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日本盤


グッヅ


*スレーヤー、すげーやー。デスです。スラッシュ・メタルですです。バンド名だって「殺人者」。ある意味ロックが到達した最果ての地、プロデュースを担当した熱きロック魂青年リック・ルービンちゃんにとっても極北の岩であります。まーオズモンズなんか聴いた後で聴いちゃうとこれはもう同じ人間が作ったものとは思えない。こりゃ戦争も起こるわなあ。常に人間は気を引き締めなければならぬわと妙な事思ったりして。もう速いです。速度が。笑っちゃうくらい。私のご贔屓のモーターヘッドも速いけどこれはもうそれを意地になって追い越そうとしてるうさぎちゃんだー。相撲で言えば突っ張り専門力士、鬼麒麟児であります。ヴォーカルだけは妙に人懐っこくて実は気のいいあんちゃんじゃないかと思うんですけどニコニコしながら突っ張り張り手相手の目に入ろうが口に入って裂けてしまおうが気にしないで突っ張り続けているようでそれはそれで怖い。よみうりランド、恐怖振り子コースターに36分間絶え間なく繰り返し乗ってうぎゃあうぎゃあ行ってるかのごとき状態になってしまうのでやっぱり心臓の弱い方は乗車せぬ方が無難かも。最果てなんでどっかの奥地の民族音楽と聴く態度に近くあらかじめデフ・レパード等やや近いのから始めて慣れてから突入する方法になるかと。だいたいいきなしこんなのかけたら10分くらい経過した時点でお母ちゃん、カミサン、親父が「うるーさーーーーい何やってんだそんなん工事現場できけー」って飯場送りになって丹下ダンペイになる羽目になってしまいます。ガキは泣き叫ぶし。その意味じゃものすごロック。ロックの目的の一つに鈍いスクエアな大人に顰蹙を買うってのがありますんで。これ聴いてニコニコ笑ってる赤ちゃんは将来楽しみ。一方でシンガーソングライターとかフリーとかブルースとか好きなロックファンの親にとって子供がこんなんなっちゃうのが一番恐怖かもしれないなあ。えーこの盤、スレイヤーの作品の中でも問題作と呼ばれてるらしいす。それはミドル・テンポのやつもやってるからだって。確かに同じ突っ張り相撲でもここでは相手によって四つ相撲ならこう押し相撲ならこうと対処戦法変えて勝ちに行ってる。ですから一旦入ってしまえば最後までエキサイティング、めくるめくメタルの嵐が気持よかー。ヘッドバッキン、ばっきんばっきんしちゃって後でくらくらして後悔することになるんや。何よりリック・ルービン氏のロック魂が注入されております。音の快感度ってたらそれだけは保証いたします。それにつけてもメタルファン、ちょっと遅くなったりしたくらいで文句言うとは。非常に非ロック的態度じゃわ。そんなん保守的になってると自分も嫌なスクエア大人になっちゃうぞ。極北の音楽が教条主義的になって形にこだわってしまうのはわかるけど。目的は何なのだ。形はどうであれ自分にとって最高かどうかで決めなされ。聴いて最高じゃ無かったらうだうだ言わず聴かなければよい。好きなら理由は何でもかまわん。嫌いなら嫌いなんだから理由は何でも見つけちゃうでしょ。
ルーツはキリング・ジョークにあると思います。

(マスター)04.10.23

みなさんオピニオン

マスター> ぎゃはは。やっぱり。気のいいあんちゃんなんだ(^0^)。

name : fxhud402
comment : マスターさん鋭い!確か、ヴォーカルのトム・アラヤは最初の来日公演で、のっけからスピード・チューンを数曲かました後の初MCで、開口一番日本語で「こんばんわ」と挨拶、会場を「おとなの漫画」の落ちに叩き込んだ、ラッシャー木村級にステキな人です。
how : search engine

マスター> リックさんシリーズ一旦最終回。極北のミュウジック、スレイヤー。間違えて45回転でかけてしまったかと思ったりして。マッハ15のスーピーイドだああ。 [10/23 08:56]









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