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日本盤


DVD付


グッヅ


*平成の浪曲師、デイブ・ムステイン率いるメガデス。これは2002年発表の初のフル・ライブ盤にしてこれで一旦は解散、音楽界から足を洗うことを決意したアルバムであります。2枚組み、24曲、2時間長。徹頭徹尾メガデス。メタリカから独立、その名前から世間の逆風の中、もがいて戦っての戦闘総決算。同時にハードロックの行き着く先最果ての音楽だと思います。速さならスレイヤーなどがおるけど総合力、真正面ハードならこれが極北かと。とにかくこれが生演奏なのか。人間が演奏しておるのかにわかに信じられない怒髪天突くプレイの数々。確かにヘッドバッキン・ミュージックだろうけどこれじゃ頭振るより口あんぐり開けて呆然としてしまうのではないか。ドラムはでんでん太鼓ぽこぺんするように軽々とダブルバスを操るしギターは発信機みたいにぴろぴろぴろー。それにただ速いだけじゃサーカスと同じ曲芸の感動はあるけれど音楽の感動は無し、それがこの人ら、その二つを同時に味あわせてくれるちゅう稀有な存在なんです。マイルドとは言わないけど(^0^)楽器音良し、その点でも気持ちよく。めくるめく展開、片っ端から滅茶苦茶に散乱して床に転がってるCDがどうゆうわけか空中に舞ってパタパタ、棚に納まって行くような。そんなバカな感満喫。そして曲だわな。ガチンコ・ほぼまっすぐメロディのも確かにありますがそれに混じって適所に配置されたドラマティック・メロディアス・ナンバーの数々、肉体及び精神がぐおおおおっと昂進すること必須。そうですロックの快感ってこんな感じだって呼び覚まされるもの。デイブ氏のヴォーカル、もちろん冴え渡っております。まじで広沢虎造もしくは桃中軒雲右衛門師に師事して免許皆伝したかのような塩辛声。結局はこの歌声があるからメガデスだぜと納得しておしまいになる。はい、これで解散宣言しました。しかしブラボー、今年の9月にメガデスは復活しました。プロレスの引退宣言みたいですが、決して非難することなかれ。あーた毎回こんなライブやってたら時々そりゃ真っ白になっちまうわな。真っ白になっちまったぜおっつぁん。とても常人には出来ませぬ。常人には出来ぬことをさらっとやっちまうのがトップ・ロッカー。裏に毎日3千回のヒンズー・スクワット有りのこの音楽に大喝采。誰が何と言ってもメガデスは最高だー。

(マスター)04.10.26

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