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ろっくす特選盤



試聴はここで





*79年にウルトラヴォックスを脱退したジョン・フォックス氏、クローン・アンドロイド、ギャリーの出現を横目に徹底的そぎ落とし未来アルバム、メタマティックを発表。さらに新生髭ウルトラボックスの登場、成功を目の当たりにして世界に問うたのがこの2ndアルバム、ザ・ガーデンであります。わたしゃ何しろこの方の大ファンでして元祖ウルトラボックスの1stと3rd、そして先のメタマティック、このガーデンは人生アルバムにしっかりと入ってるつう感謝しても感謝し切れませんつう人なのです。元々ウルトラボックスってバンドはこのフォックス氏の独特の節回し、チャントって言ってもよろしいかと、で音作りが成り立っていたバンドですからミッジ・アーを加えてそのまま3rdの音をロマンティック展開にした髭UVの方は冗談にしか思えなかった次第。今は別の意味で楽しむ余裕が出来ましたが。やっぱり当のフォックス氏も冗談にしか思えなかったかギャリーちゃんにきっちり落とし前を付けたあと、ここに3rdの後を引き継ぐ真のウルトラヴォックス・サウンドってのはこうゆうもんじゃいとここにものしたザ・ガーデン。けっこう負けず嫌いと見た。あきら。相棒は、帰ってきた渡りギタリスト、ロビン・サイモン。その3rdシステム・オブ・ロマンスの音の中核を為した男。がーががっがががのリズム一本でジョン・マクガフ氏と並んでNW界大職人ギタリストと称される御仁であります。1作目のリアル未来サウンドを聴いてだれしも次のはどうなるとどっきどきしてたところ、やってくれましたフォックス氏。ザ・お庭と来た。ジャケットも田園。1曲目「雨の後のヨーロッパ」でいきなり生ギターとエレクトロニクス。自然と耽美なんて意表を付かれてしもうたわ。でその自然で通すのかと思いきや2曲目の「システム・オブ・ロマンス」、タイトルからして意地丸出しの曲では大爆発。ディスコ・ビートです。バスドラ4つ打ちのこってこて。1曲目も気付けばそうだったのだ。でディスコはいいんだけどけっして只の踊りではござらぬ。勇壮です。スパルタカスの軍勢一万騎がローマに向かって雄たけびを上げながら、がっがっがとしっかり地面を踏みしめて行進するがごとし。べこべこべことシーケンサー、がーががっがががと絡みつくギタア、フォックス氏のチャント・ヴォーカル、三位一体となってまーかっこいいこと。もう何回聴いたかわかりませぬがいまだに鳥肌びんびん立っちゃって。その勇壮、逞しい音楽がどーんどどどーんと次から次へと続いて煽られるわ煽られるわ。カウンターのシンセ必殺欧州哀愁メロも続々登場。もうくらくらでどうすんの。強力一人コーラスも絶好調。レコード盤ひっくり返してもまだまだ続き続き臨界点ずーっとですから。で、最後のタイトル曲、「お庭」で何事も無かったように鳥の声がさえずるわ、あんたそれだけ暴れたらそりゃ静かになるわなって突っ込んで静かに終わります。パンダの気ぐるみ脱いだら中にはホワイト・タイガーがおりました。食いつかれないように気合を入れて聴きましょう。言われなくても元気が出るわなこれ聴けば。えーと髭ウルトラヴォックスのこと?忘れちゃった。ははは。

(マスター)2004.11.6



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Europe After The Rain
John Foxx
1981/9/5


ああ80’s。テクノなるエレクトロPOPの時代。しとびとはその妙なるビコビコの調べに酔い踊りアンニュイしたのだ。
ニッポンにおいてはニッポンのテクノ有り。Yの人たち引っ張る。ドイツでは職人仕事の方々筆頭に気温零下5度で邁進し
そして英国では確実に東方のEUに目を向けた兄さん達が新しい感覚に打ち震える、ああ80’s。

その元祖たるをもって本家たるはウルトラヴォックス!でした。
ど真ん中にはキツネ目の面をしてなる男、ジョン・フォックス氏。

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欧州エレクトロとは自らを律し、侘びと寂びを持って山水の理を表すもの也を実践す。
その厳しさゆえ時代バチハマリの境遇ながらトップの地位に納まる事無く、今に至る。
1981年9月5日に40位初登場、1週で去った

Europe After The Rain

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4曲目のチャート・ヒットにして最後のヒットとなる。
アルバム「ザ・ガーデン」から。

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為そうとしたは、シンセと園芸の合体でござる。機械と生の融合、ディスコと静寂の結婚。

そな無茶なっ。exclamation&question

やりやがった。全名曲のこの盤、ご機会ございましたら是非お聞き下さい。やりやがってます。
そして最もやりやがってるのは、ジョン・フォックス。いついかなる時もジョン・フォックスな男、JFはフォックス節をけっして崩さないよ。
ですからその味わいがたまらなくお嫌ですの方は臭いを嗅ぐのも嫌でござろう。
その臭いを消臭して為して成功したのが、ミッジ・ユーロ氏の髭ウルトラヴォックスね。

さあ、雨後の欧州。生ギターをかき鳴らすキツネ憑きの音楽、やってもらいましょう。

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時は来たれり 再び歩き出す
時は来たれり我が道を取る 泉そしてコロナドの一角を通り抜け
そなたのドレスはきらめいている
そなたの声は事を隠匿す
そなたが物言う時 我は変え難し
雨後の欧州にて
夜は暖かく 夏はうごめいている

おーおーおーおー オーオーオーオーオーオーオーオーオーおーおーおーおーおーおーおーおー

ステンドグラスは反響す
花咲くバルコニーそして声と声は放たれる
輝ける風にのり
そなたの顔面はきらめいている
そなたの笑みはかすかに光り 私が言うところのそなたは変えがたい
雨後の欧州にて
夜は暖かく 夏はうごめいている

おーおーおーおー オーオーオーオーオーオーオーオーオーおーおーおーおーおーおーおーおー

どどどどどどどどどどどどどどぼかん

雨後の欧州にて
雨後の欧州にて
雨後の欧州にて
雨後の欧州にて



何きどってんだよ。ご非難感謝いたしま。きどってなんぼの味なんすのでどうかご容赦をば。
そなたの度量をば所望。
キモは直径10mはあろうシンセ・ベースの野太いリフ、そして生ギター・ストローク、そしてエリック・サティともうしたって駅ビルじゃないすよのピアノの雨だれのような単音打ち。

やられます。
雨後の欧州にて。


(山)2007.6.15

ろっくすべすとヒット80’sのページ


資料

入手先参考、日本盤,アマゾン

試聴はこちらで、US盤,アマゾン


雨の後動画

John Foxx - Europe After The Rain
http://www.youtube.com/watch?v=MEpG3qy9nKk


John Foxx - Europe After The Rain - EQ Filter
http://www.youtube.com/watch?v=27b3pfhOEYc










みなさんオピニオン

マスター> はいジャケと裏腹に中身は気合一閃元気一杯です。 [11/06 23:38]
きーすうぇすと> へえー、このアルバムはジャケットのイメージのせいで聴かず嫌いでした私。(メタマテは好き)今度聴いてみます。 [11/06 16:30]
マスター> ジョン・フォクスさん。とにかく曲が素敵です。POP&耽美!とゆうことで4時半から始めて今の時間まで。わしはアホやー(^0^)。少し休憩しまーす。 [11/06 10:36]






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