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日本盤

*前作「ニューヨーク市で一時」でヨーコさんにそりゃもう目一杯付き合ったジョンちゃん。今回はいかに。ジャケットでいみじくもヨーコさんの巨大な大地から歩いてくるジョン。平和運動のみにくさもたっぷり見ての自分帰りアルバムかと。個人的にはリアル・タイム・ジョンとの遭遇は正にこれでビートルズより先にマインドゲームスでやられてました。えんえんと続くようなバックにのってシンプルな歌詞、途中無理やりレゲエになったりするなんてのは後年だいぶこまっちゃくれてから気付くんですがその頃はただただインパクトに打ちのめされて、エルトンのグッバイ・イエローやストーンズのアンジイと共にどっか欧州感じるエキゾチックな香りが大好きで。してアルバムもそうだからって訳でも無いと思うけど心に直球で入って一番彼のソロでは好きかもしれません。ジョンたまだとやっぱ辛いしイマジンだとでかいし。これはビートルズ時代の悪ふざけレノン君も復活してるしあいすいませんヨーコさんってひたすら謝ってるし(^0^)。この頃のインタビューを記事で読んだことがあります。音楽で世の中を変えちゃる平和を勝ち取ったるの筆頭と死後何故かイメージされてますがそこでは「音楽では世の中なんて変えられないよ。ただ人々の気分は変えられると思う。」てなことを言っておりまして。なるほどと。そうだよなジョンの歌はいつだってパーソナルなものだったし。社会がどうのちゅうのはパワー・トゥ・ザ・ピーポーと平和を我らにだよな。これは明らかにデモに似合うようにと。イマジンなんかはそんなん使われてたまるものかと思う。それを一番実証してるのがこの盤だと。全編フヌケ・ソングが詰まってます。音楽が平和に役立つこと、それは気分とゆうことで、戦意高揚軍歌とは180度違うやつ。これ聴いたら俺たち何やってんだろと確実に兵隊さんは思ってしまう。だから危険でFBIに追われたりしたんだなきっと。ワン・デイ・アット・ア・タイムなんてもう、全て投げ出してほけっとしちゃうよう(^0^)。インテューイションも。こちらは楽しくて。ポールみたいな生ギターのアウト・オブ・ザ・ブルーでは泣かせてくれるし。意味わからなくてもやたら気分が感動。どうしたってビートルズで泣かせてくれたジョンがまた味わえちゃうと嬉しくなるのはしょうがないす。オンリーピーポーじゃかわいくってアイ・ノウ・アイノウじゃあのフレーズだよこれ。ユーアー・ヒアはこの後の道を予言してるかのようで。そしてミーン・シティ。好きでごんす。ギャグセンス爆発。くるくる場面転換センスばっつぐーん。スライストーンの暴動と並ぶ無音ソングの2大巨頭ヌートピア宣言の解釈は個人個人で。私はまたみんなすっげええこと言うんだろうなあって彼のいたづらじゃないかと思ってますが。
 それまでのヨーコさんとタッグの時代とこの後のひたすら穏やか時代との間にパッと咲いたビートルズ・ジョンのアルバムのような気がしたりして。曲も全部良いし、やっぱフェイバリットかもしれぬ。

(マスター)2004.4.17

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