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ろっくす特選盤



日本盤

グッヅ

初期3枚一組


*精力的東海岸ツアーと共に前作「飛べエアロスミス」もTOP100ヒット、首の皮一枚つながりCBSも彼らの実力を本気で評価、全米制圧を目指すべく未開拓西海岸ツアーを画策する。ターゲットはZZトップちゅうことでブギ兄弟兄貴の爆発人気に相乗りする為の秘策は何かと考えた彼ら、うにゃわしらに足りんのは曲の良さじゃと。ノリ一発じゃ全米人気は獲得出来んここは一つ出来た曲にもう一苦しみして練りに練ろうと新アルバムの製作にかかりました。プロデュースは前作同様ジャック・ダグラス、全曲ドリームオン、ママキン、離陸のテーマに匹敵すべくポップって言う訳でなくロック的に良い曲ばっかで完成、発表後当然のごとくチャート急上昇、さらに計画通り敢行した西海岸ツアーで弾みがつき、叩きに叩いていたメディアも絶賛の嵐と良いことずくめ、さらにさらに1作目のドリームオンも再発見されて大ヒットと一躍時代の寵児になっただよ。それもそうだよほんとはみんな待っていた60年代残党では無い同世代70’s型大型ロックバンドの登場を。くしくもキッス、クイーンと同時期にエアロ・ブレークでロックの命はさらに20年は延びたな。ってくらいキイになるこの闇屋のヘヴィロックです。私が彼らに初遭遇したのもこの盤。とゆうよりスイート・エモーション。チャートに上って来た時はうわあかっこいいファンクだなあと。以来ゼップ同様エアロも絶倫ファンクロック・バンドだなんて認識が脳幹に彫刻刀でぼりぼりと。続いてのシングルがこれまたどファンクのウォーク・ジス・ウエイ、お説教なんつう恐るべき邦題ついてますが、だからそれもしゃあないよ。今思うに3作目にもなってツアーにツアーを重ねたバンド・チームワークの実力、ボーカルのタイラーちゃんはまあ別として各人はそれほどバカテクな訳では無いと思いますが既に酸いも甘いもあうんなメンバー相互が新たなグルーブのファンクを出来る余裕が出来たのではないかと。ファンクは余裕、遊びのビートですけん。70’s2大ビートの2つを見事に自己流融合させたのだからこれは無敵です。これは従来のブギ・ナンバーのスケール・アップにも寄与してあれだ最後のユー・シーミー・クライングのでっかさと言ったらどうよ。これはまた復活後のエアロの軸となる路線の予告でもあるのだない。目覚めた怪物の生きの良さとワクワク感がたまらんで今でも個人的フェイバリットはこれです。音楽の神様が彼らを選択したのね。そしてまだまだ疲れてる訳にはいきません。これからこれを元に行くとこまで行くことになっちゃうぞ。各々方も各々方も覚悟召されい。

(マスター)04.5.16





<完璧なシングルを讃える会>より


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Walk This 3 Way
Aerosmith
1975-1976


*本日の「完璧なシングルを讃える会」は
Walk This 3 Way
Aerosmith。

エアロはこの「完璧〜」で最初に「ドリーム・オン」をロック黄金シングルでやらせていただきました。
もちろん、だけじゃない(テイジーン)0-0aerote.jpg。最初のブレーク・シングルから3曲も、もーパーフェクトだ。
えー、エアロスミス。苦労のバンドです。なかなかデビューしてから成功しなかったのは皆さんご存知の通り。初のチャートイン・シングルは

スイート・エモーション/やりたい気持ち
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1975年7月エントリー。40位、36位、36位と3週のみで。最高位36位つうのはロック・シングルの黄金順位だで。
ところではてさてエアロつうのは最初はB面扱いだったものがヒットしたり、年度が前後したり、ブレークしたのが一挙なだけに、リリース状況がやけにややこしか。なんでここに至るまでの順番を知る限りリストアップしていくと

1973
Dream On / Somebody

1974
Same Old Song And Dance / Pandora's Box
Train Kept A Rolling / Spaced
S.O.S. (Too Bad) / Lord Of The Things

1975
Sweet Emotion / Uncle Salty
Dream On / Sweet Emotion
Walk This Way / Round And Round
Toy In The Attic / You See Me Crying
Dream On / Somebody

