*元祖目の澄んだ男と言えばこのグランドファンクの連中です。元々ご存知正式名称グランド・ファンク・レイルロードと長ーいのを前作アメリカン・バンドでグランドファンクと縮めまして、まー元々皆さんそう呼んでたんだけど、プロデュースをトッド・ラングレン博士に委任したら狂気&ポップ&ハードロックで大当たり名実共にグランドな全米バンドに。で、もう一回、頼みますよトッドさんて言ったかどうかは知りませぬが世界一飽きっぽいロッカー、トッドさん、成功したんだからいいでしょともう目はよそ向いてます。それではと白刃の矢が立ったのがラズベリーズ族、そしてスリー・ドッグ・ナイトで大成功してたジミー・イエナー氏。イエナそれは美しい。筋肉ポップをやらせたら大得意、肉の無い人にも肉付けちゃうブッチャー男でござい。それで調子にのってジャケットはこの有様です。滑っているのに誰も気付いてないぞ。アルバムタイトルだって大馬鹿の極み。邦題は「ハードロック野郎(世界の女は御用心)」ですから馬鹿3倍増しじゃ。大いによろしい\(^o^)/。さあまたウケるのだヒットだどわーっとふんふん言って頑張りました曲作り。元々あまりどうゆう風に曲を作ろうか頭悩ましてることが無かった節がありますグラファンさん。前作もシングル・カットしたやつはたまたま音楽の神様がプレゼントしてくれたっちゅう風で他のアルバム曲はノリ一発ってのが結構あったりしたのだこれが。さあ今回、またまた神様が降りてきました。ラスト2曲。まずはバッドタイム。奇跡としか言えないパーフェクトなシングルだ。マーク・ファーナーさんがお風呂の湯船に浸かった時、「あー極楽〜♪」って歌って「あ〜。あ〜?。これだ!」と一挙に2分54秒かけて出来た曲です。もうこれは考えたんじゃ逆に出来ないかもしれないピュア・ポップ。曲が良ければ全てがうまく行くってんでアレンジも完璧。絡むストリングスもギター・ソロもとろとろです。ボン・ジョン・ジョヴィさんも生涯ベスト1だと言っておったぞ。私もかなりベスト1。そして続けるラスト曲「サム・カインド・ワンダフル」。すんませんこれは自作曲じゃないすけど。ゴフィン=キングの同名曲とは別でござるフィラデルフィアのソウルシンガー、ジョー・エリソンさんが67年に放った一発小ヒット。シャインイン・オン大ヒット記念大宴会を熱海で開催した時に誰かがへべれけに酔っ払って歌ったら皆さんモミ手始めて大受け。これだってんでやってみました。ほとんど同じアレンジながらドラム&ベース&ヴォーカルつう超シンプル出だしでずーーーっと。おらおらこれで最後まで行くのかあっ!ってあせらせたところで出てくるオルガンの嬉しさで派手に聴こえるって渋い技かましてくれちゃって。これはバッド・タイムと正反対に何回も何回も聴く度にはまって抜けられなくなるって正に全米チャート向けの曲となって3位まで上がっちゃいました。とまあこの2曲だけで必殺だけどそれではベスト盤を買やーいい。他の曲は・・・。ぎゃははすまん全然違います。かと言って今回は3分くらいは作る時考えてみましたアルバム収録曲として魅力的な曲ばっかだと思います。はっちゃきなファイト一発のノリそのままでソウル風味もありシカゴかよーって突っ込みたくなるブラスロックあり。この後何を考えたかフランク・ザッパ氏に製作を頼んだ盤があるんだけどそれも有りだよなあって曲もあり。それはバッドタイムの前の曲。つながりも何もありゃしない。なんだかこの野放図な工夫の数々がいかにもアメリカンバンド。しゃあないわなそうなんだから。そうゆうとこが最大の魅力です。まあ何をやっても憎めません、目が澄んでます。グランドファンク万歳。 (マスター)04.12.30 |
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Some Kind of Wonderful & Bad Time Grand Funk 1974-1975 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ハード・ロック野郎(世界の女は ハード・ロック野郎(世界の女は御用心)(紙ジャケット仕様) All the Girls in the World Beware!! Bad Time http://jp.youtube.com/watch?v=_EFwZq6yrJA 。 |
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みなさんオピニオン | |
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