*1980年と言えば英国のポップ界を席巻した連中がこのアダム&ジ・アンツ。いきなり出てきてチャート荒らしまくり、海を隔てたこっちでは一体何事じゃいと目を白黒でございました。何しろ爆発的に売れるとなるとすぐ比べられるのがビートルズとBCRで、だけど届いた音がまたそれらと全然違うすっとこどっこいさんだからますますナンジャイとなり、んなこと言ってるうちにあっとゆうまに消えて皆さん忘却っす。ブームになったのは仕掛け人があの人です、ピストルズのマルコム・マクラーレン。悪の仕掛け人(^0^)。評判悪いすからねえ。ハナから無視した人70%、ちょっと聴いてみようと思った人10%、わ流行じゃ流行じゃと海賊ルックに身を包んでただ踊った人4%、別なルートで関心持った人間1%てな具合かな。私は買いました。アント・ミュージックってシングルにやられた。後から情報でこの人たち、元はモノクロームセット組で中央アフリカのブルンディ・ドラムにKOされた一派だと判明、なるほどー、んじゃ仲間だとますますお気に入りになってしまった次第であります。ブルンディドラムちゅうのはほぼ阿波踊りなビートで集団で巨大太鼓をでんこでんこでんこやる勇壮な代物で、英国ではグラム時代にトライヴァル・ビートってゆう部族風なやつが流行したこともあり下地があったのだろうなあ、この時期の世界のビートを発見しよう運動の一環でみんなででんこでんこ。元の仲間モノクロームセットは謎キャラなのに比べこちらはその名もアダムアンツ、しかもド派手なキャラが中央におりますから掴みはOKだわ。一発勝負の音楽だけどちあんと聴いてみると聴き所は満載なのだ。まずあれだブルンディを西部劇と結びつけた[(^o^)]。無茶苦茶だ。さらにモノクロームセット風スペイン味もありのロカビリー風味もありの謎の異国情緒たっぷし。さらにグラムのいかがわしさと、あれだ、書けば書くほど皆さん引いて行ってしまいそうだ、帰って来てくれい。はい、試聴してみて下さい。ぐぐっと来たら買いよ。流行にしとくには勿体無い芳醇な音楽です。あ、アダムさん、後にソロで帰って来ましたね。グディシューグディシューってやつで。ロカビリーさんに変身してましたが。どうも薄味でわたしゃより濃いこっちが断然。濃いのが取り得だったもんなー。 (マスター)2004.2.9 |
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