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ろっくす特選盤

グッヅ





*カースティ・マッコール。ポーグスのニューヨークの夢で印象的な歌を聴かせてくれました。父ちゃんはトラッド歌手イワン・マッコール。ロッドが歌ったダーティ・オールド・タウン作った人であります。イギリスでは珍しいのではないかのギターで曲を作る女性シンガーソングライター。その歌声はフリートウッドマックのクリスティン・マクヴィーさんを思い出し作る曲はゴーゴーズがやっても良いんじゃないかとゆうどこか懐かしいアメリカンポップの香りしかししっかりと英国ちゅう嬉しいもの。キャロルキングさんぽいとこも。あのトレーシイ・ウルマンさんの一連のヒットを支えていたのもこの方でニック・ロウ無き後のスティッフのポップ部門の屋台骨を支えていたのみならず80’sを代表する女性SSWだと思うのですが。がーリリース状況がレーベル移動の関係で著しく悪く聴きたくても聴けない。私もスティッフのシングルでやられたのにかかわらずなかなかまとまった形で聴き逃しておりました。そんな中、メトロとゆうスティッフ関係のリリースを頑張ってやってるレーベルから出ているこのスティッフ時代のお仕事をまとめた廉価盤の存在を知ってすわこれだと購入。うわ何てアホだったんだこれほどの音楽を逃していたなんて。こりゃ凄いや。冒頭の3曲でどんどんどんとノックアウト。1.はアルバムに参加したりして何かと縁があったビリー・ブラッグの曲。わたしゃあまり歌詞に興味を持たぬ方なんすがこれは気になる。エルトンのユアソングみたいな曲だと感じるのですがどうなのかな。2.は最初にこの人に遭遇したデビュー・シングル。60’sタイプのバラードで、あーたデビューからこの名曲ですぜ。にも関わらずまったく売れなかったとゆう。時代が悪かったか。後にトレーシー・ウルマンさんで大ヒットしたと言いますからこれは平成のドリームオンです。3.のテリー。ファンクのことを歌ったのでは無いでしょうが(^0^)、これまた名曲。としか言いようがなし。ゴーゴーズの曲だよって言われても信じるかも。4.はグレース・ジョーンズもやりましたアストラ・ピアソラのタンゴ・インスト曲に歌詞をつけたもの。これをアイリッシュのアコ奏者シャロン・シャノンさんとやってるとこがミソだな。どっちが先だったんだろう、グレースさんと。まったく違うタイプの人が同趣向でやってておもしろかー。後の曲だって挙げて行けば切が無いほどの駿曲ばかりで。9.ではパパとの共演で何ともほのほのしたトラッドを。後ろにはテリーとニューイングランドのこの当時流行りましたねえ12インチ版のリミックスがついております。まあこれはおまけだけど。この方、59年生まれだから私と同世代だ。いやもう我が身の情けなさ身に染みる。残念ながら2000年の12月にボート事故で亡くなっております。底力あるだけに惜しいほんとに。旦那さんはあのドラム革命プロデューサー、スティーブ・リリー・ホワイト氏。このスティッフ時代以外にもポリドールとヴァージンでアルバム出していて、うーん今度はやはりそれだな。気が付けばCDで出てるのもけっこうあるんでこれからちゃんと聴かせていただきたいと思います。

(マスター)2004.5.12




<完璧なシングルを讃える会>より



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They Don't Know
Kirsty MacColl
1979/6


いやーろっくす鋼鉄紅白歌合戦の紅組がジョアン・アーマトレーディングお一方だった。南極観測隊の皆様及び全国野鳥の会の皆様から苦情殺到。
ただいま到着なさりました。必殺パーフェクト・シングルを引っさげて

カースティ・マッコールさんです。

拍手ー。
曲は

ゼイ・ドント・ノウ

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それではイントロが鳴っている間に、え、10秒しかない?うわ、早口でせねば。あ、もう2秒経過だ。うんとお父様は有名な英国フォークの作曲家だそうです。生年は1959年10月10日体育の日。両親が体育祭で組体操をしている間に生まれた・・訳はない。お、私より一つ年上。この曲はデビュー・シングルです。こちとら学校でうだうだしとったのに凄い、デビューとわ。才能が違うっちゅうの。18歳の時に書いた曲だそうです。親父の音楽古くさーいとフォーク道には進まず。78年すからそりゃもうパンク。ラモーンズ、セックス・ピストルズに夢中。一方でフィル・スペクター氏、ガールズ・グループに夢中って由緒正しき英国少女さんだったとはご本人の弁です。その”一方で”の面が花咲いた曲がこの曲だ。もう一方はジャケで花咲いている。レコード会社はスティッフ。ばりばりの旬のインディー・レーベルでございます。しかーし、ついてないつうか、既にライバル有り。アメリカからやって来た米国美空ひばりのレイチェル・スウィート嬢。音楽ばちかぶり。そのレイチェル嬢と共に来英のリアム・スタンバーグ氏がプロデュースなさる。これはツいておりました。夢の70’s60’sサウンドここに完成したのです。バックは元ダムドのギタリスト、ルー・エドマンズ氏の新バンドが担当。
はいいんだけど、ツいてないのは丁度スティッフの参謀の一人、ジェイク・リビエラ氏がニック・ロウちゃん引き連れて離れちゃってレイダー・レーベルを作った直後だった事では無いでは無いでしょうか。敏腕でしたから。配給、宣伝に混乱が有ったと予想されます。なもんで、出したはいいけど、ラジオの反応は良かったらしいけど、あと一押し足らずチャート撃沈。ここに倉庫に眠る。英国音楽マスコミのいぢわるな反応も・・・まあ、そりゃいつものことか。歯車が噛み合えば当然、イギリスは元よりアメリカでだってチャート驀進間違い無しだったと思う次第で。ジャケは変えた方がいいわな。最初の表は最高です。裏がー・・80’s不良少女と呼ばれてヴァージョン。しかも英国限定。後ほど「こんな名曲惜しい」とばかし、ピクチャー・レコードで出しなおした時もこれを採用。

