ろっくす超大特選盤
*英国が誇る新波異国情緒バンドがこのモノクローム・セット。私がNWの中で、いや全バンドの中でもトップ10に入るであろう好きな連中です。あまりに好きなのでアルバム・デビュー前からWANTED。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのコピーとかしてたインド出身のヴォーカルのビドと初期アダム&アンツにいたカナダ出身のギタリスト、レスター・スクエアと1978年に結成、創設間も無いラフトレードよりこれらシングルを3枚リリースします。パンクの時代にその空気を存分に吸いながらビートルズから引き継がれているギターポップの魅力とヴェルヴェッツのやるせなさ、加山雄三をバックにルイス・フューレイが歌っているかのようでございます。1stシングルからして題名が「アルファビル」、ゴダールの映画タイトルでもう想像力かきたてられること。何ともけだるい感じで正体不明なんじゃこりゃ。B面の「彼は正直」も同様で序奏って感じ。基本アイテムの鼻詰まり声で大物感漂わせてます。そして2ndシングル「Eine Symphonie des Grauens」誰が付けたか邦題「夜明けのシンフォニー」で爆発。オーケストラのイントロで始まりこのインドともモロッコともわからぬ不思議な空気。息をもつかせず駆け抜ける2分半。百万遍聴いても飽きない曲をもう出してしまいました。未だにこれが最高傑作と思います。B面はインスト、波を感じさせるどこぞの海岸音楽。軽快さがおおこれがこいつらかともうこれは完璧なシングルです。3rdシングルはバンド名を冠した題名。ひょろひょろ宙を舞うギター、映画風のモノローグ、3分映画でござる。B面はミスター・ビザロ、題名で既にやられてチャカポコ・タイコで繰り広げられる謎のビザロ氏の生活が暴かれる。当然低予算製作ながらそのざくっとした感触が魅力を引き立たせてこの3枚はほんとキラーアイテム。現在その全貌は散逸されていますがアルバム「Volume, Contrast, Brilliance」で7割は聴くことが出来ます。「夜明けのシンフォニー」だけでも入手する価値最大かと。 (マスター)2003.7/29 |
夜明けのシンフォニー/ モノクローム・セットのテーマ モノクローム・セット 1979-1980 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Tomorrow Will Be Too Long: The Best of the Monocrome Set ヴォリューム、コントラスト、ブリリアンス Monochrome Set - Eine Symphonie des Grauens http://jp.youtube.com/watch?v=TrGe6n7T7DA . |
みなさんオピニオン |
ショコポチ> いまうちには「Eligible Bachelors」のテープしか残ってないのです。CD買っちゃいそう。マスターが以前REMのことをオンリーワン・バンドとおっしゃってましたが、モノクローム・セットもほんとそうですね。 [07/29 16:28] パンク少年> 感嘆...守備範囲広いですねぇ [07/29 12:48] |