前日のWANTED rocks top back
*英国のバンドだからって全部が全部センスばっつぐーんてなバンドばかりじゃございません。おおかっこいいジャケットじゃと思わず買ってしまうこの盤のナザレスさん、何を隠そうださださ族です。ブラックの人だって踊れない人がおるけんね。わしら不器用じゃけんこれで行くしかなかとですけんなこのバンドが研鑽と日々精進の末世界的成功を収めたのがこの「人喰い犬」でござる。ヴォーカルのマッカファーティさんはアゴ割れ族四角顔科ヒューイルイス親戚顔だしかっこいい人もおらず特にバカテクさんもおらずと不利な点多々有りに関わらずあらゆる歯車勘違い偶然実力総力総動員で名盤となったぞ。曲だってそれほどと思えないこの盤を私も大好きです。ただしカバーの曲は別で曲最高。全米ヒットがあります。それは3.の「ラブ・ハーツ」。エバリー・ブラザースで有名なこの曲を何の不思議も無く己流儀でカバー、何の不思議もなくああ、良い曲だなあ。でもエバリーズの聴いちゃうとえらい不思議でしょうないけど(^0^)。ギターソロが笑えます。思い切り前に出て来て華麗に...と思ったら思い切り曲のメロディを弾いてくれます。考えて見れば他に手は無いよな、これほどの曲だと。ああ75年をたまらく思い出してしまう。そして5.。どっかで聴いたことあるなあと思ったらクレージーホースの1stのあの曲。見事にブリティッシュさせて素敵。原曲を凌駕する瞬間あり。でカバーと言えば1曲目のタイトル曲をガンズンローゼスがカバーしてる。アクセルさんがナザレスの大ファンだそうで、聴けばおお納得の曲。テンポをちょっと速めただけでほぼ完コピなカバーでして。トーキング・モジュレーター部分まで(^0^)。それにしてもサノバビッチって連呼してるの、いいのか?。いいのか。いいんだなロックだし。他はもうレインボウのロニー・ジェイムス・デュオさんくりそつの真っ赤さんのヴォーカル鳴り響く、これぞブリティッシュ・ハード・ロックーちゅう品々勢ぞろい。けっしてヘビメタでは無いこの世界、意外と存在期間は短命でこれぞって言うのは他のバンドでも数多く聴ける訳じゃありません。えらい貴重です。速弾き耳に慣れてしまうと何じゃこの呑気な世界はって思われてしまうのは確実だけど似てるけどヘビメタとは全然違う部類のものです。農家と漁業くらい違います。屁理屈こねて薦めてますが(^o^)___。わけわからんでも聴けば聴くほど愛着出て来るこの盤。最近のライブを見てもえらいださくて目を覆いたくなる惨状ですがそれでも人気者なんはなぜでしょう。なぜだろうわかりません。わからんのが一番最強だな。
(マスター)04.03.24