*72年のツアー後幻のライブ盤(これは機会があったら改めて)を挟んでレコ−ディングに飛んでいったのがジャメイカはダイナミック・スタジオ。レゲエの総本山スタジオだ。他のミュージシャンがことごとく撃沈するジャメイカ録音もストーンズさんたちは例外、精鋭を引き連れてのセッションはとってもうまく行ったらしいす。えー私のストーンズ初遭遇はこの盤からだなあ。10代の頃ストーンズから引いちゃう原因を作ったもんでもあり今では最高のものになっちゃったものでもありと色々とありました。洋楽聴き始めの時に耳に入ってきたのがアンジー。何ともエレガントなホプキンス節のピアノと生ギター、これにはイチコロ。エルトンのグッバイイエローとかミッシェル・ポルナレフ、マインド・ゲームスと並んで何故か揃ってヨーロッパしてるとこにあー外国とやられた。でそのイメージのまま見たのがNHKヤング・ミュージックショーのスペシャル。そこに出てきたのが化粧バリバリのみなさんとくねくね踊るミックさん。これはきつかった。どうにも薄情に見えて。そうです悪魔さん。湯川さんが当時緑色の血をしてるんじゃ無いかと言っておったが正にそんな感じでバンドとしてはどうもなあが刷り込まれちゃった。(最もそれは次作でコロッと変わるんだけど(^0^)。)要はストーンズ臭が最も強かったのねきっと。な訳でアルバムとしては敬遠して聴き始めは遅かったんだけど聴くにしたがってまあどうしたんでしょどんどん好きになって今じゃストーンズ中ベスト3に入る盤になっちまっただ。はい。1曲目。踊ろよミスターD。悪魔イメージの源ですねん。いやーイントロから濃くてええやねえ。裏から入るとこもたまらん。落としたスピードのブギでたまらん。で最も嫌いから最も好きに転換のDです。いやほんとにいい。100年前。これはメロディだ。名曲だよお。哀愁&プレストン節。カミンダンアゲン。キースさん歌のこの曲、ザ・バンドのミュージック・フロム・ビッグピンクしてます。ギターのへにゃワウワウといい雰囲気といいあの盤の空気がしてる。不思議だ。だから当然大好き。ニッキイさんのピアノがここでもああああ。ハートブレーカー。当時流行ったハートブレーカ物(^0^)。て偶然だけどグランドファンクもフリーも。みなさんこのハートブレーカー合戦でどれが一番好きでしたか?わしは、うーん、教えない。ははは。これ聴いてる時はこれです。テイラーさんの流れるようなソロがたまら。ビリーさんのクラビがたまら。はいアンジー。聴き始めの時は生ギターとアヘインジェ・ヴォーカルに痺れ次にピアノに痺れと、ああ、こんなピアノが弾けたらなあ。うっとりできますきっと。シルヴァー・トレイン。ブギ界伝統の列車物。列車物に不可欠なのは驀進描写の為のスライドギターとハープ。ぱおぱおー。おーいえのためにある曲です。ハイド・ユア・ラブ。お得意ジャズ小唄。これから始まったのね。こうゆうのが入るとチェンジ・オブ・ペースでアルバムがでかくなります。ウインター。今の季節にぴったり。夏にリリースなのになんでか冬のイメージのこの盤を代表するわ。北風、しかも向かい風が見える曲なのだ。全てが音楽。しちりきうっぴょっぴょーで東洋風でっか。これもザ・バンドぽいす。なんでだろう。やっぱギターの音色か。なわけでわしには捨て曲にならない。スタアスタア。まあ破廉恥、いけない子のストーンズさんはこうゆう曲をやらねばいけません。そうですこれがストーンズです。塊曲です。前2曲を飛ばしちゃうと威力半減。とゆうことで世評ではどうかはしらんが私は大好きです。妖しくて緑の血で破廉恥でいけない子のストーンズ。そうかロックだわ。 (マスター)2004.2.8 |
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