1976
Last Child / Combination
Home Tonight / Get The Lead Out
Home Tonight / Pandora's Box
Walk This Way / Nobody's Foult
Walk This Way / Uncle Salty


「ここに至るまで」って「ウォーク・ジス・ウエイ」までなんすが、いやーいっぱい出してたのねー。コケたのも多し。曲目見ると何でヒットしなかったのが不思議ですけど、不思議じゃないのもありますけど(^0^)、しなかったのはこれだけごちゃごちゃ出したCBSのプロモートが混乱してたのもあったのでは無いでしょうか。どうゆう風に売ったらわからなかったみたいな。

だって、エアロって普通じゃない。

最近、我が家ではネオ・ヘヴィメタ・ブームが到来してます。聴くバンド聴くバンド、みんな上手いぞー。な中でふと思うことにもしローテクなメタルバンドがあったら。お馴染み、もしものコーナー。ざくっとした感触で荒っぽくリフかます。あ、あるじゃないか。ニール・ヤング&クレージーホースだ。は置いといて。エアロだ。しかもロックとファンクの結婚をレッド・ツェッペリンに次いで見事に継承、若さでアタックしたバンド。その象徴的な曲で初ブレークしました。
ともうしても、ローテクですから、全員一丸、知恵を絞ってござる。イントロはタイラーさん、マラカスふりふりの、トーキング・モジュレーター・ギター有りの、ベースがど真ん中でリフ刻みの。妖しく、何が起こるんだろって。ドラム・フィルイン、タイトル連呼。一挙にハードロック・ギターが入り、怒涛の展開雪崩落とし。興奮のルツボ。まだまだじらして、爆発、最後まで右肩上がりともう、引きも押しも。完璧だ。

甘い感覚
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甘い感覚
甘い感覚

お前は誰も気にしないようなことばっか話してる
お前は誰も着ないような服を着古してる
お前は俺の名前を呼ぶ お前だけに明かした
俺はここ一年、お前をハニーって呼べなかったんだぞ

気取った顔してやがる汗まみれのメス豚ママの時に
立ちやがれ立ちやがった行け行けごーごー
そう、俺はいいお知らせゲット、あいつは素敵な嘘つき
だって楽屋裏ブギーはお前のパンツをオン・ファイア

甘い感覚
甘い感覚

俺がパトカーに乗って街に引きづり込まされた時に
お前の父ちゃんはそりゃもう大騒ぎだった
お前はそれでも俺に「私の女友達が嘘を付いた」って言ってた
お前は俺を捕まえられない 何故なら うさぎはそれをやっちまうまで気が付かないからさ

お前は真正面に立つ マジでケツのxxをふりふりしながら
俺はお前のバックステージに直行、お前は俺のコップから飲み干すこと可能
お前はなんやかんや言う 俺は全く理解出来ず
何故なら俺は一月はロードに出ていて これからお前をパクって行くところだからさ


って、まー、お下劣。お下劣ゴー。邦題「やりたい気持ち」ってのも穴がち、いやあながちだわこりゃ。
とゆうことで、ファンクはスケベ歌ですから、もう、その点でもパーフェクトです。


次にランクインしたのは、すげーバンドがいるぜ、すげー曲が有るぜの
「ドリーム・オン」。
76年2月に登場、最高位6位の大ヒットです。

それを受けていささかもひるまず76年6月に第三弾、5月にリリースしたばっかのニュー・アルバム「ロックス」!から

ラスト・チャイルド
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ビートルズをちょっと思い出す甘美なイントロを待ち切れなく飛び出すは、ハード・ファンク。スイート・エモシオン0-0aeroemo.jpgよりテンポ・ダウン。

さらに重さ倍加です。これ、カム・トゥゲザーのファンク化だと思うんだけど、どーでしょうか。間奏ギターは完全ロック。スイート〜が6:4ファンク比だとすると、こちらは8:2から2:8に転化するのも可能なウルトラ・ハイブリッドだと思います。
最高位21位。この言ってみりゃあ地味なやつがそこまで上がったことで、自信獲得。行く道は決まった。ってもう止められないけど。

