モノクロGPS | カラーGPS | モノクロ魚探 水深150メートルまで測れるので、インフレータブルボートにはこれで充分。 |
カラー魚探 センサー(振動子という)はモノクロ用も同じだがソフトウエアーが細かく良くできている。しかしバッテリーを食う。 |
風速計 一般に手漕ぎボートで漕ぎ進められる限界は、風速5メートルだと言われている。 横須賀大津の石田ボートの旦那は7メートルだという。 それ以上は危険だから帰港せよ、というわけで危険察知のために購入したけれど、この風速計という代物は、風が強くなったら使用不可能(片手を離したらオールが漕げない)で、遠くに流されて助けて貰ったとき、「あー助かった、今風速何メートルだ」と、確認するためものだ。 これは、ジープの傾斜計に似ていて、横転したとき、傾斜計を見て「あー今90度だ」と言ったことがあるけどマンズこれに等しいね。 |
生け簀 備え付けの生け簀が作れないインフレータブルボートで生き餌を釣って生かしておくために、スカリだとボートが移動するとき浮き上がって役に立たない。 この鮎の友舟は沈みながら進むので具合がいい |
目印旗 最近、浜では、鯉のぼりのおやじと呼ばれてますです。 |
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エコホーン |
老人と海X号 葉山のSさんから譲っていただいたW号は、 二人で乗るとき専用に使っている |
老人と海W号 二人で乗るときに使っていたが、 今は一人で乗っている |
20080916
深夜12時頃家を出て3時頃準備終了で船を出す。 暗闇の海からいきなりサーチライトが照らされ、黒い船の姿が現れて「危ないゾー」とどなられた。 もう仕事を始めているタグボートであった。 以来、24灯のLEDライトを頭で点滅させながら船を出すことにした。LEDライトが動けば白いボートの船体やあちこちに反射するから、あちらからも目立つ。その甲斐あってサーチライトを当てられるだけで怒鳴られることはなくなった。 この頃は、サーチライトを当てられると、こちらは挨拶してくれているんだと思って手を上げる。 やがて夜が明ける頃、空は様々な姿に変化してなんとも荘厳で、美しく、神秘的でさえあるその姿を見せてくれるのだ。。 プカリ万歳! |
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ボートの右側が皺になっている ある深夜、準備を終えて船を出そうとしてフト気がついた。 空気室の片側がどうも柔らかいようだ。バルブが緩んでいるかも知れないと、もう一度入れ直して、バルブをきつく締めた。で再び出そうしたら、やっぱり柔らかい。このまま暗闇の海に船を出して、ぺちゃんこになり情けない姿でパニックになっている己が姿を想像する。でもせっかく来たのだから空気入れポンプは常備しているし、空気を入れながら使うという手もある。なんて誘惑もよぎるが、漁師町であり、台風銀座室戸の町角に「荒れる海、見合わす勇気、待つ心」という標語が掛けられていたことを思いだす賢明なボートピープルなのだ。 荷物を降ろして船体を見てみると、右側のチューブが萎んでいた。通りがかりのお巡りさんが、「危なかったねぇ」とにっこり笑ってくれた。 「見合わす勇気」で帰宅し、石鹸水でチェックしたら写真の通り穴が開いていた。 たぶん、慣れてきたのでボートを担いで浜まで行き、地面をチェックしないでぽいと投げのがいけなかったんだろう。何か固いモノで切れたのかも知れない。 かくして一つ一つ学習するボートピープルであった。 |
新装老人と海V号 |
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下記のように吹かれようが、流されようが、ゴムボートは手漕ぎと決めていました。 ギャートルズが丸木船を漕ぐようにボートは手漕ぎこそが海と戯れ、潮風を愛でる醍醐味なのだと思っているのでありました。オールが水を掬って蹴り出す、その抵抗で船が進む。まるで手のひらで掻いているような腕とオールの一体感、これこそが「オー!私が船」と思えるひとときなのだからであります。 これこそ今や乏しき手作りのギャートルズ体験だ。万が一、もし、もしも動力を付けるようなことがあるとするなら十分にこのギャートルズ体験を堪能し、やがて体力が無くなった老老後の事なのだ。 とまぁ、思っていたわけなのですよ。 ところが、ところがだねぇ、黄色のポパイBEE(ボートの商品名)を譲って貰った九州のKさんの話で、ググーンと敷居が低くなっちゃった、と言うか背中を押されたというか、十分老老後ではないかい?おまいさん。と言われたような気もするんですねぇ。はい。 まあそういうわけなんですよ。 つうわけで、ちょいと試しにやってみるか、と中古のエレキを購入(まだ腰が引けてる・・・)かくしてエレキテルの爺さんと相成ったわけでありました。 でもボート20キロ、バッテリー20キロ、体重76キロ、腰痛いや。 |
