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ALBUM一覧 「V.A」

*アルバム・チャートにエントリーのアルバムをアルファベット順に分けて掲載しています*
*大きいジャケット閲覧、字が見にくい時は「曲目等詳細」リンクのメイン・ページでご覧下さい。*

<V.A>
RHINO/HAVE A NICE シリーズ
・・・
TOP 40
*知ってる人は、涙うるうる。知らない人は、新しい感動間違い無し。(マ)/お勧め!/100点

バングラデシュ・コンサート
cover ・・・救済 曲目等詳細
*ジョージ・ハリソン氏主導で1971年夏に開催されたカンボジア救済コンサートの模様を記録したライブ盤です。才能を余すところ無く発揮したオール・シングス・マスト・パスの熱気もまだ覚めやらぬジョージさん。リハも充分でないような感じもする演奏ですがそれを補ってあまりある勢いで楽しいことこの上無しだー。さてこのコンサートに呼ばれた猛者たちは、Bob Dylan、Ringo Starr、Jim Kelter、Jesse Ed Davis、Leon Russell、Billy Preston、Eric Clapton、Bad Finger、Klaus Voormannそしてラビ・シャンカールさんと豪華絢爛。オール・シングスで諸事情により呼べなかったリオンさんも参加、旬のスワンプ最強軍団です。それとアップル仲良し軍団[(^o^)]。冒頭のラビさんの演奏、実は今まで最後まで聴いたこと無し_<(_ _)>_。今回ちゃぶ通作りながら聴いちまったよ。不覚。聴けば盛り上がります。はい。続くジョージのソロの素晴らしさはもう言わずもがな。嬉しかったろうなあ観客。一番良い時に聴けて。尊敬と憧れのビリーさんに続いてリンゴちゃん登場。ヒットほやほやのイットドンカムイージーかましてくれますが歌詞を途中で忘れたりして<[~O~]>hahaha。自分で作ったのにー。らしいなあ。続くマイ・ギター・ジェントリー・ウイープスではクラプトンはんと生で共演です。あの曲が。涙無しでは聴けない人も多しだと。そして御大リオン・ラッセル。ストーンズだ!。ニヒルでございます。機嫌悪そうながら機嫌よさそうで観客あおって引きづりこむところなんざアンタッチャブルのアル・カポネ思い出します。あ、ここでもそうですが何故か映画でも全編目立っておりましたのがギターのドン・プレストン君。やっぱサラサラには勝てません。お次、オハコ、ヒア・カムズ・ザ・サン。生で生で。しかもバッドフィンガー付。とゆうことでここで登場はいつもおいしい場所で持って行ってしまうボブ・ディランおじさんだよ。しかしこの人の生ギターの魔力は凄し。たった1本でオーケストラ並みのレンジの広さです。控えめにからむジョージ君もかわいいし。選曲がまたうまいとこついてる。タンブリンマンなんて、まー。そしてやっぱこれが無きゃのサムシング、これまたヒットしたバングラデシュと。テーマは重いのですがそこは音楽、楽しくて思い切り高揚させてくれて、生きる力は心の力から。申し訳ありませんがおすそ分けしてもらって元気になります。充実です。CDになってもちょっと高いけどそれだけのものいやそれ以上のものいただきました。ありがとう。 (マ)
/お勧め!/100点 日本盤

ラスト・ワルツ完全盤
・・・至宝
*1976年11月26日サンフランシスコ、ウインターランドで行われたザ・バンドのラスト・コンサートのライブ盤が完全盤として登場しました。私にとってかけがえの無い盤だけに嬉しいのなんのって。思い切って日本盤を手に入れてしまいました。ライナーノートが素晴らしいこと。読んでてなるほどーと初めて知るようなことが一杯。ロビーさんの言葉は、そうなんだよなあって思わず納得してしまいましたぞ。
さて内容と言えば悪い訳はございません。詳細に追って行くともの凄いことになってしまうのでざっと感想を。
DISC 1
ムーンドッグマチネーでやってた「第三の男」を彷彿とさせるテーマではじまります。なんとも美しい曲。ロビーが弾いてた不思議な楽器欲しいなあ。ザ・バンドの曲が3曲続きます。「同じことさ」でのリック・ダンコの歌。この人の歌の持つ切迫感がたまらん。名唱です。「フー・ドゥー・ユー・ラブ」。ロニーお師匠さんの元でのツアーの話は凄いものあったなあ。週に6日ライブしたそうです。ロビーさんはトイレにまでギター持ち込んで練習してたそう。やはりそこまでやってこそなんだなあ。わしは駄目じゃ、とてもでけん。「カーニバル」とジョン先生の「サじゃない」と出発点ニューオリンズから。ニュオリンズとカナダはフランスつながり。よってザ・バンドの音楽はニュオリンズとカナダをつなぐラインの音楽を全て内包なのだあ。乱暴かあ。今回初めて登場の「ザ・ウエイト」。元祖パンク・シンガー、リックさん期待通りやっちゃってくれてます。「火の車」「ステージフライト」共々本当に若若しくて。得意のメロディ崩しも名人芸。この人にしかでけんなあ。「ミステリー・トレイン」は何回聴いてもバターフィードさんのハープの音素敵です。正に機関車爆走。リボンさんが一番楽しみにしてたとゆうマディ・ウォーターズとの共演。初出の「カレドニア」がまた良いんです。バック・バンドとしてもザ・バンドってほんと見事な連中だなあ。おっきな包み込む感じ。バタフィールドさんのハープも最高。

DISC 2
未発表「ラグ・ママ・ラグ」で始まります。ラストワルツでのザ・バンドの演奏は「ロック・オブ・エイジス」の時に比べてより重心が低くなって、粘りがぎゅるると、そしてより攻撃的に若若しくなっている感が。そしてエリック・クラプトンの登場。未発表「ノー・リーズン・トゥ・クライ」の「オール・アワ・パスト・タイムズ」を。良い曲なんですよねー。嬉しくて。「ファザー・オン・アップ・ザ・ロード」ではストラップが外れてよれよれになるエリックさんのソロからタッチしたロビーさんの壮絶ソロに注目。さらにエリックさんの巻き返しもあります。「オフェリア」。もう何も言えないす。このアルバム中でも白眉の演奏。デューク・エリントンからスイングジャズを見事にロック化です。で、カナダ地帯へ突入。にーる君は究極3コードソング「ヘルプレス」でかましてくれます。これ3コードでっせ。ややこしくすれば良いもんでないのー。そしてジョニ・ミッチェルさん、ヘルプレスでも強烈に目立っておりました。恐るべきノンコードの世界。バックの演奏付けるのに苦労したそうな(笑)。空気を一瞬にして変える所はさすがじゃ。「アルカディアの流木」。「南十字星」に入っていたこの曲を聴くためにこれを買ったと言っても過言ではありません。聴けたことだけでもう大満足です。良い曲なんだよねー。もう一人のニール君は貫禄がすげー。そして「WSウォルコット・メディシン・ショー」なんですが、これがまた素晴らしくて、これをアナログの時カットしたのはさぞかし悔しかっただろうと。リフがいかしたイメージがパアっと広がる曲なんですよ。

このコンサートのハイライト、男ヴァン・モリソンの登場です。ぱちぱちぱち。何回聴いてもチキンスキン。あの飛行機嫌いのヴァンさんが駆け付けたこの気合を聴いとくれ。この時点で間違いなく世界最強になりました。この歌唱に触れなければ一生の不覚じゃぞ。

DISC 3
リボンの渾身のボーカル、「オールド・ディキシー・ダウン」で始まります。ホーン・アレンジはアラン・トゥーサン、イントロのフォスター調のフレーズから想像力ばんばん膨らんでずっぽりとザ・バンド世界に。続いてザ・バンドのイーノことガース先生のインストへ。この人のプログレシブ・ケイジャンは他に類を見ません。この人のワサビが効いたフレーズがバンドミュージックにどれほど魅力を付加しているか、はかりしれないもの有り。シンセを生楽器同様生かす技術たるやもう。お次はいよいよボブ御大なんですが、色々ごねた割には、はりきってること。リハほとんど無しでバッチリ合わせるザ・バンドもさすが。歌い方笑っても良いですよ(笑)。じっくり聴くとこの人改めて良い曲書くなあって思います。トリは全員参加の「アイ・シャール・ビー・リリースト」。リチャードの声が凄い。どかーんと響きます。ディラン先生の炸裂ぶりにも注目(爆)。9、10は初出のセッション音源なんですが、9はさすがにちょっとやっちゃったかなってとこかな。ザ・バンドはセッション向きだとはおもえんもんな。次のガース先生から始まるのは面白いです。やってるうちにどんどんニューオリンズ・ファンク・ブルースになって行く。なんとリトルフィートっぽくなって行くんです。ギターソロ誰が弾いてるか当てたらあなたは凄い。

大トリはやはり「ドント・ドゥー・イット」。これだけやった後でも体に染み付いたパワーで炸裂します。最後になぜこの曲をやるのか。それは「ロック・オブ・エイジス」を聴いてもらえば、納得していただけるかと。
「グリーンスリーブス」でジェフ・ベック版を聴きたくなる人はいましたか(笑)。

DISC 4
ロビーさんが今回の為に作った新曲とコンサートで共演出来なかった人のための、スタジオ・パートです。問題はそのサウンド。よく言えば憑き物がとれたよう、とにかくあっさりした作りです。1.ウエルはジャズ・ワルツなのかな。本来ならレコーディング・グループとしてこんな展開にしたかったのでは。これが展開してたら面白かったろうに。2.イバンジェリンはアケイディアの流木と並んでアメリカ南部に追放されたカナダ・フランス語圏の人々を歌ったものだそうです。ちなみにアケイディアがなまってケイジャンになったそう。なるほどー、それでケイジャンは...。エミルー・ハリスが爽やかに歌います。このあっさり感で何が狙いたかったのか、ちょっと未だによくわからない。3.ブルースから離れて。珍しくロビーさんが歌いますが、これがなかなかいけてます。ちょっと自信なさげなのがまた良い。ソロ・アルバムでふてぶてしくなっちゃうのが嘘のよう[(^o^)]。これで自信持ったのかな。4.ザ・ウエイト。ステープル・シンガース登場。ツアーでコンサートには参加できなかったそうで、ザ・バンドの曲をいち早くカバーした恩義あるブループとしてどうしても共演したかったそうです。元々ゴスペルのウエイトがもう見事に。歌いたいパートを取合ったそうで、さすが限界超えた感情吐露。もの凄い歌だなあ。バックの演奏がオリジナルみたいだったらと思うのはわしだけかなあ。5.ラスト・ワルツを再び。リチャードさんの歌はやっぱり天下一品。彼でやっぱり締めなきゃね。続いてコンサート・リハーサルの音源。7.キング・ハーベスト。今一うまいこと噛合ってなかったみたいですね。8.9.はヴァン・モリソンさん。楽にやっつけようと始めたは良いけど思わず熱くなっちゃうとこがこの人らしい。手が抜けないんだねえ。不器用で頑固なところが最高です。10.のジョン先生は逆にリラックスしまくり。リラックスが持ち味だから、これも良いのです。12からは新曲完成前の音源。手さぐりなんですがこれも魅力的なのがバンドの地力とゆうものでしょうか。

可能性と終末感が漂うスタジオ・パートは、やっぱりこれで終わりなのかなあって感じさせてくれるもの。コンサートの熱い演奏とわざと対称的にしたかったのか。謎です。どのインタビュー読んでもこの辺に触れて無いし。感覚的には納得できるものがあるのですが。

ザ・バンドは、ビートルズの影響を直接受けて無い生粋のアメリカ大陸バンドとして、文字通り偉大な存在だったと確信しております。この人たちの存在がどれほどロックの厚みを増していることか。もっともっと評価されるべきだと思うのです。もっとも評価されなくてもわしはどこか心の根っことして一生聴き続けますけど。存在に感謝。
(マスター)
/お勧め!/150点

The Stiff Records Box Set/V.A
・・・
ばか勢揃い
*楽しいことこの上なし。色んな音楽が色んなおばかによって演奏されます。お徳ですよ。(マ)/お勧め!/97点

スティッフズ・ライブ/V.A
・・・ばか勢揃い
全てはここから始まったのです。パブロックの雄ブリンズレイ・シュワルツのマネージャー、デイブ・ロビンソンとDrフィールグッドのマネージャー、ジェイク・リビエラがフィールグッヅのリー・リブローから借金をしてこさえたレーベル、それがスティッフ。ニック・ロウをハウス・プロデューサーに迎えてどん詰まり芸能界&ビッグ・ビジネス化した音楽界に風穴を開けました。そしてこれは初期代表5芸人たちによる77年夏の「スティッフズ・グレーテスト・スティッフス」ツアーの記録です。音楽への熱意と魂だったら誰にも負けないパブ・ロッカーたち、しかしながら上に浮かび上がれない悲しさよでいかんせん少々覇気に欠けたところもあった彼らが同時発生のパンクの風に煽られてついに爆発しました。
 冒頭のニック・ロウズ・スープの中の最後のチキンからしておおびっくりの変身振り。人間受けるとこんなに変わるものなのね。2.の「さあ食おう」の馬鹿馬鹿しさが嬉しくなってしまいます。このジョーク&エナジーがスティッフの真骨頂じゃ。
 続いて登場のレックレス・エリック。新人なのですが、正にここでしか出て来れなかったパワーポップ・ノーティなキャラであります。何とイアン・デューリーさんがドラムで豪力POP曲を。「ラストダンスは私に」を巧妙にラットルズ。
 アナログですと最後になりますラリー・ウォレスさん。ピンク・フェアリーズ、初期モータヘッドに在籍した方。初期哀愁のお約束コード進行、ブルンブルンベース、蝿も引っかかるだみ声。
 ださい風貌と言うことで最初はソングライター契約だったちゅうエルビス・コステロさんがB面最初の登場。後の活動を彷彿とさせるようなバカラック・ナンバーと自身のことを歌いたかったか「奇跡の人」、新人だけに一番パンキッシュな空気を具現して当然目玉になってしまいました。
 ラスト登場はイアン・デューリー&岩石塊衆の皆さん。凄い身近な歌詞ととんでもパフォーマンス。ファンクに活路を見出し、最後は全員揃ってのわかってるけど言わねばなるまいのセックス・ドラッグス&ロックンロール。
 当時見ることが出来たこの時のフィルム。そりゃもう凄いもので冷やし中華の会と同じエナジーを感じた私はもうずるずるとこの世界にはまり込んでしまったのでありました。DVD発売を望む。。
(マ)
/お勧め!/100点

Stay Awake: Various Interpretations of Music from Vintage Disney Films
・・・良い曲
*改めて聴くとディズニイって良い曲が多いです。それを適材適所の人選でやるのだからもうたまらん。うっとりなのです。
(マ)
/お勧め!/96点

In Yo Face!
・・・ファンクよりすぐり
*70年代ファンクの超弩級オムニバス。思わず腰から動き出すナイスなナンバーが結集だあ。ライノさんは偉い。いつものように大向こうをうならせる素晴らしい選曲と音質で堪能させてくれます。様々な曲調はみなさんのファンクに対するイメージを払拭させてくれるでしょう。ここは私もしたように清水の舞台から飛び降りるつもりでVOL5まで揃えちゃって下さい。後悔はさせませんぜ。
(マ)
/お勧め!/96点

サタデイ・ナイト・フィーバー/O.S.T
・・・時代の名盤
*77年作品。今やコントのネタにさえ使われなくなったサタデイ・ナイト・フィーバー。ディスコ・ブームの火付け役のように言われておりますが、実は成熟したディスコ期の総括として現れたアルバムなのです。悩んでた主人公と同じようにアルバムの感触もナイーブ。ビ−ジーズの珠玉の名曲群とイボンヌ・エリマン、タバレス、MFSB、トランプス、KCSがいっぺんに聴けるなんて何て贅沢なことよ。全部聴いてる方は意外と少ないのではと思われるのですが、まじで、聴かれることをお勧めします。あれだけ流行ったのに、私の中で嫌悪感が全然無かったのはこのしっかりとした音楽性だったからなのです。ビージーズ・ディスコ期のベストとしても最適。
(マ)
/お勧め!/96点