そしてお次の登場は
76年暮12月3週の

ウォーク・ジス・ウエイ/お説教
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あれで行けるんだったらこれも行けるはずだと思ったか、前アルバム「闇夜のヘビー・ロック」から、またもや振り返りシングルカットだ。
これはもう、ファンクでロック&ロックでファンクの世紀の大傑作曲。どっちのファンもこっちだって言って譲らないぞきっと。日本のレコード会社の担当者さん、アルバム発売時にはこんなことになるとは思いもせず「お説教」なんて素敵なタイトル付けてくれて、後世にまでワンダホな汚点を残してくれてありがと。だってけっこうお説教かもしれぬ。
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カバーの下に隠れます、やましいいきさつの恋人達は
それでも俺はお前の父ちゃんに話しかける 父ちゃんは言う
「お前はジェイムスディーン、何にもわかっちゃいない。豆腐の角に頭をぶつけるまではな。
それからお前は生き方を確実に変えなきゃいかん」
俺はチア・リーダーに会った。若さで血の気ばんばんの。
いつだって俺はレモネード出来る
何故なら最高のやつを愛してる 彼女の妹と彼女のいとこと一緒に
ちょっぴりのキスでもって始めてさ こんな風に!

シーソーが揺れてるぞ 小学校のガキどもの ちちちちちちち
で、お前の足が宙に浮いてるぞ ちちちちちちちち
鼻唄歌って、ぶらぶらの子猫ちゃん
お前はまったく気にも止めずノッてるわい
だから俺はハイスクール・ダンスのビッグ・チャンスをゲット出来た訳だ
すっかり準備万端だったからな お前さん
俺にはあいつは馬鹿娘
何故ならアイツは自分で何をしてるのか知っていたからさ
で、俺には恋がここら辺で転がっていることがわかる
彼女が俺に言ってくれたさ
このまま行ってちょーだい このまま行ってちょーだい
このまま行ってちょーだい このまま行ってちょーだい
キッスをちょーだい

(ギターソロ)
ぶちゅう、ぶぶぶちゅう、ちゅうちゅう、ぶちゅう

こんな風に

コギャルのサディーは生意気さんで気取りやさん
スカートの丈を膝上まで上げてますです ちちちちちちちち
高校のロッカールームに3人のヤングレディーがおまし
ふと気が付くと俺のことを見ているわ ちちちちちち
俺は高校の落ちこぼれだった訳で
レイディたちとは何とかせようなんてけっして無し
野郎どもが何か俺がミスったって話してくれるまでは
それでもって俺となかよしな娘を持つお隣さん
だから俺は彼女にキッスをちょっくら進呈 こんな風に

シーソーが揺れてるぞ 小学校のガキどもの ちちちちちちち
で、お前の足が宙に浮いてるぞ ちちちちちちちち
鼻唄歌って、ぶらぶらの子猫ちゃん
お前はまったく気にも止めずノッてるわい
だから俺はハイスクール・ダンスのビッグ・チャンスをゲット出来た訳だ
すっかり準備万端だったからな お前さん
俺にはあいつは馬鹿娘
何故ならアイツは自分で何をしてるのか知っていたからさ
で、俺には恋がここら辺で転がっていることがわかる
彼女が俺に言ってくれたさ
このまま行ってちょーだい このまま行ってちょーだい
このまま行ってちょーだい このまま行ってちょーだい
キッスをちょーだい

まー、どこが「お説教」だっちゅうの。お下劣道やっぱしまっしぐらや。囃子屋さんの「ちちちちちちちち」がとてもとてーも効いてます。
はい。
ご存知の通り1986年に、ニューヨークのラッパー3人組、ランDMCによりカバーされて、最高位4位まで上がる大ヒットとなりました。
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エアロ自身の復活にもなったこの曲、歌詞を見ればそれも大納得、お下劣は不滅、時間を超えるもんなあ。
そしてなお永遠なるは、必殺のリフなのです。

(山)2006.03.25


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入手先参考(アルテメイト・ベスト日本盤、アマゾン)

試聴はこちらで(別ベスト、同)

スイート・エモーション動画

ウォーク・ジス・ウエイ動画



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