まほのガーデン 日刊ろっくす 前日のWANTED rocks home back
ろっくす超大特選盤
*でっかいアメリカツアー敢行、でっかいライブアルバム発表の後、ウイングスの皆さん各人ちょびっとのんびり。ほんとちょびっと音楽大好き人間ポールさんはじっとしておりません。76年10月にロンドンで公演を終えたばっかしだとゆうのに翌年2月にはもうみんなをアビイロードに呼び出してレコーディングを開始いたします。しっかしよくそんな曲かけるよなあと私ら同様メンバーも思ったことでありましょう。3月一杯まで録音が続けられるもなんせロンドンの冬、行ったことないけど(^0^)、曇天雨天荒馬場でもーいやとデニー雨、いやレインさんの船上レコーディングちゅうグッドなアイデアに飛びつきます。準備とゆうものがありますので5月になってアメリカは西インド諸島洋上にて録音再開、ああ何て素敵なので一挙に9曲も録音、その後謎の2ヶ月休みを挟んで8月にマル・オブ・キンタイアで再開、なんだけどありゃりゃジミイさんとジョーさんがいきなりやめてしまいました。なんでじゃ。付き合いきれんてか。お金出来たからか。忙しいからかの謎の中、今度は9月にリンダさんがお産だってことでウイングスはポールとデニイさんと二人になるとゆう史上最低人数。まあお産なんだから休めばいいのにやりたいんだねえこの人(^o^)___、二人で残りの録音、ミックスダウンと根性でやりとげてしまいました。1年かかってるよ。ポールさんのキャリア中最長じゃないのかな。違ったらごめん。で、その苦闘の甲斐有り、マル・オブ・キンタ、いやキンタイヤはイギリスで大ヒット。166万枚超ちゅう英国シングルヒットチャート史上最高売り上げでシー・ラブズ・ユー抜いて自分で更新してしまいおった。とゆうど派手な展開の中、ロンドンタウンついに登場だ。地味だ、そしたら。がはは。いきなり表題曲のこの感じだから。天然ポールさんの自分バランス機能が働いたか、己は英国人モードに突入しました。穏やかな、てゆうよりたおやかなって感じでありましょうか。せっかく買ったからって何回も聴いた人には絶対宝物になっているアルバムだと思います。世はパンクだって言うのになーんにも影響されずにあくまでも自分歴史を貫くとこがさすが大物だぜ。その象徴がシングルのウイズ・ア・リトル・ラックだなあ。けっこうシャウトしてたりするけどこの浮遊感と言ったら。前回のバンド・オン・ザ・ランの時のウイングス危機の時は元気百倍気合モードだったけど今回はバンドをやりとげた充実感からかな、腰の座った余裕がそこかしこに感じられて。パンクにはなーんにも影響されてないけどこの盤聴いて私がいつも思い出すのがXTCのママー、あれも喧騒の後の一服の清涼剤てなアルバムだったけど同じ味だ。で、そのママー同様このロンドンタウンも私大好き、ポールさんのアルバムの中でもかなり上位に来るくらい。どこがどう凄いって言う押し出しはないけど普段言わないけどけっこう聴いてて愛しているっていうタイプのアルバムだと思います。ポールさんのアレンジの才能にも改めて感服なのです。 (マスター)2004.3.27 |
夢の旅人/ ガールズ・スクール ウイングス 1977/11/11 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ロンドン・タウン London Town Mull of Kintyre http://jp.youtube.com/watch?v=IFhKmMWG3WE |