カジノ・ロワイヤル/O.S.T
cover・・・スイート&ダンディ 曲目等詳細
*カジノ・ロワイヤル!
007シリーズの中で外道、世紀の快作かはたまた駄作か。ジョン・ヒューストン氏をはじめ5人の監督で作られ、出演者は
私フェイバリット俳優さん
ピーター・セラーズ!
英国理想紳士、デビッド・ニーブン氏
当時は新進気鋭、ウッディ・アレンちゃん
薔薇の蕾のオーソン・ウエルズ氏
うるすーらなウルスラ・アンドレス嬢
ウイルアム・ホールデン氏、ジャン・ポール・ベルモンドさんと超豪華なのだ。
それで何をやったかとゆうと、ギャグ、またギャグ、そしてギャグ。大人の遊びとしか言うしかねえぞ。
遊びは人がやることの中で最高のことなのだ。
マイ・フェイバリット・ムーヴィーの一つです。
大人の・・だから子供の頃はさっぱし面白く無かった。長いし。007だからどんぱち、はらはらかと思ってたのにーーって。ところがどっこい見る目変われば、もう大変。面白くって面白くって。各シーン各シーン全部名場面に見えちゃうからこりゃまた調子がいいこって。
見る目が変われば聴く耳も変わる。
何てたって
音楽があのバート・バカラック氏です。
バカラックさんといやあカジノ・ロワイヤル。
だからこれは「バカラックとは何だ」の第一弾でもある。
同時に「完璧なシングル・シリーズ」
ルック・オブ・ラブ/恋の面影
だーー。
歌うはイギリスの女性歌手ダスティ・スプリングフィールド嬢。バカラックさんのお抱え歌手と言わば黒いケンナオコ、ディオンヌ・ワーウィックさんでござりますが、その一のライバル姫川あゆみはこのダスティさんだ。月影先生はそれを見抜いての起用。ディオンヌさんもこの歌を歌っております。それを聴かば、そうかやっぱりとうなずく。後出しで歌っちゃったからなあ。もっと上手く演ってやるわと闘争心まるだしになってしまったのがやばし。いかにサラっと歌に身を任して歌うのがバカラックさんの曲の身上ですから。
それほど彼の曲の力は強し。

恋の面影
貴方の瞳に
微笑みなんかじゃごまかせません見えてます
恋の面影
それはもっともっと物語る
今まで放たれたどんな言葉さえも
そして私のハートが聞いたこと
ああ、私は息をのむ

貴方を今すぐ抱きしめたい
貴方を包む私の腕を感じて
どんなに待ったことか
貴方を愛することを
今私は見つけた

貴方が恋の気持ちを持ったことを
表情の中でわかります
消すことが出来ない時の面影
今夜は私のものになるわ
さあ始めましょう
こんな夜をこれから沢山
恋人の誓いを立てましょう
そしてそれをキッスでふさぐの

貴方を今すぐ抱きしめたい
貴方を包む私の腕を感じて
どんなに待ったことか
貴方を愛することを
今私は見つけた

行かないで

貴方を今すぐ抱きしめたい
貴方を包む私の腕を感じて
どんなに待ったことか
貴方を愛することを
今私は見つけた

行かないで

行かないで

とっても愛してます

恥ずかしいよ。すげードLOVEソング。これがこの映画の目玉歌ってことが・・・効きます。どんな場面で登場するかは、見た方はうふふと思い出して、まだの方はお楽しみに。
何百回何千回聴いても飽きないのだ。人間ってのが飽きてたまるかの存在だけに、まるごとバカラックさんのメロディ&音楽が飽きるはずが無し。
そしてテーマ曲。演奏はハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス。オールナイト・ニッポンのテーマで御なじみです。
まっすぐ前を見て笑いながら闊歩するがごとくの名インスト。元気なくした時にとっても必要な人生テーマ曲です。

さて、映画は
大拍手のラスト・シーンへ。
これだけやって、このラストだ。
世界最大の大馬鹿野郎ムーヴィーに乾杯。
オースティン・パワーズの師でもあるから、ブレイン・ドレイン、とてもモッドな映画、音楽であります。(山)
/お勧め!/150点 試聴はここで

The Rocky Horror Picture Show/Original Soundtrack
cover....ぺぺぺ・ペイション 曲目等詳細
*おおよそ子供が好きなもの。SF映画にホラー映画、怪獣映画にバカ騒ぎ、うんこちんちんにちょっとだけよと相場が決まっております。大人になってそれらに眉をひそめる側になってしまうのはそればっかやってると社会生活が確実に送っていけないから。しかし本当は今でもそれらが大好きなのは祭になると燃える者、飲み会で頭にネクタイ巻き、果ては捻じ曲がって階段で手鏡などとゆうけしからん輩などを見るに火を見た明らか。んならば大好きだと認めてしまおう。子供たちにはこんなん見ちゃ駄目って釘刺しておいて今夜も家庭内ライスシャワー、まずは左に跳びまして右にステップ、手を腰に、膝をピッタリ閉じてぐるんぐるん振るのよう。
 若きミュージカル俳優、リチャード・オブライエンが1973年に生み出したこの世紀のロック絵巻。地球の一地域で確実に人をフランケンフルターに変身させております。当時の英国POPの面白さをぎゅぎゅぎゅっと凝縮、GLAM嫌いのアメリカ人をもこれにはKO。世界の人と貴方が出会って「ぺぺぺ、ぺいしょん」ってやりましたら「おーユーはトモダチねえ」と抱擁してくれたらそれはもう大親友。これ見た後戦争したくなるやつはまさかおるまい。劇団四季でアバはやってもまさかこれはやるまい。やってくれるな。CDは激安で世界に普及運動が展開されております。うちはVHS+アナログLPで持ってますがDVDで曲だけぽんぽんと再生出来るのならそっちも欲しいど。結局は最初からちゃんと見てしまう気もしちゃいますが。だって激烈にたまに聴いて生活の洗濯したくなるで。遠い昔映画館でTVで見た方は1曲目、深夜サイエンスフィクション豪華2本立を聴いただけで震えが走るので覚悟召されい。もしまだご覧になって無い方、貴方はラッキイです。まだこんな幸せが残ってました。どうかご堪能下さい。きっと5%の男性の方はフリーキイになって「おおこれが私の道だ」とクチビルに赤いリップを塗るようになりますがわしは知らん。聴く度に見るたびに新たな面白さ有り。どの登場人物を追いかけても良し。最近の我が家のMVPはかしましグルウピイ娘コロンビア。永遠のネズミ声に乾杯。リトル・ネルは今日も寝る。いや歌う。だいたい何故いきなりミートローフは登場するのだ。しかもバイクで。ので最後の哀しさ、寂しさに耐えられなくなってまた最初から聴いてしまうことになります。そして今も世界のどこかのこの屋敷で異型の外側生物たちが楽しそうに踊っております。愛情、嫉妬、妬み、友情、どんな外側でもそれらをやりあうことが出来る朋友有りますのん。もし今はいなくても嵐の晩、ふと訪ねた家には彼らがきっと待っておる。夜這いされては困るけど逃げるけど踊るだけならいつでもOK。今日も一緒に歌います。よろしくね。

(マ)/お勧め!/100点 DVD グッヅ

Dynamite: Best of Glam Rock
cover....歌え騒げ踊れー 曲目等詳細
*アメリカでシンガーソングライターの台頭などとしっとりやっておる時にかの英国ではこのお祭り騒ぎ。これはその全国お祭り巡りのようなCDでござい。あきらめかけてたけど現在入手可能、私もやっと手に入れたぞ。ZEPとかの王道ロックとは別に実際にチャートを賑わせておったのはこれらのギンギラギンたち、横綱から十両までまあよくぞ集めてくだすった。次々とあの手この手でヘイヘイ言ってくれます。何故こんな風になっちまったかとゆうとチャップマン&チンちゅうライター・チームのロックはおばかでなければならんちゅう固い信念のおかげ。ゲイリーグリッターおぢさんを総大将にスレイド、スイート、スージー・クワトロ、マッドなど層は厚いぞ。コージー・パウエルだってこの頃はお仲間です。笑っちゃうぞ、おお、ドラマーのシングルだーって。まあグラムと銘打っておりますが実際はエゲレス歌謡曲,直系はここでも1曲収録されているベイ・シティ・ローラーズ、だから彼らの音楽の楽しさが好きな人は買いでござるぞー。なんつたってじき入手困難になるのは目に見えてる。私が嬉しかったのはジョーディ、現AC/DCの歌手ブライアンさんのいたバンド。あとブラックフット・スー、ヘヴィ・メタル・キッズ。珍しいけど極上ソングとまではいかんで、ははは、あくまでしめ鯖の味わい、それが好きならお食べ。ホット・チョコレートのこの時期のもうれしかったなあ。な訳でみんなが楽しくしてると腹が立つ人はこの盤には向いておりません。
(マ)/お勧め!/100点 試聴はここで。

Billboard Top Hits:1975-1979
cover....全米ヒット 曲目等詳細
*あらーこんなの出てたのねーのライノのボックスです。バラ売りで出ているトップ・ヒッツ・シリーズを5年分まとめたもの。お値段的には、5枚あわせたのとうーーーんほとんど同じ[(^o^)]。注文する手間とお部屋のスペースがお得です。ライノの70’sボックスセットと言えば「ハブ・ア・ナイス・ディケイド」とゆう怪物がありますがあれは高いしねぇ。それにあちらはあえて大物さんを退けてある感がありますので、こちらの如何にもトップ10ちゅうのは持っててうれしいです。で、大ヒット大物ばかりかと言えば、どうしても入れたかったんだろうなあの印象大ヒットもちゃんと入ってます。てゆうかそれらも実際大ヒットしてるんですが日本での感覚だと渋いねぇとなって。はい。とゆう訳で気付くとマックもストーンズもスパトラもソロトルズ、スティーブ・ミラーも入ってない、あら結局ライノだねぇのこれがあったのだの信念選曲、時代の空気が緩やかに変わって行く様が瞳孔開いて美味しいことは間違い無し。一家に一枚いかがですか。しつこいようだけどこの並びは本当に絶妙だなあ。
(マ)/お勧め!/100点

The Harder They Come/Sound Track
cover....れげ 曲目等詳細
*ボブ・マーリーと共にレゲを一躍世界的にしたジャメイカ映画のサントラです。言ってみれば彼の地のATG映画。田舎から出て来た若者が運命に翻弄されて。ただ背景の社会が日本と比べられないほどハード。ギラギラしたエナジー充満なのだ。収録曲はレゲエがレゲエとして形作られた最初期の名曲ばかり。トタン屋根と隙間風のスタジオの世界です。主演のジミー・クリフはレゲエの中ではラスタ臭を感じさせない人でカリブぽい臭いも最も感じる人、最初に世界に挑戦した人でもあるか。その彼の「本当に望むなら手に入れることが出来る。」で始まりますが、そうはうまくいかないってのがこの映画のテーマです。何を望むのかってのがまた重要なんだわな。きっと。空気のような2曲目を挟んでの「リバーズ・オブ・バビロン」。ボニーMのカバーでヒットしました。これが原曲だー。「メニー・リバーズ・トゥ・クロス」。リンダ・ロンシタッドがカバーしました。これが原曲だー。別にレゲエうんぬん言わなくても結構の名バラードだと思います。続けてメイタルズ。ジャメイカきっての野獣派。オーティス・レディングに影響された極暑い歌は実はこれも彼の地では異色。「ザ・ハーダー・ゼイ・カム」。キース・リチャーズがソロ名義で確かシングル出したなあ。これが原曲だー。いまだにケツから熱いものがこみ上げてくるぞい。「ジョニー・トゥー・バッド」。クラッシュの曲みたいですが[(^o^)]UB4Oがカバー。これが原曲だー。これがジェメイカーの普通のレゲだぞ。これまで好きになっちゃったらもうズブズブだ。「007」。デスモンド・デッカーはレゲエ以前のスカ・ロックステディ期から活躍の人。「イスラエルちゃん」って曲が大ヒット。日本でもシングル出たらしい。これはタモリの空耳アワー「西武園〜」で有名。これが原曲だー。「プレッシャー・ドロップ」。題名からして強烈なメイタルズの曲。中身も、わー押しつぶされる。それはおめーだおめーだおめーのことだぞっていきなり指刺されて始まります。脅かされてドキドキするもう大好きな曲。クラッシュがカバーしてます。これが原曲だー。クラッシュ、さすがにナチュラル野人にはかなわず。「シッティング・イン・リンボ」。盤間違えたかしらと思わないでぇ。のボニー・レイットが歌ったらぴったしだけどジェリー・ガルシア、ネヴィル・ブラザース、ジョン・セバスチャンがカバー。これが原曲だー。そして2曲のリプライズで噛み締めてください。今何が起こったのかを。 (マ)/お勧め!/100点

Hitsville USA: The Motown Singles Collection 1959-1971
cover....モータウン 曲目等詳細
*アメリカはポップなソウルの総本山、モータウンの最盛期60年代の歴史をぐわっと納めた強力コンピです。ヒッツビルUSAとはモータウンがあったビルの通称、あまりにもヒット出したからそう呼ばれたのね。モータウンの創設者はベリー・ゴーディとゆう黒人さん。最初は朝鮮戦争従軍時の給料でレコード屋さんを始めたものの生活の為にかたぎに戻ってそれでも夢を捨てきれず作曲家になりヒットを出したその金でインディレーベルを作りました。ところが当時のシステムでは製作者に全然お金が入って来ない。そこで自らスカウトしたスモーキイ・ロビンソンのそそのかしで[(^o^)]ゴーディ家みんなでこつこつためていた家族貯金を無理やり流用してタムラとゆうレコード会社設立、さらに全米を制覇すべくデトロイト発ニュー・ソウル・ミュージックだちゅうんで自動車の街モーター・タウン、モータウンとゆうレコード会社を作ったとゆう次第であります。何つったって当時は黒人がオーナーのレコード会社なんてそりゃ珍しかった。あのチェスだって白人兄弟だもんな。さらにポップな黒人音楽ってゆうのも。ブラックって言うと濃いオイニーとブラックサーキットだけのものと思われていた時代ですから。そんな時に「若きアメリカの音楽」の理想に燃えて作られた宝物がもういっぱい詰まってるのがこのアルバムです。音楽の魔力を守るためミュージシャン・クレジットをしなかったりのほんとに曲重視のわらべ歌流行歌。好きだから聴くんだ買うんだ歌うんだの世界だからビートルズを魅了、後にはジャム、グラハム・パーカーなどパンク・ニューウエイブの時代のミュージシャンにまで愛されてカバーされたんだろうと。そうですあの人が歌ったあの歌この歌の元歌がもういっぱい。聴いたこと無くても聴いたことあるよ。同時に生粋のわらべ歌モータウンからサイケ・ソウル、ニューソウル、ファンクにいたるブラックミュージックの激動期が味わえちゃう大河ドラマがここに。やたらと熱いです。機会が有ったらいかがでしょうか。もうぜひ。 (マ)/お勧め!/100点

In the Beginning There Was Rhythm
....わんぱくリズム 曲目等詳細
*80年代初頭のリズム・オブ・ザ・ヒート現象、そもそもはこいつらのせい?てなもんでそれまでのしがらみを持たない若手の腕白&おてんば少年少女たちの傍若無人を集めたコンピです。2002年にクラブ方面専門のソウルジャズ・レーベルから出されたって訳で踊れるじゃないかと再発見、おかげで中古LP価格高騰ちゅうあんたのせいや[(^o^)]。だいたいそのミュージシャンの代表作とかを集めたんじゃなくてコンピ作として全体の流れではまるような曲ばかりです。そうなると独りよがりの俺知ってるぜ的な嫌コンピになってしまいがちなんだけどこれはさすがさらにしがらみのないクラブ屋さん、実利主義でよくもまあここにこれを持ってきたなあてもんばかりで興奮興奮だぜ。全体的には不器用な白人ファンク集かも(^0^)。しっかしまあ黒い人たちなら絶対にこんな風にはしないす。それまでの英国ファンクがモロ、ブラックリスペクトだったのに比べて何で俺らの好きにやっちゃいかんのだ何故米ブラック音楽だけなんだと、一皮剥けてやったぜどんなもんだい。若者の鏡だなや。それでは偉いぞおめえらを簡単にご紹介。冒頭とケツを飾るア・サーテン・レイシオ。ジョイ・ディビジョンが筆頭横綱のファクトリー・レーベルの大関格バンド。黒いジョイ・ディビジョンと呼ばれた。のか。落ち込んだヴォーカルそのままにクールなファンク・サウンド。ちゃかぽこラテン味加味。不思議な魅力でしてわたしゃ好きで好きで。2.と10.の23スキドー。兄さん好きど。アレックスとジョニイのターンブル兄弟デュオ。アフリカン・ファンクの巨人フェラ・クティに煽られての音楽爆発。聴いてみますとフェラって言うよりよりラテン味濃いす。この人たちジャズのファラオ・サンダースとの共演曲(むりやり)があったりして興味煽られます。3に登場はギャング・オブ・フォー。中国指導者の「四人組」から名前いただいたちゅう連中。NW第2世代でファンク導入組の雄でござる。ここではアナザーデイ・アナザーダラーからの曲を持って来るとは。不意を突かれたぜ。聖しこの夜みたいなフィードバックギターがたまらぬ。4.はそうですドンチュウォンミベイベのヒューマンリーグです。最初期シングルだ。分裂前は硬派なエレクトロでした。好きですもちろんその頃も。5.はスリッツ。女子部部長。やってやるわいと決めた時の婦女子の威力は男子など吹っ飛ぶぜ。シングルヴァージョンだけん貴重だ。6.に登場はジス・ヒート。この人たちはベテランさんです。プログレはカンタベリー地方からの刺客。ぶっ飛びシングル、ヘルス&エフィシャンシーじゃなくてアルバムからのこの曲を持って来たとはびっくり。それがまたかっこいい。あのアルバムで聴くよりここで納まる方が来るなあ。7.は妖しげエレクトロ・アヴァン集団スロッピング・グリッスル。インダストリアル・サウンドって言われておったわ。曲名でだまされてはいけません。が。ファンクだ。ここで聴くと。不思議だ。8.に登場、ポップ・グループ、この腕白たちのガキ大将です。堂々たる悪たれぶりをどうぞ。9.のキャバレー・ボルテール。先のスロッピングさんのライヴァルと思ってました連中。馴染めないテクノ作らせたら天下一品です。とまあこのような顔ぶれ。各人の美味しいとこはちゃんと残して後は一つ一つ吟味してくらはれちゅう、さらにこれだけで聴いても面白くてはまってしまうと持ってても買ってしまうぜちゅうコンピ道の王道たるこの作り賞賛に値します。偉いぞ。このピクピク刺激みんなが高揚してしまったのも当然じゃき。 (マ)/お勧め!/100点 試聴はここで。

