり難いけどみんなの心にしっかりと根付いてるこんな音楽が、実は一番力強かったりして。

同時期ブレークのフリートウッド・マック、ジェファーソン・スターシップと合わせて聴くと味わいもまた格別です。

70’sの魅力って、マイペースの己ミュージックに有ったんじゃないかなあ。

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気持ち良かー。

ハナペペ・ドリーム〜忘れられた夢〜
タジ・マハール


"あー楽園じゃ。"

2001年にリリースされた黒いライ・クーダーことタジ・マハールさんの作品。この人は昔からご贔屓でして「ミュージック・ファ・ヤ」ちゅうアルバムは我が家の家宝となっております。60年代から活動しておりまして当初はブルース(といってもチューバのみのホーン・セクションとか思いきったアプローチしておりましたが)から出発。その当時のバンドにはオーリアンズのジョン・ホールやジェシ・うるる・デイビスも。愛用のナショナル・ドブロ・ギターで乾いた明るい楽しいブルースをやってくれておりました。その後カリブ海に興味を広げ前述の「ミュージック・ファ・ヤ」ではオールド・アメリカン・ミュージックと汎カリブの音楽の見事な融合を。その次の「エボリューション」ではぐっとポップに。良かったんですけどそこからしばらく消息をきかなくなっちゃって、私の方もご無沙汰しておりました。ハワイに移住していたそうでそこの人たちと仲良くなったんでしょうねー。先日ナイト・ミュージックってTV番組で見たんですが、何しろこの人が良さそうで、トッド・ラングレンと一緒にギルバート&オサリバンのオペレッタ曲で船長のかっこして嬉しそうに踊って歌っておりました。なわけで見事になじんでこんなに素敵なアルバムを。聴けて嬉しいぞー。びっくり、「リターン・オブ・ミュージック・ファ・ヤ」になっております。それに入ってた「ベイビー・ユア・デステニー」の再演もありです。カリブ+ハワイで気持ち良さにまた違った味が。「見張り塔からずっと」はやべ、世間から離れすぎてるぞってんでちょいと入れたんでしょうか(笑)。最後の曲でまたもやってくれましたの気持ち良さ最絶頂。今時こんな楚々としたアルバム、全然売れないいんでしょうけど、みんなが聴くようになれば世の中だいぶ丸くなるような気がするなー。

タジさんの世界はここで聴ける。

 

グッド・ロッキン。
NRBQ at Yankee Stadium
NRBQ

シリーズ「人気B級実力A級」

"これぞ隠れ名盤。"

米国のロックパイル(逆か)ことNRBQ、78年の作品。NRBQとはニュー・リズム・アンド・ブルース・カルテットの略であります。60年代末からひたすらライブ活動を続けてグッド・ロッキンな音楽をやり続けております。何の変哲も無いバンド名や横のつながりの希薄さから孤高の存在になってしまいました。本人たちも自覚しているのかこのアルバム、ヤンキー・スタジアムでやりたいなーちゅうことからこのタイトルに。ライブ・アルバムぢゃないんだよ。小粋でプリティとは正にこの人達のことを言うのでは。1曲目から思いっきり地味なロッキン・サウンドで迫りますが、まあ続けて聴いてみてください。2回聴いたら忘れなくなる素敵な曲が一杯。染みまくる3.「アイ・ラブ・ハー」、彼等のマニフェストたる感動的な「8.セイム・オールド・ソング」、9.の「イエスイエスイエス」もたまりません。スティッフ、ニック・ロウ、デイブ・エドマンズもちろんロックパイル、そしてどーしても思い浮かべてしまうルーモア(彼等のマックス・アルバムと感触が同じ)のファンの方はもし未聴でしたらぜひとも聴いてみてください。こういった貴重なバンドは是非応援して上げたいやね。無くなると絶対後悔するのだ。

試聴はここで

 

Re Cycled Vinyl Blues

ニール・イネス

シリーズ「実力A級人気B級」

"英国のキダタロー"

最近はカツラをかぶせれば風貌も似て来たつー英国のキダタローことニール・イネスさんの現在唯一入手できるCDです。73年発表の「How Sweet to Be an Idiot」の曲順を変えて曲を追加したものです。ラットルズのジョン役で有名ですが、ほんと声がそっくりなんだよなー。おまけに想像も出来ないほどの才能の持ち主です。才能では昨日のトッドに負けないくらいのものあるのに何でこんなに人気無いのーってシャウトしちゃいたいほど。ラットルズでもそうでしたが、得意技は本歌取りで自分のフィールドに引きづりこむこと。わはは、じょんに似てるーとか最初は笑って聴いてるんですが、その内におおなんて良い曲なんだって泣くはめに。有りとあらゆるジャンルの音楽で遊んでくれて、音楽って本当に楽しいもんなんだなあって教えてくれる素敵な人でございます。

試聴はこちらで

*大人にゃ。
Okie

J.J. Cale

シリーズ「実力A級人気B級」

"シェルターの落武者。"

オクラハマの仙人、シェルターの落武者、JJ・ケール、父帰る。少年時代に初遭遇した時には、ありゃあこれは大人の音楽じゃ大人になってからよく聴こうと決意して大人になりました。やっぱり大人にゃbyトロ。腹4分目の力でせまります。

冒頭「あの魂は同じだ、暗い暗い暗い」とゆう空耳で始まるこのアルバム、彼の3枚目、1974年リリースのものです。パンク真っ青の短い曲が12曲。30分足らずですが、その充実度と言ったら。461以後のエリック・クラプトンは彼のこのサウンドをかなり参考にしたのでは無いかと。JJさん7分ザ・バンド3部くらいで。クラプトンさんのレイドバックを4倍にしたくらい緩んでます。とわいえ物凄い怨念を感じるところもあって、静かに凄まれているとゆうか、これが一番怖いんだよう。プロデュースをボブ・クリアマウンテンがやったらロクシー・ミュージックのアヴァロンになったかもと思わせる感も。フェイドアウトも凄い。そこで終わるかあってところで終幕、それがまた余韻を残して2分の曲が4分の効果を出してます。

ミュージシャン・クレジットにポール・デイビスの名前があって、あの「アイ・ゴー・クレージー」のポールさんらしいんですけどこれはほんとかいな。まあ地方が一緒なんで可能性はあるんですが、だとするとなるほどこういった経験があの音楽にと想像すると楽しい。それにしてもオクラハマとは...。大人の街なのかなー。みんなチャールズ・ブロンソンみたいな顔だったりして。

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バックはレッド・ツェッペリンW