老人と海U世号 | |
漂着したテトラポッド 防衛庁の兵器試験場だった |
漂着関係図 |
魚探、オール片方、バルブ、竿かけなどがもぎ取られ、底が破けていた |
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昨年暮れ(07)木枯らし一番が吹いた日(11月18日)。よせばいいのに先日食ったイナダの味が忘れられなくて、強風のため皆が帰ってきているなかを逆走して出たんですね。 遠くの方に竿を入れているボートが見えたので、安全を期してずっと手前にアンカーして仕掛けの準備をして、フト顔を上げたら、遠くにいたはずのボートがぶつかるほど目の前にいるではないですか。 「しまった、走錨だ」と、慌てて陸に向かってガレー船に奴隷となったカーク・ダグラスのように漕ぎ始めたけど、既に遅し。いくら漕いでも漕いでも進まない。それでもただひたすら漕ぐ。漕ぐ、漕ぐ。 Row and Row Row and Row 振り返るな Row Row・・・男と女の間にはぁ・・・・ときたもんだ。 見る見る流されて行くわ、水が入ってくるわで、このままでは体力消耗してアウトになる、と思い、45°方向に漕いで遠回りして陸に着けることにしたけれどもこれとて何の効果もない。コントロールが効かなくなった乗り物に乗っているほどの恐怖はないよぉ。 落ち着け落ち着け、と声を出して己に言いながら、完全にパニクってたね。 ついに遠くを帰港する漁船に向かって手を振り、ありったけの大声で「たすけてー---ぇ」 ところが手を降ると、オールから手が離れるのでさらに流される。おまけにボートはすぐに漁船の方向と反対向きに回されてしまうから手に負えない。瞬く間に対岸のテトラポッドに。 ボートからそのテトラに移ろうと試みけれど後から波にあおられてテトラを支点に後側が持ち上がりぶちつけられる。これ怖いのこと。下手したらテトラの間に転がり込むことになりかねない。以前、熱海のテトラで夜釣りをしていたオジサンが行方不明になり、発見されたときは首がなかった、という話を聞いたことがあり、首のない己が姿が駆けめぐる。 んで考えあぐんだあげく、少し離れて様子を伺いながら、テトラにぶら下がっているワイヤーに近づき、ボートのもやいを口にくわえて、泳ぐこと覚悟で飛びついた。もちろん胸まで浸かっているけど、この方が楽だ。 かくして腕の力でなんとかテトラにはい上がることが出来たのだった。と、言うのもこのテトラが四角いタイプだったからで、もし丸いタイプだったら手や足をかけるところが無くて、上がることは不可能だったに違いない。 そうだったら釣り人や漫画仲間の間で首のないオッサンの話が残ることになっていたかも・・・・・ 「馬鹿な漫画家がいてさぁ・・・・」なんてね。やだねおい。面白くはないね。 |
それからひと月後の話 09年の今年、同じ場所の釣り人から、この先で手漕ぎボートの人が死んだよ。と聞いた。 人ごとではない。 それで記録を調べてみたら、07年12月23日(日)午後というから、私の上記事件と同じ年の一ケ月後のこと、場所も全く同じ東電のC岸壁近くの海域でボートが転覆漂流しているのを東京湾フェリーが発見した。 乗っていた人は落水、行方不明になった。 地元の釣り船や海保の巡視艇、ヘリなどが出動し、付近を捜索したが、不明者は見つからなかったらしい。 不明者は朝、釣りに行くと家を出、遭難場所近くの海岸から出たらしい。岸壁で心配する奥さんを見かけたと、この話をしてくれた釣り人は話した。 やがて20日ほどして、遺体は近くで発見されたという。 救命胴衣を着けて無かったと言うから気の毒だ。 |
20080326
老人と海号
全長165センチの老人と海号 (ポパイBEE) このポパイBEEというボート好きなんだ よね。だからヤフオクでもう一台 黄色のも手に入れちゃった。 |
小さすぎて足を伸ばすとかくなる始末 | それでもプカリプカリ浮いての コンビニ弁当はたまんねぇんだ よね。これぞプカリのユートピア プカリトピアよ。 |
そこでやや長い(220センチ)の老人と海U世号(アキレスEC2-521)を進水させ、 重量僅か14キロ、片手で運べるのでこれは軽くていいやと思うのもつかの間。嗚呼。上記のようにかくなったわけです。↓ |