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当然パンクーな音を想像するよな。曲を聴いたら・・・音=ルックス不一致やん。しかもカースティさん、年長声してます。
歌い方、血は争えぬ。トラッド節回しが抑えてもこぼれ出る。
それでは歌ってもらいましょう。
BUY47 ゼイドントノウ!
って10秒で納めました。

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あなたは今まで長いこと周りにいたの
おー、多分私はあなたと別れることが出来る でもどうやったらいいの
それにどうしたら毎晩寂しい夜を過ごせばいいのかしら
私があなたと一緒にいられるとき
うん それが一番いい
そんで私は野郎どもの言ってることは聞かない
あなたが私に合わない とか 私があなたを追っ払うほうがいいとか
だってあいつらは私たちのことを知らない
あいつらは恋のことなんかまるでわかっちゃいない

あなたを見るとき私は思う
あなたがどこへ行こうとも私もそこにいたい
人は私たちをクレージーだって言うけど 気にしないわ
もしそれでも噂し続けるなら、あいつらどっかいっちまいな
だから私は気にしない 人が理解してくれなくても
あなたを見るとき あなたが私の手を握る時
だってあいつらは私たちのことを知らない
あいつらは恋のことなんかまるでわかっちゃいない

人が認めてくれるってことがそんなに重要なのかしら
私たちは自分達のチャンスをただ選んだだけ それを失ってしまわないうちに

ベイビイ!

過去に生きる必要は全くないわ
今、私は素敵な恋を見つけた これが究極
私は人に言う 私を邪魔しないでって
だって彼らがあなたを見るとき、彼らは私がそうしてるようには見ていない
ノー ヤツラの無駄口なんか聞きやしない
自分の目をカっと開いて、それを見つめる
だってあいつらは私たちのことを知らない
あいつらは恋のことなんかまるでわかっちゃいない

ノー ヤツラの無駄口なんか聞きやしない
自分の目をカっと開いて、それを見つめる
だってあいつらは私たちのことを知らない
あいつらは恋のことなんかまるでわかっちゃいない

パーンク!
つづれ折りのいにしえから女史は根がパンクなり。
恋歌の形を取るもこいつぁあ、これからの音楽人生いかに生きるかの意思表明ではありませんか。
てこたあジャケ=音一致だったのか。

名曲は死なず。
スティフ新体制整えしのち、1983年にトレーシー・ウルマンとゆう人を得て、再リリース。
全英最高位2位。全米でも最高位8位となり。
しかして本人ヴァージョンの意味は、まごうことなく別にありますで。

スタンバーグ氏のプロダクションに何の不満もござらぬが、
夢見るはもうちょっと前に発見されて・・・ニックちゃんプロデュースでスペクターしとったら・・・
どんなだったか。
夢見ちゃいます。

で、この曲を受けて、バングルスのマニック・マンデイがありの
不肖、うちらのバンド、ラバーズホリデイの「みんなの世界」って曲がー、自分ではトッドしちょるつもるが気付かずにしとった。
これこそ人は誰も知らず。あはは。


(山)2007.1.2

入手先参考、日本盤が出る、アマゾン

入手先参考、試聴可能です、UK盤、アマゾン


人は知らないの動画

Tracy Ullman They don't know with Paul McCartney
http://www.youtube.com/watch?v=i0FIl4-cC9U

Kirsty MacColl - Terry
http://www.youtube.com/watch?v=u12d0dnN0p8



The English translation page : here.




みなさんオピニオン

マスター> いやもううちもへろへろでこちらこそご無沙汰しちゃって。そうですよねえ。ぶっきらぼーな歌なとこが良いと私もー。 [05/13 07:25]
七院知> ごたごたバタバタしててご無沙汰してすみません。久々来たらカースティだったので嬉しくてカキコしてしまいました。上手でないけど味ある唄もまた魅力! [05/13 04:29]
マスター> 今日はカースティさん。ゼイ・ドン・ノウ1曲で80’s代表女性歌手としてしまおー。試聴出来るやつでお魚天国化いたしましたら行っちゃいましょう。大お薦めだ。 [05/12 08:51]







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