GUEST BOOK
05.08.10

アブラコウモリ(イエコウモリ)


アブラコウモリの声mp3(コウモリ弁翻訳機*バットディテクター*使用)
0309 声、写真共に、大田区呑川にて収録


コウモリ撮影大へん記2003



続・コウモリ撮影大変記2005

2005年のアブラコウモリ
二年ぶりに近くの呑川にいきました。
呑川は相変わらず汚くて、茶色の水中には巨大な鯉や、ボラや、外来魚が数匹の群れをなして
ゆっくり泳いでいます。これらの稚魚と思われる小さな魚の群れもあちこちにいて、
まさかと思ったのですが、これを狙うカワセミがいるのでした。
それも、建設省の汚点と言われる三面張りのコンクリート壁面に開いた、水抜きパイプが
どうやら営巣場所のようです。
今回のプライオリティはカワセミよりコウモリなので詳しい観察はしていません。
ユスリカがいる証には、夕刻になると数種のトンボが川面を飛び交い、
ツバメが水面スレスレをひっきりなしに行き来します。
これで、今年もコウモリ撮影には条件がそろったと言うもので・・・さて。
今年は、続コウモリ撮影大変記に書いたように新兵器登場で、
僅かばかり二年前よりもましな写真になったかも知れませんが・・・これまたさて。
下の二枚は、手作りルアーを追っている
コウモリと一緒にルアーが写り込んでます。



2003




 
蛾を追うアブラコウモリ



    




コウモリは、庭に居着いているわけではありませんが、時々上空を飛んでいる
のを見かけます。上空飛んでいるのを庭の生きものにするんだったら、鷲だって
鷹だって、JALの767だってと言われそうですが、それはそれ、堅いことは言わないのっ。

アブラコウモリのソナグラム(声紋)、上のmp3の声を分析したものです。
横軸が時間、縦軸が周波数。実際の声を聞きながらご覧下さい。
ソナグラムについて詳しくはこちら

上は、下のカラーから、強い部分をモノクロにしたものです。

結構抑揚に富んでますね。これは、コウモリ弁翻訳機(バットディテクター)で、人の聞こえる周波数まで
落としたものですが、聞こえないような高いところでもこういう抑揚があるわけです。
例えばマッコウクジラなどのパルスは全く抑揚はありません。
時々、ギッ(可聴周波数で)というのですが、まさかマッコウクジラのように
蚊を気絶させているわけではないでしょう
水中じゃないから気絶したら落ちちゃうもね。



2003.8
ニホンヤモリ
 台所のガラス窓に、毎年暖かくなると現われ寒くなると姿を消す。
 現われるのは決まって啓蟄の頃である。
 ヒキガエルといい、ヤモリといい、実に自然暦に忠実に生活リズムを合わせているものだと感心などするのである。
 台所の灯に寄ってくる蛾を待ち伏せて一晩がんばっているのだが、たまにパクリとやるところに出くわすことがあって、思わず「やったー」と叫ぶのでカミサンが驚いていた。
 透明なガラスだと、五本の指の吸盤がよく見えるのだが台所は模様ガラスだからこの写真ではよく判らない。
 縦長の吸盤は押しつけることで吸い付く。目は瞼がないので舌でワイパーする。瞳孔は猫などと同じように夜行性動物の特徴である縦長になっているから、怖い感じがするけれど、人間には全く害がない。
 以前、柿のヘタムシの被害が多いので、木の幹に接着テープを巻いて夜の間に地中から出て木に登り、柿のへたを食うという憎っくき害虫を捕まえようと試みた。
 翌朝見に行くと、なんとヤモリが数匹くっついて身動き取れずに恨めしそうに縦長の瞳でにらんでいた。
 はからずもヤモリが毎晩柿の木に登っていたことが判ったのだった。ひょつとしたらヤモリが柿のヘタムシを食っていてくれたのかもしれない、と後悔、後悔。







アズマヒキガエル(ガマ)2003
2003
2004
2003
 今年(03)娘が血相変えて部屋に飛び込んできた。
『すわ、強盗か』と跳んでいったら、食堂のソファーの背もたれに乗っかってちょこんと座っていたのがこのニホンヒキガエル君で、庭から30センチほどある段をどうやって登り、部屋に入ってさらにソファに、それも背当ての上まで登ってきたのか、不思議。これカエルじゃなかったのかも。
 両手でそっと持ったら、キューキューと啼いて目を細めた。
 上の写真のようにおんぶされたと勘違いしたのかなぁ。
2005年4月 池の内の酒池肉林
今年のおんぶだっこヒキガエル

ヒキガエルの近くで産卵するコメット
 今年のおんぶだっこガエルは凄まじかった。雄が抱きついたまま雌が産卵。その卵嚢は箒の柄で伸ばしてみると、なんと7-8メールもあった。
 本によると10メートルとある。
 だっこのまま卵嚢をズルズルと排出しながら、雄は放精する。
ところが今年が例年と異なるのは、そのヒキガエルの行為に刺激されたのか、コメット二匹が追尾行動を始め、やがてこちらも産卵を繰り返す。
 鯉たちは、産卵こそしないけれど、何となくそわそわとこれまた近くで動きが忙しい。
 こちらも可笑しいのは、二三年前まではコメットについて錦鯉も、フナもみんなぞろぞろと追尾行動をしていたのに、今年はコメットの追尾産卵にも全く追尾せず、一番大きい錦鯉はそれぞれゆったりしたものだし、横山隆一さんちの鯉は、これまた仲間同士がそわそわ動いている。
 年が経って、品種ごとの差異がはっきりしてきため刺激が少なくなったのか、とも思えるけれど、種としては元は同じだから交配するのは何の問題もない仲間たちである。