*多くの人の期待の中ついに出ましたブライアンさんの21世紀最初の新作です。全13曲。尊敬し尊重し暖かく見守ってくれる若者スタッフに囲まれてまずは無念のお蔵入り曲完成版を10曲と豪華ゲストを招いての新曲3曲となっております。正直最近のお姿、その活動の順調さとは裏腹に見るのがちと辛かったんです。痛々しくって。で、今回も不安だったのだけどこりゃあ凄いわ。音楽を始めるといきなりシャキっ、わははまるで仙人。ブルース・ミュージシャンにはこうゆう人いるけど音楽の力ってでかいんだなあと改めて思いました。一番の不安要素は歌でして音程をしっかり取ってくれるのかなと。元々うまいって人じゃないだけにふらついてる姿を見ると辛くて。でもこれもばっちり、特にコーラス。初手から。心配なんて余計なことしてごめんよう。眠っててもハモレるんじゃないですかマジで。寝言でコーラス(^0^)。はいブライアンさんのアルバムで一番好きなのはソロ1作目です。とにかく曲が良かった。絞られた音のアレンジも。そしてヴァン・ダイクさんとのオレンジ・クレート・アートはもう最高。あくまでも音はヴァンさんの物だったけど。「イマジネーション」は駄目でした。いや駄目でしたちゅうと語弊があるな。曲はもう良かったんだけどどうも現代風にしたキラキラアレンジと音の質感がよそよそしくてしっくり来んで。でも今回は違うぞー。それはハナからわかった。ああ、あの音です。ブーも沢山出てくる。そうです。今更今の音にしなくても良いです。時流に関係ない自分の音を作った人なんだからマイ・ペースで自分の音世界を作ってくれれば。沢山の音を入れてマジックするのはお手の物なんだから。音質もようやくこの時が来たかー、出来ればいくらでも出来ちゃうハイファイにとらわれずに一番適した質感の音で勝負。それを理解してくれる素晴らしいスタッフのバックアップの賜物でもあるんですねきっと。何より一番大切な曲なんすがそれもそりゃもう最高です。メロディ枯渇なんて関係無いぞ。さて、最初に飛び出して来たのがエルトン参加の曲ですが、世界中の人が驚いたでありましょうエルトンがメイン・ヴォーカルだー。ふふふ待て待てあせるなあせるなってとこなのかな。でエルトン・ファンの私としては嬉しいかとゆうとこれについてはちょっと複雑。エルトンは何かとビーチボーイズと縁があった人だけどかってここまでストレートにビーチボーイズ調の曲を歌ったことはなかったです。ちゅうか彼の大好きなストーンズ調の自作の歌を歌う時も結局は自分の音楽にしちまう人なんで。自分で出来ちゃうんで真面目に聴いてないって言いますか。人との共演の時も自分がリードして食っちゃってそれが好結果ってパターンだけどこれは珍しくおとなしくブライアンさんの世界の中で歌ってる。はまって違和感無しはいい。んだけどそれでは何でエルトン?って気も。この曲をエリック・カルメンが歌ってるのを想像するとどう考えても彼の方が良いぞ。今のエルトンは夢中になって聴いてたころのきんどうさんじゃ無くてクレジットカードのおじさんだしなあ。それが声にも出ちゃうと思う。2曲目は、はい、もう泣きます皆さんと同じで。この音で再び立ち上がって欲しいのはやっぱBBのみんなともう一度ですよねえ。ブー音満載の3.でまた泣いて。お帰りブー。やっぱペット・サウンズ好きです。4.でもそれで迎えてくれて。あの音だ。さあ問題の5.です。こ、これは。クラプトンはん、いつもの通りで。バリバリ現役ギターも叫んでるぞは良いんだけど。妙だと思うやっぱし(^0^)。どうも。結局彼がゲストで参加する時のいつもの感想なんだけど。頑固なんだよなあの人けっこう。それでもう一人おりました超大物が。ポールさん参加の7.。大泣きしてしまったよ不覚にも。歌詞も併せて相当クサイって言えばクサイけど。これはやばい。リフでビートルズせりあがってくるし。何かあがってる感じのポールさんかわいいし。尊敬がお互いいやっちゅうほど私なんかでもわかる。たまりません。であまりにもクライマックスさせられたんでその後が分が悪いけど。それはおいおい楽しませていただきます。とにかくもう、はい、素敵なアルバムです。文句あってもそんなん上回る体にフィットだ。愛聴盤になります自然と。 (マスター)2004.7.8 |
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みなさんオピニオン | |||
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