ろっくす特選盤
*また極上な人たちに出会ってしまいました。アメイジング・リズム・エイセス。ヂューク・エイセスぢゃありませぬ。米中堅西海岸音バンドでオザーク・マウンテン・デアデビルスと並んでしまった素晴らしさ。長い名前まで似てる。初めての遭遇は75年に14位まで上がった1.のサード・レイト・ロマンスってシングル。これは好きでした。トム・ジョーンズのカバーまで大好き。しかし全然LPが売ってなくてそれっきりになってしまった。30年近くなってそれに遭遇出来るとは。何とか生きてきて良かったわぁ。出身はテネシー州メンフィス、おおプレスリー、おお、サザンソウル、74年にジェシー・ウインチェスターのツアー・メンバーだったベースのジェフさんドラムのブッチさんが唄ギターのラッセル氏、鍵盤のビル氏、フッカー氏、ドブロのバリー氏と結成、75年にこの盤でデビューいたしました。音楽は端的に言えばカントリーロック。イーグルスのライバルだけどオザークス同様出身が西で無いスから無理やりウエストコーストって訳にも行かず本邦ではさっぱりの人気。ルックスが親父3倍掛けちゅうのもあったけど。しかしびっくり極上の音楽です。ザ・バンド級、彼らへのアメリカ本国からの回答って言いたいくらい。元々わたしゃどカントリーが苦手。でもこの人たちは違うぞ。ギターに合わせてぺこんぺこんドラム叩いてるようなやつとは違いリズム・セクションが粘り、ファンキイって言っても良いくらい。だもんでバンジョーぱらぱらぽん鳴ってるのでも何じゃこりゃとならずロックだ。そして最大の魅力、やっぱ唄だなあ。この声は百万ドルです。150年寝かせたバーボンウイスキイの香りがするぞ。嗅いだ事無いけど(^0^)。その声で歌われるスローナンバー、これがまたたまらぬ。是非入手なさって最後の「カウボーイの王様」って曲、聴いてみて下さい。イーグルス「ラスト・リゾート」に勝るとも劣らない涙腺満塁ホームラン逆転勝ちなの。そのほか全曲聴けば聴くほどくーとかうおとか言ってしまう名曲揃いで、特にLPではB面初めとなるアメージング・グレース(彼女のいっちゃん好きな曲だった)なんかバンド名の由来になったのかな、その超有名曲を織り込みつつまったく別の曲に。鉄壁コーラスと塩辛声で。前記シングルの「三等恋愛」はトム・ジョーンズがカバーしたと申しましたが暑苦しい曲ではけっしてありません。ドクター・フック、ジミー・バフェットみたいにちょっとトボけてて愛すべき歌を歌って、あれですもし聴いていたら英国のブリンズレイ・シュワルツの連中はさぞあせったことであったろうなあ。ど本場でこんなど真ん中アメリカンやられたらかなわねえなあって。何とかこうしたいと思ってたことをいとも簡単にやってる様に見えて眩しかったのでは無いかと。人生アルバムチャート入り。もちろん現在初登場1位★付。 (マスター)2004.6.21 |
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みなさんオピニオン | ||
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