Ultra-Lounge Sampler
cover....迷い込んだ並行世界 曲目等詳細
*昨日はエキゾチカはエキゾチカでも真っ黒なエキゾチカでしたが今日は掛け値なしに楽しい夢のエキゾチカ・アルバムを。ウルトラ・ラウンジ・シリーズてのがあのお堅い米キャピトル・レーベルから出てましてこれはそのサンプラー盤。良いとこどりつうかヘンなとこ取りつうかこうゆう音楽をやってるシリーズなんやとゆうマニフェストとなっております。まー普段ロックしか聴いて無い人間には目が点続出の異型音楽ばかり。俗にゆうラウンジ・ミュージック、モンド・ミュージック、してエキゾチック音楽つうものですが要は50’s60’sにハリウッドを拠点として作り出された日常生活脱出を目的として行くとこまで行っちゃった音楽とゆうことかと。真面目に行くとこまで行っちゃったやつは強いすよう。正に頭クラクラみぞおちワクワクの連続です。パーソネルも知った名前もあるものの誰だこりゃシリーズで。ま、探検はおいおいにしてサンプラーだけにまず楽しむだけ楽しんでうおっとかわっとか言ってるのが吉かもしれない。えー1曲目はそりゃそうだこの分野の巨匠マーティン・デニー氏の登場。よっ、マーチン屋。スワンプ・ファイアってキャンプファイアじゃなくて(^0^)謎の掛け声と魅惑のリズム、どこの地方のスワンプかちいともわからん。どっかの密林を主張しております。次だってカリブ海のヴードゥーを主張してるけどこりゃあスパイ映画だぜ。3曲目がまた強力、この世界で有名な女人とのこと何人だのユマ・スマック嬢の歌。マンボだよな確かにマンボだ。ミニ・リパートンのおばさんかもしれない。ただ声の使い方をとんでもな方面に。この人ハル・ウイナーのディズニイ・トリビュート、ステイ・アウエイクでアイ・ワンダー歌っておりましたのでその華麗なる歌声聴いた方おられるかもしれません。そして次はチャチャチャのリズムで。ちゃちゃちゃって何だー。これです。タイトルは「育った虫」。なんつうもの描写してるんだか。オルガンがとおてもお洒落だ。途中私のお名前なんてーのになる。5.もそうだけどどっかで4.共にどっかで聴いたような既知感が。知らないまにやられてるのかもしれない。6.のロンサムロードは..。最初からまあ何て声ちゅか音出すんじゃこの人は。曲の中核をなしてます。こうなるともはやザッパ大明神の範疇に入り込んでる。7.はお馴染みルート66のテーマ。ちょっと安心。何をだろう。8.はR&B界の巨匠、キング・カーティス氏が貴方の夜のしじまをむせび泣くサックスで応援してくれます。ただしこれでくどいたらブっと吹き出す事うけあい。9.はルイ・プリマ氏。曲はそうです。最近CMで流れてるあれ。ブライアン・セッツァー・オーケストラがやってるあの曲です。ほぼ同じアレンジ。ロックンロールってあったんだよなあ、こんなところで。そのルイ・プリマ氏ですがあのデビッド・リー・ロスのカリフォルニア・ガールス・ミニ・アルバムでのエイト・ガット・ノーバディのオリジナルを歌ってる方。ロック界と何かと縁有りで。10.は映画モアのテーマ(だよな)で一安心。11.はコステロさんの曲ではありません。ぽぽぽぽってオルガン好きな方に是非。12.は歌モノ。ジュリー・ロンドンさん。誰だ。聞いたことあるような。きっとロンドン出身ね。なわけじゃないでしょうがどスローな曲でリンジー・ディ・ポールさんしております。最後の一言でトドメを刺された。ぐさ。13.は映画ブルース・ブラザースでもお馴染みピーター・ガン。嬉しくなる。14.サンダーボールからの曲ってことでこれは007だけど妙なレゲエ・リズムになってる。偶然かこれは。15.はいピンクパンサーのあのテーマです。大好きです。もう。そうですこのシリーズはこの曲の感じが好きな人間にはたまらないものになっているんです。わ。16.でですねこれがこの盤のハイライトかも。エイプリル・スティーブンス嬢の歌。「おしえてタイガー、わわわわ」。この「わわわわ」がミソでしてこれはもう聴いてもらうしか。しっかしなんちゅう歌い方だ。えーとあと8曲か。全部やるとえらいことになるんでこの辺で。あ、あと18のソー・ナイスは絶対聴いたことあるはず。こればっかは最高にお洒落で。とまあ楽しさ満点のこのアルバム、是非ご入手お奨めいたしたいのですが、これをパソコンで聴く時にあれですウインドウズ・メディア・プレーヤーのトゥルー・ベースをちと上げてのWOWエフェクトを最高に上げての左右に目一杯音を広げてみてはいかがでしょうか。これダブ聴く時にも最高に気持良いのですがこの盤でやるとそれはもう目一杯あっちの世界に連れて行ってもらえますです。
あ、それからリンクしましたこのシリーズのHP、これがまた最高でしてここに行くだけでもうかなり楽しめるぞう。
(マ)/お勧め!/100点 
ナイスな公式サイト

Only Dance: 1975-1979
cover....巨大アフロの島 曲目等詳細
*70’s後半のファンク・ディスコ絶頂期の一番美味しい曲を集めた怒髪天コンピCDがこれであります。オンリー・ダンス75。猫も杓子もデスコーデスコーとなりロック・ファンの中にはデスコレコード焼打ち集会なども開かれさらに踊るだけの音楽なんてとことごとくいっぱからげに害悪視されておった可哀相な曲たちよ。思わず踊ってしまう曲と踊れりゃ良いだろうちゅう曲とは根本的に違います。どのジャンルもクソがあれば宝石もあり。今振り返り今なお光を失っていないこの極上音楽いかがですかい。選曲は92%文句有りません。8%の文句もあえて言えばのこと。この盤だけで言えば100%満足なのだ。個人的に頂上曲のフォクシー「ゲット・オフ」、ヒートウエイブの「グルーブライン」、KC’Sの「ゲットダウン・トゥナイト」がどでんと真ん中に。そしてステープル・シンガーズの「レッツ・ドゥ・イット・アゲイン」、ベンEキングの「スーパナチュラル・シング」、ラベルの「レディ・ママレード」とソウル完成期の濃密なのもちあんとあるでよ。あ、ジョニー・テイラーの「デスコ・レディ」も忘れてはいかん。全く正反対ベクトルのニューウエイブから殴りこみのブロンディの「ハート・オブ・グラス」なんて嬉しいやつも入ってる。後半にリズムギター・リフ・ファンクつう大発明したシックは低重心の「グッド・タイムス」で。追い討ちで「ウイ・アー・ファミリー」で。これらがCD収録時間限界73分ぶん目一杯詰まっておるのだ。もうあっとゆうま。人生短いよと嘆かしてくれまする。こんだけ良いのであえて文句言えばアース・ウインド&ファイアは「シャイニング・スター」かこの盤の方針からすれば「マイティ・マイティ」にしてくれれば。そしてパーラメントは「フラッシュ・ライト」を、パーラメントがおるのならファンカデリックの「わん・ネーション・アンダー・グルーブ」を。そして肝心な1曲、アイズレー・ブラザースの「ファイト・ザ・パワー」をー。それにビージーズの「ジャイブ・トーキン」がおらんじゃないかー。なんて贅沢言ったら切り無いな。ここはわざと穴を残しここでハマってそっちを追いかけて貰ってずぶずぶと深みにはまらそうとゆう壮大な意図ありと好意的に取ってしまおう。こころっくすのサイト生命をかけて宣言します。このCDはお宝だー。
 このオンリー・ダンス・シリーズ、他の時代のも、うわうごうむむと感嘆、感激、シャウト連続のナイスなものばっか。そろそろ入手難のも出ているようなので有るうちに是非行っちゃっておいてっくださいまし。
(マ)/お勧め!/100点 

Buttercups and Rainbows/The Song of Macaulay & Macleod
cover....英国歌謡曲星屑 曲目等詳細
*60’s後半から70’sにかけて英国チャートにやたら登場するのがこのマコーレイ・カルキンじゃなかったマコーレイ=マクリオドの歌群たち。ファウンデーションズのビルド・ミー・アップ・バターカップスがそりゃもう大好きで他のも聴きたいようとなると、ばらばらで集めたらそりゃもう気が遠くなる道程で。どうしましょーとなったらおお神の助けか、こんなCDが出ておりました。キャスルの「ザ・ソングス・オブ・シリーズ」の一環で。瞳孔が開くとはこのことかと思っただわ。これがポップスだの名曲が50曲、正確に言えば44曲くらいかもしれぬが(^0^)、とにもかくにも2枚組昨日かけっぱなしで仕事したら頭がベイビーちゃんになってしまいました。
 トニー・マコーレイ氏とジョン・マクリオド氏、マクロードって読みたいよう。警部マクロードだし、てっことでマクロードさんて呼ばせてもらおう、のコンビは聞く所によりますとビートルズよりナンバー1ヒットを持っているそうです。ほんとかよとお嘆きの貴兄は試しにこれ聴いてみてください。彼らが首位を落ちたあとでちゃっかりTOPに立っていたのはこうゆう曲なんだろうなあって至極納得してしまう次第。そりゃまあ歌とか演奏とかカリスマとかはFAB4やストーンズキンクスにかないはしないでしょうがそこは皆の力を出し合って、愛すべき歌を作り出すことに全精力を傾けたその結晶がこのCDに入ってます。しかもこれはパイ・レコードの音源だけを集めたもので彼らのヒットは他にも沢山あったってゆうんだからもう。例えばエジソン・ライトハウスの「恋のほのお」とかデビッド・ソウルの「やすらぎの世界」とか。まじかよこれもナンバー1じゃん。知らないうちに触れ合っておったのね。この時代にポップスに親しんでおった人たちならフライング・マシーンの「笑って!ローズマリーちゃん」なんて聴いたらえろう懐かしくて悶えちゃうでしょうか。私はちと前時代で、後追いだけど悶えちゃっただ。ビートルズ・ライクな問答無用の名曲なのです。で「急いで!!ベイビーちゃん」は?と問われれば違う人が歌っているヴァージョンですみませぬ、でも入ってます。恋のほのおも違う人バージョンであります。返ってレアです。
 サウンドはいづれもアメリカン・ポップスへの憧憬ソング。英国の人たちですから本場の威力は無いものの、美味しいとこ取りが出来るとゆうメリットがある訳で。モータウン、バート・バカラック、キャロル・キングなどのブリル・ビルディング・ポップなんかのお宝を絶妙に混ぜてそれに自前のビートルズ・ビートバンドセンスをぱらーりぱらりと振りかけてポップス好きの琴線をぶちゅうっと突きグサリ。しかも肝心な曲はと言えばキャッチーじゃなきゃ作る理由があるもんかいてなもん。マコーレイさんの言によると「最初にサビのメロディを必死に考え、納得出来るものが出来たら残りをどばばばばと作る、最後に歌詞。」だそうでこりゃもう徹底してるぞ。歌詞と言えば「笑ってローズマリーちゃん」のローズマリーちゃん多数登場。恋のほのおのローズマリーちゃんも同一人物だそうで、これがまた伝染るんですのミッチーもかくやの世界を征服したい女性、マッコレイさん、かなり泣かされたのでありましょう。そして同様の女性に泣かされた男ども、性を置き換えれば泣かされた女衆も多かったとみえ。
 登場する歌手の皆さん、こりゃ誰だも多いかもしれませぬ。よく見るとデビッド・エセックス、ムーブのボーカル、カール・ウエインさん、エルトン・ジョンが名前をいただいたロング・ジョン・ボルドリーなんて人もおりますが、まあ大して気にしないでもよかろうかと。彼らは素敵な歌を天上から届けてくれる伝書鳩さんたちなのだ。ただただとろけて楽しんで吉だと思います。まあこうゆう音楽を最近ではソフト・ロックなどと洒落た名称で呼んだりしてるようですが、誓って言いますこれはそないかっこつけたもんじゃありませぬ。英国歌謡曲、オンリー・ポップスだなや。聴いてるからって言ってハクがつくもんで無し、良いご趣味ですねなどと言われるもんで無し、ただもう楽しんで聴くもの。気に入らん曲があったら飛ばして聴いてもOK。それを覚悟の上での渾身のプロの仕事なのかと思う次第。
 どれが一番好きだろう。やめてーもうってくらい鳥肌るのが10曲は最低でもあるぞ。ファウンデーションズはみなそうだしフライング・マシーンもどれもピカイチ、18のやめて泥棒ちゃんもたまらん。2枚目冒頭のレインボウもかわゆい(^0^)、3曲目の八百屋シュープリームスもたまりません、そうゆう意味では14もダイアナ・セレブ・ロスさんに歌っていただきたい。こうして聴くとテクニックがあんまり無い歌手さんの方がいいみたい。素直にメロディを歌ってくれてる方が歌が時空を超えてそのまま飛んできます。
 とゆう訳でどなたが買ってもまったくOKでございます。まあギタアがぎゅんぎゅん、ドラムがずだだだど、テクニックの共演がなきゃ音楽じゃないわいってな人にはまるでお奨めできまへんが、それ以外の胸をきゅんきゅんされるのが好きな人はこれらメンツ、歌を知ろうが知らなかろうが行っちゃってみてください。楽しだ。嬉しだ。
(マ)/お勧め!/100点 試聴はここで。

