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ろっくす特選盤





*オハイオ・エクスプレス。おはよう急行って名前だけだと超絶ファンク・バンドみたいだ。あれはおはようプレイヤーズ。60’s後半アメリカのジェリー・カセネッツとジェフ・カッツつう借金常習者みたいな紛らわしい名前のプロデューサー二人がモンキーズがそないウケるのならわしらも適当にバンドでっちあげてちょちょいのちょいと曲作って世界中のアホガキどもに売りつけて大儲け、美女はべらせてプール・サイドでオレンジ・ジュースって訳にはいかんかいのうって作った匿名バンドっす。これらけしからん音楽はバブルガム・ミュージックとかキャンディ・ポップとか呼ばれたらしく先輩には1910フルーツガム・カンパニー。無名度いや有名度では彼らに劣るもオハイオちゃんにはヤミ・ヤミ・ヤミつうキラーヒット有りだ。けしからんとはいえ最高だぜベイベ。正に60’sPOPの総決算、美味いところ総取りの音楽でござる。しかーもロック・ファンにとって引きの要素満載なのだ。まずこれらの総指揮を取ったのがブッダ・レコード総帥のニール・ボガード氏。そうです後にカサブランカ・レコードを立上げキッスの連中を男にした男なのだ。ダイナスティとかでのキッスのポップ展開はけっして偶然では無く必然ちゅうか運命だったのね。そしーて匿名バンドっすからもう色んな才能が結集して作られております。その中にはなななななな何と10ccの面々実は一人も。10cc、ホット・レッグス結成前にグラハム・グールドマン氏が件のプロデューサー二人に目を付けられて渡米、やれ書けそれ書けと曲作り、ついでに歌も歌っておしまいと12.のスーサリオは彼のヴォーカルなのだ。しっかり溶け込んでて言われなきゃきづかぬ。さすがプロだ。さーこのCD、1曲目はもちろん最大ヒット「ヤミ・ヤミ・ヤミ」。赤ちゃん言葉で「おいちいおいちいおいちい」だって。なめとんのかー。おいちい。イントロを聴いて何か思い出しませんか?あれだ!カーズのレッツ・ゴーのフットボール応援団チアガール風のあれです。元ネタはここに。70’s後半にデビューした連中の音楽脳みそに見事に刻み込まれたとみえ他の部分にもいたるところにカーズ・ネタが。ひゃーひゃーゆうオルガンとか。ほらあれあれって聴いててわめけます。とゆうことでパワーポップのパワーを抜いた音楽なのだ。さらに「ヤミヤミ」とか「注意注意」とか「気味ギミ」とかタイトルで思い出すのが70’s前半英国グラム・シーンを席巻したチャップマン=チンのソングライター・コンビ。彼らの直接の先輩であることは間違い無い。パクリ音楽をさらにパクるとは相当の詐欺師です。おれおれ音楽振り込め音楽かこれは。騙されても孫と名乗る若者と話せて嬉しかった。怒る気にならないと悲しくも人間の機微を突いてくる。金を取られるのは許さんの極みだけど音楽なら勿論OK。喜んで騙されてあげましょう。そして絶対に馬鹿にされてるだぜこいつら。子供騙しだって。そうゆうけどあんた皆それほど大人かいつうの。素直になりましょう。これ聴いて恥ずかしく・・・はなるかも(^0^)、でも振り切って歓喜してしまおうぜ。ぶつくさゆうようになったらあれほど嫌ってた汚い大人になってしまう。もう何万発もある核弾頭、人間をうん百回も叩き殺せる量だけあるのに日本も持たねば舐められてしまうとか平気で言えるような。本当に馬鹿げたことは馬鹿げてる、嬉しいことは嬉しいって言えるかと突き付けられる音楽であります。でも、あんまりにもイライラしてる時は聴かない方がいいかも。ふざけんなーってマジで怒ったりして。がはは。

(マスター)05.1.3







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