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ろっくす超大特選盤




*52年ジャマイカはキングストン生まれとゆううからどうやってあの街から出てきたのか74年頃のファッション・モデル界のブラックニューウエイブの先駆けとして世に登場、世にも稀なるキャラでコナン・ザ・グレートや007などの映画にも出演、思いっ切り際物ですかの目の中音楽界にも打って出てヨーロッパを中心にヒット連発のグレースさんの頂点アルバムがこのナイトクラビング。この時トムトムクラブやロバート・パーマー、ダイアストレイツで正に旬のバハマはコンパスポイント・スタジオでの録音。製作ミックスにアレックス・サドキンとアイランド・レーベル御大クリス・ブラックウエル自ら乗り出し、バックはスライ&ロビー、バリー・レイノルズとアイランドの総力を持って取り掛かるちゅうから際物でもそりゃあ半端でない大物です。生き馬の血を抜くファッション界で睨みを利かせて来たグレースさん、己キャラを知り尽くしてます。しかもフットワーク素早い。あのジョイ・ディヴィジョンのシーズ・ロスト・コントーロールを出たと同時にヘヴィダブ・シングルにしてヒットさせちゃうとゆう。しかも凄みは負けてない。この盤でもカバーセンス、冴えに冴えてます。まずは3のユース・ミー。ビル・ウイザースの作品。元歌の決まりに決まったリフを少しずらしてまったく違う世界構築、あっちをしばし思い出せないほどのかっこ良さに。あーた暴挙とゆうか偉いことだ。そして続くナイトクラビングはデビッド・ボイ、イギー・ポップ作。これだってちょっと原曲思い出せないよ。引っくり返してのドスの効き具合は半端で無し。6のリバータンゴはこりゃまたアストル・ピアソラのタンゴ、これもちろんインストだったんですけどそのメロディを歌に。ぐげそのアイデアたるや。たまらん名曲にKOです。まだまだ。8のデモリッションマンはポリスの曲。これも出たてホヤホヤを料理。勝ってしまった。デモリッションってゆうからにはこれくらい怖くないと。と居並ぶカバーの強烈さにくらくらしてる中、ベストトラックは2のバンパー。スラロビ、ジョーンズで作ったこの曲、イントロのスラップ・ベースが鳴ったところでもー駄目のかっこよさでござい。最後はしっとりと優しく終わるのだけど脅かしてごめんねって感じかな(^0^)。しっかしこの盤は強力です。買って絶対損は無し。稀代のハイパーを是非お試し下さい。世の中には凄い人がいるもんだねぇ。

(マスター)2004.2.19




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Walking in the Rain /
Pull up to the Bumper
Grace Jones
1981


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ナイトクラビング

Nightclubbing


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Grace Jones - Pull up to the Bumper
http://jp.youtube.com/watch?v=dRjWtlpl2Bo&feature=related


Grace Jones - Walking in the Rain
http://jp.youtube.com/watch?v=ifhcWeXIOZs

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金曜べすとヒット80’s!!
今週お迎えいたすは、
1981年に一番元気だった女人、いや生物、いや物体、

グレース・ジョーンズ様です。

アイランド・レーベルの80’sここに有りえお背負って立った巨人なり。
ジャマイカ出身で欧州のウルトラ・スーパー・モデル、果てはシュワちゃんの映画で悪役で出るわ、
そしてディスコ・クイーンだった70’s。ディケイドを渡ったらさらにとんでもない存在におなりになった。
自らの出自ジャメイカの旬なヤツラ、スライ・ダンバー=ロビー・シェイクスピアのリズム・コンビを従者に迎えてのハイパー・サウンド王に変身だ。
本日はその序章80年のアルバム「ウォーム・レザーネット」に続く、トドメ盤「ナイトクラビング」から冒頭の2曲を賛美させていただきます。

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1981年リリース。81年は名盤当たり年、
世間の荒んだ空気の中でいささかも怯まず己世界を爆発させた者どもだけが男女問わずすげえ音楽を連発させた。
その中でもベスト3に必ず入ると確信いたすアルバムがこの「ナイトクラビング」。
聴かばもう、口アングリーいたすのみ。ひゃあとびっくりして逃げるか、うわーと喜んで最前列で、それでも怖いからこっそり必死に見るかどっちかであります。
それでは1曲目、どーん、

ウォキング・イン・ザ・レイン

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ジャケからして”様”をつけるしかありません。オリジナルはオーストラリアのバンド、フラッシュ&ザ・パン79年1stアルバムから。
メンバーの元イージービーツ、ハリー・ヴァンダ&ジョージ・ヤングの両氏作。まさか2年後にこんなんなって変身するとは思いもよらなかったに違いない。

Flash and the Pan/Lights in the Night


まあ、まずは上のチューブのリンクで曲を試聴してみておくんなまし。
これから始まる恐怖の世界を、それにひきづりこむため、じわじわ責め・・・・



街を歩いている
カンを蹴っ飛ばす
ビルボードを眺め
おー、クソッタレ

群集を一瞥
どんなヤツラか
私がやることをやる
場所を問わず

歩く 歩く
雨の中

女のように感じる
男のように見せる
ノーノーのように音を立て
したい時にする
暗闇で口笛を吹く
夜の中輝く
結論に達する
まさしく夜はタイトだ

歩く 歩く
雨の中

貴様ら道化師ども来たれ
あんたら全ての阿呆どもの中に入れ
座れや 馬鹿ども
乞食野郎
ちょいとファンタスティックにトリップしな
くるくるケツを振って踊れ
結論に達する
おだまり

歩く 歩く
雨の中

歩く 歩く
雨の中



怖。正座して聴きますから勘弁して下さい。と頼んだんすが勘弁してくれません2曲目です。

従者と共に作ったオリジナル・ナンバー、

プル・アップ・トゥ・ザ・バンパー



俺のバンパーに寄って来い
俺のバンパーに寄って来い


そこいらの街をドライブ
来るべき時を待つ
あんたのビッグ・マシーンが欲しいか?
この街のどこかにあるのか?

さあでかい駐車場に止める
適当な場所を見つけたな
ちゃんと書かれてある規則に従えよ
きっとキチンと止められる

俺のバンパーに寄って来いベイベ
あんたのでっかい黒リムジンの中
俺のバンパーに寄って来いベイベ
そしてついでにそれを運転しな

24時間運転しろ
何でお前は入ってこないのか?
俺様には誰にでも用意しておるスペースがある
どうして俺様の友にならない

俺は拾ってやるぜ どうか来ておくれよ
光ってピカピカのマシーンだ 信じろ
それでお前のでっかいラッパを吹いてやる

俺のバンパーに寄って来いベイベ
あんたのでっかい黒リムジンの中
俺のバンパーに寄って来いベイベ
そしてついでにそれを運転しな

それに向かって近づけ それを通過してドライブするな
戻れ 2回目 そうだ素敵にぴったしだろ

競え ちゃんとしやがれ 俺をxxxさせろ
俺のバンパーに寄って来いベイベ
俺のバンパーに寄って来いベイベ



くわ。寄って来いと申されても恐ろしうて寄れません。オマケに”俺”なんて書いてしまいました。
男女を超えておられますんで。はい。
とにかく問答無用でカッコいいす。”カッコいい”つう語はこの曲の為にあるようなもの。
スライ&ロビーのタクシー・サウンド、冴えに冴えて臨界状態。形容不能。
それはこの後も容赦なく続く。

全編恐々突っ込ませていただく為、いづれ「大切な歌」でかまさせていただきます。


(山)2007.11.16


ろっくすべすとヒット80’sのページ


資料

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