No New York
cover....ロック 曲目等詳細
*全世界暴れジャイアンのバイブルであります。およそロック、いや音楽をやる上で一番しんどいこととゆうたら黙っててもケツからメロディがあふれ出てくる人間メロディ人間を除いて流麗なる人を感動させる旋律を奏でることで、そんなことは天賦の才あるごく一部の人か、もしくは訓練によってしか習得できず。問題はその訓練修練でそんなことをやっている内に何か大切なものを失ってしまいのではないかと恐怖を抱いた、もしくはそんなことやってる間待ってらんねえよといきなし楽器持ったがいなややらかしてしまった連中による記録がこれです。時は1978年。場所はニュー・ヨーク。テレビジョン、パティ・スミスと言った真ん中猛者が去った彼の地で出て来たイノベーター、4バンド。支持され様がされまいがとにかく目立ち、面玉丸くして頭ピッカリさせた男、ブライアン・イーノ氏によってその瞬間が録音されました。元祖ノン・ミュージシャンと呼ばれたイーノちゃんにしてもここまでやる勇気つうか考えつうか体力無謀は無かった。イーノ=ゴッドと言われて尊敬されていたのもあっとゆうまに今は昔、勝手に録りゃええやんで丸裸の暴れぶりだ。もともとパンクはこれをやるために登場したんだよな。何かこー体中に充満してるふつふつしたものを外に出したくて。それがロックで。みんな燃えて。だけど何だかんだ理屈が付いて来てテクニカルなものになってそれが見えなくなって。も一回そんなん取っ払ってガーってやっちまえばいいじゃんてなのが。そのガーっをとことんやっちまったのがこれ。出来る資格がある連中はまず、ふつふつが体中に充満しているやつら。そして楽器など触ったことの無い人間。そして勇気。もしくは狂気。もしくはそんなこと考えもしない天然さんだ。もちろんこん人達は楽器屋さん行ってギターを取ったら天国の階段とか弾こうともしません。まずやるのは合ってるチューニングを滅茶苦茶にすることか。メロディの時代70’sのケツになってまったく正反対の丸々ビート音楽が登場したとは全く痛快至極で。もちろんこれは大有り。カーペンターズと対極にあって逆にそしたらカーペンターズも奇形ですげーじゃないかとまで思ったりして。当時、何かが起こるんじゃないかとみんなでレコード屋さんに毎日通い新到着の盤をこれはいったい何をやってるレコードかと思い巡らし、裏ジャケの指名手配みたいな顔とイーノの文字で一念発起買い、聴いてぶっ飛んでこれは俺も何かやらねばと思い、それで今に至り、どうにかなったかと言うとどうにもなって無いかもしれぬがとにかく聴いちゃったんだこれを。聴くも聴かぬも自由、それでヘドが出ようが夢中になろうがもちろん自由だけんど、体験しちゃったらえらいことになるつう音楽ですこれは。何かを選択せねばならなくなる。ただしお芸術うんぬんやら、斜に構えて小馬鹿にしような人間の元には秘密結社ショッカーからジャイアン1562人が派遣されることとなりますので注意してください。大真面目、人生賭けた大馬鹿野郎盤ですから。で、問題はこれをずーっと続けてやれるかってゆうとそうはならない音楽の恐ろしさか。自由なりアヴァンギャルドなりも継続された瞬間、型になってきちんとした音楽になっちゃう。その意味でもここで盤に焼き付けられたは無類の感謝の気持ち。瞬間の大価値で有って永劫のものとなりました。かしこ。出来れば世間に一枚500円で流布して欲しい。しかし2693円か。人生無茶するにも金がかかるようになったなあ。もしくは誰かにちょっと聴かせて貰ろうて後は自分でやりなさい。今でもやれば充分出来る。ただしマネだと言われるそしりを跳ね返さねばならぬ。それとも別な何かを出来るか。それを考えてロック世界は早27年経ったのかと思います。 (山)/お勧め!/120点

Glam Greats: 20 Seventies Stompers

Glam Greats 2
cover....GLAM! 曲目等詳細
*ついに登場、グラム真正面剛速球コンピ、その名もグラム・グレーツ・シリーズ。6月7日に第2集まで発売されます。発売元はCrimson Productionsてとこ。新しいレーベルか6月からクラシック・ロックのコンピをどわっと出してくれる。他にも面白そうなのが一杯なんで楽しみ。さてこのコンピ、もう全くカルトで無くて素敵。今まで最強のグラム・コンピつうとヴァージン・TVのベスト・エヴァー・グラム・アルバムだと思ってましたけどすぐ入手難になっちまったしもう一つダイナマイトとゆうのもやばそう。Velvet Tinmineとゆうカルトなやつが新しくて即入手可なれどこれでは竹之内、真弓のビデオは有っても王、長島のビデオが見れないつう妙な具合に。何たって混ぜて聴くのが楽しいグラムポップですけん待望です。これから3,4と続いたらいいな。残念なのが値段が高いこと。なぜでしょう。流通の問題でもあるのか。もう少し待てば安くなるかな。廃盤に即なっちゃたりして。世の中理不尽。ご存知の方もおられるかも知れませぬ。今月号の某レココレ誌がグラム特集、まさかそれに合わせたつう訳で無く、きっとこころっくすのために違いない。がはは。うちでは自力で片っ端から曲集めるもぼろぼろのアナログから取ったやつとかも多いからなあ、だぶりまくってもどうしよう。欲しいんだけど。そのレココレ、とくと拝見いたしました。日本発の真実のグラム・ロック特集って書かれちゃあ見ない訳にはまいらぬ。力作で何か卒論読んでるみたいでちと苦笑。グラムで卒論〜。なわりにデータが例によって少なく論より証拠じゃ無くて証拠より論かよ。そうなると己の論に事実を強引に引っ張って来ちゃってそりゃまずいんじゃないか。変だなあと思うとこ多々有り。まず欧米の現地のグラム感と日本のが違うんじゃ無いかと力説なさってたけど、別に違っててもそりゃ構わないと思う次第。何も向こうに合わせる必要も無く日本つうより各人でそれぞれ勝手に思ってたってそれは自由だもんな。でも問題なのはデータとか音が揃ってて自分で選んでグラム像を思う描くんじゃ無くて限られた情報でそうせざるを得なかったってこと。それをやったのは日本の洋楽ロック・マスコミで、いわば責任は自分たちにあるのに、まー他人事のように。ネット時代の今になって生のチャート・データとか初めて見れるようになってびっくりしてるのはこっちです。それなのにまた証拠より論で新たな刷り込み計ろうとしてのかー。いつも言わせてもろうてるけどお金貰って時間かけて調べることの出来るロック雑誌の方には生のデータ提示を頭に持って来て欲しいぞ。それ見てこっちは勝手に判断するから。読ませて貰って肝心なことはいまだわからずじまいで。例えばケニーでギター弾いてるクリス・レイ氏について「クリス・スペディング氏との説有り」と書いてありましたけど、この方、全然音楽違うリンジー・ディ・ポール嬢のアルバムでも大活躍してるんだよな。スペディング氏のギターってかなり個性があるんで目が点に。何故変名にしなきゃあかんかったか。もしや水戸黄門の脚本書いてる「葉山彰子」名義みたいに複数おるのでは無いかと疑ってるんだけど。印税じゃなくて取っ払い仕事の時に使うとか。「説有り」とか書くだけで噂が本当になっちまいますからそこはちゃんと調べて欲しかった。素人が何アホなこと言ってるとか思うのならやっておくんなんまし。それとベイ・シティ・ローラーズのサタデイ・ナイトがルーターズのレッツ・ゴーのパターンをパクっててそれがグラム・リズムの元になってるんじゃ無いかつう論。これカーズのレッツ・ゴーでもお馴染みのあのチア・ガール応援リズムなんだけどそれだけで全部そうかつうとそんな単純なものでもあるまいに。ボケーっと英国チャートの曲、聴いてるだけで、モータウンの宴会手拍子リズムがとにかくイギリス人は好きなんだなあとかロックンロール、ブギはもう自分達の音楽だと思ってるんだなとかロックも進んじゃって一緒に歌えて尻出して騒げる音楽が欲しかったんだなとか、それはグラムの前からちゃんと有ったんだけど長老のアレクシス・コーナー氏のCSSとか仲間若手のボランはんがきっかけを作ってくれたんでもっと騒げるようになったとか、もっともっと騒げる種探してアフリカのブルンディ・ブラックまで引っ張り出したとかSFも好きとか、もう整合性などあるんだか無いんだか、そのぐっちゃんぐっちゃんなとこが魅力なんですから。当時の事件、記事とかカルトなとかだったらチャートの下位を見せてくれたりして欲しかった。してくれなかったから興味が有るんなら自分で調べるしか無いか。他人を当てにしてはいけないな(^0^)。はい。それとチニ=チャプとかプロのプロダクション・チームが綿密なマーケッティングの元、「作りこまれていった」つう記述もどうも。白けるなあ。そりゃこうしてみたいてのはあったと聞いてますが、無きゃ作れん、作りこまれたつう割には穴が大有りで。そのお間抜けなとこもグラム・ポップの魅力なのに。自分じゃ歌わない曲作りのメンバーが例えばスイートならスイートに加入して音楽を作ったって思ってます私。それだけ個性があります。世間に合ってようと合ってまいと自分でもどうしょうもならないほどの。
 沢山のノリがいい人達が参加して大いに盛り上がったこのグラム祭。正体何と無くわかるようで、さっぱしわかんないけどそれでいいような気が。音楽だからねえ。論より楽しむが先だな。
(山)/お勧め!/ 試聴はここで

Live From Planet Ska : The Best Of British Ska Live
cover....PLANET SKA 曲目等詳細
*買い立ての時1回やらせていただきましたこのアルバム。聴きこんだ上、改めて廻させて頂きます決定版ですあの時代のやんちゃ記録。1980年前後に巻き起こったネオ・スカ・ムーブメントの4大バンドのライブをキラー曲ライブ余すことなく収録してます。モノホンのライブは別としてビニールで一番鬼気迫ってたのはスペシャルズのライブ・ミニ・アルバムでした。それに勝るとも劣らぬ演奏がテンコ盛りでよくぞ録って置いてくれましたこの形で出してくれました。ジャケでも気合表明、アパートの壁と高速道路橋梁に命がけ?の落書き敢行、こらー(^0^)。そりゃもとんでもなテンション。スカ自体は60’sからずっと愛し続けていた英国人、それでもあくまでも出はジャマイカでのお話で演るにしてもどこか洋服の上から背中を掻くみたいなとこがあったのではないかと想像いたす。そこに登場したのが70’s後半のパンク衝動で、どうしょもない追い詰められた生活に支えられた行き場の無いデカ・エナジーがここに注入されて蘇ったと。カビが生えかかってた音楽がビッカビカ、例え歓迎されざるやな動機でも心が入った喜びに満ち溢れてます。俺たちの音楽になって。当然一緒くたになって同じ場で演奏することも多く、お互い仲間で共鳴しそしてライバル心むき出しで俺たちの方が方がの、これぞムーブメントの素晴らしさ。全国夏の甲子園野球大会スカ英国大会と化す。登場した時から既に貫禄十分親分面のスペシャルズ、切れに切れてるセレクター、ここではスペシャルズと合体、スペシャル・ビートとして重さと疾走かますザ・ビート、ずるだぞ実は92年のライブだとゆうデブの味方、バッド・マナーズの大正テレビ寄席ライブ。3年あまりの間に力一杯やり抜けて見事に散りました。正にひと夏だけの輝きに満ち溢れてます。この中でテンション落ちずに現在まで残っているのはバッド・マナーズのみ。それはこの中で演奏動機がパンク衝動でなくデブ衝動であったからで、92年だからと言って怒るにあらずこの人たちは最初からずっとこんな楽しさでした。このネオ・スカ、音楽としてもたまらなく魅力的です。ですから今もあまたのバンドが後を継いで一つのジャンルとなっている。でもなー過激な無体なこと承知で言わせて頂けば、こりゃ受け継いではいかん。そのままでは。この連中はここで演る動機をてめえで見つけてのこの暴れ。ですからそれが無くなったらとっとと散った。後ろの連中はそれとは違う己で納得出来る何かを見つけねばならぬ。これはパンクにしろロックンロールにしろそうだと思うんだけど。結局音楽は演る前の何かでっかい塊が大切だと痛感。それが無けりゃ例え現在目の前でやってくれててもそれは既に風化したものかと。ジェイムス・ボンド、ラット・レースのとんでも無い演奏、心作って仏作った音楽は20年立とうが100年立とうがビビッドで血液がだくだく流れてるのが見えるぞ。 (山)/お勧め!/120点 試聴はここで

Wattstax: The Living Word
cover....黒 曲目等詳細
**時は1972年の8月20日、アメリカはロサンジェルス・コロシアムにて行われたスタックス・レーベルの大コンサート、その名も
ワッツタックス。
黒いウッドストック。命名は1965年に暴動が発生したワッツ地区とスタックスを合金ロボ合体して付けられたとのこと。72年と言えば、ニュー・ソウルの高波頂点、追い討ちをかけるようにファンクの産声おぎゃあの正にその時であります。ステージ上はもう真っ黒、スタジアム客席も真っ黒、右を向いても黒、左を向いても黒、上も下も、トイレで連れションしても隣は黒。そんな体験もちろんあったことが無いけど想像しただけでも黒。おそらくは甲子園球場でセリーグ優勝決定戦時の有様と似ているのでは無いでしょうか。これまた経験したこと無いけど、まだ想像しやすい。その一種異様な盛り上がり、阪神ファンなら至福の瞬間でありましょう。巨人ファンならへこみまくり。同様にこのワッツタックス盤。黒い魅力、黒い音楽の一端でも惹かれるものあらばもう天国、KO必須であります。苦手な方ならへこみまくり。どこにも逃げようが無いほど容赦ないぞ。ライブにはマジックがあります。お祭りにも。
アルバムは3種類リリースされてます。当時発売された2枚と2003年にリリースの3枚組CD。まずは最初のこのリビング・ワールドを。
まず登場は娘三人、父さん一人の
ステープル・シンガーズ。
あれ、写真では娘二人。はてどうなってるんだ。ゴスペル出身で70’sになってSTAX入り、その濃さまんまのままソウルしたグループです。映画ラスト・ワルツでザ・ウエイトをどろどろにやった場面を覚えてる方も多いかと。何と71年から73年の間にヒット曲9曲、人気絶頂ですからもう会場は大変です。いきなりハイテンポのオー・ダディダで。昨日感謝させてもろたハンブル・パイもカバーしてた曲。ここのところCMでもかかってたな。ハイ・テンションの極みながらあくまでもまろやかー。そこがロックとの違い。ステープルズの魅力と言えば娘達のオテンバぶりとポップス父ちゃんの対照的なのほほんぶり。それが堪能出来ますのが2.の「俺に関することが好きだあ。」。まろやかーに落として3.「リスペクト・ユアセルフ」。ブルース・ウイリスぴっかりさんまでカバーしたつう必殺曲。このブラック・ムーブメント祭のテーマかもしれん。自分を尊せよ、しかしとてつもなく厳しく律せよ。続けて4.「アイル・テイク・ユー・ゼア」。やば。鳥肌。一番好きな曲です。「♪へっみーへっみなう」。スタジオ版の完璧グルーヴがライブではどうなるか。いささか緩むのはそりゃ仕方が無し。その代わり5万(10万??)の大群衆の口の臭い共々の音が有ります。うお。

2番手登場は
エディ・フロイド氏。
ピンクのフロイドさんぢゃないよ。フロイド親父と言えば「ノック・オン・ウッド」。デビッド・ボイちゃんもカバー。もの凄く足先軽いフットワークだ。B級とか二流とか言われちゃうのかな。でもさ、この味はエディちゃんしか出せないのだ。変えるものが無いものは一流です。次の素敵にポップな「レイ・ユア・ラビング・ミー」は後でマッスル・ショールズ・スタジオとかで録り直したもの。実は先のステープルズのオー・ダディダも。だからフェイドアウトか。気にしない気にしない大丈夫大丈夫。今更文句言ったってしゃあないよ。素敵なんだから四の五の言わず嬉しがろう。

続くLP、B面は親子対決。
最初はメンフィス・クイーン娘
カーラ・トーマス嬢。
スタックスのアイドルさん。ご丁寧な挨拶して、キューティー・ハニーに変身。ガール・ソウルの魅力を3曲どうぞ。
そしてカーラさんの父ちゃん、スタックスの父ちゃんでもある
ルーファス・トーマス氏がステージに。
生年は何と1917年。元DJさんならではのアジリ決まって
まずはオーリアンズのカバーでも御なじみ、ブレークダウン。やー、ファンキー。そしてこれがオハコです、ダンスで動物もの。「ファンキー・チキンでいこう」&「ファンキー・ペンギンで行こう」。をどる。

レコード2枚目C面に突入
バーケイズ!!
スタックスのハウス・バンド2番手。黒のブッカー・T&MG’S。今回のフェスティボーのバックを一気に引き受けてます。軟体動物のように音楽、メンバーを世につれ歌につれ変え生き残る。タフに生きなければ。
「おいらサノバビーーーーーッッッチ」の掛け声と共に
「シャフトの息子」。
アイザック・ヘイズ氏「シャフト」のアンサーつうか。息子ってのが最高です。ゴジラの息子みたいで。大都会アスファルト路面を太陽にのえろ状態で疾走するファンキーな息子曲。
ブルース・ブラザースでも御なじみ「アイ・キャント・ターン・ユー・ルーズ」パンク版をかまして去る。いや去らない。バックで働いてね。
続いて登場は王様
アルバート・キング王。
3大キング末尾に君臨します貫禄では負けませんアルバート氏。フライングVを鳴かせて演るは72年の時間のブルース。「キリング・フロア」、「アイル・プレイ・ザ・ブルース・フォー・ユー」、「エンジェル・オブ・マーシー」。曲名にピンと来たら110番。走ってステージ前前列に行って下さい。

最終面です。
ソウル・チルドレンがやって来たぜ。
女子2、男子2のそりゃもう濃い濃おおおおい連中。4人が4人とも濃いこおおおい。手ごたえ有り過ぎ。これがソウルだ。

