*73年に世界一やかましいバンド、ストゥージーズを解散したミスター・ハダカー、イギイちゃん、映画ヴェルヴェット・ゴールドマインで描かれていたようにクスリとお酒でへろへろ、そんな貴方を救ったのがファンであるデビッド・ボイちゃん。へろへろは同程度だったらしいけど音楽的やる気が遥かに上まっておったのね。尻を叩かれケツを押し上げられれば肉体男のラブ・バッテリーは満タンよ。まさに僕を救ったプリマドンナ。ボイちゃんおりしもロウ製作時、その時最強だったボイバンドをバックにしてはもう悪かろうはずはございません。勢いに乗って作られたのがこの「イディオット」と「ラスト・フォー・ライフ」。先に発表がこの「おばかさん」。今にもすぐ服を脱ぎたそうなジャケ(^0^)。イギイさん版フェイムの「深夜姉さん」で始まります。そりゃもうでっかいビート。ギターのアロマー氏のファンキイリフは最高です。あ、この時点で音像が体にフィットしなかった方はお帰りになってバチっとはまった人はさあめくるめくワンダー・イギイの世界にようこそ。2曲目は「深夜徘徊クラブ巡り」です。後年ミュータントレディ、グレース・ジョーンズにカバーされそれも恐ろしかったのですが、これも強烈、徘徊し始めた時点でもう既に出来上がっている模様です。ベスト酔いどれソング・インザワールドかー。次は「お楽しみの時間」になりましてボイちゃんの一人合唱コーラスがファンの人間にはたまらんファンタイム。ポンポンゆうキーボードがSF。次のベイビイでもボードがSFしてペコンって入るピアノがいや効いてる。の上をぬめぬめぬめ〜とイギイ氏が。そういやイーノ氏はこの盤には絡まなかったのかいな。んー。さすればイーノ抜きのボイちゃんロウの姿をも垣間見れる盤とゆうことか。5曲目はチャイナガール。そうです後年、日和ったと揶揄されたレッツダンスでボウイ氏が華麗にカバーしたナンバー。あちらではビデオで確かちゅうちゅうしてとても目尻が下がっておった記憶がありんすがこっちはもうなかなかかまってくれなくてとってもだっこなどしてくれそうもありません。高音部になると松山英太郎に声が似ておりますことがばれてしまいますイギイさん。次のぽちぽち歩きながらの告白で始まる「ダムダム少年団」。いやこれもかっこいいヘビーファンク。だむだむ少年団、これは相当悪そうだ。だむだむされたくないなあ。そして「ちっちゃい女の子」。イントロ、間奏ののサックスはボウイ氏でしょうか。そう思うだけで得点1。これもふられた模様です。だってすぐ裸になるしお酒臭いんですもの。ラストは長尺「マスプロアンテナ」じゃないわダクション。覚悟して聴こうこれも重い重いファンクだ。かなりダウナーで下手すりゃジョン・ディビジョンだけんど何しろ復活だかんね、高らかに宣言してるかのごとく上向きダウナー。この腰の重い音楽をやり通したことが返って肉体・精神の充実、完全復活を十二分に感じることが出来るアルバムかと。してここからミスター・ハダカー、フルスロットルで飛ばしてなぜに2枚に分けたかわかります、次のラスト・フォー・ライフを聴けば。 (マスター)2004.03.9 |
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