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*同郷のエルビス・プレスリーがその歌を愛し数々取り上げて歌ったトニー・ジョー・ホワイト。お顔も似てる(^0^)。英国での自らのヒットを引っさげてメジャー、ワーナー・ブラザースと契約、70年の12月に地元メンフィスにて2週間で録音したのがこの4枚目のトニジョー・アルバムです。プロデュースはあのピーター・アッシャー。ピーターさん偉いのはまるで何もしなかった。豪華ゲストも呼ばなけりゃサウンドもいぢらずひたすら好環境を作り出すことに専念したと思えます。その結果マッスルショールズのミュージシャン(前作とも違いわたしゃまったく名前知らん人たちばっか、あ、メンフィスホーンズは知ってます)をバックに自ら編み出した16ビートのスワンプ・ロックをのびのびと思いの丈ご披露。針を落として第一声、いえーーーーかっこいいぞー。また鳥肌立たせておくれだわ。前作も相当でしたけど。引き続いちゃってスワンプ熱も当時絶好調だもんなあ、バックのうねり具合も歌も熱いこと熱いこと。火傷するぜ。あっちっち。基本的にはCCRのビートとかなり共通してます。ただ違うのはトニイ氏のノリ。何か16ビートさらにそれが跳ねてシャッフルしてるんだよなあ。8ビートでこのリフ弾いてくださいて頼んでおきながら本人がこの有様なんでバックだって煽られて少しづつ跳ねていってこれがグルーブとゆうものよ。歌はさほど上手いとは思いません。プレスリーさんに無骨の素かけて角付けたみたいだ。ただこの歌歌うにはこれじゃなきゃならんのだわさ。曲だって先ほどの調子で言ってみりゃあ金太郎飴だけどミュージシャンたるもの自ら編み出したオリジナルなブツを気合入れてやることが出来りゃあそれが本望、聴く方も本望、こうなるとシングル・ヒットがあろうが無かろうが関係無し。まるごとトニジョー世界を堪能して天国です。それにしても彼の歌聴いてるとエルヴィスさんの顔が思い浮かんで。抑えて抑えて歌ってここぞとゆう時に爆発する。まるで力道山かアントニオ猪木ー。ヘッドバッキンご用達なんで聴く時は周囲に危険なモノ置かないように。

(マスター)2004.8.23








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