いよいよ最後、
真っ暗闇からぬううっと出て来ましたつるっぱげ親父
アイザック・ヘイズ親分。
シャフトの息子の父さん。演るはビル・ウエザース氏の71年の大ヒット「エイント・ノー・サンシャン」。ソウル界の「与作」と呼ばれます曲。最後に出て来るだけあるよ。ねっとりじっくり煽り。途中まで客席は何の曲かわからず。サックスでメロディ吹いたとたん
わーーーーーー
後は真っ黒な音が闇に溶けてわからなくなるまでどうぞ。
そのまま全速力で走って、たどり着いた扉を開くと
夜明けだ。
(山)/お勧め!/150点  

Metal for Muthas
cover....黒 曲目等詳細
*「ヘヴィメタとは何だ」の第3回目、その一です。
どうしても音楽の神様はお金はくれない代わりに我が家にメタルを聴かせたいらしく先週もオムニバスLPゲットしてしもた。しかもこれはニュー・ウエイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル略してNWOBHMのとんでもオムニ名盤らしい。タイトルは

Metal for Muthas

邦題はその名も

ヘヴィ・メタルへの招待

 招待されちゃいましょう。発売は1980年。レーベルはEMI。日本盤解説はメタルゴッド、マサ・イトーさんだ。これがまたすんばらしい解説で、眼前30cmであのお顔がアップしてどんわどんわしゃべってくれるかのごとし。その時点で知るうる情報をあまつところなく網羅。ライナーってこうじゃなきゃ。それを全文スキャニングして見ていただければ私のクソ文なんか不要なんすが、何しろ長いーー。よっぽどでかくしないと細かくて見えんので、不肖僭越ながらやらせていただきます。
 何とこのアルバム、メロディ・メイカー紙のチャートで初登場22位とな。NWOBHMの仕掛け的存在らしく、VOL2も出てまとめてCD化、見事されてます。仕掛け人はイギリスEMIのA&Rマン、アシュリー・グッダルさんとゆう方。そしてもう一人、監修の立場でニール・ケイさん。キングズバリーにあるヘビメタ・ディスコのDJで、その手のものの創始者、数多くバンドを応援プッシュして世に出した人とのことです。やっぱ、そうゆうことが出来る立場の人がガンガンやってくれなきゃあシーンは出来ないわな。バンドは音楽を作るもので自分達でプロモートするもんじゃ無し。うちも誰か応援してー。なんてね。
 NWOBHM、政則さんも書いてらっしゃいますけど、何よりもパンクを通過してきたってことが、それまでのメタルとの差だと。パンク発祥がチャート的には1976年12月のセックス・ピストルズの「アナーキー・イン・ザ・UK」から。それからたった3年あまりで第2世代となりパンク→メタルとなったのか。基本はスピード。パンクもどんどんスピードアップしていきました。バズコックスしかりスティッフ・リトル・フィンガーズしかり、中でもUKサブスの人気が当地でも凄まじく、ファンが被っておったそうな。そしてあれだ、やっぱモーターヘッドだな。野蛮を共通として己のスピード・ロックで大人気となってからに。火は付いた。パンクで始めたバンドも練習していきゃ当然テクも付いてくる。3年先輩達パンカーと同じ事してもしょうもない。てんでメタルに自然となっても何も不思議無しです。NWへ暗中模索、ジャンル自体全く新しいものへの挑戦って道の他に、その快感極めてみせましょうのこの道があったってこと、今まで気付きませんでした。
って、自分で当時やってたバンドはメタルとパンク混ざったようなやつだったんだけど(^_^;)。それはメンバーがそうだったってことで。
 とゆうことで1979年だ。チャートを見ると2月にいきなしジュダス・プリーストがランクイン、それからUFOが来るは、スコーピオンズが来るは、何でだろうと思ってたけど、やっと謎が解けました。今度順番に組んで聴いてみようっと。
 それでは件のアルバム、「メタル・フォー・ムーサス」の登場戦士達を。
ところで「Muthas」って何なんだろう。辞書に載ってませぬ。「武者す」かもな。

A1.聖地へ/アイアン・メイデン
・・・出た。エディちゃん。NWOBHMっていやーメイデンさんだわさ。全員愛知メイデン高出身。じゃなし。77年6月に結成とのこと。本格稼動は79年7月からで、デモテープ作って先のニール・ケイ氏のとこへ送ったらそれがサウンズ紙のベスト10の全部3曲チャートインしちゃったんだって。夢のようです。んで、サクソンの前座でミュージック・マシーンとゆうライブハウスに出たら、そりゃもオオウケ。翌週からはメインになって、後はもうご存知の通り。キャラのエディちゃんも人形になっちゃうくらい。
1stは最高位4位、この曲は「ランニング・フリー」に続く第2弾シングルで80年6月に最高位29位だ。「さんくちゅあり〜」のキメも美しく、これぞのスピードメタル。確かにパンクだって言われても超1流です。おおお。

A2.スレッジハンマー/スレッジハンマー
・・・スレッジハマーと言ってもピーガブちゃんチキン踊りの曲じゃねえっす。「バッキングハムシャーのアイヴァーで78年に結成された。」との政則氏の弁。いつもそうだけどいきなし「バッキングハムシャーのアイヴァーで」とかさも当然のごとく書きますマサさん。こっちはさっぱしわからないけど、そうか「バッキングハムシャーのアイヴァー」かーと納得してしまい、かっこいいなあと思ってしまう。見事だ。バンドですが、これが謎。マイク・クックって方がヴォーカルの3人組。シングル2枚とアルバム1枚残してる模様。この曲のシングルは1ヶ月で完売だって。500枚だったりして(^0^)。いやそれは冗談で、これまたスピードっ。そして三連シャッフル。ツボです。がんがん来るぜ。頭とんかちで。ギターさんがリッチー・ブラックモア氏みたく、最初トペポポと来てそしてズチャゴリコチポリポリと速弾き。やっぱ影響大だ。

A3.ロックンロールの戦い/E.F.バンド
・・・「E.F.バンド」って、まあ、もう少し何かこうの名前無かったんですかいって感じですけんど、E.F.バンドだ。二人のスウェーデン人+ブリテン人ドラマーのバンド。78年結成。その年に5回もの英国ツアー敢行。80年にシングル出してデビュー。81年と83年にアルバム2枚出してんですけど、全くCD化されてなし模様。これまた速い。民謡調つうかポルカつうかいつも書いちゃうけど2ビートのカントリーにとてつもなく接近です。こうなるとギターの人がソロの時にスピードに翻弄されてオロオロしてる様が面白くてたまりません。そして最高に素敵なA級のB級味。美味いぜ。

A4.ブルース・イン・A/トード・ザ・ウエット・スポーケット
・・・このややこしいバンド名、世の中に一つだけだと思ったら、最近同名で違うバンドが存在してるみたい。ややこしいす。何でもモンティ・パイソンの有名なスカートの名前らしく。何だろう。知りたい。どれだろう。75年に結成の三人組。この80年当時20歳そこそこだったそうで、とすると15歳でバンド結成か。2枚のシングルを残してます。それだけ。題名通りブルースで、若いのにやたらオールドな味。声もわかーい。しかしこれではスピードの波の中ではすっころんじゃうだろなあ。しかし、この盤の中ではおかげで最高に目立ってます。おじさんロッカー殺しだぜ。

A5.キャプヤード・シティ/プレイング・マンティス
・・・プレイング・マンティスってカマキリって意味だって。わたしゃ失礼ながら全く知らなかったんすが、今なお活動中、7枚かアルバム出して、ベストもあります、エース・バンドだ。79年にシングル・デビュー。いきなしメタル・チャートで1位だって。アイアン・メイデンと同じプロダクション所属だったそうです。この曲がまた楽しく、スピードはミドル、特徴はコーラス。メタルでコーラスつうのも珍しー。青春歌謡メロディでやりますから、ジャニーズ所属メタル楽団みたいで。いずみたく作曲とか。楽しそうでしょ。それで最後まで通すかと思わば途中からやたら構成に懲りだす。そしてワクワクのリフが戻って、ワンダホなエンディングが貴方を待ってます。


さーーー
「ヘヴィメタとは何だ」の第3回目、その2です。
NWOBHMの仕掛けアルバム

Metal for Muthas/ヘヴィ・メタルへの招待

を探検しております。
何だ何だそない盛り上がっておったのかーと手持ちのUKチャート曲を79年から覗いて見ました。そしたらまー、確かに。パンク、メタルが合わせ技のように続々登場してました。そしてそのメタル曲の出現順番の含蓄のあることと言ったら。今度「何だパート?」で紹介させていただきますので、はい。
それにしても改めて思うは英国のバンドの多さ。やっぱ丸ごとロックの島かと思ってしまうだな。消えていったバンドもこの盤の中ではその時間の中で瞬間的に燃えた一条の業火。その曲だけならどんなほかのバンドにもけっして劣らぬ光を放っております。
それではB面の戦士の数々をば。

B1.ファイト・バック/エセル・ザ・フロッグ
・・・「カエルのエセル」ってまあなんちゅう名前でしょ。これまたモンティ・パイソン第2クール第1回に瞬間に出て来るBBCの架空の番組の名前から取ったそう。恐るべきパイソンの威力。デビュー・シングルはビートルズのエリナ・リグビーだって。試聴せば、まんまやってまして。ははは。バックはもちメタル。その曲が1曲目のアルバム「エセル・ザ・フロッグ」を80年に出してメタルの国に帰っちゃった。何とチェリー・レッドからCDから出てます。しかし悲しき廃盤状態。見張って中古出現するの待つか。町のレコ屋さんで500円均一コーナーを目を皿の様にするか。77年ハルにて結成。ギター、ヴォーカルのダグ・シェファード氏をはじめとする4人組です。
この曲はアルバム6曲目に入ってるもの。スピード150km。前半はパンクと何ら変わり無し。途中でいきなしギター二人が変拍子のリフを連発し、おいおいとばかりにドラムが喰らい付くその瞬間が青春だ。曲メロも高校の階段の踊り場にある牛乳(三角テトラパック)の自動販売機のようだー。

2.バホメット/エンジェル・ウイッチ
・・・「天使魔女」ってこれまたどっちなんだの名前を持つこのバンドは77年暮れにルシファーとゆうバンドから変身して出来たそう。ギター・歌のケヴィン・ヘイボーン氏を筆頭の3人組。名前から予想されるようにブラック・サバスの子供だぜ。ほら〜〜。怖いぞーのリフ連発から三連リズム炸裂。ただし歌はお兄さん調。人が良さそうであまり怖くない。メタルのバンドの人っていい人が多いのね。昔よくライブでご一緒させて貰いましたけど、あんなカッコして「よろしくお願いしまーす」とかみんな礼儀正しくて。はい。このバンドの魅力もそうゆうとこだ。後半楽しそうなくんずほぐれつのギターソロ。NWOBHM(いつか綴りの順番間違えそう)らしくスピードのバックに乗って。幽霊屋敷の空気音入り。アマゾンで検索したら「ライブ」ってのが出て来たんですけど、こりゃこの人たちのかどうかはわたしゃ知らん。ブロンズ・レーベルから80年にアルバム1枚出しております。

3.ラスチャイルド/アイアンメイデン
・・・4番でエースが2回目の打順です。同じく1stアルバムから。キラー曲だぜ。「復讐子供」つうタイトルもこわ。
歌詞をば見れば、これが

俺は海に行くのだ
誰にも邪魔させないぜ
行くぜ、迫害に会っても
僕のママは女王
でもヤツラは絶対に会えません
理由なんかオラ知らない

ってこれは歌詞カードバージョン。何か変だ。海に行くのかー。で、ネットで調べたバージョンは

I was born into a scene of angriness and greed
俺は欲望と怒りの中で生まれたのだ。
and dominance and persecution.
そして支配と迫害の中で
My mother was a queen, my dad I've never seen, I was never meant to be.
俺の母は女王だった、俺の父にはあったこと無し。理由なんかオラ知らない

ぎゃはは、そう考えてもこっちの方が正解だな。大体日本盤の歌詞カードは聞き取り調査らしいのでこうゆうことが起こる訳で。
俺は海に行くのだーーーー。
迫力のライブ動画有り。聞き比べると相当声に迫力増し。この頃はまだお兄ちゃんで、かわゆいぞ。子供がかわいいのはあっとゆうまなんだよな。

B4.トゥモロウ・オア・イエスタデイ/サムソン
・・・サムソンつうたらサムソン・クツワダしか知らんぞ。って書き出し、前にもしたような。あ、「メタルとは何だ1回目」、「メタルお宝」に入ってたバンドだ。3番で1stだ。「それは明日か昨日か。ワシ朝飯喰ったっけな。いやだお爺さんさっき食べたばかりじゃないの」って内容ではけっして無い堂々たるバラード。それだけで終わるとヘッド罰金出来ずに復讐子供されてしまうので中盤鬼の展開有り。その後また元に戻る。その様が夕日の刑事ドラマ太陽にほえろしてまして。エロはしてないけど(^0^)。とても含蓄有ります。アンソロジー・アルバム「Riding With the Angels: The Anthology」に収録。誓って言うがサムソンとサクソンはきっと犬猿の仲に違いなし。

B5.ブートリッガーズ/ナッズ
・・・あ、びっくりした。ナッズつうからトッドのラングレンさんのいたバンドかと思た。こちらはもちブリティッシュ。73年暮にリバプールで結成されたバンドだそうです。4人組で74年にA&Mからアルバム「ナッズ」でデビュー。77年の「ナッズ・ライブ・カッツ」まで4枚のアルバムあり。この80年時点で折からのブームで再浮上したとのこと。しただけあって見事なるNWOBHMぶり。若々しいし。人生そこで吉が転がるかわからないな。頑張ろう。でも、アルバムは出せなかった模様でして。くー。
ちなみにバンド名はこの綴りだと「玉袋筋太郎」になってしまう。マッドネスのターザン・ナッツのナッツだな。

これでこのオムニは終了デス。そうかこれがNWHOBHMかと納得させないような、黎明期のどかんBOMBメタルぶりこそが最大の魅力かと思う所存。なのでまだまだメタルとは何だの旅は続くよ、どこまでも。
いやーメタルってほんとにいいですね。

とここまでがA面。
鋼板は、いや後半はまた、明日。
TVの前の貴方とまたお会いしましょう。サヨナラサヨナラ  サヨナラ。
(山)/お勧め!/120点  試聴はここで

