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*クライマックス・ブルース・バンド。69年にデビューの英国の名の通りブルース・バンドです。ちと遅れてしまったためブームがあっとゆうまに終わっちゃって後は70’sの荒波の中で時代に追いつこうと必死のバンド人生。この盤のジャケを見ておわかりのようにあまりセンス人間とは言えませぬ。デビュー当時は最先端でジャケもかっこよかったんだけどねえ。ずっとブルースをやればそれで良しなんだけどそれじゃ受けないし食っていけません。自分の好きな音楽と折り合いを付けて日々努力試行錯誤の結果、偶然(^0^)世間とシンクロして傑作にんってしまったのがこのアルバムなのだ。全米ヒットだって出たんだぞ。ライバルのフリートウッド・マックには綺麗な姉ちゃんが入って大ブレークだけどこっちにはそんな知り合いも無く、相変わらずむさいおいちゃんばかり。じゃあどうすんべと取った作戦はファンク&ブルース洗練作戦でござい。1曲目からそれは炸裂します。クラヴィ鳴り響きそのグルーブはアメリカのヴェンチュラ・ハイウエイかと思わせるナウさだ。思わせる程度で実際は街角アメリカなのですが、ええいそのなつっこさが良い。勘違いかもしれぬその挑戦がオリジナルなのだぞ。と思ったら2曲目はまたもろブルースだったりして。あ、やべ、これじゃいかんとアレンジで工夫を。スティーリー・ダンです。街角スティ−リーダンだけど(^0^)。いけてるぞ。3曲目はどうだミドル・ファンクだ。ブラックさんのようにえぐ味は無いけど歌はおやじえぐ味あるよ。間奏部ではまたもダンに迫る。4曲目では題名だけでもブルースさせていただきました。曲はシャッフル・ブギー兄弟です。さすがこの手はお手の物、リラックスして豪放にスライド鳴り響く。さあ5曲目。これが全米ヒット、クドゥント・ゲット・イット・ライトだ。突然感物凄く、いやもう滅茶苦茶クールでかっこいいファンク・ナンバー。私は当時もうこれに夢中でもちろん今でもフェイバリット。それがですね、これジャパンのアンコンベンショナルに似てるんですよ。あっちも大好きだけどこれは偶然か。見た目全然違うけど音楽が似てても駄目ですか。駄目ですね(T_T) 泣き。6曲目。ブルースです。ですけどイーグルスがやるブルース調。ロサンジェルスの夜なので勘弁してください。やりたいのよ。7曲目、スネアのプレート・リバーブが一番目立ってるかもしれぬスロー・ファンク・ブルース。ボコーダー使ってる。ナウだ。あったのかこのころボコーダー。最終曲。エクストラってタイトルだからおまけかと思ったらそれがタイトルです。いきなりピーター・フランプトンみたいなピアノ弾き語りで始まってびっくりします。間違えて他の人のが入ってるかと思うかも。展開してああやっぱりと安心の南部ブギー。安心は良いけどあのままだったら女の子うっとりしてたのに。いきなり裸踊りしてはいけません。でも男の子はそこで大喜びだよ。一緒に大喜びしてくれる女の子が男の子はきっと好きです。とまあ書いてるだけで涙ちょちょぎれる奮闘ぶり。それは努力だけじゃなくこの盤では中身もちゃんと結実してます。実を結んでキラリと輝いた瞬間を是非とも味わってみてください。さてクライマックスさん、この後もまたしても苦闘が続くのですが何と80年に2番目のヒットが登場。その名もアイラブユー。きゃあ恥ずかしい。曲もすっかり心を売ったアダコン調。でもなあヘビメタ・バンドがそうやるのもそうだけどこうゆう人達が心売ったシングルってけっこう良いんだよなあ。ははは。でもやっぱこっち。こっちです私は。

(マスター)04.3.23

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