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試聴はここで


グッヅ

*ついに日本で再発されました。リコことリコ・ロドリゲスのワレイカから来た男。リコと言っても東尾ムスメさんではないリコさんのこのアルバム、英国レゲエの金字塔だけではなくすべてのレゲエ・レコードの中でも一際輝くマスターピースであります。初めてレゲエのCDを買おうと思ってる方、もしくは既に買ったことがあるもののどうも辛気臭いなあってイメージを持たれてしまってる方にこそ聴いていただければと思うアルバムなのラブ。リコさん、34年ジャメイカ生まれ。彼の国の誇るトロンボーン吹き。実はジャメイカにはもう一人誇れるトロンボーン吹きがおります。その名はドン・ドラモンド。一回り先輩で同郷同学校。そのドンさんはスカタライツのオリジナルメンバーとしてスカ創世記に大活躍、ジャメイカの音楽シーンを引っ張る形となります。一方リコちゃんは60年代に入ると英国に渡りもう下積みに次ぐ下積み、ようやく自身のレコードを出せたのが77年のこの盤とゆう次第。以後69年に早逝したドンさんの遺志を次いでスカタライツに参加、そして79年にはあのスペシャルズのメンバーになって若い衆にスカオリジナルの気概をぶち込む優しいおじさんとなって。来日時お姿拝見させていただきました。暴れまわるメンバーの後ろで超然とぶっとい音をぶおぶおっと。凄かったなあ存在感。さてこの盤、とゆうかリコさんのアルバム、私聴きたくてずっと探しておりました。たまらん我慢できーんとなった時に出ました日本で。快挙です。しかも大量ボートラ付。この次に発表される予定だった「ミッドナイト・イン・エチオピア」からのと12インチシングルから。まず食い付きたくなるのがキンクス、ユリアリガットミーのカバー。いやもうこれは(^0^)。世界一オポンチなガットミー。キンクス・ファンの人が気になって買ってしまったら頭が固かったら大怒りかも。レイさんは絶対喜ぶと思う。キンクスの曲のとぼけた魅力をこんな形でも出せます。そしてジャズ名曲テイクファイブ。全然5じゃなくなってます。これが良いぞーっ!。ぶばばばっとメロディが染みることって言ったら。最後のスターウォーズも楽しかー。ってとこから入ってあららどうしたんだろうすっかりはまってしまってるのは本編のワレイカだ。このどっか懐かしい日本の風景を思い起こさせるメロディ、パコポンポコペパンとなるパーカッション共々彼の国で培われて来た宗教ラスタファライの音楽ナイヤビンギの特徴らしいんだけどこれがまた。日本でスカが愛される理由の一つがこれなんじゃないかと思ったりして。また日本の音楽の可能性もここにあるんじゃないかと逆に教えられたり。バックアップするミュージシャンはリズム隊にスライ・ダンバーとロビー・シェイクスピア。レゲエのレコードの62%で弾いてるじゃないかと(当社調べ)思ったりする鉄壁リズム隊。そして長いこと共に英国で苦労してきた盟友たち。商売化抜きで真摯に音楽に向き合う姿が自然とこちらにも伝わって来てこちらも澄み切った心にさせて貰えます。また思想背景なんか考えずとも何とも言えんこの心に涼しい音楽。エアコンなど吹き飛ばしてこの夏のたまらんプレゼントじゃ。まさかどっかがCMに使ったりして。ありえるぞのともかく人懐っこい音楽、あっとゆうまに廃盤になってしまう危険もあるかもでいかがでしょうか。しかしこのリズムはつくづく魔法だと思います。あ、ちなみにこれはインスト盤、ダブっ化ほとんど無し。

(マスター)2004.6.28








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