James Bond Greatest Hits
cover...007 曲目等詳細
***でんでけでん、でんーでんーで
ボンド、ジェイムス三木、じゃなかった
ジェイムス・ボーンド。
英国の誇る大スペクタクル・セクシイ・アクション映画「007シリーズ」のベスト・アルバムです。
うちに有りますのは1982年に出たLP。何とこれがオリジナルサウンドトラック・ベストとしては世界最初だったそうで。ほんとかー。何か問題があったのか、それとも忘れていたのか(^0^)。その時点まで「ユア・アイズ・オンリー」までのものを収録。現在では40周年記念のバッチリCD有り。しかしそれはどうゆう訳か曲目が映画登場順じゃ無いのです。ま、CDですから再生順番を好きに変えればいいんだけどよう。それにしても意図不明。いとをかし。で、LPの方ですけど、初のベストにしてこのジャケはどーだ。英国モデルクラブからかき集めた女人を取り合えず英国水着クラブからレンタルした水着を着させてその辺の公園の一角で記念撮影の巻。下でにやけてるのは三代目ボンド、”殿下”ロジャー・ムーアさん。日本盤なんで当然解説が入ってるのですけど、一切音楽についての記述は無しつう。映画の説明だけ。あ、有った「ゴキゲンだ」って書いてある。そりゃゴキゲンだ。さすがサントラ盤、独自の世界で有ります。
 007!その響きを聞くだけで冒頭の銃口窓からBANG!。お馴染みのタイトルが。もうそれだけでワクワクだぞ。40年シリーズですから、ボンドと聞けばどの俳優さん思い出すかで世代がわかってしまう。職場の飲み会でその話題が出たら、ボンドつうたらこの人だって掴みあいの無礼講発生したりして。おもしれー。
 私は当然、初代元祖本家のショーン・コネリー氏!!だ。撮影継続中に頭ピカチュウが進行して降りざるを得なかった方。世界一ニヤけてる顔が似合います。記念すべき最初の作品は、1962年製作「007は殺しの番号/ドクター・ノウ」。英国秘密情報部員ジェイムス・ボンドが主人公。何と「殺人許可証」を持ってるのだと。そんなんあれだ下落合とかでバングバング撃ち合いして、駆けつけて来た、おまわりさんに見せて納得してくれるかどうかは俺は知らん。持ってるのだ。舞台はジャマイカ。ボンド・ガアルは後にカジノ・ロワイヤルでも登場のウルスラ・アンドレスさん。
そして音楽を生み出したのは
Mrジョン・バリー!!エクセレント。
あのテーマが無くっちゃここまでこの映画が有名になったかどうかわかりませぬわ。で、この映画では恒例のテーマソングはまだ無し。その代わり冒頭の「キングストン・カリプソ」がその場面と共に強烈に鳴り響く。ジャマイカでは時代はもうスカに入ろうとしてましたけんど、まだまだ知られておらず。カリブつうたら「バナナボート」=カリプソだろうよってことで。しかし英国人のバンドの皆さん、カリプソって言ったってよう、どうやらいいんだよってことで、当時渡英してましたギタリストのアーネスト・ラングリン氏が全面協力、指導したそうです。ラングリン氏といやあ、ジミー・クリフちゃんのあの76年名作ライブでぐりんぐりんギターを弾いてましたレゲエのギターつうたらラングリンってな人だ。この映画の後、同様に全面指導したミニー・スモール嬢の「マイ・ボーイ・ロリポップ」でスカを世界にスカしたのでR。
ヒーロー、美女、セクシイ、アクション、スピード、スリル、テンポ、異国情緒、ナイス音楽で、これで一挙にブレーク、シリーズ化決定。
 2作目は1964年の
「007/ロシアより愛をこめて」
最初のタイトルは「007/危機一髪」だったのが主題歌のヒットでいつのまにかこう呼ばれる。「ホワイト・アルバム」状態だー。製作布陣は1stと変わらず、監督テレンス・ヤング氏。音楽はもちろんジョン・バリー氏。なんつってもオリエント急行内でのロバート・ショー氏とコネリーおじさんの乱闘シーンだぜ。あれほど痛そうなのは滅多に見れず。やっぱ肉体だよな。映画は。
で、ここから恒例の007ソングの歴史が始まります。歌うはマット・モンローさん。何となくそんな感じだろうつうアバウトなオリエント急行情緒炸裂です。マットさんもグランド・ホテルお抱え歌手味で高らかに歌う。ロック・ファンなら普通ならオゲエエ。だけど007ならOKでしょ。少なくとも私はOK。ただし他のマットさんの曲は・・・・・。
 3作目は翌65年の
「007/ゴールドフィンガー」
監督だけガイ・ハミルトン氏に交代。主演はシャーリー・バッシーさん、じぇねえやコネリーさんだけど、この主題歌のインパクトたるや。2時間続けると窒息死してしまうつう金粉ショー姿と共に焼きつくぜ抜歯シャーリーさん。
「ゴオオオオオルド・フィンガー、ぺこぽん♪」てね。
まさに007ソングの申し子。理由も無く堂々としております、はったり充分です。大味です。この方もロック・ファンならオゲゲエエかと。しかし007ならOK。他の曲は・・・・「サムシング」のカバーなんか凄ぇぞ。襲い掛かろうとしてるトルズ・ファンを懸命に止める関係者一同。

ごーるどふぃんがー
彼は男 触るもの全て黄金に変えてしまう男
ああ蜘蛛みたいにタッチ 大寒タッチで

ああ、時間が有ったら最初からシリーズ全部、じっくり見直したいなあ。
その点、サントラはいいよー。耳ですぐ見直せるから。

とゆうことでこれが初期決定版三部作
この続きはまたいずれ機会が有りましたら。
それでは
サヨナラサヨナラサヨナラ
(山)/お勧め!/120点  試聴はここで

栄光のグループ・サウンズ
オリジナル・ゴールデン・ヒット

cover...GS 曲目等詳細
*その頃(どの頃だ)日本ではGSだったのです。
昭和41年から昭和44年頃までの約4年間。わたしゃ35年生まれだから、6歳から10歳までの栄光の小学生時代だ。洋楽聴き始めは13歳なんでウルトラQ、ウルトラマンを見ながら音楽はこれだったんだな。興味はまるで無かったけど。怪獣とプラモデルに夢中で。まあ当時の男の子なんてーもんはそんなものだ。しかしこうしてオムニバスを聴かば、知ってる知ってる、あの曲もこの曲も。算数のつるかめ算はさっぱし理解出来なかったくせに歌は脳裏に焼き付いてるらしい。らしいどころか、おそらくこれらの歌の数々は気付かぬ内に今に至るまでの音楽嗜好に影響を及ぼしているかと思うと恐ろしくて夜はぐっすり。愛憎半ばしてるような気がする。こうゆう感じが嫌で洋楽好きになったから。同時にときめいてしまう。ロックでGS味のものがえらい好きなのです。モノクローム・セットとかREMとか。原体験とは怖いぞ。小学生のお子様をお持ちの親御さんは心するように。気が付けば親の意向に逆らって嫌ーな音楽ばっか聴くように。「うるせーそんなもん聞くなっ」と歴史は繰り返す。
妙な感じが終始付きまといます。知ってるヤツは懐かしさが先にたつつうか、懐かしさだけになってしまう。
「オー、ママままー、神様おねがあいだー、好きさ好きさ、森とんかつ泉にんにく、かーこんにゃく、まれ天ぷら、若さゆえー」
と全部丸ごと混在の記憶。
一方、知らんものは、完全新譜状態。全然違って聴こえるつう。時代が違えば人も違うまるで想像も出来んからこりゃ洋楽とおんなじだ。
とゆうことで、「懐かしさ」だけの皆様と「まるで新譜」の皆様と「両方で妙」の皆様と三者かと思われます。
って、当たり前か。洋楽も同じさ。
ジャケを貼ったのは75年に出たオムニバスです。
栄光のグループ・サウンズ / オリジナル・ゴールデン・ヒット
GSつうのは何だ。歌謡曲でもない。しかしてロックでも無いような。グループ・サウンズってジャンルなのね。ビートルズ来日で堰を切ったように現れたつう。素晴らしいネーミングで、まず形から入ったことがわかります。グループでサウンズ。電気ギター持ってグループでやる。歌入りで。ヴェンチャーズの時代の次に。しかして、ここは日本ですからR&Bだのブルースだのロックの元の元はちゃぶ台でメシ喰ってた若者に縁があったようにはとても思えず。直接マーシー・ビートの薄〜い香りだけを参考に女子に持ててやるって目的だけでやった感がこれ充満。本来根に持ってます歌謡曲の血とそれがざっくり混ざった相当生々しさござる。
スパイダースの「夕陽が泣いている」を聴いてみましょう。
これを33回転スピードに落として聴けばキング・クリムゾンの「ムーン・チャイルド」になります。メロトロンの妙なる調べが鳴り渡ります。まだ出て来てないけど(^0^)。
ジャガーズの「君に会いたい」を聴いてみましょう。
「ファイアー〜〜〜」って叫びたくなります。あ、こりゃREM。
スパイダースのかまやつさんの曲が今も生きます。かまやつさんの曲はロックです。
やたら困ってしまうのはパープル・シャドウズの「小さなスナック」です。おそろく俺が一番嫌いな類の音楽。であるにも関わらず脳裏にこびり付いて離れない。ふと気付けばくちづさんじゃうじゃないか。誰か助けてくれ。名曲なんだよきっと。時代がいつであろうと名曲の力はストロングだぜ。だから神様お願い、助けてー。
で、これには入ってないけど
モップスの「たどりついたらいつも雨ふり」
を引っ張り出して聴く。
一気に「傷だらけの天使」の世界に。
これは完璧なシングルです。
なるべく鈴木さんの顔を思い出さないようにして。

で、結局、インパクト大賞は、今も昔も

♪お前のすべーってを♪

このシャウトは大爆発でござんす。

文章いつもにも増してまるで脈略なし。しかも何やらやましいつうか情けないつうか、困った気持ちになっちゃった。
音楽だけでなく色んなものを連れて来ちゃうからだなきっと。
(山)/お勧め!/120点  試聴はここで

Stars / Hear 'n Aid
cover...鋼鉄の善行 曲目等詳細
*ウイア・スターーーーズ♪
シリーズ「ヘビメタとは何だ」、その第5弾はこの鋼鉄野郎勢揃いの曲&アルバムで。
80年代に怒涛の様に巻き起こったチャリティ・ソング・ブーム。ブームって言っちゃなんすが。アフリカ問題を何とか出来ないかと数々のミュージシャンが蜂起いたしました。一番最初はーーーー、そりゃもう、
ポップ・グループだで。
79年「最後の警告Y」そして特に2ndの80年「ハウ・マッチ・ロンガー」アルバムで思いっ切り直接ダイレクトに叫んだ。音も丸ごと。痛いんだから痛い音でって、当然の帰結で行うもあまりに痛すぎて孤高の戦いで爆沈。ぐげー、聴いてくれないよー。今に始まったことじゃ無し。西洋と関わったその日から毟り取られて取られまくった人類の故郷アフリカ。自由と愛と抵抗の音楽ロックがあれほど黒い音楽に源持ちながら何故か他山の石でありました。そして5年後、確か最初は「サン・シティ」じゃ無かったかな。リトル・スティーブン氏が音頭を取った。スペシャルズも「ネルソン・マンデーラ」でもう我慢出来んと提起した南アフリカ問題。サン・シティでは初めて複数の音楽人が共同で一言申そうと。「あんたら無茶苦茶迫害してやがる側のお楽しみ殿堂サン・シティじゃぜってーに演奏なんかしてやるもんか。」って主張に納得しまくり。それでこそロック・ミュージシャンだと快哉を叫んだよ。フィルムがまたキツくて最高。特に出演歴のある連中の名前入りなんてそうは出来んことだぜ。自分も痛まなければ本当の運動なんかやれんわ。
そして次が、かの「バンド・エイド」かな。
ポップ・グループが極感の北風、サン・シティも北風とすりゃ、こちらはお日様ポカポカ、マントを脱がせるためには暖かくしなけりゃ。
Do They Know It's Christmas
音頭取りは、ブームタウン・ラッツのクロックワーク男ボブ・ゲルドフ氏。79年のアイ・ドント・ライク・マンデイズの記憶も消えかかったころ登場。うんあの曲にしてこの行動、なるほどと納得も、あなたにそんな人望あったのかーとちとびっくりした思いあり。実に手作りつうか、そのビデオを見て曲を聴いて真摯なる気持ちでの行いだったと思います。参加したミュージシャンの顔付きを見ても。そりゃクリスマスって、あれだ西洋の概念にしか他ならず。しかし自分達が最初に気付かなけりゃどうしょもないだろうと言う事だろうと。こうした責任は俺たちにあると。
一度火が付くとそれは劫火の様に燃え上がり、コンサート「ライブ・エイド」にまで発展。
祭になってしまうとそれは終わってしまうもの。それでいいのかこれがやりたかったことかとゲルドフ氏、何より疑問を求め続けたのは尊敬しなければあかんと思う。してその成果が記憶に新しき
昨年のバンド・エイド20の今再び「Do They Know It's Christmas」、続く「ライブ8」。
個人的にはまずバンドエイド20のビデオ見て顔ぶれがわかんない人が多いのが悲しかったりして。「ライブ8」は、うーむ、これがあなたのやりたかったことですかと訊きたい気持ちになり。また祭になった。そもそもアフリカ問題と祭が一致するのであろうかって疑問が。そして音楽で楽しむって行為と今正に飢餓と病で苦しんでいる人たちの姿と、画面に映し出されるその姿の直後ノリノリで楽しむ。言いようの無いやるせない気持ちに。やっていることの動機は全く正しく、お前はそれじゃ何をしてるのかと自問するとますます苦悶し、私はどうしたらいいのかとなってしまいました。この難しい気持ちつうか感情、皆さんはいかがでしたでしょうか。難しいことは抜きにして、楽しくて役に立てればそれでいいじゃんって風にはどうしても思えなかったんす。
そして問題はそれ以前のバンド・エイドに続く
「ウィ・アー・ザ・ワールド」/USA FOR AMERICA
だ。はっきり申してわたしゃむかついた。「俺たちが世界だ/アフリカのために帝国アメリカが何とかしてやるぜ」って読んじゃったよ。イギリス人め、お前らばっかそんな美味しいええかっこさせてたまるものかって風に取った。非難覚悟でございます。そう感じたからもうしゃあない。依頼されれば目的が目的だけに異論あれども断ることは出来んだろってのも。だいたいあんたらアメリカが元凶だろがーーーってのも。それやる前にそう感じたならリムジン乗って無いで、てめえで黙って寄付しろやってのも。それ出て貴方達は何か失うものがあるのかってのも。好きなミュージシャンの姿をそこに見た時、悲しかったよ。一生懸命やってればやってるほど。兄貴。あまりにアメリカなその楽天さが、罪はねえんだろうけど、その無垢さが無神経に感じた次第。ちがうのか?。俺がバカタレなのか。
そしてその流れの最後に現れたのが
この本題の「スターズ/ヒアアン・エイド」
音頭取りは何と”ザ・獣”ロニー・ジェイムス・ディオ氏。その実現のために、ぐわ、USA FOR AMERICAのオーガナイザー、ケン・クレイガン氏の力を借りたとゆう。時は1985年5月。結集したは件のイベントにちいとも誘って貰えなかった鋼鉄軍団に皆さん達。
と前フリだけでお時間が来てしもうた。はたして、その所業、いかなるものに思えたかは明日に続く。


ウイア・スターーーーズ♪
シリーズ「ヘビメタとは何だ」、その第5弾第2部
スターズ/ヒア・アンド・エイド
の一席をも一つ。
考えてみればその昔、アントニオ猪木より前に「愛と平和の祭典」といやあロックの専売特許でした。
ウッドストックしかりMAR Y SOLしかり。しかしてそれで皆で集まって曲出してチャリティなんつーことは誰も思い付かなかった。だってロックなんつーもんは金に成らぬ貧乏で汚い若者がやるもんだったから。やる方も金無けりゃ買う方も金が無いよ。だからうちも金が無いよ。ははは。ですからバンドエイドも金を集めるつうより訴えますが中心で何やら貧乏臭い風情がビデオからも。ところがどっけん、いやどっこいアメリカさんだと訳が違う。70’s後半からロックがすっかり皆のものメリケン歌謡曲になって(それは素敵なことですある意味)売れたら大金持ちに。なんつたって人口の1%が国の富の半分を、残りの99%で残り残りの半分を分け合う国だよ。その1%入りを見事果たしたミュージシャンさんたちがUSA FOR AMERICAを。おいおい99%の貧乏さんからまだ金を取る気かよ。アフリカって言う前に自分達の国何とかしなきゃいかんのじゃ無いか。自分達の今の立場を。成功したから金持ちになるのは当たり前か。いまや野垂れ死にする自由と宝くじ並の夢の国アメリカです。
で、日本盤ビデオ(もち廃盤)ではウイ・アー・ザ・ワールド2なんて悲しいコピーが付いているのがこの
スターズ。
憎めないよーーー。薄々ながら本家に呼ばれなかった自分達の立場を察してか、タイトルが「スタアアズ」。わざわざ僕たちはスターなんですってまずことわってる。しかもやるのはヘヴィ・メタル勢。普段から「地獄」とか「キル」とか「血」とかシャウトしとるのに急に思いやり集団になるって。音頭取りがロニー・ジェイムス・ディオさんって時点でやばさたっぷり。そんでもウイアザワルドと同じ手順踏めば成功するぜよと人集め仕切り人を同じケン・クレイガン氏、駄目押しで総監督にこれまた同じマーティ・ローゴル氏に。そしたら陣容がすっかりアメリカン。特にLA方面。そりゃ知り合い&コネ有りを集めるんだからそうなるよなー。ロニーさん、自分で呼びかけられる人だとはちと思えない。とても好人物おじさんらしいけど。気になるのは仕切り人さんと総監督さんてボランティアでやってるのかいな。経費は別、うちらのギャラは経費です。何ちゃって。人間食っていかにゃならんからよっぽどの金持ち道楽じゃ無い限りお金もらわにゃやれないのは当然すが。上前仰山ハネたとなると問題だー。
で、やって来ました。僕たちも呼ばれたかったよーの面々。こうしたチャリティ運動に正にうってつけなのが有名だけどお金は無いんですの人たち。だから皆さんのお力お借りしたいと。ヘヴィメタさんたちてばその意味で正にうってつけであります。最も録音場所LAのA&Mスタジオにはリムジンが横付けされたそうだけど。この中で乗れそうな人は・・・ジャアニイのニールSさんか。タクシーはナイトレンジャーのブラッド・ギルスさん、自分のツアー・バスでそのまま来るのがブルー・オイスター・カルトのエリック、ダラマ両氏。残りは電車。クイーンズライチのジェフちゃんは徒歩、イングウエイちゃんはギターに乗って空を飛んでくる。がはは。
企画つう意味ではこれほどどんぴしゃなものがあるかい。メタルだぞ。ジャンルは一つだ。全員柳生真影流の門下生だぞ。最も息が揃います。ベーシック・トラック&曲は言いだしっぺロニーちゃんのバンド、ディオの面々が。勇壮な大風呂敷メタやらせたら天下一品だからこれまた大はまり。何かの曲に似てるなんか言いっこ無しよ。同じ流派なんだから。名曲です。
チャリティなのに「俺たちはスターだっ」ってえばってるのが実にメタル道の本道成り。何て歌ってるんだろう。

