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日本盤

グッヅ

*ハンブルグ時代の写真が何とも素敵なこのロックンロール、マインド・ゲームス製作後ヨーコさんと別居、LAで飲んだくれて不良してた時にふとしたきっかけでロックンロール・カバー・アルバムの製作を思いついてそれならスペクターちゃんやろと製作開始も半分あっちの世界へ行ってた彼が完成直前にテープを持ってとんずら、まいっただなやーと次のアルバム、心の壁、愛の橋を作りまして、その後無事そのテープが戻って来て完成と紆余曲折、大変だったよアルバムです。こちらが機嫌が良い時はいえージョンはやっぱロックンローラーだよなあと最高、機嫌が悪い時は何だよ今更かよーとなるやもしれん(^0^)。フィル・スペクター氏の暗黒サウンド&ガムを噛みながら歌う恐ろしき不良ジョンちゃんの姿が目の当たりに出来るぞい。
1曲目ビーバッパルーラは56年の元祖不良ロッカー、ジーン・ヴィンセントの曲。
2.のスタンド・バイ・ミーはオアシスのいや、ベン・E・キング、61年のヒット。
3.のメドレー1曲目リップ・イット・アップはビル・ヘイリー59年の、2曲目レディ・テディはバディ・ホリー、プレスリー、ジーン・ビンセントのヴァージョンあり。
4.の夕刊キャッチ・ミーはこのアルバムを作るきっかけとなりましたチャック・ベリーの曲。カム・トゥゲザーと似てるとクレームがついたのね。でこれを録音することで示談となった次第で。
5.のエイン・ザッタシェイムはチープ・トリックのでもお馴染み55年のファッツ・ドミノちゃんの曲。
6.ドゥ・ユワナ・ダンスはラモーンズなんかもやってますボビー・フリーマン58年の作。
7.スイート・リロ・16はお馴染みチャック・ベリー。
8.スリッピン&スライディンは56年リトル・リチャードのヒット。
9.ペギー・スーは57年バディ・ホリーのヒット。うちのラバホリで日本語に直してライブでやってことあるよー。♪アイラビューペーギスー3丁目の角の♪。
10.Bring It on Home to Me/Send Me Some Lovin'、これはサム・クック・メドレー。ロッド・スチュワートご用達だ。
11.ボニー・マロニーはラリー・ウイリアムス57年のヒット。Tレックスみたいす。
12.ヤヤはリー・ドーシー61年のニューオリンズR&Bクラシック。
13.ジャスト・ビコーズはロイド・プライス57年のこれもニューオリンズ・クラシック。
同様の趣旨アルバムをザ・バンドがムーンドッグ・マチネーでほぼ同時期に作っているのは果たして偶然でしょうか。サム・クック、リー・ドーシー、ロイド・プライスで世界がシンクロしてるし。比べて見るのも楽しか。しっかしこれら13曲、紛れも無くジョンちゃんの青春の幸福と恥ずかしさが一杯の世界。しばし少年に戻って。そしてパパに戻るのだね。

(マスター)2004.5.8

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