第2幕 DM一手詰み「参りました」
CON最低上昇幅600ですと!!
20LvあるからHPにして300×20=6,000上昇。
ついでに即死させようにもFort STが300上昇。
・・・どうやって殺せばいいんですか?!
PL「(他人事っぽく)なんか、FFみたいですね。」
H.Maz氏「じゃあ、いきますか。」
(DM「もうセッションが逝ってます・・・」)
もう先は見えたような気がするが、ひとたびDMとしてセッションを開催した以上、ゲームを進行させる任務を放棄してはなるまい。
とりあえず、本セッションは初戦の予告先発として「タラスキュー1」を指定している。
転移装置で最初の監獄に跳ぶと、狙いすましたかのごとく90ft×90ftの部屋と中心に鎮座して既に覚醒状態のタラスキュー。タラスキューは40ft×40ftの体躯を持ち、攻撃範囲は体表から25ft。つまり、部屋のほとんどはタラスキューのThreatened
Area。
PL「DM非道いです!!」
DM「うるさいっ、貴様らが言えた義理か!!
待っていろ・・・
(え〜と、6,000HP以上だから1R 60点くらいずつ削って・・・)
100R後には瞬殺してやる!!」
PL一同「・・・・・・。」
・・・とにもかくにも、かくして戦いの火ぶたは切られた。
では、気を取り直して第1ラウンドから実況を開始しよう。
DM「じゃあ、DMの左から時計回りでイニシアチブを宣言して下さい」
篠原氏「15」
H.Maz氏「1万とちょっとなんですけど・・・細かい数字要ります?」
DM「・・・たぶん、ひつようないんじゃないかなぁ・・・。」
・・・もうダメじゃん、このセッション。
PLの生暖かい憐憫のまなざしを受けつつ、粛々とゲームを進行するDM。
しかし、さすがにタラスキュー。PCに先手をとられつつも、Combat ReflexによるAoOで最大の敵と思われたVorpal
Sword持ちのPCを掴んでひっつかまえる。
DM「フハハッ・・・まだ終わらんよ!!」
多少だが思惑通りにゲームが進行し、気分を良くするDM。
そこへ、篠原氏の手番が回る。
篠原氏「じゃあAffinity Field2を展開して接近します。Haste Round3でCast Defensively、Harm4 を詠唱。
1d4HPを残してHPが減少、Affinity Fieldの効果でタラスキューとHP変動が共有されます。
・・・というわけで、さっき増えた6,000HP分はダメージいきますが・・・生きてます?」
DM「そんなわけがなかろう!!」
哀れ、1ラウンドの終了を待たずして地に伏せ、Wishで塵に還るタラスキュー。
おまえは悪くない。相手が化物だっただけだ。
勝家氏「じゃあ、Healで治します。Healは飛ばし放題だから、じゃんじゃん言ってくれい。」
・・・えっ? ということはさっきのコンボ使い放題ですか?
こんなのD&Dじゃない。帰る。 次へ進む。
註
1)タラスキュー(Tarrasque)。由来はフランスの伝説の怪物、Tarasque(タラスク)だとか。普段は眠りについているが、いったん覚醒すると進路にあるものすべてを喰らい尽くす。48HD(840HP)、強力な破壊力、リジェネ能力を備え、物理破壊力ならMM最高級(CR20)。最大の特徴は「HPを-30にした上でWishかMiracleを使用しないとどうあっても死亡しない」「例え消滅させられても、どこかの世界で再び復活する」ことである。いわゆるゴ○ラ。
2)ほとんどのPCがSpeed属性の防具装備。7月28日時点ではまだ修正かかってないため、「常時Haste」という何ともいかんともし難い状況である。
3)近くにいる生物と、HP変化(プラスでもマイナスでも)が共有されるというサイオニック。
4)自力で詠唱したのでなく、アイテム使用とかだったかも。唖然としてしばらく記憶が飛んでいた(苦笑)
|