獣:子供達のために泣いているのは誰? それはこの俺様じゃ。
デイブ麺&獣:夜になると時々 寒くてたまらんことがある 頭上のお空を見てご覧
ファンクス兄:それは光の中の顔顔顔 もしその物語が語られるなら それはお前達を呼びかけているのだ
獣:いるのだ
獣:俺たちは夜の魔法使いだ 
だぶ郎:俺たちは影だ 俺たちは光だ
デイブ麺:俺たちは永遠だ お前と俺

(皆さんご一緒に)
俺たちはスターだ
俺たちはスターだぜい

青牡蠣エリック:俺たちは強くなれる 俺たちは火であり石でもある
ラフなポール:そして俺らはみんな虹に触れたがっている
女王好き帝都:だが歌い手どもが強力で 歌を歌うだけじゃ何にも変わりゃしねえぜ だからおめえらに呼びかけるぞ
(かけるぞ)
ドンそこどけ土建:俺たちは心臓どくどく 俺たちが始めたその日にゃあ永遠に俺らは輝く

(皆さんご一緒に)
俺たちはスターだ
俺たちはスターだぜい
俺たちはスターだ
俺たちはスターだ

(さー、ギターソロだ)
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

だぶ郎:俺たちは夜の魔法使いだ 
フアンクス兄:俺たちは影だ 俺たちは光だ
女王好き帝都:俺たちは永遠だ お前と俺

(皆さんご一緒に)
俺たちはスターだ
俺たちはスターだぜい
俺たちはスターだ
俺たちはスターだ


どーだー。やっぱどっちかってゆうと自分達エイドだど。えばってるぞ。えーどえーど。
虹を誰よりも愛するロニーさん。やっぱ歌詞に虹登場っす。
歌担当者を仮名に、ギターソロを伏字にしたのは、これがヘヴィ・メタル最終試験の入試卒業問題だからです。
告白いたさば最初に聴いた時は歌は全部ロニーちゃんで、ギターソロは全部イングウエイちゃんじゃないかと思ってしまった私は、メタル幼稚園児です。修行が後30年必要っす。
映像を見てびつくり。やっぱウイアザワルドみたいに交代でやってるのね。何故か歌い方がディオさんしてる皆さん。それほどアクが強いのだあの獣の曲と歌い方は。
そして一番びっくりしたのは
ジュダス・プリーストのロブの春さんがドリー・ファンクJrにそっくりだったこと。もしやと思ってはいたけど・・・これでますます好きになる。
ギター・ソロはさすがに圧巻だあ。短い担当部分に奥義を尽くす手ダレの者達。
自慢の名刀振りかざし。
「竜巻」
「虹嵐」
「地獄固め」
「もりもりもり」
「天下動転」
「風雲百科」
「犬のおまわりさん」
「おひねりチョーダイ」
「北の湖」
などの必殺技をご披露。我慢できずに映像見てしまったあなたも、今一度、レコorCDを聴いて誰が弾いてるか当ててみちょ。
達人への道の第一歩じゃ。
さて貼ったジャケは先行発売の12インチ盤。80’sを象徴する形態。これがまた音が良し。CDでもまだこの45回転30cmの音にまだ到達して無いと思う次第。B面はショートなシングル・バージョン。誰がカットされたかはそれはそれでお楽しみに。残りは4分30秒のニュース。エーゴなのでさぱしわからん。声聴いて誰だかわかったら・・・それこそあなたはメタルゴッドだ。
現在では、メタル王国日本でのみCDが出ています。それは後日パート3の時に。

「あなた何で参加してないの?」
「何でって。・・・・呼ばれませんでした。」
「何で?」
「・・・・・・・・・」
「やっぱし。」
「何がやっぱしなんだーーーー。」

(山)/お勧め!/120点  試聴はここで

Pop a Paris Vol.5 :S.O.S Mesdemoiselles
cover...おフランチ 曲目等詳細
*かなしー時ー
朝起きてメールチェックしたら99%がスパムだった時ー。まったくもうどうにかならんですかねえ。問題は大切なメールもそれに紛れて消去してしまう危険あることじゃわ。えー、ろっくすへのメールは「ろっくす」と一言書いてくだしゃいまし。マダムはマダムでも変なマダムメールと混じっちゃうので。
えー、悲しいときー
アルバム買ったのにまるでタイトルとか読めなかったときー。
いえー、ハードだメタルだ聴きてーとかゆうておってもウチにどうしても来たがる盤は有るようでこんなん出ましたけどお。
なんつうてもこのジャケ。目に止まります。
何々
ポップ・ア・パリス/vol5、SOSマドモアゼル。
ボブのウエルチさんのバンドのじゃないな。ピンク・レディのでも無さそうや。全部フランス語だ。
かなしー時ー。こうゆう時、とにもかくにも知ってる名前を探す。
おー、セルジュのゲンズブール親父がいる。フランス・ギアルさんも。ミッシェル・ポルナレフ兄やんも。シルヴィー・バルタン星人も。
こーゆーときー。その曲をもしもう持っていても、入っているとそれが何か安心で買ってしまいませんか。ははは。
で、買ってみました、チャレンジャーや。出てまいりましたのは60’s後半のフランス歌謡曲全集。スーダラでおポンチなやつばっか。
オースチン・パワーズが大喜びしそうな。もちろんミニミーも。サイケデリックでガレージでソウル降るで、グルーヴィべいべなん。
その時代を経験した方なら、おお、あの曲がってのが、入ってるかも。
Bloody Jack (GallFrance)
Ca s'est arrange (Music to watch girls by) (KellerJerry)
Ailleurs (Elsa)
Qui est "in" qui est "out" (GainsbourgSerge)
C'est fou (I'm blue) (GrimmBernadette)
S.O.S. mesdemoiselles (BirdRonnie)
Avec les oreilles (ThubertMonique)
Tut, tut, tut, tut (Busy signal) (HillsGillian)
Promenade dans la foret du Brabant (BlackburdsThe)
J'y crois (She cried) (Junior)
Pour la gloire (PhilippeAnnie)
Et s'il n'en reste qu'un (MitchellEddy)
Les filles a papa (KerseyChris)
Beatnik (PolnareffMichel)
Le telefon (Instrum.) (LedrichLouis)
Marie douceur, Marie colere (Paint it, black) (LaforetMarie)
J'achete tout (ChannesClaude)
Seul (Norwegian wood) (Stone)
Jette la pierre (ColombierL'Abbe Noel)
Roller girl (KarinaAnna)
Noir c'est noir (Black is black) (HallydayJohnny)
Tu veux ou tu veux pas (Nem vem que nas tem) (BardotBrigitte)
どーん。目が痛くなりましたかい。壊れてます。世の中ナメきってます。あの深刻な、おシャンソンな国フランスはどこにいったのかー。
発売は2003年らしい。だもんで、CDもある。つうか、CDが本家だろな。だしこりゃCDがいい。今誰が何を歌ってるのかマジでわからなくなる時あり。男はセルジュ親父以外は全部ポルナレフさんに聴こえ、オナゴはみなフランス・ギアル嬢に聴こえる。
慣れるとわかるよ、メタルみたいに。直接の伝播元はやっぱ、ロンドンロンドン愉快なロンドン楽しいロンドンだ。キンクスのイントロだけとか、サティスファクションのリフだけとかちゃっかり借用してたりして。嬉しいことにカバーもあるよ。
「黒くぬれ」。
フレンチで歌うと本格的にイスタンブール超特急です。
「ノルウエイの森」
3国が入り混じって、ここはどこ、あたしは誰状態に。
スタックス・ソウルだってある。偽オーティスさん。
「ガタガタガタガタ」って掛け声だけポルナレフ声でやってるけどよう。
いずみたくさんもおる。
かつて歌謡曲はおフランスだったんだな。ガキの頃に染み付いたそいつが、妙に聴いてて浮かんできて嬉しいようなこっぱずかしいような。
な中でハマったのは
ルイ・レドリックさんお「ル・テレフォンヌ/お電話」ってインスト。
アコーディオンが、当たり前田のクラッカー時の藤田まこと氏の顔のようなメロディ奏でます。
苦悩の中、ややこしい難関仕事してても、あーこりゃこりゃ、楽しく生きねばつまらんのーって気持ちになる効果ばっつぐーん。

動画を検索しておったら、こんなん出ましたけど。ドイツのニュースだ。何やらドイツでブームなのかこりゃ。おー、この盤をDJさんが廻してるよ。みんな踊ってるよマジで。
「ヘヴィ・メタルとは何か?」に続いて「おフランスとは何か?」シリーズ始めたくなり申した。何もわからんのに。
やっぱり異国の音楽は不思議でおもろいのう。
(山)/お勧め!/120点  試聴はここで

This Is Cult Fiction
cover...スリル 曲目等詳細
*緊急刊行一円玉アワーのお時間です。現在アマゾンで中古CDの値段が1円のアルバム。嘘じゃありません。私、頼んで無事ここにあります。新品と変わりなく。いつ品切れになるかわからんよ。その上は99円[(^o^)]みたいだけど。
1円てあーた。どうしてそうゆう値段になるかさっぱしわかりません。処分代の方がコストがかかってしまうのか。それにしても最早哲学的値段だ1円。しかし0円と1円との間には山より深く海より高い溝があり。運送料込で351円(たしか)か。このCDは28曲入りですからまさに1曲1円ほど。ジャケットがこれだからと言って・・・
ああ、世の中は無情だ。
ジス・イズ・カルト・フィクション
ヴァージンから95年に出たコンピです。
もろクオンティン・タランティーノ監督のパルプ・フィクションあやかりでござんす。US盤とUK盤がありまして、内容が異なる。クールでサスペンスでスリラーな映画、TV主題歌集、1円の方はUK盤。ヴァージンだから一応本家かな。どっちがわからん要素が多いかとゆうとそりゃUK版で、いかに英国TVが日本に入って来なかったか痛感しました。
28曲全部存分噛み締めたいのは山々ですけんど、今日の仕事丸潰れになってしまうので、関連ブツと関連動画映像を出来るだけ集めてさー、
ではどんなんかとゆうと
1.リトル・グリーン・バッグ from デザボア・ドッグス
2.ミザルー from パルプ・フィクション
3.スパイ大作戦
4.黒いジャガーよりシャフト
5.パルプ・フィクションよりジャングル・ブギ
6.0011ナポレオンソロのテーマ
7.真夜中のカウボーイよりニルソン「エブリバディ・トーキン」
8.レザボア・ドッグスよりスティーラーズ・ホイールの「スタック・イン・ザ・ミドル」
9.デビッド・リンチ監督「ブルー・ベルベット」よりブルー・ベルベット
10.1958年作「黒い罠」よりヘンリー・マンシーニ作テーマ
11.女王陛下の007よりルイ・アームストロングさん唄って〜
12.ジェイムス・ボンドのテーマ。そりゃもジョン・バリーさん。
13.ジェリー・アンダーソン!!ジョー・90
14.ジミー・クリフ氏「ハーダー・ゼイ・カム」
15.映画プレタポルテより「ヒア・カムズ・ア・ホットスッテパー」
16.ギネスのCM曲?ペレス・ブラード「ガグリオネ」
17.映画「ヤング・アメリカンズ」よりビューク「プレイ・デッド」。グリーンチャンネル今日のレース結果で御馴染み。
18.UKのTVスパイコメディ「アヴェンジャーズ」
19.パルプ・フィクションよりダンス・チャック・ベリー「ユー・キャン・ネバー・テル」
20.同じくPFより元祖ギター野郎リンク・レイ「ランブル」
21.ロジャー・ムーア殿下のUKスパイアクション「ザ・セイント」
22.御馴染みヴェンチャーズ「ハワイ5−O」
23.70’s映画「ザ・ストリーツ・オブ・サン・フランシスコ」。TVが元?
24.日本では未発表らしい映画「長く熱い週末」
25.わかりません英国TV「ザ・スイニー」
26.愛しのパトリック・マクグーハンさん主演「秘密諜報員ジョン・ドレイク」
27.ご存知「ツイン・ピークス」
28.ごごごご存知「タクシー・ドライバー」。怖いですバーナード・ハーマンさんの音楽。

とまー、これが1円。この不埒者めがあああ、と怒りたくなるラインナップ。全部オリジナルサントラです。
あなたならどーする♪
(山)/お勧め!/150点  試聴はここで

K-TEL'S Super Hits of the Super Stars VL.2
cover...大ヒット放映中 曲目等詳細
*本日マーフィー法則がおおくりするのはこれ
どんっ。
K−TELがお送りする最新ヒット全集
スーパースターによるスーパー・ヒットだしかも第2巻。
K−TELとは何か?っ

(間)

はい、古の太古有史以前から全世界国民の為、死ぬほどヒットしたヒット曲を赤字覚悟でございますの投売りで集めたオムニバス盤を出しております会社です。所在地はヒット州ヒット村。さて問題のこの盤。ちょっとやそっとで手に入る盤じゃあ無いよ。ある日立ち寄った中古レコ屋さんで出会う確率は1.2%、しかしてもし奥さん。あなたがアメーリカに旅することあらばどこの家庭の蔵の中にも片隅にこれと類似したものはきっとございますでしょう。
しかしてこの非常に手を出しにくい安っぽいジャケ。
これにはおーきな訳がある。
何てったって入ってる曲、全部本物だ。
しかも全部本物が歌ってる演ってる。
予算はすべてそれに注ぎ込みました。
それでこのジャケ。どーかその辺の事情を考えてやってくださいまし。
びっくりするのはステレオだぞ。左と右から音が別れて出てきます20世紀最大の発明。
それが気持ち悪いとゆう耳が一つの方のためにちゃあんとモノでも聞けますからどうかご安心を。
まだ信じられない?そんな方の為に何と我が社ではTVコマーシャルだってやってる。TVでやってるものは全部真実ですからこれでもう安心だ。
それでは驚天動地のその中身をば見てみましょうね。
まずは目玉のジャケに載せてますスーパースターさんから。たまたま写真が有ったからじゃないよ。そうかも。
エルトン・ジョン!!
しかもクロコダイル・ロック!
バックマン・ターナー・オーバードライブ!
恋のめまひ
カナダの木こりさんだ。
ペーパー・レース!
ザ・ナイト・シカゴ・ダイド!
ビリー・ドン・ビー・ア・ヒーローじゃないとこが憎いねえ。シカゴ大停電でやることは一つって歌だよ。
そしてそして真の目玉は英国から馳せ参じてくれました
スティーラーズ・ホイール!!
これしかありません2曲の大ヒット・ナンバーが入ってる。
スター!!
70’sの片手に入る大名曲だよ涙無しには聴けません。
おまけにもう一曲「スッタク・イン・ザ・ミドル・ウイズ・ユー」は通常より長いギター・ソロが入ってるヴァージョンつう、こうゆう盤を馬鹿にしてますと不意打ちくらって袈裟斬りです。
(きゃあああ)


(間)

それだけじゃもちろんないよ
ハッスル!!小川某ではありません。
クール&ザ・ギャング!!まだジャングルにいたころです。
ライトハウス!エジソンさんじゃ無いほうなのがミソですカナダの方です秘宝です。
ライフ・イズ・ザ・ロックです。見事なる一発屋さんです全米ナンバ1です。
ロボです。ジャイアント・ロボじゃありません。愛犬ブーのロボです。
タイムス。ちょっとタイムス。ソー・マッチ・イン・ラブで有名、フィリー元祖のおっさんたちだよ
ゲット・ダンシンっ。ディスコってなんじゃろ。しらんけどこんなんやろとヘヴィメタよりやかましく躍らせてくれる一品
最後はビリーのプレストンさん。歯隙にこにこおじさんのこのナッシン・フロム・ナッシンはこんなに楽しいのに、うーんと思わず考えてしまう厳しい歌詞なの。
(ほううう)


(間)

レコードには裏表がありますがこの盤には裏表が無い両方とも表なのです、しかも聞くだけじゃ無くて放り投げればフリスビーにもなるしラーメン丼を乗せれば皿にもなる、上にスパゲティを盛れば皿にもなるとゆう優れもの。
(わああ)

どうしても欲しい?どうしても欲しいとゆうかたには、現在でも活躍してますK−TELさん。
こんなCDがあります。
こんなCDもあります。

もうこれで大丈夫、激動の21世紀もK−TELで「勝てる」。
どうもありがとございました。

(ぱちぱちぱちぱちぱち)
(山)/お勧め!/200点  試聴はここで

Pillows & Prayers(Cherry Red 1982-1983)
cover...枕と祈り 曲目等詳細
パンクとニュー・ウエイブはインディーズの時代。
シングルと格安コンピ盤の時代でした。
な中でも当時99ペンス、300円代だな、今なら200円代てばとんでも無い値段で出ましたのがこの

ピロウズ&プレーヤーズ
枕と祈り

チェリー・レッド・レーベルのショウケースコンピです。えー設立は・・・1978年。え?そんなに早かったのか。知らんかった。4年間は苦闘の時期か。
設立者はアイアネン・マクネイ氏とレーベルHPに書いておる。そうなんです。まだやってたのです。なのでまんま今もこの盤は世に出て愛される。偉業だ。
1982年頃と言えば、叫ぶだけ叫んで売れるやつは売れ、別に普通だったミュージシャンも形はニュー・ウエーヴィになったりして、一段落着いたかのごとき雰囲気。しかし世は4年でがらりと変わるものか。まだまだ若い衆は沸々としておる。どっこい終わらせてたまるもんかい。その事を世に知らしめるべく考えたのが、我がレーベルはこうでんねん、聴いておくれ、しかし客もまた貧乏人ばっかだしなあ、ええい、300円、持ってけドロボー大作戦。
参加の人たちには著作権協力してもろたとインタビューで呼んだ記憶有り。
それがまんまと大成功。チャートには載らなかったけど。あ、もちろん英国でのお話です。

値段も値段だけど音楽も・・なんつうか貧乏極まれり。叫んでる元気があるうちはまだ良かったすよー。何しろ食べてないんで腹に力が入りません。
とな、体脂肪率1%未満栄養不足音楽家が集まりました。ここにネオアコの誕生です。
使用楽器は生ギターと声、セコハンのシンセ、セコハンのリズムボックス。
しかし音楽への熱情は死ぬどころか果て無きものだわ。それだからこそ出来る音楽はあるのです。
有るってことを証明してくれて、また希望の星が明けの明星に。

1.5時か6時/ポートレート
・・・いきなしたらりたらりぐだぐだで、そのくせ執拗な曲で始まり。覚悟せいやてなもんか。5時か6時の皆さん、この曲録音後ばたりと倒れ、一言、
「おにぎり」って言ったらしい。

2.ザ・モノクローム・セット/夜明けのシンフォニー
・・・大御所です。三顧の礼を持ってレーベルに迎えた憧れの君。ヴァージン傘下のディンディスクから野に下り、快く収録に同意。
曲はラフトレードで出した究極の名曲なり。あっちとの権利関係はどうなってるのだー。
存在飛び出てます。本当に凄いバンドなり。だびだだづばづば。

3.トーマス・リア/全部君の事
・・・シンセ使ってもネオなアコなのだ。全手動だげに。電気がそのまま変調して出てるこのポカポカがもう大好きで。たまりません。
からくり人形お茶を運びます音楽をどうぞ。

4.トレーシー・ソーン/プレイン・セイリング
・・・レーベルのスター歌姫登場。関取岩木山と同じくらい一度見たら忘れられないルックスの持ち主です。心意気は、貧乏でも心は金持ちだわ、無駄な栄養抜くだけ抜いて、粋になってやりますのど根性です。

5.ベン・ワット/サムシング・ドント・マター
・・・レーベルのスター王子登場。あれ?歌姫も同じこと思っていたのねと、自然に合体する。成功してからどうなって行くかは・・・・。

6.ケヴィン・コイン/君のハートの愛
・・・熊さんのような容貌の大ベテランさんが、仲間になったよ。合わせてくれまして、ドリーミンな熊さんになりました。

7.ピエロ・ミレジ/モディ2(抜粋)
・・・綿飴のように始まり泡のごとく消える。全手動の電気音楽。きっと手回しレバーが付いていて廻しながらやっているに違い有りません。

8.ジョー・クロウ/強制
・・・全世界中の情けない音をすべて集めて訴えました。なかなかこれが集まってくれないので強制的に召集。もう少しで止まってしまいそうです。

ここまでがA面。

9.マリーン・ガールズ/ダラダラな日々
・・・ここ1週間食べてませんの女子が危機の中歌う。誰か助けてやってくれー。

10.フェルト/俺の顔はファイアー
・・・翌年ブレークはスミスです。その前にフェルト。くねくねしながら悶えて失神寸前。気持ちわるーいって言われてしまったらどうしよう。
キモはたどたどしい生ギターのイントロ・フレーズ。たまりません。

11.アイレス・イン・ギャザ/ノイズ無し
・・・わー、これがシンセかー。すげー。買って一週間で作ってみました。それまで鍵盤触ったことありません。
う、いきなし吐き気が。昨日拾って喰った肉まんがあたったか。口を押さえながら歌ってます。凄い迫力です。

12.ザ・パッセージ/XOYO
・・・ダースベーダー特別出演。ぼいんぼいんしてるウルトラスペースアドベンチャー・バーゲン中。ぼいんぼいん。

13.エヴリシング・バット・ザ・ガール/オン・マイ・マインド
・・・ベンちゃんとソーンさんが類が友を呼び、朱が赤く交わり合体す。双子のようです。

ここで小話を一席・・・どこが面白いのかさっぱしわからない
ハンバーガーのウインピー・ネタらしい。あれは美味そうだった。

ここで、グループサウンズ登場。失神者続出です。

ここで、まばたかないでくださいと言われ、滝から下る曲がナイチンゲールさんたちから。
4分間まばたかなった方には

円楽師匠から一席。最後にお届け。サッカー・ネタの模様です。


てめえでは実に的を得た説明が出来たつもりっすが、どうにも納得出来なかった方は是非、枕とこの盤を持って、祈りながら寝ておくんなまし。

快眠。
(山)/お勧め!/150点  試聴はここで

ゲット・レディ、ロック・ステディ
cover...よれよれー 曲目等詳細
木曜おバカジャケ選手権だー。
今週は、おバカを通り越してステキーなブツの登場です。

ゲット・レディ、ロック・ステディ

おそらく1967年発売。
ジャケだけ見たら何の音楽かさっぱしわかりません。
でもしっかり書いてありますとおり、

ご用意いかが、ロック・ステディ

ロック・ステディのオムニバス盤です。
ロック・ステディつのは、ジャマイカにてスカが誕生してレゲエに移る間の1966年から68年の間、存在してたジャンルで、
ほれ、あのスペシャルズの”メッセージ・トゥ・ユー・ルディ”、あれですわ。
スカのぐいノリに比べてぐんとテンポがのんびりさんに感じるものです。
朴訥なベースラインと、チャちゃとと頭打ちだけのリズム・ギター、聞いてるだけでだらー。
何が何でもこれでいいのだ。バカボンのパパ状態になる。
何でも1966年にジャマイカに物凄い熱波が来襲し、皆さんへろへろもう駄目、速いの駄目、ってんで生まれたものらしく。
この盤はその総本山、ジャマイカ音楽界のゴッドファザーと呼ばれますコクスン・ドット氏のレーベルのきらめくスターさん総出演コンピ。
らしい。
調べたらアマゾンに例の如く物凄い値段で中古LPが有り、CD化もされてるらしい。その筋では有名なのかー??
その筋、不気味です。
レゲエ、スカ、ロック・ステディは確実に我が国で人気がある模様で。
いつも行くレコ屋さんにしっかり専用コーナーが有ります。
見るとリー・ペリー博士の”スーパー・エイプの逆襲”が何枚も有ったりしてこの世のものとは思えません光景です。
スカとロック・ステディも沢山有って、値段がけっこうするだよ。
ここでは300円でゲットすることは不可能です。つことは需要が相当有り人気があるだわなあ。
若い連中の間でもスカ・バンドは途切れる事無く結成されてるようで、こりゃあもう経過されて失われた音楽では無くリアルな今の音楽さ。
わかるで。
素敵だもん。
それはこのコンピを聴いても一目瞭然です。

えー、それにしてもこの盤えらいこっちゃ。何がえらいこっちゃって、しっかりと曲目曲順がジャケとレーベルに書いてあるのにも関わらず、
中身がその順番に入ってません。
誰がどれやってるんだか。歌モノですと聴こえてくる歌詞からわかるけど。インストですともう。
さらにそのインスト、明らかにメロをパクってます。1曲目は・・・うがー、思い出せそうで思い出せない、気持ちわるー。
最後に納められてるのは、明らかにビートルズの”ノルウェイの森”。展開前まで。
作者クレジットも有りませんで、これはカバーしても印税なんぞ一切払う気ありませんの表明だぜ。
それにこう暑いと何が何だかわからんから、貰った順番にレコードに溝掘っちゃえみたいな。
出来上がって違っても誰も気にしなかったりして。
ウルトラええかげん。
いいよなあ、それ。うちなんか線一本0.5mmズれただけで、「直せーー!」って恐怖の電話がかかってくる商売ですから、
この夢のようないい加減さ、もう天国っす。

レゲエは大好きです。しかし一点だけ欠点と申しますか困ることがあって、それはド暗いのが多いこと。
好きだけど聴いてて滅入っちゃって。
それに比べてこのロック・ステディと初期歌謡レゲエはお気楽極楽満載で、助かる、ホッとする。
だがー、
そんな中にも暗黒の影が後半少しづつ襲ってくる。

ビッグ・ミステイク/ベイシーズ

♪ あんたはでかいミスを犯したー。犯したー。犯したー。 ♪

地獄からの声じゃー。

オー、ベイブ/ケン・アンド・デルロイ

♪おー、ベイブイ、アンタは今何をしたんだー。♪

べ、別に・・・何かしましたか、俺。してないと思うんだけど・・。してたのかー?
楽園からの地獄の声です。

が、
その前には先に書きましたとおり、極楽三昧、

ソウル・アンド・インスピレイション

ザ・ハムリンズってむっちゃかわゆい名前のバンドがやってますこれなんか、某有名ソウル曲のカバー。
さてそれは誰がやってるものでしょう?

自分が思い出せないから、書いて訊いてやんの。あはは。
誰だったっけ。

ま、いっか。データくそくらへ。意味なーし。
ジャケ見てとろりんすればええ、これこそ天国音楽だな。
(山)/お勧め!/200点 試聴はここで

ソフトロック・ヒッピーズ
cover...崖っぷち歌謡曲 曲目等詳細
日本の70’sロックのレコードを1300円とゆう廉価で発売してくれてますユニバーサルのNAKED-LINEシリーズ。
ひじょうにありがたくもう何枚も聴かせて貰ってます。その中の一枚、

ソフトロック・ヒッピーズ

数ヶ月前にレコ屋さんで見つけて、何じゃこりゃと買ってしもうた。
以来、愛聴してはおるんですけど、いざ感謝しようと思うと途方にくれ、現在に至る。

あ、ついに・・・。

いったいこのCDには何が入っているのか?
帯のタタキ文句には

「新宿パニック、赤坂MUGEN、夜な夜な開かれた70Sパーティを完全再現。
和ジャズ歌謡から和ボサ、ガレージまで超HIPな希少音源満載!全DJ必携!1300円!!」

吐きそうになった方おられますか?すんません。
つまりヒットチャートになど縁が無かったレアなトンデモ歌謡曲を集めたコンピで。
”全DJ必携!”と書いて有るからには若者向けレア歌謡曲クラブってーのがこの世には存在するのでしょうか?どこに?
そのうちタモリ倶楽部でやりそう。そういえば似たテーマでやってたな前。
おそらくその道では恐ろしいことになっているのでしょう。ここに入ってるオリジナルシングルなどは一枚数万円とかで取引されてたりして。
先日もレコ屋さんでURCの”み空”とゆうLPが、何と24800円の値札がついてました。

誰が買えるのか?

そのような身分の方が当方さっぱし想像がつきません。
夜な夜な高級料亭で闇の談合を繰り返してべろべろになっているくせに、公園で真っ裸になって虎になってただけで、「最低の人間だ。」と吐き捨てる大臣みたいな方でしょうか?
あれもねえ、NHKがトップニュースでやるようなことかねえ。もっと悪いことしてる野郎いっぱいいるでよ。何かおかしい。

何かおかしい・・・このCDも楽しいんすけど、それがベタアっと始終張り付いて気持ち悪いっす。
アマゾンのレビューでも書かれてる方がおりましたが、ライナーで書かれてます曲ごとの感想が実に”鬱陶しい”です。
よくぞその方書かれた・・・何か変の原因はその鬱陶しさだな。

「えー、私は当たり前の歌謡曲など相手にしてません。こーゆーひじょうに価値の有ります盤を持っております。
貧乏人どもめ、ちょっとばっか聞かせてやろかいのう。」テイストな説明省きの連発。
時代劇のお前もワルよのうの越後屋さんセリフみたい。

ヒガもうとか思ってなかったのにヒガんでしまって情け無い気持ちに・・・・。

タモツ・アサイって方が選曲とコメント書いてるんだな。どなたかは知らぬが。
若い方なんでしょうか?
それなら気持ちはちょっとはわかるような気も。
リアルタイムでその時代を経験してませんと、当時の当たり前にヒットしてたような曲だと、オヤジどもには到底敵うはずありません。
好きです、なんて言ったら百倍くらい講釈されそう。
手垢がもう付いているような気もするし。

なら、そんなオヤジたちが見逃していたり、見捨てていたヤツを俺らが見直してやろう。

逆上から目線で反撃したいですか?

それは洋楽界でもありますから、わかるわ。

いきなしそこから行くのかーーー!!

音楽専門誌のプロの人は、世間といつの間にか乖離しちゃってどんどん先に行ってそんな状態になっちゃってたり。
ふと気付いたら売上げが激減して、びっくり。急に超メジャーなバンドとかの特集組み出してね。

”親父たちは今、あの時のロックに夢中!!”

何だそりゃ。小馬鹿にされてるみたいだわ。小馬鹿にされることほど頭に来ることはありません。
大人になって仕事やりながらでも、音楽好きであるなら、メジャーなバンドはもちろん好きで聴いてるけど、もうちょっといいバンドないかなー。
聞きたいなあ、あれば。
って方がほとんどだと思います。多少の程度の差こそあれ。
俺もそうだもん。
だからここではそのスタンスでやってます。

知るも知らぬも各自の事情や巡り合わせ有り、音楽は楽しんで聴くもんですから、
知ってても偉いってことでもなし、持ってても偉いってもんでもなし。

右と左へ泣き別れ、突端はあるけれどその中間が無い。
ヒットチャートで上がった歌の中でも、うっかり通り過ぎて忘れてしまった曲いっぱいあります。
エグいものも、凶悪なものも、ダークなものも。
どーも歌謡曲では、その辺りが納められてるCDが見当たらず。探してるんだけど。
いきなしTVショッピングで”懐かしの〜”クラスになるとどーもねえ。

の気持ち悪い感を抱きながら聴くも、音楽にはそんなこたあ関係有りません。責任も無し。
この中に納められてる曲も”おおおお”思わず叫ぶ絶品各種。
中には???も有りますが、それは当然好みも有り。
曲は普通の歌謡曲でも歌詞サビが”13日のーーー金曜日いいいい”だったり、

”俺は手に入れた地獄へのパスポートお”、そんなに嬉しいのかーってナイスな曲の作曲がかまやつひろしさんだったり。
この歌が一番ウケた。「休みの国」みたいで。

いたってまともに素敵な日本語ボサノバも有るし。

要は
それならいたってまともに資料付けて昭和盤ですって人脈とかつながりで少しづつ進んでいくように出してくれれば良かったってこと。

バっ、バっと、切り刻んで出されると、ネタだけで使われるような気持ちがする。DJさんの。
可哀相じゃん音楽が。

なお、

この中に入ってる歌は、ユー・チューブでも一切発見されません。
それだけ珍しいものだってことだと思うけど、それならなおさら資料を付けて欲しかった。
それこそがプロの為すべき仕事だと。

いい悪いの判断は、買って聴いてるこちらに任せて下さい。
(山)/お勧め!/150点 試聴はここで



●解説員紹介●
(マ)(山)・・・元マスター、現「山」。当サイト管理人。狂気POPが好み。ばかロック推進委員会会長代行。
(み)(ま)・・・元みみちん、現まほ。当サイト管理人。歌唱力は問題としない。